JP2020046828A - 紙幣処理装置及び紙幣処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】機能性を向上する。【解決手段】紙幣処理システム1は、上位制御部4と紙幣処理装置6とを設け、上位制御部4は、使用者の口座に応じ設定された入金限度金額を読み出し、該入金限度金額を示す入金限度金額情報を紙幣処理装置6へ送信する入金限度金額取扱部29を有し、紙幣処理装置6は、入金される紙幣を受け付ける入金部12と、入金部12と接続され紙幣を搬送する搬送部15と、入金部12から搬送された紙幣を鑑別する鑑別部16と、鑑別部16の鑑別結果に基づき、入金される金額を計数する入金金額計数部30と、上位制御部4から取得した入金限度金額情報により示される入金限度金額と入金金額計数部30の計数結果とを逐次比較し、計数結果が入金限度金額を超えたか否かを判定する逐次比較部31と、計数結果が入金限度金額を超えた場合、紙幣の搬送を停止させる搬送制御部32と設ける。【選択図】図11

Description

本発明は紙幣処理装置及び紙幣処理システムに関し、例えば金融機関の窓口に設置され、紙幣に関する取引処理を行う紙幣処理装置(いわゆるテラーマシン)に適用して好適なものである。
従来、紙幣処理装置としては、金融機関において職員(いわゆるテラー)や顧客等の使用者に操作されることにより、使用者との間で現金の入金や出金等のような種々の取引処理を行うものが広く普及している。紙幣処理装置には、例えば使用者から紙幣を受け取ると共に使用者に紙幣を引き渡す接客部と、紙幣を所定の搬送路に沿って搬送する搬送部と、紙幣を鑑別する鑑別部と、紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を収納する紙幣カセットと、再利用すべきでないと鑑別された紙幣を収納するリジェクト庫とが設けられている。
そのような紙幣処理装置においては、入金時において入金金額を計数し、予め設定された入金限度金額をオーバーしたか否かを検知するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−312266号公報
しかしながらそのような紙幣処理装置においては、設定された入金限度金額よりも多くの紙幣が接客部に挿入された場合、入金限度金額を超えた分の紙幣は入金させないため計数する必要がないにも関わらず、挿入された全ての紙幣を計数していたため、取引時間が無駄に長くかかってしまい、機能性が低下するおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機能性を向上し得る紙幣処理装置及び紙幣処理システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の紙幣処理装置においては、入金される紙幣を受け付ける入金部と、入金部と接続され紙幣を搬送する搬送部と、入金部から搬送された紙幣を鑑別する鑑別部と、鑑別部の鑑別結果に基づき、入金される金額を計数する入金金額計数部と、所定の入金限度金額と入金金額計数部の計数結果とを逐次比較し、計数結果が入金限度金額を超えたか否かを判定する逐次比較部と、計数結果が入金限度金額を超えた場合、紙幣の搬送を停止させる搬送制御部とを設けるようにした。
また本発明の紙幣処理システムにおいては、上位制御装置と紙幣処理装置とを設け、上位制御装置は、使用者の口座に応じ設定された入金限度金額を読み出し、該入金限度金額を示す入金限度金額情報を紙幣処理装置へ送信する入金限度金額取扱部を有し、紙幣処理装置は、入金される紙幣を受け付ける入金部と、入金部と接続され紙幣を搬送する搬送部と、入金部から搬送された紙幣を鑑別する鑑別部と、鑑別部の鑑別結果に基づき、入金される金額を計数する入金金額計数部と、上位制御装置から取得した入金限度金額情報により示される入金限度金額と入金金額計数部の計数結果とを逐次比較し、計数結果が入金限度金額を超えたか否かを判定する逐次比較部と、計数結果が入金限度金額を超えた場合、紙幣の搬送を停止させる搬送制御部とを有するようにした。
本発明によれば、入金限度金額と計数結果とを逐次比較し計数結果が入金限度金額に達した場合、入金部からの紙幣の繰り出しを直ちに停止させることにより、入金部から全ての紙幣を繰り出すよりも前に、計数動作を停止させることができる。
第1及び第2の実施の形態による紙幣処理装置の内部構成を示す左側面図である。 第1の実施の形態による入金限度金額表を示す図である。 第1及び第2の実施の形態による紙幣処理装置の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による紙幣処理装置における紙幣の搬送(1)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣処理装置における紙幣の搬送(2)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣処理装置における紙幣の搬送(3)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣処理装置における紙幣の搬送(4)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣処理装置における紙幣の搬送(5)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣処理装置における紙幣の搬送(6)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による紙幣処理装置における紙幣の搬送(7)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による入金処理手順(1)を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による入金処理手順(2)を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による入金限度金額表を示す図である。 第2の実施の形態による入金処理手順(1)を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による入金処理手順(2)を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による紙幣処理装置の内部構成を示す左側面図である。 第3の実施の形態による入金処理手順(1)を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による入金処理手順(2)を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.紙幣処理システムの構成]
図1に示すように、第1の実施の形態による紙幣処理システム1は、ホスト2、上位制御装置20、紙幣処理装置6及びカード読取装置8により構成されており、上位制御装置20と紙幣処理装置6とが通信回線9により接続されている。
ホスト2は、例えばサーバであり、図2に示す入金限度金額表TB1を記憶している。入金限度金額表TB1は、金融機関の顧客毎の口座番号と、該口座番号の顧客が1回の入金取引において入金可能な限度金額である入金限度金額とを対応付けて記憶している。すなわち入金限度金額表TB1は、口座番号が「11111」の顧客の1回の入金取引における入金限度金額は「100,000円」であり、口座番号が「22222」の顧客の1回の入金取引における入金限度金額は「1,000,000円」であり、口座番号が「33333」の顧客の1回の入金取引における入金限度金額は「500,000円」であり、口座番号が「44444」の顧客の1回の入金取引における入金限度金額は「1,000,000円」であることを示している。
上位制御装置20は、例えばパーソナルコンピュータであり、所定の通信回線9により紙幣処理装置6と接続されている。上位制御装置20は、上位制御部4と操作表示部23とを有している。上位制御部4は、取引用アプリケーションを実行することにより、カード読取装置8を制御したり、取引用アプリケーション画面を操作表示部23に表示させたり、ホスト2から入金限度金額情報を取得して制御部11へ送出したりする。操作表示部23は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルとなっている。
カード読取装置8は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出され、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを上位制御部4の制御により行う。
第1の実施の形態による紙幣処理装置6は、例えば金融機関に設置される現金処理装置(いわゆるテラーマシン)であり、金融機関の職員や顧客(以下これを使用者と呼ぶ)の操作により、現金(特に紙幣)に関する入金取引や出金取引等の各種取引を行う。以下では、紙幣処理装置6のうち使用者が対峙する正面側を前側とし、その反対を後側とし、前側から見た場合の左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
紙幣処理装置6には、内部に、制御部11、入金部12、第1出金部13a、第2出金部13b、搬送部15、鑑別部16、一時保留部17、複数の紙幣カセット18及びリジェクト庫19が設けられていると共に、外部に、表示部21、ボタン24及びボタン25が設けられている。
表示部21は、第1出金部13a及び第2出金部13bに搬送した紙幣枚数のカウンタを表示したり、紙幣処理装置6を保守する際に必要な項目を入力したり表示したりすることに用いられる。ボタン24及びボタン25は、物理キーであり、完了指示等の入力操作時に用いられる。
制御部11は、紙幣処理装置6の全体を統括的に制御している。この制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成され、図示しないROMやフラッシュメモリ等から装置側プログラムを読み出して実行することにより、上位制御部4等と連携しながら、入金処理や出金処理等のような種々の処理を行う。また制御部11は、内部にRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報やプログラム等を記憶させる。
入金部12は、紙幣処理装置6の上側に配置されており、内部に紙幣を集積した状態で収納する集積空間と、集積空間に集積されている紙幣を1枚ずつに分離して繰り出し搬送部15に引き渡すローラ等からなる分離機構12a等を有している。入金部12は、集積された紙幣が使用者により集積空間内に投入されると、これを1枚ずつに分離する紙幣分離動作を行って繰り出し、搬送部15に引き渡す。
第1出金部13aは、入金部12の前方に配置されており、内部に紙幣を集積した状態で収納する集積空間と、搬送部15から搬送されてきた紙幣を集積する集積機構等を有している。第1出金部13aは、搬送部15から紙幣が搬送されてくると紙幣を集積空間内へ放出して集積させた後、シャッタを開放して使用者に紙幣を取り出させる。第2出金部13bは、第1出金部13aの前方に配置されており、第1出金部13aと同様に構成されている。第2出金部13bは、搬送部15から紙幣が搬送されてくると紙幣を集積空間内へ放出して集積させた後、該シャッタを開放して使用者に紙幣を取り出させる。以下では第1出金部13a及び第2出金部13bをまとめて出金部13とも呼ぶ。
搬送部15は、紙幣処理装置6内の各部を結ぶ搬送路Yに沿って配置された各種ローラやベルト、並びにこれらを駆動するためのギアやモータ等により構成されている。また搬送部15は、搬送路Yの分岐点に図示しない切替器を適宜配置している。この搬送部15は、制御部11の制御に基づき、搬送路Yに沿って紙幣を搬送すると共に、切替器により該紙幣の搬送先を切り替える。因みに図1では、搬送部15を構成する部品の一部のみを模式的に示している。搬送部15は、入金部12から出金部13まで紙幣を戻すことなく搬送可能に構成されている。また搬送部15は、入金部12の分離機構12aとは独立して駆動するように構成されている。
鑑別部16は、入金部12の後方下側であって、搬送部15の搬送路Y上に配置されている。この鑑別部16は、種々のセンサを有しており、搬送部15により搬送されてくる紙幣の金種、真偽、正損、走行状態などを基に、取り扱うことのできる取扱可能紙幣であるか否かを鑑別し、その鑑別結果を制御部11へ送出する。また鑑別部16は、紙幣における損傷の程度を基に、再利用することができる再利可能紙幣であるか否かを鑑別し、その鑑別結果を制御部11へ送出することもできる。
一時保留部17は、第2出金部13bの下側に配置されており、搬送部15により搬送されてきた紙幣を内部に一時的に収納して保留し、また保留している紙幣を1枚ずつ搬送部15へ繰り出す。
紙幣処理装置6内の下部には、リジェクト庫19が最も前側で、その後ろに紙幣カセット18e、18d、18c、18b及び18aが前後方向に並んで設けられている。以下では紙幣カセット18a、18b、18c、18d及び18eをまとめて紙幣カセット18とも呼ぶ。各紙幣カセット18は、内部に紙幣を集積した状態で収納する集積空間と、搬送部15から搬送されてきた紙幣を該集積空間内へ放出して集積させる放出機構と、集積空間内に集積されている紙幣を1枚ずつに分離して繰り出し搬送部15に引き渡す分離機構等を有している。この紙幣カセット18は、搬送部15から搬送されてくる紙幣(正常紙幣)を上下方向に重ねて内部に収納し、また収納している紙幣を1枚ずつ繰り出して搬送部15へ受け渡す。
リジェクト庫19は、内部に紙幣を収納する集積空間や、搬送部15から搬送されてきた紙幣を該集積空間内へ放出して集積させる放出機構等を有している。このリジェクト庫19は、鑑別部16において再利用不可能と鑑別された紙幣(リジェクト券)が搬送部15により搬送されてくると、内部に収納する。
かかる構成において紙幣処理装置6は、鑑別部16による紙幣の鑑別結果等をもとに制御部11が各部を制御して、入金処理、収納処理及び出金処理等を行う。
例えば使用者が紙幣処理装置6との間で入金取引を行う場合、制御部11は、上位制御部4等と連携しながら、入金部12のシャッタを開いて紙幣を投入させる。入金部12は、紙幣が投入されると、シャッタを閉じてから分離機構12aにより紙幣を1枚ずつに分離して搬送部15へ引き渡す。搬送部15は、受け取った紙幣を搬送すると共に鑑別部16により鑑別させ、得られた鑑別結果を制御部11へ通知する。これに応じて制御部11は、各紙幣の搬送先を決定する。このとき制御部11は、鑑別部16において正常と鑑別された紙幣(いわゆる正券)を一時保留部17へ搬送して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣(いわゆる損券や偽券等)を第2出金部13bへ搬送して行員に返却する。
その後制御部11は、操作表示部23を介して使用者に入金金額を確定させ、一時保留部17に保留している紙幣を鑑別部16へ搬送させてその金種及び損傷の程度等を鑑別させ、その鑑別結果を取得する。続いて制御部11は、紙幣の損傷の程度が大きければ、これを再利用すべきでないリジェクト券として、リジェクト庫19へ搬送して収納させる。また制御部11は、紙幣の損傷の程度が小さければ、これを再利用すべき紙幣とし、その金種に応じた紙幣カセット18へ搬送して収納させる。
一方、例えば使用者が紙幣処理装置6との間で出金取引を行う場合、制御部11は、上位制御部4等と連携しながら、操作表示部23を介して所定の操作入力を受け付けた後、出金すべき金額に応じた紙幣を紙幣カセット18から繰り出させる。続いて制御部11は、この紙幣を搬送部15に引き渡し、該搬送部15により鑑別部16へ搬送して鑑別させた上で第1出金部13a又は第2出金部13bへ搬送する。第1出金部13a又は第2出金部13bは、シャッタを開いてこの紙幣を使用者に取り出させる。
[1−2.紙幣処理システムの機能構成]
ここで、紙幣処理システム1における後述する入金処理に関係する基本的な機能を、図3に機能ブロック図として示す。紙幣処理システム1は、上位制御部4(図1)が取引用アプリケーションを実行すると共に紙幣処理装置6の制御部11(図1)が所定の装置側プログラムを実行することにより、入金限度金額取扱部29、入金金額計数部30、逐次比較部31及び搬送制御部32の各機能ブロックを実現する。入金限度金額取扱部29は、ホスト2、上位制御部4及びカード読取装置8と対応しており、カード読取装置8に挿入されたカードに記録されたカード情報に含まれる口座番号に対応する入金限度金額を入金限度金額表TB1(図2)から取得し、入金取引における入金限度金額として取り扱う。入金金額計数部30は、制御部11及び鑑別部16と対応しており、鑑別部16の鑑別結果に基づき、入金される金額を計数する。逐次比較部31は、制御部11と対応しており、所定の入金限度金額と入金金額計数部30の計数結果とを1枚の紙幣毎に逐次比較し、計数結果が入金限度金額を超えたか否かを判定する。搬送制御部32は、制御部11及び入金部12と対応しており、分離機構12a及び搬送部15を制御し、計数結果が入金限度金額を超えた場合、分離機構12aのローラを停止させることにより、入金部12からの繰り出し、すなわち紙幣の搬送を停止させる。
[1−3.入金処理]
次に、紙幣処理システム1による入金処理の具体的な処理手順について、図11及び図12に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。上位制御部4は、取引用アプリケーションを実行することにより図11に示す入金処理手順RT1を開始し、操作表示部23の取引用アプリケーション画面に入金取引用画面を表示させ、ステップSP1へ移る。ステップSP1において上位制御部4は、使用者によりカード読取装置8にカードが挿入され入金部12へ紙幣が挿入されるのを待ち受け、ステップSP2へ移る。ステップSP2において上位制御部4は、取引用アプリケーションにより、カードからカード情報を読み取り、該カード情報に含まれる口座番号に対応する入金限度金額を入金限度金額表TB1(図2)から入金限度金額取扱部29により取得し、ステップSP3へ移る。ステップSP3において上位制御部4は、取引用アプリケーション画面の紙幣セット完了ボタンが使用者により押下されるのを待ち受け、ステップSP4へ移る。なお使用者は、取引用アプリケーション画面の紙幣セット完了ボタンではなく、ボタン24又はボタン25(図1)を押下しても良い。
ステップSP4において上位制御部4は、取得した該当口座の入金限度金額を示す入金限度金額情報を取引用アプリケーションの入金限度金額取扱部29から制御部11の装置側プログラムへ送出し、入金計数開始指示を装置側プログラムへ行う。なお上位制御部4は、取引用アプリケーション画面の紙幣セット完了ボタンが使用者に押されることを待つのではなく、入金部12への紙幣挿入を検知したら自動的に計数を開始しても良い。
ステップSP5において制御部11は、記憶部から装置側プログラムを読み出して実行し、装置側プログラムが入金計数開始指示を受けると、装置側プログラムにより、まず搬送部15の搬送動作を開始した後に、入金部12の分離機構12aによる紙幣分離動作を開始し、紙幣を入金部12から1枚ずつ鑑別部16へ搬送し、ステップSP6へ移る。ステップSP6において制御部11は、入金部12に挿入された紙幣を全て繰り出したことにより入金が完了したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは入金が未だ完了していないことを表し、このとき制御部11はステップSP7へ移る。一方入金が正常に完了しステップSP6において肯定結果が得られると、このとき制御部11はステップSP16(図12)へ移る。
ステップSP7において制御部11は、鑑別部16により紙幣を鑑別させて鑑別結果を取得し、鑑別結果が正常券であったか又はリジェクト券であったかを判定する。ここでリジェクト券であるとの鑑別結果が得られると、このとき制御部11はステップSP8へ移る。ステップSP8において制御部11は、リジェクト券を鑑別部16から第2出金部13bへ搬送し、ステップSP6へ戻り、入金が完了するまで上述した処理を繰り返す。このとき、第2出金部13bがフルの場合、すなわち第2出金部13bの紙幣の収納量が上限に達した場合、制御部11は、リジェクト券を鑑別部16から第1出金部13aへ搬送する。
一方ステップSP7において正常券であるとの鑑別結果が得られると、このことは紙幣の金種が判明したことを表し、このとき制御部11はステップSP9へ移る。ステップSP9において制御部11は、入金金額計数部30により、鑑別部16で認識した金額を、今回の入金取引で正常券と判別された紙幣の現在の累計入金金額に加算することにより、入金金額を計数し、ステップSP10へ移る。
ステップSP10において制御部11は、累計入金金額が、取引用アプリケーションから取得した入金限度金額情報により示される入金限度金額を超えたか否か、すなわち入金限度金額オーバーが発生したか否かを逐次比較部31により判定する。ここで否定結果が得られると、このことは現時点では累計入金金額が入金限度金額をオーバーしていないことを表し、このとき制御部11はステップSP11へ移る。ステップSP11において制御部11は、正常券を鑑別部16から一時保留部17へ搬送し、ステップSP6へ戻り、入金が完了するまで上述した処理を繰り返す。
一方ステップSP10において肯定結果が得られると、このことは鑑別部16を紙幣が通過した際に累計入金金額を計数した時点で該累計入金金額が入金限度金額をオーバーしたことを表し、このとき制御部11は、ステップSP12へ移る。
ステップSP12において制御部11は、入金部12の分離機構12aによる紙幣分離動作を搬送制御部32により停止し、ステップSP13(図12)へ移る。この状態においては、図4に示すように、紙幣処理装置6内には、未鑑別紙幣BL1、鑑別済入金限度金額以内紙幣BL2及び入金限度金額オーバー検知紙幣BL3の3種類の紙幣が存在している。入金限度金額オーバー検知紙幣BL3は、入金限度金額オーバーと判定された紙幣である。未鑑別紙幣BL1は、入金限度金額オーバー検知紙幣BL3の後続の紙幣、すなわち未だ鑑別部16によって鑑別されていない紙幣である。鑑別済入金限度金額以内紙幣BL2は、正常券及びリジェクト券を含み、鑑別部16において既に鑑別され一時保留部17又は第2出金部13bへ搬送される紙幣のうち、入金限度金額オーバー検知紙幣BL3よりも先行する紙幣である。
また未鑑別紙幣BL1は、入金部繰出済紙幣BL1a、入金部分離途中紙幣BL1b及び入金部残留紙幣BL1cの3種類の紙幣が存在している。入金部繰出済紙幣BL1aは、鑑別部16と入金部12との間の搬送路Yに位置し入金部12から既に繰り出されている紙幣である。入金部分離途中紙幣BL1bは、入金部繰出済紙幣BL1aよりも後続であり入金部12から繰り出されている途中、すなわち分離機構12aのローラに当接している紙幣である。入金部残留紙幣BL1cは、入金部分離途中紙幣BL1bよりも後続であり入金部12内に集積されており未だ入金部12から繰り出され始めていない、すなわち分離機構12aのローラに当接していない紙幣である。
ステップSP13において制御部11は、図5に示すように入金限度金額オーバー検知紙幣BL3と入金部繰出済紙幣BL1aとを第2出金部13bへ搬送し、ステップSP14へ移る。このとき入金限度金額オーバー検知紙幣BL3よりも先行する鑑別済入金限度金額以内紙幣BL2は、第2出金部13b又は一時保留部17へ搬送される。ステップSP14において制御部11は、入金限度金額オーバー検知紙幣BL3及び入金部繰出済紙幣BL1aの第2出金部13bへの搬送が完了すると、搬送部15の搬送動作を停止し、ステップSP15へ移る。ステップSP15において制御部11は、全ての搬送動作が停止すると、図6に示すように入金部分離途中紙幣BL1b及び入金部残留紙幣BL1cを使用者に受け渡し、ステップSP16へ移る。ステップSP16において制御部11は、図7に示すように、第1出金部13a及び第2出金部13bへ集積させた、鑑別済入金限度金額以内紙幣BL2のうちのリジェクト券と入金限度金額オーバー検知紙幣BL3と入金部繰出済紙幣BL1aとである出金部残留紙幣を使用者に受け渡し、ステップSP17へ移る。
ステップSP17において上位制御部4は、入金部12及び出金部13からの紙幣の受け取りが完了すると、取引用アプリケーション画面に入金で受け付けた金額を表示させ、取引の完了又は取消のどちらかを使用者に選択させ、取引の完了が使用者に選択されたか否かを判定し、判定結果を制御部11へ送出する。ここで肯定結果が得られると、このことは使用者が入金取引を完了させることを望んでいることを表し、このとき制御部11は、ステップSP18へ移る。ステップSP18において制御部11は、図8に示すように、一時保留部17内に集積した鑑別済入金限度金額以内紙幣BL2(正常券)を、鑑別部16により判別された金種が設定されている紙幣カセット18へ搬送して収納し、ステップSP20へ移り入金処理手順RT1を終了する。
一方ステップSP17において否定結果が得られると、このことは使用者が入金取引を取り消して中断することを望んでいることを表し、このとき制御部11は、ステップSP19へ移る。ステップSP19において制御部11は、図9に示すように一時保留部17内に集積した鑑別済入金限度金額以内紙幣BL2(正常券)を第2出金部13bへ搬送して図10に示すように使用者に受け渡し、ステップSP20へ移り入金処理手順RT1を終了する。
[1−4.効果等]
以上の構成において紙幣処理装置6は、入金取引において入金部12から紙幣を1枚ずつ繰り出して搬送して鑑別部16を通過する際に計数し、入金限度金額と計数結果(累計入金金額)とを1枚毎に逐一比較し、計数結果が入金限度金額に達したか否かを1枚計数する毎に判定し、入金限度金額をオーバーしたと検知した場合、即座に入金部12の分離機構12aの駆動を停止させて入金部12からの紙幣の繰り出しを停止するようにした。
このため紙幣処理装置6は、入金部12に挿入された全紙幣を搬送するよりも前に入金部12からの紙幣の繰り出しを停止させることができる。これにより紙幣処理装置6は、入金限度金額オーバーが発生した際に入金部12に挿入された全紙幣を搬送しないため、無駄な搬送時間を削減することができ、入金取引時間を短縮できる。
また従来の紙幣処理装置においては、設定された入金限度金額よりも多くの紙幣が挿入された場合であっても、挿入された全ての紙幣を計数していた、すなわち入金限度金額オーバー検知後も無駄な紙幣を搬送していたため、入金限度金額オーバー検知紙幣BL3の後続の紙幣の搬送中にジャムエラー等の障害が発生する可能性があった。
これに対し紙幣処理装置6は、入金限度金額をオーバーしたと検知した場合、即座に入金部12の分離機構12aの駆動を停止させて入金部12からの紙幣の繰り出しを停止するようにした。このため紙幣処理装置6は、入金限度金額オーバー検知紙幣BL3の後続の紙幣の搬送中にジャムエラー等の障害が発生するリスクを回避できるため、障害発生率を低減できる。
また従来の紙幣処理装置においては、銀行やシステムにより入金限度金額が決まっており、口座毎に入金限度金額を変更したくても、入金限度金額を取引毎に変化させて取り扱うことができなかった。
これに対し紙幣処理装置6は、ホスト2に記憶された、口座番号と入金限度金額とを対応付けて記憶した入金限度金額表TB1(図2)から、現在入金取引を行おうとしている顧客の口座番号に対応した入金限度金額を示す入金限度金額情報を上位制御部4を介し取得することにより、口座毎に異なる入金限度金額を取り扱うことができる。
以上の構成によれば紙幣処理システム1は、上位制御部4と紙幣処理装置6とを設け、上位制御部4は、使用者の口座に応じ設定された入金限度金額を読み出し、該入金限度金額を示す入金限度金額情報を紙幣処理装置6へ送信する入金限度金額取扱部29を有し、紙幣処理装置6は、入金される紙幣を受け付ける入金部12と、入金部12と接続され紙幣を搬送する搬送部15と、入金部12から搬送された紙幣を鑑別する鑑別部16と、鑑別部16の鑑別結果に基づき、入金される金額を計数する入金金額計数部30と、上位制御部4から取得した入金限度金額情報により示される入金限度金額と入金金額計数部30の計数結果とを逐次比較し、計数結果が入金限度金額を超えたか否かを判定する逐次比較部31と、計数結果が入金限度金額を超えた場合、紙幣の搬送を停止させる搬送制御部32と設けるようにした。これにより紙幣処理装置6は、入金限度金額と計数結果とを逐次比較し計数結果が入金限度金額に達した場合、入金部12からの紙幣の繰り出しを直ちに停止させることにより、入金部12から全ての紙幣を繰り出すよりも前に、計数動作を停止させることができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.紙幣処理システムの構成]
図1に示すように、第2の実施の形態による紙幣処理システム101は、第1の実施の形態による紙幣処理システム1と比較して、紙幣処理装置6に代わる紙幣処理装置106を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。第2の実施の形態による紙幣処理装置106は、第1の実施の形態による紙幣処理装置6と比較して、制御部11に代わる制御部111を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。この紙幣処理装置106は、入金時において入金紙幣を一時保留部17へ一旦保留せずに、紙幣カセット18へ直接搬送するよう制御する、いわゆるダイレクト入金を行う。
ホスト2は、図13に示す入金限度金額表TB101を記憶している。入金限度金額表TB101は、顧客毎に割り当てられた属性である、口座の種類としての口座属性と、該口座属性の顧客が1回の入金取引において入金可能な限度金額である入金限度金額とを対応付けて記憶している。この口座属性は、1、2又は3の何れか1つが口座毎に割り当てられている。すなわち入金限度金額表TB101は、口座属性が「1」の顧客の1回の入金取引における入金限度金額は「100,000円」であり、口座属性が「2」の顧客の1回の入金取引における入金限度金額は「500,000円」であり、口座属性が「3」の顧客の1回の入金取引における入金限度金額は「1,000,000円」であることを示している。
[2−2.入金処理]
次に、紙幣処理装置106による入金処理手順RT101について、図11及び図12と対応するステップに同一符号を付した図14及び図15に示すフローチャートを用いて説明する。入金処理手順RT101は、入金処理手順RT1(図11及び図12)と比較して、ステップSP11に代わるステップSP111が設けられている点とステップSP19に代わるステップSP119が設けられている点とステップSP18が省略されている点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
ステップSP1〜ステップSP10において上位制御部4及び制御部111は、入金処理手順RT1(図11)と同様の処理を行い、ステップSP111へ移る。ステップSP111において制御部111は、正常券を鑑別部16から一時保留部17を介さずに鑑別部16により判別された金種が設定されている紙幣カセット18へ直接搬送し、ステップSP6へ戻り、入金が完了するまで上述した処理を繰り返す。
またステップSP12〜ステップSP16において紙幣処理装置106の制御部111は、入金処理手順RT1(図11及び図12)と同様の処理を行い、ステップSP17へ移る。ステップSP17において上位制御部4は、入金部12及び出金部13からの紙幣の受け取りが完了すると、取引用アプリケーション画面に入金で受け付けた金額を表示させ、取引の完了又は取消のどちらかを使用者に選択させ、取引の完了が使用者に選択されたか否かを判定し、制御部111へ送出する。ここで肯定結果が得られると、このことは使用者が入金取引を完了させることを望んでいることを表し、このとき制御部111は、ステップSP20へ移り入金処理手順RT101を終了する。このように正常券は一時保留部17を介さずに鑑別部16から紙幣カセット18へ直接搬送されているため、取引の完了が使用者に選択されると制御部111は、一時保留部17から紙幣カセット18へ紙幣を搬送するという動作を行うことなく、入金処理手順RT101を終了する。
一方ステップSP17において否定結果が得られると、制御部111は、ステップSP119へ移り、紙幣カセット18内の正常券を第2出金部13bへ搬送して使用者に受け渡し、ステップSP20へ移り入金処理手順RT101を終了する。
このように紙幣処理装置106は、入金紙幣を一時保留部17へ一旦保留せずに紙幣カセット18へ直接搬送する入金取引においても、入金限度金額オーバーを検知したら即座に搬送を停止するため、無駄な搬送時間を削減することができる。
その他の点においても、第2の実施の形態による紙幣処理システム101は、第1の実施の形態による紙幣処理システム1と同様の作用効果を奏し得る。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.紙幣処理システムの構成]
図16に示すように、第3の実施の形態による紙幣処理システム201は、ホスト34及び紙幣処理装置206により構成されており、ホスト34と紙幣処理装置206とが通信回線48により接続されている。ホスト34は、例えばサーバであり、上述した入金限度金額表TB1(図2)を記憶している。
紙幣処理装置206は、例えば金融機関に設置される現金自動預払機(いわゆるATM:Automatic Teller Machine)であり、顧客(以下これを使用者と呼ぶ)の操作により、現金(特に紙幣)に関する入金取引や出金取引等の各種取引を行う。この紙幣処理装置206は、入金部と出金部との区別がなく、1つの接客部40が紙幣の挿入と受取を行う装置である。
紙幣処理装置206には、紙幣処理部38の内部に、制御部39、接客部40、搬送部41、鑑別部42、一時保留部43、複数の紙幣カセット44、リジェクト庫45及び取り忘れ庫47が設けられていると共に、紙幣処理部38の外部に上位制御部35とカード読取部36と操作表示部46とが設けられている。上位制御部35は、所定の通信回線37により紙幣処理部38と接続されている。上位制御部35は、取引用アプリケーションを実行することにより、カード読取部36を制御したり、取引用アプリケーション画面を操作表示部46に表示させたり、ホスト34から入金限度金額情報を取得して制御部39へ送出したりする。カード読取部36は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出され、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを上位制御部35の制御により行う。
操作表示部46は、取引に際して操作画面を表示するLCDと、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルとなっている。
制御部39は、紙幣処理部38の全体を統括的に制御している。この制御部39は、図示しないCPUを中心に構成され、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、上位制御部35等と連携しながら、入金処理や出金処理等のような種々の処理を行う。また制御部39は、内部にRAMやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報やプログラム等を記憶させる。
接客部40は、紙幣処理部38の上前側に配置されており、使用者との間で紙幣を受け渡すことにより、該使用者に紙幣を入金させ、又は該使用者に紙幣を出金する。接客部40は、紙幣を収容する収容器や、開口部を開閉するシャッタ、紙幣を1枚ずつに分離して繰り出すローラ等からなる分離機構40a、及び搬送されてきた紙幣を集積する集積機構等を有している。この接客部40は、使用者により紙幣が収容器に投入されると、シャッタを閉塞し、分離機構40aにより紙幣を1枚ずつに分離して、搬送部41に順次引き渡す。また接客部40は、搬送部41から紙幣が搬送されてくると、これを集積機構により収容器内に順次放出して集積してから、シャッタを開放して使用者に受け取らせる。紙幣受け渡しのためのシャッタは、接客部40の上側に位置する紙幣処理装置206にも設けられている。
搬送部41は、紙幣処理部38内の各部を結ぶ搬送路Yに沿って配置された各種ローラやベルト、並びにこれらを駆動するためのギアやモータ等により構成されている。また搬送部41は、搬送路Yの分岐点に図示しない切替器を適宜配置している。この搬送部41は、制御部39の制御に基づき、搬送路Yに沿って紙幣を搬送すると共に、切替器により該紙幣の搬送先を切り替える。
鑑別部42は、接客部40の後方下側であって、搬送部41の搬送路Y上に配置されている。一時保留部43は、接客部40の後側に配置されており、搬送部41により搬送されてきた紙幣を内部に一時的に収納して保留し、また保留している紙幣を1枚ずつ搬送部41へ繰り出す。取り忘れ庫47は、鑑別部42の後方に配置されており、出金時に使用者により取り忘れられた紙幣を収納する。
紙幣処理部38内の下部には、リジェクト庫45が最も後側で、その前に紙幣カセット44a、44b、44c、44d及び44eが前後方向に並んで設けられている。以下では紙幣カセット44a、44b、44c、44d及び44eをまとめて紙幣カセット44とも呼ぶ。
リジェクト庫45は、内部に紙幣を収納する集積空間や、搬送部41から搬送されてきた紙幣を該集積空間内へ放出して集積させる放出機構等を有している。このリジェクト庫45は、鑑別部42において再利用不可能と鑑別された紙幣(リジェクト券)が搬送部41により搬送されてくると、内部に収納する。
かかる構成において紙幣処理装置206は、鑑別部42による紙幣の鑑別結果等をもとに制御部39が各部を制御して、入金処理、収納処理及び出金処理等を行う。
例えば使用者が紙幣処理装置206との間で入金取引を行う場合、制御部39は、上位制御部35等と連携しながら、接客部40のシャッタを開いて紙幣を投入させる。接客部40は、紙幣が投入されると、シャッタを閉じてから紙幣を1枚ずつに分離して分離機構40aにより搬送部41へ引き渡す。搬送部41は、受け取った紙幣を搬送すると共に鑑別部42により鑑別させ、得られた鑑別結果を制御部39へ通知する。これに応じて制御部39は、各紙幣の搬送先を決定する。このとき制御部39は、鑑別部42において正常と鑑別された紙幣(いわゆる正券)を一時保留部43へ搬送して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣(いわゆる損券や偽券等)を接客部40へ搬送して使用者に返却する。
その後上位制御部35は、操作表示部46を介して使用者に入金金額を確定させる。制御部39は、一時保留部43に保留している紙幣を鑑別部42へ搬送させてその金種及び損傷の程度等を鑑別させ、その鑑別結果を取得する。続いて制御部39は、紙幣の損傷の程度が大きければ、これを再利用すべきでないリジェクト券として、リジェクト庫45へ搬送して収納させる。また制御部39は、紙幣の損傷の程度が小さければ、これを再利用すべき紙幣とし、その金種に応じた紙幣カセット44へ搬送して収納させる。
一方、例えば使用者が紙幣処理装置206との間で出金取引を行う場合、上位制御部35は、制御部39等と連携しながら、操作表示部46を介して所定の操作入力を受け付ける。その後、制御部39は、出金すべき金額に応じた紙幣を紙幣カセット44から繰り出させる。続いて制御部39は、この紙幣を搬送部41に引き渡し、該搬送部41により鑑別部42へ搬送して鑑別させた上で接客部40へ搬送する。接客部40は、シャッタを開いてこの紙幣を使用者に取り出させる。
[3−2.入金処理]
次に、紙幣処理装置206による入金処理手順RT201について、図11及び図12と対応するステップに同一符号を付した図17及び図18に示すフローチャートを用いて説明する。入金処理手順RT201は、入金処理手順RT1(図11及び図12)と比較して、ステップSP1に代わるステップSP201と、ステップSP5に代わるステップSP205と、ステップSP6に代わるステップSP206と、ステップSP8に代わるステップSP208と、ステップSP12に代わるステップSP212と、ステップSP13に代わるステップSP213と、ステップSP15及びSP16に代わるステップSP215と、ステップSP19に代わるステップSP219とが設けられている点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。全体として、入金処理手順RT201は、入金処理手順RT1(図11及び図12)と比較して、入金部12、第1出金部13a及び第2出金部13bが接客部40に置き換わっている。
ステップSP201において上位制御部35は、使用者によりカード読取部36にカードが挿入され接客部40へ紙幣が挿入されるのを待ち受け、ステップSP2〜ステップSP4において入金処理手順RT1(図11)と同様の処理を行い、ステップSP205へ移る。
ステップSP205において制御部39は、装置側プログラムが入金計数開始指示を受けると、装置側プログラムにより、まず搬送部41の搬送動作を開始した後に、接客部40の分離機構40aによる紙幣分離動作を開始し、紙幣を接客部40から1枚ずつ鑑別部42へ搬送し、ステップSP206へ移る。ステップSP206において制御部39は、接客部40に挿入された紙幣を全て繰り出したことにより入金が完了したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このとき制御部39はステップSP7へ移る。一方入金が正常に完了しステップSP206において肯定結果が得られると、このとき制御部39はステップSP17(図18)へ移る。
ステップSP7においてリジェクト券であるとの鑑別結果が得られると、このとき制御部39はステップSP208へ移る。ステップSP208において制御部39は、リジェクト券を鑑別部42から接客部40へ搬送し、ステップSP206へ戻り、入金が完了するまで上述した処理を繰り返す。
一方ステップSP7において正常券であるとの鑑別結果が得られると、このとき制御部39はステップSP9へ移る。ステップSP9及びSP10において制御部39は、入金処理手順RT1(図11)と同様の処理を行い、ステップSP212へ移る。ステップSP212において制御部39は、接客部40の紙幣分離動作を搬送制御部32により停止し、ステップSP213(図18)へ移る。この状態においては、図16に示すように、紙幣処理装置206内には、未鑑別紙幣BL201、鑑別済入金限度金額以内紙幣BL202及び入金限度金額オーバー検知紙幣BL203の3種類の紙幣が存在している。入金限度金額オーバー検知紙幣BL203は、入金限度金額オーバーと判定された紙幣である。未鑑別紙幣BL201は、入金限度金額オーバー検知紙幣BL203の後続の紙幣、すなわち未だ鑑別部42によって鑑別されていない紙幣である。鑑別済入金限度金額以内紙幣BL202は、正常券及びリジェクト券を含み、鑑別部42において既に鑑別され一時保留部43又は接客部40へ搬送される紙幣のうち、入金限度金額オーバー検知紙幣BL203よりも先行する紙幣である。
また未鑑別紙幣BL201は、接客部繰出済紙幣BL201a、接客部分離途中紙幣BL201b及び接客部残留紙幣BL201cの3種類の紙幣が存在している。接客部繰出済紙幣BL201aは、鑑別部42と接客部40との間の搬送路Yに位置し接客部40から既に繰り出されている紙幣である。接客部分離途中紙幣BL201bは、接客部繰出済紙幣BL201aよりも後続であり接客部40から繰り出されている途中、すなわち分離機構40aのローラに当接している紙幣である。接客部残留紙幣BL201cは、接客部分離途中紙幣BL201bよりも後続であり接客部40内に集積されており未だ接客部40から繰り出され始めていない、すなわち分離機構40aのローラに当接していない紙幣である。
ステップSP213において制御部39は、入金限度金額オーバー検知紙幣BL203と接客部繰出済紙幣BL201aとを接客部40へ搬送し、ステップSP14へ移る。このとき入金限度金額オーバー検知紙幣BL203よりも先行する鑑別済入金限度金額以内紙幣BL202は、接客部40又は一時保留部43へ搬送される。ステップSP14において制御部39は、入金処理手順RT1(図12)と同様の処理を行い、ステップSP215へ移る。
ステップSP215において制御部39は、全ての搬送動作が停止すると、接客部40から繰出中の紙幣である接客部分離途中紙幣BL201bと、接客部40に残留した紙幣である接客部残留紙幣BL201cと、鑑別済入金限度金額以内紙幣BL202のうちのリジェクト券と、入金限度金額オーバー検知紙幣BL203と、接客部繰出済紙幣BL201aとを使用者に受け渡し、ステップSP17へ移る。ステップSP17及びSP18において制御部39は、入金処理手順RT1(図12)と同様の処理を行い、ステップSP20へ移り入金処理手順RT201を終了する。
一方ステップSP17において否定結果が得られると、このとき制御部39は、ステップSP219へ移る。ステップSP219において制御部39は、一時保留部43に集積された鑑別済入金限度金額以内紙幣BL202(正常券)を接客部40へ搬送して使用者に受け渡し、ステップSP20へ移り入金処理手順RT201を終了する。
このように紙幣処理装置206は、入金部と出金部と分かれておらず1つの接客部40が紙幣の挿入と受取を行う入金取引においても、入金限度金額オーバーを検知したら即座に搬送を停止するようにした。これにより紙幣処理装置206は、接客部40に挿入された全紙幣を搬送しないため、無駄な搬送時間を削減できる。
その他の点においても、第3の実施の形態による紙幣処理システム201は、第1の実施の形態による紙幣処理システム1と同様の作用効果を奏し得る。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、入金限度金額オーバーを検知すると、直ちに紙幣の搬送を停止させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、要は、入金限度金額オーバーを検知すると、少なくとも入金部12に投入された全ての紙幣が搬送部15に繰り出されるよりも前に分離機構12aの駆動を停止させれば良い。その場合、入金限度金額に達したと判定された紙幣よりも1枚分後続の紙幣が鑑別部16に到達するよりも前に、紙幣の搬送を停止させると好ましい。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、入金限度金額オーバーを検知すると、入金限度金額オーバー検知紙幣BL3の後続の紙幣が鑑別部16に到達するよりも前に、紙幣の搬送を停止させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、入金限度金額に達したと判定されても紙幣の搬送を継続して、入金限度金額オーバー検知紙幣BL3の後続紙幣に鑑別部16を通過させ、該後続紙幣が入金限度金額オーバー検知紙幣BL3よりも少額の紙幣であり、該後続紙幣の金額を累計入金金額に加算しても入金限度金額を超えない場合、該後続紙幣を一時保留部17へ保留した後に紙幣カセット18へ収納し、該入金限度金額オーバー検知紙幣BL3は第2出金部13bへ搬送して使用者に受け渡しても良い。その場合、入金する金額を可能な限り入金限度金額に近づけることができる。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第3の実施の形態においては、一時保留部43を使用して入金取引を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、一時保留部43を使用せずに、接客部40から紙幣カセット44へ直接紙幣を搬送しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ホスト2が入金限度金額表TB1を保持する場合について述べた。本発明はこれに限らず、上位制御部4又は制御部11が入金限度金額表TB1を保持しても良い。また、入金限度金額取扱部29は、制御部11が実現する機能ブロックであっても良い。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、上位制御部4と制御部11とで連携して入金処理を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、制御部11のみで入金処理を行っても良い。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、カード読取装置8と上位制御装置20とが接続される構成について述べた。本発明はこれに限らず、カード読取装置8を上位制御装置20に設け上位制御装置20と一体化させてもよい。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した第1の実施の形態においては、入金限度金額取扱部としての入金限度金額取扱部29を有する上位制御装置としての上位制御部4と、入金部としての入金部12と、搬送部としての搬送部15と、鑑別部としての鑑別部16と、入金金額計数部としての入金金額計数部30と、逐次比較部としての逐次比較部31と、搬送制御部としての搬送制御部32とを有する紙幣処理装置としての紙幣処理装置6とによって、紙幣処理システムとしての紙幣処理システム1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる入金限度金額取扱部を有する上位制御装置と、入金部と、搬送部と、鑑別部と、入金金額計数部と、逐次比較部と、搬送制御部とを有する紙幣処理装置とによって、紙幣処理システムを構成しても良い。
本発明は、紙幣等の紙葉状の媒体を集積し、外部から取り出させる種々の装置でも利用できる。
1、101、201……紙幣処理システム、2……ホスト、4……上位制御部、6、106、206……紙幣処理装置、8……カード読取装置、9……通信回線、11、111……制御部、12……入金部、12a……分離機構、13a……第1出金部、13b……第2出金部、15……搬送部、Y……搬送路、16……鑑別部、17……一時保留部、18……紙幣カセット、19……リジェクト庫、20……上位制御装置、21……表示部、23……操作表示部、24、25……ボタン、29……入金限度金額取扱部、30……入金金額計数部、31……逐次比較部、32……搬送制御部、34……ホスト、35……上位制御部、36……カード読取部、37……通信回線、38……紙幣処理部、39……制御部、40……接客部、40a……分離機構、41……搬送部、42……鑑別部、43……一時保留部、44……紙幣カセット、45……リジェクト庫、46……操作表示部、47……取り忘れ庫、48……通信回線、BL1、BL201……未鑑別紙幣、BL2、BL202……鑑別済入金限度金額以内紙幣、BL3、BL203……入金限度金額オーバー検知紙幣、BL1a……入金部繰出済紙幣、BL1b……入金部分離途中紙幣、BL1c……入金部残留紙幣、BL201a……接客部繰出済紙幣、BL201b……接客部分離途中紙幣、BL201c……接客部残留紙幣、TB1、TB101……入金限度金額表。

Claims (16)

  1. 入金される紙幣を受け付ける入金部と、
    前記入金部と接続され前記紙幣を搬送する搬送部と、
    前記入金部から搬送された前記紙幣を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別部の鑑別結果に基づき、入金される金額を計数する入金金額計数部と、
    所定の入金限度金額と前記入金金額計数部の計数結果とを逐次比較し、前記計数結果が前記入金限度金額を超えたか否かを判定する逐次比較部と、
    前記計数結果が前記入金限度金額を超えた場合、前記紙幣の搬送を停止させる搬送制御部と
    を有する紙幣処理装置。
  2. 前記搬送制御部は、
    前記計数結果が前記入金限度金額を超えたと前記逐次比較部が検出した場合、前記入金部に投入された全ての前記紙幣が前記搬送部に繰り出されるよりも前に、前記入金部からの前記紙幣の繰り出しを停止させる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記搬送制御部は、
    前記計数結果が前記入金限度金額を超えたと前記逐次比較部が検出した場合、前記入金限度金額に達したと判定された前記紙幣の後続の紙幣が前記鑑別部に到達するよりも前に、前記入金部からの前記紙幣の繰り出しを停止させる
    請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記逐次比較部は、
    前記入金限度金額と前記計数結果とを、1枚の前記紙幣毎に逐次比較する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記搬送制御部は、
    前記計数結果が前記入金限度金額を超えたと前記逐次比較部が検出した場合、前記搬送部の駆動を停止させるのよりも先に、前記入金部から前記紙幣を繰り出す分離機構の駆動を停止させる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記搬送制御部は、
    前記分離機構の駆動を停止させた後も前記搬送部を駆動させ、前記分離機構が停止した時点において前記入金部から前記搬送部へ既に繰り出されている前記紙幣を所定の搬送先へ搬送し終わった後に、前記搬送部の駆動を停止させる
    請求項5に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記入金部は、
    前記搬送部の駆動が停止した後に、前記分離機構が停止した時点において前記入金部から繰り出し途中の紙幣と、前記入金部に残留している紙幣とを、使用者に受け渡す
    請求項6に記載の紙幣処理装置。
  8. 前記逐次比較部は、
    前記計数結果と、前記紙幣処理装置の外部から取得された前記入金限度金額とを逐次比較する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  9. 出金する前記紙幣を使用者に受け渡す出金部を前記入金部とは別にさらに有する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  10. 出金する前記紙幣を使用者に受け渡す出金部が前記入金部と一体に形成されている
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  11. 前記搬送制御部は、
    前記入金部から繰り出された前記紙幣を一時保留部へ一旦収納させた後に、入金取引の完了が使用者により選択されると、前記一時保留部から所定の収納先へ前記紙幣を搬送させる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  12. 前記搬送制御部は、
    前記入金部から繰り出された前記紙幣を一時保留部を介さずに、所定の収納先へ搬送させる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  13. 前記入金限度金額は、使用者の口座に応じて設定されている
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  14. 上位制御装置と紙幣処理装置とを有し、
    前記上位制御装置は、
    使用者の口座に応じ設定された入金限度金額を読み出し、該入金限度金額を示す入金限度金額情報を前記紙幣処理装置へ送信する入金限度金額取扱部
    を有し、
    前記紙幣処理装置は、
    入金される紙幣を受け付ける入金部と、
    前記入金部と接続され前記紙幣を搬送する搬送部と、
    前記入金部から搬送された前記紙幣を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別部の鑑別結果に基づき、入金される金額を計数する入金金額計数部と、
    前記上位制御装置から取得した前記入金限度金額情報により示される前記入金限度金額と前記入金金額計数部の計数結果とを逐次比較し、前記計数結果が前記入金限度金額を超えたか否かを判定する逐次比較部と、
    前記計数結果が前記入金限度金額を超えた場合、前記紙幣の搬送を停止させる搬送制御部と
    を有する紙幣処理システム。
  15. カード読取装置により読み取られたカード情報に含まれる口座番号毎に、前記入金限度金額を取り扱う入金限度金額取扱部
    をさらに有する請求項14に記載の紙幣処理システム。
  16. カード読取装置により読み取られたカード情報に含まれる口座番号が分類された口座の種類毎に、前記入金限度金額を取り扱う入金限度金額取扱部
    をさらに有する請求項14に記載の紙幣処理システム。
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