JP2020041577A - 動力伝達装置 - Google Patents

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英彦 番匠谷
Hidehiko BANSHOYA
英彦 番匠谷
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【課題】低温時にクリープ摩耗抑制効果を得ることのできる動力伝達装置を提供する。【解決手段】外周側にギヤを有する筒状のギヤ部材12が、ギヤ部材12の内周面に内嵌される外輪18とケース16に外嵌される内輪20とを備える軸受14でもってケース16に回転自在に支持され、かつ、外輪18の外周面がギヤ部材12の内周面に締り嵌めされ、内輪20の内周面がケース16に隙間嵌めされた動力伝達装置10であって、内輪20の軸線C方向の側面26とケース16との間に、弾性体30が嵌め込まれているものである。【選択図】図1

Description

本発明は、車両などに備わる動力伝達装置に関するものである。
従来、外周側にギヤを有する筒状のギヤ部材が、このギヤ部材の内周面に内嵌される外輪とケースに外嵌される内輪とを備える軸受でもってケースに回転自在に支持され、かつ、外輪の外周面がギヤ部材の内周面に締り嵌めされ、内輪の内周面がケースに隙間嵌めされた動力伝達装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2018−040424号公報
ところで、内輪の内周面がケースに隙間嵌めされていると、内輪の連れ回りにより内輪の内周面とケースとの嵌め合い部においてクリープ摩耗が発生することがある。そこで、クリープ摩耗を抑制するべく、図6に示すように、内輪1の内周面とケース2との間にOリング等の環状弾性体3を配設することがある。
しかし、低温時には、図7に示すように、ケース2とギヤ部材4および軸受5の線膨張係数差により内輪1の内周面とケース2との間の隙間が拡大し、環状弾性体3の締め代の低下により、クリープ摩耗抑制効果が得られなくなるおそれがある。このため、低温時にクリープ摩耗抑制効果を得ることのできる構造が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低温時にクリープ摩耗抑制効果を得ることのできる動力伝達装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る動力伝達装置は、外周側にギヤを有する筒状のギヤ部材が、該ギヤ部材の内周面に内嵌される外輪とケースに外嵌される内輪とを備える軸受でもって前記ケースに回転自在に支持され、かつ、前記外輪の外周面が前記ギヤ部材の内周面に締り嵌めされ、前記内輪の内周面が前記ケースに隙間嵌めされた動力伝達装置であって、前記内輪の軸線方向の側面と前記ケースとの間に、弾性体が嵌め込まれていることを特徴とする。
本発明に係る動力伝達装置によれば、軸受の内輪の側面とケースとの間に嵌め込まれた弾性体によって内輪の連れ回りが抑えられ、また、低温時にケースとギヤ部材および軸受の線膨張係数差により内輪の側面とケースとの間の隙間が拡大することもないため、低温時にクリープ摩耗抑制効果を得ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る動力伝達装置を示す概略断面図である。 図2は、皿ばねの荷重特性を示す図である。 図3は、皿ばねとOリングの使い分けを説明する図である。 図4は、本発明の他の実施の形態に係る動力伝達装置を示す概略断面図である。 図5は、組付け時の説明図である。 図6は、従来の動力伝達装置(常温時)を示す概略断面図である。 図7は、従来の動力伝達装置(低温時)を示す概略断面図である。
以下に、本発明に係る動力伝達装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る動力伝達装置10は、外周側に図示しないギヤを有する筒状のギヤ部材12と、ギヤ部材12の両端の内周面に設けた軸受14を介してギヤ部材12を軸線Cの周りに回転自在に支持するケース16とを備える。
軸受14は、ギヤ部材12の内周面に内嵌される外輪18と、ケース16に外嵌される内輪20と、これらの間に転動可能に配置される複数の球22と、球22を転動可能に保持する図示しない保持器とを備える。外輪18の外周面はギヤ部材12の内周面に締り嵌めされ、内輪20の内周面はケース16の外周面に隙間嵌めされている。
内輪20の内周面には、図示しない2つの環状溝が全周に亘って形成されており、これらの環状溝には、断面略円形状のゴム製のOリング24(環状弾性体)がそれぞれ装着されている。なお、本実施の形態のOリング24の装着本数は2本であるが、本発明はこれに限定されず、1本または3本以上であってもよい。
ここで、従来の構造では、図7に示したように、内輪1とケース2の間のラジアル方向の嵌め合い面は低温時に隙間が拡大してしまうが、内輪1の軸線C方向の側面とケース2の間は隙間が縮小するため、本発明ではこれを利用し、内輪1の側面とケース2の間に弾性体を挟み込むことでクリープ摩耗抑制効果を得る。
より具体的には、本実施の形態では、図1に示すように、左側の軸受14の内輪20の左側の側面26と、これに対向するケース16の側面28との間に、弾性体としての皿ばね30を嵌め込んでいる。このようにすれば、低温時に皿ばね30の荷重により内輪20の側面26とケース16の側面28の間に摩擦力が発生するので、内輪20の連れ回りを抑制することが可能となる。また、低温時にケース16とギヤ部材12および軸受14の線膨張係数差により内輪20の側面26とケース16の側面28との間の隙間が拡大することもない。このため、低温時にクリープ摩耗抑制効果を得ることができる。なお、図1のように片側の軸受14のみに皿ばね30を設けた場合でも、左右両側の軸受14に対する耐クリープ力が向上するので、クリープ摩耗抑制効果を得ることができる。
皿ばね30を設けることにより、軸受14にはアキシアル荷重が発生することになるが、一般的に、皿ばねは一定のストローク範囲において荷重変化を比較的小さくすることができるため、図2に示すように、この荷重変化が比較的小さいストローク範囲を皿ばね30の使用範囲に設定することが望ましい。このようにすれば、軸受耐久強度に対する温度の影響を小さくでき、軸受設計も容易となる。
また、内輪20の内周側のOリング24と併用し、低温時は皿ばね30によりクリープ摩耗を抑制し、高温時はOリング24によりクリープ摩耗を抑制する、というように使い分けるのが望ましい。このようにすれば、図3に示すように、使用される全温度範囲において必要とされる耐クリープ力を確保しながら、皿ばね30によりアキシアル荷重が発生する領域を最小限とし、軸受14の耐久強度への影響を低減することができる。
上記の実施の形態では、内輪20の側面26とケース16の側面28との間に嵌め込む弾性体として皿ばね30を用いた場合を例にとり説明したが、本発明の弾性体はこれに限るものではない。例えば、図4に示すように、皿ばね30の代わりにOリング32を内輪20の側面26とケース16の側面28との間に嵌め込んでもよい。この場合もOリング32は片側の軸受14に対してのみ設けてもよいが、図4のように左右両側の軸受14に設けることも可能である。
また、本発明の弾性体は、ギヤ部材12とケース16の組付け時に、上を向いているケース16側に挿入配置することが望ましい。こうすることで、ケース16をギヤ部材12に組付ける際に、弾性体が脱落するのを防止することが可能となる。例えば、図5(1)に示すように、ギヤ部材12の上方から上側のケース16を組付ける場合は、ギヤ部材12の下側のケース16と内輪20との間に皿ばね30(弾性体)を挿入配置する。このようにすれば、組付け時に皿ばね30が脱落する可能性は無い。これに対し、図5(2)に示すように、上側のケース16と内輪20との間に皿ばね30を挿入配置した場合は、組付け時に皿ばね30が脱落する可能性がある。
また、軸受幅については、弾性体のストローク範囲の設計を容易とするため、一般公差よりも公差レンジを縮小した特殊公差とすることが望ましい。
10 動力伝達装置
12 ギヤ部材
14 軸受
16 ケース
18 外輪
20 内輪
22 球
24 Oリング
26,28 側面
30 皿ばね(弾性体)
32 Oリング(弾性体)
C 軸線

Claims (1)

  1. 外周側にギヤを有する筒状のギヤ部材が、該ギヤ部材の内周面に内嵌される外輪とケースに外嵌される内輪とを備える軸受でもって前記ケースに回転自在に支持され、かつ、前記外輪の外周面が前記ギヤ部材の内周面に締り嵌めされ、前記内輪の内周面が前記ケースに隙間嵌めされた動力伝達装置であって、
    前記内輪の軸線方向の側面と前記ケースとの間に、弾性体が嵌め込まれていることを特徴とする動力伝達装置。
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