JP2020048856A - 棒状ボディ枕 - Google Patents

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渡辺 哲広
Akihiro Watanabe
哲広 渡辺
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【課題】身体の所々に生じる凝りを緩和し、リラックスすることが出来るように必要な箇所に配置する棒状ボディ枕を提供する。【解決手段】棒状ボディ枕1は、概略円形断面をして棒状を成し、閉じた袋2に細かい無数のビーズ3やその他の粒子、又は綿などの内材を充填し、袋は一般に丈夫な布を縫製したものであるが、その材質は限定しない。【選択図】図1

Description

本発明は概略円形断面を成して身体の各所に敷いて、身体の凝りを解消し、リラックス効果を得ることが出来る棒状ボディ枕に関するものである。
デスクワークを長時間にわたって行うと、胸部や腰部の筋肉の疲労や血行不良などの健康を害する虞がある。またデスクワークに限らず、肉体労働を長期間にわたって行う場合も同じように筋肉に凝りを生じる。その為に、身体を伸ばすためにストレッチ体操を時々行うことが必要であるが、この際、特別な器材や道具を用いてストレッチを行う方がより効果的である。
例えば、人体の筋肉を伸張する効果のあるマットも知られている。
該マットは、マット本体と、マット本体から着脱可能な枕とが、いずれも上向きに凸なカーブを描く断面形状を呈しており、マットの上に横たわると、頭部が若干後傾して支持されて頚椎が少し反った自然なカーブとなるとともに、体幹は背中が反った状態で支持されるので、胸部から首にかけての筋肉が伸張されて凝りが和らげられるとされる。
また、特開2016−131772号に係る「腰部用枕構造」は、仰臥中に自然に腰骨の矯正が図られ、腰痛の緩和や予防を可能にする腰部用枕構造である。すなわち、仰臥する人体の腰底部に当てるベース空気袋を備え、このベース空気袋の左右両端部に1対のサイド空気袋を連結配備する。そして、各空気袋の膨張時には、両サイド空気袋の上端がベース空気袋の上端よりも高くなるように設定される。使用者が横向しようと腰部を左又は右側に傾けると、傾いた腰部からの力を左側又は右側のサイド空気袋が的確に受け止めて弾性変形し、その反発力により柔らかく使用者の身体を元の仰臥姿勢に戻そうとする。
実用新案登録第3203092号に係る「腰枕」は、腰痛を軽減可能な脚枕である。該脚枕は、カバーと、内部クッションと、クッション材と、から構成される。カバーは、脚を載置可能であって、脚を載置する位置に脚を刺激する弾性材が収容されたポケットを有する載置部と、載置部に接続された接地部とを有する。クッション材はカバーに収容され、内部クッションはカバーに収容されクッション材に周囲を覆われ、クッション材よりも硬い。
特開2013―42782号にかかる「多用途クッション」は、枕、背当て、背凭れ、腰当て、肘当て、座布団といった各種用途に用いることができ、用途に合わせて形を変えて使用することもできる多用途クッションである。平行又は略平行な2本の細長部の長手方向両端部を連通部により一連の環状に連通し、2本の細長部と2つの連通部の内側に空間部を設け、外被材で作った細長部空間及び連通部空間内にクッション材を充填した。連通部のクッション材の充填量を細長部のクッション材の充填量よりも少なくして、連通部を折り曲げ易くした。細長部は断面視形状がほぼ円形又は横長楕円形の棒状としている。
特開2012−30023号に係る「尻枕」は、太ももの付け根、臀部に使用され、長時間の睡眠による腰への負担を軽減することのできる尻枕である。
さらに、実用新案登録第3154485号に係る「背当て体」は、胸部から腰部にかけてのストレッチ効果を手軽に得ることができる背当て体である。
特開2016−131772号に係る「腰部用枕構造」 実用新案登録第3203092号に係る「腰枕」 特開2013―42782号にかかる「多用途クッション」 特開2012−30023号に係る「尻枕」 実用新案登録第3154485号に係る「背当て体」
このように、身体の凝りを和らげる為のクッションや枕などは色々知られている。しかし、従来のクッションや枕は特定の個所を特定したものであり、汎用性がない。すなわち、特定された箇所以外に使ってもその効果は少なく、使いにくい。また、形態及び構造は複雑であり、その為に製作コストは高くなる。
本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、複数個所の凝りや痛みを解消することが出来、また形態は単純でありコストも安くて使い易い棒状ボディ枕を提供する。
本発明に係る棒状ボディ枕は、概略円形断面で身体の横幅寸法に相当する長さを有す。この棒状ボディ枕は袋にビーズなどの粒子、又は綿などの内材を充填した構造としている。そして、袋の一部にはファスナーや粘着テープ(マジックテープ)を設けて、開口することが出来るように構成することも可能である。そして、袋に充填されるビーズなどの内材の量を増やしたり、逆に軽減して棒状ボディ枕の固さを調整することが出来るようにしている。
ここで、内材は一種類ではなく、例えばビーズと綿を組み合わせて構成した内材とする場合もあり、押圧力とリラックス効果をより得易くなる。
本発明の棒状ボディ枕は身体の首、肩(肩甲骨)、腰、尻、大腿部など、色々な箇所に敷設してリラックスし、凝りを解消することが可能となる。すなわち、凝りが激しい箇所に配置し、あお向けになって横たわることでリラックス出来る。
この棒状ボディ枕に身体が載ることで、充填されているビーズなどの内材が、圧縮されることで適当に流れ、痛みを生じることなく身体を支えることが出来る。
また、ビーズなどの内材が充填されていることで、適度な固さを有している為に、気持ち良くなりリラックスすることが可能である。
1個の棒状ボディ枕を所定の個所に配置することが出来るが、複数の棒状ボディ枕を複数個所の同時に配置するならば、そのリラックス効果はより向上する。本発明の棒状ボディ枕は同じ形態であることで、その場所を自由に変えて使うことが出来、また複数の棒状ボディ枕があれは同時に使うことも可能である。
本発明に係る棒状ボディ枕を示す実施例。 身体の複数個所の棒状ボディ枕を配置した使用形態。 側面にファスナーを縫い付けた棒状ボディ枕。
図1は本発明に係る棒状ボディ枕1を示す実施例であり、(a)は正面図、(b)は側面図を表している。同図の2は袋、3はビーズを表しているが、このように該棒状ボディ枕1は閉じた袋2に細かい無数のビーズ3,3・・・を充填している。ここで、ビーズ3,3・・・は内材の1つであり、充填されるのはビーズ3,3・・・に限らず、その他の粒子を用いる場合もあり、又は綿を内材として充填することも可能である。また、上記ビーズ3,3・・・を充填する袋2は一般に丈夫な布を縫製したものであるが、その材質は限定しない。
この棒状ボディ枕1の太さ(直径)D及び長さLは自由であるが、あくまでも身体の適当な箇所に敷設するに適したサイズとしている。例えば、直径Dを10cm〜15cm、長さLを30cm〜50cmとすることが出来る。
該棒状ボディ枕1は、頭部を支える枕とは違い、円形断面の細い棒状であり、身体の凝りの激しい箇所に配置して横たわることが出来、リラックス効果が得られ、身体の凝りは和らぐ。
身体に凝りが生じる箇所は1か所とは限らず、複数個所である場合には、複数の棒状ボディ枕1a,1b・・・を同時に配置することが出来る。
図2は本発明に係る棒状ボディ枕1a,1b・・・を身体の所定の個所に配置した場合の使用形態を示している具体例である。
(1)棒状ボディ枕1aは首4に配置している。首4に凝りが生じた場合、該首4の下に敷いてあお向けになって横たわるならば、首4に適度な押圧力が作用してリラックスし、凝りも解消する。
該首4より少し下方へ位置ズレして配置するならば、肩甲骨を押圧して凝りを解消することが出来る。
(2)棒状ボディ枕1bが背骨に沿って配置している。背骨は身体を支える重要な部位であり、身体の凝りは背骨に集中し、また背骨が悪くなると身体全体に凝りを生じる。したがって、棒状ボディ枕1bを背骨に沿って配置することで背骨を押圧することが出来る。
(3)棒状ボディ枕1cが腰部5に配置している場合である。
(4)棒状ボディ枕1dが尻部6に配置している場合である。
(5)棒状ボディ枕1eが大腿部7に配置している場合である。
(6)棒状ボディ枕1fが膝裏11に配置している場合である。
(6)棒状ボディ枕1gがフクラハギ部8に配置している場合である。
図2は6個の棒状ボディ枕1a,1b・・・を首4、背骨、腰部5・・・に配置している使用形態を示している。このように、複数個の棒状ボディ枕1a,1b・・・を同時に配置することもあるが、勿論、1個の棒状ボディ枕1を使う場合が多い。
図3は本発明に係る棒状ボディ枕1の側面図を示す他の具体例であり、同図に示すように、棒状ボディ枕1の側面9にはファスナー10を縫い付けている。
そこで、該ファスナー10を開くならば、袋2に充填されているビーズ3,3・・・の量を増やすことが出来、逆に減少することも可能である。すなわち、棒状ボディ枕1の固さを調整出来るように成っている。棒状ボディ枕1は頭部を支える従来の枕に比べて一般的に固く、しかも、身体を載せることで所定の部位に押圧力が働いて、凝りが解消され、リラックス効果が得られる。
1 棒状ボディ枕
2 袋
3 ビーズ
4 首
5 腰部
6 尻部
7 大腿部
8 フクラハギ
9 側面
10 ファスナー
11 膝裏



















Claims (3)

  1. 身体の所々に生じる凝りを緩和し、リラックスすることが出来るように、必要な1箇所又は複数個所に同時に配置する為の1個又は複数個から成る棒状ボディ枕であって、該棒状ボディ枕は、概略円形断面をした棒状を成し、閉じた袋に細かい無数のビーズやその他の粒子、又は綿などの内材を充填した構造としたことを特徴とする棒状ボディ枕。
  2. 側面に袋の一部を開口するためのファスナーを縫い付けた請求項1記載の棒状ボディ枕。
  3. 上記内材として、複数種類を組み合わせて構成した請求項1、又は請求項2記載の棒状ボディ枕。


















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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001190384A (ja) * 1999-08-11 2001-07-17 Natural Foods & Life:Kk 抱き蒲団
JP2003204976A (ja) * 2002-01-04 2003-07-22 Han Wansooku 柱形状の人体脊椎保護用固定器具
JP2003325296A (ja) * 2002-05-09 2003-11-18 Oshida Sangyo:Kk 安眠枕
JP2011115322A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Yoshiaki Noguchi 指圧ロッド

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