JP2020049629A - ロボットシステム及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットがワークに対して作業を開始するまでの時間を短縮することができるロボットシステムを提供することを目的とする。【解決手段】ロボット101と、カメラ102と、ワーク103を第1主面103A側から第1保持部で保持するように、ロボット101を動作させる(A)と、ワーク103を第2主面103B側から第2保持部で保持して、第1保持部による当該ワーク103の保持を解放するように、ロボット101を動作させる(B)と、第2保持部で保持しているワーク103とは異なるワーク103を第2主面103B側から第1保持部で保持するように、ロボット101を動作させる(C)と、第1保持部及び第2保持部で保持しているワーク103を容器109内に載置させるように、ロボット101を動作させる(D)と、を実行するように構成されている、制御装置110と、を備える、ロボットシステム。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送装置及びその運転方法に関する。
贈答品の箱詰め作業等、ランダムな方向に配置され贈答品を所定の方向に揃えた上で箱の所定の位置に配置する物品並置作業を行うロボットシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されているロボットシステムでは、第1ハンド部を動作させて対象物を把持した後、第1ハンド部を旋回させ、マーク検出センサにより予め対象物に付されたマーク位置を検出し、第1ハンド部に把持された対象物を第2ハンド部に持ち替えた後、対象物を載置位置に移送する。
特開2011−669号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているロボットシステムでは、第1ハンド部のみが、対象物を把持する動作を実行し、第2ハンド部のみが、対象物を載置する動作を実行するため、物品の並置作業に時間がかかり、未だ改善の余地があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、従来のロボットシステムに比して、ワークを所定の容器に載置する作業時間を短縮することができる、ロボットシステム及びその運転方法を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係るロボットシステムは、第1保持部を有する第1アームと、第2保持部を有する第2アームと、一対の主面を有するワークの位置情報及び配置情報を検知するカメラと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記カメラが検知した前記ワークの位置情報及び配置情報を基にして、前記ワークを当該ワークの一方の主面である第1主面側から前記第1保持部で保持するように、前記第1アームを動作させる(A)と、前記(A)の後、前記ワークを当該ワークの他方の主面である第2主面側から前記第2保持部で保持して、前記第1保持部による当該ワークの保持を解放するように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させる(B)と、前記(B)の後、前記第2保持部で保持しているワークとは異なるワークを当該ワークの前記第2主面側から前記第1保持部で保持するように、前記第1アームを動作させる(C)と、前記(C)の後、前記第1保持部及び前記第2保持部で保持している前記ワークを、それぞれ、所定の容器内に載置させるように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させる(D)と、を実行するように構成されている。
これにより、第1保持部及び第2保持部で保持しているワークを容器に載置することで、従来のロボットシステムに比して、作業時間を短縮することができる。
また、本発明に係るロボットシステムの運転方法は、前記ロボットシステムは、第1保持部を有する第1アームと、第2保持部を有する第2アームと、一対の主面を有するワークの位置情報及び配置情報を検知するカメラと、を備え、前記カメラが検知した前記ワークの位置情報及び配置情報を基にして、前記ワークを当該ワークの一方の主面である第1主面側から前記第1保持部で保持するように、前記第1アームが動作する(A)と、前記(A)の後、前記ワークを当該ワークの他方の主面である第2主面側から前記第2保持部で保持して、前記第1保持部による当該ワークの保持を解放するように、前記第1アーム及び前記第2アームが動作する(B)と、前記(B)の後、前記第2保持部で保持しているワークとは異なるワークを当該ワークの前記第2主面側から前記第1保持部で保持するように、前記第1アームが動作する(C)と、前記(C)の後、前記第1保持部及び前記第2保持部で保持している前記ワークを、それぞれ、所定の容器内に載置させるように、前記第1アーム及び前記第2アームが動作する(D)と、を備える。
これにより、第1保持部及び第2保持部で保持しているワークを容器に載置することで、従来のロボットシステムに比して、作業時間を短縮することができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施形態の詳細な説明から明らかにされる。
本発明のロボットシステム及びその運転方法によれば、第1保持部及び第2保持部で保持しているワークを容器に載置することで、従来のロボットシステムに比して、作業時間を短縮することができる。
図1は、本実施の形態1に係るロボットシステムの概略構成を示す模式図である。 図2は、図1に示すロボットシステムにおけるロボットの概略構成を示す模式図である。 図3は、図2に示すロボットの制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図4は、図2に示すロボットにおける第1ハンド部の側面の概略構成を示す模式図である。 図5は、本実施の形態1に係るロボットシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、図5に示すフローチャートに沿って、ロボットシステムが動作しているときのロボットの状態を示す模式図である。 図7は、図5に示すフローチャートに沿って、ロボットシステムが動作しているときのロボットの状態を示す模式図である。 図8は、図5に示すフローチャートに沿って、ロボットシステムが動作しているときのロボットの状態を示す模式図である。 図9は、図5に示すフローチャートに沿って、ロボットシステムが動作しているときのロボットの状態を示す模式図である。 図10は、本実施の形態1における変形例1のロボットシステムのロボットの概略構成を示す模式図である。 図11Aは、本実施の形態2に係るロボットシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 図11Bは、本実施の形態2に係るロボットシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、本実施の形態3に係るロボットシステムの概略構成を示す模式図である。 図13は、図12に示す第1ロボットの概略構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略している場合がある。さらに、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係るロボットシステムは、第1保持部を有する第1アームと、第2保持部を有する第2アームと、一対の主面を有するワークの位置情報及び配置情報を検知するカメラと、制御装置と、を備え、制御装置は、カメラが検知したワークの位置情報及び配置情報を基にして、ワークを当該ワークの一方の主面である第1主面側から第1保持部で保持するように、第1アームを動作させる(A)と、(A)の後、ワークを当該ワークの他方の主面である第2主面側から第2保持部で保持して、第1保持部による当該ワークの保持を解放するように、第1アーム及び第2アームを動作させる(B)と、(B)の後、第2保持部で保持しているワークとは異なるワークを当該ワークの第2主面側から第1保持部で保持するように、第1アームを動作させる(C)と、(C)の後、第1保持部及び第2保持部で保持しているワークを、それぞれ、所定の容器内に載置させるように、第1アーム及び第2アームを動作させる(D)と、を実行するように構成されている。
また、本実施の形態1に係るロボットシステムでは、カメラは、第1アーム又は第2アームの上方に位置するように配置されていてもよい。
さらに、本実施の形態1に係るロボットシステムでは、第1アーム及び第2アームを有するロボットを備えていてもよい。
以下、本実施の形態1に係るロボットシステムの一例について、図1〜図9を参照しながら説明する。
[ロボットシステムの構成]
図1は、本実施の形態1に係るロボットシステムの概略構成を示す模式図である。なお、図1においては、ロボットにおける前後方向、上下方向、及び左右方向を図における前後方向、上下方向、及び左右方向として表している。また、図1においては、支持台及びベルトコンベアの一部の記載を省略している。
まず、図1を参照しながら、本実施の形態1に係るロボットシステム100が作業する作業空間内に配置されている各機器等の構成について、説明する。
図1に示すように、本実施の形態1に係るロボットシステム100は、第1アーム及び第2アームを有するロボット101、カメラ102、及び制御装置110(図1では、図示せず)を備えていて、ロボット101により、ワーク103を保持して、第2主面103Bが所定の方向(ここでは、上方)を向くように、ワーク103を容器109内に載置させるように構成されている。
また、ロボットシステム100が作業する作業空間内には、テーブル104、ベルトコンベア107、支持台108、及び容器109が配置されている。
テーブル104には、図示されないベルトコンベア等の搬送装置により、ワーク103がランダムに配置される。ワーク103は、一対の主面(第1主面103A及び第2主面103B)を有している。ワーク103としては、包装された食品等であってもよい。
ベルトコンベア107には、容器109が配置されている。容器109は、ワーク103が載置されるように構成されている。また、容器109は、本実施の形態1においては、上方が開口している箱で構成されていて、図示されない蓋部材により蓋をされるように構成されている。
支持台108は、支持柱108Aと支持部材108Bを有している。支持柱108Aは、上方に延びるように形成されていて、その先端部(上端部)には、支持台108が設けられている。支持部材108Bには、カメラ102が取付けられている。なお、カメラ102は、天井に配置されていてもよい。
次に、図2及び図3を参照しながら、ロボット101の具体的構成について、説明する。なお、以下においては、ロボット101として、水平多関節型の双腕ロボットを説明するが、ロボット101としては、水平多関節型・垂直多関節型等の他のロボットを採用してもよい。
図2は、図1に示すロボットシステムにおけるロボットの概略構成を示す模式図である。図3は、図2に示すロボットの制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。なお、図2においては、ロボットにおける上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向として表している。
図2に示すように、ロボット101は、台車12と、第1アーム13Aと、第2アーム13Bと、台車12内に配置されている真空発生装置25と、を備えている。また、台車12内には、制御装置110が配置されている。
なお、本実施の形態1においては、台車12の内部に制御装置110及び真空発生装置25が配置されている形態を採用したが、これに限定されず、これらの機器は、台車12外部に配置されていてもよい。
真空発生装置25は、配管93A及び配管93Bにより、後述する第1アーム13A及び第2アーム13Bの吸着部8と接続されている。真空発生装置25は、吸着部8内を負圧にする装置であり、例えば、真空ポンプ又はCONVUM(登録商標)等を用いてもよい。
また、配管93A及び配管93Bには、それぞれ、開閉弁94A及び開閉弁94Bが設けられている。開閉弁94A及び開閉弁94Bが、それぞれ、配管93A及び配管93Bを開放又は閉鎖することによって、吸着部8によるワーク103の吸着(保持)及びその解除が行われる。なお、真空発生装置25の動作と、開閉弁94A及び開閉弁94Bの開閉動作は、制御装置110により制御される。
台車12の上面には、基軸16が固定されている。基軸16には、当該基軸16の軸心を通る回転軸線L1回りに回動可能に第1アーム13A及び第2アーム13Bが設けられている。具体的には、第1アーム13Aと第2アーム13Bとが上下に高低差を有するように設けられている。なお、第1アーム13A及び第2アーム13Bは、独立して動作したり、互いに関連して動作したりすることができるように構成されている。
第1アーム13Aは、第1アーム部15A、第1リスト部17A、第1ハンド部18A、及び第1装着部20Aを有している。同様に、第2アーム13Bは、第2アーム部15B、第2リスト部17B、第2ハンド部18B、及び第2装着部20Bを有している。なお、第2アーム13Bは、基本的な構成は、第1アーム13Aと同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
第1アーム部15Aは、本実施の形態1においては、略直方体状の第1リンク5a及び第2リンク5bで構成されている。第1リンク5aは、基端部に回転関節J1が設けられていて、先端部に回転関節J2が設けられている。また、第2リンク5bは、先端部に直動関節J3が設けられている。
そして、第1リンク5aは、回転関節J1を介して、その基端部が基軸16と連結されていて、回転関節J1により、回転軸線L1回りに回動することができる。また、第2リンク5bは、回転関節J2を介して、その基端部が第1リンク5aの先端部と連結されていて、回転関節J2により、回転軸線L2回りに回動することができる。
第2リンク5bの先端部には、直動関節J3を介して、第1リスト部17Aが第2リンク5bに対し昇降移動可能に連結されている。第1リスト部17Aの下端部には、回転関節J4が設けられていて、回転関節J4の下端部には、第1装着部20Aが設けられている。
第1装着部20Aは、第1ハンド部18Aを着脱可能に構成されている。具体的には、例えば、第1装着部20Aは、その間隔が調整可能に構成されている、一対の棒部材を有していて、当該一対の棒部材により、第1ハンド部18Aを挟み込むことにより、第1ハンド部18Aを第1リスト部17Aに装着することができる。これにより、第1ハンド部18Aは、回転関節J4により、回転軸線L3回りに回動することができる。なお、棒部材は先端部分が折れ曲がっていてもよい。また、第1ハンド部18Aの構造については、後述する。
また、第1アーム13A及び第2アーム13Bの各回転関節J1〜J4には、それぞれ、各関節が連結する2つの部材を相対的に回転又は昇降させるアクチュエータの一例としての駆動モータが設けられている(図示せず)。駆動モータは、例えば、制御装置110によってサーボ制御されるサーボモータであってもよい。また、各関節J1〜関節J4には、それぞれ、駆動モータの回転位置を検出する回転センサ(図示せず)と、駆動モータの回転を制御する電流を検出する電流センサ(図示せず)と、が設けられている。回転センサは、例えば、エンコーダであってもよい。
図3に示すように、制御装置110は、演算処理器110a、記憶器110b、及び入力器110cを備えている。演算処理器110aは、マイクロプロセッサ、CPU等で構成されていて、記憶器110bに記憶されている基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、ロボットシステム100の各種動作を制御する。
記憶器110bは、基本プログラム、各種固定データ等の情報が記憶されている。記憶器110bは、単一である必要はなく、複数の記憶器(例えば、ランダムアクセスメモリ及びハードディスクドライブ)として構成されてもよい。演算処理器110aがマイクロコンピュータで構成されている場合には、記憶器110bの少なくとも一部がマイクロコンピュータの内部メモリとして構成されてもよいし、独立したメモリとして構成されてもよい。
入力器110cは、演算処理器110aに対して、ロボットシステム100の制御に関する各種パラメータ、あるいはその他のデータ等を入力可能とするものであり、キーボード、タッチパネル、ボタンスイッチ群等の公知の入力装置で構成されている。本実施の形態1では、少なくとも、ワーク103の保持条件(ワーク103の重量等)、容器109内に収納するワーク103の個数等のデータが入力器110cにより入力可能となっている。
なお、制御装置110は、集中制御する単独の制御装置110によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置110によって構成されていてもよい。また、制御装置110は、マイクロコンピュータで構成されていてもよく、MPU、PLC(Programmable Logic Controller)、論理回路等によって構成されていてもよい。
次に、図4を参照しながら、第1アーム13Aの第1ハンド部18Aについて、詳細に説明する。
図4は、図2に示すロボットにおける第1ハンド部の側面の概略構成を示す模式図である。なお、図4においては、ロボット(第1ハンド部)における前後方向及び上下方向を図における前後方向及び上下方向として表している。
図4に示すように、第1アーム13Aの第1ハンド部18Aは、固定部81、本体部82、先端部83、及び吸着部8を有している。本体部82は、逆L字状に形成されていて、その上面には、固定部81が設けられている。固定部81は、第1装着部20Aが当接する部位であり、ここでは、棒状又は板状に形成されている。
また、本体部82の後面には、駆動モータ84が設けられていて、その前面には、L字状の先端部83が設けられている。駆動モータ84は、前後方向に延びる回転軸線L4回りに、先端部83を揺動するように構成されている。
先端部83の下面には、吸着部8が締結部材85により固定されている。本実施の形態1においては、吸着部8は、先端部83に4つ設けられているが、ワーク103を吸着保持することができれば、吸着部8の設置数は、1つであってもよく、複数であってもよい。また、吸着部8の先端部(下端部)には、円錐台状の吸着パッド86が設けられている。
なお、本実施の形態1においては、吸着部8により、ワーク103を吸着保持する形態を採用したが、これに限定されない。例えば、一対の爪部等により、ワーク103を把持する形態を採用してもよい。
また、以下においては、第1ハンド部18A(第1アーム13A)に設けられている吸着部8を第1吸着部(第1保持部)8Aとし、第2ハンド部18B(第2アーム13B)に設けられている吸着部8を第2吸着部(第2保持部)8Bと区別して称することもある。
[ロボットシステムの動作及び作用効果]
次に、本実施の形態1に係るロボットシステム100の動作及び作用効果について、図1〜図9を参照しながら説明する。なお、以下の動作は、制御装置110の演算処理器110aが、記憶器110bに格納されているプログラムを読み出すことにより実行される。
図5は、本実施の形態1に係るロボットシステムの動作の一例を示すフローチャートである。図6〜図9は、図5に示すフローチャートに沿って、ロボットシステムが動作しているときのロボットの状態を示す模式図である。
まず、図1に示すように、テーブル104には、図示されないベルトコンベア又は作業者等により、ワーク103がランダムに配置されているとする。なお、「ワーク103がランダムに配置されている」とは、テーブル104上に、第1主面103Aが上方に向けられているワーク103と、第2主面103Bが上方に向けられているワーク103が混在する状態をいう。
そして、制御装置110に、作業者から、入力器110cを介して、テーブル104に配置されているワーク103を容器109内に載置する動作を実行することを示す指示情報が入力されたとする。
すると、制御装置110は、図5に示すように、カメラ102が撮影した映像情報を取得し、当該映像情報からワーク103の位置情報及び配置情報を取得する(ステップS101)。ここで、ワーク103の配置情報とは、あるワーク103が、第1主面103Aが上方に向けられているか、それとも第2主面103Bが上方に向けられているか、という情報である。
次に、制御装置110は、ステップS101で取得した第2主面103Bの位置情報及び配置情報を基に、第1主面103Aが上方に向けられているワーク103を第1アーム13Aの第1吸着部8Aにより保持するように、ロボット101を動作させる(ステップS102;図1参照)。
具体的には、制御装置110は、真空発生装置25を作動させて、吸着部8を負圧にする。ついで、制御装置110は、第1吸着部8Aが、ワーク103の上方に位置するように、第1アーム13Aを動作させ、その後、第1吸着部8Aがワーク103の第1主面103Aと当接するように、第1アーム13Aを動作させる。これにより、第1吸着部8Aは、第1主面103A側からワーク103を吸着保持することができる。
次に、制御装置110は、ステップS102で吸着保持したワーク103に対して、第2吸着部8Bにより、第2主面103B側から当該ワーク103を保持するように、ロボット101を動作させる(ステップS103;図6参照)。なお、このとき、ロボット101は、第1吸着部8Aによる第1主面103Aの吸着保持を維持している。
具体的には、制御装置110は、第1ハンド部18A及び第2ハンド部18Bを揺動するように、それぞれの駆動モータ84を作動させる。より詳細には、制御装置110は、第1ハンド部18Aの吸着パッド86と第2ハンド部18Bの吸着パッド86が対向するように、それぞれの駆動モータ84を駆動させる。ついで、制御装置110は、第2吸着部8Bが第2主面103Bと当接するように、第1アーム13A及び/又は第2アーム13Bを動作させる。これにより、第2吸着部8Bは、第2主面103B側からワーク103を吸着保持することができる。
次に、制御装置110は、第1吸着部8Aによるワーク103の保持を解放するように、ロボット101を動作させる(開閉弁94Aを閉止させる)(ステップS104)。このとき、制御装置110は、第1ハンド部18Aの吸着パッド86と第2ハンド部18Bの吸着パッド86が下方を向くように、それぞれの駆動モータ84を駆動させてもよい(図7参照)。
次に、制御装置110は、開閉弁94Aを開放させ、第2吸着部8Bにより吸着保持しているワーク103とは異なるワーク103を第1吸着部8Aにより、第2主面103B側から保持するように、ロボット101を動作させる(ステップS105;図8参照)。
次に、制御装置110は、第1吸着部8A及び第2吸着部8Bが、それぞれ、保持しているワーク103を容器109内に載置するように、ロボット101を動作させる(ステップS106)。
具体的には、制御装置110は、第1吸着部8A及び第2吸着部8Bが、それぞれ、保持しているワーク103を容器109の上方に位置するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる。ついで、制御装置110は、第1吸着部8A及び第2吸着部8Bが、それぞれ、保持しているワーク103を容器109内に位置するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させ、開閉弁94A及び開閉弁94Bを閉止させる。これにより、第1吸着部8A及び第2吸着部8Bが、それぞれ、保持しているワーク103の吸着が解除され、第2主面103Bが上方を向いた状態で、ワーク103が容器109内に載置される。
次に、制御装置110は、容器109内へのワーク103の載置作業(箱詰め作業)が終了したか否かを判定する(ステップS107)。制御装置110は、容器109内へのワーク103の載置作業が終了していないと判定した場合(ステップS107でNo)には、ステップS101に戻り、容器109内へのワーク103の載置作業(箱詰め作業)が終了したと判定するまで、ステップS101〜ステップS107の各処理を実行する。一方、制御装置110は、容器109内へのワーク103の載置作業が終了したと判定した場合(ステップS107でYes)には、本プログラムを終了する。
なお、制御装置110は、容器109内へのワーク103の載置作業が終了していないと判定した場合(ステップS107でNo)に、ステップS101に戻るのではなく、ステップS102の処理を実行するように構成されていてもよい。また、制御装置110は、本プログラムが終了したことを示す情報(例えば、映像、音、光等)を出力装置(例えば、タブレット、スピーカー等)から出力してもよい。
このように構成された、本実施の形態1に係るロボットシステム100では、制御装置110が、第1主面103Aが上方に向けられているワーク103を第1吸着部8Aにより保持し、その後、第2主面103Bを第2吸着部8Bにより保持して、第1吸着部8Aによる保持を解放させるように、ロボット101を制御している。
これにより、テーブル104上にワーク103がランダムに配置されていたとしても、一方の主面(第2主面103B)が所定の方向(上方)に向いた状態で、ワーク103を容器109内に載置することができる。
また、本実施の形態1に係るロボットシステム100では、制御装置110が、ワーク103の第2主面103Bを第2吸着部8Bにより保持して、第1吸着部8Aによる保持を解放した後に、第2吸着部8Bが保持しているワーク103とは異なるワーク103を第1吸着部8Aにより、第2主面103B側から保持するように、ロボット101を制御している。
これにより、容器109内に2つのワーク103を一方の主面(第2主面103B)が所定の方向(上方)に向いた状態で、載置することができる。このため、上記特許文献1に開示されているロボットシステムに比して、作業時間を短縮することができる。
[変形例1]
次に、本実施の形態1に係るロボットシステム100の変形例について、説明する。
本実施の形態1における変形例1のロボットシステムは、カメラが、第1アーム及び第2アームのうち、少なくとも一方のアームに配置されている。
以下、本実施の形態1における変形例1のロボットシステムの一例について、図10を参照しながら説明する。
図10は、本実施の形態1における変形例1のロボットシステムのロボットの概略構成を示す模式図である。なお、図10においては、ロボットにおける上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向として表している。
図10に示すように、本実施の形態1における変形例1のロボットシステム100は、実施の形態1に係るロボットシステム100と基本的構成は同じであるが、カメラ102が、第1アーム13Aの第1ハンド部18A及び第2アーム13Bの第2ハンド部18Bに配置されている点が異なる。なお、本変形例1においては、第1アーム13Aの第1ハンド部18A及び第2アーム13Bの第2ハンド部18Bの両方に、カメラ102が配置されている形態を採用したが、これに限定されない。カメラ102は、第1アーム13A及び第2アーム13Bのうち、少なくとも一方のアームに設けられていればよい。
このように構成された、本実施の形態1における変形例1のロボットシステム100であっても、実施の形態1に係るロボットシステム100と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態2)
本実施の形態2に係るロボットシステムは、実施の形態1(変形例を含む)に係るロボットシステムにおいて、制御装置が、第1保持部及び第2保持部のそれぞれが、第2主面側から、異なるワークを保持して、保持しているワークを容器内に載置させるように、ロボットを動作させる(E)をさらに実行するように構成されている。
以下、本実施の形態2に係るロボットシステムの一例について、図11A及び図11Bを参照しながら説明する。なお、本実施の形態2に係るロボットシステム100は、実施の形態1に係るロボットシステム100と基本的構成は同じであるので、その詳細な説明は省略する。
[ロボットシステムの動作及び作用効果]
図11A及び図11Bは、本実施の形態2に係るロボットシステムの動作の一例を示すフローチャートである。
まず、実施の形態1に係るロボットシステム100と同様に、テーブル104には、図示されないベルトコンベア又は作業者等により、ワーク103がランダムに配置されているとする。
そして、制御装置110に、作業者から、入力器110cを介して、テーブル104に配置されているワーク103を容器109内に載置する動作を実行することを示す指示情報が入力されたとする。
すると、制御装置14は、図11Aに示すように、カメラ102が撮影した映像情報を取得し、当該映像情報からワーク103の位置情報及び配置情報を取得する(ステップS201)。
次に、制御装置110は、ステップS201で取得した第2主面103Bの位置情報及び配置情報を基に、第1主面103Aが上方に向けられているワーク103があるか否かを判定する(ステップS202)。
制御装置110は、第1主面103Aが上方に向けられているワーク103があると判定した場合(ステップS202でYes)には、ステップS203の処理を実行する。
ステップS203では、制御装置110は、第1主面103Aが上方に向けられているワーク103を第1アーム13Aの第1吸着部8Aにより保持するように、ロボット101を動作させる。
次に、制御装置110は、ステップS203で吸着保持したワーク103に対して、第2吸着部8Bにより、第2主面103B側から当該ワーク103を保持するように、ロボット101を動作させる(ステップS204)。なお、このとき、ロボット101は、第1吸着部8Aによる第1主面103Aの吸着保持を維持している。
次に、制御装置110は、第1吸着部8Aによるワーク103の保持を解放するように、ロボット101を動作させる(開閉弁94Aを閉止させる)(ステップS205)。このとき、制御装置110は、第1ハンド部18Aの吸着パッド86と第2ハンド部18Bの吸着パッド86が下方を向くように、それぞれの駆動モータ84を駆動させてもよい。
次に、制御装置110は、開閉弁94Aを開放させ、第2吸着部8Bにより吸着保持しているワーク103とは異なるワーク103を第1吸着部8Aにより、第2主面103B側から保持するように、ロボット101を動作させる(ステップS206)。
次に、制御装置110は、第1吸着部8A及び第2吸着部8Bが、それぞれ、保持しているワーク103を容器109内に載置するように、ロボット101を動作させる(ステップS207)。
次に、制御装置110は、ステップS201に戻り、第1主面103Aが上方に向けられているワーク103がないと判定する(ステップS202でNo)まで、ステップS201〜ステップS207の処理を繰り返す。
一方、制御装置110は、第1主面103Aが上方に向けられているワーク103がないと判定した場合(ステップS202でNo)には、第1吸着部8A及び第2吸着部8Bのそれぞれが、異なるワーク103に対して、第2主面103B側から保持するように、ロボット101を動作させる(ステップS208)。
次に、制御装置110は、容器109内へのワーク103の載置作業(箱詰め作業)が終了したか否かを判定する(ステップS209)。制御装置110は、容器109内へのワーク103の載置作業が終了していないと判定した場合(ステップS209でNo)には、ステップS208に戻り、容器109内へのワーク103の載置作業(箱詰め作業)が終了したと判定するまで、ステップS208〜ステップS209の各処理を実行する。一方、制御装置110は、容器109内へのワーク103の載置作業が終了したと判定した場合(ステップS209でYes)には、本プログラムを終了する。
このように構成された、本実施の形態2に係るロボットシステム100であっても、実施の形態1に係るロボットシステム100と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態3)
本実施の形態3に係るロボットシステムは、実施の形態1(変形例を含む)及び2に係るロボットシステムにおいて、第1アームを有する第1ロボット第2アームを有する第2ロボットを備える。
以下、本実施の形態3に係るロボットシステムの一例について、図12及び図13を参照しながら説明する。
[ロボットシステムの構成]
図12は、本実施の形態3に係るロボットシステムの概略構成を示す模式図である。なお、図12においては、ベルトコンベア、支持台、及び容器の記載を省略している
図12に示すように、本実施の形態3に係るロボットシステム100は、実施の形態1に係るロボットシステム100と基本的構成は同じであるが、ロボット101に代えて、第1アーム13Aを有する第1ロボット101Aと、第2アーム13Bを有する第2ロボット101Bを備えている点が異なる。
次に、図13を参照しながら、第1ロボット101Aの具体的構成について、説明する。なお、第2ロボット101Bは、第1ロボット101Aと同様の構成であるので、その詳細な説明は省略する。また、第1ロボット101Aとして、垂直多関節型のロボットを説明するが、第1ロボット101Aとしては、水平多関節型ロボットを採用してもよい。
図13は、図12に示す第1ロボットの概略構成を示す模式図である。
図13に示すように、第1ロボット101Aは、複数のリンク(ここでは、第1リンク11a〜第6リンク11f)の連接体と、複数の関節(ここでは、第1関節JT1〜第6関節JT6)と、これらを支持する基台14と、を有する。基台14の内部には、真空発生装置25が配置されている。そして、第1ロボット101Aでは、複数のリンクが第1アーム13Aを構成する。
第1関節JT1では、基台14と、第1リンク11aの基端部とが、鉛直方向に延びる軸回りに回転可能に連結されている。第2関節JT2では、第1リンク11aの先端部と、第2リンク11bの基端部とが、水平方向に延びる軸回りに回転可能に連結されている。第3関節JT3では、第2リンク11bの先端部と、第3リンク11cの基端部とが、水平方向に延びる軸回りに回転可能に連結されている。
また、第4関節JT4では、第3リンク11cの先端部と、第4リンク11dの基端部とが、第4リンク11dの長手方向に延びる軸回りに回転可能に連結されている。第5関節JT5では、第4リンク11dの先端部と、第5リンク11eの基端部とが、第4リンク11dの長手方向と直交する軸回りに回転可能に連結されている。第6関節JT6では、第5リンク11eの先端部と第6リンク11fの基端部とが、捻れ回転可能に連結されている。
そして、第6リンク11fの先端部には、第1吸着部8Aが配設されている。第1吸着部8Aは、図示されない配管を介して、真空発生装置25と接続されている。なお、図示されない配管には、実施の形態1と同様に、図示されない開閉弁が配置されている。
また、第1関節JT1〜第6関節JT6には、それぞれ、各関節が連結する2つの部材を相対的に回転させるアクチュエータの一例としての駆動モータが設けられている(図示せず)。駆動モータは、例えば、制御装置110によってサーボ制御されるサーボモータであってもよい。また、第1関節JT1〜第6関節JT6には、それぞれ、駆動モータの回転位置を検出する回転センサと、駆動モータの回転を制御する電流を検出する電流センサと、が設けられている(それぞれ、図示せず)。回転センサは、例えば、エンコーダであってもよい。
なお、本実施の形態3に係るロボットシステム100では、制御装置110は、実施の形態1又は2に係るロボットシステム100と基本的には同様の制御を実行し、第1アーム13Aを動作させる場合には、第1ロボット101Aを制御し、第2アーム13Bを動作させる場合には、第2ロボット101Bを制御する点が異なるだけである。このため、本実施の形態3に係るロボットシステム100の動作については、その詳細な説明を省略する。
このように構成されている、本実施の形態3に係るロボットシステム100であっても、実施の形態1に係るロボットシステム100と同様の作用効果を奏する。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良又は他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明に係るロボットシステム及びその運転方法は、第1保持部及び第2保持部で保持しているワークを容器に載置することで、従来のロボットシステムに比して、作業時間を短縮することができるため、産業ロボットの分野において有用である。
5a 第1リンク
5b 第2リンク
8 吸着部
8A 第1吸着部
8B 第2吸着部
11a 第1リンク
11b 第2リンク
11c 第3リンク
11d 第4リンク
11e 第5リンク
11f 第6リンク
12 台車
13A 第1アーム
13B 第2アーム
14 基台
15A 第1アーム部
15B 第2アーム部
16 基軸
17A 第1リスト部
17B 第2リスト部
18A 第1ハンド部
18B 第2ハンド部
20A 第1装着部
20B 第2装着部
25 真空発生装置
81 固定部
82 本体部
83 先端部
84 駆動モータ
85 締結部材
86 吸着パッド
93A 配管
93B 配管
94A 開閉弁
94B 開閉弁
100 ロボットシステム
101 ロボット
101A 第1ロボット
101B 第2ロボット
102 カメラ
103 ワーク
103A 第1主面
103B 第2主面
104 テーブル
107 ベルトコンベア
108 支持台
108A 支持柱
108B 支持部材
109 容器
110 制御装置
110a 演算処理器
110b 記憶器
110c 入力器
J1 回転関節
J2 回転関節
J3 直動関節
J4 回転関節
JT1 第1関節
JT2 第2関節
JT3 第3関節
JT4 第4関節
JT5 第5関節
JT6 第6関節
L1 回転軸線
L2 回転軸線
L3 回転軸線
L4 回転軸線

Claims (8)

  1. 第1保持部を有する第1アームと、
    第2保持部を有する第2アームと、
    一対の主面を有するワークの位置情報及び配置情報を検知するカメラと、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記カメラが検知した前記ワークの位置情報及び配置情報を基にして、前記ワークを当該ワークの一方の主面である第1主面側から前記第1保持部で保持するように、前記第1アームを動作させる(A)と、
    前記(A)の後、前記ワークを当該ワークの他方の主面である第2主面側から前記第2保持部で保持して、前記第1保持部による当該ワークの保持を解放するように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させる(B)と、
    前記(B)の後、前記第2保持部で保持しているワークとは異なるワークを当該ワークの前記第2主面側から前記第1保持部で保持するように、前記第1アームを動作させる(C)と、
    前記(C)の後、前記第1保持部及び前記第2保持部で保持している前記ワークを、それぞれ、所定の容器内に載置させるように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させる(D)と、を実行するように構成されている、ロボットシステム。
  2. 前記制御装置は、前記第1保持部及び前記第2保持部のそれぞれが、前記第2主面側から、異なる前記ワークを保持して、保持している前記ワークを前記容器内に載置させるように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させる(E)をさらに実行するように構成されている、請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記カメラは、前記第1アーム又は前記第2アームの上方に位置するように配置されている、請求項1又は2に記載のロボットシステム。
  4. 前記カメラは、前記第1アーム及び前記第2アームのうち、少なくとも一方のアームに配置されている、請求項1又は2に記載のロボットシステム。
  5. ロボットシステムの運転方法であって、
    前記ロボットシステムは、
    第1保持部を有する第1アームと、
    第2保持部を有する第2アームと、
    一対の主面を有するワークの位置情報及び配置情報を検知するカメラと、を備え、
    前記カメラが検知した前記ワークの位置情報及び配置情報を基にして、前記ワークを当該ワークの一方の主面である第1主面側から前記第1保持部で保持するように、前記第1アームが動作する(A)と、
    前記(A)の後、前記ワークを当該ワークの他方の主面である第2主面側から前記第2保持部で保持して、前記第1保持部による当該ワークの保持を解放するように、前記第1アーム及び前記第2アームが動作する(B)と、
    前記(B)の後、前記第2保持部で保持しているワークとは異なるワークを当該ワークの前記第2主面側から前記第1保持部で保持するように、前記第1アームが動作する(C)と、
    前記(C)の後、前記第1保持部及び前記第2保持部で保持している前記ワークを、それぞれ、所定の容器内に載置させるように、前記第1アーム及び前記第2アームが動作する(D)と、を備える、ロボットシステムの運転方法。
  6. 前記第1保持部及び前記第2保持部のそれぞれが、前記第2主面側から、異なる前記ワークを保持して、保持している前記ワークを前記容器内に載置させるように、前記第1アーム及び前記第2アームが動作する(E)をさらに備える、請求項5に記載のロボットシステムの運転方法。
  7. 前記カメラは、前記第1アーム又は前記第2アームの上方に位置するように配置されている、請求項5又は6に記載のロボットシステムの運転方法。
  8. 前記カメラは、前記第1アーム及び前記第2アームのうち、少なくとも一方のアームに配置されている、請求項5又は6に記載のロボットシステムの運転方法。




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