JP2020040706A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦置き時に適した食材の量目を収容し、かつ陳列スペースの有効活用を実現する。【解決手段】床面Fに対し、横置き時に底となる略矩形状の本体底部11と、縦置き時に底となり本体底部の外端縁全周に該当する下端から上端まで上方向に連続して設けた本体側部12とを有する容器本体1を備え、縦置き時に本体側部の下端及び上端が床面に接した状態で、容器本体の重心と、容器本体の重心を通り本体側部に直交する垂直断面と本体側部の下端との交点である第1交点と、垂直断面と本体側部12の上端との交点である第2交点とは、以下の関係式を満たす位置にある。(重心と第1交点との距離+重心と第2交点との距離)×33%=第1交点と第2交点との距離【選択図】図1

Description

本発明は、状況に応じて横置き又は縦置きを選択可能な包装用容器に関する。
従来から、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで陳列される食品の包装用容器のうち、縦寸法より横寸法が大きいものでは、横置きが通常だった。一方、中身の品質やラベルの内容等を消費者が見えやすくするために、縦置きできる包装用容器も増えてきた。陳列スペースの有効活用や消費者の購買意欲の向上にも寄与するため、近年では状況に応じて横置き又は縦置きを選択できる包装用容器の設計が注目されてきた。
例えば、特許文献1では、容器本体に蓋体を内嵌合した包装用容器の縦置き状態で、容器本体の底部の一部とフランジ部の一部とが水平面に載置したとき、上記底部の一部の鉛直方向と、上記フランジ部の一部の鉛直方向との間に重心が位置する設計の包装用容器が開示されている。この構成によれば、縦置きしても包装用容器が前後に倒れず、中身の視認性の向上が期待されている。
また、特許文献2では、容器本体を全周する側部の一部を外方向に膨出して設けた支持部を有し、略垂直状態での縦置き状態で容器本体のフランジ部と、支持部の底部側とが水平面に載置する設計の包装用容器が開示されている。この構成によれば、中身が容器内で下方向に流動して包装用容器の重心が下がることで、安定して縦置きを維持できる効果が期待されている。
特開2013−203474号公報 特開2012−131559号公報
しかしながら、特許文献1及び2では、水平面に接している容器本体の底部の一部とフランジ部の一部との距離と、これら各々と容器本体の重心までの距離の合計値との比率について開示していない。そして、特許文献1のように、底部の一部とフランジ部の一部との距離の比率が高い包装用容器だと、横置きから縦置きへの移行に伴って中身が下方向にずれて底部側に片寄るため包装用容器が倒れてしまうばかりでなく、縦置き状態での奥行きが増すため限られた陳列スペースに規定数を載置できない恐れがある。
また、特許文献2のように、底部の一部とフランジ部の一部との距離の比率が低い包装用容器だと、縦置き状態の安定性に欠けるのみならず、略直立以外での縦置き状態の維持は困難である。そして、同文献に記載の支持部は、水平に広い包装用容器を略直立にするものであり、通常の横置き状態にて機能を発揮しないため、その分製造コストが割高になるばかりでなく、外観を損ねる恐れがある。
垂直方向より水平方向が長い包装用容器は、一般的には横置きで移送及び陳列するが、中身によっては縦置きで陳列することもある。例えば、サラダなど生鮮食品用の包装用容器では、品質開示の観点から、消費者にとって中身や商品ラベルの見安さについて改善する余地があるものの、調達や販売に関するコストの観点から、食材コストに適した量目で収容したり、有限な陳列スペースに効率よく並べたりできるばかりでなく、移送時や陳列時に横置きで積み重ねた状態の安定性を確保できることも不可欠である。
そこで、本発明の第1の目的は、縦置き時に適した食材の量目を収容し、かつ陳列スペースの有効活用を実現する包装用容器を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、縦置きに適した形状を活かして横置きにて安定した積み重ね状態を実現する包装用容器を提供することにある。
すなわち、本発明による包装用容器は、床面に対し、横置き時に底となる略矩形状の本体底部と、縦置き時に底となり上記本体底部の外端縁全周に該当する下端から上端まで上方向に連続して設けた本体側部とを有する容器本体を備え、縦置き時に上記本体側部の下端及び上端が上記床面に接した状態で、上記容器本体の重心と、上記容器本体の重心を通り上記本体側部に直交する垂直断面と上記本体側部の下端との交点である第1交点と、上記垂直断面と上記本体側部の上端との交点である第2交点とは、以下の関係式を満たす位置にあることを特徴とする。
(重心と第1交点との距離+重心と第2交点との距離)×33%=第1交点と第2交点との距離
また、上記容器本体が、上記本体側部の上端全周から先端まで外方向に連続して設けた本体フランジ部をさらに有し、縦置き時に上記本体側部の下端及び上記本体フランジ部の先端が上記床面に接した状態で、上記第2交点が、上記垂直断面と上記本体フランジ部の先端との交点であることが望ましい。
また、上記本体底部の外端縁が、上記本体側部の上端又は上記本体フランジ部の先端と平行な直線辺部と、上記直線辺部に対して斜めかつ隣り合う上記直線辺部に連続している中間辺部とを有し、上記中間辺部が、上記直線辺部の端部から上記容器本体の内方向に湾曲状に連続している第1湾曲辺部と、上記第1湾曲辺部の端部から上記容器本体の内方向に角状に連続している角辺部と、上記角辺部の端部から上記容器本体の内方向に湾曲状に連続し、隣り合う上記直線辺部の端部につながる第2湾曲辺部とを有し、上記本体側部が、上記直線辺部と連続している本体平側部と、上記本体平側部及び上記中間辺部と連続して上記容器本体の内方向に膨出している本体中間側部とを有し、上記本体中間側部が、上記本体平側部の端部及び上記第1湾曲辺部に連続して上記容器本体の内方向に膨出している本体中間第1側部と、上記本体中間第1側部の端部及び角辺部に連続して上記容器本体の内方向に膨出した本体中間第2側部と、上記本体中間第2側部の端部及び上記第2湾曲辺部に連続して上記容器本体の内方向に膨出し、隣り合う上記本体平側部の端部につながる本体中間第3側部とを有し、上記第1交点が、上記直線辺部上に位置し、上記直線辺部の幅が、上記直線部の両脇に位置する上記角辺部及び上記第2湾曲部の交点同士の幅に対して35%以上の比率であることが望ましい。
また、本発明による包装用容器は、上記容器本体の開口を密閉する蓋体をさらに備え、上記蓋体が、積み重ね時に上側の容器本体を載置する天面部と、上記容器本体の位置決め用に上記天面部から上方向に設けた突起部とを有し、下側の蓋体に上側の容器本体が積み重なった状態で、上記容器本体の上記角辺部及び上記本体中間第2側部に上記蓋体の上記突起部の先端が接することが望ましい。
また、上記蓋体が、上記天面部の外端縁全周から下方向に連続して設けた蓋体側部と、上記容器本体と嵌合するために上記蓋体側部の下端全周から外方向に連続して断面略L字状に設けた蓋体下嵌合部及び上記蓋体下嵌合部の上端全周から上方に連続して設けた蓋体上嵌合部とをさらに有し、上記蓋体下嵌合部の垂直方向の高さが、5mm以上であることが望ましい。
本発明による包装用容器は、縦置き時に適した食材の量目を収容し、かつ陳列スペースの有効活用を実現し、また、縦置きに適した形状を活かして横置きにて安定した積み重ね状態を実現することができる。
本発明の一実施形態における包装用容器の斜視図である。 上記包装用容器の容器本体の底面図である。 上記容器本体の平面図である。 上記容器本体の縦置き状態における右側面図である。 上記包装用容器の図1におけるX−X部分の端面図である。
以下、図1〜図5を参照しつつ、本発明の一実施形態における包装用容器(以下、「本包装用容器」ともいう。)について説明する。
なお、これらの図において、複数個存在する同一の部位については、一つの部位のみに符番し、重複する部位については省略することがある。説明の便宜上、所定の部位やこの引き出し線を破線や想像線(二点鎖線)で示す。図5では、容器本体を二点鎖線、蓋体を実線で示している。
図1に示すとおり、本包装用容器Cは、平面視で略正方形状で、容器本体1と、容器本体1の開口を密閉する蓋体2とを備えている。蓋体2は、容器本体1に対して内嵌合するものである。容器本体1に収納する内容物は、見た目が消費者の購買欲を左右するサラダや各種惣菜等である。
なお、本包装用容器の平面視での形状は、長方形、円形、半円形、又は楕円形でもよい。
容器本体1は、床面Fに対し、横置き時に底となる略矩形状の本体底部11と、縦置き時に底となり本体底部11の外端縁全周に該当する下端から上端まで上方向に連続して設けた本体側部12と、本体側部12の上端全周から先端まで外方向に連続して設けた本体フランジ部13とを備えている。容器本体1の平面視の形状は、本体フランジ部13の外端縁の形状に該当する。
なお、容器本体1は、本体フランジ部13を備えていなくてもよい。
図2に示すとおり、本体底部11は、容器本体1の平面視の形状を基準にして、四つの角を隅切った形状である。詳細には、本体底部11の外端縁は、本体フランジ部13の先端と平行な直線辺部111と、直線辺部111に対して斜めかつ隣り合う直線辺部111,111に連続している中間辺部112とを有する。本体底部11の中央部分は、中身の量目や重心の位置の安定性を考慮して、2段階で底上げしている。
なお、中間辺部112は、直線状でも湾曲線状でもよい。
直線辺部111は、本体フランジ部13の中央部分と平行な位置にある。隣り合う直線辺部111,111の各々は、略90°異なる向きで配してある。直線辺部111,111の隣り合う端部同士を結ぶ仮想直線は、本体フランジ部13に対して略45°傾いている。
中間辺部112は、直線辺部111の端部から容器本体1の内方向に湾曲状に連続している第1湾曲辺部112aと、第1湾曲辺部112aの端部から容器本体1の内方向に角状に連続している角辺部112bと、角辺部112bの端部から容器本体1の内方向に湾曲状に連続し、隣り合う直線辺部111の端部につながる第2湾曲辺部112cとを有する。角辺部112bの角度は、略90°である。
直線辺部111の幅W1は、直線辺部111の両脇に位置する角辺部112b及び第2湾曲辺部112cの交点同士の幅W2に対して35%以上の比率である。35%未満だと、容器本体1の縦置き時に床面に接する直線辺部111の幅が短過ぎるため安定性を欠く恐れがある。
なお、湾曲辺部112aの曲率半径は、いずれでもよい。湾曲辺部112aは、直線状でもよい。角辺部112bは、湾曲状でもよい。湾曲辺部1112a,112aの各々の形状は、同一でも異なっていてもよい。幅W2に対する幅W1の比率を所定以上大きくすると、容器本体1の容積が増加してしまうため収納する中身の量目が規定量以上になる恐れがある。
図3に示すとおり、本体側部12は、容器本体1の平面視の形状を基準にして、四つの角を隅切り、かつ容器本体1の内方向に膨出している形状である。詳細には、本体側部12は、本体底部11の直線辺部111と連続している本体平側部121と、本体平側部121,121及び中間辺部112と連続して容器本体1の内方向に膨出している本体中間側部122と、図示しない蓋体と嵌合するために本体中間側部122の上端と連続している本体下嵌合部123並びに同じ高さに位置する本体平側部121の上端及び本体下嵌合部123の上端から上方かつ外方向に張り出している本体上嵌合部124とを有する。
なお、隣り合う本体中間側部122が基準の場合、本体平側部121が容器本体1の外方向に膨出している形状又は凸状と表現してもよい。一方、本体側平側部121が基準の場合、本体中間側部122が容器本体1の内方向に膨出した形状又は凹状と表現してもよい。
隣り合う本体平側部121,121の各々は、略90°異なる向きである。本体平側部121は、正面視で直線辺部111に該当する下辺より上辺が長い逆台形状である。
本体中間側部122は、本体平側部121の端部及び図2に示す第1湾曲辺部112aに連続して容器本体1の内方向に膨出している本体中間第1側部122aと、本体中間第1側部122aの端部及び図2に示す角辺部112bに連続して容器本体1の内方向に膨出している本体中間第2側部122bと、本体中間第2側部122bの端部及び図2に示す第2湾曲辺部112cに連続して容器本体1の内方向に膨出し、隣り合う本体側平部121の端部につながる本体中間第3側部122cとを有する。
この構成によれば、容器本体1の本体中間側部122の各々が内方向に均等に膨出しており、容器本体1の平面視形状に対して相対的に容器本体1の容積がバランスよく減っていることから、消費者に対して視覚上の違和感を与えずに中身の量目を減らすことができる。さらに、本体中間第1側部122a及び本体中間第3側部122cがあることで、容器本体1の剛性を高めることができる。
本体中間第1側部122a・本体中間第2側部122b・本体中間第3側部122cの上端は、平坦状である。
なお、本体中間第1側部122a及び本体中間第3側部122cの各々の形状は、同一でも異なっていてもよく、本体中間第2側部122bを基準にして左右対称であってもよい。
本体フランジ部13は、本体中間側部122の上端から斜め上方かつ外方向に張り出した本体フランジ傾斜部131と、本体フランジ傾斜部131の外端縁から外方向に張り出した本体フランジ先端部132とを有する。
なお、本体フランジ部13は、平面状又は上方に膨出したドーム状でもよく、シール状の蓋体を装着可能であってもよい。
図4に示すとおり、容器本体1が床面Fに立ててある状態で、本体底部11の直線辺部111(符番しない本体側部の本体平側部の下端)及び本体フランジ部13の本体フランジ先端部132が床面Fに接する。上述した状態で、容器本体1の重心Gと、重心Gを通り本体側部12に直交する仮想垂直断面と本体底部11の直線辺部111との交点である第1交点Mと、この仮想垂直断面と本体フランジ部13の先端との交点である第2交点Nとは、以下の関係式を満たす位置にある。
(重心と第1交点との距離+重心と第2交点との距離)×33%=第1交点と第2交点との距離
床面Fと上述した仮想垂直断面との双方に直交する仮想垂直面に対して、容器本体1の傾きR1は14°である。
換言すれば、上述した状態で、容器本体1は、第1交点M及び第2交点Nを焦点として上述した比率を満たす楕円上に重心Gを有し、かつ傾きR1を14°とする設計である。そして、このような設計に基づけば、容器本体1の高さ(本体底部11から本体フランジ部13の頂点までの垂直方向の距離)や幅(本体フランジ部13のうち平行に向き合うフランジ部分の先端同士の距離)の寸法も定まる。
上述した比率が33%より大きいと、直線MNの長さが長過ぎて容器本体1の奥行きが増えるため1個当りの載置範囲が広くなり、また、中身が容器本体1の本体底部側に寄って全体の重心がずれやすくなるため安定性が低下する恐れがある。一方、上述した比率が33%より小さいと、直線MNの長さが短過ぎて縦置きしにくい恐れがある。
傾きR1が14°より小さくても大きくても、蓋体2越しからの中身や蓋体2に印刷されたラベル等が見えにくい。また、傾きR1が14°より大きいと、容器本体1が傾き過ぎて奥行きが増えるため1個当りの載置範囲が広くなるばかりでなく、中身が容器本体1の本体底部側に片寄って全体の重心がずれやすくなるため安定性を欠く恐れがある。
さらに、上述した状態で、床面Fから第2交点Nまでの高さH1は1〜12mm、好ましくは3〜9mm、より好ましくは5〜7mmである。高さH1が1mmより小さいと、容器本体1の容積が増加してしまうため収納する中身の量目が規定量以上になる恐れがあり、12mmより大きいと、本体側部12が容器本体1の内方向に入り込み過ぎるため容器本体1の剛性を低下する恐れがある。
底面Fと本体側部12との成す角R2は、1〜7°、好ましくは2〜6°、より好ましくは3〜5°である。角R2が1°より小さいと、容器本体1の容積が増加してしまうため収納する中身の量目が規定量以上になる恐れがあり、7°より大きいと、本体側部12が容器本体1の内方向に入り込み過ぎるため容器本体1の剛性を低下する恐れがある。
この構成によれば、横置き状態で高さより幅の広い容器本体1を縦置き状態にすることで、蓋体越しからの中身や蓋体に印刷されたラベル等の視認性が高まるのみならず、限られたスペース内により多くの個数を載置することができる。すなわち、上述した関係式を満たすことで、容器本体1の幅に対する高さを従来の容器本体より低くしても縦置きすることができ、かつ中身の位置が下側(本体側部12側)にずれても全体の重心の位置は変わりにくいため、容器本体1は倒れにくく安定した縦置き状態を維持することができる。
さらに、図2及び上述のとおり、直線辺部111の幅W1が幅W2に対して35%以上であり、図3及び上述のとおり、本体中間側部122が容器本体1の内方向に膨出していることにより、中身の位置ずれにより全体の重心が変化しにくいように容積を減じた容器本体1の設計でも安定した縦置き状態を維持することができる。
図1に示すとおり、蓋体2は、積み重ね時に上側の容器本体を載置する平面状の天面部21と、上側の容器本体の位置決め用に天面部21から上方向かつ四つの角部分の各々に設けた突起部22と、天面部21の外端縁全周から下方向に連続して設けた蓋体側部23と、容器本体1と嵌合するために蓋体側部23の下端全周から外方向に連続して断面略L字状に設けた蓋体下嵌合部24及び蓋体下嵌合部24の上端全周から上方に連続して設けた蓋体上嵌合部25と、蓋体上嵌合部24の上端全周から外方向に連続して設けた蓋体フランジ部26とを備えている。
図5に示すとおり、蓋体2が容器本体1に装着してある状態で、蓋体2の蓋体下嵌合部23が本体側部12の本体上嵌合部124より内方向に張り出している本体下嵌合部123に嵌合し、蓋体下嵌合部23が本体下嵌合部123に近接し、蓋体上嵌合部24が本体上嵌合部124に近接する。蓋体フランジ部26は、容器本体1の本体フランジ部13に密着しており、縦置きしても内容物の汁漏れを防いでいる。
蓋体下嵌合部23の垂直方向の高さH2は、5mm以上である。5mmより小さいと、天面部21の高さが蓋体フランジ部25の高さと同等又はこれ以上になり、本包装用容器Cの容積が増えてしまうため、中身の量目が規定量以上になる恐れがある。
この構成によれば、蓋体フランジ部25に対して天面部21の高さを低くでき、天面部21と中身との距離が縮まるため、容器本体1に対して相対的に中身の量目を少なめにでき、中身の片寄りを防止することができる。
図1乃至図3に示すとおり、下側の蓋体2に上側の容器本体1が積み重なった状態で、容器本体1の角辺部112b及び本体中間第2側部122bに蓋体2の突起部22の先端が接する。
この構成によれば、容器本体1の構造を活かして横置きで積み重なった状態の安定性を確保することができる。すなわち、下側の蓋体2の突起部22で上側の容器本体1の下端を取り囲むため、上側の容器本体1は下側の蓋体2上で位置ずれしにくくなる。
なお、容器本体1及び蓋体2は、例えば真空成型、熱板圧空成型、真空圧空成型、両面真空成型等のシート成型で、合成樹脂シートを熱成型することにより形成されてもよい。合成樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂で、単層や多層のシートを使用してもよい。樹脂としては、例えば、発泡樹脂を使用すれば、軽量かつ断熱性があり好ましい。さらに、シートの表面または裏面を合成樹脂フィルムで覆ってもよく、表面を覆った場合は印刷を施してもよい。合成樹脂シートの厚みは特に制限はない。
C 包装用容器
F 床面
1 容器本体
11 本体底部
111 直線辺部
112 中間辺部
112a 第1湾曲辺部
112b 角辺部
112c 第2湾曲辺部
12 本体側部
121 本体平側部
122 本体中間側部
122a 本体中間第1側部
122b 本体中間第2側部
122c 本体中間第3側部
123 本体下嵌合部
124 本体上嵌合部
13 本体フランジ部
131 本体フランジ傾斜部
132 本体フランジ先端部
2 蓋体
21 天面部
22 突起部
23 蓋体側部
24 蓋体下嵌合部
25 蓋体上嵌合部
25 蓋体フランジ部

Claims (5)

  1. 床面に対し、横置き時に底となる略矩形状の本体底部と、縦置き時に底となり当該本体底部の外端縁全周に該当する下端から上端まで上方向に連続して設けた本体側部とを有する容器本体を備え、
    縦置き時に前記本体側部の下端及び上端が前記床面に接した状態で、
    前記容器本体の重心と、当該容器本体の重心を通り当該本体側部に直交する垂直断面と当該本体側部の下端との交点である第1交点と、当該垂直断面と当該本体側部の上端との交点である第2交点とは、以下の関係式を満たす位置にある
    ことを特徴とする包装用容器。
    (重心と第1交点との距離+重心と第2交点との距離)×33%=第1交点と第2交点との距離
  2. 前記容器本体が、前記本体側部の上端全周から先端まで外方向に連続して設けた本体フランジ部をさらに有し、
    縦置き時に前記本体側部の下端及び前記本体フランジ部の先端が前記床面に接した状態で、
    前記第2交点が、前記垂直断面と前記本体フランジ部の先端との交点である
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記本体底部の外端縁が、前記本体側部の上端又は前記本体フランジ部の先端と平行な直線辺部と、当該直線辺部に対して斜めかつ隣り合う当該直線辺部に連続している中間辺部とを有し、
    前記中間辺部が、前記直線辺部の端部から前記容器本体の内方向に湾曲状に連続している第1湾曲辺部と、当該第1湾曲辺部の端部から当該容器本体の内方向に角状に連続している角辺部と、当該角辺部の端部から当該容器本体の内方向に湾曲状に連続し、隣り合う前記直線辺部の端部につながる第2湾曲辺部とを有し、
    前記本体側部が、前記直線辺部と連続している本体平側部と、当該本体平側部及び前記中間辺部と連続して前記容器本体の内方向に膨出している本体中間側部とを有し、
    前記本体中間側部が、前記本体平側部の端部及び前記第1湾曲辺部に連続して前記容器本体の内方向に膨出している本体中間第1側部と、当該本体中間第1側部の端部及び角辺部に連続して当該容器本体の内方向に膨出した本体中間第2側部と、当該本体中間第2側部の端部及び前記第2湾曲辺部に連続して当該容器本体の内方向に膨出し、隣り合う前記本体平側部の端部につながる本体中間第3側部とを有し、
    前記第1交点が、前記直線辺部上に位置し、
    前記直線辺部の幅が、当該直線部の両脇に位置する前記角辺部及び前記第2湾曲部の交点同士の幅に対して35%以上の比率である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用容器。
  4. 前記容器本体の開口を密閉する蓋体をさらに備え、
    前記蓋体が、積み重ね時に上側の容器本体を載置する天面部と、当該容器本体の位置決め用に当該天面部から上方向に設けた突起部とを有し、
    下側の蓋体に上側の容器本体が積み重なった状態で、当該容器本体の前記角辺部及び前記本体中間第2側部に当該蓋体の前記突起部の先端が接する
    ことを特徴とする請求項3に記載の包装用容器。
  5. 前記蓋体が、前記天面部の外端縁全周から下方向に連続して設けた蓋体側部と、前記容器本体と嵌合するために当該蓋体側部の下端全周から外方向に連続して断面略L字状に設けた蓋体下嵌合部及び当該蓋体下嵌合部の上端全周から上方に連続して設けた蓋体上嵌合部とをさらに有し、
    前記蓋体下嵌合部の垂直方向の高さが、5mm以上である
    ことを特徴とする請求項4に記載の包装用容器。
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