JP2020044796A - 樹脂凹版印刷版およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像部の色味を濃くしつつ、高精細な画像部でも画像潰れのない印刷物を得ることができる、樹脂凹版印刷版および樹脂凹版印刷版の製造方法を提供すること。【解決手段】版材の表面に、網点を有する画像部が形成された樹脂凹版印刷版であって、前記画像部中で、画像部端部領域に存在する網点の個数割合が60%以上である樹脂凹版印刷版。【選択図】 図2
Description
本発明は、樹脂凹版印刷版に関する。
凹版印刷版を用いるパッド印刷は、版面上にインクを載せ、金属製のドクター刃で掻き取ること、もしくは、ドクター刃の役割をするリング状のセラミックス製または特殊金属製エッジ付きインクカップの中にインクを入れて版面上をインクカップで掻き取ることによって、凹版印刷版の凹部にインクを充填し、そのインクをシリコーンゴムなどの柔軟なパッド面に転写させ、該パッドのインク付着面を被印刷体に圧着することによって印刷するオフセット印刷の一種である。また、凹版印刷版はグラビア印刷にも使用されている。(例えば特許文献1)。
通常、凹版印刷版は、凹部の深度、形状が印刷物の外観に大きく影響を与える。凹部の深度調節は、感光性樹脂印刷版原版上にポジティブの原画フィルムを密着させ、紫外線照射させた後、網点スクリーンフィルムを密着させ、紫外線照射することによって、凹部に網点を形成して凹部の深さが適切になるように調整するのが一般的である。
ところで、上記網点スクリーンを用いた方法で凹部の深度調節を行った場合、深度を深くするとインクの転写量が多くなるため、画像部の色味を濃くすることができる一方で、画像部が太るため、高精細な印刷物では画像潰れが発生していた。
そこで、本発明は、画像部の色味を濃くしつつ、高精細な画像部でも画像潰れのない印刷物を得ることができる、樹脂凹版印刷版およびその製造方法を提供することを目的とする。
発明者らは、網点スクリーンを用いる方法のように画像部に一様に網点を設けるのではなく、網点を形成する領域を工夫することにより上記課題を解決できることを見出した。
すなわち本発明は、版材の表面に網点を有する画像部が形成された樹脂凹版印刷版であって、前記画像部中で、画像部端部領域に存在する網点の個数割合が60%以上である樹脂凹版印刷版である。
本発明に係る樹脂凹版印刷版を用いることにより、画像部の色味を濃くしつつ、高精細な画像部でも画像潰れのない印刷物を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、目的や用途に応じて種々に変更して実施することができる。
本発明の実施の形態に係る樹脂凹版印刷版は、版材の表面に、網点を有する画像部が形成された樹脂凹版印刷版であって、前記画像部中で、画像部端部領域に存在する網点の個数割合が60%以上である。
図1は、本発明に係る樹脂凹版印刷版の実施の形態の1つを示す概略正面図である。ただし、簡略化のため、網点を図示していない。この実施の形態では、「コ」の字型の画像部10が樹脂凹版印刷版1の表面に形成されている。
本発明において、画像部端部とは、樹脂凹版印刷版に形成された画像部の最も外側の縁を指す。具体的には、図1で示すように、画像部10と非画像部20との境界線が、画像部端部12である。
本発明において、画像部端部領域とは、画像部内のうち画像部端部の近傍の領域のことをいう。具体的には、図1で示すように、画像部10の形状に応じ、その画像部端部12から画像部の内側へ向かう一定の領域が、画像部端部領域14である。なお、本明細書では、画像部10において画像部端部領域14よりも内側にある領域のことを、画像部中央領域16と呼ぶ場合がある。
本発明においては、画像部端部領域に存在する網点の個数割合が60%以上であることで、画像部端部における凹部の深度が浅くなり、その領域でのインクの転写量が少なくなる。その結果、画像部端部におけるインク転写部と非転写部の境界が明瞭になり、高精細な印刷物であっても画像潰れが生じない。
また、画像部中央領域に存在する網点の個数割合が40%未満と、画像部端部領域に存在する網点と比べて相対的に少なくなることから、画像部中央領域では凹部の深度が深くなり、その領域でのインクの転写量が多くなる。その結果、画像部の色味を十分濃くすることができる。
高精細な画像部でも画像潰れなく印刷する観点から、画像部端部領域に存在する網点の個数割合は、好ましくは70%以上であり、より好ましくは80%以上であり、さらに好ましくは90%以上であり、いっそう好ましくは95%以上である。
図2は、図1における破線で囲んだ領域Aの部分拡大図である。図2では、具体的に図示していなが、網点30は画像部端部領域14に存在するものである。この網点30と画像部端部12との最小距離dは、網点30の円周上の点Pと画像部端部12上の点Qとを結んだ直線PQの距離dのことである。具体的には、網点30の円周上の点Pの接線32を引き、直線PQと点Pについての接線との角度が90°となり、かつ、直線PQと画像部端部との角度が90°となる直線PQの距離を測定することで、dを求めることができる。
画像部は、文字、図柄など様々なパターンがあるが、局所的に見ると、一定の幅を有する線状ということができる。画像部線幅Lとは、その線の幅であり、具体的には、図2で示す画像部端部12上の点Qと点Rとの距離Lのことである。より具体的には、図2で示す直線PQを、点Pから点Qの反対側に引き延ばしたときに最初に交差する画像部端部の点Rまでの距離を測定することで、Lを求めることができる。
画像部線幅Lは、網点を形成する観点から、好ましくは100μm以上であり、より好ましくは200μm以上である。また、均一なインクの転写量の印刷物を得る観点から、好ましくは1000μm以下であり、より好ましくは800μm以下である。
これらの距離は、光学顕微鏡であるデジタルマイクロスコープ“VHX−2000”((株)キーエンス製)を用い、レンズZ20、倍率100倍の条件で測定する。
前述の画像部端部領域に存在する網点は、画像部端部と網点との最小距離dと画像部線幅Lとの比であるd/Lが0.00以上0.20以下となる範囲に存在する網点であることが好ましい。d/Lは、高精細な画像部でも画像潰れなく印刷する観点から、0.00以上である。また、画像部の深度を深くし、印刷時の色味を濃くする観点から、より好ましくは0.15以下であり、さらに好ましくは0.10以下である。
画像部内に存在する網点は、高精細な画像部でも画像潰れなく印刷する観点から、その直径が、好ましくは5.0μm以上であり、より好ましくは10μm以上である。一方で、画像部の深度を深くし、印刷時の色味を濃くする観点から、網点の直径は、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは30μm以下である。ただし、画像サイズに対して適切な大きさの網点とする観点から、網点の直径は、画像部線幅Lに対してL/4以下となることが好ましい。すなわち、網点の直径の最大値は、50μmおよびL/4(μm)のうち小さい方であることが好ましい。全ての網点の直径が同じであってもよいし、直径の異なる網点が混在していてもよい。
本発明の樹脂凹版印刷版における感光性樹脂層は、少なくともバインダーポリマー、エチレン性二重結合を有する化合物、および光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物から形成されることが好ましい。
バインダーポリマーは、(A)脂肪族環を分子主鎖に有するポリアミド(A−1)、後述の一般式(1)で表される骨格を有するポリアミド(A−2)および炭素数8以上のメチレン鎖を有するポリアミド(A−3)の中から選択される少なくとも1つ以上のポリアミド(以下、「ポリアミド(A)」という。)から成り、固体状態での形態を保持するための担体樹脂としての機能を有する。また、ポリアミド(A)は、感光性樹脂層へ低級アルコールを含む溶液による現像性を付与するために使用される。
ポリアミド(A)は水に不溶のため、ポリアミド(A)を含有する感光性樹脂組成物から得られた印刷版は、高湿度の環境下で使用しても水による影響を受けず、良好な耐摩耗性を有する。
ポリアミド(A)の数平均分子量は10,000〜1,000,000であることが好ましい。ポリアミド(A)の数平均分子量は、より好ましくは2,000以上、さらに好ましくは30,000以上、またより好ましくは1,000,000以下、さらに好ましくは200,000以下であるとよい。本明細書において、ポリアミド(A)の数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定されるポリスチレン換算の数平均分子量にすることができる。
ポリアミド(A)の含有量は、感光性樹脂組成物の20〜80質量%含まれることが好ましい。ポリアミド(A)の含有量は、より好ましくは20質量%以上、さらに好ましくは30質量%以上であるとよい。またポリアミド(A)の含有量は、より好ましくは80質量%以下、さらに好ましくは70質量%以下であるとよい。
ポリアミド(A)において、脂肪族環を分子主鎖に有するポリアミド(A−1)は、ポリアミドを重合する際に、脂肪族環を有するジアミンおよび/またはジカルボン酸ならびにその誘導体を共縮重合することによって得ることができる。脂肪族環として、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン等の脂環式化合物が挙げられる。ポリアミド(A)は、これら脂環式化合物の2価の残基を分子主鎖に有する。なかでもシクロヘキサンの残基が好ましく、例えば4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタンアジペート骨格残基を有するポリアミドが好ましい。
このようなポリアミドとしては、例えば、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタンアジピン酸塩を少なくとも含む重縮合物が知られている。また特許文献1に示すような、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタンアジピン酸塩と、ε−カプロラクタム、ヘキサメチレンジアンモニウムアジピン酸塩との共重縮合物が知られている。
またポリアミド(A)の別の例は、分子主鎖に脂肪族環を有しまたは有さずに、下記の一般式(1)で表される骨格を有する。
前記一般式(1)で表される骨格を有するポリアミド(A−2)は、ポリアミドのアミド結合の水素とホルムアルデヒドとメタノールを反応させ、アミド結合をN−メトキシメチル化することで得ることができる(たとえば特許文献2参照)。
このようなポリアミドとしては、たとえば、6−ナイロンのアミド結合の30%が前記一般式(1)で表される骨格に変性された、数平均分子量が40,000である“トレジン”(登録商標) MF−30(ナガセケムテックス株式会社製)が挙げられる。
またポリアミド(A)として、脂肪族環を分子主鎖に有するポリアミドと前記一般式(1)で表される骨格を有するポリアミドを混合して使用することも可能である。
さらに、ポリアミド(A)の別の例は、炭素数8以上のメチレン鎖を有するポリアミド(A−3)を挙げることができる。例えばナイロン6、ナイロン66にナイロン610、ナイロン11、ナイロン12等の炭素数8以上のメチレン鎖を有するモノマーを共重合させたいわゆる共重合体ナイロンを用いることも可能である。炭素数8以上のメチレン鎖を有するモノマーをポリアミド中のモノマーの重量比率で15〜60重量%含むことで低級アルコールに溶解可能となる。また、メチレン鎖の炭素数が8以上のとき低級アルコールに溶解可能となるため好ましく、炭素数が12以下のとき経済的に有利であるため好ましい。このような炭素数8以上のメチレン鎖を有するポリアミドとしては、例えば、ナイロン6/66/610/12を共重合した“アミラン”(登録商標)CM8000(東レ株式会社製)が挙げられる。
また、ポリアミド(A)として、炭素数8以上のメチレン鎖を有するポリアミドに、脂肪族環を分子主鎖に有するポリアミドおよび/または一般式(1)で表せる骨格を有するポリアミドを混合して使用することも可能である。
感光性樹脂組成物に使用される(B)エチレン性二重結合含有化合物の具体的な例としては、国際公開第2018−123773号に記載されているような、エチレン性二重結合を1個だけ有する化合物(B−1)や、エチレン性二重結合と活性水素を持つ化合物とを付加反応させて得られる多価(メタ)アクリレート、不飽和エポキシ化合物と活性水素を有する化合物とを付加反応させて得られる多価(メタ)アクリレート、多価(メタ)アクリルアミドおよび多価ビニル化合物などの2つ以上のエチレン性二重結合を有する化合物(B−2)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これらのエチレン性二重結合含有化合物のうち、1つ以上の水酸基を有するものが好ましい。そのような化合物は、ポリアミド(A)との相溶性がよく、また、抽出水のpHが5.5〜8.5の範囲の無機微粒子(D)の分散性も良好となり、感光性樹脂組成物に配合した際に、均一な組成物の作製が可能である。このような(B)エチレン性二重結合含有化合物としては、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、[4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]メチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシ−β’−(メタ)アクリロイルオキシエチルフタレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
さらに、2つ以上の水酸基を有する(B)エチレン性二重結合含有化合物がより好ましい。そのような化合物は、水酸基の水素結合により、パッド印刷に用いられるインクの有機溶剤による樹脂凹版印刷版の膨潤を抑制できる。このような化合物としては、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレートが挙げられるが、これらの例に限定されるものではない。
これら(B)エチレン性二重結合含有化合物の含有量はポリアミド(A)100質量部に対して、5〜200質量部であることが好ましい。(B)エチレン性二重結合含有化合物は、ポリアミド(A)100質量部に対しより好ましくは10質量部以上、さらに好ましくは20質量部以上含有するとよい。また(B)エチレン性二重結合含有化合物の含有量は、より好ましくは150質量部以下、さらに好ましくは100質量部以下であるとよい。
(B)エチレン性二重結合含有化合物は、アクリロイル基とメタアクリロイル基の両方を含む場合が好ましく、(B)エチレン性二重結合含有化合物におけるメタアクリロイル基の数がアクリロイル基の数よりも多いことが好ましい。一般に、メタアクリロイル基は、アクリロイル基よりも反応速度が遅い。そのため、ポジフィルムを介して紫外線照射した場合、メタアクリロイル基の数が多いと、レリーフの凹部が深くなるため、300線90%などの網点スクリーンフィルムを密着させ、紫外線照射し、形成したスクリーン目により、凹部の深度調整が容易となる。
感光性樹脂組成物に用いられる(C)光重合開始剤としては、光によって重合性の炭素−炭素不飽和基を重合させることができるものであれば全て使用できる。なかでも、光吸収によって、自己分解や水素引き抜きによってラジカルを生成する機能を有するものが好ましく用いられる。(C)光重合開始剤として例えば、ベンゾインアルキルエーテル類、ベンゾフェノン類、アントラキノン類、ベンジル類、アセトフェノン類、ジアセチル類などがある。
(C)光重合開始剤の配合量としては、ポリアミド(A)100質量部に対して0.1〜20質量部の範囲が好ましい。(C)光重合開始剤の配合量は、より好ましくは0.5質量部以上、さらに好ましくは1質量部以上であるとよい。また(C)光重合開始剤の配合量は、より好ましくは10質量部以下、さらに好ましくは8質量部以下であるとよい。
また、本発明の感光性樹脂凹版印刷版において、耐摩耗性に優れかつパッド印刷機のブレードでスキージした際の版表面のインクの掻き取り性を向上させる目的で、感光性樹脂組成物に無機微粒子(D)を配合してもよい。好ましい無機微粒子としては、平均粒子径が0.5μm以上4μm以下であって、真球度が0.90以上の無機微粒子をあげることができる。
無機微粒子(D)は、平均粒子径が0.5μm以上であることで、パッド印刷機のブレードした際の耐摩耗性を確保でき、4μm以下であることで、パッド印刷機のブレードで版表面のインクを掻き取ることができる。無機微粒子(D)の平均粒子径は、好ましくは0.8μm以上、より好ましくは1.0μm以上であるとよい。また平均粒子径は、好ましくは4.0μm以下、より好ましくは3.0μm以下であるとよい。さらに、無機微粒子(D)の真球度が0.90以上、好ましくは0.90〜1.0であることで、印刷版の表面粗さが小さくなるため、さらに良好なインクの掻き取り性を達成できる。なお、本発明において、無機微粒子(D)の平均粒子径とは、レーザー回折散乱法で測定したメジアン径である。また真球度とは、走査型電子顕微鏡により、無機微粒子(D)50個の形状観察を行い、個々の無機微粒子の最短径/最長径の比率を求め、50個の相加平均値としたものである。
このような無機微粒子(D)としては、金属単体無機微粒子、無機酸化物粒子、無機塩無機微粒子、有機成分および無機成分で構成される無機微粒子などが挙げられる。このうち、感光性樹脂組成物に光を照射し、光硬化させる際の紫外光の散乱を抑制する観点から、感光性樹脂組成物に含まれる有機成分である(A)ポリアミド、(B)エチレン性二重結合含有化合物、(C)光重合開始剤および界面活性剤との屈折率が比較的近いシリカ粒子が好ましい。さらに、安全に取り扱うことという観点から非晶質シリカがより好ましい。一方、ブレードで版面を掻き取る際の耐摩耗性を向上させるためには、シリカ粒子よりもビッカース硬度の大きいアルミナを用いることでき、シリカ粒子とアルミナを混合して使用することも可能である。
このような真球度が0.90以上の非晶質シリカおよびアルミナの製造方法としては、特に限定されるものではないが、特開昭58−145613号公報および特開2006−36915号公報に示すように、シリカ粒子またはアルミナ粒子を火炎中で溶融する方法、特開2006−36915号公報に示すように、VMC(Vaperized Metal Combustion)法により、シリコン粉末または金属アルミニウムを燃焼して製造する方法などが知られている。
無機微粒子(D)は、耐摩耗性を付与するために、感光性樹脂組成物に3質量%以上含まれることが好ましく、感光性樹脂層の形成を可能とするため70質量%以下とすることが好ましい。無機微粒子(D)の含有量は、より好ましくは8質量%以上であるとよく、60質量%以下であるとよい。
感光性樹脂組成物には、相溶性、柔軟性を高めるための相溶助剤としてエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン及びその誘導体、トリメチロールプロパン及びその誘導体、トリメチロールエタンおよびその誘導体、ペンタエリスリトールおよびその誘導体などの多価アルコール類を添加することも可能である。これらの多価アルコールは、感光性樹脂組成物全体に対して、30質量%以下を添加することか好ましい。特に相溶性が向上することで、樹脂組成物の濁り、低分子量成分のブリードアウトを抑制できる。
また、感光性樹脂組成物を用いた感光性樹脂印刷版原版より形成される樹脂凹版印刷版において、形状が良好な凹部を形成するために、感光性樹脂層中での光の散乱を抑制する目的で紫外線吸収剤を配合してもよい。好ましい紫外吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾフェノン系の化合物が挙げられ、これらを1種類以上使用することが可能である。なお、紫外線吸収剤の配合量は、全感光性樹脂組成物に対して、0.001〜5質量%の範囲で使用することが好ましい。
さらに、感光性樹脂組成物の熱安定性を高くするために、従来公知の(E)重合禁止剤を添加することができる。好ましい(E)重合禁止剤としては、フェノール類、ハイドロキノン類、カテコール類、N−ニトロソアミン誘導体などが挙げられる。これらの配合量は、全感光性樹脂組成物に対して、0.001〜5の範囲で使用することが好ましい。
また、感光性樹脂組成物には他の成分として、有機溶剤、染料、顔料、界面活性剤、消泡剤、香料などを添加することができる。
次に感光性樹脂積層体について説明する。感光性樹脂積層体は、少なくとも支持体(F)上に、接着層(G)、感光性樹脂組成物より形成された層、および保護層がこの順に積層されている。そして、感光性樹脂印刷版原版は、当該感光性樹脂積層体を用いて形成される。すなわち、感光性樹脂印刷版原版は、少なくとも支持体上(F)に、接着層(G)、感光性樹脂組成物より形成される感光性樹脂層(H)、保護層が順次積層されてなる。
支持体(F)としては、ポリエステルなどのプラスチックシートやスチレン−ブタジエンゴムなどの合成ゴムシート、スチール、ステンレス、アルミニウムなどの金属板を使用することができるが、パッド印刷では特に、版面上にインクを載せ、金属製のドクター刃で掻き取るため、もしくは、ドクター刃の役割をするリング状のセラミックス製または特殊金属製エッジ付きインクカップの中にインクを入れて版面上をインクカップで掻き取るため、掻き取る際の力で支持体が変形しないよう金属板を用いることが好ましい。
支持体(F)の形状は板、ロールなどを使用することができるが、印刷方法によって適宜選択することが好ましい。
支持体(F)の厚さは特に限定されないが、取扱性の観点から100〜500μmの範囲が好ましい。100μm以上であれば支持体が変形することが抑制され、500μm以下であれば取り扱い性が向上する。
支持体(F)は、感光性樹脂層(H)との接着性を向上させる目的で、易接着処理されていることが好ましい。易接着処理の方法としては、サンドブラストなどの機械的処理、コロナ放電などの物理的処理、コーティングなどによる化学的処理などが例示できるが、コーティングにより接着層(G)を設けることが接着性の観点から好ましい。
接着層(G)は、支持体(F)および感光性樹脂層(H)の接着性を向上させるものであれば特に制限されない。接着層(G)は、好ましくは感光性樹脂層(H)に含まれる構成単位のうち少なくとも一部分を含有することにより、さらに接着性が向上する。このような共通する構成単位として、低級アルコールを含む溶液に可溶性を有する高分子化合物が例示される。また可溶性高分子化合物として、ε−カプロラクタムの単位を含むポリアミド樹脂を好ましく挙げることができる
感光性樹脂層(H)は、上記の感光性樹脂組成物より形成される。感光性樹脂層(H)の厚さは、十分なレリーフ深度を有し印刷適性を向上させる観点から、0.01mm以上が好ましく、0.02mm以上がより好ましい。一方、感光性樹脂層(H)の厚さはコスト、省資源の観点から1mm以下が好ましく、0.7mm以下がより好ましい。
感光性樹脂層(H)は、上記の感光性樹脂組成物より形成される。感光性樹脂層(H)の厚さは、十分なレリーフ深度を有し印刷適性を向上させる観点から、0.01mm以上が好ましく、0.02mm以上がより好ましい。一方、感光性樹脂層(H)の厚さはコスト、省資源の観点から1mm以下が好ましく、0.7mm以下がより好ましい。
感光性樹脂印刷版原版は、表面保護、異物等の付着防止の観点から、感光性樹脂層(H)上に保護層としてカバーフィルム(I)を有することが好ましい。感光性樹脂層(H)はカバーフィルム(I)と直接接していてもよいし、感光性樹脂層(H)とカバーフィルム(I)の間に1層または複数の層を有していてもよい。感光性樹脂層(H)とカバーフィルム(I)の間の層としては、例えば、感光性樹脂層表面の粘着を防止する目的で設けられる剥離補助層(J)などが挙げられる。
カバーフィルム(I)の材質は特に限定されないが、ポリエステル、ポリエチレンなどのプラスチックシートが好ましく使用される。カバーフィルム(I)の厚さは特に限定されないが、10〜150μmの範囲が取扱性、コストの観点から好ましい。またカバーフィルム表面は、原画フィルムの密着性向上を目的として粗面化されていてもよい。
次に、感光性樹脂凹版印刷版原版の製造方法について説明する。例えば、ポリアミド(A)をアルコールを主成分とする混合溶媒に加熱溶解した後に、(B)エチレン性二重結合含有化合物、(C)光重合開始剤および必要に応じて、無機微粒子、可塑剤その他の添加剤等を添加し、撹拌して十分に混合し、感光性樹脂組成物溶液を得る。
感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層(H)は、上述の方法によって得られた感光性樹脂組成物溶液を、接着層(G)を有する支持体(F)に流延し、乾燥することで得ることができる。その後、任意に剥離補助層(J)を塗布したカバーフィルム(I)を感光性樹脂層(H)上に密着させることで感光性樹脂印刷版原版を得ることができる。また、乾燥製膜により感光性樹脂シートを作製し、支持体(F)とカバーフィルム(I)で感光性シートを挟み込むようにラミネートすることでも感光性樹脂印刷版原版を得ることができる。さらに、無機微粒子(D)を含まない感光性樹脂組成物を、接着層(G)と感光性樹脂層(H)の間に設けることも可能である。
感光性樹脂印刷版原版が剥離補助層(J)を有する場合、剥離補助層(J)の形成方法は特に限定されないが、薄膜形成の簡便さから、剥離補助層(J)成分を溶媒に溶解した溶液をカバーフィルム(I)上に塗布し、溶媒を除去する方法が特に好ましく行われる。溶媒の除去方法としては、例えば熱風乾燥、遠赤外線乾燥、自然乾燥などを挙げることができる。剥離補助層(J)成分を溶解する溶媒は特に限定されないが、水やアルコール、または水とアルコールの混合物が好ましく使用される。
次に、感光性樹脂印刷版原版を用いて形成される本発明の樹脂凹版印刷版の製造方法について説明する。本発明の印刷版は、前述の感光性樹脂印刷版原版に、露光および現像をこの順に行うことにより得られる。そして、露光工程が、原画部と該原画部の内側に網点とを有する原画フィルムを用いて露光する工程を含む。以下、その製造方法の一例を説明するが、本発明の樹脂凹版印刷版の製造方法はこれに限られるものではない。
通常使用するポジティブの原画フィルム中の原画部端部を縁取りする。なお、原画部とは、凹版印刷版の画像部に対応する領域である。原画部の縁取り部分の幅を原画部線幅で割った比率は、高精細な画像部でも画像潰れなく印刷する観点から、0.0以上であることが好ましい。また、画像部の深度を深くし、印刷時の色味を濃くする観点から、上記比率は0.20以下が好ましく、0.15以下がより好ましく、0.10以下がより好ましい。
次に原画部に網点スクリーンを形成し、原画部・網点スクリーン一体型ポジフィルムを作成する。原画部の縁取り部分に存在する網点スクリーンの個数割合は、高精細な画像部でも画像潰れなく印刷する観点から、好ましくは60%以上であり、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは80%以上であり、いっそう好ましくは90%以上であり、よりいっそう好ましくは95%以上である。
その後、感光性樹脂印刷版原版がカバーフィルム(I)を具備する場合はこれを剥離し、感光性樹脂層(H)上に前記一体型ポジフィルムを密着させ、紫外線照射することによって、画像部を形成しつつ、凹部に網点を形成することで凹部の深度を調整できる。原画部の縁取り部分に中央部分と比べより多くの網点を形成することで、画像部端部における凹部の深度が浅くなり、その領域でのインクの転写量が少なくなる。その結果、画像部端部におけるインク転写部と非転写部の境界が明瞭になり、高精細な印刷物であっても画像潰れが生じない。紫外線照射は、通常300〜400nmの波長を照射できる高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノン灯、カーボンアーク灯、ケミカル灯などを用いて行うことができる。
次に、感光性樹脂印刷版原版を現像液に浸漬し、未硬化部分をブラシで擦りだして除去するブラシ式現像装置により基板上にレリーフ像を形成する。また、ブラシ式現像装置の他にスプレー式現像装置を使用することも可能である。現像液は低級アルコールを含む溶液またはさらに界面活性剤を含むものを用いることができる。
なお、現像時の液温は15〜40℃が好ましい。レリーフ像形成後、50〜70℃において10分間程度乾燥し、必要に応じて後露光工程として大気中ないし真空中で活性光線処理を行い樹脂凹版印刷版を得ることができる。
なお、感光性樹脂組成物は、樹脂凹版印刷用、特にパッド印刷用の感光性樹脂印刷版原版に用いることが最も適しているが、平版印刷用、凸版印刷用、孔版印刷用、フォトレジストとして使用することも可能である。
なお、支持体がプラスチックフィルムである樹脂凹版印刷版は、金属を支持体とする樹脂凹版印刷版よりも軽量であり取り扱いが容易である。このような支持体がプラスチックフィルムである樹脂凹版印刷版をパッド印刷機に固定する方法としては、樹脂凹版印刷版の支持体に両面テープを貼り付け、両面テープの片側をパッド印刷機の版台に固定する方法があるが、支持体が金属、特に鉄板からなる樹脂凹版印刷版を磁石で版台に固定するのに比べて、支持体に強密着するため、樹脂凹版印刷版の装脱着に時間がかかり、貼り直し作業(交換作業)(リワーク性)の観点から使用しにくいことがある。
また、パッド印刷においては、ブレードによって印刷版表面のインクが掻き取られるが、支持体がプラスチックフィルムである樹脂凹版印刷版が用いられると、ブレードによるインクの掻き取り時に、支持体が変形し、良好なパッド印刷を行えないことがある。
したがって、パッド印刷において、支持体がプラスチックフィルムである樹脂凹版印刷版が用いられる場合は、交換しやすく(リワーク性に優れ)、加えて、ブレードによるインクの掻き取り時においても支持体が変形しづらくするための部材(プレートや構成体)が用いられることが好ましい。
かかるプレートは、基材の少なくとも片側に粘着層を有するものであることが好ましい。粘着層は最外層に位置することが好ましい。
基材としては、金属およびプラスチック、木材、ガラス、セラミックスなどいずれも採用できる。金属としては鉄またはアルミニウムが好ましく、プラスチックとしてはポリエステルなどが好ましい。このうち、鉄は、パッド印刷機の版台に磁石が用いられている場合は、版台への固定が容易であり、特に好適に用いられる。
基材の厚みとしては、200μm以上1cm以下であることが好ましい。200μm以上であることで機械的強度があり、版面上にインクを載せ、金属製のドクター刃で掻き取ること、もしくは、ドクター刃の役割をするリング状のセラミックス製または特殊金属製エッジ付きインクカップの中にインクを入れて版面上をインクカップで掻き取ることが良好にできる。すなわち、ブレードによるインクの掻き取り時における、支持体の変形を抑制することができる。また基材は、1cm以下であることで印刷機への取り付けおよびコストの観点から好ましい。
粘着層は自己粘着性を有する層であり、例えば日本国特開2014−122285号公報に記載の粘着層などを用いることが可能であるが、この限りではない。
粘着層の厚みは、1〜100μmであることが好ましく、5〜75μmであることがより好ましい。1μm以上とすることにより被着体に対し十分な粘着力を確保でき、100μm以下とすることにより、粘着層の形成時の加工が容易となる。
かかるプレートは、プレートの接着層を介して、樹脂凹版印刷版の支持体に固定化せしめられる。粘着層の被着体である樹脂凹版印刷版の支持体との密着力は、0.015N〜0.1N/25mmの範囲であることが好ましい。0.015N/25mm以上であることで、樹脂凹版印刷版の版面上にインクを載せ、金属製のドクター刃で掻き取ること、もしくは、ドクター刃の役割をするリング状のセラミックス製または特殊金属製エッジ付きインクカップの中にインクを入れて版面上をインクカップで掻き取ることが良好にできる。すなわち、ブレードによるインクの掻き取り時における、支持体の変形を抑制することができる。また、貼り直し作業(リワーク性)の観点から、0.1N/25mm以下であることが好ましい。
次に、基材上への粘着層の形成方法であるが、第1の例としては、基材上に粘着層の成分を塗布する方法、第2の例としては、粘着層が形成されたフィルムを用意し、当該フィルムの粘着層が形成された側の面とは反対側の面に接着剤と塗布し、当該接着剤を介して基材と貼り合わせる方法、第3の例は、フィルムの片面に粘着層、もう一方の面に基材と接着できる接着層が形成されたフィルムを用い、当該フィルムを、接着層を介して基材に貼り合わせる方法などが挙げられるが、この限りではない。
また、かかるプレートの大きさは印刷機の版台に取り付けできる大きさであることが好ましい。
かかるプレートを用いることにより、支持体がプラスチックフィルムである樹脂凹版印刷版が用いられても、交換しやすく(リワーク性に優れ)、加えて、ブレードによるインクの掻き取り時における、支持体の変形を抑制することができる。
かかるプレートは、パッド印刷による印刷物の製造する際に用いられる。かかるプレートを用いた、パッド印刷による印刷物の製造方法は、以下の工程をその順に含むことが好ましい。
工程1)樹脂凹版印刷版の支持体を、プレートの接着層を介して、プレートに固定化せしめ、構成体を得る工程。
工程2)当該構成体をパッド印刷機に装着する工程。
工程1)樹脂凹版印刷版の支持体を、プレートの接着層を介して、プレートに固定化せしめ、構成体を得る工程。
工程2)当該構成体をパッド印刷機に装着する工程。
上記の方法を用いることにより、支持体がプラスチックフィルムである樹脂凹版印刷版が用いられても、交換しやすく(リワーク性に優れ)、加えて、ブレードによるインクの掻き取り時における、支持体の変形を抑制することができる。その結果、パッド印刷の印刷性を高めることができる。
また、本発明では、樹脂凹版印刷版の支持体を、プレートの接着層を介して、プレートに固定化(一体化)せしめた、構成体が用いられても良い。
すなわち、当該構成体とは、凹部を有する樹脂層、支持体、粘着層、および基材をその順に有する構成体である。
かかる構成体は、パッド印刷による印刷物の製造する際に用いることができる。かかる構成体を用いた、パッド印刷による印刷物の製造方法は、当該構成体をパッド印刷機に装着する工程を含むことが好ましい。
かかる構成体や方法を用いることにより、支持体がプラスチックフィルムである樹脂凹版印刷版が用いられても、交換しやすく(リワーク性に優れ)、加えて、ブレードによるインクの掻き取り時における、支持体の変形を抑制することができる。その結果、パッド印刷の印刷性を高めることができる。
なお、プレート、構成体、およびそれらを用いた方法に関しては、日本国特許出願の特願2017−120049の明細書に記載の技術を適用することができる。
本発明の樹脂凹版印刷版を用いて印刷を行うことができる対象物には特に制限はなく、例えば紙、プラスチック、布、ガラス、金属、セラミックス等を挙げることができる。これらの中でも、本発明の樹脂凹版印刷版は、特に布への印刷に用いられることが好ましく、例えばロゴや洗濯表示等を直接、布に印刷する方式へ適用があげられる。布はインクを内部に吸収するため、色味を濃くするためには凹部の深度を深くする必要があり、そのため画像潰れが発生しやすいが、本発明を用いることで、画像部の色味を濃くしつつ、高精細な画像部でも画像潰れのない印刷物を提供することができる。
以下、本発明を実施例で詳細に説明する。実施例で使用した材料を以下に示す。
ポリアミド(A):
脂肪族環を分子主鎖に有するポリアミド:
ε−カプロラクタム、ヘキサメチレンジアンモニウムアジピン酸塩および4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタンアジピン酸塩がほぼ同量重縮合された、数平均分子量が85,000であるポリアミド1(東レ(株)製)80質量部を用いた。
ポリアミド(A):
脂肪族環を分子主鎖に有するポリアミド:
ε−カプロラクタム、ヘキサメチレンジアンモニウムアジピン酸塩および4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタンアジピン酸塩がほぼ同量重縮合された、数平均分子量が85,000であるポリアミド1(東レ(株)製)80質量部を用いた。
(B)エチレン性二重結合含有化合物
水酸基を1個有するエチレン性二重結合を有する化合物
・グリセロールジメタクリレート(共栄社化学(株)製ライトエステルG101P)20質量部
・2−ヒドロキシプロピルメタクリレート(共栄社化学(株)製ライトエステルHOP)60質量部
(C)光重合開始剤
・2,2−ジメトキシ−1,1−ジフェニルエタン−1−オン (BASF社製IRGACURE651)3質量部。
水酸基を1個有するエチレン性二重結合を有する化合物
・グリセロールジメタクリレート(共栄社化学(株)製ライトエステルG101P)20質量部
・2−ヒドロキシプロピルメタクリレート(共栄社化学(株)製ライトエステルHOP)60質量部
(C)光重合開始剤
・2,2−ジメトキシ−1,1−ジフェニルエタン−1−オン (BASF社製IRGACURE651)3質量部。
その他の成分
・無機微粒子(D):SC-2500SQ((株)アドマテックス製、球状シリカ、真球度0.95、平均粒子径0.5μm)20質量部
・重合禁止剤:N−(アンモニウムオキシ)−N−ニトロソフェニルアミン(関東化学(株)製クペロン)0.01質量部
・紫外線吸収剤:2,4−ジ−tert−ブチル−6−(5−クロロ−2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール(BASF社製TINUVIN326)0.01質量部。
・無機微粒子(D):SC-2500SQ((株)アドマテックス製、球状シリカ、真球度0.95、平均粒子径0.5μm)20質量部
・重合禁止剤:N−(アンモニウムオキシ)−N−ニトロソフェニルアミン(関東化学(株)製クペロン)0.01質量部
・紫外線吸収剤:2,4−ジ−tert−ブチル−6−(5−クロロ−2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール(BASF社製TINUVIN326)0.01質量部。
<接着層(G)を有する支持体(F)の作製>
“ビニトール”(登録商標)#284(名古屋油化(株)製)66質量部およびヘキサメチレンテトラミン(関東化学(株)製)2質量部をジメチルホルムアミド16質量部とキシレン16質量部の溶媒に混合した溶液に、ビスフェノールA“jER”(登録商標)834(三菱化学(株)製)90質量部をジメチルホルムアミド30質量部とキシレン30質量部の溶媒に混合した溶液を添加し、接着層(G)用塗工液1を得た。
“ビニトール”(登録商標)#284(名古屋油化(株)製)66質量部およびヘキサメチレンテトラミン(関東化学(株)製)2質量部をジメチルホルムアミド16質量部とキシレン16質量部の溶媒に混合した溶液に、ビスフェノールA“jER”(登録商標)834(三菱化学(株)製)90質量部をジメチルホルムアミド30質量部とキシレン30質量部の溶媒に混合した溶液を添加し、接着層(G)用塗工液1を得た。
“アミラン”(登録商標)CM833(東レ(株)製)20質量部、“CJPARL”(オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社製)10質量部をエタノール50質量部、水10質量部、ジメチルホルムアミド10質量部、およびベンジルアルコール50質量部の混合溶媒中70℃で2時間混合し、溶解した。その後、25℃でビスフェノールA“jER”(登録商標)834(三菱化学(株)製)5質量部、ジシアノジアミド(関東化学(株)製)0.3質量部を添加し、接着層(G)用塗工液2を得た。
支持体(F)である厚さ250μmの鉄板(新日鐵住金(株)製)上に接着層(G)用塗工液1を乾燥後膜厚が10μmになるようにバーコーターで塗布し、180℃のオーブンで3分間加熱して溶媒を除去した後、その上に接着層(G)用塗工液2を乾燥膜厚が10μmとなるようにバーコーターで塗布し、160℃のオーブンで3分間加熱して、接着層(G)を有する支持体(F)を得た。
<カバーフィルム(I)>
厚さ100μmの“ルミラー”(登録商標)S10(ポリエステルフィルム、東レ(株)製)をカバーフィルム(I)として使用した。
厚さ100μmの“ルミラー”(登録商標)S10(ポリエステルフィルム、東レ(株)製)をカバーフィルム(I)として使用した。
<ポジフィルム>
ブラックカーボンフィルムTK100((株)タカノ機械製作所製)を赤外線に発光領域を有するファイバーレーザーを備えた外面ドラム型プレートセッター“CDI SPARK”(エスコ・グラフィックス(株)製)に、基材側がドラムに接するように装着し、レーザー出力9kW、ドラム回転数400rpmの条件で、表1に示すテストパターンを描画し、ポジフィルム1〜10を作製した。
ブラックカーボンフィルムTK100((株)タカノ機械製作所製)を赤外線に発光領域を有するファイバーレーザーを備えた外面ドラム型プレートセッター“CDI SPARK”(エスコ・グラフィックス(株)製)に、基材側がドラムに接するように装着し、レーザー出力9kW、ドラム回転数400rpmの条件で、表1に示すテストパターンを描画し、ポジフィルム1〜10を作製した。
[評価方法]
各実施例および比較例における評価は、次の方法で行った。
各実施例および比較例における評価は、次の方法で行った。
実施例1
・印刷版の評価方法
(1)印刷物の画像再現性評価
7cm×14cmの感光性樹脂印刷版原版からカバーフィルム(I)のポリエステルフィルムのみを剥離し(剥離後の感光性樹脂印刷版原版の最表面は乾燥膜厚1μmの剥離補助層)、表1のポジフィルム1を真空密着させ、ケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)でグレースケール感度13±1段となる条件で露光し(主露光)、7cm×14cmの感光性樹脂層の全面を光硬化した。その後、液温25℃のエタノール水溶液(エタノール/水=80/20)でブラシ式現像装置により1分間現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらにケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)で主露光と同条件で後露光し、0.2mm×0.2mmの正方形画像の中心部が深度80μm、d/Lが0.00以上0.20以下の範囲が深度60μmとなる評価用印刷版を得た。
・印刷版の評価方法
(1)印刷物の画像再現性評価
7cm×14cmの感光性樹脂印刷版原版からカバーフィルム(I)のポリエステルフィルムのみを剥離し(剥離後の感光性樹脂印刷版原版の最表面は乾燥膜厚1μmの剥離補助層)、表1のポジフィルム1を真空密着させ、ケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)でグレースケール感度13±1段となる条件で露光し(主露光)、7cm×14cmの感光性樹脂層の全面を光硬化した。その後、液温25℃のエタノール水溶液(エタノール/水=80/20)でブラシ式現像装置により1分間現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらにケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)で主露光と同条件で後露光し、0.2mm×0.2mmの正方形画像の中心部が深度80μm、d/Lが0.00以上0.20以下の範囲が深度60μmとなる評価用印刷版を得た。
なお、ポジフィルム1は、画像評価用印刷版において、本明細書で定義したd/Lが0.00以上0.20以下となる範囲の網点の個数が60%となるように設計されたものである。また、網点の直径が30μmとなるように設計されている。
こうして得られた印刷版を、hermetic6−12 universal(TAMPOPRINT社製)に装着し、インクにPAD−PLV−1インキ黒(ナビタス社製)を用いて、1回スキージ後、パッドに転写し、不織布ウエスに印刷をした。得られた正方形印刷物の一辺の距離をデジタルマイクロスコープ“VHX−2000”((株)キーエンス製)を用い、レンズZ20、倍率100倍で観察し、測定した。一辺の距離が画像評価用印刷版の正方形画像部の一辺の距離に対して、30%以上増加している場合は、画像再現性が悪く、高精細な画像部が潰れる印刷不具合が発生する。距離の増加率が30%未満であれば好ましく、20%以内であればより好ましく、10%以内であればさらに好ましい。
(2)印刷物のインク膜厚評価
(1)同様の製版方法でインク膜厚評価用印刷版を得た。こうして得られた印刷版を、hermetic6−12 universal(TAMPOPRINT社製)に装着し、インクにPAD−PLV−1インキ黒(ナビタス社製)を用いて、1回スキージ後、パッドに転写し、PETフィルムに印刷をした。得られた印刷物のインク膜厚をレーザー顕微鏡“VK−X250”((株)キーエンス製)を用い、倍率50倍で観察し、測定した。インク膜厚が3.0μm以下の場合は、インク転写量が少なく、不織布ウエスに印刷した場合に画像部がかすれる印刷不具合が発生する。インク膜厚が3.0μmより大きければ好ましく、6.0μm以上であればより好ましく、9.0μm以上であればさらに好ましい。
(2)印刷物のインク膜厚評価
(1)同様の製版方法でインク膜厚評価用印刷版を得た。こうして得られた印刷版を、hermetic6−12 universal(TAMPOPRINT社製)に装着し、インクにPAD−PLV−1インキ黒(ナビタス社製)を用いて、1回スキージ後、パッドに転写し、PETフィルムに印刷をした。得られた印刷物のインク膜厚をレーザー顕微鏡“VK−X250”((株)キーエンス製)を用い、倍率50倍で観察し、測定した。インク膜厚が3.0μm以下の場合は、インク転写量が少なく、不織布ウエスに印刷した場合に画像部がかすれる印刷不具合が発生する。インク膜厚が3.0μmより大きければ好ましく、6.0μm以上であればより好ましく、9.0μm以上であればさらに好ましい。
実施例2〜8
製版部材であるポジフィルムを表2の実施例2〜8のとおり変更した以外は実施例1と同様にして感光性印刷原版および樹脂凹版印刷版を作製した。評価結果を表2に示す。
製版部材であるポジフィルムを表2の実施例2〜8のとおり変更した以外は実施例1と同様にして感光性印刷原版および樹脂凹版印刷版を作製した。評価結果を表2に示す。
比較例1
製版部材であるポジフィルムを表2の比較例1のとおり変更した以外は実施例1と同様にして感光性樹脂組成物および感光性樹脂印刷版原版を作製した。評価結果を表2に示す。
製版部材であるポジフィルムを表2の比較例1のとおり変更した以外は実施例1と同様にして感光性樹脂組成物および感光性樹脂印刷版原版を作製した。評価結果を表2に示す。
比較例2
表2記載のポジフィルムを真空密着させ、ケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)でグレースケール感度13±1段となる条件で露光し(主露光)、7cm×14cmの感光性樹脂層の全面を光硬化した。次に250線95%の網点スクリーンフィルムを密着させ、スクリーン露光した。その後、液温25℃のエタノール水溶液(エタノール/水=80/20)でブラシ式現像装置により1分間現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらにケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)で主露光と同条件で後露光し、評価用印刷版を得た。評価結果を表2に示す。
表2記載のポジフィルムを真空密着させ、ケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)でグレースケール感度13±1段となる条件で露光し(主露光)、7cm×14cmの感光性樹脂層の全面を光硬化した。次に250線95%の網点スクリーンフィルムを密着させ、スクリーン露光した。その後、液温25℃のエタノール水溶液(エタノール/水=80/20)でブラシ式現像装置により1分間現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらにケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)で主露光と同条件で後露光し、評価用印刷版を得た。評価結果を表2に示す。
比較例3
表2記載のポジフィルムを真空密着させ、ケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)でグレースケール感度13±1段となる条件で露光し(主露光)、7cm×14cmの感光性樹脂層の全面を光硬化した。その後、液温25℃のエタノール水溶液(エタノール/水=80/20)でブラシ式現像装置により1分間現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらにケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)で主露光と同条件で後露光し、評価用印刷版を得た。評価結果を表2に示す。
表2記載のポジフィルムを真空密着させ、ケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)でグレースケール感度13±1段となる条件で露光し(主露光)、7cm×14cmの感光性樹脂層の全面を光硬化した。その後、液温25℃のエタノール水溶液(エタノール/水=80/20)でブラシ式現像装置により1分間現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらにケミカル灯FL20SBL−360 20ワット(三菱電機オスラム(株)製)で主露光と同条件で後露光し、評価用印刷版を得た。評価結果を表2に示す。
1 樹脂凹版印刷版
10 画像部
12 画像部端部
14 画像部端部領域
16 画像部中央領域
20 非画像部
30 網点
32 接線
d 画像部端部と網点との最小距離
P 接点
Q 画像部端部上の点
R 画像部端部上の点
L 画像部線幅
10 画像部
12 画像部端部
14 画像部端部領域
16 画像部中央領域
20 非画像部
30 網点
32 接線
d 画像部端部と網点との最小距離
P 接点
Q 画像部端部上の点
R 画像部端部上の点
L 画像部線幅
Claims (7)
- 版材の表面に、網点を有する画像部が形成された樹脂凹版印刷版であって、前記画像部中で、画像部端部領域に存在する網点の個数割合が60%以上である樹脂凹版印刷版。
- 前記網点の直径が5.0μm以上50μm以下である請求項1に記載の樹脂凹版印刷版。
- 前記網点の直径の最大値が、前記画像部の線幅をL(μm)とするとき、50μmおよびL/4(μm)のうち小さい方である請求項2に記載の樹脂凹版印刷版。
- 前記樹脂凹版印刷版が、少なくともバインダーポリマー、エチレン性二重結合を有する化合物、および光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物で形成される感光性樹脂層を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂凹版印刷版。
- 前記感光性樹脂層が、無機微粒子を有する請求項4に記載の樹脂凹版印刷版。
- パッド印刷用である、請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂凹版印刷版。
- 感光性樹脂印刷版原版に露光および現像をこの順に行う樹脂凹版印刷版の製造方法であって、前記露光工程が、原画部と該原画部の内側に網点とを有する原画フィルムを用いて露光する工程を含む、樹脂凹版印刷版の製造方法。
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JPWO2018123773A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2019-10-31 | 東レ株式会社 | 感光性樹脂組成物、およびそれを含む感光性樹脂印刷版原版 |
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