JP2001190384A - 抱き蒲団 - Google Patents

抱き蒲団

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JP2001190384A
JP2001190384A JP2000034272A JP2000034272A JP2001190384A JP 2001190384 A JP2001190384 A JP 2001190384A JP 2000034272 A JP2000034272 A JP 2000034272A JP 2000034272 A JP2000034272 A JP 2000034272A JP 2001190384 A JP2001190384 A JP 2001190384A
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filling
rod
shaped
pillow
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Shozo Nakajima
昭三 中島
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Natural Foods & Life Kk
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Natural Foods & Life Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手の良好な抱き蒲団〔抱き枕〕を提供
する。 【解決手段】 移動が容易であるような分量の詰め物を
棒状蒲団側内に封入して棒状蒲団側内に遊びの空間部を
残存させ、任意に折り曲げ可能な状態に抱き蒲団(抱き
枕)を構成する。使用者は、その時の気分によって抱き
蒲団を任意所望の形状に折り曲げて、色々な使用態様で
使用することができ、また、抱き蒲団を任意所望の形状
に折り曲げて、色々な使用態様で使用する際に、棒状蒲
団側内に封入された詰め物の移動に応じて、常に使用者
の身体に馴染んだ状態の抱き蒲団として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は就寝者を安眠させる
のに役立つ抱き蒲団に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の抱き蒲団(抱き枕)は、各種の立
体形状を有する抱き蒲団(抱き枕)を構成させるべき蒲
団側内に、自由に移動することができないような状態ま
でに詰め物を充填封入することにより構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の抱き蒲
団は、蒲団側内に移動不能の状態に詰め物を封入させた
構成態様のものであり、常に一定の立体形状の状態を保
持しているものであったために、使用者にとり使い勝手
が良いものとはいえなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は移動が容易であ
るような分量の詰め物を棒状蒲団側内に封入した状態に
おいて棒状蒲団側内に遊びの空間部を残存させ、任意に
折り曲げ可能な状態に構成した抱き蒲団(抱き枕)、及
び就寝者の身体の凹凸に馴染んだ状態へ容易に変形しう
る移動可能な所定量の詰め物を兼用蒲団側内に封入した
構成形態の敷蒲団と、前記の敷蒲団における縦方向の長
さを縮小した状態において、任意に選択された角度に折
り曲げた状態の構成形態としたソファーと、前記した構
成形態の敷蒲団の詰め物を兼用蒲団側の一方側に寄せた
状態で前記の兼用蒲団側をそれの横方向に巻いて実質的
に棒状に構成した抱き蒲団とに兼用し得るように構成し
た抱き蒲団(抱き枕)を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の抱き蒲団(抱き枕)の具体的な内容を詳細に説明す
る。図1は本発明の抱き蒲団(抱き枕)の1実施例の斜
視図であり、この図では一部を破断して内部構造が判る
ようにしてある。図1において、1は移動が容易である
ような分量の詰め物3を棒状蒲団側2内に封入して棒状
蒲団側2内に遊びの空間部を残存させ、任意に折り曲げ
可能な状態に構成した本発明の抱き蒲団(抱き枕)の全
体符号である。
【0006】前記の棒状蒲団側2は蒲団側に適する布地
を用いて作られるのが最も一般的であり(後述してある
抱き蒲団の実施例のように、網状の素材、多孔素材その
他の素材によって蒲団側が構成されることもある)、例
えば綿のブロード地を用いて棒状蒲団側2を作るように
することは好ましい実施の態様である。前記の棒状蒲団
側2としては、所望の構成形態の抱き蒲団が得られるよ
うな形状寸法を備えている棒状蒲団側が使用されるので
あるが、図1に例示してある略々円筒形状の抱き蒲団1
を構成させる際には、略々円筒形の棒状蒲団側が使用さ
れる。
【0007】前記の棒状蒲団側2内に封入する詰め物と
しては、例えばソバ殻、もみ殻、穀物類、木製又はコル
ク製粒状ボール、発泡スチロールビーズ、小粒ボール、
ポリエチレンビーズ、細く短い粒状パイプ、等の直径が
2mm〜6mm程度の粒状の詰め物、あるいは小粒ボー
ル状又は中型ボール状に加工した綿、パンヤ、絹、羊
毛、ポリエステル綿、アクリル綿、または前記の材料に
よる混合綿による直径が3cm〜5cmのボール状の詰
め物、もしくは合成樹脂製またはゴム製のスポンジを直
径が3cm〜5cmのボール状に加工したスポンジボー
ル状の詰め物の内から所望の詰め物を選択して使用す
る。
【0008】そして、抱き蒲団1を構成するべく棒状蒲
団側2内に封入して使用される前記の詰め物3の分量と
しては、棒状蒲団側2内に封入された詰め物3が容易に
移動可能なように遊びの空間部を棒状蒲団側2内に残存
させてある状態として、抱き蒲団1が任意所望に折り曲
げ可能な状態のものとして使用することができるような
分量に設定されるのである。
【0009】前記の棒状蒲団側2内に封入する詰め物3
として、例えば発泡スチロールビーズ、ソバ殻、もみ
殻、穀物類、木製又はコルク製粒状ボール、小粒ボー
ル、ポリエチレンビーズ、細く短い粒状パイプ、等の粒
状の詰め物(直径が2mm〜6mm程度)が使用された
場合における棒状蒲団側2の容積の60%〜80%程度
に相当する分量の詰め物(棒状蒲団側2内における詰め
物の充填率が60%〜80%程度となる詰め物3の分
量)に設定されることは望ましい実施の態様である。
【0010】また、棒状蒲団側2内に封入する詰め物3
として、例えば小粒ボール状又は中型ボール状に加工し
た綿、パンヤ、絹、羊毛、ポリエステル綿、アクリル
綿、または前記の材料による混合綿による直径が3cm
〜5cmのボール状の詰め物が使用された場合における
棒状蒲団側2内の詰め物3の分量は、抱き蒲団の構成部
材として使用される棒状蒲団側2の容積の70%〜90
%程度に相当する分量の詰め物(棒状蒲団側2内におけ
る詰め物の充填率が70%〜90%程度となる詰め物3
の分量)に設定されることは望ましい実施の態様であ
る。
【0011】さらに、棒状蒲団側2内に封入する詰め物
3として、例えば合成樹脂製またはゴム製のスポンジを
直径が3cm〜5cmのボール状に加工したスポンジボ
ール状の詰め物が使用された場合における棒状蒲団側2
内の詰め物3の分量は、抱き蒲団の構成部材として使用
される棒状蒲団側2の容積の70%〜90%程度に相当
する分量の詰め物(棒状蒲団側2内における詰め物の充
填率が70%〜90%程度となる詰め物3の分量)に設
定されることは望ましい実施の態様である。
【0012】なお、本発明の抱き蒲団1は使用者の思い
のままに図2に例示してあるような複数の使用態様の内
のいずれかの使用態様で使用されるものであるが、抱き
蒲団1の使い心地の良し悪しは使用者毎に個々別々であ
るから、各使用者毎に使い心地が良好な抱き蒲団1とし
て使用することができるように、棒状蒲団側2内に封入
させるべき詰め物3の分量を、各使用者が個別に自由に
調節できるような構成態様にすることは望ましい実施の
態様であり、それにより、使用者が抱き蒲団1を色々な
使用態様で使用するために任意所望の形状に折り曲げた
際に、棒状蒲団側2内の詰め物3が容易に移動して、使
用者が常に自分の身体に馴染んだ状態の抱き蒲団として
使用することを可能にする。
【0013】そして、棒状蒲団側2内に封入させるべき
詰め物3の分量を、各使用者が個別に自由に調節できる
ようにするために、抱き蒲団の構成部材として使用され
る棒状蒲団側2に対して、詰め物3の出入口用のファス
ナーを設けた構成態様とした抱き蒲団1は、使い勝手の
良い抱き蒲団であるということができる。
【0014】図1に例示してある円筒形状の抱き蒲団1
は、それの円形断面の円の直径が10cm〜50cm、
長さが80cm〜300cmで、棒状蒲団側2内に封入
させるべき詰め物が、例えば (1)発泡スチロールビ
ーズ、ソバ殻、もみ殻、穀物類、木製又はコルク製粒状
ボール、ポリエチレンビーズ、細く短い粒状パイプのよ
うな粒状の詰め物(直径が2mm〜6mm程度)の場合
には、棒状蒲団側2の容積の60%〜80%程度に相当
する分量の詰め物(棒状蒲団側2内における詰め物の充
填率が60%〜80%程度の分量の詰め物)を棒状蒲団
側2内に封入し、 (2)小粒ボール状又は中型ボール
状に加工した綿、パンヤ、絹、羊毛、ポリエステル綿、
アクリル綿、または前記の材料による混合綿による直径
が3cm〜5cmのボール状の詰め物の場合には棒状蒲
団側2の容積の70%〜90%程度に相当する分量の詰
め物(棒状蒲団側2内における詰め物の充填率が70%
〜90%程度となる分量の詰め物)を棒状蒲団側2内に
封入し、 (3)合成樹脂製またはゴム製のスポンジを
直径が3cm〜5cmのボール状に加工したスポンジボ
ール状の詰め物の場合には、棒状蒲団側2の容積の70
%〜90%程度に相当する分量の詰め物(棒状蒲団側2
内における詰め物の充填率が70%〜90%程度となる
分量の詰め物)を、棒状蒲団側2内に封入したものとし
て構成させることができる。
【0015】棒状蒲団側2内に封入させるべき詰め物3
として直径が5mmの発泡スチロールを使用して構成し
た大人用の抱き蒲団の一例構成態様を挙げると、例えば
断面の円の直径が30cm、長さが180cmで、棒状
蒲団側2内における詰め物の充填率を60%〜80%程
度として構成させたものを挙げることが出来、また棒状
蒲団側2内に封入させるべき詰め物3として直径が5m
mの発泡スチロールを使用して構成した子供用の抱き蒲
団1の一例構成態様を挙げると、例えば断面の円の直径
が12cm、長さが120cmで、棒状蒲団側2内にお
ける詰め物の充填率を60%〜80%程度として構成さ
せたものを挙げることが出きる。前記の子供用の抱き蒲
団は玩具としても使用できる。
【0016】前記のように構成された本発明の抱き蒲団
(抱き枕)1は、棒状蒲団側2内に封入された詰め物3
が容易に移動できるような遊びの空間部を棒状蒲団側2
内に有している状態のものとして、抱き蒲団1が任意所
望に折り曲げ可能に構成されているから、使用者4は、
例えば図2の(a)〜(i)の各図に例示してある色々
な使用態様の内から、その時の気分によって選択された
使用態様に応じて、抱き蒲団1を任意所望の形状に折り
曲げて使用することができる。
【0017】前記した図2の(a),(b)は、使用者
4が本発明の抱き蒲団(抱き枕)1を枕付きの抱き蒲団
として使用している場合の使用態様を示している図であ
り、また、図2の(c)は使用者4が本発明の抱き蒲団
(抱き枕)1を肘当て付きの抱き蒲団として使用してい
る場合の使用態様を示している図である。図2の(d)
は使用者4が本発明の抱き蒲団(抱き枕)1をチェアー
(この場合に使用される抱き蒲団は長さが3メートル程
度のものが好ましい)として使用している場合の使用態
様を示している図であり、図2の(e)は使用者4が本
発明の抱き蒲団(抱き枕)1を背もたれとして使用して
いる場合の使用態様を示している図である。
【0018】図2の(f)は使用者4が本発明の抱き蒲
団(抱き枕)1を簡易ベッド(この場合に使用される抱
き蒲団は長さが3メートル程度のものが好ましい)とし
て使用している場合の使用態様を例示している図、図2
の(g)は使用者4が本発明の抱き蒲団(抱き枕)1を
腰当てとして使用している場合の使用態様例を示す図、
図2の(h)は使用者4が本発明の抱き蒲団(抱き枕)
1を防寒枕として使用している場合の使用態様例を示す
図、図2の(i)は使用者4が本発明の抱き蒲団(抱き
枕)1を病人用の離被架として使用している場合の使用
態様例を示す図である。
【0019】図3は円筒形の棒状布蒲団側2にポプリな
ど香袋を入れるポケット5を取りつけた構成態様とした
本発明の抱き蒲団(抱き枕)1を示したものであり、前
記したポケット5の取りつけ位置は使用者の首筋が当た
る部位の裏側とする。
【0020】図4は円筒形の棒状布蒲団側2の裏面に磁
石シート6を取付けた構成態様とした本発明の抱き蒲団
(抱き枕)1を示したものであり、前記した磁気シート
6の取りつけ位置は首筋及び腰椎が当たる部分とする。
【0021】次に、本発明の他の実施態様の抱き蒲団
(抱き枕)の一例構成について説明する。抱き蒲団(抱
き枕)の棒状蒲団側2内に封入させるべき詰め物(粒状
の詰め物)3として使用する、直径が例えば5mm(2
mm〜6mm)の発泡スチロールビーズを、それぞれ異
なる複数の特定な色相、彩度(飽和度)、明度を有する
色毎に着色し、前記の各異なる色毎に着色された複数の
発泡スチロールビーズ群(粒状の詰め物群)を得る。
【0022】そして、前記の各異なる色毎の複数の発泡
スチロールビーズ群の内から、所望の色に着色された発
泡スチロールビーズが属している発泡スチロールビーズ
群を選択する。前記の選択された1個以上の発泡スチロ
ールビーズ群に属する所望の色に着色されている発泡ス
チロールビーズを取り出して、前記の1個以上の発泡ス
チロールビーズ群から取り出された発泡スチロールビー
ズを混合して、前記した棒状蒲団側2内に封入させるべ
き詰め物(粒状の詰め物)3として使用するのである。
【0023】前記の詰め物(粒状の詰め物)3を着色さ
せるための染料、塗料等の着色材料は、市販されている
各種の着色材料の内から適当な着色材料を選択使用す
る。なお、前記の詰め物3の着色材料としては蛍光塗料
が使用されてもよい。また、棒状蒲団側2内に封入させ
るべき詰め物3は、一例に挙げて前述した発泡スチロー
ルビーズに限られるものでないことはいうまでもない。
【0024】着色した発泡スチロールビーズを例に挙げ
て説明したような着色した詰め物3が封入されるべき棒
状蒲団側2として、前記の詰め物3の直径よりも網目寸
法(メッシュ)の小さな網状の繊維製品や詰め物3の直
径よりも小さな透孔を多数穿設させてある高分子材料の
シート(例えば、塩化ビニールのシート)、詰め物3の
直径よりも小さな透孔を多数穿設させてある不織布、ま
たは透明あるいは半透明状の織布、透明あるいは半透明
状の高分子材料製シート(例えば塩化ビニールのシー
ト)に空気抜き孔を設けてある素材、などで構成させた
ものを用い、また、前記の棒状蒲団側2内に封入して使
用されるべき前記の詰め物3として、(1)発泡スチロ
ールビーズ、ソバ殻、もみ殻、穀物類、木製又はコルク
製粒状ボール、ポリエチレンビーズ、細く短い粒状パイ
プのような粒状の詰め物(直径が2mm〜6mm程度)
の場合には、棒状蒲団側2の容積の60%〜80%程度
に相当する分量の詰め物(棒状蒲団側2内における詰め
物の充填率が60%〜80%程度の分量の詰め物)を棒
状蒲団側2内に封入し、(2)小粒ボール状又は中型ボ
ール状に加工した綿、パンヤ、絹、羊毛、ポリエステル
綿、アクリル綿、または前記の材料による混合綿による
直径が3cm〜5cmのボール状の詰め物の場合には棒
状蒲団側2の容積の70%〜90%程度に相当する分量
の詰め物(棒状蒲団側2内における詰め物の充填率が7
0%〜90%程度となる分量の詰め物)を棒状蒲団側2
内に封入し、 (3)合成樹脂製またはゴム製のスポン
ジを直径が3cm〜5cmのボール状に加工したスポン
ジボール状の詰め物の場合には、棒状蒲団側2の容積の
70%〜90%程度に相当する分量の詰め物(棒状蒲団
側2内における詰め物の充填率が70%〜90%程度と
なる分量の詰め物)を棒状蒲団側2内に封入して、詰め
物が棒状蒲団側2内で容易に移動可能な遊びの空間部が
棒状蒲団側2内に残存している状態となるような分量と
しておくことにより、任意所望に折り曲げ可能な状態の
抱き蒲団1を構成することができる。
【0025】前記のような構成態様とされた抱き蒲団1
では、棒状蒲団側2内に封入された詰め物3が容易に移
動できるような遊びの空間部を棒状蒲団側2内に有して
いる状態に構成されていることにより、抱き蒲団1を任
意所望の形状に折り曲げて色々な使用態様で使用する際
に、棒状蒲団側2内に封入された詰め物3が容易に移動
して、常に使用者の身体に馴染んだ状態の抱き蒲団1と
して使用されることは勿論のこと、前記した棒状蒲団側
2内に封入された詰め物3の移動に応じて、色々な色に
着色されている詰め物3の移動の状態が綺麗な色模様の
流れとして棒状蒲団側2の外部から容易に眺めることが
できる。
【0026】次に、詰め物3を封入して抱き蒲団1を構
成させるのに使用される蒲団側として、敷蒲団用の蒲団
側やソファー用の蒲団側などに兼用できるような構成態
様の兼用蒲団側を使用することにより、敷蒲団とソファ
ーと抱き蒲団とに兼用できるような構成態様とした抱き
蒲団を構成することができる。すなわち、例えば就寝者
の身体の凹凸に馴染んだ状態へ容易に変形しうる移動可
能な所定量の詰め物を兼用蒲団側内に封入した構成形態
の敷蒲団と、前記の敷蒲団における縦方向の長さを縮小
した状態において、任意に選択された角度に折り曲げた
状態とした構成形態のソファーと、前記した構成形態の
敷蒲団の詰め物を兼用蒲団側の一方側に寄せた状態で兼
用蒲団側をそれの横方向に巻いて実質的に棒状の状態に
構成した抱き蒲団とに兼用し得るように構成してなる抱
き蒲団は本発明の望ましい実施の態様である。
【0027】図5は前記した敷蒲団とソファーとに兼用
できる抱き蒲団の構成例を示す図であって、図5の
(a)〜(d)において2mは兼用蒲団側であり、この
兼用蒲団側2mとしては、使用される詰め物3の直径
(例えば直径が5mm)よりも網目寸法(メッシュ)の
小さな網状の繊維製品や使用される詰め物3の直径より
も小さな透孔を多数穿設させてある高分子材料のシート
(例えば、塩化ビニールのシート)、使用される詰め物
3の直径よりも小さな透孔を多数穿設させてある不織
布、または透明あるいは半透明状の織布、透明あるいは
半透明状の高分子材料製シート(例えば塩化ビニールの
シート)に空気抜き孔が設けてある素材、などで構成さ
せたものが用いられてよい。
【0028】また、前記の兼用蒲団側2m内に封入して
使用される前記の詰め物3としては、例えば既述のよう
に所望のように着色されている発泡スチロールビーズを
兼用蒲団側2m内で容易に移動可能な遊びの空間部を兼
用蒲団側2m内に残存している状態となるような分量だ
け兼用蒲団側2m内に封入することにより、図5の
(a)に示されているような敷蒲団や、図5の(c)に
示されているような任意所望に折り曲げ可能な状態の抱
き蒲団や、図5の(d)に示されているようなソファー
を構成できる。前記の兼用蒲団側2mに例えばビニール
製ファスナー付き調節口などを設けて、詰め物3の封入
量を増減できるようにすると、使用する人の望み通りの
硬さを備えている敷蒲団が容易に得られる。
【0029】所望のように着色されている発泡スチロー
ルビーズが、容易に移動可能な遊びの空間部を残存して
いる状態の兼用蒲団側2m内に封入されていて、就寝者
が寝心地の良好な敷蒲団として使用できる状態にさせう
るような発泡スチロールビーズの分量は、縦寸法がAで
横寸法がBであるような長方形状の兼用蒲団側2mによ
り、高さがAで円周が2Bであるような円筒形を形成さ
せたと仮定したときの円筒形の容積(体積)を兼用蒲団
側2mの基準容積Vs〔Vs=Aπ(B/π)(B/
π)〕として、前記の兼用蒲団側2mの基準容積Vsに
対して示される詰め物3の充填率を用いて表すと、兼用
蒲団側2mに封入されるべき詰め物3の分量は前記の充
填率が27%〜32%に対応する分量とされるのが好ま
しいが、兼用蒲団側2mに封入されるべき詰め物3の分
量が前記の充填率27%〜32%に対応する分量と異な
っていてもよいことはいうまでもない。
【0030】また、図5の(b)は図5の(a)に示さ
れている敷蒲団1sの兼用蒲団側2m中の詰め物3を、
兼用蒲団側2mの横方向における一方の側縁2mb寄り
に移動させて、兼用蒲団側2mの他方の側縁2ma寄り
に生じる空間部分の任意に設定された部分における兼用
蒲団側2mの縦方向の折り目2mcで折り曲げて、図5
の(c)に例示してあるような抱き蒲団1を構成させる
場合の途中の工程を図示説明している図である。
【0031】また、図5の(d)は図5の(a)に示さ
れている敷蒲団1sの兼用蒲団側2m中の詰め物3を、
兼用蒲団側2mの縦方向における一方の側縁2me寄り
に移動させて、兼用蒲団側2mの他方の側縁2md寄り
に生じる空間部分の任意に設定された部分における兼用
蒲団側2mの縦方向の折り目2mfで折り曲げて構成さ
せたソファー7を示している。
【0032】前記した図5の(a)中に示されている図
面符号8,8,…、9,9,…は結合部材であり、前記
の図面符号8,8…は雄型結合具、9,9…は雌型結合
具である。前記した雄型結合具8,8…と雌型結合具
9,9…とは、前記のように兼用蒲団側2m中の詰め物
3を兼用蒲団側2mの片一方の側縁寄りに移動させて、
兼用蒲団側2mの他方の側縁寄りに生じる空間部分の任
意に設定された部分の折り目で、兼用蒲団側2mを折り
曲げた状態として、前記の雄型結合具8,8…と、雌型
結合具9,9…とを結合させるようにして、敷蒲団1s
と抱き蒲団1とソファー7とが良好に兼用できるように
する。
【0033】前記した雄型結合具8,8…と、雌型結合
具9,9…としては、例えばホックを使用したり、ある
いは、所謂、面ファスナーにおけるフック状テープ片と
パイル状テープ片とを使用したり、もしくは、その他の
結合部材を選択使用することができる。
【0034】前記のようにして構成されるソファーの座
り心地は、敷蒲団1sの縦方向の長さを短縮させる程度
や、兼用蒲団側2m内に封入されている詰め物3の分量
の増減によって変化する。したがって、敷蒲団1の縦方
向の長さを短縮させる程度や、兼用蒲団側2m内に封入
されている詰め物3の分量の増減を行なうことによって
自分に適する座り心地が得られるソファーを容易に得る
ことができる。敷蒲団1の縦方向の長さを短縮させる程
度を多段階に切り替えることができるようにするため
に、兼用蒲団側2mに雌型結合具を多く設けておくこと
は望ましい実施の態様である。
【0035】前記のように任意所望に折り曲げ可能な状
態の抱き蒲団1、敷蒲団1s、ソファー7として本発明
の抱き蒲団が実施された場合にも、抱き蒲団1、敷蒲団
1s、ソファー7を任意所望の形状に折り曲げて色々な
使用態様で使用する際には、兼用蒲団側2m内に封入さ
れた詰め物3が容易に移動して、常に使用者の身体に馴
染んだ状態の抱き蒲団1、敷蒲団1s、ソファー7とし
て使用できることは勿論のこと、前記した兼用蒲団側2
m内に封入された詰め物3の移動に応じて、色々な色に
着色されている詰め物3の移動の状態が綺麗な色模様の
流れとして兼用蒲団側2mの外部から認めることができ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明は移動が容易であるような分量の
詰め物を棒状蒲団側内に封入して棒状蒲団側内に遊びの
空間部を残存させ、任意に折り曲げ可能な状態に構成し
た抱き蒲団(抱き枕)であるから、使用者は、その時の
気分によって抱き蒲団を任意所望の形状に折り曲げて、
色々な使用態様で使用することができ、また、抱き蒲団
を任意所望の形状に折り曲げて、色々な使用態様で使用
する際に、棒状蒲団側内に封入された詰め物の移動に応
じて、常に使用者の身体に馴染んだ状態の抱き蒲団とし
て使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抱き蒲団の斜視図である。
【図2】本発明の抱き蒲団の各種の使用態様を示す図で
ある。
【図3】本発明の抱き蒲団の斜視図である。
【図4】本発明の抱き蒲団の斜視図である。
【図5】本発明の抱き蒲団の実施例を説明するための説
明用図である。
【符号の説明】
1…抱き蒲団、2…棒状蒲団側、2m…兼用蒲団側、3
…詰め物、4…使用者、5…ポケット、6…磁石シー
ト、7…ソファー、8…雄型結合具、9…雌型結合具、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動が容易であるような分量の詰め物を
    棒状蒲団側内に封入した状態において棒状蒲団側内に遊
    びの空間部を残存させ、任意に折り曲げ可能な状態に構
    成したことを特徴とする抱き蒲団。
  2. 【請求項2】 就寝者の身体の凹凸に馴染んだ状態へ容
    易に変形しうる移動可能な所定量の詰め物を兼用蒲団側
    内に封入した構成形態の敷蒲団と、前記の敷蒲団におけ
    る縦方向の長さを縮小した状態において、任意に選択さ
    れた角度に折り曲げた状態の構成形態としたソファー
    と、前記した構成形態の敷蒲団の詰め物を兼用蒲団側の
    一方側に寄せた状態で前記の兼用蒲団側をそれの横方向
    に巻いて実質的に棒状に構成した抱き蒲団とに兼用し得
    るように構成してなる抱き蒲団。
  3. 【請求項3】 詰め物が、ソバ殻、もみ殻、穀物類、木
    製又はコルク製粒状ボール、発泡スチロールビーズ、小
    粒ボール、ポリエチレンビーズ、細く短い粒状パイプの
    いずれかである請求項1または請求項2記載の抱き蒲
    団。
  4. 【請求項4】 詰め物が小粒ボール状又は中型ボール状
    に加工した綿、パンヤ、絹、羊毛、ポリエステル綿、ア
    クリル綿、または前記の材料による混合綿のいずれかで
    ある請求項1または請求項2記載の抱き蒲団。
  5. 【請求項5】 詰め物が合成樹脂製またはゴム製のスポ
    ンジをボール状に加工してなるスポンジボールである請
    求項1または請求項2記載の抱き蒲団。
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