JP2013013427A - 鼻汁吸収用ナプキン - Google Patents

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【課題】間断なく分泌・流出する水様の鼻汁を、常時簡便に吸収し、携行時にも衛生上の問題が生じ難い鼻水の処理用製品を提供する。
【解決手段】液透過性の表面シート、高吸水性の中間シート、及び液不透過性の裏面シートからなる積層構造を有し、周縁端部が接合され、かつ長手方向中央部に折り曲げ案内部を有する、鼻汁吸収用ナプキン。
中間シートに高吸水性ポリマー材料が保持されていることが好ましい。接合部は、裏面シートの折返し部によって包被されていてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、多量の鼻汁を吸収することができ、携帯可能な、鼻汁吸収用ナプキンに関する。
ウイルス性感冒、寒冷アレルギー、あるいは花粉症の発症に伴う主要な症状の1つとして、水様の鼻汁が間断なく分泌・流出する現象がある。り患者は、ティッシュを多量に消費し、しかも、鼻を頻回かみ続けることによって鼻周辺の皮膚を刺激し、発赤や痛みを生じさせることとなる。
とくに、外出時は、多数のティッシュを持ち歩かなければならない煩わしさがあるばかりでなく、かんだ後のティッシュはポケットやバッグに入れるため、衣服や持ち物を濡らし衛生上の問題もある。ハンカチ等を用いる場合も同様である。マスク着用によっても鼻汁の分泌・流出を抑制することはできない。
その対策として、内側に液体吸収部を備えたマスク(特許文献1)や、鼻腔内に挿入する吸収性物品(特許文献2)、あるいは、鼻腔内への挿入部と流出した鼻水を吸収蓄積する鼻水浸透部及び蓄積部を有する吸収具(特許文献3)等が知られている。
また、特許文献4には、表層に液不透過性の薬液が付与されて鼻汁の裏抜けが低減された衛生薄葉紙が記載されている。
しかし、特許文献1のような吸収部を設けたマスクは、鼻汁が吸収部に吸収されるに伴い閉塞感が生じやすく、長期使用には限界がある。特許文献2に記載されるような鼻腔内へ挿入するタイプの吸収性物品は、吸収量に限界があり、間断なく流出する鼻汁に対する吸収体としては満足なものとはいえない。特許文献3の吸収具は、マスクに装着するか顔面に直接粘着して使用するものであるが、やはり吸収量に限界があり、マスクに装着した場合には、マスクを濡らす可能性があり、顔面に直接装着するには、外観上の問題があって、とくに外出時の装着には適さない。
特許文献4に記載された薄葉紙は、水用の鼻汁に限らず、鼻をかんだときに手を汚しにくくすることを目的とするが、通常のティッシュと同様に一度限りの使い捨て品である。
このように、間断なく分泌・流出する水様の鼻汁を、常時簡便に吸収し、携行時にも衛生上の問題が生じ難い鼻水の処理用製品が求められていた。
特開2003−175121号公報 特開2004−41267号公報 特開平8−317949号公報 特開2006−342446号公報
本発明が解決しようとする課題は、間断なく分泌・流出する水様の鼻汁を、常時簡便に吸収し、携行時にも衛生上の問題が生じ難い鼻水の処理用製品を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、効率よく鼻汁を吸収し、取り扱いが簡便で、携行しても衣服や持ち物を汚すことなく衛生的な、新しいタイプの製品を見出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下に示されるものである。
(1)液透過性の表面シート、高吸水性の中間シート、及び液不透過性の裏面シートからなる積層構造を有し、周縁端部が接合され、かつ長手方向中央部に折り曲げ案内部を有する、鼻汁吸収用ナプキン。
(2)中間シートに高吸水性ポリマー材料を含有する、(1)に記載の鼻汁吸収用ナプキン。
(3)接合部が、裏面シートの折返し部によって包被されている、(1)又は(2)に記載の鼻汁吸収用ナプキン。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンは、表面シートが透水性であるため、表面側を鼻にあてると鼻汁は直ちに透水性シートを透過して、高吸水性の中間シートに吸収・保持され、繰り返し使用しても表面の濡れ感が生じ難く、良好な使用感が持続する。中間シートは、間断なく流出する鼻汁を多量に吸収保持することが可能であり、また、裏面シートが液体不透過性であるため、中間シートに吸収された鼻汁が、裏面に浸出して手や身の回り品を汚すこともない。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンは、表面側を内側にして二つ折りにできるため、ポケットやバッグに入れて携行しても、鼻に当てる表面側が周囲に接触して汚すこともなく、衛生的であり、長期間の外出であっても、1ないし数枚を用意すれば足りる。多量のティッシュを持参したり、使用済みの濡れたティッシュの保持に煩わされることもなく、実用上の効果は顕著である。
図1は、本発明の実施例1の鼻汁吸収用ナプキンの外観模式図である。 図2は、図1の展開した平面図である。 図3は、実施例2の鼻汁吸収用ナプキンの平面図である。 図4は、実施例3の鼻汁吸収用ナプキンの平面図である。 図5は、実施例4の鼻汁吸収用ナプキンの平面図である。 図6は、図2のX−X線断面図である。 図7は、図3のX−X線断面図である。 図8は、図2のY−Y線断面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンにおいて、表面シート1は、織布、不織布、多孔質のプラスチックシートなど、液体の透過性に優れる素材であればいずれでもよく、また単葉シート又は積層シートのいずれであってもよい。織布、不織布の素材としては、パルプ、コットン等の天然繊維、再生セルロース、半合成セルロース、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、オレフィンとアクリル酸エステル、酢酸ビニル、芳香族酸等の他のモノマーとの共重合体、ポリエステル、ポリアミド等の化学繊維、又はそれらの複合繊維が挙げられる。
多孔質のプラスチックシートとしては、ポリオレフィンや、オレフィンと他のモノマーとの共重合体等の熱可塑性樹脂からなる有孔シートや、発泡シートが挙げられる。
これらの中でも、肌に対する風合いがよく、液透過性や液戻りのしにくさなどの調整や、取り扱い性のよい化学繊維製の不織布が好ましい。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンにおいて、中間シート2は、液体を吸収保持し得る素材であればいずれでもよく、例えば、パルプやコットン等のセルロース類、又はレーヨン等の再生セルロースの解繊繊維、粒状又は繊維状の高吸水性ポリマー材料、親水性処理を施した化学繊維、あるいは熱可塑性樹脂発泡体等が挙げられ、なかでも、セルロース類の解繊繊維に粒状の高吸水性ポリマーを保持させて液体吸収能力を高めた吸収シートが好ましい。高吸水性ポリマーとしては、デンプン−アクリル酸グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリルのグラフト共重合体ケン化物、カルボキシメチルセルロースナトリウムの架橋物、アクリル酸重合体等が挙げられる。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンにおいて、裏面シート3は、液不透過性であれば、いずれの素材でもよく、例えば、ポリオレフィン、オレフィンとアクリル酸エステル、酢酸ビニル等の他のビニルモノマーとの共重合体、ポリエステル、ポリアミド等の液体不透過性の熱可塑性樹脂シートや、これらの熱可塑性樹脂を不織布等の繊維シートに含浸又は塗布したシートが例示される。
裏面シート3は、無地であっても着色されていてもよく、各種の模様や文字が印刷されていてもよい。
前記表面シート1、中間シート2、及び裏面シート3の素材自体は、いずれも生理用ナプキンやおむつの素材として既知の素材を使用することができる。
また、表面シート1及び中間シート2用の繊維素材として、抗菌加工した繊維を使用してもよく、あるいは、表面シート1及び中間シート2に後加工によって抗菌剤、抗アレルギー剤、香料等を付与してもよい。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンは、表面シート1、中間シート2、及び裏面シート3を積層し、周縁端部をヒートエンボス加工のような熱融着又はホットメルト型の接着剤によって接着接合することによって得られる。熱融着又は接着剤による接着は、連続状あるいはミシン目状・ドット状のいずれでもよい。
中間シート2は、表面シート1及び裏面シート3より小さめにして接合端部に中間シート2が露出しないようにすることが、接合端部からの鼻汁の漏出を防ぐ上で好ましい。
また、裏面シート3を表面シート1より大きめに裁断し、周縁部を表面側に折り返して表面シート1の端部を包被するように接合してもよい。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンにおいて、長手方向中央部に設けた折り曲げ案内部は、薄肉部とすることが好ましく、薄肉部は、中間シート自体の長手方向中央部を薄厚とすることによって形成してもよいが、各シートを積層後に、長手方向中央部を、端部加工と同様の加圧又は接着加工によって薄肉部を形成することが好ましい。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンの形状・大きさは任意であるが、長手方向中央部で二つ折りしたときにポケットに収納できる程度の大きさとし、略長方形状又は略楕円形状、あるいはそれらの長手方向中央部にくびれ状の凹部が形成された形状が好ましい。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンは、使用時に、表面シート側を鼻に軽く当てるだけで、鼻汁は直ちに透水性の表面シートを透過し、高吸水性の中間シートに吸収・保持され、液戻りが生じることはない。したがって、繰り返し使用によっても、表面が濡れて肌を逆汚染することはなく、良好な使用感が持続する。また、裏面シートが液体不透過性であるため、中間シートに吸収された鼻汁が、裏面に浸出して手や身の回り品を汚すこともない。
本発明の鼻汁吸収用ナプキンは、表面側を内側にして二つ折りにできるため、ポケットやバッグに入れて携行しても、鼻に当てる表面側が周囲に接触することもなく、衛生的であり、長期間の外出であっても、1ないし数枚を用意すれば足りる。多量のティッシュを持参したり、使用済みの濡れたティッシュの携行に煩わされることもない。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
[実施例1]縦6cm、横13cmの長方形に裁断した中間シートの上下両面に、縦7cm、横14cmの長方形に裁断した表面シート及び裏面シートを重ね、外周縁及び長手方向中央の折り曲げ案内部を、ヒートエンボス加工により接着一体化して、図1に示す鼻汁吸収用ナプキンを作成した。図2はその平面図、図6は図2のX−X線断面図、図8は図2のY−Y線断面図である。
[実施例2]表面シートより折り返し部相当を大きく裁断した裏面シートの上に、表面シートと同サイズ又はより小さい中間シート、次いで表面シートを重ね、裏面シートの周縁を表面シート側に折り返し、折返し端部及び長手方向中央の折り曲げ案内部を、ヒートエンボス加工により接着接合して、図3の平面図で表される鼻汁吸収用ナプキンを作成した。図7は図3のX’−X’線断面図である。
[実施例3−4]同様にして、平面が、楕円形(図4)、又は中央部がくびれた楕円形(図5)を有する実施例3及び実施例4の鼻汁吸収用ナプキンを作成した。
1 表面シート
2 中間シート
3 裏面シート
4 周縁接合部
5 薄肉部
6 周縁折返し部

Claims (3)

  1. 液透過性の表面シート、高吸水性の中間シート、及び液不透過性の裏面シートからなる積層構造を有し、周縁端部が接合され、かつ長手方向中央部に折り曲げ案内部を有する、鼻汁吸収用ナプキン。
  2. 中間シートに高吸水性ポリマー材料が保持されている、請求項1に記載の鼻汁吸収用ナプキン。
  3. 接合部が、裏面シートの折返し部によって包被されている、請求項1又は2に記載の鼻汁吸収用ナプキン。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019005328A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 亜也 牧田 鼻腔用クリーナ
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