JPH08317949A - 鼻水吸収具 - Google Patents

鼻水吸収具

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JPH08317949A
JPH08317949A JP7125421A JP12542195A JPH08317949A JP H08317949 A JPH08317949 A JP H08317949A JP 7125421 A JP7125421 A JP 7125421A JP 12542195 A JP12542195 A JP 12542195A JP H08317949 A JPH08317949 A JP H08317949A
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JP
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runny nose
nose
absorber
runny
nostril
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Application number
JP7125421A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuko Miura
忍耐子 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Mayumi
Miura Masuo
Original Assignee
Miura Mayumi
Miura Masuo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鼻腔から分泌される鼻水を、呼吸を妨げるこ
となく連続的に導出し、鼻孔外に設置された鼻水蓄積部
に蓄積することによって、呼吸困難や苦痛を緩和し、鼻
水処理の煩わしさを軽減することができる鼻水吸収具を
得る。 【構成】 呼吸のための空気の流通を妨げずに鼻水を鼻
孔外に導出する鼻水導出部1と、導出された鼻水を吸収
蓄積する鼻水蓄積部2とを有する鼻水吸収具10。鼻水
導出部1は繊維組織体またはスポンジ状多孔質体から形
成され、鼻水蓄積部2は高吸水性樹脂を含むことが好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鼻腔から分泌される鼻
水を、呼吸を妨げることなく連続的に導出し、鼻孔外に
設置された鼻水蓄積部に蓄積することによって、呼吸困
難や苦痛を緩和し、鼻水処理の煩わしさを大幅に軽減す
ることができる鼻水吸収具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、いわゆる花粉症を含むアレルギ
ー性鼻炎や感冒などにかかると、大量の鼻水が分泌して
鼻腔を閉塞し、鼻呼吸が困難になるばかりでなく、連続
的に流下して日常生活に大きな支障を来す。この鼻水に
対処するには、従来は薬物を用いるか、断続的にティッ
シュペーパーなどで鼻をかんだり、ハンケチなどを鼻孔
に押し当てて流下する鼻水を吸収したり、あるいはガー
ゼなどを分厚く畳んで鼻孔に当て、マスクで押えるなど
して鼻水を吸収する以外に方法がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、薬物の使用は
極力避けたいし、ティッシュペーパーで鼻をかむという
方法ではその頻度がきわめて多いので煩わしいばかりで
なく鼻孔近辺の皮膚を刺激して炎症を起こす場合が少な
くない。ハンケチなどで鼻孔を押える方法は少なくとも
片手が使えなくなるので、日常の行動に支障を来す。ガ
ーゼとマスクを用いる方法は手を使わなくて済むので普
通、最も多く用いられるが、ガーゼに鼻水が浸み込むと
空気の流通が妨げられて鼻呼吸ができなくなるばかり
か、遂には口呼吸も困難になって息苦しくなる。本発明
はこの問題を解決するためになされたものであり、従っ
てその目的は、鼻孔内に蓄積する鼻水を呼吸を妨げるこ
となく呼吸経路外に排除するとともに、流下する鼻水を
連続的に吸収することができる鼻水吸収具を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、鼻孔内に
挿入され呼吸のための空気の流通を妨げずに鼻水を鼻孔
外に導出する鼻水導出部、または少なくとも鼻孔の下辺
部に密着して装着され呼吸のための空気の流通を妨げず
に鼻水を浸透排出する鼻水浸透部と、このいずれかによ
り導出または排出された鼻水を吸収蓄積する鼻水蓄積部
とを有する鼻水吸収具を提供することによって解決でき
る。
【0005】上記の鼻水導出部または鼻水浸透部は、繊
維組織体またはスポンジ状多孔質体から形成されてなる
ものであることが好ましい。上記の鼻水蓄積部は、高吸
水性樹脂を含むものであることが好ましい。またこの鼻
水吸収具は、マスクまたは顔面の少なくともいずれか一
方に着脱自在に接合する固定手段が設けられていること
が好ましい。
【0006】
【作用】鼻孔内に挿入された鼻水導出部は、鼻腔中に分
泌された鼻水を、鼻呼吸のための空気の流通を妨げるこ
となく導出し、鼻孔外に設置された鼻水蓄積部へ連続的
に誘導する。また少なくとも鼻孔の下辺部に密着して装
着された鼻水浸透部は、鼻孔下辺部から自然流下する鼻
水を、鼻呼吸のための空気の流通を妨げることなく浸透
排出し、これに連結された鼻水蓄積部へ連続的に誘導す
る。鼻水蓄積部は鼻水を吸収蓄積するので、鼻水の垂れ
落ちが防止される。鼻水導出部または鼻水浸透部が繊維
組織体またはスポンジ状多孔質体からなるものであれ
ば、鼻水は毛細管現象によって連続的かつ速やかに鼻孔
または鼻孔下辺部から導出排出され、しかも鼻呼吸のた
めの空気もこれらの細孔を通って流通することができ
る。
【0007】鼻水蓄積部が高吸水性樹脂を含むものであ
れば、小容積で大量の鼻水を蓄積することができ、外部
からの圧迫などで蓄積された鼻水が溢出することもない
ので、長時間にわたって交換せずに鼻水吸収具を使用し
続けることができる。マスクまたは顔面の少なくともい
ずれか一方に着脱自在に接合する固定手段が設けられて
いれば、この鼻水吸収具をマスクの内側に隠ぺいした状
態で装着できるので、外観上の違和感がなくなる。
【0008】
【実施例】以下に、実施例によって本発明を詳しく説明
する。 (実施例1)図1は、実施例1の鼻水吸収具を示してい
る。この鼻水吸収具10は、基本的に、鼻孔N内に挿入
され鼻水を鼻孔外に導出する鼻水導出部1と、導出され
た鼻水を吸収蓄積する鼻水蓄積部2とから構成されてい
る。
【0009】この鼻水導出部1は、親水性であって濡れ
ても型くずれしない繊維組織体(合成紙)から形成さ
れ、その形状は、鼻孔に容易に挿入できるような口径と
長さとを有し挿入先端に向けて漸次縮径する中空のラッ
パ管状に成形されている。この鼻水導出部1の基部は、
その約半周が鼻水蓄積部2との連結部3を形成し、この
連結部3を通して鼻水が鼻水導出部1から鼻水蓄積部2
へ自在に流通し得るようになっている。
【0010】鼻水蓄積部2は、水平方向に延びるほぼ柱
状の成形体であって、その形状寸法は、この鼻水吸収具
を装着したとき、鼻水蓄積部2が鼻隆起部Tと上唇部L
との間の空間に収まるようになっている。この鼻水蓄積
部2は、外被がガーゼ状の繊維組織体から形成され、内
部には脱脂綿様の吸水性緩衝材とともに高吸水性樹脂が
収納されている。
【0011】鼻水蓄積部2はその中央部付近で鼻水導出
部1の基部と連結されていて、その連結部3の近辺には
凹部4が形成され、鼻水導出部1を鼻孔に挿入したと
き、その基部の鼻水蓄積部2と連結されていない辺部と
この凹部4とが空気の流通路を形成して、鼻水吸収具1
0を装着した状態で鼻呼吸ができるようになっている。
鼻水蓄積部2の外被の適当な位置に粘着層5が形成さ
れ、マスクの裏側および顔面の双方に着脱自在に接合で
きるようになっている。
【0012】実施例1の鼻水吸収具10を装着した状態
の一例を図2に示す。この例で、鼻水吸収具10はマス
クMの裏面または顔面またはその双方に粘着層5で接合
され、外部からは見えないようにされている。この状態
で鼻水吸収具10の鼻水導出部1は鼻孔内に挿入され、
鼻水蓄積部2が鼻隆起部Tと口上唇部Lとの中間部に配
置される。このとき、鼻水蓄積部2の凹部4はマスクを
通じて外気と通じているので、鼻呼吸は妨げられない。
【0013】鼻孔Nの内部に鼻水が分泌されると、鼻水
は一旦、鼻孔内壁と鼻水導出部1の外壁との間に貯る
が、毛細管現象によって直ちに繊維組織体からなる鼻水
導出部1に吸収され、重力によって、鼻孔外の鼻水蓄積
部2に向けて導出される。導出された鼻水は、連結部3
を通過して鼻水蓄積部2内に浸み込み、吸水性緩衝材と
高吸水性樹脂とに吸収される。
【0014】鼻水が連続的に分泌されても、鼻水導出部
1から鼻水蓄積部2内の高吸水性樹脂に至る流通路が形
成されているので、高吸水性樹脂と吸水性緩衝材が飽和
吸収量に達するまで鼻水は鼻水蓄積部2に蓄積され、鼻
腔を閉塞したり垂れ落ちたりすることがない。また空気
はマスクから鼻水導出部1の中空部を通して自在に流通
し得るので、鼻呼吸に支障を来さない。鼻水蓄積部2が
飽和吸収量に達したときは、鼻水吸収具10の全体をマ
スクから剥してスペアーの鼻水吸収具10と交換すれば
よい。
【0015】(実施例2)図3は、実施例2の鼻水吸収
具20の装着例を示している。この鼻水吸収具20は左
右の鼻孔に対応してそれぞれ別体に形成されている。一
方の鼻孔に対応する鼻水吸収具20は、その鼻孔に挿入
される実施例1と同様なラッパ管状の成形体からなる鼻
水導出部21と、その基部に連結され、マスクMの頬部
内側に薄片状に広がる鼻水蓄積部22とからなってい
る。この鼻水蓄積部22は外被が袋状の繊維組織体から
形成され、内部には脱脂綿様の吸水性緩衝材とともに高
吸水性樹脂が収納されている。
【0016】他方の鼻孔に対応する鼻水吸収具20も、
これと対称同形に形成されている。これらの鼻水吸収具
20はそれぞれの鼻水蓄積部22の適当な位置に粘着層
25が形成され、マスクの裏側および顔面の双方に着脱
自在に接合できるようになっている。
【0017】実施例2の鼻水吸収具20は、実施例1と
同様に鼻水導出部21が鼻孔から鼻水を導出し、導出さ
れた鼻水は鼻水蓄積部22内に蓄積される。この鼻水吸
収具20の場合は、マスク内側の鼻隆起部Tと上唇部L
との間に十分な空間が確保されるので、鼻呼吸が更に容
易になり、会話などにも不便がない。鼻水蓄積部22の
頬に接する面を疎水性の繊維組織体で形成すれば、鼻水
が大量に蓄積された際にも、頬面に浸み出さないので不
快感がない。この鼻水吸収具20は、症状によって鼻水
が一方の鼻腔からのみ分泌される場合には片方だけ用い
ればよいので、装着の煩わしさが軽減される。
【0018】(実施例3)図4に、実施例3の鼻水吸収
具30を示す。この鼻水吸収具30は、基本的に鼻水導
出部31と、導出された鼻水を吸収蓄積する鼻水蓄積部
32とからなる。この鼻水導出部31はスポンジ状多孔
質体からなり、双方の鼻孔内に挿入するほぼ円錐状の挿
入部33と、挿入部33の基部から鼻孔の下辺部に沿っ
て水平に延びる誘導部34とが一体に成形されてなって
いる。
【0019】鼻水蓄積部32は、水平方向に延びるほぼ
柱状の成形体であって、その形状寸法は、この鼻水吸収
具を装着したとき、鼻水蓄積部32が鼻隆起部Tと上唇
部Lとの間の空間に収まるようになっている。この鼻水
蓄積部32は、外被がガーゼ状の繊維組織体から形成さ
れ、内部には脱脂綿様の吸水性緩衝材とともに高吸水性
樹脂が収納されている。誘導部34の下辺部と鼻水蓄積
部32とは、鼻水が自在に流通し得るように連結されて
いる。また、鼻水蓄積部32の外被の適当な位置に粘着
層35が形成され、マスクの裏側および顔面の双方に着
脱自在に接合できるようになっている。
【0020】実施例3の鼻水吸収具30は、実施例1の
鼻水吸収具10とほぼ同様にして装着することができ
る。すなわち、挿入部33を鼻孔内に挿入し、粘着層3
5を用いて好ましくはマスクの裏面または顔面またはそ
の双方に接合する。鼻孔の内部に鼻水が分泌されると、
鼻水は挿入部33内に浸透して直ちに多孔壁に沿って降
下し、誘導部34内を通過して鼻水蓄積部32に吸収・
蓄積される。この間、スポンジ状の鼻水導出部31内に
は鼻水の流通路と空気の流通路とが自然に分離して形成
され、空気は挿入部33と誘導部34の鼻水で閉塞され
ていない部分を通して流通するので、呼吸が妨げられる
ことはない。
【0021】上記の実施例1〜実施例3において鼻水導
出部は、繊維組織体からなるラッパ管状の成形体である
か、または円錐状の鼻孔挿入部を有するスポンジ状多孔
質体であり、これらは鼻水導出部として好ましい材質・
形状であるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。例えばラッパ管状の代わりに筒状、または樋状の成
形体であってもよい。また例えばそれは綿棒状、撚り糸
状または自己支持性のテープ状であってもよい。更にま
た、たばこフィルターのような親水性の繊維束状の連続
通孔体で成形されていてもよい。
【0022】(実施例4)この実施例では、実施例3の
鼻水導出部31の代わりに、鼻孔挿入部を有しない鼻水
浸透部が用いられている。図5に実施例4の鼻水吸収具
40を示す。この鼻水吸収具40は、基本的に鼻水浸透
部41と、導出された鼻水を吸収蓄積する鼻水蓄積部4
2とからなる。鼻水浸透部41はスポンジ状多孔質体か
らなり、鼻孔の下辺部とその周辺に密着して装着し得る
形状に形成されている。
【0023】鼻水蓄積部42は、水平方向に延びるほぼ
柱状の成形体であって、その形状寸法は、この鼻水吸収
具を装着したとき、鼻水蓄積部42が鼻隆起部Tと上唇
部Lとの間の空間に収まるようになっている。この鼻水
蓄積部42は、外被がガーゼ状の繊維組織体から形成さ
れ、内部には脱脂綿様の吸水性緩衝材とともに高吸水性
樹脂が収納されている。鼻水浸透部41の下辺部と鼻水
蓄積部42とは、鼻水が自在に流通し得るように連結さ
れている。また、鼻水蓄積部42の外被の適当な位置に
粘着層45が形成され、マスクの裏側および顔面の双方
に着脱自在に接合できるようになっている。
【0024】実施例4の鼻水吸収具40は、鼻水浸透部
41を鼻孔の下辺部とその周辺に沿って密着して配置
し、粘着層45を用いて好ましくはマスクの裏面または
顔面またはその双方に接合することによって装着でき
る。鼻孔の内部に鼻水が分泌されると、鼻水は鼻孔壁に
沿って自由垂下し、鼻孔開口部で、これに密着している
鼻水浸透部41に吸引されて浸透し、スポンジ状の鼻水
浸透部41内に一時的に蓄積されるが直ちに流下し、次
いで連結部界面を通過して鼻水蓄積部42に吸収・蓄積
される。この間、鼻水浸透部41内には鼻水の流通路と
空気の流通路とが自然に形成され、呼吸のための空気の
流通が妨げられることはない。実施例4の鼻水吸収具4
0は、鼻孔内に鼻水導出部を挿入しないので装着が容易
であり、装着感も良好となる利点を有する。
【0025】本発明の鼻水吸収具において、鼻水蓄積部
は、その中に鼻水を吸収蓄積することができれば、いか
なる構成、いかなる形状であってもよい。しかし、これ
が外部に露出することは違和感があるので、できるだけ
マスクなどで隠ぺいできるものであることが好ましい。
このためには、小容積で大量の鼻水を蓄積し得て、しか
も外部からの圧迫などにより蓄積された鼻水が溢出しな
い高吸水性樹脂を用い、しかもマスク内で呼吸や会話な
どに支障を来さない構成・形状を選択することが望まし
い。
【0026】鼻水蓄積部内に収納して使用し得る高吸水
性樹脂としては、一般に紙オムツまたは生理用品などに
用いられているものが好適であり、市販品の中から選択
することができる。吸水性緩衝材は、鼻水を高吸水性樹
脂に誘導し、高吸水性樹脂とともに鼻水の一部を吸収蓄
積し、かつ高吸水性樹脂が移動して偏在するのを防止す
るものであって、脱脂綿、ガーゼ、薄葉紙、連続通孔型
発泡シートなどが用いられる。
【0027】鼻水蓄積部の外被は必ずしも繊維組織体で
ある必要はない。少なくとも鼻水導出部または鼻水浸透
部との連結部が鼻水流通性にされていれば、他の部分は
プラスチックフィルムなどであってもよい。しかし顔面
と接触する部分は、繊維組織体またはプラスチック発泡
体のように呼吸性であることが感触の点で好ましい。
【0028】鼻水吸収具の固定手段としては、マスクな
どの裏面に着脱自在に接合することが好ましい。しかし
顔面側に粘着固定することもできる。マスクなどの裏面
に接合する場合、鼻水吸収具側またはマスク側に粘着層
を設けて行うことが好ましいが、他の接合方法、例えば
マジックテープを用いたり、フックとループを用いる方
法なども可能である。粘着層を用いる場合、接合するま
では粘着層の表面を離型紙などで覆って保護しておくこ
とが好ましい。例えば鼻水蓄積部のマスク側と顔面側の
双方に、離型紙などで覆って保護した粘着層を設けてお
けば、着用者の好みや都合によって、マスク側、顔面側
のいずれか一方、または双方に粘着固定することができ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の鼻水吸収具は、鼻孔に挿入して
空気の流通を妨げずに鼻水を鼻孔外に導出する鼻水導出
部、または少なくとも鼻孔の下辺部に密着して装着され
呼吸を妨げずに鼻水を浸透する鼻水浸透部と、導出また
は浸透した鼻水を吸収蓄積する鼻水蓄積部とを有するも
のであるので、鼻呼吸を続けながら鼻孔内に蓄積する鼻
水を呼吸経路外に排除するとともに、垂れ落ちる鼻水を
連続的に吸収蓄積して、呼吸困難や苦痛を緩和し、鼻水
処理の煩わしさを大幅に軽減することができる。
【0030】鼻水導出部または鼻水浸透部が、繊維組織
体またはスポンジ状多孔質体から形成されていれば、毛
細管現象によって鼻水の流通が円滑に行われるばかりで
なく、鼻水流下のための流通路と呼吸のための空気の流
通路とが分別されるため、連続的な鼻水の流下に際して
も鼻呼吸が妨げられない。鼻水蓄積部が高吸水性樹脂を
含むものであれば、比較的小容積で大量の鼻水を蓄積す
ることができ、しかも外部圧力などで溢出することもな
いので、長時間にわたって交換せずに鼻水吸収具を使用
し続けることができる。マスクまたは顔面の少なくとも
いずれか一方に着脱自在に接合する固定手段が設けられ
ていれば、この鼻水吸収具をマスクの内側に隠ぺいした
状態で装着できるので、外観上の違和感がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の鼻水吸収具の一実施例を示す正面
図。
【図2】 図1の鼻水吸収具の装着例を示す斜視図。
【図3】 本発明の他の一実施例の装着例を示す斜視
図。
【図4】 本発明の鼻水吸収具の他の一実施例を示す正
面図。
【図5】 本発明の鼻水吸収具の更に他の一実施例を示
す正面図。
【符号の説明】
1……鼻水導出部 2……鼻水蓄積部 3……連結部 5……固定部 10……鼻水吸収具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 忍耐子 埼玉県飯能市大字笠縫190−13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼻孔内に挿入され呼吸のための空気の流
    通を妨げずに鼻水を鼻孔外に導出する鼻水導出部と、導
    出した鼻水を吸収蓄積する鼻水蓄積部とを有する鼻水吸
    収具。
  2. 【請求項2】 少なくとも鼻孔の下辺部に密着して装着
    され呼吸のための空気の流通を妨げずに鼻水を鼻孔から
    浸透排出する鼻水浸透部と、この鼻水浸透部に浸透した
    鼻水を吸収蓄積する鼻水蓄積部とを有する鼻水吸収具。
  3. 【請求項3】 上記の鼻水導出部または鼻水浸透部が、
    繊維組織体またはスポンジ状多孔質体から形成された請
    求項1または請求項2に記載の鼻水吸収具。
  4. 【請求項4】 上記の鼻水蓄積部が高吸水性樹脂を含む
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の鼻水吸
    収具。
  5. 【請求項5】 マスクまたは顔面の少なくともいずれか
    一方に着脱自在に接合する固定手段が設けられた請求項
    1ないし請求項4のいずれか1項に記載の鼻水吸収具。
JP7125421A 1995-05-24 1995-05-24 鼻水吸収具 Pending JPH08317949A (ja)

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JP7125421A JPH08317949A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 鼻水吸収具

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011142949A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Nippon Medical School 経鼻内視鏡用ノーズピース
JP2020044150A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 株式会社グリーンテック 鼻水吸収部材
CN112312865A (zh) * 2018-12-27 2021-02-02 小林制药株式会社 鼻通气改善器具
CN113317575A (zh) * 2021-07-06 2021-08-31 福建劲心劲意健康科技有限公司 纳米杂化抗病毒贴合式口罩及其制造工艺

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Effective date: 19990330