JP2020045974A - 同期装置 - Google Patents

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池田 正
Tadashi Ikeda
正 池田
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Abstract

【課題】変速ギヤとシンクロナイザリングとが相対回転している状態において、変速ギヤとシンクロナイザリングとの摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることができる同期装置を提供すること。【解決手段】周方向に延びる凸条62が軸方向に沿って所定ピッチで設けられた内側摩擦面61を有するブロックリング60と、内側摩擦面61と対向し、かつ、凸条62を軸方向に沿った方向に跨ぐ複数の凹部55が設けられた外側摩擦面54を有するギヤコーン50と、を備える同期装置。【選択図】図2

Description

本開示は、同期装置に関する。
特許文献1には、変速ギヤの外テーパコーン面に複数個の球面凹部を設け、かつ、シンクロナイザリングの内テーパコーン面に0〜3本の油切溝を設け、早期に同期作用の不良が生じるのを抑制した同期装置が開示されている。
実開平1−82334号公報
変速ギヤとシンクロナイザリングとが相対回転している状態において、変速ギヤとシンクロナイザリングとの摩擦面に供給される潤滑油の少ない場合であっても、摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることが求められている。
本開示の目的は、変速ギヤとシンクロナイザリングとが相対回転している状態において、変速ギヤとシンクロナイザリングとの摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることができる同期装置を提供することである。
本開示の一態様に係る同期装置は、周方向に延びる凸条が軸方向に沿って所定ピッチで設けられた内側摩擦面を有するブロックリングと、前記内側摩擦面と対向し、かつ、前記凸条を前記軸方向に沿った方向に跨ぐ複数の凹部が設けられた外側摩擦面を有するギヤコーンと、を備える同期装置である。
本開示に係る同期装置によれば、変速ギヤとシンクロナイザリングとが相対回転している状態において、変速ギヤとシンクロナイザリングとの摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることができる。
図1は、実施形態に係る同期装置の断面図である。 図2は、図1の2矢視図である。 図3は、ギヤコーンおよびブロックリングの拡大断面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本開示はこの実施形態により限定されるものではない。
まず、図1を参照して、本開示の実施形態に係る同期装置100の全体構成について説明する。図1には、同期装置100の断面図が示されている。図1における左右方向を「軸方向」、上下方向を「径方向」とそれぞれ定義する。図1における「CL」は中心線である。
同期装置100は、シャフト10と、クラッチハブ20と、スリーブ30と、変速ギヤ40と、ギヤコーン50と、ブロックリング60とを備えている。なお、同期装置100の潤滑方式は、変速ギヤ40による掻き上げ方式である。
シャフト10は、変速機ケース(不図示)に軸支されており、中心線CL回りに回転する。
クラッチハブ20は、シャフト10にスプライン結合されており、シャフト10と一体回転する。クラッチハブ20の外周面には、スリーブ30とスプライン嵌合するスプラインが形成されている。
スリーブ30は、環状の部材である。スリーブ30の内周面には、クラッチハブ20のスプラインとスプライン嵌合するスプラインが形成されている。スリーブ30は、クラッチハブ20に対して軸方向に移動可能である。スリーブ30の外周面には、シフトフォーク(不図示)が係合する溝が、全周に亘って形成されている。
変速ギヤ40は、軸受を介してシャフト10に軸支されている。変速ギヤ40は、外周面にギヤ歯が形成された本体部と、本体部の内径側から軸方向に延在する支持部とを有する。
ギヤコーン50は、例えば鋼製の部品である。ギヤコーン50は、変速ギヤ40の支持部に外嵌固定されている。ギヤコーン50は、外周面にドグ歯51が形成された本体部52と、本体部52から軸方向に延在するテーパ部53とを有する。ドグ歯51は、スリーブ30の内周面に設けられたスプラインと選択的に係合する。テーパ部53の外周面(「外側摩擦面」の一例)54は、先端に向けて縮径している。
ブロックリング60は、例えば銅合金製の部品である。ブロックリング60は、ギヤコーン50のテーパ部53の外周側に配置されている。ブロックリング60の外周面には、スリーブ30のスプラインと選択的に係合するスプラインが設けられている。
ブロックリング60の内周面(「内側摩擦面」の一例)61は、テーパ部53の外周面54と摩擦係合する。内周面61には、周方向に延びる凸条62(図3を参照)が形成されている。凸条62は、螺旋状の凸条である。なお、凸条62は螺旋状の凸条には限定されない。また、凸条62の先端には、平面部が設けられている。なお、これに限定されず、凸条62の先端は、尖っていてもよいし、丸みを帯びていてもよい。
次に、図2および図3を参照して、ギヤコーン50およびブロックリング60について詳細に説明する。図2は、図1の2矢視図である。図2における上下方向を「周方向」と定義する。図2では、ギヤコーン50の一部分のみを示しており、ギヤコーン50以外の部品は省略している。図3は、ギヤコーン50およびブロックリング60の拡大断面図である。
ギヤコーン50のテーパ部53の外周面54には、複数の凹部55が設けられている。
図2に示すように、凹部55は、周方向に等間隔に整列して、全周に亘って設けられている。また、凹部55は、軸方向に沿った方向に等間隔に整列して設けられている。このような構成により、凹部55は、円周方向および軸方向に沿った方向で偏りなく、均等に分布している。
凹部55は、軸方向に沿った方向に複数列並んでいる。軸方向に沿った方向に隣り合う凹部55同士の間隔をaとすると、各列の間隔は、a/2である。また、周方向に隣り合う凹部55同士の間隔をbとすると、所定の列の凹部55と、所定の列と隣り合う列の凹部55とは、b/2ずれて配置されている。このような構成により、凹部55の面積を抑制しつつ、凹部55を均一に配置することができる。
図2に示すように、凹部55の縁の形状は、円形である。なお、凹部55の縁の形状は、円形には限定されず、楕円形、長円形等でもよい。また、凹部55の縁の形状は、直方形、正方形等の矩形でもよい。
図3に示すように、凹部55は、平面状の底面56を有する。なお、これに限定されず、凹部55は、曲面状の底面を有していてもよいし、凹部55の壁面そのものが球面状でもよい。また、凹部55の最深部の深さは、例えば0.2mm以上であることが好ましい。
これらの構成により、凹部55内に適切に潤滑油を保持することができる。そのため、ブロックリング60の内周面61とギヤコーン50の外周面54との間に適切に油膜を形成することができる。
図3を参照して、凹部55と、凸条62との寸法関係について説明する。凹部55の軸方向に沿った長さ(すなわち、凹部55の縁によって形成される円の直径)Dは、ブロックリング60の凸条62のピッチPに対して、以下の式(1)を満足するように設定されている。
P≦D<2P・・・(1)
凹部55の軸方向に沿った長さDと、凸条62のピッチPとが、上述の式(1)を満たすことにより、凹部55は、凸条62を軸方向に沿った方向に跨いでいる。これにより、ギヤコーン50とブロックリング60との摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることができ、変速ギヤ40の空転時の引き摺りトルクを低減させることができる。
外周面54の総面積に対する凹部55の合計面積の割合は、20%以下であることが好ましい。外周面54の総面積に対する凹部55の合計面積の割合を20%以下とすることで、同期作用を行う際に、外周面54と内周面61との間での摩耗量を適切に低減することができる。
そのため、長期に亘って、同期作用を適切に確保しつつ、ギヤコーン50とブロックリング60との摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることができる。一方、外周面54の総面積に対する凹部55の合計面積の割合が20%を超えると、同期作用を行う際に、外周面54と内周面61との間で摩耗が進行し、早期に同期作用の不良が生じる場合がある。
本実施形態において、凹部55の面積A55は、A55=πD /4である。したがって、凹部55の個数をn個とすると、凹部55の合計面積A55totalは、以下の式(2)で表すことができる。
55total=n×πD /4・・・(2)
一方、外周面54の総面積A54は、例えば以下のようにして算出することができる。ギヤコーン50に対してブロックリング60が接触する領域における軸方向の第一の端部から軸方向の対二の端部までの軸方向に沿った距離をLとする(図3を参照)。
ギヤコーン50に対してブロックリング60が接触する領域における軸方向の第一の端部と軸方向の対二の端部との中間点における直径をDとする(図3を参照)。この場合、外周面54の総面積A54は、以下の式(3)で表すことができる。
54=L×πD・・・(3)
よって、本実施形態では、以下の式(4)を満足させることで、外周面54の総面積に対する凹部55の合計面積の割合を20%以下とすることができる。
5nD ≦4LD・・・(4)
以上説明したように、本実施形態によれば、同期装置100は、周方向に延びる凸条62が軸方向に沿って所定ピッチで設けられた内周面61を有するブロックリング60と、内周面61と対向し、かつ、凸条62を軸方向に沿った方向に跨ぐ複数の凹部55が設けられた外周面54を有するギヤコーン50と、を備える。
これにより、ギヤコーン50とブロックリング60との摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることができる。
そのため、変速ギヤ40の空転時の引き摺りトルクを低減させることができる。
また、本実施形態によれば、凹部55の軸方向に沿った長さは、凸条62の軸方向に沿った方向のピッチ以上、かつ、凸条62の軸方向に沿った方向のピッチの2倍よりも短くなるように設定されている。
これにより、凹部55が確実に凸条62を軸方向に沿った方向に跨ぐようにすることができる。
また、本実施形態によれば、凹部55は、周方向に等間隔かつ軸方向に沿った方向に等間隔に設けられている。
これにより、凹部55を均一に配置することができる。
また、本実施形態によれば、外周面54の総面積に対する凹部55の合計面積の割合は、20%以下である。
これにより、長期に亘って、同期作用を適切に確保しつつ、ギヤコーン50とブロックリング60との摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることができる。
また、本実施形態によれば、凹部55は、平面状の底面を有する。また、凹部55の最深部の深さは、0.2mm以上に設定されている。
これらにより、凹部55内に適切に潤滑油を保持することができる。そのため、ブロックリング60の内周面61とギヤコーン50の外周面54との間に適切に油膜を形成することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
上述の実施形態では、銅合金製のブロックリングを例に説明を行ったが、これに限定されない。例えば、金属製のブロックリングの内周面に、カーボン等の摩擦材を固定したものでもよい。
また、上述の実施形態では、ブロックリングの内周面に、周方向に延びる溝が設けられたものを例に説明を行ったが、これに限定されない。例えば、ブロックリングの内周面には、周方向に延びる溝に加えて、軸方向に沿った方向に延びる溝が設けられてもよい。
本開示の同期装置によれば、変速ギヤとシンクロナイザリングとが相対回転している状態において、変速ギヤとシンクロナイザリングとの摩擦面の摩擦係数を安定して低減させることができ、摩擦面に供給される潤滑油の少ない同期装置に好適に用いられる。
10 シャフト
20 クラッチハブ
30 スリーブ
40 変速ギヤ
50 ギヤコーン
51 ドグ歯
52 本体部
53 テーパ部
54 外周面
55 凹部
56 底面
60 ブロックリング
61 内周面
62 凸条
100 同期装置

Claims (6)

  1. 周方向に延びる凸条が軸方向に沿って所定ピッチで設けられた内側摩擦面を有するブロックリングと、
    前記内側摩擦面と対向し、かつ、前記凸条を前記軸方向に沿った方向に跨ぐ複数の凹部が設けられた外側摩擦面を有するギヤコーンと、を備える、
    同期装置。
  2. 前記凹部の軸方向に沿った長さは、前記所定ピッチ以上であり、かつ、前記所定ピッチの2倍よりも短い、
    請求項1に記載の同期装置。
  3. 前記凹部は、前記周方向に等間隔かつ前記軸方向に沿った方向に等間隔に設けられている、
    請求項1または2に記載の同期装置。
  4. 前記外側摩擦面の総面積に対する前記凹部の合計面積の割合は、20%以下である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の同期装置。
  5. 前記凹部は平面状の底面を有する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の同期装置。
  6. 前記凹部の最深部の深さは、0.2mm以上である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の同期装置。
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