JP2020048822A - マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明の一実施形態では、前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、前記両施療子が首部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御され、前記両施療子が肩部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、前記両施療子が肩甲骨部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御される。
図1は、この発明の一実施形態に係る椅子型マッサージ機1の外観を示す一部切り欠き斜視図である。
椅子型マッサージ機1は、座部11と、背もたれ部12と、肘掛部13と、脚載部(オットマン)14と、これらの土台となる基台部10とを含む。
座部11は、基台部10上に配置されている。背もたれ部12は、座部11の後部に配置されている。肘掛部13は、座部11の左右両側に配置されている。脚載部14は、座部11の前側に配置されている。背もたれ部12は、背もたれ回動用アクチュエータ15(図6参照)により、座部11に対して、傾動可能に支持されている。また、脚載部14は、脚載部回動用アクチュエータ16(図6参照)により、座部上部近傍に設けられた左右方向に延びる支軸を中心として回動できるようになっている。
一方の肘掛部13には、操作装置支持部材21および表示装置支持部材22が取り付けられている。操作装置支持部材21には、被施療者が椅子型マッサージ機1を操作するための操作装置23が取外し自在に取り付けられている。表示装置支持部材22には、表示装置24が取外し自在に取り付けられている。表示装置24は、例えば液晶ディスプレイである。
マッサージユニット17は、ガイドレール19,20に対してその長さ方向に移動自在に取り付けられている。マッサージユニット17は、矩形枠状のメインフレーム31を含む。メインフレーム31は、左右一対の側壁と、これらの側壁の上端どうしおよび下端どうしをそれぞれ結合する天壁および底壁とからなる。メインフレーム31には、左右方向に延びたガイド軸32およびユニット移動用駆動軸33が回転自在に取り付けられている。ガイド軸32は、メインフレーム31の上部に配置され、ユニット移動用駆動軸33はメインフレーム31の下部に配置されている。ガイド軸32およびユニット移動用駆動軸33の両端部は、メインフレーム31の両側壁から外方に突出している。ガイド軸32の両端部には、ガイドレール19,20によって案内されるガイドローラ34が取り付けられている。ユニット移動用駆動軸33の両端部には、ガイドレール19,20に設けられたラック(図示略)と噛み合うピニオンギヤ35が取り付けられている。メインフレーム31には、ユニット移動用駆動軸33を回転させるためのユニット移動用モータ36が取り付けられている。ユニット移動用モータ36は、ユニット移動用駆動軸33にギヤ機構37を介して連結されている。ユニット移動用モータ36が回転されることによって、マッサージユニット17はガイドレール19,20に沿って移動される。
ユニット移動用駆動軸33の長さ中間部には、揺動フレーム39が前後方向に揺動自在に取り付けられている。揺動フレーム39には、左右一対の施療子41およびその駆動機構を備えた施療子駆動ユニット40が取り付けられている。メインフレーム31には、揺動フレーム(施療子駆動ユニット)を前後方向に進退させるための施療子駆動ユニット進退機構が設けられている。
施療子駆動ユニット40は、施療子41を偏心回動させることによって揉み動作を行う揉み機構と、施療子41を被施療者に対して接近離間方向に揺動させることによって叩き動作を行う叩き機構とを備えている。揉み機構は、アクチュエータ(駆動源)としての揉み用モータ48を含んでいる。叩き機構は、アクチュエータ(駆動源)としての叩き用モータ49を含んでいる。このような揉み機構および叩き機構は、周知である。
左右の施療子41は、それぞれ左右のアーム52に回転自在に支持されている。揉み機構は、左右のアーム52を回転自在に支持する揉み軸53と、図示しない揉み用減速機を介して揉み軸53を回転させる揉み用モータ48(図3参照)とを備えている。具体的には、揉み軸53には、左右のカム体54が、揉み軸53に対して偏心しかつ互いに対称的に傾斜した状態で固定されている。左右のアーム52は、それぞれ左右のカム体54に回転自在に支持されている。
揉み軸53が回転されると、左右のカム体54が回転する。左右のアーム52は、連結リンクに連結されているので、カム体54との一体的回転が制限される。このため、左右のアーム52に取り付けられた左右の施療子41は、揉み軸53の回転に伴って、図5に示すように、左右の施療子41が楕円軌道を描きながら、互いに接近、離間するように、往復移動する。図5において、矢印Aは、揉み用モータ48が正転された場合の施療子41の移動方向を示し、矢印Bは、揉み用モータ48が逆転された場合の施療子41の移動方向を示している。
なお、図4Aは、左右の施療子41の間隔が最も広い間隔(以下、幅広間隔という)となる状態(以下、幅広状態という)を示している。言い換えれば、図4Aは、揉み軸53の回転角度が0°である状態を示している。幅広間隔は、本発明の第1間隔の一例である。
図4Bは、被施療者に近い側において、施療子41の間隔が幅広状態と幅狭状態との間の中央の間隔(幅中間隔)となる状態(以下において、「幅中状態」という場合がある)を示している。言い換えれば、図3Bは、揉み軸53の回転角度が90°である状態を示している。幅中間隔は、本発明の第2間隔の一例である。
回転角センサ57によって検出される回転角に基づいて、リードスイッチ56がマグネット55を検出したときの揉み用モータ48の回転角度位置からの揉み用モータ48の正逆回転量(正逆回転角)を演算することができる。揉み用モータ48の正逆回転量を揉み用減速機の減速比で除算することによって、リードスイッチ56がマグネット55を検出したときの揉み軸53の回転角度位置(基準位置)からの揉み軸53の正逆回転量(正逆回転角)を演算することができる。これにより、左右の施療子41の間隔を検出することができる。
図6は、椅子型マッサージ機1の電気的構成を示すブロック図である。図6においては、説明の便宜上、各エアバッグを膨張収縮させるためのエアポンプおよびその駆動回路ならびに電磁弁およびその駆動回路は省略されている。
また、制御部60は、被施療者の肩の位置を設定するための機能を備えている。被施療者の肩の位置の設定方法としては、被施療者が施療子41を移動させて肩位置を設定する方法、制御部60が施療子41を移動させながら被施療者の肩位置を自動的に検出することによって肩位置を設定する方法、制御部60が自動的に検出した肩位置を被施療者が微調整することによって肩位置を設定する方法等を採用することができる。制御部60は、このようにして設定された被施療者の肩位置に基づいて、被施療者の身体の各部位の領域を設定したり、特定したりすることができる。
具体的には、ガイドレール19,20の長さ方向に関するマッサージユニット17の位置に応じて、両施療子41の間隔の変動範囲が予め設定されている。そして、制御部60は、マッサージユニット17の位置に対して予め設定されている変動範囲となるように、両施療子41の間隔の変動範囲を制御する。
両施療子41の位置が肩部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅中間隔から幅広間隔までの範囲(図5の0°と90°との間の範囲)に設定されている。この理由は、肩部の幅は広いので、両施療子41の間隔を広くすることが好ましいからである。
両施療子41の位置が肩甲骨下部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅中間隔から幅広間隔までの範囲(図5の0°と90°との間の範囲)に設定されている。この理由は、左右の肩甲骨の間隔を広げるようにマッサージを行うためである。
両施療子41の位置が太腿部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅中間隔から幅広間隔までの範囲(図5の0°と90°との間の範囲)に設定されている。この理由は、両施療子41の間隔が狭いと、両施療子41が太腿に当たらないおそれがあるためである。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。例えば、前述の実施形態では、被施療者の身体を、首部、肩部、肩甲骨、肩甲骨下部、腰部、尻部および太腿部の部位に細分化し、各部位に対して両施療子41の間隔の変動範囲を設定している。しかし、被施療者の身体を、これ以外の分類方法によって複数の部位に細分化し、得られた各部位に対して両施療子41の間隔の変動範囲を設定するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、この発明を椅子型マッサージ機1に適用した場合について説明したが、この発明は、両施療子41を被施療者背面の長さ方向に沿って移動させるための移動機構と、両施療子41を接近離間方向に往復移動させることによって揉み動作を行うための揉み機構とを備えたマッサージ機であれば、椅子型以外のマッサージ機(例えば、シート状マッサージ機)にも適用することができる。また、この発明は、エアバックを備えていないマッサージ機にも適用することができる。
17 マッサージユニット
24 表示装置
40 施療子駆動ユニット
41 施療子
36 ユニット移動用モータ
43 進退用モータ
48 揉み用モータ
49 叩き用モータ
52 アーム
53 揉み軸
54 カム体
55 マグネット
56 リードスイッチ
57 回転角センサ
60 制御部
Claims (4)
- 一対の施療子と、
移動用モータを含みかつ前記両施療子を被施療者背面の長さ方向に沿って移動させるための移動機構と、
揉み用モータを含みかつ前記両施療子を接近離間方向に往復移動させることによって揉み動作を行うための揉み機構と、
前記移動用モータおよび前記揉み用モータを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記揉み動作を行う際に、前記両施療子の前記被施療者背面の長さ方向位置に応じて、前記両施療子の間隔の変動範囲を制御するように構成されている、マッサージ機。 - 前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、
前記両施療子が首部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御され、
前記両施療子が肩部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、
前記両施療子が肩甲骨部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御される、請求項1に記載のマッサージ機。 - 前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、
前記両施療子が肩甲骨部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御され、
前記両施療子が腰部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、
前記両施療子が前記肩甲骨部と前記腰部の間部分に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御される、請求項1に記載のマッサージ機。 - 前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、
前記両施療子が腰部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、
前記両施療子が尻部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、
前記両施療子が太腿部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御される、請求項1に記載のマッサージ機。
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JP2013248144A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Family Inada Co Ltd | マッサージ機 |
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