JP2000271169A

JP2000271169A - 使い捨ておむつ

Info

Publication number: JP2000271169A
Application number: JP11329995A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Sakamoto; 和彦坂本; Izumi Tashiro; 和泉田代; Shuichiro Ogawa; 修一郎小川
Original assignee: Oji Paper Co Ltd
Current assignee: New Oji Paper Co Ltd
Priority date: 1999-01-21
Filing date: 1999-11-19
Publication date: 2000-10-03

Abstract

(57)【要約】【課題】排泄物の横漏れを防止し、使用者が快適に使
用できる使い捨ておむつを提供する。【解決手段】液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シートの間に配置された第１吸
収体と、前記第１吸収体の長手方向両側縁近傍において
長手方向に沿って配置された立体ギャザーを有してな
り、前記立体ギャザー内部に特定の材料からなる第２吸
収体を配置した使い捨ておむつ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、乳児用、大人用、
失禁者用、医療用衛材用等として使用される使い捨てお
むつに関する。さらに詳しくは、本発明は、着用者のど
のような動きや状態に対しても排泄物の横漏れを防止し
た使い捨ておむつに関する。

【０００２】

【従来の技術】使い捨ておむつは、液透過性の表面シー
トと液不透湿性の裏面シートの間に、綿状パルプ、高吸
収性ポリマー、親水性シート等からなる吸収体を単層あ
るいは複数層配置し、さらに、吸収体の長手方向両側縁
近傍に立体ギャザーを配置した構成からなっている。近
年、使い捨ておむつの吸収体中に高吸収性ポリマーを使
用するようになってから、尿、汗、その他体液などの漏
れや逆戻りの抑制に多大な効果を上げることとなった。
しかし、高吸収性ポリマーは綿状パルプに比べて尿の吸
収速度が極端に遅く、尿、体液が排泄された場合、一時
的に表面シート上に停滞するか、側部に流れ出て立体ギ
ャザーを濡らし、さらに立体ギャザーを越えて横からの
漏れを生ずる可能性がある。このため、使い捨ておむつ
を長時間使用した場合の多量の尿、体液に対しても漏れ
ないような対策が必要となってきた。

【０００３】これらの漏れという問題を解決するため
に、表面シートと、裏面シートと、これら両シートの間
に介在する吸収体とからなる使い捨ておむつにおいて、
吸収体の長手方向側縁から延出する一対のサイドフラッ
プと、サイドフラップ上面から起立する一対の立体ギャ
ザーを設けることは周知の技術である。また、この立体
ギャザー内部に吸収体を設ける技術が、例えば、米国特
許第４，６９５，２７８号によって公知であり、この技
術を用いることによって吸収体上から横方向に流れる体
液などを立体ギャザーに設けた吸収体が吸収し、横漏れ
を防ぐことができる。

【０００４】しかし、前記公知技術による立体ギャザー
の素材は透水性のシートであり、この透水性シートによ
って吸収体を被覆する構造になっていることから、多量
の尿や体液の場合は立体ギャザーの吸収体だけでは充分
に吸収しきれず、おむつの外縁部分まで達し、尿、体液
などの横漏れを十分に防止することができない。この問
題を解決する為に、例えば、実開平５−９５２５号公報
では、立体ギャザーに吸収体を設けるとともに、立体ギ
ャザーの外側を不透水性シートとする技術を開示してい
る。また、特開平８−５６９８４号公報は、立体ギャザ
ー近傍に柔弾性材料の体液防漏提を配置し、横方向に流
れる尿、体液の外側への漏れを防ぐ技術を開示してい
る。この技術によれば多量の尿、体液の排泄があった場
合でも横漏れをせき止めることができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のように
立体ギャザーの外側を不透水性シートとした構造では、
新生児や比較的静的状態で着用している場合は充分な吸
収力を持続するが、激しい動きを伴う着用者の場合は、
立体ギャザー内部の吸収体によれや裂けが生じ、本来有
する吸収体の吸収機能が発揮できないことがある。ま
た、立体ギャザー近傍に柔弾性材料で防漏提を構成した
物品では、それを着用して股下や脚周りに沿って防漏提
を湾曲させると、柔弾性材料が滑らかな曲線を描かずに
数カ所で折れ曲がり、防漏堤の幅方向に延びる大きなし
わが発生し、着用者の肌に密着する部分に溝を形成する
ことになり、体液がそこから漏れ出し易くなるという問
題が生じる。

【０００６】本発明の目的は、上記の従来の使い捨てお
むつの有する問題点を解決し、立体ギャザー内部に配置
された吸収体が、着用者のどのような動きや状態におい
ても型くずれを生じることがなく、吸収体本来の吸収性
能を持続可能な構造を有する使い捨ておむつを提供する
ものである。すなわち、立体ギャザー中に配置した吸収
体が、着用者の身体の動きに追従して吸収体形状を維持
可能であり、表面シート上を横方向に流れ出した排泄物
を確実に吸収保持することができる使い捨ておむつを提
供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、以下の発明を包含する。（１）液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シー
トと、これら両シートの間に配置された第１吸収体と、
前記第１吸収体の長手方向両側縁近傍において長手方向
に沿って配置された立体ギャザーを有する使い捨ておむ
つにおいて、前記立体ギャザー内部に第２吸収体が配置
されていることを特徴とする使い捨ておむつ。

【０００８】（２）前記立体ギャザー内部に配置された
第２吸収体が、吸収性物質を液不過性シート上に付着固
定してシート状に形成されていることを特徴とする前項
（１）に記載の使い捨ておむつ。

【０００９】（３）前記立体ギャザー内部に配置された
第２吸収体が、吸収性物質を液透過性シート上に付着固
定してシート状に形成したものを吸収性物質を包み込ん
で袋状にして形成されていることを特徴とする前項
（１）に記載の使い捨ておむつ。

【００１０】（４）前記立体ギャザー内部に配置された
第２吸収体が、吸収性物質を液透過性シートと液不透過
性シートからなる袋の間に包み込んで形成されており、
かつ、前記液不透過性シートが立体ギャザーの外側に位
置するように配置されていることを特徴とする前項
（１）に記載の使い捨ておむつ。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の使い捨ておむつは、第１
吸収体の長手方向両側縁部の近傍に配置された立体ギャ
ザーが、その内部に第２吸収体を配置して形成されてい
る。このような構成を有する本発明の使い捨ておむつ
は、排泄物が表面シート上を横方向に流れ出た場合、立
体ギャザー内部の第２吸収体により吸収保持されるた
め、排泄物がおむつの横方向から漏れ出すのを防止する
ことができる。

【００１２】この場合、第２吸収体として、吸収性物質
を液不透過性シート上に付着固定してシート状に形成し
たもの、あるいは、吸収性物質を液透過性シート上に付
着固定してシート状にしたもを袋状に形成したもの、さ
らには、吸収性物質を液透過性シートと液不透過性シー
トからなる袋の間に包み込んだ状態にしたものを用いる
ことにより、着用者の動きに対する吸収体の追従性が良
好となり、着用者の動きにともなう吸収体の型くずれあ
るいは破壊が防止され、吸収体自体の有する吸収性能を
持続することが可能となり、さらに、吸収性物質の漏れ
出しが防止されるため、排泄物の横漏れを防止すると共
に快適に使用することができる使い捨ておむつを得るこ
とができる。

【００１３】以下、図面により、本発明の使い捨ておむ
つを詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。図１は、本発明の使い捨ておむつを平面状
に展開した状態を示す平面展開図である。図１におい
て、使い捨ておむつ１は、第１吸収体４の長手方向両側
縁の近傍において長手方向に沿って立体ギャザー６が配
置されており、また、第１吸収体４の両側縁から外側に
延出するサイドフラップ５が設けられている。さらに、
前後身頃の腰周りにはウェストギャザー弾性部材が配置
され、後身頃の腰周り側部にはファスニングテープ８が
取り付けられている。

【００１４】図２は、図１の使い捨ておむつ１をＸ−Ｘ
線に沿って切断した状態を示す断面図である。図２にお
いて、使い捨ておむつは、液透過性の表面シート２と、
液不透過性の裏面シート３と、これら両シートの間に配
置された第１吸収体４と、第１吸収体４の両側縁近傍に
配置された立体ギャザー６と、第１吸収体４の両側縁か
ら外側に縁出するサイドフラップ５から基本的に形成さ
れている。この場合、立体ギャザー６は、表面シート２
の両側縁部を折り返し、折り返し部分に弾性部材９を配
置して形成されており、立体ギャザー６の内側に第２吸
収体１０が配置され、さらに、起立点は第１吸収体４上
の両側縁部に形成されている。また、サイドフラップ５
は、第１吸収体４の両側縁から縁出する裏面シート３部
分と、この上に積層配置されたサイドシート７により形
成されており、両シートは接合線１３により接合されて
いる。

【００１５】なお、図２では、立体ギャザー６は表面シ
ート２により形成されているが、サイドシート７あるい
はその他の材料を用いて形成しても良く、また、起立点
も吸収体４上ではなく、サイドフラップ５上にあっても
良い。さらに図２では、立体ギャザー６は、おむつの外
側を向いて起立しているが、おむつの内側を向いて起立
しても良く、あるいは真直ぐに起立しても良い。また図
２では、サイドフラップ５を形成する裏面シート３とサ
イドシート７の間に脚周りギャザーを形成する弾性部材
を配置していない例を示したが、必要に応じて両シート
の間に弾性部材を配置しても良い。

【００１６】図３は、図２に示す使い捨ておむつの立体
ギャザー６の部分を拡大した断面図である。図３におい
て、立体ギャザー６は表面シート２の側縁部を折り返し
て形成されており、折り返した部分の内側に第２吸収体
１０が配置されている。この場合、第２吸収体１０は、
高吸収性ポリマー１６と綿状パルプ１７からなる吸収性
物質を液不透過性シート１５上に付着固定してシート状
に形成されており、吸収性物質がおむつの内側に面する
ように表面シート２の折り返し部分の内側に配置されて
おり、液不透過性シート１５と表面シート２が接合線１
８により接合されている。

【００１７】図４は、図３とは異なる例を示す、図２に
示す使い捨ておむつの立体ギャザー６の部分を拡大した
断面図である。図４において、立体ギャザー６は表面シ
ート２の側縁部を折り返して形成されており、折り返し
た部分の内側に第２吸収体１０が配置されている。この
場合、第２吸収体１０は、高吸収性ポリマー１６と綿状
パルプ１７からなる吸収性物質を液透過性シート１４上
に付着固定してシート状に形成し、次いで、吸収性物質
を包み込んで袋状にして形成されており、液透過性シー
ト１４と表面シート２が接着線１２及び１８により接合
されている。また、立体ギャザー６を形成している表面
シート２の側縁がサイドシート７の側縁と接合線１１に
より接合されている。なお、吸収性物質は、その全てが
液透過性シート１４に付着固定される必要はなく、部分
的に層状に配置されていても良い。

【００１８】図５は、図３及び図４とは異なる例を示
す、図２に示す使い捨ておむつの立体ギャザー６の部分
を拡大した断面図である。図５において、立体ギャザー
６は表面シート２の側縁部を折り返して形成されてお
り、折り返した部分の内側に第２吸収体１０が配置され
ている。この場合、第２吸収体１０は、液透過性シート
１４と液不透過性シート１５の両端部分を接合して形成
した袋の間に高吸収性ポリマー１６と綿状パルプ１７か
らなる吸収性物質を包み込み、液不透過性シート１５の
表面上に吸収性物質を付着固定して形成されている。こ
こで、全ての吸収性物質が固定される必要はなく、部分
的に層状に配置されていてもよい。また、液透過性シー
ト１４と表面シート２が接合線１２により接合されてお
り、さらに、液不透過性シート１５と表面シート２が接
合線１８により接合されている。また、立体ギャザー６
を形成している表面シート２の側縁がサイドシート７の
側縁と接合線１１により接合されている。

【００１９】本発明において使用される表面シートは、
ポリエチレン、ポリプロピレン、その他の熱可塑性繊維
等からなる不織布、織布、多孔性プラスチックフィル
ム、多孔性フォーム、網状フォーム等が用いられる。ま
た、天然繊維（例えば木質繊維、綿状繊維等）でも良
く、さらに合成繊維と天然繊維の組み合わせ等、広い範
囲の材料から製造することができるが、いずれにして
も、表面シートは直接肌に接触する部分であるため、柔
らかく、肌触りの良いものであればよい。また、表面シ
ートは、その素材性質が撥水性の場合には親水化処理を
施されたものが用いられる。

【００２０】本発明において、裏面シートとしては、ポ
リエチレン等からなる液不透過性のシートが使用され
る。特に、液体は通過させないが水蒸気は通過させる程
度の多数の微細孔を設けたプラスチック製のシート、熱
可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸した透湿性のあるシ
ート、あるいはこれらのシートの外側に不織布を張り合
わせた複合シート等を用いた場合には、おむつ内側の水
分が外に放出され、蒸れやかぶれが防止されるため好ま
しい。

【００２１】本発明において、サイドシートとしては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、あるい
はその他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる
不織布を用いることができるが、サイドシートに使用す
る不織布は撥水性であることが好ましい。また、この不
織布に熱可塑性樹脂からなるフィルムを張り合わせた液
不透過性のシートであっても良い。

【００２２】本発明において使用される第１吸収体は、
綿状パルプを主材に高吸収性ポリマーを併用したものが
好ましく、その他に吸収紙単独、または熱融着繊維等の
混合物や積層物が用いられる。また、全体をティッシュ
で包み込んだ積層構造としてもよい。第１吸収体の形状
は砂時計型、矩形等でも良いが、砂時計型の方がより良
好なフィット性が得られる。

【００２３】綿状パルプとしては、化学パルプ、機械パ
ルプ、古紙パルプ等のシートを解繊機で解繊することに
より得られる繊維長５ｍｍ以下のものが用いられる。パ
ルプ原料としては、針葉樹や広葉樹の他に、わら、竹、
ケナフ、バガス等も使用することができる。パルプ使用
量は、目的とする吸収体、例えば単独で使用するか、複
数積層して使用するか、他の吸収体を併用するか等によ
り異なるが、一般的には５０〜４００ｇ／ｍ² である。
また、綿状パルプと共に合成繊維、熱融着物質、接着剤
などを併用しても良い。

【００２４】高吸収性ポリマーとしては、デンプン系、
セルロース系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわ
ち、デンプンーアクリル酸（塩）グラフト共重合体、デ
ンプンーアクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化
物、デンプンーメタクリル酸メチルグラフト共重合体の
ケン化物、デンプンーアクリロニトリルグラフト共重合
体のケン化物、デンプンーアクリルアミドグラフト共重
合体のケン化物、デンプンーアクリロニトリルー２−ア
クリルアミドー２―メチルプロパンスルホン酸グラフト
共重合体のケン化物、アクリル酸（塩）重合体、アクリ
ル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコ
ールー無水マレイン酸反応物の架橋物などである。これ
らの吸収能力は自重の２０倍以上の尿、体液、水を吸収
するものがあるが、好ましくは自重の５０倍以上の吸収
能力を有する合成樹脂系のポリアクリル酸ナトリウム系
が適当である。これらの高吸収性ポリマーは、単独で用
いてもよく、２種以上を組み合わせて用いてもよい。ま
た、高吸収性ポリマーは紛粒状または繊維状であっても
よく、その大きさは特に限定されるものではない。

【００２５】本発明において使用される第２吸収体は、
吸収性物質を液不透過性シートに付着固定して形成した
シートにより、あるいは、吸収性物質を液透過性シート
に付着固定したシートを袋状にして形成される。吸収性
物質としては、前述の高吸収性ポリマーが有利に用いら
れるが、必要に応じて、綿状パルプやその他の吸収性材
料を併用することもできる。また、液透過性シートとし
ては、前述の表面シートを形成するのに用いた親水性の
シートを用いることができる。さらに、液不透過性シー
トとしては、前述の表面シートを形成するのに用いたシ
ートを撥水化処理したもの、あるいは、前述の裏面シー
トを形成するのに用いたシートを用いることができる。

【００２６】吸収性物質を液透過性シートまたは液不透
過性シートに固定する方法は特に限定されるものではな
く、従来公知の方法を用いることができる。例えば、接
着剤を用いる方法、あるいは熱可塑性樹脂を介在させ、
該樹脂の軟化点以上の温度で熱圧着し、樹脂の溶融によ
って固着する方法などを用いることができる。

【００２７】また、本発明において、シート面同士ある
いはシート面と吸収体等を接合する方法としては、ホッ
トメルト接着剤により接着する方法が有利に用いられ
る。ホットメルト接着剤の塗布方法は、ビード、スパイ
ラル、メルトブローなど一般に用いられる方法であれば
何れでもよいが、貼り合わせた後のシートの風合いが良
好であるためには、接着剤の使用量を可能な範囲で少な
く、かつ接合面全面に均一もしくは間欠的に塗布するこ
とが好ましい。

【００２８】

【発明の効果】本発明の使い捨ておむつは、立体ギャザ
ー内部に配置される吸収体として、吸収性物質を液不透
過性シート上に付着固定してシート状にしたもの、ある
いは、吸収性物質を液透過性シート上に付着固定してシ
ート状にしたものをさらに袋状体にしたもの、さらに
は、液透過性シートと液不透過性シートからなる袋の間
に吸収性物質を配置したもの用いており、このような吸
収体を用いることにより、着用者の動きに対する吸収体
の追従性が良好となり、着用者の動きにともなう吸収体
の型くずれあるいは破壊が防止され、吸収体自体の有す
る吸収性能を持続することが可能となり、さらに、吸収
性物質の漏れ出しが防止されるため、排泄物の横漏れ防
止効果に優れ、さらに快適に使用することができるもの
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の使い捨ておむつの平面展開図。

【図２】図１の使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断
した状態を示す断面図。

【図３】図２に示す使い捨ておむつの立体ギャザー部分
の拡大図。

【図４】図３とは異なる例を示す、図２に示す使い捨て
おむつの立体ギャザー部分の拡大図。

【図５】図３及び図４とは異なる例を示す、図２に示す
使い捨ておむつの立体ギャザー部分の拡大図。

【符号の説明】

１：使い捨ておむつ２：液透過性の表面シート３：液不透過性の裏面シート４：第１吸収体５：サイドフラップ６：立体ギャザー７：サイドシート８：ファスニングテープ９：弾性部材１０：第２吸収体１１：接合線１２：接合線１３：接合線１４：液透過性シート１５：液不透過性シート１６：高吸収性ポリマー１７：綿状パルプ１８：接合線

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ａ６１Ｆ 5/44 Ｆターム(参考） 3B029 BA12 BA18 BD12 BD13 BD14 BD19 4C098 AA09 CC02 CC10 CC12 CC16 CE06

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シートの間に配置された第１吸
収体と、前記第１吸収体の長手方向両側縁近傍において
長手方向に沿って配置された立体ギャザーを有する使い
捨ておむつにおいて、前記立体ギャザー内部に第２吸収
体が配置されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
【請求項２】前記立体ギャザー内部に配置された第２
吸収体が、吸収性物質を液不過性シート上に付着固定し
てシート状に形成されていることを特徴とする請求項１
に記載の使い捨ておむつ。
【請求項３】前記立体ギャザー内部に配置された第２
吸収体が、吸収性物質を液透過性シート上に付着固定し
てシート状に形成したものを吸収性物質を包み込んで袋
状にして形成されていることを特徴とする請求項１に記
載の使い捨ておむつ。
【請求項４】前記立体ギャザー内部に配置された第２
吸収体が、吸収性物質を液透過性シートと液不透過性シ
ートからなる袋の間に包み込んで形成されており、か
つ、前記液不透過性シートが立体ギャザーの外側面に位
置するように配置されていることを特徴とする請求項１
に記載の使い捨ておむつ。