JP2020041579A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
油圧制御ユニットに、走行用駆動源により駆動される機械式オイルポンプと、走行用駆動源とは別の電動モータにより駆動される電動オイルポンプと、を有する。
変速機コントローラは、機械式オイルポンプと電動オイルポンプの作動を制御するオイルポンプ作動制御部を有する。
オイルポンプ作動制御部は、電動オイルポンプの出力が制限されない場合、機械式オイルポンプと電動オイルポンプの両方を用いて必要油量を確保する。
電動オイルポンプの出力が制限される場合、電動オイルポンプの出力が制限されない場合より走行用駆動源の回転数を高くする変速機構の変速制御を行う。
図1は、実施例1のベルト式無段変速機の制御装置が適用されたエンジン車の駆動系と制御系を示す。以下、図1に基づいて、全体システム構成を説明する。
図4は、実施例1のオイルポンプ作動制御を行う油圧制御系と電子制御系のシステムを示す。以下、図4に基づいてオイルポンプ作動制御装置の概要構成を説明する。
図4は、実施例1のCVTコントロールユニット8のオイルポンプ作動制御部80にて実行されるオイルポンプ作動制御処理の流れを示す。以下、図4の各ステップについて説明する。なお、この処理は、所定の制御周期により繰り返し処理動作が行われる。
燃費向上技術としては、例えば、エンジン車やハイブリッド車において、停車時にエンジンを停止するアイドリングストップ制御が採用されている。このアイドリングストップ制御では、停車時にエンジンを停止するため、機械式オイルポンプからのポンプ吐出油が無くなる。よって、油圧制御されるステップATやCVTを搭載している場合、機械式オイルポンプと電動オイルポンプを併用している。
この発明は上記課題に着目し、機械式オイルポンプ70aで不足する油量を電動オイルポンプ70bで過渡的にアシストし、電動オイルポンプ70bの出力制限に対して機械式オイルポンプ70aからの油量増大により対応することをコンセプトとしてなされた。課題を解決する手段として、CVTコントロールユニット8に、オイルポンプ作動制御部80を有する。オイルポンプ作動制御部80は、電動オイルポンプ70bの出力が制限されない場合、機械式オイルポンプ70aと電動オイルポンプ70bの両方を用いて必要油量を確保する。電動オイルポンプ70bの出力が制限される場合、電動オイルポンプ70bの出力が制限されない場合よりエンジン1の回転数を高くするバリエータ4の変速制御を行う手段を採用した。
ELOP作動許可フラグがONであるとき、図4のフローチャートにおいて、S1→S3→エンドへと進む流れが繰り返される。また、ELOP作動許可フラグがOFFであるが、エンジン回転数Ne>SOC不足時コースト回転数であるとき、図4のフローチャートにおいて、S1→S2→S3→エンドへと進む流れが繰り返される。
変速機構(バリエータ4)を含む油圧機器の油圧を制御する油圧制御ユニット7と、
油圧制御ユニット7へ制御指令を出力する変速機コントローラ(CVTコントロールユニット8)と、
を備える自動変速機(ベルト式無段変速機CVT)の制御装置において、
油圧制御ユニット7に、走行用駆動源(エンジン1)により駆動される機械式オイルポンプ70aと、走行用駆動源(エンジン1)とは別の電動モータ70cにより駆動される電動オイルポンプ70bと、を有し、
変速機コントローラ(CVTコントロールユニット8)は、機械式オイルポンプ70aと電動オイルポンプ70bの作動を制御するオイルポンプ作動制御部80を有し、
オイルポンプ作動制御部80は、電動オイルポンプ70bの出力が制限されない場合、機械式オイルポンプ70aと電動オイルポンプ70bの両方を用いて必要油量を確保し、
電動オイルポンプ70bの出力が制限される場合、電動オイルポンプ70bの出力が制限されない場合より走行用駆動源(エンジン1)の回転数を高くする変速機構(バリエータ4)の変速制御を行う。
このため、機械式オイルポンプ70aの定格容量を小さくしながら、電動オイルポンプ70bの出力が制限される場合、必要油量に対して供給油量が不足するのを防止することができる。
このため、機械式オイルポンプ70aを所望するレベルまでダウンサイズ化しても、電動オイルポンプ70bの出力が制限される場合、必要油量に対して供給油量が不足するのを確実に防止することができる。
オイルポンプ作動制御部80は、電動オイルポンプ70bの出力が制限される場合、出力制限時コースト線(SOC不足時コースト線)を選択して変速機構(バリエータ4)の変速制御を行う。
このため、既存の変速スケジュール(Dレンジ無段変速スケジュール)に出力制限時コースト線(SOC不足時コースト線)を追加するだけで、電動オイルポンプ70bの出力制限時における変速機構(バリエータ4)の変速制御を行うことができる。
即ち、電動オイルポンプ70bの出力制限時に油量不足となるのは、走行用駆動源(エンジン1)の回転数が最も低回転数となるアクセル足離し操作によるコースト時である。そのため、コースト時に着目して、通常コースト線と、通常コースト線より高回転数域の出力制限時コースト線(SOC不足時コースト線)とを設定した。
このため、エンジン回転数条件を付加したことで出力制限時コースト線(SOC不足時コースト線)の選択頻度を低減することができる。
このため、出力制限時コースト線(SOC不足時コースト線)を選択した後、アクセル踏み込み操作を利用して走行用駆動源(エンジン1)の回転数を違和感なく上昇させることができる。
変速機構は、変速比を無段階に制御するバリエータ4である。
このため、走行用駆動源(エンジン1)の回転数を滑らかに上昇させることができると共に、機械式オイルポンプ70aによるエンジン1のフリクション低減によりエンジン1の燃費向上を達成することができる。
CVT ベルト式無段変速機
2 トルクコンバータ
3 前後進切替機構
4 バリエータ(変速機構)
5 終減速機構
6 駆動輪
7 油圧制御ユニット
73 プライマリ圧ソレノイド弁
74 セカンダリ圧ソレノイド弁
8 CVTコントロールユニット(変速機コントローラ)
80 オイルポンプ作動制御部
9 エンジンコントロールユニット
12 エンジン回転センサ
14 アクセル開度センサ
91 車速センサ
94 インヒビタスイッチ
96 タービン回転センサ
99 ライン圧センサ
Claims (6)
- 走行用駆動源と駆動輪との間に介装される変速機構と、
前記変速機構を含む油圧機器の油圧を制御する油圧制御ユニットと、
前記油圧制御ユニットへ制御指令を出力する変速機コントローラと、
を備える自動変速機の制御装置において、
前記油圧制御ユニットに、前記走行用駆動源により駆動される機械式オイルポンプと、前記走行用駆動源とは別の電動モータにより駆動される電動オイルポンプと、を有し、
前記変速機コントローラは、前記機械式オイルポンプと前記電動オイルポンプの作動を制御するオイルポンプ作動制御部を有し、
前記オイルポンプ作動制御部は、前記電動オイルポンプの出力が制限されない場合、前記機械式オイルポンプと前記電動オイルポンプの両方を用いて必要油量を確保し、
前記電動オイルポンプの出力が制限される場合、前記電動オイルポンプの出力が制限されない場合より前記走行用駆動源の回転数を高くする前記変速機構の変速制御を行う
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1に記載された自動変速機の制御装置において、
前記オイルポンプ作動制御部は、前記電動オイルポンプの出力が制限される場合、前記走行用駆動源の回転数を、前記機械式オイルポンプからの吐出油量にて必要油量を確保できる回転数まで高くする前記変速機構のダウンシフト制御を行う
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1又は2に記載された自動変速機の制御装置において、
前記変速機コントローラは、通常コースト線と、前記通常コースト線より高回転数域の出力制限時コースト線を有し、運転点に応じて前記変速機構を変速制御する変速スケジュールを備え、
前記オイルポンプ作動制御部は、前記電動オイルポンプの出力が制限される場合、前記出力制限時コースト線を選択して前記変速機構の変速制御を行う
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項3に記載された自動変速機の制御装置において、
前記オイルポンプ作動制御部は、アクセル足離し操作によるコースト状態のとき、前記電動オイルポンプの出力が制限され、かつ、前記走行用駆動源の回転数が、前記出力制限時コースト線による回転数以下であるとき、前記出力制限時コースト線を選択する
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項4に記載された自動変速機の制御装置において、
前記オイルポンプ作動制御部は、前記出力制限時コースト線を選択した後、アクセル踏み込み操作があると前記走行用駆動源の回転数を、前記通常コースト線による回転数から前記出力制限時コースト線による回転数まで上昇させる
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載された自動変速機の制御装置において、
前記走行用駆動源は、エンジンであり、
前記変速機構は、変速比を無段階に制御するバリエータである
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018168568A JP7066274B2 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018168568A JP7066274B2 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 自動変速機の制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020041579A true JP2020041579A (ja) | 2020-03-19 |
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JP2018168568A Active JP7066274B2 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 自動変速機の制御装置 |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022186080A1 (ja) * | 2021-03-05 | 2022-09-09 | ジヤトコ株式会社 | 車両の制御装置、車両の制御方法、及びプログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002312A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
JP2012077775A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機の制御装置 |
-
2018
- 2018-09-10 JP JP2018168568A patent/JP7066274B2/ja active Active
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WO2022186080A1 (ja) * | 2021-03-05 | 2022-09-09 | ジヤトコ株式会社 | 車両の制御装置、車両の制御方法、及びプログラム |
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