JP2014182247A - 感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性印刷原版、印刷版 - Google Patents

感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性印刷原版、印刷版 Download PDF

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Abstract

【課題】画像再現性と柔軟性とを両立し印刷時のインキ着肉性、再使用性に優れた印刷版を得ることのできる感光性樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマー(A)、エチレン性不飽和化合物(B)および光重合開始剤(C)を含有する感光性樹脂組成物であって、前記エチレン性不飽和化合物(B)が、ポリエチレングリコール骨格を有し、分子中にエチレン性不飽和結合を1個だけ有する重量平均分子量400〜800の化合物(b)を含有し、前記成分(A)100重量部に対して、前記成分(B)を20〜65重量部含有し、前記成分(B)中の前記成分(b)の含有量が20〜50重量%であることを特徴とする感光性樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、感光性樹脂組成物、それを用いた感光性印刷原版および印刷版に関する。
凸版印刷分野は、印刷機の方式によりレタープレス印刷とフレキソ印刷に大別され、それぞれ異なる特性を有する感光性樹脂印刷原版が使用されている。レタープレス印刷は、主にシール・ラベル等の高精細印刷に使用され、ナイロンあるいはポリビニルアルコールとエチレン性不飽和化合物などからなる感光性樹脂層からレリーフを形成する水現像版が使用されている。一方、フレキソ印刷は、レタープレス印刷に比べ柔軟性の高い印刷版を用いて低い印圧で運転することが特徴であり、従来、主にダンボール、紙、フィルム等の包装用途の印刷に使用されていた。しかし近年、フレキソ印刷版の性能向上や高線数のアニロックスロールの登場により高精細印刷が可能となったことから、フレキソ印刷によりシール・ラベル等の高精細印刷も行われるようになっている。
これまでに、印刷版の柔軟性が要求されるフレキソ印刷に好適に用いられる感光性樹脂組成物として、例えば、親水性ポリマー、光重合性モノマー、光重合開始剤および可塑剤を含有する感光性組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、部分ケン化ポリ酢酸ビニル、ウレタン(メタ)アクリレートおよび光重合開始剤を含有する感光性樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、これらの技術を用いても近年求められる高い画像再現性と柔軟性とを両立する印刷版を得ることは困難であった。
高い画像再現性と柔軟性を両立する方法として、水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマー、ポリエチレングリコール骨格を有し、分子中にエチレン性不飽和結合を1個だけ有する分子量400〜800の化合物を含有するエチレン性不飽和化合物および光重合開始剤を含有する感光性樹脂組成物が提案されている(特許文献3参照)。しかしながら、前記エチレン性不飽和化合物のポリマーに対する重量比率が0.7〜0.8と高いため、画像再現性は高いものの柔軟性がフレキソ印刷に要求されるレベルに対して硬いために、印刷時に高い印圧が必要となり印刷時のインキ着肉性が不足し印刷物のベタ部の外観不良が発生する問題があった。また、印刷後の印刷版を保管した後再使用するまでに硬さが増大するため、さらにインキ着肉性が悪くなるという、再使用性が悪い問題があり、フレキソ印刷に求められる高い画像再現性と柔軟性とを両立する印刷版を得ることは困難であった。
近年、コンピューター上で処理された情報を印刷版材上に直接出力し、原画フィルムの作成工程を必要とせずに凸版印刷版を得る、いわゆるCTP(computer to plate)方式が提案されている(例えば、特許文献4参照)。このCTP方式を用いるとネガフィルムを用いるアナログ方式よりもシャープな構造のレリーフが得られ画像再現性に優れる利点があるものの、感光層樹脂層の柔軟性が不足している場合に印刷外観不良が発生する問題はアナログ方式、CTP方式に共通して発生するため、改善が求められていた。
特開2008−200857号公報 特開2009−271277号公報 特開2011−221517号公報 特許第4442187号公報
本発明は、上記課題に鑑み、画像再現性と柔軟性とを両立し印刷時のインキ着肉性、再使用性に優れた印刷版を得ることのできる感光性樹脂組成物を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は主として次の構成を要する。すなわち、「水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマー(A)、エチレン性不飽和化合物(B)および光重合開始剤(C)を含有する感光性樹脂組成物であって、前記エチレン性不飽和化合物(B)が、ポリエチレングリコール骨格を有し、分子中にエチレン性不飽和結合を1個だけ有する重量平均分子量400〜800の化合物(b)を含有し、前記成分(A)100重量部に対して、前記成分(B)を20〜65重量部含有し、前記成分(B)中の前記成分(b)の含有量が20〜50重量%であることを特徴とするとする感光性樹脂組成物」である。
本発明により、画像再現性と柔軟性とを両立し印刷時のインキ着肉性、再使用性に優れた印刷原版を得ることのできる感光性樹脂組成物を得ることができる。
本発明における水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマー(A)は、25℃の水に24時間浸漬することで、溶解または分散するポリマーを意味する。感光性樹脂組成物を固体状態にして形態を保持するための担体としての機能と、感光性樹脂層に水現像性を付与する機能を有する。水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマー(A)としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、部分ケン化ポリ酢酸ビニル(部分ケン化ポリビニルアルコール)、セルロース樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合体、親水性基を導入したポリアミド樹脂、およびこれら樹脂の変性体が挙げられる。これらを2種以上含有してもよい。なかでも、ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、親水性基を導入したポリアミド樹脂、およびこれらの樹脂の変性体が好ましく用いられる。
エチレン性不飽和化合物(B)は、ラジカル重合により架橋可能な化合物であり、硬化後の感光性樹脂層に強度を付与する機能を有する。エチレン性不飽和化合物(B)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ−β’−(メタ)アクリロイルオキシエチルフタレートなどの水酸基を有する(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどのシクロアルキル(メタ)アクリレート、クロロエチル(メタ)アクリレート、クロロプロピル(メタ)アクリレートなどのハロゲン化アルキル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレートなどのアルコキシアルキル(メタ)アクリレート、フェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレートなどのフェノキシアルキル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレートなどのアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミド類、2,2−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2,2−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどの分子中にエチレン性不飽和結合を1個だけ有する化合物、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレートなどのポリエチレングリコールのジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレートなどのポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテルに不飽和カルボン酸や不飽和アルコールなどのエチレン性不飽和結合と活性水素を持つ化合物を付加反応させて得られる多価(メタ)アクリレート、メチレンビス(メタ)アクリルアミドなどの多価(メタ)アクリルアミド、ジビニルベンゼンなどの多価ビニル化合物などの分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を有する化合物などが挙げられる。これらを2種以上含有してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物において、エチレン性不飽和化合物(B)は、形成される感光性樹脂層に適度な柔軟性と弾性を付与しつつ、高い画像再現性を得るため、ポリエチレングリコール骨格を有し、分子中にエチレン性不飽和結合を1個だけ有する重量平均分子量400〜800の化合物(b)を含有する。ここで、ポリエチレングリコール骨格とは、エチレングリコールの4量体以上の重合体を指す。エチレン性不飽和化合物がポリエチレングリコール骨格を有することによって、印刷版の弾性を向上させることができる。さらに、その重量平均分子量を400以上とすることにより、形成される感光性樹脂層の柔軟性を向上させ、印刷版の柔軟性、特に印刷時の柔軟性を向上させることができる。一方、重量平均分子量を800以下とすることにより、形成される感光性樹脂層の官能基密度を適切な範囲に調整し、印刷版の画像再現性を向上させることができる。また、適度な柔軟性と高い画像再現性を両立させるために、分子中にエチレン性不飽和結合を1個だけ有する。分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を有する化合物のみの場合、1個だけの場合と比較して感光性樹脂層の架橋密度が高くなるため、形成される感光性樹脂層の柔軟性が低下し、印刷時における印刷版の柔軟性が低下する。
ポリエチレングリコール骨格を有し、分子中にエチレン性不飽和結合を1個だけ有する重量平均分子量400〜800の化合物(b)の具体例としては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、およびメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどのアルコキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートのうち分子量が上記範囲に該当する化合物が挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物における成分(B)の含有量は、前記成分(A)100重量部に対して20〜65重量部であることが必要である。20重量部以上とすることで、感光性樹脂層の光硬化を進行させることができ、印刷版の画像再現性をより向上させることができる。一方、65重量部以下とすることで、感光性樹脂層の柔軟性をより向上させ、印刷時における印刷版の柔軟性をより向上させることができる。
さらに、本発明の感光性樹脂組成物における成分(b)の含有量は、成分(B)の総重量のうち20〜50重量%であることが必要である。20重量%以上とすることで、感光性樹脂層の柔軟性を向上させ、印刷版の弾性と印刷時の柔軟性をより向上させることができる。一方、50重量%以下とすることで、印刷版の画像再現性を高いレベルで維持することができる。
本発明に用いられる光重合開始剤(C)としては、自己開裂や水素引き抜きによってラジカルを生成する機能を有するものであれば特に限定されない。例えば、アセトフェノン類、ベンゾインエーテル類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、アントラキノン類、ベンジル類、ビアセチル類などの公知の光重合開始剤が挙げられる。これらを2種以上含有してもよい。上記の光重合開始剤のうち、本発明においては2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンなどが好ましく用いられる。
本発明の感光性樹脂組成物における光重合開始剤(C)の含有量は、エチレン性不飽和化合物の光重合反応の観点から、感光性樹脂組成物中0.3重量%以上が好ましく、0.5重量%以上がより好ましい。一方、抜き線深度を向上させる観点から、感光性樹脂組成物中5重量%以下が好ましく、3重量%以下がより好ましい。
また、本発明の感光性樹脂組成物は、前述の機能を損なわない範囲において可塑剤を含有してもよい。可塑剤を含有することにより、感光性樹脂層の柔軟性をより向上させ、印刷中の印刷版の柔軟性をより向上させることができる。可塑剤は、前記(A)成分に対する相溶性の高いものが好ましい。一般に、水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマーなどの親水性ポリマーに対しては、親水性の高い可塑剤が良好な相溶性を有する。好ましい可塑剤の例としては、グリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンなどの多価アルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコールなどのエチレングリコール類などを挙げることができる。これらを2種以上含有してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物における可塑剤の含有量は、印刷版の画像再現性と印刷時の柔軟性を両立する観点から、前記成分(A)100重量部に対して20〜85重量部が好ましい。
前記可塑剤のうち、エチレングリコール類、特にテトラエチレングリコールなどの4量体以上の化合物は、前述した成分(b)と同様に、印刷版の弾性を向上させる効果を奏する。本発明の感光性樹脂組成物において、前記成分(b)を含むポリエチレングリコール骨格を有する化合物の総含有量は、成分(A)100重量部に対して1重量部以上が好ましい。ポリエチレングリコール骨格を有する化合物を1重量部以上含有することにより、感光性樹脂層の柔軟性を向上させ、印刷版の弾性と印刷時の柔軟性をより向上させることができる。一方、32重量部以下が好ましく、印刷版の画像再現性を高いレベルで維持することができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、熱安定性の確保を目的として、公知の重合禁止剤を含有することができる。好ましい重合禁止剤としては、フェノール類、カテコール類、ハイドロキノン類、ニトロソアミン類などが挙げられる。本発明の感光性樹脂組成物における重合禁止剤の含有量は、感光性樹脂層の紫外光硬化の観点から、好ましくは0.5重量%以下である。
本発明の感光性樹脂組成物は、現像時間の短縮、現像液中の感光性樹脂成分の凝集防止などを目的として界面活性剤を含有することができる。界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン類などの非イオン界面活性剤、スルホン酸塩類、硫酸エステル類、リン酸エステル類などの陰イオン界面活性剤、アミン類などの陽イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤などを例示することができる。本発明の感光性樹脂組成物における界面活性剤の含有量は、現像時間の短縮および現像液中の感光性樹脂成分の凝集防止の観点から、好ましくは0.001〜5重量%、さらに好ましくは0.05〜3重量%である。
本発明の感光性樹脂組成物は、さらに種々の特性向上を目的として、消泡剤、紫外線吸収剤、酸素補捉剤、増感剤、着色剤(染料、顔料、光発色剤、発色助剤)、香料、消臭剤、溶媒などを含有することができる。
次に、本発明の感光性印刷原版について説明する。本発明の感光性印刷原版は、少なくとも支持体(D)と、前記本発明の感光性樹脂組成物から形成される感光性樹脂層(E)を有する。
支持体(D)としては、ポリエステルなどのプラスチックシートやスチレン−ブタジエンゴムなどの合成ゴムシート、スチール、ステンレス、アルミニウムなどの金属板を使用することができる。中でも、柔軟性、透明性、寸法安定性の観点からポリエステルなどのプラスチックシートが好ましく使用され、耐熱性、耐薬品性観点からポリエチレンテレフタレート(以下PETと記載)のシートが好ましい。
支持体の厚さは特に限定されないが、取扱性、柔軟性の観点から0.10〜0.35mmの範囲が好ましい。0.10mm以上であれば支持体としての取扱性が向上し、0.35mm以下であれば印刷原版としての柔軟性が向上する。
支持体(D)は、感光性樹脂層(E)との接着性を向上させる目的で、易接着処理されていることが好ましい。易接着処理の方法としては、サンドブラストなどの機械的処理、コロナ放電などの物理的処理、コーティングなどによる化学的処理などが例示できるが、コーティングにより易接着層(d1)を設けることが接着性の観点から好ましい。
感光性樹脂層(E)は、本発明の感光性樹脂組成物から形成される。感光性樹脂層(E)の厚さは、十分なレリーフ深度を有し印刷適性を向上させる観点から、0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましい。一方、露光に用いられる活性光線を底部まで十分に到達させて画像再現性をより向上させる観点から、5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。
本発明の感光性印刷原版は、表面保護、異物等の付着防止の観点から、感光性樹脂層(E)上にカバーフィルム(G)を有することが好ましい。感光性樹脂層(E)はカバーフィルム(G)と直接接していてもよいし、感光性樹脂層(E)とカバーフィルム(G)の間に1層または複数の層を有していてもよい。感光性樹脂層(E)とカバーフィルム(G)の間の層としては、例えば、感光性樹脂層表面の粘着を防止する目的で設けられる粘着防止層などが挙げられる。
カバーフィルム(G)の材質は特に限定されないが、ポリエステル、ポリエチレンなどのプラスチックシートが好ましく使用される。カバーフィルム(G)の厚さは特に限定されないが、0.01〜0.15mmの範囲が取扱性、コストの観点から好ましい。またカバーフィルム表面は、原画フィルムの密着性向上を目的として粗面化されていてもよい。
本発明の感光性印刷原版は、感光性樹脂層(E)上に、さらに赤外感受性層(F)を有することが好ましい。赤外感受性層(F)は、紫外光を事実上遮断し、描画時には赤外レーザーを吸収し、その熱により瞬間的に一部または全部が昇華または融除するものが好ましい。これによりレーザーの照射部分と未照射部分の光学濃度に差が生じ、従来の原画フィルムと同様の機能を果たすことができる。
ここで、紫外光を遮断する機能を有するというのは、赤外感受性層(F)の光学濃度が2.5以上のことを指し、3.0以上であることがより好ましい。光学濃度は一般にDで表され、以下の式で定義される。
D=log10(100/T)=log10(I/I)
(ここでTは透過率(%)、Iは透過率測定の際の入射光強度、Iは透過光強度である。)
光学濃度の測定には、入射光強度を一定にして透過光強度の測定値から算出する方法と、ある透過光強度に達するまでに必要な入射光強度の測定値から算出する方法が知られているが、本発明における光学濃度は前者の透過光強度から算出した値をいう。
光学濃度は、オルソクロマチックフィルターを用いてマクベス透過濃度計「TR−927」(コルモルゲンインスツルメンツ(Kollorgen Instruments Corp.)社製)を用いることで測定することができる。
赤外感受性層(F)の好ましい具体例としては、赤外線吸収物質を分散させた樹脂を例示することができる。赤外線吸収物質としては、赤外光を吸収して熱に変換し得る物質であれば、特に限定されるものではない。例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、シアニンブラック等の黒色顔料、フタロシアニン、ナフタフロシアニン系の緑色顔料、ローダミン色素、ナフトキノン系色素、ポリメチン系染料、ジイモニウム塩、アゾイモニウム系色素、カルコゲン系色素、カーボングラファイト、鉄粉、ジアミン系金属錯体、ジチオール系金属錯体、フェノールチオール系金属錯体、メルカプトンフェノール系金属錯体、アリールアルミニウム金属塩類、結晶水含有無機化合物、硫酸銅、硫化クロム、珪酸塩化合物、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化マンガン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化タングステン等の金属酸化物、これらの金属の水酸化物、硫酸塩、さらにビスマス、スズ、テルル、鉄、アルミの金属粉などが挙げられる。
これらの中でも、光熱変換率および経済性、取り扱い性、および後述する紫外線吸収機能の面から、カーボンブラックが特に好ましい。バインダーとなる樹脂成分としては特に限定されないが、赤外感受性層(F)の安定性や耐傷性の観点から熱硬化性樹脂が好ましく使用できる。
本発明の感光性印刷原版は、感光性樹脂層(E)と赤外感受性層(F)との間に接着力調整層(f1)を有してもよい。接着力調整層(f1)は、ケン化度30モル%以上の部分ケン化ポリ酢酸ビニル、ポリアミドなどの水溶解性および/または水分散性の樹脂を含有することが好ましい。また、接着力調整層(f1)には、接着力を最適化するための樹脂類やモノマー類、塗工性や安定性を確保するための界面活性剤や可塑剤などの添加剤を含有させてもよい。
接着力調整層(f1)の膜厚は15μm以下が好ましく、0.1μm以上5μm以下がより好ましい。15μm以下であれば、紫外光を露光した際の該層による光の屈折や散乱が抑制され、よりシャープなレリーフ画像が得られる。また、0.1μm以上であれば、接着力調整層(f1)の形成が容易となる。
本発明の感光性印刷原版は、赤外感受性層(F)の上に剥離補助層(f2)を有してもよい。剥離補助層(f2)は好ましくは赤外感受性層(F)とカバーフィルム(G)の間に設けられる。剥離補助層(f2)は、感光性印刷原版における赤外感受性層(F)上から剥離補助層(f2)のみまたはカバーフィルム(G)のみもしくはカバーフィルム(G)および剥離補助層(f2)の両方を容易に剥離せしめる機能を有することが好ましい。カバーフィルム(G)と赤外感受性層(F)が隣接して積層されており、両層間の接着力が強い場合、カバーフィルム(G)が剥離できないあるいは剥離した際に赤外感受性層(F)がカバーフィルム(G)側に一部接着したまま残留し、赤外感受性層(F)に抜けが生じる可能性がある。
したがって、剥離補助層(f2)は、赤外感受性層(F)との接着力が強く、カバーフィルム(G)との接着力が剥離可能な程度に弱い物質、あるいは赤外感受性層(F)との接着力が剥離可能な程度に弱く、カバーフィルム(G)との接着力が強い物質から構成されることが好ましい。なお、カバーフィルム(G)を剥離した後、剥離補助層(f2)は赤外感受性層(F)側に残留して最外層になる場合があるので、取り扱いの面から粘着質でないことや、該層を通して紫外光露光されるため実質透明であることが好ましい。
剥離補助層(f2)に使用される材料としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、部分ケン化ポリビニルアルコール、ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、ポリアミド樹脂などを挙げることができ、水に溶解または分散可能で粘着性の少ない樹脂を主成分とすることが好ましい。これらの中で、粘着性の面から、ケン化度60〜99モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール、アルキル基の炭素数が1〜5のヒドロキシアルキルセルロースおよびアルキルセルロースが特に好ましく用いられる。
剥離補助層(f2)はさらに、赤外線で融除しやすくするために、赤外線吸収物質を含有してもよい。赤外線吸収物質としては、赤外感受性層(F)で例示したものを使用することができる。また、塗工性や濡れ性、剥離性向上のために界面活性剤を含有してもよい。特にリン酸エステル系の界面活性剤を剥離補助層(f2)に含有すると、カバーフィルム(G)からの剥離性が良化する。
剥離補助層(f2)の膜厚は6μm以下が好ましく、0.1μm以上1μm以下がより好ましい。1μm以下であれば、下層の赤外感受性層(F)のレーザー融除性を損なうことがない。また、0.1μm以上であれば剥離補助層(f2)の形成が容易である。
次に、本発明の感光性樹脂組成物およびそれを用いた印刷原版の製造方法について説明する。例えば、水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマー(A)を、水/アルコール混合溶媒に加熱溶解した後に、エチレン性不飽和化合物(B)、光重合開始剤(C)および必要に応じて可塑剤その他の添加剤等を添加し、撹拌して十分に混合し、感光性樹脂組成物溶液を得る。
得られた感光性樹脂組成物溶液を、必要により易接着層(d1)を有する支持体(D)に流延し、乾燥して感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層(E)を形成する。その後、必要により粘着防止層を塗布したカバーフィルム(G)を感光性樹脂層(E)上に密着させることで感光性印刷原版を得ることができる。また、乾燥製膜により感光性樹脂シートを作製し、支持体(D)とカバーフィルム(G)で感光性シートを挟み込むようにラミネートすることでも感光性印刷原版を得ることができる。
感光性印刷原版が赤外感受性層(F)を有する場合、赤外感受性層(F)の形成方法は特に限定されないが、例えば、カーボンブラックを分散させた樹脂を適当な溶媒で溶解・希釈し、感光性樹脂層(E)上に塗布して溶媒を乾燥することにより、赤外感受性層(F)を形成することができる。また、前述のカーボンブラック溶液を一旦カバーフィルム(G)に塗布し、このカバーフィルム(G)と支持体(D)で感光性樹脂層(E)を挟み込むようにラミネートすることでも赤外感受性層(F)を形成することができる。
感光性印刷原版が接着力調整層(f1)を有する場合、接着力調整層(f1)の形成方法は特に限定されないが、薄膜形成の簡便さから、接着力調整層(f1)成分を溶媒に溶解した溶液を赤外感受性層(F)上に塗布し、溶媒を除去する方法が特に好ましく行われる。溶媒の除去方法としては、例えば熱風乾燥、遠赤外線乾燥、自然乾燥などを挙げることができる。接着力調整層(f1)成分を溶解する溶媒は特に限定されないが、水やアルコール、または水とアルコールの混合物が好ましく使用される。水やアルコールを使用した場合、赤外感受性層(F)が水不溶性であると、赤外感受性層(F)上に塗布しても赤外感受性層(F)が浸食を受けることがないため好ましい。
感光性印刷原版が剥離補助層(f2)を有する場合、剥離補助層(f2)の形成方法は特に限定されないが、薄膜形成の簡便さから、剥離補助層(f2)成分を溶媒に溶解した溶液をカバーフィルム(G)上に塗布し、溶媒を除去する方法が特に好ましく行われる。溶媒の除去方法としては、例えば熱風乾燥、遠赤外線乾燥、自然乾燥などを挙げることができる。剥離補助層(f2)成分を溶解する溶媒は特に限定されないが、水やアルコール、または水とアルコールの混合物が好ましく使用される。
次に、本発明の印刷版について説明する。本発明の印刷版は、前述の本発明の感光性印刷原版を露光および現像することにより得られる。
例えば、感光性印刷原版が赤外感受性層(F)を具備しない場合(以下アナログ版と呼ぶ)、カバーフィルム(G)を具備する場合はこれを剥離し、感光性樹脂層(E)上にネガティブまたはポジティブの原画フィルムを密着させ、紫外線照射することによって、感光性樹脂層(E)を光硬化させる。また、感光性印刷原版が赤外感受性層(F)を具備するいわゆるCTP(コンピュータ・トゥ・プレート)版の場合は、カバーフィルム(G)を剥離後、レーザー描画機を用いて原画フィルムに相当する像の描画を実施した後、紫外線照射することによって、感光性樹脂層(E)を光硬化させる。紫外線照射は、通常300〜400nmの波長を照射できる高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノン灯、カーボンアーク灯、ケミカル灯などを用いて行う。特に微細な細線、独立点の再現性が要求される場合は、カバーフィルム(G)の剥離前に支持体(D)側から短時間露光(裏露光)することも可能である。
次に、感光性印刷原版を現像液に浸漬し、未硬化部分をブラシで擦りだして除去するブラシ式現像装置により基板上にレリーフ像を形成する。また、ブラシ式現像装置の他にスプレー式現像装置を使用することも可能である。現像時の液温は15〜40℃が好ましい。レリーフ像形成後、50〜70℃において10分間程度乾燥し、必要に応じてさらに大気中ないし真空中で活性光線処理して印刷版を得ることができる。
本発明の印刷版における感光性樹脂層は、後述の方法で測定されるデュロメータ硬さが75°以下であることが好ましい。感光性樹脂層のデュロメータ硬さは、印刷版の柔軟性を示す指標であり、デュロメータ硬さが80°以下であれば、ベタ部のインキ着肉不良や網点ムラをある程度は抑制できるが、印刷紙の材質、印刷条件によってはより低いデュロメータ硬さが必要となることがわかっている。また、印刷後の印刷版を保管した後再使用する場合、保管中に印刷板の乾燥により硬さがさらに増大するため、印刷版のシリンダーからの浮きおよび剥がれが発生すること、印刷版表面の微少なインカールが作用してインキ着肉性が悪くなることがわかっている。
一方でデュロメータ硬さが75°以下の場合は、一般的に印刷時のベタ部のインキ着肉不良が発生しやすいと言われる、例えばアート紙を使用して高速で数千m以上のロングラン印刷を行った場合においても、インキ着肉性が良好で高品位な印刷物を容易に得ることができる。さらに印圧自体を低く設定できるため、文字や網点の太りなどが起きにくくなり、印刷条件の選定が容易になり作業性が向上する。また、再使用時にも硬さが十分柔らかいためシリンダーからの浮きや剥がれもなく、インキ着肉性も維持される。
特に厚みが1.5mmを超える印刷版の場合は、シリンダーからの印刷版の浮きや印刷版表面の微少なインカールによるインキ着肉性悪化の観点から感光性樹脂層のデュロメータ硬さを75°以下に維持することがより好ましい。感光性樹脂層のデュロメータ硬さを75°以下にする手段としては、例えば、前記(b)成分を前記範囲で含有すること、前記(B)成分を前記範囲で含有することなどが挙げられる。
感光性樹脂層のデュロメータ硬さは、次の方法で測定することができる。紫外線低圧水銀灯でグレースケール感度16±1段となる条件にて真空下で全面露光し、印刷版から感光性樹脂層を剥がし、室温20℃、湿度65%の条件下に24時間放置する。放置後の感光性樹脂層を5mm〜6mmの厚さに重ね、タイプAデュロメータを用いて、JIS K6253−3(2012)に規定される方法でデュロメータ硬さを測定する。
また、本発明の印刷版は、150線2%の網点再現性を有することが好ましい。本発明において、150線2%の網点再現性を有するとは、グレースケール感度16±1段となる露光条件によって、1cm×1cmの領域に形成された150線2%の網点が、領域内全体にわたって90%以上の点が欠けなく再現している状態を指す。なお、欠けの有無は倍率20倍の拡大鏡を用いて観察する。150線2%の網点再現性を実現する手段としては、例えば、前記(b)成分を前記範囲あるいはそれ以下で含有すること、前記(B)成分を前記範囲あるいはそれ以上で含有すること、あるいはレリーフ層の厚みを例えば0.3mm以下に薄くすることなどが挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物は、フレキソ版を含む凸版、平版、凹版印刷の感光性樹脂層として利用することができる。本発明の感光性樹脂組成物から形成される感光性樹脂層を有する感光性印刷原版は、印刷時のインキによる影響を受けにくく、高速かつロングラン運転のフレキソ印刷においても、高品位な印刷物を得ることができる。また、本発明の感光性印刷原版および印刷版は、印刷用レリーフの他、スタンプ、印章などの用途に応用し利用することも可能である。
以下、本発明を実施例で詳細に説明する。
合成例1:部分ケン化ポリ酢酸ビニルの変性
日本酢ビ・ポバール(株)製の部分ケン化ポリ酢酸ビニル“Jポバール JR−05”(重合度約800、ケン化度72モル%)をアセトン中で膨潤させ、無水コハク酸1.0モル%を添加し、60℃で6時間撹拌して分子鎖にカルボキシル基を付加させた。このポリマーをアセトンで洗浄して未反応の無水コハク酸を除去乾燥した。酸価を測定したところ、10.8であった。
合成例2:ポリアミドの合成
数平均分子量600のポリエチレングリコール両末端にアクリロニトリルを付加し、これを水素還元して得たα,ω−ジアミノポリオキシエチレンとアジピン酸との等モル塩60重量部、ε−カプロラクタム20重量部およびヘキサメチレンジアミンとアジピン酸との等モル塩20重量部を溶融重合して相対粘度(ポリマー1gを抱水クロラール100mlに溶解し、25℃で測定)が2.50のポリアミドを得た。
<易接着層(d1)を有する支持体(D)の作製>
“バイロン”(登録商標)31SS(不飽和ポリエステル樹脂のトルエン溶液、東洋紡績(株)製)260重慮部および“PS−8A”(ベンゾインエチルエーテル、和光純薬工業(株)製)2重量部の混合物を70℃で2時間加熱後30℃に冷却し、エチレングリコールジグリシジルエーテルジメタクリレート7重量部を加えて2時間混合した。さらに、“コロネート”(登録商標)3015E(多価イソシアネート樹脂の酢酸エチル溶液、日本ポリウレタン工業(株)製)25重量部および“EC−1368”(工業用接着剤、住友スリーエム(株)製)14重量部を添加して混合し、易接着層(d1)用塗工液1を得た。
“ゴーセノール”(登録商標)KH−17(ケン化度78.5〜81.5モル%のポリビニルアルコール、日本合成化学工業(株)製)50重量部を“ソルミックス”(登録商標)H−11(アルコール混合物、日本アルコール(株)製)200重量部および水200重量部の混合溶媒中70℃で2時間混合した後、“ブレンマー”(登録商標)G(グリシジルメタクリレート、日本油脂(株)製)1.5重量部を添加して1時間混合し、さらに(ジメチルアミノエチルメタクリレート)/(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)重量比2/1の共重合体(共栄社化学(株)製)3重量部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 5重量部、“エポキシエステル70PA”(プロピレングリコールジグリシジルエーテルのアクリル酸付加物、共栄社化学(株)製)21重量部およびエチレングリコールジグリシジルエーテルジメタクリレート20重量部を添加して90分間混合し、50℃に冷却後、“フロラードTM FC−430”(住友スリーエム(株)製)を0.1重量部添加して30分間混合して易接着層(d1)用塗工液2を得た。
厚さ0.18mmの“ルミラー”(登録商標)T60(ポリエステルフィルム、東レ(株)製)上に易接着層(d1)用塗工液1を乾燥後膜厚が40μmになるようにバーコーターで塗布し、180℃のオーブンで3分間加熱して溶媒を除去した後、その上に易接着層(d1)用塗工液2を乾燥膜厚が30μmとなるようにバーコーターで塗布し、160℃のオーブンで3分間加熱して、易接着層(d1)を有する支持体(D)を得た。
<アナログ版用のカバーフィルム(G1)の作製>
表面粗さRaが0.1〜0.6μmとなるように粗面化された厚さ0.10mmの“ルミラー”S10(ポリエステルフィルム、東レ(株)製)に、“ゴーセノール”AL−06(ケン化度91〜94モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール、日本合成化学工業(株)製)を乾燥膜厚が1μmとなるように塗布し、100℃で25秒間乾燥し、アナログ版用のカバーフィルムG1を得た。
<CTP版用のカバーフィルム(G2)の作製>
“ゴーセノール”KL−05(ケン化度78〜82モル%のポリビニルアルコール、日本合成化学工業(株)製)10重量部を水40重量部、メタノール20重量部、n−プロパノール20重量部およびn−ブタノール10重量部に溶解させ、接着力調整層(f1)用塗工液を得た。
“MA−100”(カーボンブラック、三菱化学(株)製)23重量部、“ダイヤナール”(登録商標)BR−95(アルコール不溶性のアクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製)1重量部、可塑剤“ATBC“(アセチルクエン酸トリブチル、(株)ジェイプラス製)6重量部およびジエチレングリコールモノエチルエーテルモノアセテート30重量部をあらかじめ混合させたものを、3本ロールミルを用いて混練分散させ、カーボンブラック分散液を調製した。カーボンブラック分散液に“アラルダイト6071“(エポキシ樹脂、旭チバ(株)製)20重量部、“ユーバン”(登録商標)62(メラミン樹脂、三井化学(株)製)27重量部、“ライトエステルP−1M”(リン酸モノマー、共栄社化学(株)製)0.7重量部およびメチルイソブチルケトン140重量部を添加し、30分間撹拌した。その後、固形分濃度が33重量%になるようにさらにメチルイソブチルケトンを添加し、赤外感受性層(F)用塗工液を得た。
“ゴーセノール”AL−06(ケン化度91〜94モル%のポリビニルアルコール、日本合成化学工業(株)製)11重量部を水55重量部、メタノール14重量部、n−プロパノール10重量部およびn−ブタノール10重量部に溶解させ、剥離補助層(f2)用塗工液を得た。
表面を粗面化処理されていない厚さ0.10mmの“ルミラー”S10(ポリエステルフィルム、東レ(株)製)上に剥離補助層(f2)用塗工液をバーコーターで乾燥膜厚が0.25μmになるように塗布し、100℃で25秒間乾燥し、剥離補助層(f2)/カバーフィルム(G)の積層体を得た。このようにして得られた積層体の剥離補助層(f2)側に、赤外感受性層(F)用塗工液をバーコーターで乾燥膜厚が2μmになるように塗布し、140℃で30秒間乾燥し、赤外感受性層(F)/剥離補助層(f2)/カバーフィルム(G)の積層体を得た。このようにして得られた積層体の赤外感受性層(F)側に、接着力調整層(f1)用塗工液をバーコーターで乾燥後膜厚が1μmになるように塗布し、180℃で30秒間乾燥することで、接着力調整層(f1)/赤外感受性層(F)/剥離補助層(f2)/カバーフィルム(G)の構成を有するCTP版用のカバーフィルムG2を得た。このカバーフィルムG2(f1/F/f2/Gの積層体)の、カバーフィルムGの値をゼロとした光学濃度(オルソクロマチックフィルター、透過モード)は3.6であった。
各実施例および比較例における評価は、次の方法で行った。
(1)画像再現性
(i)アナログ版の場合
10cm×10cmの感光性印刷原版からカバーフィルム(G1)のポリエステルフィルムのみを剥離し(剥離後の感光性印刷原版の最表面は乾燥膜厚1μmの部分ケン化ポリビニルアルコール層)、感度測定用グレースケールネガフィルムおよび画像再現性評価用ネガフィルム(150線2%網点、50μm幅の細線、φ120μmの独立点、300μm幅の抜き線を有する)を真空密着させ、紫外線低圧水銀灯でグレースケール感度16±1段となる条件で露光した(主露光)。その後、現像液温25℃のブラシ式現像装置により現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらに紫外線低圧水銀灯で主露光と同条件で後露光し、画像再現性評価用印刷版を得た。
(ii)CTP版の場合
10cm×10cmの感光性印刷原版からCTP版用カバーフィルム(G2)のポリエステルフィルムのみを剥離し(剥離後の感光性印刷原版の最表面は剥離補助層(f2))、赤外線に発光領域を有するファイバーレーザーを備えた外面ドラム型プレートセッター“CDI SPARK”(エスコ・グラフィックス(株)製)に、支持体側がドラムに接するように装着し、レーザー出力9kW、ドラム回転数700rpmの条件で、テストパターン(150線2%網点、幅50μmの細線、φ120μmの独立点、300μm幅の抜き線を有する)を描画し、赤外感受性層(F)から画像マスク(F1)を形成した。その後、大気下において赤外感受性層側から露光した(主露光)。なお、主露光の時間は、同じ感光性樹脂層を有するアナログ版の場合に要した主露光の時間の2倍とした。その後、現像液温25℃のブラシ式現像装置により現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらに主露光と同様の条件で後露光し、画像再現性評価用印刷版を得た。
得られた印刷版について、以下の方法で網点、細線、独立点、抜き線深度を評価した。
網点:1cm×1cmの領域に形成された150線2%の網点を倍率20倍の拡大鏡を用いて観察し、網点の欠けの有無による優劣を以下の点数基準で判断した。4点以上であれば合格と判定した。
5:欠けなし
4:領域内全体にわたって90%以上の点が欠けなく再現している。
3:領域内全体にわたって75%以上の点が欠けなく再現している。
2:領域内全体にわたって50%以上の点が欠けなく再現している。
1:領域内全体にわたって50%未満の点が欠けなく再現している。
また、印刷版の網点部の太り現象の有無を観察し以下の評価基準により評価した。
○:網点太りなし
×:網点太りあり
細線:長さ1cmの20μm幅の細線を目視観察し、曲がりの有無による優劣を以下の点数基準で判定した。
5:曲がりなし
4:端部のみに僅かな曲がりあり
3:端部から内側20%までの範囲に曲がりあり
2:端部から内側20%を超え50%までの範囲に曲がりあり
1:細線自体が消失。
独立点:φ120μmの独立点3個を目視観察し、独立点が再現されている数を計数した。
抜き線深度:(株)ニコン製拡大投影機“Profile Projector Model 6CT2”を用い、倍率100倍に拡大して300μm幅の抜き線深度を測定した。
(2)柔軟性
(i)アナログ版の場合
10cm×10cmの感光性印刷原版からカバーフィルムG1のポリエステルフィルムを剥離し、ネガフィルムを用いずに真空引きしながら、前記(1)の主露光と同条件で感光性印刷原版全面に主露光を実施した。その後、前記(1)と同条件で現像、乾燥、後露光を実施し、硬さ評価用印刷版を作製した。
(ii)CTP版の場合
10cm×10cmの感光性印刷原版からCTP版用カバーフィルム(G2)のポリエステルフィルムを剥離した後、赤外線に発光領域を有するファイバーレーザーを備えた外面ドラム型プレートセッター“CDI SPARK”(エスコ・グラフィックス(株)製)に、支持体側がドラムに接するように装着し、レーザー出力9kW、ドラム回転数700rpmの条件で全面を描画し、赤外感受性層(F)を除去した。その後、前記(1)と同条件で現像、乾燥、後露光を実施し、硬さ評価用印刷版を作製した。
得られた印刷版の支持体から感光性樹脂層を剥がし、6mm以上の厚さに重ね、室温20℃、湿度65%の条件下において16時間放置後、タイプAデュロメータを用い、JIS K6253−3(2012)に規定される方法でデュロメータ硬さを測定した。
(3)版面粘着性
10cm×10cmの感光性印刷原版からカバーフィルムを剥離し、前記(2)と同条件で主露光、現像、乾燥、後露光を実施し、版面粘着性評価用印刷版を作製した。得られた印刷版を20〜30℃の室温にて24時間放置した後、版表面を指先で押さえ、粘着感・濡れの有無を評価した。
(4)印刷適性
各実施例・比較例で得られた印刷版を用いて、フレキソ印刷機(MPS社製EF560)により印刷を行い評価した。印刷機のシリンダーは円周356mm、アニロックスロールは線数400LPcm(セルボリューム4.2ml/m)、インキはフレキソ印刷用インキ(T&K TOKA製 UVフレキソ プロセス紅 PHA−L03)を使用し、速度60m/分で印刷した。印刷版の版胴への貼り付けには厚さ0.38mmのテサ テープ(株)製 52017のクッションテープを使用した。印圧は印刷版ごとに可能な限り低い条件(ベタ部全体にインキが着肉し、文字や網点が明らかに太らない最低限の印圧のことであり、印刷版の硬さが高いほど高い印圧が必要となるため印刷版ごとに適宜印圧を調整する必要がある)に設定した。紙種は、キャストコート紙(王子タック(株)製、Nミラー73 P22 G8B)およびアート紙(リンテック(株)製、アートPW 8K)を使用し、1200m印刷した後の各紙種における印刷物のベタ部(5cm×5cm)を目視および倍率20倍の拡大鏡を用いて観察しインキ着肉性良否を判定した。印刷版表面の粘着性が高い場合および印刷版のインキ着肉性が悪い場合はインキが印刷版に不均一に着肉し印刷物のベタ部にインキ抜けが発生する現象が見られる。以下の評価基準により評価した。
○:印刷物に50〜100μmのインキ抜けが5cm×5cmで3個以下
△:印刷物に50〜100μmのインキ抜けが5cm×5cmが4個〜10個
×:印刷物に50〜100μmのインキ抜けが5cm×5cmが10個より多い。
続いて印刷版の再使用時の状態を想定して上記印刷で使用した版を20℃、シリカゲル共存下でデシケーター中に72時間保管した印刷版を用いて上記と同様にアート紙を使用して印刷し印刷物のベタ部のインキ着肉性評価を行い、印刷版の再使用性を評価した。
各実施例および比較例に使用した原料を以下に示す。なお、表中のPEGはポリエチレングリコールを表す。
Figure 2014182247
実施例1
水/エタノール比率55/45(重量比)の混合溶剤に、表2に示す水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマーと可塑剤を表2の含有量に従って添加し、70℃で2時間撹拌して溶解させた。次に、グリシジルメタクリレート(日油(株)製“ブレンマー”G)を表2の含有量に従って添加し、70℃で0.5時間撹拌した。さらに、表2に示す各種エチレン性不飽和化合物、光重合開始剤、添加剤(染料、重合禁止剤、紫外線吸収剤)を表2の含有量にしたがって添加し、70℃で0.5時間撹拌して感光性樹脂組成物溶液を得た。このとき感光性樹脂組成物溶液の固形分濃度は60重量%となるように調整した。溶液を目視で確認したところ、溶液の分離・濁りは見られず均一な溶液であった。
得られた感光性樹脂組成物溶液を、前記易接着層(d1)を有する支持体(D)に流延し、60℃で2.5時間乾燥した。このとき乾燥後の版厚(ポリエステルフィルム+感光性樹脂層)が1.14mmとなるよう調節した。このようにして得られた感光性樹脂層上に、水/エタノール=50/50(重量比)の混合溶剤を塗布し、表面に前記アナログ版用のカバーフィルム(G1)を圧着し、感光性印刷原版を得た。得られた感光性印刷原版を用いて、前記方法により印刷版の特性を評価した結果を表3に示す。印刷版は75°以下のデュロメータ硬さならびに150線2%の網点再現性を有し、版面粘着もなく、印刷物の品位もアート紙、キャストコート紙ともに良好で再使用性も良好であった。
実施例2〜6、比較例1〜6
感光性樹脂組成物の組成を表2のとおり変更した以外は実施例1と同様にして感光性印刷原版を作製した。実施例1と同様に印刷版の特性を評価した結果を表3に示す。実施例2〜6はいずれも75°以下のデュロメータ硬さならびに150線2%の網点再現性を満足し、版面粘着もなく、印刷物の品位もアート紙、キャストコート紙ともに良好で再使用性も良好であった。
一方、比較例1〜3においては、いずれも150線2%の網点再現性には優れているが、75°以上のデュロメータ硬さを有するためキャストコート紙を用いるとインキ着肉性が良好、あるいはやや悪い結果であったがアート紙を用いるとインキ着肉性が不良となり再使用性も悪かった。さらに比較例4においては、網点の太りが生じているだけでなく印刷版表面に粘着性があり印刷自体を行うことができなかった。
また、実施例1において成分(b)以外にポリエチレングリコール骨格を有しMwが約1110のメトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(日油(株)製 ”ブレンマー PME−1000”)を併用した比較例5、ポリエチレングリコール骨格を有さずMwが約610であるポリプロピレングリコールモノメタクリレート(日油(株)製“ブレンマー”PP−500)を用いた比較例6は、感光性樹脂組成物溶液の目視観察において、溶液に濁りが見られた。前記方法により印刷版の特性を評価したところ、版がぼやけて形成されており網点の太りが見られ白抜深度も実施例1よりも低く画像再現性が低かった。
実施例7、8
実施例1、5において、アナログ版用のカバーフィルム(G1)を前記CTP版用のカバーフィルム(G2)に変更し、表2の組成の感光性印刷原版を得た。得られた感光性印刷原版を用いて、前記方法により印刷版の特性を評価した結果を表3に示す。実施例7、8はいずれも75°以下のデュロメータ硬さならびに150線2%の網点再現性を満足し、版面粘着もなく、印刷物の品位、再使用性も良好であった。なお、いずれの実施例においても、レーザー出力9kW、ドラム回転数700rpmの条件で赤外感受性層(F)の描画部が実質レーザー融除され、下層の感光性樹脂層(E)表面へのレーザー掘削や描画パターンの歪みなどのレーザー出力過多による弊害は発生しなかった。
比較例7、8
比較例1、3において、アナログ版用のカバーフィルム(G1)を前記CTP版用のカバーフィルム(G2)に変更し、表2の組成の感光性印刷原版を得た。得られた感光性印刷原版を用いて、前記方法により印刷版の特性を評価した結果を表4に示す。比較例7、8においては、比較例1、3と同様、いずれも150線2%の網点再現性には優れているが、75°以上のデュロメータ硬さを有するため、キャストコート紙を用いるとインキ着肉性が良好であるがアート紙を用いるとインキ着肉性が不良となり再使用性も悪かった。なお、いずれの比較例においても、レーザー出力9kW、ドラム回転数700rpmの条件で赤外感受性層(F)の描画部が実質レーザー融除され、下層の感光性樹脂層(E)表面へのレーザー掘削や描画パターンの歪みなどのレーザー出力過多による弊害は発生しなかった。
Figure 2014182247
Figure 2014182247

Claims (5)

  1. 水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマー(A)、エチレン性不飽和化合物(B)および光重合開始剤(C)を含有する感光性樹脂組成物であって、前記エチレン性不飽和化合物(B)が、ポリエチレングリコール骨格を有し、分子中にエチレン性不飽和結合を1個だけ有する重量平均分子量400〜800の化合物(b)を含有し、前記成分(A)100重量部に対して、前記成分(B)を20〜65重量部含有し、前記成分(B)中の前記成分(b)の含有量が20〜50重量%であることを特徴とする感光性樹脂組成物。
  2. 成分(b)を含むポリエチレングリコール骨格を有する化合物の総含有量が成分(A)100重量部に対して1〜32重量部であることを特徴とする請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
  3. 少なくとも支持体(D)と、請求項1または2のいずれかに記載の感光性樹脂組成物から形成される感光性樹脂層(E)を有することを特徴とする感光性印刷原版。
  4. さらに赤外感受性層(F)を有することを特徴とする請求項3に記載の感光性印刷原版。
  5. 請求項3または4に記載の印刷原版を露光および現像して得られる印刷版。
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