JP2020042510A - 自動取引装置、および紙幣搬送方法 - Google Patents

自動取引装置、および紙幣搬送方法 Download PDF

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【課題】繰り出し機構を有していない収納庫に搬送する紙幣を減らすことを目的とする。【解決手段】自動取引装置は、紙幣を収納する第1収納庫と、第1収納庫から搬送された紙幣の状態を鑑別する鑑別部と、繰り出し機構を有する第2収納庫と、紙幣の鑑別の結果が、紙幣が出金不可能な状態であり、かつ再利用可能な状態であることを示す場合、紙幣を第2収納庫に搬送させる搬送制御部とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、現金の入出金を行う自動取引装置、および紙幣搬送方法に関する。
金融取引を行う装置として、ATM(Automatic Teller Machine)等の自動取引装置、銀行の窓口にて行う金融取引で使用される入出金機がある。ATMは、例えば、出金取引において、紙幣を収納する金種カセットから繰り出された紙幣が出金可能な状態かの鑑別を行う。出金可能であると判定された場合、紙幣は出金口から出金され、出金可能でないと判定された場合、紙幣は出金リジェクト庫に搬送される。
関連する技術として、入出金口に搬送した貨幣の枚数、およびリジェクトカートリッジに収納した貨幣の枚数を用いて、金種別カートリッジに収納している貨幣の収納枚数を金種別に管理する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
入金と出金とでリサイクルする紙幣を金種ごとに収納する第1の紙幣カセットと、鑑別部によって金種が特定された紙幣で、且つリサイクルしない紙幣を収納する第2の紙幣カセットとを有する自動取引装置が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
また、関連する技術として、識別部により記番号が読み取られた紙幣と記番号が読み取られなかった紙幣とを別々の収納部に収納するよう搬送部を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2013−257802号公報 特開2017−151928号公報 特開2013−164802号公報
出金リジェクト庫は、自動で金種カセット等に紙幣を繰り出す機構を有していない収納庫である。よって、鑑別において出金不可と判定され出金リジェクト庫に搬送された紙幣は、オペレータにより取り出される。取り出した紙幣が使用可能であれば、オペレータが入金口にその紙幣をセットする。セットされた紙幣は、鑑別されて、再び金種カセットに戻る。
しかし、オペレータが直接紙幣を扱う場合、現金の紛失等の事故が発生する可能性があり、セキュリティ上の問題が発生する可能性もある。
1つの側面として、本発明は、繰り出し機構を有していない収納庫に搬送する紙幣を減らすことを目的とする。
1つの態様では、自動取引装置は、紙幣を収納する第1収納庫と、前記第1収納庫から搬送された紙幣の状態を鑑別する鑑別部と、繰り出し機構を有する第2収納庫と、前記紙幣の鑑別の結果が、前記紙幣が出金不可能な状態であり、かつ再利用可能な状態であることを示す場合、前記紙幣を前記第2収納庫に搬送させる搬送制御部とを含む。
別の態様では、紙幣搬送方法は、紙幣を収納する第1収納庫から搬送された紙幣の状態を鑑別し、前記紙幣の鑑別の結果が、前記紙幣が出金不可能な状態であり、かつ再利用可能な状態であることを示す場合、前記紙幣を、繰り出し機構を有する第2収納庫に搬送させる。
1つの側面によれば、繰り出し機構を有していない収納庫に搬送する紙幣を減らすことができる。
実施形態の自動取引装置の全体構成を示す図である。 制御部の機能構成の一例を示す図である。 鑑別部が鑑別する紙幣の状態の例を示す図である。 紙幣状態に基づく、出金可否および再利用可否の判定基準を示す図である。 金種カセットから繰り出された紙幣の搬送経路の例を示す図である。 プールカセットから繰り出された紙幣の搬送経路の例を示す図である。 表示部の画面遷移の例を示す図(その1)である。 表示部の画面遷移の例を示す図(その2)である。 実施形態の処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 実施形態の処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 実施形態の処理の一例を示すフローチャート(その3)である。 紙幣繰り出しおよび鑑別処理の一例を示すフローチャートである。 紙幣戻し処理の一例を示すフローチャートである。 自動取引装置の制御部のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。図1は、実施形態の自動取引装置1の全体構成を示す図である。自動取引装置1は、金種カセット11a〜11cとプールカセット12と混合カセット13と鑑別部14と搬送路15と出金リジェクト庫16と紙幣出金口17と制御部18と表示部19を含む。
金種カセット11a〜11cは、紙幣を金種別に収納する。例えば、金種カセット11aが、一万円券を収納し、金種カセット11bが、五千円券を収納し、金種カセット11cが、千円券を収納する。以下の説明において、金種カセット11a〜11cを区別しない場合、金種カセット11と称する。金種カセット11は、第1収納庫の一例である。
プールカセット12は、自動取引装置1に入金された紙幣を一時的に収納する。プールカセット12は、繰り出し機構を有し、プールカセット12に収納された紙幣は搬送路15を介して金種カセット11に搬送されるため、通常は空の状態である。プールカセット12は、第2収納庫の一例である。
混合カセット13は、金種カセット11に収納できなかった紙幣、再利用に適さない損券(例えば、汚れ、破れ等がある)、旧券等を収納する。
鑑別部14は、金種カセット11またはプールカセット12から搬送された紙幣の状態を鑑別し、鑑別結果を制御部18に送る。また、鑑別部14は、紙幣の種類の鑑別、真贋の鑑別等を行う。搬送路15は、ローラー等を用いて紙幣を搬送する。
出金リジェクト庫16は、金種カセット11から搬送された紙幣の鑑別の結果が、紙幣が出金不可能な状態であり再利用不可能であることを示す場合、その紙幣を収納する。出金リジェクト庫16は、繰り出し機構を有しておらず、出金リジェクト庫16に収納された紙幣はオペレータにより取り出される。出金リジェクト庫16は、第3収納庫の一例である。
紙幣出金口17は、紙幣の鑑別の結果が、出金可能な状態であることを示す場合、その紙幣を出金する。出金した紙幣は、利用者(口座利用者)により取り出される。紙幣の入金が可能な自動取引装置1の場合、紙幣出金口17は、紙幣の入金を受け付ける紙幣入金口を兼ねる。
制御部18は、自動取引装置1の全体を制御し、例えば、搬送路15の制御、表示部19への表示制御等を行う。表示部19は、制御部18の制御に基づいて、利用者に対する各種メッセージ等を表示する。
図2は、制御部18の機能構成の一例を示す図である。制御部18は、搬送制御部21と表示制御部22と通信部23と判定部24と記憶部25とを含む。
搬送制御部21は、搬送路15のローラー等を制御することにより紙幣の搬送制御を実行する。搬送制御部21は、金種カセット11から搬送された紙幣の鑑別の結果が、紙幣が出金不可能な状態であり、かつ再利用可能な状態であることを示す場合、その紙幣をプールカセット12に搬送させる。搬送制御部21は、例えば、金種カセット11から搬送された紙幣の鑑別の結果が紙幣の向きまたは配置が所定の条件を満たしておらず、かつ紙幣に損傷がないことを示している場合、その紙幣をプールカセット12に搬送させる。
搬送制御部21は、プールカセット12から搬送された紙幣の鑑別の結果が、紙幣が出金可能な状態を示す場合、その紙幣を金種カセット11に搬送させる。また、搬送制御部21は、プールカセット12から搬送された紙幣の鑑別の結果が、紙幣が出金不可能な状態であることを示す場合、その紙幣を出金リジェクト庫16に搬送させる。
表示制御部22は、表示部19に対する表示制御を行う。通信部23は、ホストとの通信を実行し、各種情報の送受信を行う。
判定部24は、自動取引装置1における各種判定処理を行う。記憶部25は、鑑別結果が示す紙幣状態から出金可否および再利用可否を判定するための判定基準を含む、各種情報を記憶する。
なお、出金可能な状態とは、斜行、ニアフィード、ダブルフィード(2枚以上の重送)がなく、且つ、金種の鑑別ができ、真の紙幣であることが鑑別できた状態であるとする。また、出金不可能な状態、且つ再利用可能な状態は、斜行、ニアフィード、ダブルフィードを検出した場合であるとする。出金不可能な状態、且つ、再利用不可能な状態は、損券、又は金種の鑑別ができなかった場合、真の紙幣であると鑑別できなかった場合である。
図3は、鑑別部14が鑑別する紙幣の状態の例を示す図である。図3(a)は、紙幣が正常に搬送されている状態を示す。図3(b)は、搬送方向に対して紙幣が傾いている状態(斜行)を示す。例えば、紙幣の搬送方向と紙幣の短辺または長辺の方向とがなす角度が所定の角度以上である場合、鑑別部14は、斜行と鑑別する。図3(c)は、紙幣の間隔が所定距離より近い状態(ニアフィード)を示す。図3(d)は、複数の紙幣が重なっている状態(ダブルフィード)を示す。図3(e)は、紙幣に損傷(破れ、穴空き、汚れ等)がある状態(損券)を示す。
すなわち、紙幣が斜行、ニアフィード、またはダブルフィードである場合、紙幣の向きまたは配置が所定の基準を満たしていないことを意味する。鑑別部14は、例えば、搬送路15上に設置された複数のフォトセンサ(不図示)と厚みセンサ(不図示)の出力信号に基づいて、紙幣の状態が図3(a)〜(e)のうちのどの状態に該当するかを鑑別する。
図4は、紙幣状態に基づく、出金可否および再利用可否の判定基準を示す図である。図4に示す情報は、制御部18の記憶部25に記憶される。図4に示すように、紙幣状態が「斜行」、「ニアフィード」または「ダブルフィード」である場合、現在行っている出金取引での出金は不可能であるが再利用は可能であると判定される。紙幣に損傷がなければ、再度搬送された場合に、正常な状態で搬送される可能性があるためである。
紙幣状態が「損券」である場合、出金は不可能であり再利用も不可能であると判定される。また、金種の鑑別ができなかった場合、または真の紙幣であると鑑別できなかった場合にも、出金は不可能であり再利用も不可能であると判定される。また、紙幣状態が「斜行」、「ニアフィード」、「ダブルフィード」または「損券」のいずれでもなく、且つ、金種の鑑別ができ、真の紙幣であることが鑑別できた場合、出金可能であると判定される。
図5は、金種カセット11から繰り出された紙幣の搬送経路の例を示す図である。経路A、B、C、Dは、搬送路15上の紙幣搬送経路である。出金を行う場合、搬送制御部21は、金種カセット11内の紙幣を繰り出し、紙幣が経路Aを通って鑑別部14に到達するように搬送制御を行う。
そして、鑑別部14による鑑別の結果が出金可能であることを示す場合、搬送制御部21は、紙幣が経路Bを通って紙幣出金口17に到達するように搬送制御を行う。鑑別部14による鑑別の結果が出金不可であり、かつ再利用不可であることを示す場合、搬送制御部21は、紙幣が経路Cを通って出金リジェクト庫16に到達するように搬送制御を行う。
鑑別部14による鑑別の結果が、出金不可であるが再利用可能であることを示す場合、搬送制御部21は、紙幣が経路Dを通ってプールカセット12に到達するように搬送制御を行う。
プールカセット12は、自動取引装置1に入金された紙幣を一時的に収納するカセット(収納庫)であり、出金取引開始時には空の状態である。よって、自動取引装置1は、再利用可能である紙幣をプールカセット12に収納することにより、新たな収納庫を追加しなくても、紙幣の再利用を行うことができる。
なお、プールカセット12の代わりに、繰り出し機構を有する他の収納庫を用いてもよい。例えば、金種カセット11のうち未使用の金種カセット11が存在する場合、その金種カセット11をプールカセット12の代わりに用いてもよい。また、使用中の金種カセット11であっても、再利用する紙幣と通常の紙幣(既に収納されている紙幣)とを分離可能であれば、プールカセット12の代わりに用いてもよい。
図6は、プールカセット12から繰り出された紙幣の搬送経路の例を示す図である。搬送制御部21は、出金取引においてプールカセット12に収納された紙幣を繰り出し、紙幣が経路Eを通って鑑別部14に到達するように搬送制御を行う。鑑別部14は、搬送された紙幣の状態を鑑別する。鑑別の結果が出金不可能であることを示す場合(斜行、ニアフィード、ダブルフィード、または損券に該当する場合、紙幣の種類が鑑別されない場合、真の紙幣と鑑別されない場合)、搬送制御部21は、紙幣が経路Fを通って出金リジェクト庫16に到達するように搬送制御を行う。
このように、出金取引においてプールカセット12に収納された紙幣が再度鑑別された場合には、紙幣状態が斜行、ニアフィード、またはダブルフィードであっても、出金リジェクト庫16に搬送し、再利用しないようにすることが好ましい。再度の鑑別において、斜行、ニアフィード、またはダブルフィードと鑑別された場合、紙幣に何らかの問題が生じている可能性があるためである。
また、出金取引においてプールカセット12から搬送された紙幣の鑑別結果が出金可能であることを示す場合(斜行、ニアフィード、ダブルフィード、または損券のいずれにも該当せず、紙幣の種類が鑑別され、真の紙幣と鑑別された場合)、搬送制御部21は、紙幣が経路Gを通って金種カセット11に到達するように搬送制御を行う。
このように、自動取引装置1は、1回目の鑑別で出金不可能と鑑別されプールカセット12に収納された紙幣が再度の鑑別において出金可能であると鑑別された場合、その紙幣を金種カセット11に搬送する。これにより、自動取引装置1は、オペレータが操作しなくても再利用可能な紙幣を金種カセット11に搬送し再利用することができる。よって、出金リジェクト庫16内の紙幣を回収する際にオペレータが扱う紙幣の枚数を低減させることができ、例えば、紙幣の紛失等の事故を防げる。
図7、図8は、表示部19の画面遷移の例を示す図である。図7に示すように、表示制御部22は、初期画面として、表示部19に取引種別選択画面を表示させる。取引種別選択画面の支払キーが押下された場合、表示制御部22は、カード挿入依頼画面を表示部19に表示させる。カード挿入口にカードが挿入され、カードが正当であると判定された場合、表示制御部22は、暗証番号入力画面を表示部19に表示させる。暗証番号が入力された場合、表示制御部22は、表示部19に出金金額入力画面を表示させる。
金額が入力され、確認キーが押下された場合、表示制御部22は、図8に示すように、金額確認画面を表示部19に表示させる。確認キーが押下された場合、表示制御部22は、処理中画面を表示部19に表示させると共に、支払い要求をホストに送信させる。ホストから支払い許可である応答を受信し、紙幣の繰り出しおよび鑑別が完了した場合、表示制御部22は、現金およびカード抜き取り依頼画面を表示部19に表示させる。現金(紙幣)およびカードが抜き取られた場合、表示制御部22は、処理完了画面を表示部19に表示させる。
図9〜図11は、実施形態の処理の一例を示すフローチャートである。まず、図9に示すように、表示制御部22は、表示部19に取引種別選択画面を表示させる(ステップS101)。取引種別選択画面において支払キー以外のキーが押下された場合(ステップS102でNO)、制御部18は、押下されたキーに対応する取引処理を行い(ステップS103)、ステップS101に戻る。
取引種別選択画面において支払キーが押下された場合(ステップS102でYES)、表示制御部22は、カード挿入依頼画面を表示部19に表示させる(ステップS104)。自動取引装置1は、カード挿入口にカードが挿入されるまで待機する(ステップS105でNO)。カード挿入口にカードが挿入された場合(ステップS105でYES)、判定部24は、カードが正当であるか判定する(ステップS106)。
カードが正当でないと判定された場合(ステップS106でNO)、自動取引装置1は、カード返却処理を行う(ステップS107)。そして、自動取引装置1は、カードが抜き取られるまで待機する(ステップS108でNO)。カードが抜き取られた場合(ステップS108でYES)、処理はステップS101に戻る。
カードが正当であると判定された場合(ステップS106でYES)、表示制御部22は、暗証番号入力画面を表示部19に表示させる(ステップS109)。判定部24は、4桁の暗証番号が入力されたかチェックし(ステップS110)、4桁未満の場合は待機する(ステップS110でNO)。なお、暗証番号入力画面で訂正キーが押下された場合、表示制御部22は、再入力を促すメッセージを表示する。
4桁の暗証番号が入力された場合(ステップS110でYES)、表示制御部22は、表示部19に出金金額入力画面を表示させる(ステップS111)。自動取引装置1は、金額が入力され、確認キーが押下されるまで待機する(ステップS112でNO)。なお、出金金額入力画面で訂正キーが押下された場合、表示制御部22は、入力された金額をクリアし、再入力を促すメッセージを表示する。
金額が入力され、確認キーが押下された場合(ステップS112でYES)、表示制御部22は、図10に示すように、金額確認画面を表示部19に表示させる(ステップS113)。自動取引装置1は、確認キーが押下されるまで待機する(ステップS114でNO)。なお、訂正キーが押下された場合、表示制御部22は、入力された金額をクリアし、図9のステップS111に戻り出金金額入力画面を再度表示させる。
確認キーが押下された場合(ステップS114でYES)、表示制御部22は、処理中画面を表示部19に表示させる(ステップS115)。そして、通信部23は、支払い要求をホストに送信させて、支払い可能かを問い合わせる(ステップS116)。自動取引装置1は、ホストからの応答電文を受信するまで待機する(ステップS117でNO)。ホストからの応答電文を受信した場合(ステップS117でYES)、判定部24は、ホストからの応答が支払い許可であるか判定する(ステップS118)。
ホストから支払いを許可しないことを示す応答を受信した場合(ステップS118でNO)、自動取引装置1は、カードを返却する(ステップS119)。そして、自動取引装置1は、カードが抜き取られるまで待機し(ステップS120でNO)、カードが抜き取られた場合(ステップS120でYES)、図9のステップS101に戻る。
ホストからの応答が支払い許可である場合(ステップS118でYES)、自動取引装置1は、紙幣繰り出しおよび鑑別処理を実行する(ステップS121)。ステップS121において、金種カセット11から繰り出された紙幣は、鑑別部14により鑑別され、プールカセット12、出金リジェクト庫16、または紙幣出金口17に搬送される。ステップS121の処理について、詳細は後述する。
判定部24は、全ての紙幣の繰り出しおよび鑑別処理が完了したか判定する(ステップS122)。例えば、出金金額分の紙幣を紙幣出金口17に搬送した場合、判定部24は、全ての紙幣の繰り出しおよび鑑別処理が完了したと判定する。完了していない場合(ステップS122でNO)、自動取引装置1は、未完了の紙幣についてステップS121の処理を実行する。
全ての紙幣の繰り出しおよび鑑別が完了した場合(ステップS122でYES)、自動取引装置1は、紙幣出金口17のシャッターを開き、紙幣を取り出し可能な状態にすると共に、カードを返却する(ステップS123)。そして、表示制御部22は、現金およびカード抜き取り依頼画面を表示する(ステップS124)。
自動取引装置1は、紙幣が抜き取られるまで待機し(ステップS125でNO)、紙幣が抜き取られた場合(ステップS125でYES)、紙幣出金口17のシャッターを閉じる(ステップS126)。例えば、紙幣出金口17には紙幣の残留を検出するセンサが設置されており、判定部24は、そのセンサからの情報を受信し、紙幣が抜き取られたか判定する。
自動取引装置1は、カードが抜き取られるまで待機し(ステップS127でNO)、カードが抜き取られた場合(ステップS127でYES)、プールカセット12に紙幣が存在するか判定する(ステップS128)。例えば、自動取引装置1は、ステップS121の処理において、紙幣をプールカセット12に搬送した場合にフラグをオンに設定し、ステップS128でそのフラグを参照することによって、プールカセット12に紙幣が存在するか判定する。
ステップS128でYESの場合、プールカセット12内の紙幣を金種カセット11に戻す紙幣戻し処理を実行する(ステップS129)。自動取引装置1は、カードが抜き取られるまで待機している間(ステップS127でNO)に、ステップS129の処理を実行してもよい。ステップS129の処理について、詳細は後述する。なお、自動取引装置1は、ステップS128でYESの場合、ステップS129に自動で移行してもよいし、オペレータから所定の操作を受け付けた場合にステップS129の処理を実行してもよい。
そして、ステップS128でNOの場合、または、ステップS129の処理後、表示制御部22は、処理完了画面を表示部19に表示させる(ステップS130)。ステップS130の処理後、ステップS101に戻る。
図12は、紙幣繰り出しおよび鑑別処理の一例を示すフローチャートである。搬送制御部21は、支払い金額に応じた紙幣を金種カセット11から繰り出して鑑別部14に搬送するように繰り出し制御及び搬送制御を行う(ステップS201)。鑑別部14は、紙幣の状態を鑑別する(ステップS202)。ステップS202において、鑑別部14は、例えば、紙幣の状態が斜行、ニアフィード、ダブルフィード、または損券のいずれかに該当するかを鑑別し、さらに、鑑別部14は、紙幣の種類の鑑別、真贋の鑑別等を行い、鑑別結果を制御部18に送る。
判定部24は、鑑別部14からの鑑別結果を参照し、図4の例に示す判定基準に従い、紙幣が出金可能な状態であるか判定する(ステップS203)。そして、紙幣状態が出金可能な状態である場合(ステップS203でYES)、搬送制御部21は、鑑別部14から紙幣出金口17に紙幣が搬送されるように搬送路15の搬送制御を行う(ステップS204)。例えば、紙幣状態が斜行、ニアフィード、ダブルフィード、損券のいずれにも該当せず、金種が鑑別され、真の紙幣と鑑別された場合に、出金が可能であると判定される。
紙幣状態が出金不可である場合(ステップS203でNO)、判定部24は、鑑別部14からの鑑別結果を参照し、図4の例に示す判定基準に従い、紙幣が再利用可能であるか判定する(ステップS205)。紙幣状態が再利用可能な状態であれば(ステップS205でYES)、搬送制御部21は、鑑別部14からプールカセット12に紙幣が搬送されるように搬送路15の搬送制御を行う(ステップS206)。例えば、紙幣状態が斜行、ニアフィード、ダブルフィードのいずれかに該当する場合、再利用が可能であると判定される。
紙幣状態が再利用可能な状態でなければ(ステップS205でNO)、搬送制御部21は、鑑別部14から出金リジェクト庫16に紙幣が搬送されるように搬送路15の搬送制御を行う(ステップS207)。例えば、紙幣状態が損券に該当する場合、または、金種の鑑別ができなかった場合、真の紙幣であると鑑別ができなかった場合、再利用が不可であると判定される。
図13は、紙幣戻し処理の一例を示すフローチャートである。搬送制御部21は、プールカセット12内の紙幣を鑑別部14に搬送するように搬送制御を行う(ステップS301)。鑑別部14は、搬送された紙幣を鑑別する(ステップS302)。
判定部24は、鑑別部14からの鑑別結果を参照し、紙幣が出金可能な状態であるか判定する(ステップS303)。そして、紙幣状態が出金可能な状態であれば(ステップS303でYES)、搬送制御部21は、鑑別部14から金種カセット11に紙幣が搬送されるように搬送制御を行う(ステップS304)。例えば、紙幣状態が斜行、ニアフィード、ダブルフィード、損券のいずれにも該当せず、紙幣の種類が鑑別され、真の紙幣と鑑別された場合に出金可能であると判定される。
紙幣状態が出金不可である場合(ステップ303でNO)、搬送制御部21は、プールカセット12から出金リジェクト庫16に紙幣が搬送されるように搬送制御を行う(ステップS305)。
判定部24は、プールカセット12に残留紙幣があるか判定する(ステップS306)。例えば、判定部24は、プールカセット12に設置されている残留紙幣を検出するセンサ(例えば、フォトセンサ)からのセンサ情報を受信し、受信した情報に基づいて紙幣の残留があるか判定する。
残留紙幣がある場合(ステップS306でYES)、処理はステップS301に戻る。残留紙幣がない場合(ステップS306でNO)、処理は終了する。なお、図13には示していないが、紙幣戻し処理は、金種カセット11に戻した紙幣の金種および枚数に基づいて、各金種カセット11a,11b,および11c内の紙幣の枚数(在高)のデータを変更する処理を含んでもよい。
以上のように、自動取引装置1は、出金取引時に出金不可であると鑑別された紙幣のうち再利用可能であると鑑別された紙幣は、プールカセット12に搬送される。このため、繰り出し機構を有していない出金リジェクト庫に搬送する紙幣を減らすことができる。よって、オペレータが紙幣を扱う作業を減らすことができ、現金に関する事故(紛失等)を防止し、セキュリティ性を向上させることができる。
次に、自動取引装置1の制御部18のハードウェア構成の一例を説明する。図14は、自動取引装置1の制御部18のハードウェア構成の一例を示す図である。図14の例に示すように、制御部18において、バス100に、プロセッサ111とメモリ112と補助記憶装置113と通信インタフェース114とが接続される。
プロセッサ111は、メモリ112に展開されたプログラムを実行する。実行されるプログラムには、実施形態における処理を行うプログラムが適用される。
メモリ112は、例えば、Random Access Memory(RAM)である。補助記憶装置113は、種々の情報を記憶する記憶装置であり、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等が適用されてもよい。補助記憶装置113に実施形態の処理を行うプログラムが記憶されていてもよい。
通信インタフェース114は、Local Area Network(LAN)、Wide Area Network(WAN)等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換等を行う。図2に示す通信部23は、通信インタフェース114により実現される。
図2に示す搬送制御部21、表示制御部22、および判定部24は、メモリ112に展開されたプログラムをプロセッサ111が実行することにより実現されてもよい。
メモリ112、および補助記憶装置113は、コンピュータが読み取り可能であって非一時的な有形の記憶媒体であり、信号搬送波のような一時的な媒体ではない。
<その他>
本実施形態は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変更、追加、省略が適用可能である。
1 自動取引装置
11a〜11c 金種カセット
12 プールカセット
13 混合カセット
14 鑑別部
15 搬送路
16 出金リジェクト庫
17 紙幣出金口
18 制御部
19 表示部
21 搬送制御部
22 表示制御部
23 通信部
24 判定部
25 記憶部
100 バス
111 プロセッサ
112 メモリ
113 補助記憶装置
114 通信インタフェース

Claims (5)

  1. 紙幣を収納する第1収納庫と、
    前記第1収納庫から搬送された紙幣の状態を鑑別する鑑別部と、
    繰り出し機構を有する第2収納庫と、
    前記紙幣の鑑別の結果が、前記紙幣が出金不可能な状態であり、かつ再利用可能な状態であることを示す場合、前記紙幣を前記第2収納庫に搬送させる搬送制御部と、
    を備えることを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記搬送制御部は、前記鑑別の結果が前記紙幣の向きまたは配置が所定の条件を満たしておらず、かつ、前記紙幣に損傷がないことを示している場合、前記紙幣を前記第2収納庫に搬送させる
    ことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記鑑別部は、前記第2収納庫から搬送された前記紙幣の状態を鑑別し、
    前記搬送制御部は、前記第2収納庫から搬送された前記紙幣の鑑別の結果が、前記紙幣が出金可能な状態であることを示す場合、前記紙幣を前記第1収納庫に搬送させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動取引装置。
  4. 繰り出し機構を有していない第3収納庫を更に備え、
    前記鑑別部は、前記第2収納庫から搬送された前記紙幣の状態を鑑別し、
    前記搬送制御部は、前記第2収納庫から搬送された前記紙幣の鑑別の結果が、前記紙幣が出金不可能な状態であることを示す場合、前記紙幣を前記第3収納庫に搬送させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動取引装置。
  5. 紙幣を収納する第1収納庫から搬送された紙幣の状態を鑑別し、
    前記紙幣の鑑別の結果が、前記紙幣が出金不可能な状態であり、かつ再利用可能な状態であることを示す場合、前記紙幣を、繰り出し機構を有する第2収納庫に搬送させる、
    ことを特徴とする紙幣搬送方法。
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