JP2020048822A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020048822A
JP2020048822A JP2018180693A JP2018180693A JP2020048822A JP 2020048822 A JP2020048822 A JP 2020048822A JP 2018180693 A JP2018180693 A JP 2018180693A JP 2018180693 A JP2018180693 A JP 2018180693A JP 2020048822 A JP2020048822 A JP 2020048822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interval
treatment elements
range
kneading
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018180693A
Other languages
English (en)
Inventor
藤代 光明
Mitsuaki Fujishiro
光明 藤代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Medical Instruments Mfg Co Ltd
Original Assignee
Fuji Medical Instruments Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Medical Instruments Mfg Co Ltd filed Critical Fuji Medical Instruments Mfg Co Ltd
Priority to JP2018180693A priority Critical patent/JP2020048822A/ja
Publication of JP2020048822A publication Critical patent/JP2020048822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】被施療者の身体の部位に適した揉み動作を行うことが可能となるマッサージ機を提供する。【解決手段】マッサージ機1は、一対の施療子と、移動用モータ36を含みかつ両施療子を被施療者背面の長さ方向に沿って移動させるための移動機構と、揉み用モータ48を含みかつ両施療子を接近離間方向に往復移動させることによって揉み動作を行うための揉み機構と、移動用モータ36および揉み用モータ48を制御する制御部60とを備えている。制御部30は、揉み動作を行う際に、両施療子の被施療者背面の長さ方向位置に応じて、両施療子の間隔の変動範囲を制御するように構成されている。【選択図】図6

Description

この発明は、マッサージ機に関する。
特許文献1には、一対の施療子(揉み玉)と、揉み用モータを含み、両施療子を接近離間方向に往復移動させることによって揉み動作を行うための揉み機構と、揉み用モータを制御する制御部とを備えたマッサージ機が開示されている。特許文献1には、特許文献1の図10〜図16に示されるパターンで、揉み用モータが正転および逆転されることが開示されている。
特許文献1の図15または図16に示されるパターンでは、揉み用モータが停止している間に、マッサージユニットを昇降させるための昇降モータが駆動されることにより、マッサージユニットの昇降位置が変更されている。ただし、特許文献1の図15または図16に示されるパターンでは、マッサージユニットの昇降位置に応じて、一対の施療子の間隔の変動範囲を変更するといったことは行われていない。
特開2006−204666号公報
この発明の目的は、被施療者の身体の部位に適した揉み動作を行うことが可能となるマッサージ機を提供することである。
この発明によるマッサージ機は、一対の施療子と、移動用モータを含みかつ前記両施療子を被施療者背面の長さ方向に沿って移動させるための移動機構と、揉み用モータを含みかつ前記両施療子を接近離間方向に往復移動させることによって揉み動作を行うための揉み機構と、前記移動用モータおよび前記揉み用モータを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記揉み動作を行う際に、前記両施療子の前記被施療者背面の長さ方向位置に応じて、前記両施療子の間隔の変動範囲を制御するように構成されている。
この構成では、揉み動作を行う際に、両施療子の被施療者背面の長さ方向位置に応じて、両施療子の間隔の変動範囲が制御されるので、被施療者の身体の部位に適した揉み動作を行うことが可能となる。
この発明の一実施形態では、前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、前記両施療子が首部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御され、前記両施療子が肩部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、前記両施療子が肩甲骨部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御される。
この発明の一実施形態では、前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、前記両施療子が肩甲骨部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御され、前記両施療子が腰部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、前記両施療子が前記肩甲骨部と前記腰部の間部分に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御される。
この発明の一実施形態では、前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、前記両施療子が腰部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、前記両施療子が尻部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、前記両施療子が太腿部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御される。
図1は、この発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機の外観を示す一部切り欠き斜視図である。 図2は、ガイドレールの形状を説明するための模式図である。 図3は、マッサージユニットの構成を図解的に示す斜視図である。 図4A〜図4Cは、揉み機構の概略構成を図解的に示す模式図であって、図4Aは左右の施療子の間隔が最も広い間隔となる状態を、図4Cは左右の施療子の間隔が最も狭い間隔となる状態を、図4Bは左右の施療子の間隔がそれらの間の中央となる状態をそれぞれ示す模式図である。 図5は、揉み用モータを回転させた場合の、左右の施療子の軌跡を示す模式図である。 図6は、椅子型マッサージ機の電気的構成を示すブロック図である。 図7は、被施療者の身体の各部に対する両施療子41の間隔の変動範囲を示す表である。
以下、この発明を椅子型マッサージ機に適用した場合の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る椅子型マッサージ機1の外観を示す一部切り欠き斜視図である。
椅子型マッサージ機1は、座部11と、背もたれ部12と、肘掛部13と、脚載部(オットマン)14と、これらの土台となる基台部10とを含む。
以下の説明において、前後方向、左右方向および上下方向とは、被施療者が椅子型マッサージ機1に通常の姿勢で着座したときに、その被施療者から見た場合の前後方向、左右方向および上下方向をそれぞれいうものとする。
座部11は、基台部10上に配置されている。背もたれ部12は、座部11の後部に配置されている。肘掛部13は、座部11の左右両側に配置されている。脚載部14は、座部11の前側に配置されている。背もたれ部12は、背もたれ回動用アクチュエータ15(図6参照)により、座部11に対して、傾動可能に支持されている。また、脚載部14は、脚載部回動用アクチュエータ16(図6参照)により、座部上部近傍に設けられた左右方向に延びる支軸を中心として回動できるようになっている。
背もたれ部12には、マッサージユニット17が内蔵されている。マッサージユニット17は、左右一対の施療子(揉み玉)41を使用した各種マッサージを行うためのものである。背もたれ部12および座部11の内部には、左右一対の断面U形状のガイドレール19,20(図2,3参照)が設けられており、マッサージユニット17はガイドレール19,20に沿って上下方向に移動できるようになっている。
この実施形態では、図2に示すように、左右一対の断面U形状のガイドレール19,20は、背もたれ部12の上端部から背もたれ部12に沿って下方に延び、背もたれ部12の下端部付近で湾曲して座部11の下面に沿って前方に延びている。これにより、マッサージユニット17を被施療者の背面に沿って移動させることができる。これにより、施療子(揉み玉)41によるマッサージを、被施療者の首部、肩部、肩甲骨部、肩甲骨下部、腰部、尻部および太腿部に対して行えるようになっている。肩甲骨下部は、肩甲骨部と腰部との間部分である。マッサージユニット17の詳細な構成については、後述する。
座部11、背もたれ部12、肘掛部13および脚載部14には、エアバック(図示略)が設けられている。各エアバッグは、エアポンプ(図示略)から電磁弁(図示略)を介して空気が供給されることにより膨張する。各エアバッグは、収縮時は偏平な形態であり、適宜膨張することで、被施療者に対して押圧の刺激を加える。
一方の肘掛部13には、操作装置支持部材21および表示装置支持部材22が取り付けられている。操作装置支持部材21には、被施療者が椅子型マッサージ機1を操作するための操作装置23が取外し自在に取り付けられている。表示装置支持部材22には、表示装置24が取外し自在に取り付けられている。表示装置24は、例えば液晶ディスプレイである。
図3は、マッサージユニット17の構成を図解的に示す斜視図である。
マッサージユニット17は、ガイドレール19,20に対してその長さ方向に移動自在に取り付けられている。マッサージユニット17は、矩形枠状のメインフレーム31を含む。メインフレーム31は、左右一対の側壁と、これらの側壁の上端どうしおよび下端どうしをそれぞれ結合する天壁および底壁とからなる。メインフレーム31には、左右方向に延びたガイド軸32およびユニット移動用駆動軸33が回転自在に取り付けられている。ガイド軸32は、メインフレーム31の上部に配置され、ユニット移動用駆動軸33はメインフレーム31の下部に配置されている。ガイド軸32およびユニット移動用駆動軸33の両端部は、メインフレーム31の両側壁から外方に突出している。ガイド軸32の両端部には、ガイドレール19,20によって案内されるガイドローラ34が取り付けられている。ユニット移動用駆動軸33の両端部には、ガイドレール19,20に設けられたラック(図示略)と噛み合うピニオンギヤ35が取り付けられている。メインフレーム31には、ユニット移動用駆動軸33を回転させるためのユニット移動用モータ36が取り付けられている。ユニット移動用モータ36は、ユニット移動用駆動軸33にギヤ機構37を介して連結されている。ユニット移動用モータ36が回転されることによって、マッサージユニット17はガイドレール19,20に沿って移動される。
マッサージユニット17には、ユニット移動用駆動軸33の回転量を検出することによって、ガイドレール19,20の長さ方向に関するマッサージユニット17の位置を検出するためのユニット位置センサ38が設けられている。ユニット位置センサ38は、ユニット移動用駆動軸33の回転量を検出するロータリーエンコーダからなる。
ユニット移動用駆動軸33の長さ中間部には、揺動フレーム39が前後方向に揺動自在に取り付けられている。揺動フレーム39には、左右一対の施療子41およびその駆動機構を備えた施療子駆動ユニット40が取り付けられている。メインフレーム31には、揺動フレーム(施療子駆動ユニット)を前後方向に進退させるための施療子駆動ユニット進退機構が設けられている。
施療子駆動ユニット進退機構について説明する。メインフレーム31には、ガイド軸32の下側に配置されかつ左右方向に延びた進退軸42が回転自在に取り付けられている。メインフレーム31の一方の側部には、進退軸42を回転させるための進退用モータ43が取り付けられている。進退用モータ43は、ギヤ機構44を介して進退軸42に連結されている。進退軸42の長さ中間部には、左右一対のピニオンギヤ45が取り付けられている。揺動フレーム39の上部には、左右一対のピニオンギヤ45と噛み合う円弧状ラック46がそれぞれ設けられている。進退用モータ43によって進退軸42が回転されると、ピニオンギヤ45が回転し、円弧状ラック46が移動する。これにより、揺動フレーム39がユニット移動用駆動軸33を中心として揺動する。これにより、施療子駆動ユニット40(施療子41)が被施療者に対して接近離間方向に進退する。
マッサージユニット17には、進退軸42の回転量を検出することによって、施療子駆動ユニット40の進退位置を検出するための進退位置センサ47が設けられている。進退位置センサ47は、進退軸42の回転量を検出するためのエンコーダからなる。
施療子駆動ユニット40は、施療子41を偏心回動させることによって揉み動作を行う揉み機構と、施療子41を被施療者に対して接近離間方向に揺動させることによって叩き動作を行う叩き機構とを備えている。揉み機構は、アクチュエータ(駆動源)としての揉み用モータ48を含んでいる。叩き機構は、アクチュエータ(駆動源)としての叩き用モータ49を含んでいる。このような揉み機構および叩き機構は、周知である。
以下、図4A〜図4Cを参照して、揉み機構の概略的な構成について簡単に説明する。
左右の施療子41は、それぞれ左右のアーム52に回転自在に支持されている。揉み機構は、左右のアーム52を回転自在に支持する揉み軸53と、図示しない揉み用減速機を介して揉み軸53を回転させる揉み用モータ48(図3参照)とを備えている。具体的には、揉み軸53には、左右のカム体54が、揉み軸53に対して偏心しかつ互いに対称的に傾斜した状態で固定されている。左右のアーム52は、それぞれ左右のカム体54に回転自在に支持されている。
なお、図示しないが、左右のアーム52は、叩き用モータ49(図3参照)によって動かされる連結リンク(図示略)にボールジョイント(図示略)を介して連結されている。揉み機構の基本的な構成は、特開2004−24911号公報に記載の揉み機構または特許文献1に記載の揉み手段の構成と類似している。
揉み軸53が回転されると、左右のカム体54が回転する。左右のアーム52は、連結リンクに連結されているので、カム体54との一体的回転が制限される。このため、左右のアーム52に取り付けられた左右の施療子41は、揉み軸53の回転に伴って、図5に示すように、左右の施療子41が楕円軌道を描きながら、互いに接近、離間するように、往復移動する。図5において、矢印Aは、揉み用モータ48が正転された場合の施療子41の移動方向を示し、矢印Bは、揉み用モータ48が逆転された場合の施療子41の移動方向を示している。
図5において、0°、90°、180°および270°は、左右の施療子41の間隔が最も広い状態の揉み軸53の回転角度位置を基準位置(0°)として、基準位置から各施療子41を矢印Aの方向に移動させた場合の揉み軸53の回転角度を示している。
なお、図4Aは、左右の施療子41の間隔が最も広い間隔(以下、幅広間隔という)となる状態(以下、幅広状態という)を示している。言い換えれば、図4Aは、揉み軸53の回転角度が0°である状態を示している。幅広間隔は、本発明の第1間隔の一例である。
図4Cは、左右の施療子41の間隔が最も狭い間隔(以下、幅狭間隔という)となる状態(以下、幅狭状態という)を示している。言い換えれば、図4Cは、揉み軸53の回転角度が180°である状態を示している。幅狭間隔は、本発明の第3間隔の一例である。
図4Bは、被施療者に近い側において、施療子41の間隔が幅広状態と幅狭状態との間の中央の間隔(幅中間隔)となる状態(以下において、「幅中状態」という場合がある)を示している。言い換えれば、図3Bは、揉み軸53の回転角度が90°である状態を示している。幅中間隔は、本発明の第2間隔の一例である。
図4Aを参照して、揉み軸53の所要箇所には、マグネット55が取り付けられている。メインフレーム31には、施療子41の間隔が幅広状態にあるときに、マグネット55と対向する位置にリードスイッチ56が設けられている。揉み用モータ48の回転は、レゾルバ、エンコーダ等からなる回転角センサ57(図6参照)によって検出される。
回転角センサ57によって検出される回転角に基づいて、リードスイッチ56がマグネット55を検出したときの揉み用モータ48の回転角度位置からの揉み用モータ48の正逆回転量(正逆回転角)を演算することができる。揉み用モータ48の正逆回転量を揉み用減速機の減速比で除算することによって、リードスイッチ56がマグネット55を検出したときの揉み軸53の回転角度位置(基準位置)からの揉み軸53の正逆回転量(正逆回転角)を演算することができる。これにより、左右の施療子41の間隔を検出することができる。
つまり、リードスイッチ56の出力信号と回転角センサ57によって検出される回転角とに基づいて、左右の施療子41の間隔が、幅広状態(図5の0°に相当する)にあるか、幅狭状態(図5の180°に相当する)にあるか、幅中状態(図5の90°に相当する)であるかを検出することができる。
図6は、椅子型マッサージ機1の電気的構成を示すブロック図である。図6においては、説明の便宜上、各エアバッグを膨張収縮させるためのエアポンプおよびその駆動回路ならびに電磁弁およびその駆動回路は省略されている。
椅子型マッサージ機1の内部には、椅子型マッサージ機1を制御するための制御部60が内蔵されている。制御部60は、マイクロコンピュータを含み、CPU、メモリ(RAM、ROM、不揮発性メモリ)等を備えている。メモリには、椅子型マッサージ機1を制御するためのプログラム、必要なデータ等が記憶される。また、制御部60は、内部時計を備えている。
制御部60には、操作装置23、表示装置24、背もたれ回動用アクチュエータ15の駆動回路71および脚載部回動用アクチュエータ16の駆動回路72が接続されている。制御部60には、さらに、マッサージユニット17内のユニット移動用モータ36の駆動回路73、進退用モータ43の駆動回路74、揉み用モータ48の駆動回路75および叩き用モータ49の駆動回路76が接続されている。制御部60には、さらに、マッサージユニット17内の昇降位置センサ38、前後位置センサ47、回転角センサ57およびリードスイッチ56が接続されている。
制御部60は、操作装置23の操作等に基づいて、各アクチュエータ15,16の駆動回路71,72を制御する。また、制御部60は、操作装置23の操作等に基づいて、各モータ36,43,48,49の駆動回路73〜76、エアポンプの駆動回路(図示略)および電磁弁の駆動回路(図示略)を制御する。これにより、椅子型マッサージ機1は、各種のマッサージを行えるようになっている。
また、制御部60は、前述したように、リードスイッチ56の出力信号と回転角センサ57によって検出される回転角とに基づいて、左右の施療子41の間隔が、幅広状態にあるか、幅狭状態にあるか、幅中状態であるかを検出する。
また、制御部60は、被施療者の肩の位置を設定するための機能を備えている。被施療者の肩の位置の設定方法としては、被施療者が施療子41を移動させて肩位置を設定する方法、制御部60が施療子41を移動させながら被施療者の肩位置を自動的に検出することによって肩位置を設定する方法、制御部60が自動的に検出した肩位置を被施療者が微調整することによって肩位置を設定する方法等を採用することができる。制御部60は、このようにして設定された被施療者の肩位置に基づいて、被施療者の身体の各部位の領域を設定したり、特定したりすることができる。
マッサージモードには、自動モードと手動モードとがある。自動モードでは、複数種類のマッサージコースの中から被施療者によって選択されたマッサージコースに従ったマッサージが行われる。手動モードでは、被施療者によって選択されたマッサージ種類のマッサージが行われる。メモリには、複数種類のマッサージコースに応じた複数種類のマッサージプログラムが記憶されている。
この実施形態では、制御部60は、揉み動作を行う際に、ガイドレール19,20の長さ方向に関するマッサージユニット17の位置(両施療子41の被施療者背面の長さ方向位置)に応じて、両施療子41の間隔の変動範囲を制御するように構成されている。
具体的には、ガイドレール19,20の長さ方向に関するマッサージユニット17の位置に応じて、両施療子41の間隔の変動範囲が予め設定されている。そして、制御部60は、マッサージユニット17の位置に対して予め設定されている変動範囲となるように、両施療子41の間隔の変動範囲を制御する。
より具体的には、図7に示すように、被施療者の身体の各部に応じて、両施療子41の間隔の変動範囲が予め設定されている。そして、制御部60は、両施療子41が位置している部位に対して設定された変動範囲を両施療子41が往復移動するように、揉み用モータ48の駆動回路75を制御する。具体的には、当該変動範囲を両施療子41が往復移動するように、揉み用モータ48の正転と逆転とが交互に行われる。
図7を参照して、両施療子41の位置が首部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅狭間隔から幅中間隔までの範囲(図5の90°と180°との間の範囲)に設定されている。この理由は、首部の幅(左右方向の長さ)は狭いので、両施療子41の間隔が広いと首筋をマッサージできなくなるおそれがあるからである。
両施療子41の位置が肩部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅中間隔から幅広間隔までの範囲(図5の0°と90°との間の範囲)に設定されている。この理由は、肩部の幅は広いので、両施療子41の間隔を広くすることが好ましいからである。
両施療子41の位置が肩甲骨部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅狭間隔から幅中間隔までの範囲(図5の90°と180°との間の範囲)に設定されている。この理由は、両施療子41の間隔が広いと、両施療子41が肩甲骨に当たって被施療者に痛みを与えるおそれがあるからである。
両施療子41の位置が肩甲骨下部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅中間隔から幅広間隔までの範囲(図5の0°と90°との間の範囲)に設定されている。この理由は、左右の肩甲骨の間隔を広げるようにマッサージを行うためである。
両施療子41の位置が腰部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅狭間隔から幅広間隔までの範囲(図5の0°と180°との間の範囲)に設定されている。この理由は、腰部に対して両施療子41の間隔が比較的狭い状態で揉み動作を行うと腰部をストレッチでき、腰部に対して両施療子41の間隔が比較的広い状態で揉み動作を行うと腰部の筋肉を揉みほぐすことができるからである。
両施療子41の位置が尻部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅中間隔から幅広間隔までの範囲(図5の0°と90°との間の範囲)に設定されている。この理由は、両施療子41の間隔が狭いと、両施療子41が尾てい骨に当たって被施療者に痛みを与えるおそれがあるからである。
両施療子41の位置が太腿部にあるときには、両施療子41の間隔の変動範囲は、幅中間隔から幅広間隔までの範囲(図5の0°と90°との間の範囲)に設定されている。この理由は、両施療子41の間隔が狭いと、両施療子41が太腿に当たらないおそれがあるためである。
なお、揉み動作が行われる身体部位の範囲は、例えば自動モードではマッサージコースによって、手動モードでは手動による設定によって自由に設定することが可能である。例えば、揉み動作が行われる身体部位の範囲は、首部から肩甲骨までの範囲であってもよいし、肩甲骨から腰部までの範囲であってもよいし、腰部から太腿部までの範囲であってもよい。また、揉み動作が行われる身体部位の範囲は、首部から腰部までの範囲であってもよいし、首部から太腿部までの範囲であってもよいし、その他の任意の範囲であってもよい。
前述の実施形態では、揉み動作を行う際に、両施療子41の被施療者背面の長さ方向位置に応じて、両施療子41の間隔の変動範囲が制御されるので、被施療者の身体の部位に適した揉み動作を行うことが可能となるマッサージ機を実現できる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。例えば、前述の実施形態では、被施療者の身体を、首部、肩部、肩甲骨、肩甲骨下部、腰部、尻部および太腿部の部位に細分化し、各部位に対して両施療子41の間隔の変動範囲を設定している。しかし、被施療者の身体を、これ以外の分類方法によって複数の部位に細分化し、得られた各部位に対して両施療子41の間隔の変動範囲を設定するようにしてもよい。
なお、図7に示される、各身体部位に対する両施療子41の間隔の変動範囲は、一例であって、これに限定されるものではない。
また、前述の実施形態では、この発明を椅子型マッサージ機1に適用した場合について説明したが、この発明は、両施療子41を被施療者背面の長さ方向に沿って移動させるための移動機構と、両施療子41を接近離間方向に往復移動させることによって揉み動作を行うための揉み機構とを備えたマッサージ機であれば、椅子型以外のマッサージ機(例えば、シート状マッサージ機)にも適用することができる。また、この発明は、エアバックを備えていないマッサージ機にも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 椅子型マッサージ機
17 マッサージユニット
24 表示装置
40 施療子駆動ユニット
41 施療子
36 ユニット移動用モータ
43 進退用モータ
48 揉み用モータ
49 叩き用モータ
52 アーム
53 揉み軸
54 カム体
55 マグネット
56 リードスイッチ
57 回転角センサ
60 制御部

Claims (4)

  1. 一対の施療子と、
    移動用モータを含みかつ前記両施療子を被施療者背面の長さ方向に沿って移動させるための移動機構と、
    揉み用モータを含みかつ前記両施療子を接近離間方向に往復移動させることによって揉み動作を行うための揉み機構と、
    前記移動用モータおよび前記揉み用モータを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記揉み動作を行う際に、前記両施療子の前記被施療者背面の長さ方向位置に応じて、前記両施療子の間隔の変動範囲を制御するように構成されている、マッサージ機。
  2. 前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、
    前記両施療子が首部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御され、
    前記両施療子が肩部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、
    前記両施療子が肩甲骨部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御される、請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、
    前記両施療子が肩甲骨部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第2間隔までの範囲となるように制御され、
    前記両施療子が腰部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、
    前記両施療子が前記肩甲骨部と前記腰部の間部分に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御される、請求項1に記載のマッサージ機。
  4. 前記両施療子の間隔が比較的広い所定の間隔を第1間隔とし、前記両施療子の間隔が比較的狭い所定の間隔を第3間隔とし、前記第1間隔と前記第3間隔との間の所定の間隔を第2間隔とすると、
    前記両施療子が腰部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第3間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、
    前記両施療子が尻部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御され、
    前記両施療子が太腿部に位置しているときには、前記両施療子の間隔の変動範囲が、前記第2間隔から前記第1間隔までの範囲となるように制御される、請求項1に記載のマッサージ機。
JP2018180693A 2018-09-26 2018-09-26 マッサージ機 Pending JP2020048822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018180693A JP2020048822A (ja) 2018-09-26 2018-09-26 マッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018180693A JP2020048822A (ja) 2018-09-26 2018-09-26 マッサージ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020048822A true JP2020048822A (ja) 2020-04-02

Family

ID=69994501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018180693A Pending JP2020048822A (ja) 2018-09-26 2018-09-26 マッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020048822A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153969A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機
JP2013248144A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Family Inada Co Ltd マッサージ機
JP2016083334A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153969A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Fuji Iryoki:Kk マッサージ機
JP2013248144A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Family Inada Co Ltd マッサージ機
JP2016083334A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101370364B1 (ko) 마사지기
JP5766489B2 (ja) マッサージ機
JP6415099B2 (ja) マッサージ機
JP7072701B2 (ja) マッサージ機
JP4736750B2 (ja) マッサージ機
JP5734048B2 (ja) マッサージ機
JP2003260099A (ja) マッサージ機
JP5555209B2 (ja) 揺動装置
JP3727648B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JP6653457B2 (ja) マッサージ機
JP2020048822A (ja) マッサージ機
JP5086002B2 (ja) 椅子式マッサージ機
JP4404293B2 (ja) 施療機
JP7076349B2 (ja) マッサージ機
JP4157154B2 (ja) マッサージ機
JP2005288013A (ja) 椅子式マッサージ機
JP2003204836A (ja) フットレスト付きチェア
JP5766488B2 (ja) マッサージ機
JP2010148647A (ja) 椅子型マッサージ機
JP4176812B2 (ja) マッサージ機
JP2016202417A (ja) マッサージ機
JP2008136575A (ja) マッサージ機
JP2020198922A (ja) マッサージ機
JP2008049178A (ja) マッサージ機
JP2009233359A (ja) マッサージ機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220707