JP2020048513A - 腕金用営巣防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】腕金の端部の開口を確実に塞ぐ腕金用営巣防止具を提供する。【解決手段】営巣防止具10は、ピン碍子Piを端部に取り付けた腕金Aの端部の開口を塞ぐことができる。営巣防止具10は、有底箱形のキャップ本体11、把持部12、及び、鍔部13を備える。キャップ本体11は、一端部を開口し、腕金Aの端部を外側から覆うことができる。把持部12は、キャップ本体11の外周方向に延び、絶縁操作棒5の工具部52に設けた一対の把持腕5a・5bで把持できる。鍔部13は、キャップ本体11の開口側から延在し、先端縁から切り欠いた切り欠き部13dを有する。切り欠き部13dに支持ボルトBsを導入した状態から、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを鍔部13に締結することで、営巣防止具10を腕金Aの端部に固定できる。【選択図】図1

Description

本発明は、腕金用営巣防止具に関する。特に、絶縁操作棒を用いて、無停電状態で電気工事を実施できる間接活線工事に適した腕金用営巣防止具であって、腕金の端部の開口から鳥類などが進入して営巣することを防止する腕金用営巣防止具の構造に関する。
例えば、電柱は、四角パイプ状の腕金を略水平状態で装架している。腕金は、ピン碍子を介して、架空送電線を支持している。従来から、腕金の端部の開口から鳥類などが進入して営巣すること防止するために、発砲スチロールなどを腕金の開口に埋め込んで、腕金の端部の開口を閉塞していた。しかし、発砲スチロールは、その材質の脆さから、経年変化などで腕金から脱落するなど、腕金の開口を閉塞し続けることが困難であった。
上述した不具合を解消するため、腕金の端部の開口から腕金の内部に進入容易な四角柱状の胴体部、胴体部の外周から突出し、腕金の内壁に当接自在な一つ以上の襞部、胴体部の基端部に形成し、腕金の端部の開口を塞ぐ蓋部、及び、蓋部の外周から突出し、間接活線工事用の絶縁操作棒で把持できる把持部で構成した、腕金用営巣防止具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−209018号公報
図14は、従来技術による腕金用営巣防止具の構成を示す斜視図である。なお、本願の図14は、特許文献1の図2に相当している。
図14を参照すると、従来技術による腕金用営巣防止具(以下、営巣防止具と略称する)9は、内部に空洞を有する四角柱状の胴体部91と一組の襞部921・922を備えている。又、営巣防止具9は、四角板状の蓋部93と把持部94を備えている。
図14を参照すると、胴体部91は、腕金Aの端部の開口から腕金Aの内部に進入できる。又、胴体部91は、腕金Aに開口したボルト穴Hbに挿通される、図示しないピン碍子の支持ボルトを逃げる切り欠き溝91dを先端部に切り欠いている。
図14を参照すると、一組の襞部921・922は、胴体部91の外周から連続して突出している。胴体部91を腕金Aの内部に進入すると、一組の襞部921・922は、腕金Aから脱落困難に腕金Aの内壁に当接できる。
図14を参照すると、蓋部93は、胴体部91の基端部に形成されている。そして、胴体部91が腕金Aの内部に挿入された状態では、蓋部93は、腕金Aの開口を塞ぐことができる。
図14を参照すると、把持部94は、蓋部93の外周から部分的に突出している。把持部94は、間接活線工事用の絶縁操作棒(図示せず)で把持できる。営巣防止具9は、弾性変形が容易な合成樹脂で形成している。
特許文献1による営巣防止具9は、間接活線工事用の絶縁操作棒で把持できる把持部94を有しているので、無停電状態で営巣防止具9を腕金Aに取り付けることができる、としている。又、特許文献1による営巣防止具9は、腕金Aの内壁に当接自在な一つ以上の襞部を有しているので、腕金Aから脱落するリスクを軽減できる、としている。
しかしながら、特許文献1による営巣防止具は、振動などにより、腕金から脱落する心配がある。腕金に確実に固定できる腕金用営巣防止具が求められている。
又、特許文献1による営巣防止具は、腕金の開口に埋め込んだ発泡スチロールが腕金から脱落するまでは、発泡スチロールを腕金から除去する必要がある。しかし、間接活線工具を用いて、発泡スチロールを腕金から除去することは容易でなく、発泡スチロールを除去する過程では、発泡スチロールの破片が地上に散乱する心配がある。
発泡スチロールを腕金から除去することなく、間接活線工事用の絶縁操作棒を用いて、腕金の端部の開口を塞ぐ腕金用営巣防止具が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、腕金の開口に埋め込んだ発泡スチロールを腕金から除去することなく、間接活線工事用の絶縁操作棒を用いて、腕金の端部の開口を確実に塞ぐ腕金用営巣防止具を提供することを目的とする。
本発明者は、腕金の端部を外側から覆う有底箱形のキャップ本体、キャップ本体の外周方向に延びる把持部、及び、キャップ本体の開口側から延在し、切り欠き部を先端部側に有する鍔部で、腕金用営巣防止具を構成し、鍔部の切り欠き部にピン碍子の支持ボルトを導入し、鍔部をナットで腕金に締結することで、上記の課題を解決できると考え、これに基づいて、以下のような新たな腕金用営巣防止具を発明するに至った。
(1)本発明による腕金用営巣防止具は、ピン碍子を端部に取り付けた腕金の端部の開口を塞ぐ腕金用営巣防止具であって、前記腕金を端部の開口側から内部に導入自在に一端部を開口し、他端部を閉塞し、前記腕金の端部を外側から覆う有底箱形のキャップ本体と、前記キャップ本体の開口側から部分的に延在した板状の鍔部と、を備え、前記鍔部は、先端縁から切り欠き、前記ピン碍子を支持する支持ボルトを外周方向から導入できる切り欠き部を有し、前記鍔部の切り欠き部に前記支持ボルトを導入した状態から、支持ボルトに螺合した一つ以上のナット部材を前記鍔部に締結することで、前記腕金の端部に固定できる。
(2)前記把持部は、基端縁を前記キャップ本体の外周に固定した固定把持板からなってもよい。
(3)前記把持部は、基端縁を前記キャップ本体の外周に回動自在に連結した可動把持板からなり、前記可動把持板は、前記支持ボルトを先端部から導入でき、前記支持ボルトに螺合した一つ以上のナット部材の脱落を防止するナット脱落防止用の長穴を中央部に開口していてもよい。
本発明による腕金用営巣防止具は、他端部を閉塞し、腕金の端部を外側から覆う有底箱形のキャップ本体を備えているので、劣化した発泡スチロールを取り除くことなく、腕金の端部の開口を塞ぐことができる。
又、本発明による腕金用営巣防止具は、ピン碍子を支持する支持ボルトを外周方向から導入できる切り欠き部を有する鍔部をキャップ本体の開口側から延在しているので、支持ボルトに螺合した一つ以上のナット部材を鍔部に締結することで、腕金用営巣防止具を腕金の端部に確実に定できる。
本発明の一実施形態による腕金用営巣防止具の構成を示す斜視図である。 前記実施形態による腕金用営巣防止具を拡大した斜視図であり、図2(A)は、腕金用営巣防止具を正面側及び上面側から観た状態図、図2(B)は、金用営巣防止具を背面側及び上面側から観た状態図である。 前記実施形態による腕金用営巣防止具の構成を示す図であり、図3(A)は、腕金用営巣防止具の縦断面図、図3(B)は、腕金用営巣防止具の背面図である。 前記実施形態による腕金用営巣防止具の使用状態を示す図であり、腕金用営巣防止具を腕金の端部に装着する前の状態図である。 前記実施形態による腕金用営巣防止具の使用状態を示す図であり、腕金用営巣防止具を腕金の端部に装着した状態図である。 本発明の他の実施形態による腕金用営巣防止具の構成を示す斜視図である。 他の実施形態による腕金用営巣防止具を拡大した斜視図であり、図7(A)は、腕金用営巣防止具を正面側及び上面側から観た状態図、図7(B)は、金用営巣防止具を背面側及び上面側から観た状態図である。 他の実施形態による腕金用営巣防止具の構成を示す図であり、図8(A)は、腕金用営巣防止具の縦断面図、図8(B)は、腕金用営巣防止具の背面図である。 他の実施形態による腕金用営巣防止具の使用状態を示す図であり、腕金用営巣防止具を腕金の端部に装着する前の状態図である。 他の実施形態による腕金用営巣防止具の使用状態を示す図であり、腕金用営巣防止具を腕金の端部に装着した状態図である。 他の実施形態による腕金用営巣防止具の使用状態を示す図であり、図11(A)は、可動把持板を反時計方向に回動して、可動把持板に開口した長穴に支持ボルトを押し込んだ状態図、図11(B)は、図11(A)の下面図である。 本発明による腕金用営巣防止具を操作するための絶縁操作棒の構成を示す正面図である。 図12の要部を拡大した正面図である。 従来技術による腕金用営巣防止具の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
本発明による腕金用営巣防止具の構成を説明する前に、本発明による腕金用営巣防止具を操作するための絶縁操作棒の構成を説明する。
(絶縁操作棒の構成)
図12又は図13を参照すると、絶縁操作棒5は、長尺の操作棒51と工具部52で構成している。又、絶縁操作棒5は、作動棒53を備えている。工具部52は、操作棒51の先端部に取り付けている。
図12又は図13を参照すると、工具部52は、開閉する一対の湾曲した把持腕5a・5bで構成している。そして、一方の把持腕5aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の把持腕5bは、一方の把持腕5aの基端部に設けた回動軸5cを中心に回動する可動腕となっている。
図12を参照すると、作動棒53は、操作棒51に沿って保持されている。作動棒53の先端部は、他方の把持腕5bに回動自在に連結している。そして、作動棒53の基端部に設けた操作レバー54を操作すると、一方の把持腕5aに対して、他方の把持腕5bを開閉できる。絶縁操作棒5は、操作棒51及び作動棒53の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで構成され、間接活線工法に好適なように、絶縁性を確保している。
図12を参照して、操作レバー54を握って、操作レバー54を操作棒51に近づけると、一方の把持腕5aに対して、他方の把持腕5bを閉じることができる。操作レバー54を解放すると、操作レバー54に連結したばね(図示せず)の力で、一方の把持腕5aに対して、他方の把持腕5bを開くことができる。図12又は図13は、一方の把持腕5aに対して、他方の把持腕5bが最大に開いた状態を示している。
図12又は図13を参照して、一方の把持腕5aは、先細り状の把持爪51aを突出している。把持爪51aは、把持面50aを形成している。把持面50aは、回動軸5cの回転中心から遠心方向に沿って略平行に形成されている。同様に、他方の把持腕5bは、先細り状の把持爪51bを突出している。把持爪51bは、把持面50bを形成している。把持面50bは、把持面50aと所定の開角を設けて配置されている。図12又は図13を参照して、操作レバー54を握ると、把持面50bを把持面50aに近づけることができる。
図12又は図13に示した絶縁操作棒5は、高所に配置された高圧配電線などを一対の把持爪51a・51bで把持できる、いわゆる「絶縁ヤットコ」になっている。
[一実施形態]
(腕金用営巣防止具の構成)
次に、本発明の一実施形態による腕金用営巣防止具の構成を説明する。図1から図5を参照すると、本発明の一実施形態による腕金用営巣防止具(以下、営巣防止具と略称する)10は、腕金Aの端部に取り付けることができる。腕金Aは、略水平状態で電柱Pに装架されている。又、腕金Aは、ピン碍子Piを端部に取り付けている。
図1から図5を参照して、営巣防止具10が腕金Aの端部の開口Opを塞ぐことで、開口Opから鳥類などが進入して営巣することを防止できる。
図1から図5を参照すると、営巣防止具10は、有底箱形のキャップ本体11、把持部12、及び、板状の鍔部13を備えている。営巣防止具10は、絶縁性を有する合成樹脂で構成することが好ましい。
図1から図5を参照すると、キャップ本体11は、一端部を開口している。キャップ本体11は、腕金Aをその端部の開口Op側から内部に導入できる。又、キャップ本体11は、他端部を閉塞している。キャップ本体11の内部に腕金Aの端部を導入すると、キャップ本体11は、腕金Aの端部を外側から覆うことができる。
図1から図5を参照すると、把持部12は、キャップ本体11の外周方向に延びている。把持部12は、間接活線工事用の絶縁操作棒5の工具部52に設けた一対の把持腕5a・5bで把持できる(図4又は図5参照)。そして、絶縁操作棒5は、営巣防止具10を操作できる。実施形態による把持部12は、基端縁をキャップ本体11の外周に固定した固定把持板からなっている。
図1から図5を参照すると、鍔部13は、キャップ本体11の開口側から部分的に延在している。図2(B)を参照すると、鍔部13は、先端縁から切り欠いた切り欠き部13dを有している。図4を参照して、ピン碍子Piを支持する支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを緩めた状態で、腕金Aをキャップ本体11の内部に導入すると、切り欠き部13dには、支持ボルトBsを外周方向から導入できる。
図5を参照して、鍔部13の切り欠き部13dに支持ボルトBsを導入した状態から、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを鍔部13に締結することで、営巣防止具10を腕金Aの端部に固定できる。
(腕金用営巣防止具の作用)
次に、実施形態による営巣防止具10の操作手順を説明しながら、営巣防止具10の作用及び効果を説明する。
最初に、図4を参照して、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを緩めておく。次に、図1又は図4を参照して、一対の把持腕5a・5bで把持部12を把持し、キャップ本体11の開口と腕金Aの端部の開口Opを対向配置する。
次に、図5を参照して、絶縁操作棒5を用いて(図12又は図13参照)、キャップ本体11の内部に腕金Aの端部を導入する。この状態では、切り欠き部13dには、支持ボルトBsを外周方向から導入している。次に、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを鍔部13に締結することで、営巣防止具10を腕金Aの端部に固定できる(図5参照)。
実施形態による営巣防止具10は、他端部を閉塞し、腕金Aの端部を外側から覆う有底箱形のキャップ本体11を備えているので、劣化した発泡スチロールを取り除くことなく、腕金Aの端部の開口を塞ぐことができる。
又、実施形態による営巣防止具10は、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nで鍔部13を腕金Aに締結しているので、営巣防止具10を腕金Aに確実に固定できる。
[別の実施形態]
(腕金用営巣防止具の構成)
次に、本発明の別の実施形態による腕金用営巣防止具の構成を説明する。図6から図11を参照すると、本発明の別の実施形態による腕金用営巣防止具(以下、営巣防止具と略称する)20は、腕金Aの端部に取り付けることができる。営巣防止具20が腕金Aの端部の開口Opを塞ぐことで、開口Opから鳥類などが進入して営巣することを防止できる。
図6から図11を参照すると、営巣防止具20は、有底箱形のキャップ本体21、把持部22、及び、板状の鍔部23を備えている。営巣防止具20は、絶縁性を有する合成樹脂で構成することが好ましい。
図6から図8を参照すると、キャップ本体21は、一端部を開口している。キャップ本体21は、腕金Aをその端部の開口Op側から内部に導入できる。又、キャップ本体21は、他端部を閉塞している。キャップ本体21の内部に腕金Aの端部を導入すると、キャップ本体21は、腕金Aの端部を外側から覆うことができる。
図6から図11を参照すると、把持部22は、キャップ本体21の外周方向に延びている。把持部22は、間接活線工事用の絶縁操作棒5の工具部52に設けた一対の把持腕5a・5bで把持できる(図9から図11参照)。実施形態による把持部22は、基端縁をヒンジ22hでキャップ本体21の外周に回動自在に連結した可動把持板からなっている。
図7又は図8(B)を参照すると、把持部22は、長穴221を中央部に開口している。図10から図11を参照して、把持部22を反時計方向に回動すると、長穴221には、支持ボルトBsを先端部から導入できる。なお、ヒンジ22hは、把持部22の姿勢が維持できるように、緊締されている。
図6から図10を参照すると、鍔部23は、キャップ本体21の開口側から部分的に延在している。図7(B)を参照すると、鍔部23は、先端縁から切り欠いた切り欠き部23dを有している。図9を参照して、ピン碍子Piを支持する支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを緩めた状態で、腕金Aをキャップ本体21の内部に導入すると、切り欠き部23dには、支持ボルトBsを外周方向から導入できる。
図10を参照して、鍔部23の切り欠き部23dに支持ボルトBsを導入した状態から、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを鍔部23に締結することで、営巣防止具20を腕金Aの端部に固定できる。
図11を参照して、図10に示した状態から、把持部22を反時計方向に回動すると、支持ボルトBsの先端部側を長穴221に嵌合できる。そして、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nの脱落を防止できる。
(腕金用営巣防止具の作用)
次に、別の実施形態による営巣防止具20の操作手順を説明しながら、営巣防止具20の作用及び効果を説明する。
最初に、図9を参照して、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを緩めておく。次に、図6又は図9を参照して、一対の把持腕5a・5bで把持部22を把持し、キャップ本体21の開口と腕金Aの端部の開口Opを対向配置する。
次に、図9を参照して、絶縁操作棒5を用いて(図12又は図13参照)、キャップ本体21の内部に腕金Aの端部を導入する。この状態では、切り欠き部13dには、支持ボルトBsを外周方向から導入している。次に、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nを鍔部23に締結することで、営巣防止具20を腕金Aの端部に固定できる(図10参照)。
次に、図11を参照して、図10に示した状態から、把持部22を反時計方向に回動すると、支持ボルトBsの先端部側を長穴221に嵌合できる。そして、ナット脱落防止キャップを用いることなく、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nの脱落を防止できる。
別の実施形態による営巣防止具20は、実施形態による営巣防止具10と同様な効果を奏するが、別の実施形態による営巣防止具20は、ナット脱落防止キャップを用いることなく、支持ボルトBsに螺合したナット部材Nの脱落を防止できる、という特別な効果がある。
本発明による腕金用営巣防止具は、以下の効果が期待できる。
(1)劣化した発泡スチロールを腕金から除去することなく、腕金用営巣防止具を腕金の端部に取り付けることができる。
(2)発泡スチロールの破片が地上に散乱する心配が無い。
(3)風などの振動によって腕金用営巣防止具が腕金から外れる心配が無くなる。
(4)間接活線工事用の絶縁操作棒を用いて、腕金用営巣防止具を腕金の端部に取り付けることができるので、安全であり安心である。
5 絶縁操作棒
10 営巣防止具(腕金用営巣防止具)
11 キャップ本体
12 把持部
13 鍔部
13d 切り欠き部
A 腕金
Bs 支持ボルト
N ナット部材
Pi ピン碍子

Claims (3)

  1. ピン碍子を端部に取り付けた腕金の端部の開口を塞ぐ腕金用営巣防止具であって、
    前記腕金を端部の開口側から内部に導入自在に一端部を開口し、他端部を閉塞し、前記腕金の端部を外側から覆う有底箱形のキャップ本体と、
    前記キャップ本体の外周方向に延び、間接活線工事用の絶縁操作棒で把持できる把持部と、
    前記キャップ本体の開口側から部分的に延在した板状の鍔部と、を備え、
    前記鍔部は、先端縁から切り欠き、前記ピン碍子を支持する支持ボルトを外周方向から導入できる切り欠き部を有し、
    前記鍔部の切り欠き部に前記支持ボルトを導入した状態から、支持ボルトに螺合した一つ以上のナット部材を前記鍔部に締結することで、前記腕金の端部に固定できる、腕金用営巣防止具。
  2. 前記把持部は、基端縁を前記キャップ本体の外周に固定した固定把持板からなる、請求項1記載の腕金用営巣防止具。
  3. 前記把持部は、基端縁を前記キャップ本体の外周に回動自在に連結した可動把持板からなり、
    前記可動把持板は、前記支持ボルトを先端部から導入でき、前記支持ボルトに螺合した一つ以上のナット部材の脱落を防止するナット脱落防止用の長穴を中央部に開口している、請求項1記載の腕金用営巣防止具。
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