JP2020044150A - 鼻水吸収部材 - Google Patents
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Description
このような垂れ流し状態にある症状に対処するには、病院で支給される処方薬を用いるか、頻繁にティッシュペーパーやハンカチなどを鼻孔に押し当て、流下する鼻水を吸収して処置する術しかなかった。
また、ハンカチやティッシュペーパーなどで鼻孔を押える方法は、少なくとも片手が使えなくなるので、日常生活に支障を来すことになる。
一方、ガーゼやマスクを用いる方法は、手を使わなくて済むが、鼻水がガーゼに浸み込んだりすると、マスク内の空気の流通が妨げられて鼻呼吸ができなくなるばかりか、口呼吸も困難になって息苦しくなってくる、といった装着性の問題を解決することができなかった。
例えば、マスク着用中に鼻水が流れ落ちたり、あるいはマスクに付着することを防止することができ、小型で目立ちにくい鼻水吸収パッドを提供することを目的とする「鼻水吸収パッド」(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。具体的には、使用者の鼻下に接触する鼻下接触面と、鼻下接触面の反対側のマスク裏面接触面を有し、マスク裏面接触面にはマスクの裏面に取り付けるための取付部材が設けられて、鼻孔から出た鼻水を外部に流出させることなく、そのまま吸収することができる提案となっている。
以下、本発明にかかる鼻水吸収部材10の実施形態を、図面に基づいて説明する。
本発明は、マスク本体Mの内側に装着される鼻水吸収部材10である。
このように、鼻水吸収部材10に清涼感を付与することで、常時清涼感が得られることとなって、鼻づまりの緩和に資すると共に、鼻孔周辺の冷感作用ならびに吸熱作用に資することとなる。
このように、鼻水吸収部材10に香料25を付与することで、清涼感や冷感作用、吸熱作用と併せて、心地よい香りを吸引し得ると共に、鼻水Sの臭いを香料25でかき消すことも可能となる。
銀ナノ粒子26は、ナノ銀、ナノ純銀などと呼ばれ、その構造としては球形が一般的だが、ひし形や薄いシート構造もよく見られる。また表面積が極端に大きいため多くの配位子がナノ粒子に配位することができる。通常粒径1−100nmの銀のナノ粒子で構成される。さらにイオンを低い濃度で持続的に放出する性質によって、さまざまな細菌に対して抗菌作用を示すことから、抗菌性コーティング剤などに使用されるものである。
エンボス加工27は、表層シート体21において、プレス加工によって連続する凹凸状に加工されるもので、当該エンボス加工27による凸部形状については特に限定はなく、図示の様な円形状のほか、四角その他の多角形状や、十字にクロスした形状などが採用し得る。
包装体Bは、鼻水吸収部材10を包装して衛生的に保つためのものであって、その材質について特に限定はなく、常法の包装態様を採用すれば足りる。尚、図示されているように、鼻水吸収部材10を内包した状態の包装体Bは、破線部等によって切り離し可能に連続して繋がっている態様を採用し得る。
20 鼻水吸着剤
21 表層シート体
22 装着手段
23 樹脂フィルム
24 清涼成分
25 香料
26 銀ナノ粒子
27 エンボス加工
28 凹部
B 包装体
M マスク本体
N 鼻孔部
S 鼻水
鼻水吸収部材10の上端辺には、鼻孔部Nから垂れ流れる鼻水Sを受け止めるための凹部28が形成されて成る。
凹部28は、鼻水吸収部材10の上端辺に設けられる窪みであって、鼻孔部Nから垂れ流れる鼻水Sを受け止めるための貯留部として機能する。該凹部28の形状については、半月状やV溝状など特に限定するものではなく、また、一の上端辺に設けられる凹部28の数についても特に限定はない。尚、図面では、一つの半月状の凹部28を形成した場合と、二つ半月状の凹部28を形成した場合を示している。
また、鼻水吸収部材10の上端辺に、鼻孔部Nから垂れ流れる鼻水Sを受け止めるための凹部28が形成されていることによって、該凹部28が鼻水Sの貯留部として機能して、外部に鼻水Sが流れ出すことなく確実に受け止めることが可能となる。
Claims (7)
- マスク本体の内側に装着される鼻水吸収部材であって、
所定の厚みと長さと幅を有する略方形の形状を有して、高分子吸水ポリマーから成る鼻水吸着剤が表層シート体で包含されると共に、裏面に位置する表層シート体には装着手段が備えられて成り、該装着手段を介して当接する鼻孔部を覆うようにマスク本体の内側に装着されることを特徴とする鼻水吸収部材。 - 前記表層シート体と前記装着手段との間に樹脂フィルムを介在させて成ることを特徴とする請求項1に記載の鼻水吸収部材。
- 前記表層シート体あるいは前記鼻水吸収部材のいずれか一方若しくは両方に、清涼感を付与する清涼成分が塗布あるいは含浸されて成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鼻水吸収部材。
- 前記清涼成分と共に香料が塗布あるいは含浸されて成ることを特徴とする請求項3に記載の鼻水吸収部材。
- 前記表層シート体あるいは前記鼻水吸収部材に、銀ナノ粒子を担持させて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか記載の鼻水吸収部材。
- 前記表層シート体の表面に、エンボス加工が施されて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の鼻水吸収部材。
- 前記鼻水吸収部材の上端辺に、鼻孔から垂れ流れる鼻水を受け止めるための凹部が形成されて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか記載の鼻水吸収部材。
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2018
- 2018-09-20 JP JP2018175591A patent/JP2020044150A/ja active Pending
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