JP2008269387A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造および制御内容を大幅に変更することなく、紙葉類の収納領域の数を変更することができる紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】紙葉類処理装置は、筐体10の内部に設けられ、受入部20により繰り入れられた紙葉類の搬送を行う搬送部30と、筐体10の内部において搬送部30に接続するよう設けられ、搬送部30から送られた紙葉類の収納を行う還流式収納部60とを備えている。還流式収納部60には、分割機構が着脱自在に設けられている。分割機構が還流式収納部60に取り付けられたときに、この還流式収納部60は互いに異なる種類の紙葉類を収納可能な2以上の収納領域に分割される。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙葉類を外部から繰り入れて内部に収納する紙葉類処理装置、および紙葉類を外部から繰り入れて内部に収納するとともにこの内部に収納された紙葉類を外部に繰り出し可能な紙葉類処理装置に関し、とりわけ、構造および制御内容を大幅に変更することなく、紙葉類の収納領域の数を変更することができる紙葉類処理装置に関する。
従来より、様々な金種の紙幣を外部から1枚ずつ順次繰り入れて内部に収納する紙幣処理装置として、様々な種類のものが知られている。
このような紙幣処理装置としては、例えば2千円紙幣、5千円紙幣、1万円紙幣等についてはこれらの紙幣を外部から1枚ずつ順次繰り入れて内部の収納庫に収納するのみとなっており、千円紙幣については外部から1枚ずつ順次繰り入れて収納庫に収納するとともにこの収納庫に収納された紙幣を1枚ずつ順次外部に繰り出し可能となっているものが知られている。このように、内部に一旦繰り入れられて収納された紙幣を再び外部に繰り出すことを、紙幣の還流またはリサイクルという。
また、特許文献1には、紙幣の収納庫毎にリサイクルの有無を選定することができる紙幣入出金機(紙幣処理装置)が記載されている。具体的には、特許文献1に開示される紙幣入出金機は、入金のみを扱う入金機、出金のみを扱う出金機、入出金を扱う入出金機のいずれかの選定、各取引の金種数の選定、各金種のリサイクルの有無の選定等に容易に対応できる汎用性の高いものとなっている。
また、特許文献2、3には、収納庫の種類(リサイクルの有無等)の変更や設置数の増加、削減を行うことができる紙幣入出金機(紙幣処理装置)が記載されている。
特開平11−110607号公報 特開2002−236961号公報 特開2006−120180号公報
ところで、近年では、構造および制御内容を大幅に変更することなく、紙幣の収納領域の数を変更することができる紙幣処理装置が求められている。すなわち、紙幣処理装置において紙幣の収納領域は紙幣の金種に対応して設ける必要があり、このため収納すべき紙幣の金種の増減に合わせて紙幣の収納領域の数を増減させることが望ましい。しかしながら、上述のような従来の紙幣処理装置では、構造および制御内容を大幅に変更することなく紙幣の収納領域の数を変更することは困難である。
すなわち、上述のような千円紙幣についてのみリサイクル可能な紙幣処理装置については、このような紙幣処理装置において紙幣の収納領域の数を変更する場合には構造上の大幅な見直しが必要である。また、上述の特許文献1に開示される紙幣入出金機においては、収納庫の数が決まっているので収納庫自体の増設を行うことができない。また、上述の特許文献2、3に開示される紙幣入出金機においては、収納庫自体の増設を行うことは可能であるが、収納庫を増設すると装置全体が大きくなってしまい、装置全体の寸法が変わるので汎用性
に劣るという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、構造および制御内容を大幅に変更することなく、紙葉類(紙幣等)の収納領域の数を変更することができる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、紙葉類を外部から繰り入れて内部に収納する紙葉類処理装置であって、筐体と、前記筐体に設けられ、当該筐体の外部からの紙葉類の前記筐体内への繰り入れを行う受入部と、前記筐体の内部に設けられ、前記受入部により繰り入れられた紙葉類の搬送を行う搬送部と、前記搬送部に設けられ、前記筐体の内部において前記搬送部により搬送される紙葉類の識別を行う識別部と、前記筐体の内部において前記搬送部に接続するよう設けられ、前記搬送部から送られた紙葉類の収納を行う収納部と、前記搬送部に設けられ、前記識別部により識別された結果に基づいて前記搬送部により搬送される紙葉類の前記収納部への仕分けを行う仕分け機構と、前記収納部に着脱自在に設けられた分割機構であって、当該分割機構が前記収納部に取り付けられたときにこの収納部は2以上の収納領域に分割されるような分割機構と、を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置である。
このような紙葉類処理装置によれば、収納部に分割機構が着脱自在に設けられており、この分割機構が収納部に取り付けられたときに、この収納部は2種類以上の紙葉類が収納可能となるよう2つ以上の収納領域に分割されるようになっている。このことにより、紙葉類処理装置の構造および制御内容を大幅に変更することなく、当該紙葉類処理装置における紙葉類の収納領域の数を変更することができ、収納可能な金種等の数も変更することができるようになる。さらに、着脱式の分割機構を用いることにより、このような紙葉類の収納領域の数の変更を容易に行うことができるようになる。
本発明の紙葉類処理装置においては、前記分割機構が前記収納部に取り付けられたときに、2以上の前記収納領域は互いに異なる取り込み口を介して前記搬送部に接続されるようになっており、前記仕分け機構は各取り込み口に対応して複数設置されていることが好ましい。このことにより、搬送部により搬送される紙葉類を、その種類に応じてより確実に各収納領域に仕分けすることができるようになる。
本発明の紙葉類処理装置においては、前記受入部から前記収納部に紙葉類を送るための前記搬送部は、当該収納部が複数の収納領域に分割されるのにもかかわらず1つのものが共通して用いられることが好ましい。このことにより、各収納領域に対応して搬送部をそれぞれ設置する場合と比較して、紙葉類処理装置の構成を簡易なものとすることができ、紙葉類処理装置全体の小型化を図ることができるようになる。
本発明は、紙葉類を外部から繰り入れて内部に収納するとともにこの内部に収納された紙葉類を外部に繰り出し可能な紙葉類処理装置であって、筐体と、前記筐体に設けられ、当該筐体の外部からの紙葉類の前記筐体内への繰り入れを行う受入部と、前記筐体の内部に設けられ、前記受入部により繰り入れられた紙葉類の搬送を行う搬送部と、前記搬送部に設けられ、前記筐体の内部において前記搬送部により搬送される紙葉類の識別を行う識別部と、前記筐体の内部において前記搬送部に接続するよう設けられ、前記搬送部から送られた紙葉類の収納を行うとともに収納された紙葉類を前記搬送部に戻すことが可能な還流式収納部と、前記筐体に設けられ、前記搬送部により搬送された紙葉類の前記筐体の外部への繰り出しを行う放出部と、前記搬送部に設けられ、前記識別部により識別された結果に基づいて前記搬送部により搬送される紙葉類の前記還流式収納部への仕分けを行う仕分け機構と、前記還流式収納部に着脱自在に設けられた分割機構であって、当該分割機構が前記還流式収納部に取り付けられたときにこの還流式収納部は2以上の収納領域に分割されるような分割機構と、を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置である。
このような紙葉類処理装置によれば、還流式収納部に分割機構が着脱自在に設けられており、この分割機構が還流式収納部に取り付けられたときに、この還流式収納部は2種類以上の紙葉類が収納可能となるよう2つ以上の収納領域に分割されるようになっている。このことにより、一つの紙葉類処理装置を、例えば、1つの金種のみについて還流を行うことができる1金種還流式の用途と、2種類の金種について還流を行うことができる2金種還流式の用途との両方の用途で使用することができ、さらに、着脱式の分割機構を用いることにより、このような1金種還流式の用途と2金種還流式の用途との切り換えを容易に行うことができるようになる。このため、紙葉類処理装置の構造および制御内容を大幅に変更することなく、還流式の紙葉類の収納領域の数を変更することができるようになり、紙葉類処理装置の汎用性を向上させることができる。
本発明の紙葉類処理装置においては、前記分割機構が前記還流式収納部に取り付けられたときに、2以上の前記収納領域は互いに異なる取り込み口を介して前記搬送部に接続されるようになっており、前記仕分け機構は各取り込み口に対応して複数設置されていることが好ましい。このことにより、搬送部により搬送される紙葉類を、その種類に応じてより確実に各収納領域に仕分けすることができるようになる。
本発明の紙葉類処理装置においては、前記分割機構が前記還流式収納部に取り付けられたときにおいて、前記搬送部から前記還流式収納部の各収納領域への紙葉類の各取り入れルートは、前記各収納領域に収納された紙葉類の前記搬送部への各戻しルートと同一となっていることが好ましい。このことにより、各収納領域について取り入れルートと戻しルートとを別々にする場合と比較して、還流式収納部における構成を簡易なものとすることができ、紙葉類処理装置全体の小型化を図ることができるようになる。
本発明の紙葉類処理装置においては、前記受入部から前記還流式収納部に紙葉類を送るとともに前記還流式収納部に収納された紙葉類を前記放出部に送るための前記搬送部は、還流式収納部が複数の収納領域に分割されるのにもかかわらず1つのものが共通して用いられることが好ましい。このことにより、各収納領域に対応して搬送部をそれぞれ設置する場合と比較して、紙葉類処理装置の構成を簡易なものとすることができ、紙葉類処理装置全体の小型化を図ることができるようになる。
本発明の紙葉類処理装置によれば、収納部に分割機構が着脱自在に設けられており、この分割機構が収納部に取り付けられたときに、この収納部は2種類以上の紙葉類が収納可能となるよう2つ以上の収納領域に分割されるようになっているので、紙葉類処理装置の構造および制御内容を大幅に変更することなく、当該紙葉類処理装置における紙葉類の収納領域の数を変更することができ、収納可能な金種等の数も変更することができるようになる。さらに、着脱式の分割機構を用いることにより、このような紙葉類の収納領域の数の変更を容易に行うことができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の一の実施の形態について説明する。図1乃至図9は、本発明による紙葉類処理装置の一の実施の形態を示す図である。
このうち、図1は、本発明の一の実施の形態における紙幣処理装置の構成を示す側面図であって、(a)は還流式収納部に分割機構を設けて2金種還流式にしたときの構成を示し、(b)は、1金種還流式にしたときの構成を示す。また、図2は、2金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置を左側面から見た斜視図であり、図3は、2金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置を右側面から見た斜視図である。また、図4は、図1の紙幣処理装置における還流式収納部の構成の詳細を示す拡大側面図であって、(a)は2金種還流式にしたときの構成を示し、(b)は、1金種還流式にしたときの構成を示す。また、図5は、図1の紙幣処理装置に用いられる分割機構の各部品の斜視図である。
また、図6は、2金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置における入金処理時の紙幣処理フローを示し、図7は、2金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置における出金処理時の紙幣処理フローを示す。また、図8は、1金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置における入金処理時の紙幣処理フローを示し、図9は、1金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置における出金処理時の紙幣処理フローを示す。
まず、本実施の形態の紙幣処理装置の構成の概略について説明する。
本実施の形態の紙幣処理装置は、筐体(フレーム部)10と、この筐体10に設けられ、当該筐体10の外部からの紙幣の筐体10内への繰り入れを行う受入部20と、筐体10の内部に設けられ、受入部20により繰り入れられた紙幣の搬送を行う搬送部30と、筐体10に設けられ、搬送部30により搬送された紙幣の筐体10の外部への繰り出しを行う放出部90とを備えている。ここで、搬送部30には、筐体10の内部において当該搬送部30により搬送される紙幣の金種等の識別を行う識別部40が設けられている。また、識別部40の下流側において、搬送部30には第1の収納部50および第2の収納部54がそれぞれ接続されており、この第1の収納部50および第2の収納部54は各々搬送部30から送られた紙幣の収納を行うようになっている。また、搬送部30による紙幣の搬送方向において識別部40の下流側であって各収納部50、54の上流側の位置に、1つの還流式収納部60が設けられている(図1(b)参照)。還流式収納部60は搬送部30に接続されており、この搬送部30から送られた紙幣の収納を行うとともに収納された紙幣を搬送部30に戻すことが可能となっている。また、還流式収納部60には分割機構70が着脱自在に設けられており、分割機構70が還流式収納部60に取り付けられたときにこの還流式収納部60は互いに異なる種類の紙幣を収納可能な2つの収納領域62、64となるよう上下に分割されるようになっている(図1(a)参照)。また、搬送部30には、識別部40によって識別された結果に基づいて当該搬送部30により搬送される紙幣の各収納部50、54および還流式収納部60への仕分けをそれぞれ行う4つの仕分け機構80、82、84、86が設けられている。
上述の紙幣処理装置において、図1(a)に示すように還流式収納部60に分割機構70を設けてこの還流式収納部60を2つの収納領域62、64に分割したときには、当該紙幣処理装置は2金種還流式として用いられるようになる。一方、図1(b)に示すように還流式収納部60に分割機構70が取り付けられていない場合は、当該紙幣処理装置は1金種還流式として用いられるようになる。なお、「還流」とは、内部に一旦繰り入れられて収納された紙幣を再び外部に繰り出すことをいい、1金種還流式とは1つの金種(具体的には例えば千円紙幣)のみについて上述の還流を行うことをいい、また、2金種還流式とは2つの金種(具体的には例えば千円紙幣と5千円紙幣)について上述の還流を行うことをいう。
以下、このような紙幣処理装置の各構成要素について詳述する。
受入部20は、紙幣処理装置の筐体10の上部に設けられており、複数枚の紙幣を一括して受け入れ、この受け入れられた紙幣を1枚ずつ順次搬送部30へ搬送するようになっている。
搬送部30は、複数のローラおよびこれらのローラに張架された搬送ベルトより構成されている。搬送部30は、受入部20により筐体10内に繰り入れられた紙幣を、識別部40および4つの仕分け機構80、82、84、86を経て、後述する放出部90まで筐体10内で1枚ずつ順次搬送するようになっている。
放出部90は、紙幣処理装置の筐体10の上部において受入部20の真下に設けられており、搬送部30により搬送された紙幣の筐体10の外部への繰り出しを行うようになっている。具体的には、搬送部30から送られた紙幣は一旦放出部90で保留され、この保留された紙幣は一括して放出されるようになっている。
識別部40は、搬送部30により受入部20から送られた紙幣について、その正損、真偽、金種等を1枚ずつ識別するようになっている。当該識別部40による識別結果は、後述する各仕分け機構80、82、84、86の動作の制御に用いられることとなる。
第1の収納部50は、入金処理時において、搬送部30により搬送される紙幣について後述の第4の仕分け機構86により当該第1の収納部50に送るよう仕分けされた紙幣を積層状態で収納するようになっている。具体的には、第1の収納部50は例えば1万円紙幣を収納するようになっている。
第2の収納部54は、入金処理時において、搬送部30により搬送される紙幣について後述の第3の仕分け機構84により当該第2の収納部54に送るよう仕分けされた紙幣を積層状態で収納するようになっている。具体的には、紙幣処理装置が2金種還流式として用いられるときには第2の収納部54は例えば2千円紙幣を収納するようになっており、一方、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられるときには第2の収納部54は例えば2千円紙幣および5千円紙幣の両方を混合して収納するようになっている。
なお、第1の収納部50および第2の収納部54に収納された紙幣が再び搬送部30に戻されることはない。
また、第1の収納部50と第2の収納部54との間には、出金リジェクト部58が設けられている。具体的には、出金リジェクト部58は第4の仕分け機構86を介して搬送部30に接続されており、出金処理時において、搬送部30により搬送される紙幣について第4の仕分け機構86により当該出金リジェクト部58に送るよう仕分けされた紙幣(例えば損傷のある紙幣等)を積層状態で収納するようになっている。
還流式収納部60は、前述のように分割機構70が着脱自在に設けられるようになっており、分割機構70が還流式収納部60に取り付けられたときにこの還流式収納部60は互いに異なる種類の紙幣を収納可能な2つの収納領域62、64に分割されるようになっている。まず、分割機構70が還流式収納部60に取り付けられていないときの1金種還流時における還流式収納部60の構成について説明する。1金種還流時における還流式収納部60は、入金処理時において、搬送部30により搬送される紙幣について後述の第2の仕分け機構82により当該還流式収納部60に送るよう仕分けされた紙幣を積層状態で収納するようになっている。具体的には、還流式収納部60は例えば千円紙幣を収納するようになっている。一方、出金処理時においては、還流式収納部60に収納された千円紙幣が搬送部30に戻されるようになっている。
図4(b)に示すように、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられる場合において、還流式収納部60は、還流ユニットモジュール60a、鉛直方向に延びる紙幣ガイド60b、引っ張りバネ60c、水平方向に延びる板状の収納部材60d、水平方向に延びる底板60eおよび繰り入れローラ60fより構成されることとなる。具体的には、引っ張りバネ60cは一端が還流式収納部60の上端部に接続されるとともに他端が底板60eに接続され、引っ張りバネ60cの収縮力により底板60eを上方に引っ張るようになっている。また、収納部材60dは中央に空間が形成されており、この空間を紙幣が通過することができるようになっている。そして、搬送部30から送られた紙幣は、繰り入れローラ60fにより収納部材60dの上面に繰り入れられ、この紙幣は収納部材60dの中央の空間を通過して収納部材60dと底板60eとの間の領域に送られ、この収納部材60dと底板60eとの間の領域において紙幣が積層状態で収納されるようになっている。この収納された紙幣の前面は紙幣ガイド60bによりガイドされるようになっており、また収納された紙幣は引っ張りバネ60cにより上方に押圧されるようになっている。そして、還流ユニットモジュール60aは、収納部材60dと底板60eとの間の領域に収納された紙幣を再び搬送部30に戻すようになっている。
次に、分割機構70が還流式収納部60に取り付けられたときの2金種還流時における還流式収納部60の構成について説明する。この場合は、図1(a)に示すように、還流式収納部60は2つの収納領域62、64に分割される。2金種還流時における第1の収納領域62は、入金処理時において、搬送部30により搬送される紙幣について後述の第2の仕分け機構82により当該第1の収納領域62に送るよう仕分けされた紙幣を積層状態で収納するようになっている。一方、第2の収納領域64は、入金処理時において、搬送部30により搬送される紙幣について後述の第1の仕分け機構80により当該第2の収納領域64に送るよう仕分けされた紙幣を積層状態で収納するようになっている。具体的には、入金処理時においては、第1の収納領域62は例えば5千円紙幣を、第2の収納領域64は例えば千円紙幣をそれぞれ収納するようになっている。一方、出金処理時においては、第1の収納領域62に収納された5千円紙幣が搬送部30に戻されるようになっているとともに、第2の収納領域64に収納された千円紙幣が搬送部30に戻されるようになっている。
第1〜第4の仕分け機構80、82、84、86は、各々、搬送部30に直列状態で介設されており、識別部40による紙幣の識別結果に基づいて、搬送部30により搬送される紙幣についてそのまま引き続き搬送部30に搬送させるのか、または対応する収納部50、54または還流式収納部60(2金種還流式の場合は各収納領域62、64)に仕分けするか、を択一的に行うようになっている。
具体的には、第1の仕分け機構80は、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられる場合は、搬送部30により搬送される紙幣をそのまま搬送部30で送り続けさせるよう位置固定される。一方、紙幣処理装置が2金種還流式として用いられる場合は、入金処理時において、第1の仕分け機構80は、識別部40により千円紙幣であると識別された紙幣について、第2の収納領域64に繰り入れるようになっており、その他の金種の紙幣については第2の収納領域64に繰り入れることなくそのまま搬送部30で送り続けさせるようにする。
第2の仕分け機構82は、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられる場合は、入金処理時において、識別部40により千円紙幣であると識別された紙幣について、還流式収納部60に繰り入れるようになっており、その他の金種の紙幣については還流式収納部60に繰り入れることなくそのまま搬送部30で送り続けさせるようにする。一方、紙幣処理装置が2金種還流式として用いられる場合は、入金処理時において、第2の仕分け機構82は、識別部40により5千円紙幣であると識別された紙幣について、第1の収納領域62に繰り入れるようになっており、その他の金種の紙幣については第1の収納領域62に繰り入れることなくそのまま搬送部30で送り続けさせるようにする。
第3の仕分け機構84は、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられる場合は、入金処理時において、識別部40により2千円紙幣または5千円紙幣であると識別された紙幣について、第2の収納部54に繰り入れるようになっており、その他の金種の紙幣については第2の収納部54に繰り入れることなくそのまま搬送部30で送り続けさせるようにする。一方、紙幣処理装置が2金種還流式として用いられる場合は、入金処理時において、識別部40により2千円紙幣であると識別された紙幣について、第2の収納部54に繰り入れるようになっており、その他の金種の紙幣については第2の収納部54に繰り入れることなくそのまま搬送部30で送り続けさせて放出部90まで搬送するようにする。
第4の仕分け機構86は、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられる場合および2金種還流式として用いられる場合の両方において、入金処理時には、識別部40により1万円紙幣であると識別された紙幣について、第1の収納部50に繰り入れるようになっており、その他の金種の紙幣については第1の収納部50に繰り入れることなくそのまま搬送部30で送り続けさせるようにする。一方、出金処理時には、搬送部30の途中に設けられた簡易判別部41により偽紙幣または損傷紙幣(不良紙幣)であると識別された紙幣について、出金リジェクト部58に繰り入れるようになっており、その他の金種の紙幣については出金リジェクト部58に繰り入れることなくそのまま搬送部30で送り続けさせて放出部90まで搬送するようにする。
図4(a)および図5に示すように、分割機構70は、鉛直方向に延びる第1の紙幣ガイド70a、鉛直方向に延びる第2の紙幣ガイド70b、還流ユニットモジュール70c、繰り入れローラ70d、水平方向に延びる底板70e、2本の引っ張りバネ(一方の引っ張りバネは参照符号70fで図示され、他方の引っ張りバネは図示されていない)、水平方向に延びる板状の収納部材70gより構成されている。これらの各部材はそれぞれ還流式収納部60に着脱自在となっている。ここで、収納部材70gは中央に空間が形成されており、この空間を紙幣が通過することができるようになっている。
図4(b)に示すような1金種還流式の紙幣処理装置を図4(a)に示すような2金種還流式にする場合には、まず紙幣ガイド60bおよび引っ張りバネ60cを取り外し、還流式収納部60の上端部と底板60eとを引っ張りバネ60cよりも短い引っ張りバネ(図示)、具体的には例えば引っ張りバネ60cの約半分の長さの引っ張りバネで接続させる。次に、第1の紙幣ガイド70a、第2の紙幣ガイド70b、還流ユニットモジュール70c、繰り入れローラ70dをそれぞれ取り付ける。そして、還流ユニットモジュール70cの下方において収納部材70gを設置し、この収納部材70gの更に下方に底板70eを設置する。そして、還流式収納部60の上端部に引っ張りバネ70fの一端を接続させ、この引っ張りバネ70fの他端を底板70eに接続する(図5参照)。このことにより、引っ張りバネ70fの収縮力により底板70eを上方に引っ張るようになっている。また、還流式収納部60の構成の変更に合わせて、搬送部30におけるローラの配置の変更および搬送ベルトの取り替えを行う。このようにして、紙幣処理装置を、図4(a)に示すような2金種還流式のものとすることができる。
図4(a)に示すような2金種還流式の紙幣処理装置において、搬送部30から第1の収納領域62に送られた紙幣は、繰り入れローラ60fにより収納部材60dの上面に繰り入れられ、この紙幣は収納部材60dの中央の空間を通過して収納部材60dと底板60eとの間の領域に送られ、この収納部材60dと底板60eとの間の領域において紙幣が積層状態で収納されるようになっている。この収納された紙幣の前面は第1の紙幣ガイド70aによりガイドされるようになっており、また収納された紙幣は引っ張りバネ(図示せず)により上方に押圧されるようになっている。そして、還流ユニットモジュール60aは、収納部材60dと底板60eとの間の領域に収納された紙幣を再び搬送部30に戻すようになっている。
一方、搬送部30から第2の収納領域64に送られた紙幣は、繰り入れローラ70dにより収納部材70gの上面に繰り入れられ、この紙幣は収納部材70gの中央の空間を通過して収納部材70gと底板70eとの間の領域に送られ、この収納部材70gと底板70eとの間の領域において紙幣が積層状態で収納されるようになっている。この収納された紙幣の前面は第2の紙幣ガイド70bによりガイドされるようになっており、また収納された紙幣は引っ張りバネ70fにより上方に押圧されるようになっている。そして、還流ユニットモジュール70cは、収納部材70gと底板70eとの間の領域に収納された紙幣を再び搬送部30に戻すようになっている。
なお、搬送部30から還流式収納部60の各収納領域62、64への紙幣の各取り入れルートは、各収納領域62、64に収納された紙幣の搬送部30への各戻しルートと同一となっている。
次に、このような構成からなる紙幣処理装置の動作について、図6乃至図9を用いて説明する。
まず、紙幣処理装置が2金種還流式として用いられる場合の動作について説明する。この場合には、前述のように、還流式収納部60に分割機構70の各部材が予め取り付けられている。
最初に、図6を用いて、紙幣処理装置が2金種還流式として用いられる場合の入金処理について説明する。まず、受入部20から搬送部30に1枚ずつ繰り入れられた紙幣は、識別部40により識別される。そして、識別部40により千円紙幣であると識別された紙幣は、第1の仕分け機構80により還流式収納部60の第2の収納領域64に収納される。また、識別部40により5千円紙幣であると識別された紙幣は、第2の仕分け機構82により還流式収納部60の第1の収納領域62に収納される。また、識別部40により2千円紙幣であると識別された紙幣は、第3の仕分け機構84により第2の収納部54に収納される。そして、識別部40により1万円紙幣であると識別された紙幣は、第4の仕分け機構86により第1の収納部50に収納される。一方、識別部40により偽紙幣または損傷紙幣(不良紙幣)であると識別された紙幣は、還流式収納部60の各収納領域62、64や各収納部50、54に収納されることなく、そのまま放出部90より放出され、ユーザの手元に戻ることとなる。
また、図7を用いて、紙幣処理装置が2金種還流式として用いられる場合の出金処理について説明する。この場合には、還流式収納部60の第1の収納領域62から5千円紙幣が、また第2の収納領域64から千円紙幣がそれぞれ出金されることとなる。具体的には、各収納領域62、64から搬送部30に紙幣が送られ、この搬送部30で送られる紙幣について当該搬送部30の途中に設けられた簡易判別部41により正常であるか否かの簡易判別を行う。そして、異常のない紙幣については放出部90より放出される。一方、各収納領域62、64から搬送部30に送られた紙幣のうち異常のある紙幣については、第3の仕分け機構84により出金リジェクト部58に収納されることとなる。このようにして、2金種還流式の紙幣処理装置では、異常のない千円紙幣および5千円紙幣の2種類の紙幣を出金することが可能となる。
次に、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられる場合の動作について説明する。この場合には、還流式収納部60には分割機構70の各部材が取り付けられることなく、当該還流式収納部60には1つの金種のみの紙幣が収納されることとなる。
最初に、図8を用いて、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられる場合の入金処理について説明する。まず、受入部20から搬送部30に1枚ずつ繰り入れられた紙幣は、識別部40により識別される。そして、識別部40により千円紙幣であると識別された紙幣は、第2の仕分け機構82により還流式収納部60に収納される。また、識別部40により2千円紙幣または5千円紙幣であると識別された紙幣は、第3の仕分け機構84により第2の収納部54に収納される。そして、識別部40により1万円紙幣であると識別された紙幣は、第4の仕分け機構86により第1の収納部50に収納される。一方、識別部40により偽紙幣または損傷紙幣(不良紙幣)であると識別された紙幣は、還流式収納部60や各収納部50、54に収納されることなく、そのまま放出部90より放出され、ユーザの手元に戻ることとなる。なお、第1の仕分け機構80は、搬送部30により搬送される紙幣をそのまま搬送部30で送り続けさせるよう位置固定されるようになっている。
また、図9を用いて、紙幣処理装置が1金種還流式として用いられる場合の出金処理について説明する。この場合には、還流式収納部60から千円紙幣が出金されることとなる。具体的には、還流式収納部60から搬送部30に紙幣が送られ、この搬送部30で送られる紙幣について当該搬送部30の途中に設けられた簡易判別部41により正常であるか否かの簡易判別を行う。そして、搬送部30で送られる紙幣のうち異常のない紙幣については放出部90より放出される。一方、還流式収納部60から搬送部30に送られた紙幣のうち異常のある紙幣については、第3の仕分け機構84により出金リジェクト部58に収納されることとなる。このようにして、1金種還流式の紙幣処理装置では、異常のない千円紙幣からなる1種類の紙幣のみを出金することが可能となる。
以上のように本実施の形態の紙幣処理装置によれば、還流式収納部60に分割機構70が着脱自在に設けられており、この分割機構70が還流式収納部60に取り付けられたときに、この還流式収納部60は2種類の紙幣が収納可能となるよう2つの収納領域62、64に分割されるようになっている。このことにより、一つの紙幣処理装置を、1つの金種のみについて還流を行うことができる1金種還流式の用途と、2種類の金種について還流を行うことができる2金種還流式の用途との両方の用途で使用することができ、さらに、着脱式の分割機構70を用いることにより、このような1金種還流式の用途と2金種還流式の用途との切り換えを容易に行うことができるようになる。このため、紙幣処理装置の構造および制御内容を大幅に変更することなく、還流式の紙幣の収納領域の数を変更することができるようになり、紙幣処理装置の汎用性を向上させることができる。
また、分割機構70が還流式収納部60に取り付けられたときに、2つの収納領域62、64は互いに異なる取り込み口を介して搬送部30に接続されるようになっており、仕分け機構80、82は各取り込み口に対応して複数設置されている。このため、搬送部30により搬送される紙幣を、その金種に応じてより確実に各収納領域62、64に仕分けすることができるようになる。
また、分割機構70が還流式収納部60に取り付けられたときにおいて、搬送部30から還流式収納部60の各収納領域62、64への紙幣の各取り入れルートは、各収納領域62、64に収納された紙幣の搬送部30への各戻しルートと同一となっている。このため、各収納領域62、64について取り入れルートと戻しルートとを別々にする場合と比較して、還流式収納部60における構成を簡易なものとすることができ、紙幣処理装置全体の小型化を図ることができるようになる。
また、受入部20から還流式収納部60に紙幣を送るとともに還流式収納部60に収納された紙幣を放出部90に送るための搬送部30は、還流式収納部60が複数の収納領域62、64に分割されるのにもかかわらず1つのものが共通して用いられるようになっている。このため、各収納領域に対応して搬送部をそれぞれ設置する場合と比較して、紙幣処理装置の構成を簡易なものとすることができ、紙幣処理装置全体の小型化を図ることができるようになる。
なお、本実施の形態による紙幣処理装置は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。例えば、紙幣処理装置として、上述のような還流式収納部60が1つの分割機構70によって2つの収納領域62、64に分割されるようになっているものに限定されることはなく、還流式収納部60が3つ以上の収納領域に分割されるものを用いてもよい。この場合は、各収納領域がそれぞれ搬送部30に接続されることとなり、各収納領域に対応して3つ以上の仕分け機構が搬送部30に設けられることとなる。
また、還流式収納部60が1つの分割機構70によって2つの収納領域62、64に分割される代わりに、還流を行うことのない収納部50、54のうち少なくともいずれか一方に分割機構が着脱自在に取り付けられ、分割機構が収納部50、54のいずれかに取り付けられたときにこの収納部50(および/または54)が2以上の収納領域に分割されるようになっていてもよい。このことにより、紙幣処理装置の構造および制御内容を大幅に変更することなく、当該紙幣処理装置における紙幣の収納領域の数を変更することができ、収納可能な金種の数も変更することができるようになる。
なお、本発明の紙葉類処理装置は、上述の実施の形態に示されるような、紙幣が処理の対象となる紙幣処理装置に限定されることはなく、紙葉類として紙幣以外のものを処理するようになっていてもよい。
本発明の一の実施の形態における紙幣処理装置の構成を示す側面図であって、(a)は還流式収納部に分割機構を設けて2金種還流式にしたときの構成を示し、(b)は、1金種還流式にしたときの構成を示す。 2金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置を左側面から見た斜視図である。 2金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置を右側面から見た斜視図である。 図1の紙幣処理装置における還流式収納部の構成の詳細を示す拡大側面図であって、(a)は2金種還流式にしたときの構成を示し、(b)は、1金種還流式にしたときの構成を示す。 図1の紙幣処理装置に用いられる分割機構の各部品の斜視図である。 2金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置における入金処理時の紙幣処理フローを示す。 2金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置における出金処理時の紙幣処理フローを示す。 1金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置における入金処理時の紙幣処理フローを示す。 1金種還流式にしたときの図1の紙幣処理装置における出金処理時の紙幣処理フローを示す。
符号の説明
10 筐体
20 受入部
30 搬送部
40 識別部
41 簡易判別部
50 第1の収納部
54 第2の収納部
58 出金リジェクト部
60 還流式収納部
60a 還流ユニットモジュール
60b 紙幣ガイド
60c 引っ張りバネ
60d 収納部材
60e 底板
60f 繰り入れローラ
62 第1の収納領域
64 第2の収納領域
70 分割機構
70a 第1の紙幣ガイド
70b 第2の紙幣ガイド
70c 還流ユニットモジュール
70d 繰り入れローラ
70e 底板
70f 引っ張りバネ
70g 収納部材
80 第1の仕分け機構
82 第2の仕分け機構
84 第3の仕分け機構
86 第4の仕分け機構
90 放出部

Claims (7)

  1. 紙葉類を外部から繰り入れて内部に収納する紙葉類処理装置であって、
    筐体と、
    前記筐体に設けられ、当該筐体の外部からの紙葉類の前記筐体内への繰り入れを行う受入部と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記受入部により繰り入れられた紙葉類の搬送を行う搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、前記筐体の内部において前記搬送部により搬送される紙葉類の識別を行う識別部と、
    前記筐体の内部において前記搬送部に接続するよう設けられ、前記搬送部から送られた紙葉類の収納を行う収納部と、
    前記搬送部に設けられ、前記識別部により識別された結果に基づいて前記搬送部により搬送される紙葉類の前記収納部への仕分けを行う仕分け機構と、
    前記収納部に着脱自在に設けられた分割機構であって、当該分割機構が前記収納部に取り付けられたときにこの収納部は2以上の収納領域に分割されるような分割機構と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記分割機構が前記収納部に取り付けられたときに、2以上の前記収納領域は互いに異なる取り込み口を介して前記搬送部に接続されるようになっており、
    前記仕分け機構は各取り込み口に対応して複数設置されていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記受入部から前記収納部に紙葉類を送るための前記搬送部は1つのものが共通して用いられることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  4. 紙葉類を外部から繰り入れて内部に収納するとともにこの内部に収納された紙葉類を外部に繰り出し可能な紙葉類処理装置であって、
    筐体と、
    前記筐体に設けられ、当該筐体の外部からの紙葉類の前記筐体内への繰り入れを行う受入部と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記受入部により繰り入れられた紙葉類の搬送を行う搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、前記筐体の内部において前記搬送部により搬送される紙葉類の識別を行う識別部と、
    前記筐体の内部において前記搬送部に接続するよう設けられ、前記搬送部から送られた紙葉類の収納を行うとともに収納された紙葉類を前記搬送部に戻すことが可能な還流式収納部と、
    前記筐体に設けられ、前記搬送部により搬送された紙葉類の前記筐体の外部への繰り出しを行う放出部と、
    前記搬送部に設けられ、前記識別部により識別された結果に基づいて前記搬送部により搬送される紙葉類の前記還流式収納部への仕分けを行う仕分け機構と、
    前記還流式収納部に着脱自在に設けられた分割機構であって、当該分割機構が前記還流式収納部に取り付けられたときにこの還流式収納部は2以上の収納領域に分割されるような分割機構と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 前記分割機構が前記還流式収納部に取り付けられたときに、2以上の前記収納領域は互いに異なる取り込み口を介して前記搬送部に接続されるようになっており、
    前記仕分け機構は各取り込み口に対応して複数設置されていることを特徴とする請求項4記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記分割機構が前記還流式収納部に取り付けられたときにおいて、前記搬送部から前記還流式収納部の各収納領域への紙葉類の各取り入れルートは、前記各収納領域に収納された紙葉類の前記搬送部への各戻しルートと同一となっていることを特徴とする請求項4記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記受入部から前記還流式収納部に紙葉類を送るとともに前記還流式収納部に収納された紙葉類を前記放出部に送るための前記搬送部は1つのものが共通して用いられることを特徴とする請求項4記載の紙葉類処理装置。
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