JP2005052219A - 使い捨て尿処理物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】排泄された尿の漏れを防ぐことができ、使用中の違和感がない使い捨て尿処理物品を提供する。
【解決手段】使い捨て尿処理物品1Aは、裏面シート3の外面に取り付けられた縦長の台紙10と、物品1Aの両側部9に配置された一対の不透液性防漏堤11とを有する。台紙10は、その前端部12が物品1Aの前端部7から縦方向外方へ延出するとともに、第1折曲線16を介して折り曲げられて表面シート2の上方へ起立している。物品1Aでは、防漏提11の固定前端部11cが台紙10の前端部12に固着され、台紙10の前端部12の起立にともなって固定前端部11cが表面シート2の上方に位置し、弾性部材21の収縮によって防漏提11の自由部11bが表面シート2の上方へ起立している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、尿を吸収、保持する使い捨て尿処理物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
前身頃および後身頃を有する縦方向へ長い可撓性の厚紙と、厚紙の外面に配置された尿収容袋とから構成され、厚紙の縦方向中央部に厚紙を厚み方向へ貫通する円形の排尿口が形成され、尿収容袋の上部開口周縁部が排尿口の周縁部に固着された受尿具がある(特許文献1参照)。
【0003】
この受尿具を使用するには、受尿具の後身頃を使用者の臀部の下に配置し、使用者の臀部を受尿具の後身頃の上に乗せた後、使用者のペニスを排尿口から尿収容袋の内部に挿入する。使用者は、受尿具の前域を手で把持しつつ、前身頃を腹部の側に引き寄せた状態で、尿収容袋に排尿する。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−137272号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示の受尿具は、その使用時に使用者のペニスを排尿口から袋の内部に挿入しなければならず、その分手間を要するのみならず、受尿具の排尿位置が厚紙の縦方向中央部に形成された排尿口に限定され、受尿具の使用中にそれがずれ動くと、排尿口からペニスが抜け出てしまい、尿が厚紙の内面に排泄されてしまう場合がある。この受尿具では、厚紙に尿を吸収する手段や尿の流動を阻止する手段がなく、尿が厚紙の内面に排泄されると、そのまま尿が受尿具の外側に漏出してしまう。また、受尿具の使用中に尿収容袋が使用者の股間部に位置するので、尿収容袋が股間部に当接して違和感がある。特に、尿収容袋に尿が排泄されると袋が膨らんで嵩張り、違和感が一層増加する。
【0006】
本発明の目的は、排泄された尿の漏れを防ぐことができ、使用中の違和感がない使い捨て尿処理物品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、肌当接側に位置する透液性表面シートおよび肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、前記表裏面シートの間に介在する吸液性コアとから構成され、横方向へ延びる前後端部と、縦方向へ延びる両側部とを有する縦長の使い捨て尿処理物品である。
【0008】
前記前提における本発明の特徴は、前記物品が、前記裏面シートの外面に取り付けられて前記前後端部間に延びる縦長の台紙と、前記両側部に配置されて前記前後端部間に延びる一対の不透液性防漏提とを備え、前記台紙が、横方向へ延びる前後端部と、縦方向へ延びる両側部とを有し、前記台紙の前端部が、前記物品の前端部から縦方向外方へ延出するとともに、前記物品の前端部近傍に形成された横方向へ延びる第1折曲線を介して折り曲げられて前記表面シートの上方へ起立し、前記防漏提が、前記物品の両側部に位置して縦方向へ延びる固定側部と、前記固定側部と並行して縦方向へ延びる自由部と、前記自由部の縦方向両側に位置する固定前後端部とを有し、前記物品では、前記防漏提の固定前端部が前記第1折曲線の縦方向外方に位置して前記台紙の前端部に固着され、前記台紙の前端部の起立にともなって、前記防漏提の固定前端部が前記表面シートの上方に位置するとともに、前記防漏提の固定前端部寄りに延びる自由部が前記表面シートの上方へ起立していることにある。
【0009】
本発明の実施態様の一例としては、前記台紙の後端部が、前記物品の後端部から縦方向外方へ延出するとともに、前記物品の後端部近傍に形成された横方向へ延びる第2折曲線を介して折り曲げられて前記表面シートの上方へ起立し、前記物品では、前記防漏提の固定後端部が前記第2折曲線の縦方向外方に位置して前記台紙の後端部に固着され、前記台紙の後端部の起立にともなって、前記防漏提の固定後端部が前記表面シートの上方に位置するとともに、前記防漏提の固定後端部寄りに延びる自由部が前記表面シートの上方へ起立している。
【0010】
本発明の実施態様の他の一例としては、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材が、前記防漏シートの自由部に収縮可能に取り付けられ、前記防漏提の自由部全体が、前記弾性部材の収縮によって前記表面シートの上方へ起立する。
【0011】
本発明の実施態様の他の一例としては、横方向へ延びる第3折曲線が、前記台紙の縦方向中央部に形成され、前記台紙が、前記第3折曲線を介して折り曲げられ、前記物品が、前記表面シートを内側にして縦方向へ所定の角度で屈曲している。
【0012】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記台紙をその厚み方向へ貫通する開口が、前記台紙の前端部に形成されている。
【0013】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記台紙の剛性が、前記表裏面シートのそれよりも大きく、前記台紙のテーバー法(JIS P 8125)による縦方向の剛軟度が、5.0〜40mN・mの範囲にあり、前記台紙のテーバー法(JIS P 8125)による横方向の剛軟度が、2.0〜20mN・mの範囲にある。
【0014】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係る使い捨て尿処理物品の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0015】
図1,2は、一例として示す尿処理物品1Aの部分破断斜視図と、図1のII−II線矢視断面図とであり、図3,4は、図1のIII−III線矢視断面図と、図1のIV−IV線端面図とである。図1では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。なお、表裏面シート2,3や台紙10、防漏シート11の内面とは、コア4に対向する面をいい、それらの外面とは、コア4に非対向の面をいう。
【0016】
物品1Aは、肌当接側に位置する透液性表面シート2と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在する吸液性コア4とから構成されている。物品1Aは、縦方向へ長い略矩形を呈し、縦方向に前身頃5と後身頃6とを備えている。物品1Aは、前後身頃5,6を横方向へ略直状に延びる前後端部7,8と、前後身頃5,6間を縦方向へ略直状に延びる両側部9とを有する。コア4は、前後端部7,8間に延び、表裏面シート2,3の内面に接合されている。裏面シート3の外面には、物品1Aの前後端部7,8間に延びる台紙10が取り付けられている。物品1Aの内側であってその両側部9には、物品1Aの前後端部7,8間に延びる一対の不透液性防漏シート11(不透液性防漏堤)が取り付けられている。
【0017】
台紙10は、その平面形状が物品1Aのそれと略同一であり、縦方向へ長い略矩形を呈し、その剛性が表裏面シート2,3やコア4のそれよりも大きい。台紙10は、その内面が裏面シート3の外面に固着されている。台紙は、物品1Aの前端部7から縦方向外方へ延出して横方向へ延びる前端部12と、物品1Aの後端部8に位置して横方向へ延びる後端部13と、物品1Aの両側部9に位置して縦方向へ延びる両側部14とを有する。
【0018】
前端部12は、物品1Aの前端部7と並行して横方向へ略直状に延び、横方向の長さ寸法が物品1Aの前端部7のそれよりも小さい。前端部12には、台紙10を厚み方向へ貫通する矩形の開口15と、物品1Aの前端部7近傍に位置して横方向へ延びる第1折曲線16とが形成されている。開口15は、前端部12の中央部分12aに形成され、物品1Aの使用者がその指を入れることが可能な大きさを有する。第1折曲線16は、物品1Aの前端部7の端縁7aに沿って延びていて台紙10の前端部12を横切っている。前端部12は、物品1Aの使用者が把持可能な取っ手17を画成している。
【0019】
後端部13は、物品1Aの後端部8と並行して横方向へ略直状に延び、横方向の長さ寸法が物品1Aの後端部8のそれと略同一である。後端部13の横方向中央には、縦方向へ延びる廃棄処理用の細長い止着テープ18が取り付けられている。両側部14は、物品1Aの両側部9と並行して縦方向へ略直状に延び、縦方向の長さ寸法が物品1Aの両側部9のそれと略同一である。台紙10の縦方向中央部19には、横方向へ延びる第3折曲線20が形成されている。第3折曲線20は、台紙10の両側部14間を横切っている。
【0020】
防漏シート11は、物品1Aの両側部9に位置して縦方向へ延びる固定側部11aと、固定側部11aと並行して縦方向へ延びる自由部11bと、自由部11bの縦方向両側に位置して物品1Aの横方向内方へ倒伏した固定前後端部11c,11dとを有する。自由部11bの上方には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材21が収縮可能に取り付けられている。弾性部材21は、自由部11bの一部に覆われた状態で、自由部11bに固着されている。固定前端部11bは、第1折曲線16の縦方向外方であって台紙10の前端部12の前方部分12bに位置し、台紙10の内面に固着されている。固定後端部11dは、物品1Aの後端部8に位置し、表面シート2の外面に固着されている。
【0021】
台紙10は、図1に示すように、その前端部12が第1折曲線16を介して折り曲げられ、前端部12が表面シート2の上方へ起立している。台紙10は、その前端部12が防漏シート11の自由部11bに取り付けられた弾性部材21の収縮力によって物品1Aの縦方向内方へ引っ張られている。物品1Aでは、台紙10が第3折曲線20を介して折り曲げられ、弾性部材21の収縮力によって物品1Aの前後端部7,8が縦方向内方へ引っ張られており、物品1Aが台紙10の縦方向中央部19を中心に表面シート2を内側にして縦方向へ所定の角度で屈曲している。
【0022】
物品1Aは、高い剛性を有する台紙10の形態保持機能によって前端部12の縦方向内方への倒伏が阻止され、弾性部材21の収縮力によって前端部12の縦方向外方への倒伏が阻止されており、台紙10の形態保持機能と弾性部材21の収縮力とによって台紙10の前端部12の起立状態が維持されている。物品1Aは、台紙10の形態保持機能によって物品1Aの縦方向内方への縮みと前後身頃5,6の縦方向内方への倒伏とが阻止され、弾性部材21の収縮力によって前後身頃5,6の縦方向外方への倒伏が阻止されており、台紙10の形態保持機能と弾性部材21の収縮力とによって物品1Aの縦方向への屈曲状態が維持されている。
【0023】
物品1Aでは、台紙10の前端部12の起立にともなって、防漏シート11の固定前端部11cが表面シート2の上方に位置するとともに、固定前端部11c寄りに延びる自由部11bが表面シート2の上方へ起立している。物品1Aは、弾性部材21の収縮によって防漏シート11の自由部11b全体が表面シート2の上方へ起立し、自由部11b全体が尿に対する障壁を形成しているとともに、表面シート2の上方へ起立した台紙10の前端部12が尿に対する障壁を形成している。物品1Aでは、防漏シート11の固定前端部11cにつながる自由部11bが台紙10の前端部12の上方から延出し、前端部12および自由部11bが物品1Aの前端部7と両側部9とが交差する角部22に所定高さの障壁を形成している。物品1Aには、台紙10の前端部12と防漏シート11の自由部11bとに囲繞された尿収容空間23が画成されている。
【0024】
物品1Aの前後端部7,8は、コア4の端部4aから縦方向外方へ延びる表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとから形成されている。前後端部7,8では、表裏面シート2,3の端部2a,3aが互いに重なり合った状態で、それらシート2,3の内面どうしが固着されている。止着テープ18は、台紙10の後端部13の外面に固着された固定部18aと、後端部13から縦方向外方へ延びる延出部13bとを有する。延出部13bには、粘着剤24が塗布されている。粘着材24は、離型紙25に被覆保護されている。物品1Aの両側部9は、コア4の側部4bから横方向外方へ延びる表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート11の固定側部11aとから形成されている。両側部9では、表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート11の側部11aとが互いに重なり合った状態で、それらシート2,3,11の内外面が固着されている。
【0025】
図5,6は、使用状態で示す物品1Aの斜視図と、廃棄するために二つに折り畳まれた物品1Aの斜視図とである。図5では、使用者を二点差線で示す。
【0026】
この物品1Aの使用手順および使用方法は、以下のとおりである。物品1Aの後身頃6を使用者の臀部の下に配置した後、使用者の臀部を後身頃6の上に乗せる。使用者は、台紙10に形成された開口15に指を入れ、物品1Aの前身頃5を腹部の側に引き寄せる。前身頃5を腹部に引き寄せると、前身頃5が使用者の腹部と股間部とに当接し、防漏シート11の自由部11bが使用者の鼠径部に当接する。使用者は、物品1Aの前身頃5を腹部に引き寄せた状態で尿収容空間23に排尿する。排泄された尿は、表面シート2を透過してコア4に吸収、保持される。なお、物品1Aは、男女兼用である。
【0027】
物品1Aは、従来技術の受尿具のように、ペニスを排尿口から尿収容袋の内部に挿入する必要はなく、その分の手間を省くことができる。物品1Aは、尿を前身頃5と後身頃6とに排泄することができ、尿を前後身頃5,6において吸収、保持することができるので、物品1Aの使用中にそれがずれ動いたとしても、尿が物品1Aの外側に排泄されてしまうことはなく、尿が物品1Aの外側に漏れてしまうこともない。物品1Aは、従来技術の受尿具と異なり、それに尿収容袋が取り付けられていないので、物品1Aが使用者の股間部で嵩張ることはなく、使用中の違和感がない。
【0028】
物品1Aは、縦方向中央部19を中心に表面シート2を内側にして縦方向へ屈曲しているので、物品1Aを使用するときに、前身頃5を使用者の腹部の側に容易に引き寄せることができるとともに、排泄された尿の前後端部7,8への拡散を防ぐことができる。物品1Aは、台紙10の前端部12と防漏シート11の自由部11bとが物品1Aの前端部12と両側部14と角部22とに尿に対する障壁を形成するので、排泄された尿が物品1Aの前端部12と両側部14と角部22とに向かって拡散したとしても、尿がそれら部12,14,22から物品1Aの外側に漏れてしまうことはない。
【0029】
物品1Aでは、台紙10のJIS P 8125に準拠したテーバー法による縦方向の剛軟度が5.0〜40mN・mの範囲にあり、台紙10のJIS P 8125に準拠したテーバー法による横方向の剛軟度が2.0〜20mN・mの範囲にある。ただし、台紙10の縦方向の剛軟度は、10〜30mN・mの範囲にあることが好ましく、台紙10の横方向の剛軟度は、5〜15mN・mの範囲にあることが好ましい。
【0030】
台紙10の縦方向の剛軟度が5.0mN・m未満であって横方向の剛軟度が2.0mN・m未満では、台紙10の形態保持機能が低下するので、弾性部材21の収縮力によって台紙10の前端部12が表面シート2の外面へ向かって縦方向内方に倒伏し、前端部12の起立状態を維持することができない。さらに、弾性部材21の収縮力によって物品1Aの前後身頃5,6が縦方向内方に倒伏し、物品1Aの屈曲状態を維持することができない。台紙10の縦方向の剛軟度が40mN・mを超過するとともに横方向の剛軟度が20mN・mを超過すると、台紙10の剛性が必要以上に増加し、台紙10が使用者の肌に当接したときに肌に不快な刺激を与える。
【0031】
使用後の物品1Aを廃棄するには、表面シート2を内側にして前後身頃5,6が互いに重なり合うように、物品1Aを縦方向中央部19で二つに折り畳み、止着テープ18から剥離紙25を剥がして粘着剤24を露出させ、粘着剤24を介してテープ18の延出部18bを台紙10の前端部12の外面に止着する。物品1Aは、止着テープ18によって二つに折り畳まれた状態が維持されるので、物品1Aを折り畳まれた状態のまま廃棄することができる。
【0032】
図7,8は、他の一例として示す尿処理物品1Bの部分破断斜視図と、図7のVIII−VIII線矢視断面図とであり、図9,10は、図7のIX−IX線矢視断面図と、図7のX−X線端面図とである。図7では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。
【0033】
物品1Bは、透液性表面シート2および不透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在する吸液性コア4とから構成されている。物品1Bは、縦方向に前身頃5および後身頃6を備え、横方向へ延びる前後端部7,8と、縦方向へ延びる両側部9とを有する。コア4は、前後端部7,8間に延び、表裏面シート2,3の内面に接合されている。裏面シート3の外面には、物品1Bの前後端部7,8間に延びる台紙10が取り付けられている。物品1Bの内側であってその両側部9には、前後端部7,8間に延びる一対の不透液性防漏シート11(不透液性防漏堤)が取り付けられている。
【0034】
台紙10は、図1のそれと同様に、縦方向へ長い略矩形を呈し、その剛性が表裏面シート2,3やコア4のそれよりも大きく、その内面が裏面シート3の外面に固着されている。台紙10は、物品1Bの前端部7から縦方向外方へ延出して横方向へ延びる前端部12と、物品1Bの後端部8から縦方向外方へ延出して横方向へ延びる後端部13と、物品1Bの両側部9に位置して縦方向へ延びる両側部14とを有する。
【0035】
前端部12は、物品1Bの前端部7と並行して横方向へ略直状に延び、横方向の長さ寸法が物品1Bの前端部7のそれよりも小さい。前端部12には、台紙10を厚み方向へ貫通する矩形の開口15と、物品1Bの前端部7近傍に位置して横方向へ延びる第1折曲線16とが形成されている。開口15は、前端部12の中央部分12aに形成され、物品1Bの使用者がその指を入れることが可能な大きさを有する。第1折曲線16は、物品1Bの前端部7の端縁7aに沿って延びていて台紙10の前端部12を横切っている。前端部12は、物品1Bの使用者が把持可能な取っ手17を画成している。
【0036】
後端部13は、物品1Bの後端部8と並行して横方向へ略直状に延び、横方向の長さ寸法が物品1Bの後端部8のそれよりも小さい。後端部13には、物品1Bの後端部8近傍に位置して横方向へ延びる第2折曲線26が形成されている。第2折曲線26は、物品1Bの後端部8の端縁8aに沿って延びていて台紙10の後端部13を横切っている。両側部14は、物品1Bの両側部9と並行して縦方向へ略直状に延びている。台紙10の縦方向中央部19には、横方向へ延びる第3折曲線20が形成されている。第3折曲線20は、台紙10の両側部14間を横切っている。
【0037】
防漏シート11は、物品1Bの両側部9に位置して縦方向へ延びる固定側部11aと、固定側部11aと並行して縦方向へ延びる自由部11bと、自由部11bの縦方向両側に位置して物品1Bの横方向内方へ倒伏した固定前後端部11c,11dとを有する。自由部11bの上方には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材21が収縮可能に取り付けられている。固定前端部11cは、第1折曲線16の縦方向外方であって台紙10の前端部12の前方部分12bに位置し、台紙10の内面に固着されている。固定後端部11dは、第2折曲線26の縦方向外方であって台紙10の後端部13の後方部分13bに位置し、台紙10の内面に固着されている。
【0038】
台紙10は、図7に示すように、その前後端部12,13が第1および第2折曲線16,26を介して折り曲げられ、前後端部12,13が表面シート2の上方へ起立している。台紙10は、その前後端部12,13が防漏シート11の自由部11bに取り付けられた弾性部材21の収縮力によって物品1Bの縦方向内方へ引っ張られている。物品1Bでは、台紙10が第3折曲線20を介して折り曲げられ、弾性部材21の収縮力によって物品1Bの前後端部7,8が縦方向内方へ引っ張られており、物品1Bが台紙10の縦方向中央部19を中心に表面シート2を内側にして縦方向へ所定の角度で屈曲している。
【0039】
物品1Bは、高い剛性を有する台紙10の形態保持機能によって前後端部12,13の縦方向内方への倒伏が阻止され、弾性部材21の収縮力によって前後端部12,13の縦方向外方への倒伏が阻止されており、台紙10の形態保持機能と弾性部材21の収縮力とによって台紙10の前後端部12,13の起立状態が維持されている。物品1Bは、台紙10の形態保持機能によって物品1Bの縦方向内方への縮みと前後身頃5,6の縦方向内方への倒伏とが阻止され、弾性部材21の収縮力によって前後身頃5,6の縦方向外方への倒伏が阻止されており、台紙10の形態保持機能と弾性部材21の収縮力とによって物品1Bの縦方向への屈曲状態が維持されている。
【0040】
物品1Bでは、台紙10の前後端部12,13の起立にともなって、防漏シート11の固定前端部11cと固定後端部11dとが表面シート2の上方に位置するとともに、防漏シート11の固定前端部11c寄りに延びる自由部11bと固定後端部11d寄りに延びる自由部11bとが表面シート2の上方へ起立している。物品1Bは、弾性部材21の収縮によって防漏シート11の自由部11b全体が表面シート2の上方へ起立し、自由部11b全体が尿に対する障壁を形成しているとともに、表面シート2の上方へ起立した台紙10の前後端部12,13が尿に対する障壁を形成している。
【0041】
物品1Bでは、防漏シート11の固定前端部11cにつながる自由部11bが台紙10の前端部12の上方から延出するとともに、防漏シート11の固定後端部11dにつながる自由部11bが台紙10の後端部13の上方から延出し、前後端部12,13および自由部11bが物品1Bの前後端部7,8と両側部9とが交差する角部22,27に所定高さの障壁を形成している。物品1Bには、台紙10の前後端部12,13と防漏シート11の自由部11bとに囲繞された尿収容空間23が画成されている。
【0042】
物品1Bの前後端部7,8は、コア4の端部4aから縦方向外方へ延びる表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとから形成されている。前後端部7,8では、表裏面シート2,3の端部2a,3aが互いに重なり合った状態で固着されている。物品1Bの両側部9は、コア4の側部4bから横方向外方へ延びる表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート11の固定側部11aとから形成されている。両側部9では、表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート11の側部11aとが互いに重なり合った状態で固着されている。
【0043】
この物品1Bの使用手順および使用方法は、図1のそれと同一であり、それらの説明は省略する。使用後の物品1Bは、表面シート2が互いに重なり合うように、物品1Bを縦方向中央部19で二つに折り畳んで廃棄する。
【0044】
物品1Bでは、前身頃5を腹部に引き寄せると、前身頃5が使用者の腹部と股間部とに当接し、防漏シート11の自由部11bが使用者の鼠径部に当接する。使用者は、物品1Bの前身頃5を腹部に引き寄せた状態で尿収容空間23に排尿する。排泄された尿は、表面シート2を透過してコア4に吸収、保持される。
【0045】
物品1Bは、尿を前身頃5と後身頃6とに排泄することができ、尿を前後身頃5,6において吸収、保持することができるので、物品1Bの使用中にそれがずれ動いたとしても、尿が物品1Bの外側に排泄されてしまうことはなく、尿が物品1Bの外側に漏れてしまうこともない。物品1Bは、尿収容袋が取り付けられた従来技術の受尿具と異なり、それが使用者の股間部で嵩張ることはなく、使用中の違和感がない。
【0046】
物品1Bは、縦方向中央部19を中心に表面シート2を内側にして縦方向へ屈曲しているので、物品1Bを使用するときに、前身頃5を使用者の腹部の側に容易に引き寄せることができるとともに、排泄された尿の前後端部7,8への拡散を防ぐことができる。物品1Bは、台紙10の前後端部12,13と防漏シート11の自由部11bとが物品1Bの前後端部7,8と両側部9と角部22,27とに尿に対する障壁を形成するので、排泄された尿が物品1Bの前後端部7,8と両側部9と角部22,27とに向かって拡散したとしても、尿がそれら部7,8,9,22,27から物品1Bの外側に漏れてしまうことはない。
【0047】
物品1Bでは、台紙10のJIS P 8125に準拠したテーバー法による縦方向の剛軟度が5.0〜40mN・mの範囲にあり、台紙10のJIS P 8125に準拠したテーバー法による横方向の剛軟度が2.0〜20mN・mの範囲にある。台紙10の縦方向の剛軟度が5.0mN・m未満であって台紙10の横方向の剛軟度が2.0mN・m未満では、台紙10の形態保持機能が低下するので、弾性部材21の収縮力によって台紙10の前後端部12,13が表面シート2の外面へ向かって縦方向内方に倒伏し、前端部12,13の起立状態を維持することができない。さらに、弾性部材21の収縮力によって物品1Bの前後身頃5,6が縦方向内方に倒伏し、物品1Bの屈曲状態を維持することができない。台紙10の縦方向の剛軟度が40mN・mを超過するとともに台紙10の横方向の剛軟度が20mN・mを超過すると、台紙10が使用者の肌に当接したときに、台紙10が使用者に不快な刺激を与える。
【0048】
表面シート2には、親水性繊維不織布、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用することができる。裏面シート3や防漏シート11には、疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、疎水性繊維不織布どうしをラミネートした複合不織布、疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することができる。裏面シート3や防漏シート11には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布の少なくとも片面に、高い強度と良好な柔軟性とを有するスパンボンド法による繊維不織布を重ね合わせた複合不織布(SM不織布またはSMS不織布)を使用することもできる。
【0049】
不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンドの各製法により製造された不織布を使用することができる。
【0050】
親水性繊維不織布は、親水化処理が施された合成繊維、半合成繊維、再生繊維のうちのいずれか、または、それら繊維を混合した複合繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布は、合成繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布には、撥水処理が施された半合成繊維や再生繊維が含まれていてもよい。合成繊維には、特に限定はないが、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。合成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
【0051】
コア4は、粒子状または繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物、または、粒子状または繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。コア4は、それの型崩れを防止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不織布等の透液性シートに包被されていることが好ましい。高吸収性ポリマーには、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系を使用することができる。
【0052】
台紙10には、バージン紙または古紙を使用することができる。バージン紙や古紙には、特に限定はなく、アート紙、色板紙、コート紙、クラフト紙、グラシン紙、ケント紙、建材原紙、コットンペーパー、上質紙、中質紙、白板紙、図画用紙、防湿紙、ボンド紙、マーブル紙、チップボール、化粧板原紙等を使用することができる。
【0053】
表裏面シート2,3どうしの固着、表裏面シート2,3に対するコア4の接合、表裏面シート2,3に対する防漏シート11の固着、防漏シート11に対する弾性部材21の固着には、接着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。裏面シート3に対する台紙10の固着には、接着剤を使用することができる。接着剤には、ホットメルト型接着剤やアクリル系接着剤、ゴム系接着剤を使用することができる。接着剤は、表裏面シート2,3や台紙10、防漏シート11にスパイラル状や波状、ジグザグ状、ドット状、縞状のうちのいずれかの態様で塗布されていることが好ましい。接着剤をそのような態様でシート2,3,11や台紙10に塗布すると、シート2,3,11どうしが断続的に固着されるとともに、シート2,3にコア4が断続的に固着され、裏面シート3と台紙10とが断続的に固着される。なお、台紙10は、裏面シート3の外面に連続的に固着されていてもよい。
【0054】
それら図示の物品1A,1Bでは、裏面シート3が防漏シート(防漏堤)を兼ねていてもよい。この場合は、裏面シート3の両側部分を物品1A,1Bの両側部9から横方向外方へ延出させるとともに、両側部分を表面シート2の外面に向かって折り曲げ、両側部分の縦方向両側を台紙5の内面や表面シート2の外面に固着して防漏シートの固定両端部とし、両側部分の側縁近傍に縦方向へ延びる伸縮性弾性部材を収縮可能に取り付ければよい。また、それら物品1A,1Bの台紙10には、第3折曲線20が形成されていなくてもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明にかかる使い捨て尿処理物品によれば、尿を前身頃と後身頃とに排泄することができ、尿を前後身頃において吸収、保持することができるので、物品の使用中にそれがずれ動いたとしても、尿が物品の外側に排泄されてしまうことはなく、尿が物品の外側に漏れてしまうこともない。この物品は、台紙の前端部と防漏提の自由部とが物品の前端部と角部とに尿に対する障壁を形成するので、排泄された尿が物品の前端部と角部とに向かって拡散したとしても、尿がそれら部から物品の外側に漏れてしまうことはない。
【0056】
台紙の後端部が第2折曲線を介して折り曲げられて表面シートの上方へ起立している物品では、台紙の後端部と防漏提の自由部とが物品の後端部と角部とに尿に対する障壁を形成するので、排泄された尿が物品の後端部と角部とに向かって拡散したとしても、尿がそれら部から物品の外側に漏れてしまうことはない。
【0057】
防漏提の自由部に伸縮性弾性部材が収縮可能に取り付けられた物品では、弾性部材の収縮によって防漏シートの自由部全体が表面シートの上方へ起立し、自由部全体が物品の両側部に尿に対する障壁を形成するので、排泄された尿が物品の両側部に向かって拡散したとしても、尿が両側部から物品の外側に漏れてしまうことはない。
【0058】
台紙が第3折曲線を介して折り曲げられて物品が表面シートを内側にして縦方向へ所定の角度で屈曲している物品では、物品を使用する使用者が物品の前身頃を腹部の側に容易に引き寄せることができるとともに、排泄された尿の物品の前後端部への拡散を防ぐことができる。
【0059】
台紙をその厚み方向へ貫通する開口が台紙の前端部に形成された物品では、使用者が開口に指を入れることで、使用者が前端部を持ち易く、物品の前身頃を腹部の側に容易に引き寄せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例として示す尿処理物品の部分破断斜視図。
【図2】図1のII−II線矢視断面図。
【図3】図1のIII−III線矢視断面図。
【図4】図1のIV−IV線端面図。
【図5】使用状態で示す物品の斜視図。
【図6】廃棄するために二つに折り畳まれた物品の斜視図。
【図7】他の一例として示す尿処理物品の部分破断斜視図。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視断面図。
【図9】図7のIX−IX線矢視断面図。
【図10】図7のX−X線端面図。
【符号の説明】
1A 使い捨て尿処理物品
1B 使い捨て尿処理物品
2 透液性表面シート
3 不透液性裏面シート
4 吸液性コア
5 前身頃
6 後身頃
7 前端部
7a 端縁
8 後端部
8a 端縁
9 両側部
10 台紙
11 不透液性防漏シート(不透液性防漏堤)
11a 固定側部
11b 自由部
11c 固定前端部
11d 固定後端部
12 前端部
13 後端部
14 両側部
15 開口
16 第1折曲線
17 取っ手
19 縦方向中央部
20 第3折曲線
21 伸縮性弾性部材
22 角部
26 第2折曲線
27 角部

Claims (6)

  1. 肌当接側に位置する透液性表面シートおよび肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、前記表裏面シートの間に介在する吸液性コアとから構成され、横方向へ延びる前後端部と、縦方向へ延びる両側部とを有する縦長の使い捨て尿処理物品において、
    前記物品が、前記裏面シートの外面に取り付けられて前記前後端部間に延びる縦長の台紙と、前記両側部に配置されて前記前後端部間に延びる一対の不透液性防漏堤とを備え、
    前記台紙が、横方向へ延びる前後端部と、縦方向へ延びる両側部とを有し、前記台紙の前端部が、前記物品の前端部から縦方向外方へ延出するとともに、前記物品の前端部近傍に形成された横方向へ延びる第1折曲線を介して折り曲げられて前記表面シートの上方へ起立し、
    前記防漏堤が、前記物品の両側部に位置して縦方向へ延びる固定側部と、前記固定側部と並行して縦方向へ延びる自由部と、前記自由部の縦方向両側に位置する固定前後端部とを有し、
    前記物品では、前記防漏提の固定前端部が前記第1折曲線の縦方向外方に位置して前記台紙の前端部に固着され、前記台紙の前端部の起立にともなって、前記防漏提の固定前端部が前記表面シートの上方に位置するとともに、前記防漏提の固定前端部寄りに延びる自由部が前記表面シートの上方へ起立していることを特徴とする前記物品。
  2. 前記台紙の後端部が、前記物品の後端部から縦方向外方へ延出するとともに、前記物品の後端部近傍に形成された横方向へ延びる第2折曲線を介して折り曲げられて前記表面シートの上方へ起立し、
    前記物品では、前記防漏提の固定後端部が前記第2折曲線の縦方向外方に位置して前記台紙の後端部に固着され、前記台紙の後端部の起立にともなって、前記防漏提の固定後端部が前記表面シートの上方に位置するとともに、前記防漏提の固定後端部寄りに延びる自由部が前記表面シートの上方へ起立している請求項1記載の物品。
  3. 縦方向へ延びる伸縮性弾性部材が、前記防漏提の自由部に収縮可能に取り付けられ、前記防漏提の自由部全体が、前記弾性部材の収縮によって前記表面シートの上方へ起立する請求項1または請求項2に記載の物品。
  4. 横方向へ延びる第3折曲線が、前記台紙の縦方向中央部に形成され、前記台紙が、前記第3折曲線を介して折り曲げられ、前記物品が、前記表面シートを内側にして縦方向へ所定の角度で屈曲している請求項1ないし請求項3いずれかに記載の物品。
  5. 前記台紙をその厚み方向へ貫通する開口が、前記台紙の前端部に形成されている請求項1ないし請求項4いずれかに記載の物品。
  6. 前記台紙の剛性が、前記表裏面シートのそれよりも大きく、前記台紙のテーバー法(JIS P 8125)による縦方向の剛軟度が、5.0〜40mN・mの範囲にあり、前記台紙のテーバー法(JIS P 8125)による横方向の剛軟度が、2.0〜20mN・mの範囲にある請求項1ないし請求項5いずれかに記載の物品。
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