JP2020040691A - 包装体、包装体の製造方法及び筒状フィルム - Google Patents

包装体、包装体の製造方法及び筒状フィルム Download PDF

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Abstract

【課題】包装部を物品に密着させることができる包装体を提供する。【解決手段】包装体1は、突出部5aを有する被包装物2と、両側に開放部を有する筒状に形成され、被包装物を包装する包装部3と、を備え、包装部3は、開放部から離れた開口3cをさらに少なくとも一つ備え、突出部は、開口の内部に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、包装体、包装体の製造方法及び筒状フィルムに関する。
従来、例えば、図24に示すように、包装体X1は、本体部4と本体部4から上方に突出される突出部5aとを有する物品2aと、物品2aを包装する包装部X3とを備えている(例えば、特許文献1)。そして、包装部X3の上端部は、本体部4の上面で折り曲げられている。なお、図24において、包装部X3は、理解し易いように、色塗りされて図示されている。
ところで、特許文献1に係る包装体X1においては、包装部X3の上端部が、本体部4の上面で折れ曲がっているだけのため、包装部X3が物品2aに密着できない場合がある。例えば、包装部X3の上端部(特に、角X3a)が、捲れ上がったり、反ったりすることによって、包装部X3の一部を物品2aに密着させることができない場合があった。
特開2016−182963号公報
そこで、課題は、包装部を被包装物に密着させることができる包装体、包装体の製造方法及び筒状フィルムを提供することである。
包装体は、突出部を有する被包装物と、両側に開放部を有する筒状に形成され、前記被包装物を包装する包装部と、を備え、前記包装部は、前記開放部から離れた開口をさらに少なくとも一つ備え、前記突出部は、前記開口の内部に配置される。
また、包装体においては、前記被包装物は、前記突出部を有する少なくとも一つの物品を備え、前記突出部は、シート状に形成される、という構成でもよい。
また、包装体においては、前記少なくとも一つの物品は、上面を有する本体部を備え、前記突出部は、前記上面の縁部から上方に突出し、一方の前記開放部は、前記上面に配置され、前記包装部は、前記一方の前記開放部と前記開口との間に、前記上面を覆う帯状部を備え、前記突出部と前記帯状部との距離は、前記帯状部の幅寸法よりも、小さい、という構成でもよい。
また、包装体においては、前記開口は、角部を備え、前記包装部は、前記角部から延びる切断予定部を備える、という構成でもよい。
また、包装体の製造方法は、突出部を有する被包装物が包装部に包装される包装体の製造方法であって、両端又は一端が開放される熱収縮性の筒状フィルムの筒状面内に設けられる開口に、前記突出部が挿入されるように、前記筒状フィルムを前記被包装物に装着させることと、前記筒状フィルムが前記包装部を構成するように、前記筒状フィルムを熱収縮させることと、を含む。
また、筒状フィルムは、前記の包装体の製造方法に用いられる筒状フィルムであって、前記筒状面内に、前記開口、及び、前記開口を形成するために切断される開口予定部、の少なくとも一つを備える。
以上の如く、包装体、包装体の製造方法及び筒状フィルムは、包装部を被包装物に密着させることができる、という優れた効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る包装体の全体斜視図である。 図2は、同実施形態に係る包装体の全体平面図である。 図3は、同実施形態に係る包装体の全体側面図である。 図4は、図2のIV−IV線断面図である。 図5は、同実施形態に係る筒状フィルムの扁平状態の全体図である。 図6は、同実施形態に係る包装体の製造方法を説明する図である。 図7は、同実施形態に係る包装体の製造方法を説明する図である。 図8は、同実施形態に係る包装体の製造方法を説明する図である。 図9は、他の実施形態に係る包装体の全体斜視図である。 図10は、同実施形態に係る筒状フィルムの扁平状態の全体図である。 図11は、さらに他の実施形態に係る包装体の全体平面図である。 図12は、同実施形態に係る包装体の全体側面図である。 図13は、さらに他の実施形態に係る包装体の全体正面図である。 図14は、同実施形態に係る包装体の全体側面図である。 図15は、同実施形態に係る筒状フィルムの扁平状態の全体図である。 図16は、さらに他の実施形態に係る包装体の全体側面図である。 図17は、さらに他の実施形態に係る包装体の全体斜視図である。 図18は、さらに他の実施形態に係る包装体の全体斜視図である。 図19は、さらに他の実施形態に係る筒状フィルムの全体斜視図である。 図20は、同実施形態に係る包装体の全体側面図である。 図21は、さらに他の実施形態に係る筒状フィルムの扁平状態の全体図である。 図22は、さらに他の実施形態に係る筒状フィルムの扁平状態の全体図である。 図23は、さらに他の実施形態に係る筒状フィルムの扁平状態の全体図である。 図24は、従来における包装体の要部斜視図である。
以下、包装体、包装体の製造方法及び筒状フィルムにおける一実施形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。なお、各図(図9〜図23も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1〜図4に示すように、本実施形態に係る包装体1は、被包装物2と、被包装物2を包装する包装部3とを備えている。なお、図1〜図3(図5〜図8及び図11〜図23も同様)において、包装部3(又は、後述する筒状フィルム)は、理解し易いように、色塗りされて図示されている。
被包装物2は、少なくとも一つの物品2aを備えている。物品2aの個数は、特に限定されないが、本実施形態においては、物品2aは、二つ備えられている。そして、複数の物品2aの並列される形態は、特に限定されないが、本実施形態においては、複数の物品2aは、上下方向D3に積まれて並列されている。そして、物品2aは、本体部4と、本体部4に固定されるシート部5とを備えている。
本体部4は、上面4aと、下面4bと、側面4cとを備えている。本体部4の形状は、特に限定されないが、本実施形態においては、本体部4は、円柱状に形成されている。また、本体部4の材質は、特に限定されないが、本体部4は、剛性を有するように、例えば、硬質樹脂、金属又は紙で形成されてもよい。
シート部5は、本体部4の上面4aの縁部から上方に突出する突出部5aと、本体部4の側面4cに固定される固定部5bとを備えている。突出部5aは、シート部5の上部で構成されており、固定部5bは、シート部5の下部で構成されている。
シート部5が本体部4に固定される構成は、特に限定されないが、固定部5bは、例えば塗布された接着剤によって、本体部4の側面4cに着脱可能に取り付けられていることが好ましい。なお、被包装物2(物品2a)が包装部3に包装されている状態においては、固定部5bの少なくとも一部が包装部3に覆われているため、シート部5(突出部5a)は、本体部4から取り外すことはできない。
そして、二つの物品2a,2aが上下方向D3に積まれているため、上の物品2aのシート部5と、下の物品2aのシート部5とは、重なっている。これにより、上の物品2aの突出部5aと、下の物品2aの突出部5aとは、重なっている。なお、下の物品2aの突出部5aは、上の物品2aの突出部5aよりも、外側に配置されている。
シート部5の機能は、特に限定されないが、シート部5は、例えば、POPラベルとしてもよい。斯かるシート部5においては、シート部5の少なくとも一部に、所望のデザインを表す意匠印刷(図示されていない)が施されている。
シート部5の形状は、特に限定されないが、本実施形態においては、シート部5は、矩形状に形成されている。シート部5の材質は、特に限定されないが、シート部5は、例えば、紙、合成紙、合成樹脂製シート、金属蒸着シート、発泡樹脂シート、又はこれらの積層体で形成されてもよい。シート部5の厚みは、特に限定されないが、シート部5は、例えば、30μm〜150μmの厚みを有してもよい。
包装部3は、筒状に形成されている。これにより、包装部3は、両側に開放部3a,3bを備えている。具体的には、包装部3は、上側に配置される上開放部(「第1開放部」ともいう)3aと、下側に配置される下開放部(「第2開放部」ともいう)3bとを備えている。上開放部3aは、上の物品2aの上面4aに配置されており、下開放部3bは、下の物品2aの下面4bに配置されている。
さらに、包装部3は、開放部3a,3bとは別の開口3cをさらに備えている。開口3cは、開放部3a,3bから離れており、開口3cの全周は、閉じられている。そして、突出部5aは、開口3cの内部に配置されており、開口3cを通過して外方に向けて突出している。これにより、包装部3が突出部5aから離れており、包装部3が突出部5aに掛かっていないため、突出部5aは、POPラベルのような柔らかいシート状であっても折れ曲がらない。しかも、包装部3は、被包装物2に密着している。
開口3cは、上の物品2aの上面4a及び側面4cに亘って配置されている。そして、開口3cは、本体部4の周方向に沿って延びている。また、開口3cは、周方向の両端に、角部3dを備えている。なお、角部3dは、開口3cの二つの縁線(直線又は曲線)が交差することによって、形成されている。
包装部3は、上開放部3aと開口3cとの間に、上の物品2aの上面4aを覆う帯状部3eを備えている。帯状部3eは、上開放部3aと開口3cとを区画している。そして、帯状部3eは、本体部4の上面4aの縁部から縁部に亘って延びている。
突出部5aと帯状部3eとの距離W1は、帯状部3eの幅寸法W2よりも、小さくなっている。具体的には、突出部5aと帯状部3eの中央部との距離W1は、帯状部3eの中央部の幅寸法W2よりも、小さくなっている。これにより、例えば、開口3cの存在が分かり難くなるため、包装体1の意匠性を向上させることができる。
包装部3は、被包装物2から外されるために切断される切断予定部3fを備えている。例えば、切断予定部3fは、ミシン目やハーフカット等で形成されている。そして、切断予定部3fは、包装部3の全長に亘って形成されている。具体的には、切断予定部3fは、上開放部3aから下開放部3bまで、延びている。なお、図1〜図3(図12も同様)においては、切断予定部3fは、一点鎖線で図示されている。
包装部3の少なくとも一部は、例えば、被包装物2を内視可能とするために、透明(無色透明又は有色透明)に形成されてもよい。反対に、包装部3の少なくとも一部は、例えば、被包装物2の情報などを表示するために、有色(有色不透明又は有色透明)に形成されてもよい。一例として、被包装物2に記載された表示が外国語(例えば、英語)であることに対して、包装部3に、それに対応する日本語が表示されていてもよい。
包装部3の厚みは、特に限定されないが、包装部3は、例えば、10μm〜200μmの厚みを有してもよい。なお、包装部3は、後述する筒状フィルム(図5及び図6参照)が所定温度(例えば、70℃〜100℃)で加熱されて熱収縮することで形成されている。
本実施形態に係る包装体1の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る包装部3を形成するための筒状フィルムについて、図5及び図6を参照しながら説明する。
図5においては、筒状フィルム6は、扁平状に折り畳まれた状態を、図示されている。例えば、筒状フィルム6は、保管されたり運搬されたりする際には、図5に示すように、扁平状に折り畳まれており、そして、筒状フィルム6は、被包装物2に装着される際には、図6に示すように、筒状にされる。
図5及び図6に示すように、筒状フィルム6は、両端が開放された筒状に形成されている。具体的には、筒状フィルム6は、両端が開放される筒状面6aと、両端を開放する開放部6b,6bとを備えている。また、筒状フィルム6は、開放部6b,6bとは別の開口6cをさらに備えている。
開口6cは、筒状面6a内に設けられている。これにより、開口6cは、開放部6b,6bから離れており、開口6cの全周は、閉じられている。また、開口6cは、筒状フィルム6の周方向に沿って延びている。なお、開口6cの構成は、特に限定されないが、本実施形態においては、開口6cは、直線状の切込線としている。そして、開口6cの端部6dは、点であって、幅(具体的には、筒状フィルム6の軸線方向の開口幅)を有していない。
筒状フィルム6の厚みは、特に限定されないが、筒状フィルム6は、例えば、10μm〜200μmの厚みを有してもよい。また、筒状フィルム6は、熱収縮性を有している。筒状フィルム6の材質は、特に限定されないが、例えば、筒状フィルム6は、所定温度(例えば、70℃〜100℃)で加熱されることによって熱収縮するように、熱収縮性の樹脂フィルムとすることができる。
筒状フィルム6を形成する樹脂フィルムとしては、例えば、ポリオレフィン系(例えば、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル系(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸等)、ポリビニル系(例えば、ポリアミド、エチレン酢酸ビニル共重合体等)、又は、ポリスチレン系の樹脂フィルムが挙げられる。
また、筒状フィルム6を形成する樹脂フィルムは、これらの樹脂を2種以上混合した樹脂混合物から形成されてもよく、同種又は異種の樹脂からなる層が積層されて形成されてもよい。積層方法としては、例えば、共押出法、ドライラミネート法、サンドラミネート法、タンデムラミネート法などが挙げられる。
熱収縮性の樹脂フィルムは、公知の製法で製膜し延伸処理することにより得ることができる。延伸処理は、通常、70〜100℃程度の温度で、一方向(筒状に形成した際における周方向)に2.0〜8.0倍、好ましくは3.0〜7.0倍程度で主延伸することにより行われる。さらに、フィルムの他方向(前記一方向と直交する方向であって、筒状に形成した際における軸方向)にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。得られたフィルムは、熱収縮性を有する一軸延伸フィルム又は主延伸方向と直交する方向にも延伸された二軸延伸フィルムとなる。
次に、本実施形態に係る包装体1の製造方法について、図6〜図8を参照しながら説明する。
まず、図6に示すように、被包装物2である物品2a,2aが上下方向D3に積まれ、筒状フィルム6が筒状にされる。そして、図7に示すように、筒状フィルム6が被包装物2に装着される。このとき、筒状フィルム6の開口6cの内部に、物品2aの突出部5aが挿入されている。そして、筒状フィルム6が、熱媒体(熱風、蒸気等)によって、加熱されることで、筒状フィルム6は、熱収縮し、図8に示すように、包装部3を構成する。
これにより、筒状フィルム6の開口6cが、包装部3の開口3cとなるため、包装部3が突出部5aに掛かることを防止することができる。したがって、突出部5aが折れ曲がることなく、包装部3が被包装物2に密着するように、突出部5aを有する複数の物品2aを包装部3で包装することができる。
このように、物品2aからシート部5を取り外すことなく、突出部5aを有する複数の物品2aを包装部3で包装することによって、複数の物品2aを結束することができる。これにより、例えば、物品2aからシート部5を取り外して、複数の物品2aを包装部3で結束した後に、包装部3にシート部5を取り付けるといった一連の作業を行う必要がない。
なお、筒状フィルム6の開放部6b,6bは、包装部3の開放部3a,3b(図8においては、上開放部3aのみ図示している)となり、筒状フィルム6の開口6cの端部6dは、包装部3の開口3cの角部3dとなっている。また、包装体1の製造方法は、斯かる方法に限られない。
以上より、本実施形態に係る包装体1は、突出部5aを有する被包装物2と、両側に開放部3a,3bを有する筒状に形成され、前記被包装物2を包装する包装部3と、を備え、前記包装部3は、前記開放部3a,3bから離れた開口3cをさらに少なくとも一つ(本実施形態においては一つ)備え、前記突出部5aは、前記開口3cの内部に配置される。
斯かる構成によれば、包装部3は、開放部3a,3bから離れる開口3cを備えており、突出部5aは、開口3cの内部に配置されている。これにより、包装部3を被包装物2に密着させることができる。
また、本実施形態に係る包装体1においては、前記被包装物2は、前記突出部5aを有する少なくとも一つ(本実施形態においては、二つ)の物品2aを備え、前記突出部5aは、シート状に形成される、という構成である。
斯かる構成によれば、物品2aの突出部5aは、開口3cの内部に配置されている。これにより、包装部3を物品2aに密着させることができる。
また、本実施形態に係る包装体1においては、前記少なくとも一つの物品2aは、上面4aを有する本体部4を備え、前記突出部5aは、前記上面4aの縁部から上方に突出し、一方の前記開放部3aは、前記上面4aに配置され、前記包装部3は、前記一方の前記開放部3aと前記開口3cとの間に、前記上面4aを覆う帯状部3eを備え、前記突出部5aと前記帯状部3eとの距離W1は、前記帯状部3eの幅寸法W2よりも、小さい、という構成である。
斯かる構成によれば、突出部5aと帯状部3eとの距離W1が、帯状部3eの幅寸法W2よりも、小さいため、本体部4の上面4aに配置される開口3cの寸法W1は、小さくなる。これにより、開口3cの存在を分かり難くすることができる。
また、本実施形態に係る包装体1の製造方法は、突出部5aを有する被包装物2が包装部3に包装される包装体1の製造方法であって、両端又は一端(本実施形態においては、両端)が開放される熱収縮性の筒状フィルム6の筒状面6a内に設けられる開口6cに、前記突出部5aが挿入されるように、前記筒状フィルム6を前記被包装物2に装着させることと、前記筒状フィルム6が前記包装部3を構成するように、前記筒状フィルム6を熱収縮させることと、を含む。
また、本実施形態に係る筒状フィルム6は、包装体1の製造方法に用いられる筒状フィルム6であって、前記筒状面6a内に、前記開口6c、及び、前記開口6cを形成するために切断される開口予定部、の少なくとも一つ(本実施形態においては、開口6cを一つ)を備える。
斯かる製造方法及び斯かる筒状フィルム6によれば、被包装物2の突出部5aが筒状フィルム6の開口6cの内部に挿入された後に、筒状フィルム6が加熱される。これにより、筒状フィルム6が熱収縮するため、筒状フィルム6は、被包装物2を包装する包装部3を構成する。したがって、包装部3を被包装物2に密着させることができる。
なお、包装体1、包装体1の製造方法及び筒状フィルム6は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、包装体1、包装体1の製造方法及び筒状フィルム6は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)包装体1においては、例えば、図9に示すように、包装部3は、開口3cよりも端側に、無色透明に形成される無色透明部3gと、無色透明部3gに隣接される意匠部3hとを備えている、という構成でもよい。そして、意匠部3hの少なくとも一部は、被包装物2の情報などを表示するために、有色(有色不透明又は有色透明)に形成されている。
斯かる構成によれば、無色透明部3gが、帯状部3eを含んでいるため、帯状部3eが、物品2aの本体部4の上面4aを覆っても、帯状部3eの存在を分かり難くすることができる。これにより、例えば、包装体1の意匠性を向上させることができる。なお、図9において、意匠部3hは、色塗りされて図示されており、無色透明部3gは、色塗りされずに図示されている。
なお、図9に係る包装部3を構成するための筒状フィルム6は、例えば、図10に示すように、開口6cよりも端側に、無色透明に形成される無色透明部6eと、無色透明部6eに隣接される意匠部6fとを備えている。そして、筒状フィルム6の無色透明部6e及び意匠部6fは、熱収縮されることによって、それぞれ包装部3の無色透明部3g及び意匠部3hとなる。なお、図10において、意匠部6fは、色塗りされて図示されており、無色透明部6eは、色塗りされずに図示されている。
(2)包装体1においては、例えば、物品2aがそれぞれ個別にも包装されている、という構成でもよい。具体的には、複数の物品2aは、それぞれ包装される個包装部を備えており、包装部3は、複数の物品2aを個包装部の上から包装する、という構成でもよい。なお、個包装部は、熱収縮性を有するフィルムを加熱して熱収縮することで形成されていてもよい。
(3)また、上記実施形態に係る包装体1においては、切断予定部3fは、上開放部3aから下開放部3bまで、延びている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図11及び図12に示すように、切断予定部3fは、開口3cの角部3dから延びる、という構成でもよい。
図11及び図12に係る包装体1においては、前記開口3cは、角部3dを備え、前記包装部3は、前記角部3dから延びる切断予定部3fを備える、という構成である。図11及び図12に係る切断予定部3fは、開口3cの角部3dから下開放部3bまで、延びている。
斯かる構成によれば、切断予定部3fが開口3cの角部3dから延びているため、開口3cの縁線に指を掛けて引くことによって、角部3dから切断予定部3fに沿って包装部3を切断することができる。これにより、被包装物2から包装部3を外すことを容易に行うことができる。
(4)また、上記実施形態に係る包装体1においては、突出部5aと帯状部3eとの距離W1は、帯状部3eの幅寸法W2よりも、小さい、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図11及び図12に示すように、突出部5aと帯状部3eとの距離W1は、帯状部3eの幅寸法W2よりも、大きい、という構成でもよい。具体的には、突出部5aと帯状部3eの中央部との距離W1は、帯状部3eの中央部の幅寸法W2よりも、大きい、という構成である。
斯かる構成によれば、突出部5aと帯状部3eとの距離W1が、帯状部3eの幅寸法W2よりも、大きいため、帯状部3eに指を掛けて引くことが容易になる。これにより、角部3dから切断予定部3fに沿って包装部3を切断することがさらに容易になる。このように、切断予定部3fが、開口3cの角部3dから延びる、という構成に対しては、図11及び図12に示すように、突出部5aと帯状部3eとの距離W1は、帯状部3eの幅寸法W2よりも、大きい、という構成が好ましい。
なお、切断予定部3fは、開口3cの角部3dから延びる、という構成で、且つ、突出部5aと帯状部3eとの距離W1は、帯状部3eの幅寸法W2よりも、小さい、という構成でもよい。また、突出部5aと帯状部3eとの距離W1は、帯状部3eの幅寸法W2よりも、大きい、という構成で、且つ、切断予定部3fは、上開放部3aから下開放部3bまで延びている、という構成でもよい。
(5)また、上記実施形態に係る包装体1においては、被包装物2は、物品2aを複数備えている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図13及び図14に示すように、被包装物2は、物品2aを一つ備えている、という構成でもよい。図13及び図14に係る物品2aにおいては、本体部4は、上下方向D3に亘って同じ径である同径部4dと、上方に向けて径が小さくなる縮径部4eとを備えている。
なお、図13及び図14に係る包装部3を構成するための筒状フィルム6においては、扁平状に折り畳まれた状態において、上記実施形態のように、開口6cが開口面積のない切込線であるという構成よりも、例えば、図15に示すように、開口6cは、開口面積を有する切欠であるという構成が好ましい。特に、開口6cの切欠は、包装部3になった際に、縮径部4eを覆う部分に、配置されていることが好ましい。
斯かる構成によれば、筒状フィルム6を熱収縮させる際に、同径部4dを覆う部分よりも、縮径部4eを覆う部分を大きく熱収縮させる必要があることに対して、縮径部4eを覆う部分の領域を小さくすることができる。これにより、例えば、包装部3となった際に、縮径部4eを覆う部分に皺等が入ることを抑制することができる。また、例えば、包装部3となった際に、縮径部4eを覆う包装部3の厚みが、同径部4dを覆う包装部3の厚みよりも、厚くなることを抑制することができる。
(6)また、上記実施形態に係る包装体1においては、複数の物品2aは、同じ形状である、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図16に示すように、複数の物品2aは、異なる形状である、という構成でもよい。
(7)また、上記実施形態に係る包装体1においては、突出部5aは、シート状に形成されている、という構成である。しかしながら、包装体1においては、斯かる構成に限られない。例えば、図16に示すように、突出部2bは、柱状に形成されている、という構成でもよい。図16に係る突出部2bは、所定の物品2aのうち、他の物品2a,2aよりも高い部分で構成されている。
(8)また、上記実施形態に係る包装体1においては、複数の物品2aの全ては、シート部5(突出部5a)を備えている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、複数の物品2aのうち一部のみが、シート部5(突出部5a)を備えている、という構成でもよい。
(9)また、上記実施形態に係る包装体1においては、複数の物品2aは、上下方向D3に並列されている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図16に示すように、複数の物品2aは、上下方向D3と横方向D1との両方に並列されている、という構成でもよい。また、例えば、図17及び図18に示すように、複数の物品2aは、横方向D2に並列されている、という構成でもよい。
(10)また、上記実施形態に係る包装体1においては、包装部3は、一つの開口3cを備えており、複数の突出部5aは、一つの開口3cの内部に配置されている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図17に示すように、包装部3は、複数の開口3cを備えており、複数の突出部5aは、それぞれ別の開口3cの内部に配置されている、という構成でもよい。
(11)また、上記実施形態に係る包装体1においては、シート部5は、本体部4と別体であって、本体部4に着脱可能に取り付けられている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図18に示すように、シート部5は、本体部4に着脱不能に取り付けられている、という構成でもよい。例えば、図18に示すように、シート部5は、本体部4と一体成形されている、という構成でもよい。図18に係るシート部5は、例えば、本体部4と同じ材質で形成されてもよい。
(12)また、上記実施形態に係る包装体1においては、固定部5bは、シート部5の下部で構成されており、本体部4の側面4cに固定されている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図18に示すように、固定部5bは、シート部5の下縁で構成されており、本体部4の上面4aに固定されている、という構成でもよい。
(13)また、上記実施形態に係る包装体1においては、突出部5aは、本体部4の上面4aの縁部から上方に突出する、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、突出部5aは、本体部4の上面4aの中央部から上方へ突出する、という構成でもよい。
(14)また、上記実施形態に係る包装体1においては、突出部5aは、本体部4から上方に突出する、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、突出部5aは、本体部4の側面4cから側方に突出し、包装部3の開口3cは、本体部4の側面4cに配置されている、という構成でもよい。
(15)また、上記実施形態に係る包装体1においては、包装部3は、突出部5aに掛かることを防止するために、突出部5aから離れている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、包装部3は、突出部5aに掛かっている、という構成でもよい。
(16)また、上記実施形態に係る筒状フィルム6は、両端が開放される、即ち、両端に開放部6b,6bを備える、という構成である。しかしながら、筒状フィルム6は、斯かる構成に限られない。例えば、図19に示すように、筒状フィルム6は、一端のみが開放される、即ち、一端のみに開放部6bを備える、という構成でもよい。
例えば、図19に係る筒状フィルム6の他端は、溶着されて閉塞されており、これにより、筒状フィルム6は、他端に、閉塞部6gを備えている。なお、筒状フィルム6の閉塞部6gは、図19に示すように、曲線状に形成されている、という構成に限られず、例えば、筒状フィルム6の閉塞部6gは、直線状に形成されている、という構成でもよい。
(17)また、上記実施形態に係る製造方法で製造される包装体1においては、包装部3は、両側に開放部3a,3bを備えている、という構成である。しかしながら、包装体1は、斯かる構成に限られない。例えば、図19に係る筒状フィルム6を用いて製造されることによって、図20に示すように、包装部3は、一方(下方)側にのみ開放部3bを備えている、という構成でもよい。
(18)また、上記実施形態に係る筒状フィルム6においては、開口6cの端部6dは、幅を有しない点である、という構成である。しかしながら、筒状フィルム6は、斯かる構成に限られない。例えば、図21及び図22に示すように、開口6cの端部6dは、幅(具体的には、筒状フィルム6の軸線方向の開口幅)を有する、という構成でもよい。図21に係る開口6cは、切欠であり、図22に係る開口6cは、切込線である。
(19)また、上記実施形態に係る筒状フィルム6は、筒状面6a内に開口6cを備えている、という構成である。しかしながら、筒状フィルム6は、斯かる構成に限られない。例えば、図23に示すように、筒状フィルム6は、筒状面6a内に、開口6cを形成するために切断される開口予定部6hを備えている、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、例えば、筒状フィルム6が被包装物2に装着される前に、開口予定部6hが切断されることによって、開口6cが筒状フィルム6の筒状面6a内に形成される。例えば、開口予定部6hは、ミシン目やハーフカット等で形成されている。なお、図23においては、開口予定部6hは、破線で図示されている。
(20)また、上記実施形態に係る筒状フィルム6においては、開口6cは、直線状の切込線である、という構成である。しかしながら、筒状フィルム6は、斯かる構成に限られない。例えば、開口6cは、曲線状の切込線である、という構成でもよい。
1…包装体、2…被包装物、2a…物品、2b…突出部、3…包装部、3a…上開放部、3b…下開放部、3c…開口、3d…角部、3e…帯状部、3f…切断予定部、3g…無色透明部、3h…意匠部、4…本体部、4a…上面、4b…下面、4c…側面、4d…同径部、4e…縮径部、5…シート部、5a…突出部、5b…固定部、6…筒状フィルム、6a…筒状面、6b…開放部、6c…開口、6d…端部、6e…無色透明部、6f…意匠部、6g…閉塞部、6h…開口予定部

Claims (6)

  1. 突出部を有する被包装物と、
    両側に開放部を有する筒状に形成され、前記被包装物を包装する包装部と、を備え、
    前記包装部は、前記開放部から離れた開口をさらに少なくとも一つ備え、
    前記突出部は、前記開口の内部に配置される、包装体。
  2. 前記被包装物は、前記突出部を有する少なくとも一つの物品を備え、
    前記突出部は、シート状に形成される、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記少なくとも一つの物品は、上面を有する本体部を備え、
    前記突出部は、前記上面の縁部から上方に突出し、
    一方の前記開放部は、前記上面に配置され、
    前記包装部は、前記一方の前記開放部と前記開口との間に、前記上面を覆う帯状部を備え、
    前記突出部と前記帯状部との距離は、前記帯状部の幅寸法よりも、小さい、請求項2に記載の包装体。
  4. 前記開口は、角部を備え、
    前記包装部は、前記角部から延びる切断予定部を備える、請求項1〜3の何れか1項に記載の包装体。
  5. 突出部を有する被包装物が包装部に包装される包装体の製造方法であって、
    両端又は一端が開放される熱収縮性の筒状フィルムの筒状面内に設けられる開口に、前記突出部が挿入されるように、前記筒状フィルムを前記被包装物に装着させることと、
    前記筒状フィルムが前記包装部を構成するように、前記筒状フィルムを熱収縮させることと、を含む、包装体の製造方法。
  6. 請求項5に記載の包装体の製造方法に用いられる筒状フィルムであって、
    前記筒状面内に、前記開口、及び、前記開口を形成するために切断される開口予定部、の少なくとも一つを備える、筒状フィルム。
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