JP2020040706A - 包装用容器 - Google Patents
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Abstract
Description
(重心と第1交点との距離+重心と第2交点との距離)×33%=第1交点と第2交点との距離
なお、これらの図において、複数個存在する同一の部位については、一つの部位のみに符番し、重複する部位については省略することがある。説明の便宜上、所定の部位やこの引き出し線を破線や想像線(二点鎖線)で示す。図5では、容器本体を二点鎖線、蓋体を実線で示している。
なお、本包装用容器の平面視での形状は、長方形、円形、半円形、又は楕円形でもよい。
なお、容器本体1は、本体フランジ部13を備えていなくてもよい。
なお、中間辺部112は、直線状でも湾曲線状でもよい。
中間辺部112は、直線辺部111の端部から容器本体1の内方向に湾曲状に連続している第1湾曲辺部112aと、第1湾曲辺部112aの端部から容器本体1の内方向に角状に連続している角辺部112bと、角辺部112bの端部から容器本体1の内方向に湾曲状に連続し、隣り合う直線辺部111の端部につながる第2湾曲辺部112cとを有する。角辺部112bの角度は、略90°である。
直線辺部111の幅W1は、直線辺部111の両脇に位置する角辺部112b及び第2湾曲辺部112cの交点同士の幅W2に対して35%以上の比率である。35%未満だと、容器本体1の縦置き時に床面に接する直線辺部111の幅が短過ぎるため安定性を欠く恐れがある。
なお、湾曲辺部112aの曲率半径は、いずれでもよい。湾曲辺部112aは、直線状でもよい。角辺部112bは、湾曲状でもよい。湾曲辺部1112a,112aの各々の形状は、同一でも異なっていてもよい。幅W2に対する幅W1の比率を所定以上大きくすると、容器本体1の容積が増加してしまうため収納する中身の量目が規定量以上になる恐れがある。
なお、隣り合う本体中間側部122が基準の場合、本体平側部121が容器本体1の外方向に膨出している形状又は凸状と表現してもよい。一方、本体側平側部121が基準の場合、本体中間側部122が容器本体1の内方向に膨出した形状又は凹状と表現してもよい。
本体中間側部122は、本体平側部121の端部及び図2に示す第1湾曲辺部112aに連続して容器本体1の内方向に膨出している本体中間第1側部122aと、本体中間第1側部122aの端部及び図2に示す角辺部112bに連続して容器本体1の内方向に膨出している本体中間第2側部122bと、本体中間第2側部122bの端部及び図2に示す第2湾曲辺部112cに連続して容器本体1の内方向に膨出し、隣り合う本体側平部121の端部につながる本体中間第3側部122cとを有する。
この構成によれば、容器本体1の本体中間側部122の各々が内方向に均等に膨出しており、容器本体1の平面視形状に対して相対的に容器本体1の容積がバランスよく減っていることから、消費者に対して視覚上の違和感を与えずに中身の量目を減らすことができる。さらに、本体中間第1側部122a及び本体中間第3側部122cがあることで、容器本体1の剛性を高めることができる。
本体中間第1側部122a・本体中間第2側部122b・本体中間第3側部122cの上端は、平坦状である。
なお、本体中間第1側部122a及び本体中間第3側部122cの各々の形状は、同一でも異なっていてもよく、本体中間第2側部122bを基準にして左右対称であってもよい。
なお、本体フランジ部13は、平面状又は上方に膨出したドーム状でもよく、シール状の蓋体を装着可能であってもよい。
(重心と第1交点との距離+重心と第2交点との距離)×33%=第1交点と第2交点との距離
床面Fと上述した仮想垂直断面との双方に直交する仮想垂直面に対して、容器本体1の傾きR1は14°である。
換言すれば、上述した状態で、容器本体1は、第1交点M及び第2交点Nを焦点として上述した比率を満たす楕円上に重心Gを有し、かつ傾きR1を14°とする設計である。そして、このような設計に基づけば、容器本体1の高さ(本体底部11から本体フランジ部13の頂点までの垂直方向の距離)や幅(本体フランジ部13のうち平行に向き合うフランジ部分の先端同士の距離)の寸法も定まる。
傾きR1が14°より小さくても大きくても、蓋体2越しからの中身や蓋体2に印刷されたラベル等が見えにくい。また、傾きR1が14°より大きいと、容器本体1が傾き過ぎて奥行きが増えるため1個当りの載置範囲が広くなるばかりでなく、中身が容器本体1の本体底部側に片寄って全体の重心がずれやすくなるため安定性を欠く恐れがある。
さらに、上述した状態で、床面Fから第2交点Nまでの高さH1は1〜12mm、好ましくは3〜9mm、より好ましくは5〜7mmである。高さH1が1mmより小さいと、容器本体1の容積が増加してしまうため収納する中身の量目が規定量以上になる恐れがあり、12mmより大きいと、本体側部12が容器本体1の内方向に入り込み過ぎるため容器本体1の剛性を低下する恐れがある。
底面Fと本体側部12との成す角R2は、1〜7°、好ましくは2〜6°、より好ましくは3〜5°である。角R2が1°より小さいと、容器本体1の容積が増加してしまうため収納する中身の量目が規定量以上になる恐れがあり、7°より大きいと、本体側部12が容器本体1の内方向に入り込み過ぎるため容器本体1の剛性を低下する恐れがある。
さらに、図2及び上述のとおり、直線辺部111の幅W1が幅W2に対して35%以上であり、図3及び上述のとおり、本体中間側部122が容器本体1の内方向に膨出していることにより、中身の位置ずれにより全体の重心が変化しにくいように容積を減じた容器本体1の設計でも安定した縦置き状態を維持することができる。
蓋体下嵌合部23の垂直方向の高さH2は、5mm以上である。5mmより小さいと、天面部21の高さが蓋体フランジ部25の高さと同等又はこれ以上になり、本包装用容器Cの容積が増えてしまうため、中身の量目が規定量以上になる恐れがある。
この構成によれば、蓋体フランジ部25に対して天面部21の高さを低くでき、天面部21と中身との距離が縮まるため、容器本体1に対して相対的に中身の量目を少なめにでき、中身の片寄りを防止することができる。
この構成によれば、容器本体1の構造を活かして横置きで積み重なった状態の安定性を確保することができる。すなわち、下側の蓋体2の突起部22で上側の容器本体1の下端を取り囲むため、上側の容器本体1は下側の蓋体2上で位置ずれしにくくなる。
F 床面
1 容器本体
11 本体底部
111 直線辺部
112 中間辺部
112a 第1湾曲辺部
112b 角辺部
112c 第2湾曲辺部
12 本体側部
121 本体平側部
122 本体中間側部
122a 本体中間第1側部
122b 本体中間第2側部
122c 本体中間第3側部
123 本体下嵌合部
124 本体上嵌合部
13 本体フランジ部
131 本体フランジ傾斜部
132 本体フランジ先端部
2 蓋体
21 天面部
22 突起部
23 蓋体側部
24 蓋体下嵌合部
25 蓋体上嵌合部
25 蓋体フランジ部
Claims (5)
- 床面に対し、横置き時に底となる略矩形状の本体底部と、縦置き時に底となり当該本体底部の外端縁全周に該当する下端から上端まで上方向に連続して設けた本体側部とを有する容器本体を備え、
縦置き時に前記本体側部の下端及び上端が前記床面に接した状態で、
前記容器本体の重心と、当該容器本体の重心を通り当該本体側部に直交する垂直断面と当該本体側部の下端との交点である第1交点と、当該垂直断面と当該本体側部の上端との交点である第2交点とは、以下の関係式を満たす位置にある
ことを特徴とする包装用容器。
(重心と第1交点との距離+重心と第2交点との距離)×33%=第1交点と第2交点との距離 - 前記容器本体が、前記本体側部の上端全周から先端まで外方向に連続して設けた本体フランジ部をさらに有し、
縦置き時に前記本体側部の下端及び前記本体フランジ部の先端が前記床面に接した状態で、
前記第2交点が、前記垂直断面と前記本体フランジ部の先端との交点である
ことを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。 - 前記本体底部の外端縁が、前記本体側部の上端又は前記本体フランジ部の先端と平行な直線辺部と、当該直線辺部に対して斜めかつ隣り合う当該直線辺部に連続している中間辺部とを有し、
前記中間辺部が、前記直線辺部の端部から前記容器本体の内方向に湾曲状に連続している第1湾曲辺部と、当該第1湾曲辺部の端部から当該容器本体の内方向に角状に連続している角辺部と、当該角辺部の端部から当該容器本体の内方向に湾曲状に連続し、隣り合う前記直線辺部の端部につながる第2湾曲辺部とを有し、
前記本体側部が、前記直線辺部と連続している本体平側部と、当該本体平側部及び前記中間辺部と連続して前記容器本体の内方向に膨出している本体中間側部とを有し、
前記本体中間側部が、前記本体平側部の端部及び前記第1湾曲辺部に連続して前記容器本体の内方向に膨出している本体中間第1側部と、当該本体中間第1側部の端部及び角辺部に連続して当該容器本体の内方向に膨出した本体中間第2側部と、当該本体中間第2側部の端部及び前記第2湾曲辺部に連続して当該容器本体の内方向に膨出し、隣り合う前記本体平側部の端部につながる本体中間第3側部とを有し、
前記第1交点が、前記直線辺部上に位置し、
前記直線辺部の幅が、当該直線部の両脇に位置する前記角辺部及び前記第2湾曲部の交点同士の幅に対して35%以上の比率である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用容器。 - 前記容器本体の開口を密閉する蓋体をさらに備え、
前記蓋体が、積み重ね時に上側の容器本体を載置する天面部と、当該容器本体の位置決め用に当該天面部から上方向に設けた突起部とを有し、
下側の蓋体に上側の容器本体が積み重なった状態で、当該容器本体の前記角辺部及び前記本体中間第2側部に当該蓋体の前記突起部の先端が接する
ことを特徴とする請求項3に記載の包装用容器。 - 前記蓋体が、前記天面部の外端縁全周から下方向に連続して設けた蓋体側部と、前記容器本体と嵌合するために当該蓋体側部の下端全周から外方向に連続して断面略L字状に設けた蓋体下嵌合部及び当該蓋体下嵌合部の上端全周から上方に連続して設けた蓋体上嵌合部とをさらに有し、
前記蓋体下嵌合部の垂直方向の高さが、5mm以上である
ことを特徴とする請求項4に記載の包装用容器。
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