JP2020040380A - 画像記録装置、画像記録方法およびプログラム - Google Patents

画像記録装置、画像記録方法およびプログラム Download PDF

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弘 徳丸
拓也 邑田
Takuya Murata
拓也 邑田
小池 孝尚
Takanao Koike
孝尚 小池
博之 木口
Hiroyuki Kiguchi
博之 木口
祐司 田中
Yuji Tanaka
祐司 田中
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Abstract

【課題】回復処理におけるインクの消費量を抑制することができる画像記録装置、画像記録方法およびプログラムを提供する。【解決手段】記録ヘッドのノズルからインクを吐出して通常印刷モードで画像を印字媒体へ印字する画像記録装置であって、ノズルの吐出不良を解消する印字パターンで記録ヘッドに印字させるメンテナンス印字処理を行うメンテナンスモードに動作モードを設定する動作モード設定部と、動作モード設定部によりメンテナンスモードに設定された場合、メンテナンス印字処理を実行するメンテナンス制御部と、を備え、メンテナンス制御部は、メンテナンスモードでの印字中に所定の事象を検知することにより、メンテナンス印字処理を強制終了させる。【選択図】図5

Description

本発明は、画像記録装置、画像記録方法およびプログラムに関する。
昨今、ノートPC(Personal Computer)の小型化、およびスマートフォンに代表されるスマートデバイスの急激な普及により、プリンタにおいても、小型化および携帯化が大きな要望の一つとして挙げられており、紙搬送機構を削除し、紙等の印字媒体上を人の手で走査しながらインクを塗布するハンドヘルドプリンタが既に知られている。ハンドヘルドプリンタは、画像データ出力する機器(例えば、スマートフォン等のスマートデバイスまたはPC等)から画像データを受信し、印字媒体(例えば、ノートまたは定型用紙等)上を平面状に自由に(フリーハンドで)走査し、画像を形成(記録)する。
このようなハンドヘルドプリンタでは、インク吐出ヘッドのノズルには印字の指令があった場合にすぐに印字が実行できるように、常にインクが満たされており、インクは空気にされされている。そのため、長時間吐出が行われないノズルのインクは、水分等の揮発成分の蒸発により粘度が増加し、ノズルの目詰まり、またはインク不吐出等の原因となることがある。そこで、従来、このようなインクの吐出不良および不吐出(吐出不良に含まれる)を解消するために、増粘したインクを定期的に強制吐出(空吐出、予備吐出)または吸引を行ったり、メンテナンス印字を行う等の回復処理が行われている。また、メンテナンス印字においては、ノズルの目詰まりの状態、および回復処理による回復具合を確認するために、チェックパターンの印字が行われている。特に、ハンドヘルドプリンタでは、強制吐出および吸引を行うための機構および動作箇所が備えられていないので、インクの吐出不良および不吐出を解消するためには、メンテナンス印字を行うことが主要な方策となる。
上述のような、回復処理が行われる画像形成装置として、記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドであって、予め設定された所定の吐出条件で液滴を吐出する複数のノズルと、所定の吐出条件で吐出を行う複数のノズルからの液滴吐出状態を検出する吐出検出手段と、吐出検出手段の検出結果に基づき画像記録を行う複数のノズルに対する回復処理を行う時期を制御する回復制御手段と、を備えるものが開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、強制吐出またはメンテナンス印字等の回復処理の動作途中でノズルの目詰まり等が回復したとしても、一連の回復処理は最後のまで継続されるため、インクの消費が余分に行われてしまうという問題がある。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、回復処理におけるインクの消費量を抑制することができる画像記録装置、画像記録方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記録ヘッドのノズルからインクを吐出して通常印刷モードで画像を印字媒体へ印字する画像記録装置であって、前記ノズルの吐出不良を解消する印字パターンで前記記録ヘッドに印字させるメンテナンス印字処理を行うメンテナンスモードに動作モードを設定する動作モード設定部と、前記動作モード設定部により前記メンテナンスモードに設定された場合、前記メンテナンス印字処理を実行するメンテナンス制御部と、を備え、前記メンテナンス制御部は、前記メンテナンスモードでの印字中に所定の事象を検知することにより、前記メンテナンス印字処理を強制終了させることを特徴とする。
本発明によれば、回復処理におけるインクの消費量を抑制することができる。
図1は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタの外観斜視図である。 図2は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタを用いた印字走査の状態を説明する図である。 図3は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタの制御部の構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタの印字動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタのメンテナンス印字処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、メンテナンス印字処理用の印字パターンの一例を示す図である。 図9は、メンテナンス印字処理用の印字パターンの一例を示す図である。 図10は、メンテナンス印字処理用の印字パターンの一例を示す図である。
以下に、図1〜図10を参照しながら、本発明に係る画像記録装置、画像記録方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(ハンドヘルドプリンタの外観構成)
図1は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタの外観斜視図である。図1を参照しながら、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1の外観構成について説明する。
図1(a)に示すように、ハンドヘルドプリンタ1は、上部ユニット2と、下部ユニット3と、を備えている。
上部ユニット2は、内部に制御ボードを搭載しており、上面には、各種操作を行うための操作ボタン5、および、ハンドヘルドプリンタ1の動作状態等を表示するLED(Light Emitting Diode)8を有する。
操作ボタン5は、通常の印字動作、および、後述するメンテナンス印字処理の実行等の操作を行うためのボタンである。LED8は、ハンドヘルドプリンタ1の動作状態として、例えば、通常の印字動作中である旨、画像データを受信中である旨、および、メンテナンス印字処理中である旨等を表示する発光素子である。
下部ユニット3は、インクを吐出する記録ヘッド(後述)を搭載している。また、下部ユニット3は、さらに、ハンドヘルドプリンタ1の本体を左右方向(走査方向)への移動を補助するガイドコロ4と、一方側の側面に設けられたガイド部材7と、を備えている。
ガイド部材7は、印字動作時に、印字媒体上で印字される領域を把握するための部材である。図1(a)では、ガイド部材7は、側面から解放された状態が示されている。ガイド部材7を用いて印字される領域を把握するためには、図1(a)に示すような解放状態にしておき、使用しないときには、ヒンジとなっているガイド部材7の下方端を中心に回動させて本体の側面に収納させる。
また、ハンドヘルドプリンタ1は、図1(b)に示すように、下部ユニット3の下面において開口された開口部6を有する。後述する記録ヘッドから吐出されたインクは、開口部6より用紙等の印字媒体上に至り、画像形成(画像記録)が行われる。図1(b)に示すように、ガイド部材7は、開口部6の走査方向の延長線上に位置し、ハンドヘルドプリンタ1の長手方向のガイド部材7の幅Lは、開口部6の同方向の幅と略同一となっている。これによって、印字動作中に、ハンドヘルドプリンタ1を走査方向(ハンドヘルドプリンタ1の短手方向)に走査する場合、ガイド部材7の位置が目安に、印字領域を把握することができる。なお、ガイド部材7は、例えば、色が透明であるものとしてもよい。これによって、印字動作時に、解放状態のガイド部材7の下側にある印字媒体上の印字状態を確認することができる。
(ハンドヘルドプリンタによる印字走査)
図2は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタを用いた印字走査の状態を説明する図である。図2を参照しながら、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1を持ったユーザによるフリーハンドによる印字走査について説明する。
図2に示すように、ハンドヘルドプリンタ1は、まず、印字媒体20へ印字するための画像データを、外部機器10から受信する。ユーザは、ハンドヘルドプリンタ1の操作ボタン5を走査することによって、印字媒体20上における初期位置を定めて、印字動作を開始する。ハンドヘルドプリンタ1は、印字媒体20における初期位置が定められることによって、当該初期位置を基準として、画像データの印字媒体20上の印字位置を把握することができる。さらに、ハンドヘルドプリンタ1は、後述するように、加速度センサまたはジャイロセンサ等で構成されるナビゲーションセンサを搭載しているので、初期位置からの自身の位置および姿勢を認識することが可能である。したがって、図2に示すように、ユーザがハンドヘルドプリンタ1を印字媒体20上でフリーハンドにより走査を行った場合、ハンドヘルドプリンタ1は、ナビゲーションセンサからの位置および姿勢の情報に基づいて、記録ヘッドの各ノズルの位置を算出し続けるので、印字媒体20上の各位置で、画像データのどの部分をどのノズルから印字すればよいかを特定することができる。よって、ユーザは、ハンドヘルドプリンタ1を印字媒体20上でフリーハンドにより自由な方向に走査することによって、当該印字媒体20上に画像データに基づく画像を印字することができる。
(ハンドヘルドプリンタのハードウェア構成)
図3は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタのハードウェア構成の一例を示す図である。図4は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタの制御部の構成の一例を示す図である。図3および図4を参照しながら、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1のハードウェア構成について説明する。
ハンドヘルドプリンタ1は、印字媒体20に画像を形成する画像記録装置の一例である。ハンドヘルドプリンタ1は、制御部101によって全体の動作が制御される。図3に示すように、制御部101は、ROM(Read Only Memory)102a、DRAM(Dynamic Random Access Memory)102b、記録ヘッド駆動回路103、通信I/F105、ナビゲーションセンサ106a、ジャイロセンサ106b、およびOPU(Operation Panel Unit)107が電気的に接続されている。また、ハンドヘルドプリンタ1は電力により駆動されるため、電源108と電源回路109とを有している。電源回路109が生成する電力は、点線108aで示す配線等により、制御部101、ROM102a、DRAM102b、記録ヘッド駆動回路103、記録ヘッド104、通信I/F105、ナビゲーションセンサ106a、ジャイロセンサ106b、およびOPU107に供給されている。
電源108は、主に電池(バッテリ)である。太陽電池、商用電源(交流電源)、または燃料電池等が用いられてもよい。電源回路109は、電源108が供給する電力をハンドヘルドプリンタ1の各部に分配する。また、電源回路109は、電源108の電圧を各部に適した電圧に降圧または昇圧する。また、電源108が充電可能な電池である場合、電源回路109は、交流電源の接続を検出して電池の充電回路に接続し、電源108の充電を可能にする。
通信I/F105は、スマートフォンまたはPC等の外部機器10から画像データの受信等を行う。通信I/F105は、例えば無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、赤外線、3G(携帯電話)、またはLTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した通信装置である。また、このような無線通信の他、有線LAN、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等を用いた有線通信に対応した通信装置であってもよい。
ROM102aは、ハンドヘルドプリンタ1のハードウェア制御を行うファームウェア、記録ヘッド104の駆動波形データ(インクを吐出するための電圧変化を規定するデータ)、およびハンドヘルドプリンタ1の初期設定データ等を格納している。
DRAM102bは、通信I/F105が受信した画像データを記憶したり、ROM102aから展開されたファームウェアを格納したりするために使用される。したがって、図4に示すCPU(Central Processing Unit)33がファームウェアを実行する際のワークメモリとして使用される。
ナビゲーションセンサ106aは、所定のサイクル時間ごとにハンドヘルドプリンタ1の移動量を検出するセンサである。ナビゲーションセンサ106aは、例えば、発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))またはレーザ等の光源と、印字媒体20を撮像する撮像センサとを有している。ハンドヘルドプリンタ1が印字媒体20上を走査されると、印字媒体20の微小なエッジが次々に検出され(撮像され)エッジ間の距離を解析することで移動量が得られる。本実施形態では、ナビゲーションセンサ106aは、ハンドヘルドプリンタ1の底面に1つだけ搭載されている。従来は2つであった。ただし、説明のためナビゲーションセンサ106aが2つあるハンドヘルドプリンタ1について説明する場合がある。なお、ナビゲーションセンサ106aとして、さらに多軸の加速度センサを用いてもよく、ハンドヘルドプリンタ1は加速度センサのみでハンドヘルドプリンタ1の移動量を検出してもよい。
ジャイロセンサ106bは、印字媒体20に垂直な軸を中心にハンドヘルドプリンタ1が回転した際の角速度を検出するセンサである。詳細は後述する。
OPU107は、ハンドヘルドプリンタ1の状態を表示するLED、およびユーザがハンドヘルドプリンタ1に画像形成を指示するためのスイッチ等を有している。OPU107は、例えば図1に示す操作ボタン5およびLED8に対応する。ただし、これに限定するものではなく、液晶ディスプレイを有していてもよく、さらにタッチパネルを有していてもよい。また、音声入力機能を有していてもよい。
記録ヘッド駆動回路103は、上述の駆動波形データを用いて、記録ヘッド104を駆動するための駆動波形(電圧)を生成する。記録ヘッド駆動回路103は、インクの液滴のサイズ等に応じた駆動波形を生成できる。
記録ヘッド104は、インクを吐出するためのヘッドである。図3では、CMYKの4色のインクを吐出可能になっているが、単色でもよく5色以上の吐出が可能でもよい。記録ヘッド104には、各色ごとに一列(二列以上でもよい)に列状に並んだ複数のインク吐出用のノズルが配置されている。また、インクの吐出方式は、ピエゾ方式でもサーマル方式でもよく、この他の方式でもよい。記録ヘッド104は、ノズルから液体を吐出・噴射する機能部品である。吐出される液体は、記録ヘッド104から吐出可能な粘度および表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30[mPa・s]以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、等を含む溶液、懸濁液、エマルジョン等であり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
制御部101は、図4に示すCPU33を有し、ハンドヘルドプリンタ1の全体を制御する。制御部101は、ナビゲーションセンサ106aにより検出される移動量およびジャイロセンサ106bにより検出される角速度を元に、記録ヘッド104の各ノズルの位置、該位置に応じて形成する画像の決定、後述する吐出ノズル可否判定等を行う。制御部101についての詳細は、図4で後述する。
制御部101は、図4に示すように、SoC(System on a Chip)50と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)/FPGA(Field−Programmable Gate Array)40と、を有している。SoC50およびASIC/FPGA40は、バス46、47を介して通信する。ASIC/FPGA40は、どちらの実装技術で設計されてもよいことを意味し、ASIC/FPGA40以外の他の実装技術で構成されてよい。また、SoC50とASIC/FPGA40とを別のチップにすることなく1つのチップまたは基板で構成してもよい。あるいは、3つ以上のチップまたは基板で実装してもよい。
SoC50は、バス47を介して接続されたCPU33、位置算出回路34、メモリCTL(コントローラ)35、および、ROM CTL(コントローラ)36等の機能を有している。なお、SoC50が有する構成要素はこれらに限られない。
また、ASIC/FPGA40は、バス46を介して接続されたImage RAM37、DMAC(Direct Memory Access Controller)38、回転器39、割込みコントローラ41、ナビゲーションセンサI/F42、印字/センサタイミング生成部43、記録ヘッド制御部44およびジャイロセンサI/F45を有している。なお、ASIC/FPGA40が有する構成要素はこれらに限られない。
CPU33は、ROM102aからDRAM102bに展開されたファームウェア(プログラム)等を実行し、SoC50内の位置算出回路34、メモリCTL35、および、ROM CTL36の動作を制御する。また、ASIC/FPGA40内のImage RAM37、DMAC38、回転器39、割込みコントローラ41、ナビゲーションセンサI/F42、印字/センサタイミング生成部43、記録ヘッド制御部44およびジャイロセンサI/F45等の動作を制御する。
位置算出回路34は、ナビゲーションセンサ106aが検出するサンプリング周期ごとの移動量及びジャイロセンサ106bが検出するサンプリング周期ごとの角速度に基づいてハンドヘルドプリンタ1の位置(座標情報)を算出する。ハンドヘルドプリンタ1の位置とは、厳密にはノズル61の位置であるが、ナビゲーションセンサ106aのある位置が分かればノズル61の位置を算出できる。また、位置算出回路34は、目標吐出位置を算出する。なお、位置算出回路34をCPU33がソフト的に実現してもよい。
ナビゲーションセンサ106aの位置は、後述するように、例えば所定の原点(画像形成が開始される時のハンドヘルドプリンタ1の初期位置)を基準に算出されている。また、位算出回路34は、過去の位置と最も新しい位置との差に基づいて、移動方向および加速度を推定し、例えば次回の吐出タイミングにおけるナビゲーションセンサ106aの位置を予測する。こうすることで、ユーザの走査に対する遅れを抑制してインクを吐出できる。
メモリCTL35は、DRAM102bとのインタフェースであり、DRAM102bに対しデータを要求し、取得したファームウェアをCPU33に送出したり、取得した画像データをASIC/FPGA40に送出したりする。
ROM CTL36は、ROM102aとのインタフェースであり、ROM102aに対しデータを要求し、取得したデータをCPU33およびASIC/FPGA40に送出する。
回転器39は、DMAC38が取得した画像データを、インクを吐出するヘッド、ヘッド内のノズル位置、および、取り付け誤差等によるヘッド傾きに応じて回転させる。DMAC38は、回転後の画像データを記録ヘッド制御部44へ出力する。
Image RAM37は、DMAC38が取得した画像データを一時的に格納する。すなわち、Image RAM37には、ある程度の画像データがバッファリングされ、ハンドヘルドプリンタ1の位置に応じて読み出される。
記録ヘッド制御部44は、画像データ(ビットマップデータ)にディザ処理等を施して大きさと密度で画像を表す点の集合に画像データを変換する。これにより、画像データは、吐出位置と点のサイズのデータとなる。記録ヘッド制御部44は、点のサイズに応じた制御信号を記録ヘッド駆動回路103に出力する。記録ヘッド駆動回路103は、上述のように制御信号に対応した駆動波形データを用いて、駆動波形(電圧)を生成する。
ナビゲーションセンサI/F42は、ナビゲーションセンサ106aと通信し、ナビゲーションセンサ106aからの情報として移動量を受信し、その値を内部レジスタに格納する。
印字/センサタイミング生成部43は、ナビゲーションセンサI/F42およびジャイロセンサI/F45が情報を読み取るタイミングを通知し、記録ヘッド制御部44に駆動タイミングを通知する。情報を読み取るタイミングの周期は、インクの吐出タイミングの周期よりも長い。記録ヘッド制御部44は、吐出ノズル可否判定を行い、インクを吐出すべき目標吐出位置があればインクを吐出し、目標吐出位置がなければ吐出しないと判定する。
ジャイロセンサI/F45は、印字/センサタイミング生成部43により生成されたタイミングになるとジャイロセンサ106bが検出する角速度を取得してその値をレジスタに格納する。
割込みコントローラ41は、ナビゲーションセンサI/F42がナビゲーションセンサ106aとの通信が完了したことを検知して、SoC50へそれを通知するための割込み信号を出力する。CPU33は、この割込みにより、ナビゲーションセンサI/F42が内部レジスタに記憶する移動量を取得する。その他、エラー等のステータス通知機能も有する。ジャイロセンサI/F45に関しても同様に、割込みコントローラ41は、SoC50に対し、ジャイロセンサ106bとの通信が終了したことを通知するための割込み信号を出力する。
(ハンドヘルドプリンタの機能ブロックの構成)
図5は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1の機能ブロックの構成について説明する。
図5に示すように、ハンドヘルドプリンタ1は、第1取得部201と、印字制御部202と、第2取得部203と、姿勢位置算出部204と、第3取得部205と、浮き検知部206と、メンテナンス制御部207と、メンテナンス切替判定部208と、モード切替部209(動作モード設定部)と、メンテナンス終了判定部210と、モード遷移判定部211と、パターン変更部212と、通信部213と、操作部214と、表示制御部215と、表示部216と、記憶部217と、を有する。
第1取得部201は、外部機器10から通信部213を介して、印刷ジョブ(画像データ)、およびメンテナンス印字処理に用いる印字パターンデータを取得する機能部である。また、第1取得部201は、記憶部217に記憶された印字パターンデータを取得するものとしてもよい。
印字制御部202は、記録ヘッド駆動回路103の動作を制御して、記録ヘッド104に印字動作を行わせる機能部である。また、印字制御部202は、印字される画像データの印字媒体20上の印字位置と、記録ヘッド104の各ノズルの位置とが所定の条件を満たす場合、当該印字位置にインクを吐出するように、記録ヘッド駆動回路103に対してタイミング信号を送り、記録ヘッド104の対象ノズルからインクを吐出させる。
第2取得部203は、ナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bにより検出されたハンドヘルドプリンタ1の姿勢および位置の情報(以下、単に、姿勢位置情報と称する場合がある)を取得する機能部である。
姿勢位置算出部204は、第2取得部203により取得されたナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bの姿勢位置情報から、記録ヘッド104の各ノズルの位置を算出する機能部である。姿勢位置算出部204で各ノズルの姿勢および位置を算出することができるのは、ナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bと、各ノズルとの相対的な位置関係が既知であることによる。
第3取得部205は、姿勢位置算出部204により算出されたノズルの位置に対応する、画像データにおける周辺画像を取得する機能部である。
浮き検知部206は、第2取得部203により取得されるナビゲーションセンサ106aの姿勢位置情報によって、ハンドヘルドプリンタ1が印字媒体20から浮いた状態になったか否かを検知する機能部である。具体的には、浮き検知部206は、例えば、第2取得部203により取得された姿勢位置情報に基づいて、印字媒体20上の位置から、ハンドヘルドプリンタ1(ナビゲーションセンサ106a)の位置までの距離が所定の距離以上となった場合に、ハンドヘルドプリンタ1が浮いた状態になったことを検知する。
メンテナンス制御部207は、モード切替部209によりハンドヘルドプリンタ1の動作モードがメンテナンス印字処理を行うためのメンテナンスモードに切り替えられた状態で、ユーザによりハンドヘルドプリンタ1が印字媒体20上の走査が開始された場合に、メンテナンス印字処理を実行する機能部である。また、メンテナンス制御部207は、メンテナンス印字処理中に、ユーザによる操作部214への操作入力に基づくイベントが、メンテナンス終了判定部210により強制終了を示すイベントであると判定された場合、メンテナンス印字処理を中断する。ここで、強制終了とは、メンテナンス印字処理を途中で終了させることを示す。また、メンテナンス制御部207は、メンテナンス印字処理中に、ユーザに把持されたハンドヘルドプリンタ1が浮き検知部206により印字媒体20から浮いたことが検知されたことによって、メンテナンス終了判定部210により強制終了が必要であることが判定された場合、メンテナンス印字処理を中断する。ここで、メンテナンス印字処理とは、印字媒体20に、記録ヘッド104から印字パターンデータに基づく印字パターン(回復用パターン、確認用パターン等)でインクを強制吐出させることにより、インクの吐出不良および不吐出を解消する回復処理である。なお、メンテナンス印字処理の具体的な動作の流れは、図7で後述する。
メンテナンス切替判定部208は、メンテナンスモードへ遷移してメンテナンス印字処理を行うか否かを判定する機能部である。具体的には、メンテナンス切替判定部208は、ユーザによる操作部214へのメンテナンスモードへ遷移するための操作入力のイベント、または、外部機器10から通信部213を介してメンテナンスモードへの遷移指令を受信したイベントを検知した場合、メンテナンスモードへ遷移してメンテナンス印字処理を行うものと判定する。
モード切替部209は、ハンドヘルドプリンタ1の動作モードを切り替える機能部である。モード切替部209は、たとえば、所定の条件に基づいて、ハンドヘルドプリンタ1の動作モードを、印刷ジョブの印字を行うための通常印刷モードから、メンテナンスモードに設定したり、逆に、メンテナンスモードから通常印刷モードに設定する。
メンテナンス終了判定部210は、メンテナンス印字処理の終了を判定する機能部である。具体的には、メンテナンス終了判定部210は、メンテナンス印字処理中に、ユーザによる操作部214への強制終了をするための操作入力のイベント、または、ユーザに把持されたハンドヘルドプリンタ1が浮き検知部206により印字媒体20から浮いたことが検知されたイベントを検知した場合、メンテナンス印字処理の強制終了が必要であると判定する。また、メンテナンス終了判定部210は、メンテナンス印字処理が正常に完了したイベントを検知した場合、メンテナンス印字処理が正常終了したことを判定する。
モード遷移判定部211は、メンテナンス印字処理が正常終了または強制終了した場合に、ハンドヘルドプリンタ1の動作モードを、メンテナンスモードから通常印刷モードに設定する(遷移させる)か、または、メンテナンスモードのままとしメンテナンス印字処理を継続するかを判定する機能部である。
具体的には、モード遷移判定部211は、メンテナンス印字処理が正常終了または強制終了した場合、ユーザにより操作部214へのメンテナンス印字処理を継続するための操作入力がされたとき、動作モードをメンテナンスモードのままとして、メンテナンス印字処理を継続する。この場合、メンテナンス印字処理が正常終了した場合において、モード遷移判定部211がメンテナンス印字処理を継続すると判定した場合、メンテナンス制御部207は、メンテナンス印字処理を新たに実行するものとすればよい。また、メンテナンス印字処理が強制終了した場合において、モード遷移判定部211がメンテナンス印字処理を継続すると判定した場合、メンテナンス制御部207は、メンテナンス印字処理を強制終了、すなわち中断した時点から当該処理を継続するものとしてもよく、または、メンテナンス印字処理を新たに実行するものとしてもよい。
一方、モード遷移判定部211は、メンテナンス印字処理が正常終了または強制終了した場合、ユーザにより操作部214へのメンテナンスモードを抜けるための操作入力がされたとき、動作モードをメンテナンスモードから通常印刷モードに設定する(遷移させる)ものと判定し、モード切替部209は、メンテナンスモードから通常印刷モードに設定する(遷移させる)。
なお、モード遷移判定部211は、メンテナンス印字処理が正常終了または強制終了した場合、メンテナンスモードから抜けることが意図されているものと判断し、動作モードをメンテナンスモードから通常印刷モードに自動的に設定すると判定するものとしてもよい。これによって、ユーザは通常印刷モードに設定する操作を行うことなく、通常の印字動作を行うことができる。
また、モード遷移判定部211は、メンテナンス印字処理が強制終了した場合のみ、メンテナンスモードから抜けることが意図されているものと判断し、動作モードをメンテナンスモードから通常印刷モードに自動的に切り替えると判定し、正常終了した場合には、メンテナンスモードから抜けるため操作等が行われた場合に、通常印刷モードに遷移するものとしてもよい。これによって、途中中断せずに、メンテナンス印字処理が完了した場合は、インクの吐出不良および不吐出の解消が不十分である可能性があるため、続けてメンテナンス印字処理が実行できるようにすることで、ユーザの操作の手間を少なくすることができる。
また、メンテナンス印字処理が正常終了または強制終了した場合、モード遷移判定部211がメンテナンスモードから通常印刷モードへ遷移すると判定する条件を、ユーザのより設定可能であるものとしてもよい。これによって、ユーザの使い方からノズルの目詰まりの度合いが想定できる場合に、ユーザが事前に設定を切り替えることで、ユーザの操作の手間を少なくすることができる。
パターン変更部212は、メンテナンス印字処理に用いる印字パターンを変更する機能部である。具体的には、パターン変更部212は、ユーザによる操作部214への印字パターンの切り替え操作により、印字パターンを変更する。この場合、ユーザは、記憶部217に記憶されている複数の印字パターンのうちいずれかを選択して切り替える操作を行ってもよい。または、パターン変更部212は、外部機器10から通信部213を介して受信した印字パターンデータにより、印字パターンを変更するものとしてもよい。これによって、ユーザの使い方からノズルの目詰まり度合い等が変わるところ、ユーザにより印字パターンを選択することにより、メンテナンス印字処理で消費するインクの消費量を抑えることができる。
通信部213は、外部機器10との間でデータ通信を行うための機能部である。通信部213は、例えば、外部機器10から、印刷ジョブ(画像データ)、メンテナンス印字処理の実行指令、および変更する印字パターンデータ等を受信する。また、通信部213は、通常の印字動作およびメンテナンス印字処理の動作状態の情報、現在の動作モードの情報、記録ヘッド104のインクの残量情報、およびハンドヘルドプリンタ1の異常を示す情報等を、外部機器10へ送信する。通信部213は、例えば、図3に示す通信I/F105、および、制御部101により実行される動作プログラムによって実現される。
操作部214は、ユーザの操作入力を受け付ける機能部である。操作部214は、図3に示すOPU107(操作ボタン5等)によって実現される。
表示制御部215は、表示部216の表示動作を制御する機能部である。
表示部216は、表示制御部215の制御に従って、ハンドヘルドプリンタ1の動作状態等を表示する機能部である。表示部216は、例えば、ハンドヘルドプリンタ1の動作状態として、例えば、通常の印字動作中である旨、画像データを受信中である旨、および、メンテナンス印字処理中である旨等を表示する。表示部216は、図3に示すOPU107(LED8等)によって実現される。
記憶部217は、上述の動作プロうグラム、各デバイスを制御するファームウェア、記録ヘッド104を駆動するための駆動波形データ、外部機器10から受信した印刷ジョブ(画像データ)、および、後述するメンテナンス印字処理で印字する印字パターンデータ等を記憶する機能部である。記憶部217は、図3に示すDRAM102bによって実現される。
上述の第1取得部201、印字制御部202、第2取得部203、姿勢位置算出部204、第3取得部205、浮き検知部206、メンテナンス制御部207、メンテナンス切替判定部208、モード切替部209、メンテナンス終了判定部210、モード遷移判定部211、パターン変更部212および表示制御部215は、図3に示す制御部101により実行される動作プログラムによって実現される。なお、これらの機能部の一部または全部は、ソフトウェアである動作プログラムではなく、ASIC/FPGA40によって実現されるものとしてもよい。
なお、図5に示す各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5において独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図5において1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(ハンドヘルドプリンタの印字動作)
図6は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタの印字動作の一例を示すフローチャートである。図6を参照しながら、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1の通常の印字動作の流れについて説明する。
<ステップS101>
まず、ユーザは、ハンドヘルドプリンタ1の電源ボタンを押下する。なお、電源ボタンは、図1に示す操作ボタン5のいずれかであってもよい。そして、ステップS102へ移行する。
<ステップS102>
ハンドヘルドプリンタ1の各デバイスは、バッテリ108から電源回路109を介して、電力供給される。そして、ステップS103へ移行する。
<ステップS103>
制御部101、ナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106b等の各デバイスは、初期化を実行して立ち上げを行う。そして、ステップS104へ移行する。
<ステップS104>
制御部101、ナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106b等の各デバイスの初期化が完了した場合(ステップS104:Yes)、ステップS105へ移行し、まだ初期化が完了していない場合、完了するまで待機する。
<ステップS105>
初期化が完了した場合、表示部216は、例えば、LED8の点灯等によって、初期化が完了して印字動作が可能な状態であることを表示する。そして、ステップS108へ移行する。
<ステップS106、S107>
ユーザは、外部機器10を操作し、印字対象の画像データ(印字画像)(例えば、TIFF(Tagged Image File Format)形式のデータ、またはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式のデータ等)を選択する。そして、ユーザは、選択した画像データ(印字画像)を印刷ジョブとして印字動作の実行操作を行う。そして、印刷ジョブは、外部機器10からハンドヘルドプリンタ1へ送信される。そして、ステップS108へ移行する。
<ステップS108>
通信部213によって外部機器10から印刷ジョブ(印字画像、画像データ)が受信されている場合、表示部216は、例えば、LED8の点滅等によって、印刷ジョブの受信状態であることを表示する。第1取得部201は、通信部213により受信された印刷ジョブを取得する。そして、ステップS111へ移行する。
<ステップS109、S110>
ユーザは、ハンドヘルドプリンタ1を把持し、印字媒体20上で印字画像を印字するための初期位置を決定する。そして、ユーザは、操作部214への印字開始のための操作入力(例えば、印字開始に相当するボタンの押下)を行う。そして、ステップS111、およびS113へ移行する。
<ステップS111>
第1取得部201により印刷ジョブが取得されると、第2取得部203は、ナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bにより検出されたハンドヘルドプリンタ1の姿勢位置情報を取得する。そして、ステップS112へ移行する。
<ステップS112>
第2取得部203は、取得した姿勢位置情報を初期位置として、記憶部217に格納する。そして、ステップS114へ移行する。
<ステップS113>
ユーザは、ハンドヘルドプリンタ1を把持し、印字媒体20上で印字画像を印字するための初期位置を決定した後、フリーハンドによる走査を開始する。
<ステップS114>
第2取得部203により初期位置としての姿勢位置情報が取得された後、制御部101は、ナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bにより検出された姿勢位置情報を取得するタイミングを取るための時間計測を開始する。そして、ステップS115へ移行する。
<ステップS115>
制御部101により計測されている時間がナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bの姿勢位置情報を取得(リード)するタイミングとなった場合(ステップS115:Yes)、ステップS116へ移行し、取得するタイミングでない場合は当該タイミングとなるまで待機する。
<ステップS116、S117>
制御部101により計測されている時間がナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bの姿勢位置情報を取得(リード)するタイミングとなった場合、第2取得部203は、ナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bにより検出されたハンドヘルドプリンタ1の姿勢位置情報を取得して、現在の姿勢位置情報として記憶部217に格納する。なお、ナビゲーションセンサ106aから検出される情報が移動量である場合には、前回の姿勢および位置に対して、検出された移動量を加味することによって現在の姿勢位置情報が求まる。そして、ステップS118へ移行する。
<ステップS118、S119>
姿勢位置算出部204は、第2取得部203により取得されたナビゲーションセンサ106aおよびジャイロセンサ106bの現在の姿勢位置情報から、記録ヘッド104の各ノズルの位置を算出する。そして、第3取得部205は、姿勢位置算出部204により算出されたノズルの位置に対応する、印刷ジョブの画像データにおける周辺画像を取得する。そして、ステップS120へ移行する。
<ステップS120、S121>
印字制御部202は、印字される画像データの印字媒体20上の印字位置と、姿勢位置算出部204により算出された記録ヘッド104の各ノズルの位置と比較する。そして、その比較の結果、双方の位置が所定の条件(吐出条件)を満たす場合(ステップS121:Yes)、ステップS122へ移行し、当該条件を満たさない場合(ステップS121:No)、ステップS115へ戻る。ここで、所定の条件(吐出条件)とは、例えば、双方の位置が一致したかどうか、または、双方の位置が一致しているとみなせるほど近接したかどうかの条件である。
<ステップS122>
印字制御部202は、印字される画像データの印字媒体20上の印字位置と、記録ヘッド104の各ノズルの位置とが所定の条件(吐出条件)を満たす場合、当該印字位置にインクを吐出するように、記録ヘッド駆動回路103に対してタイミング信号を送り、記録ヘッド104の対象ノズルからインクを吐出して印字する。そして、ステップS123へ移行する。
<ステップS123>
印刷ジョブの画像データ(印字画像)のすべてについて印字(吐出)が完了した場合(ステップS123:Yes)、ステップS124へ移行し、そうでない場合(ステップS123:No)、ステップS115へ戻る。上述のステップS115〜S123が繰り返されることにより、印字媒体20上に印字画像が形成される。
<ステップS124>
印字媒体20上に画像データ(印字画像)のすべてについて印字が完了すると、表示部216は、例えば、LED8の点灯等によって、印字動作が完了したことを表示する。なお、画像データのすべてについて印字が完了していなくても、ユーザによって十分と判断された場合には、ユーザによる操作部214に対する印字完了操作により、印字動作を完了とみなすものとしてもよい。
以上のようなステップS101〜S124の流れによって、ハンドヘルドプリンタ1の通常の印字動作が実行される。
(ハンドヘルドプリンタのメンテナンス印字処理)
図7は、実施形態に係るハンドヘルドプリンタのメンテナンス印字処理の一例を示すフローチャートである。図7を参照しながら、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1のメンテナンス印字処理の流れについて説明する。
<ステップS201>
メンテナンス切替判定部208は、メンテナンスモードへ遷移してメンテナンス印字処理を行うか否かを判定する。具体的には、メンテナンス切替判定部208は、例えば、ユーザによる操作部214へのメンテナンスモードへ遷移するための操作入力のイベント、または、外部機器10から通信部213を介してメンテナンスモードへの遷移指令を受信したイベントを検知した場合、メンテナンスモードに切り替えるものと判定し(ステップS201:Yes)、ステップS202へ移行する。
このように、ユーザによる操作部214へのメンテナンスモードへ遷移するための操作入力によりメンテナンスモードに切り替える場合、ハンドヘルドプリンタ1は外部機器10と接続することなく、単独でメンテナンス印字処理を実行することが可能となり、ユーザの操作性が向上する。また、外部機器10から通信部213を介してメンテナンスモードへの遷移指令を受信することにより、メンテナンスモードに切り替える場合、外部機器10からユーザが必要とするタイミングでメンテナンス印字処理を行うことができる。
一方、メンテナンス切替判定部208によりメンテナンスモードに切り替えるためのイベントが検知されていない場合(ステップS201:No)、処理を終了する。
<ステップS202>
メンテナンス切替判定部208によりメンテナンスモードへ遷移してメンテナンス印字処理を行うものと判定された場合、モード切替部209は、ハンドヘルドプリンタ1の動作モードをメンテナンスモードに遷移させる。そして、ステップS203へ移行する。
<ステップS203>
ユーザは、ハンドヘルドプリンタ1を把持し、印字媒体20上でメンテナンス印字処理による印字パターンを印字するための初期位置を決定し、その初期位置から印字媒体20上での走査を開始する。走査が開始されると、メンテナンス制御部207は、メンテナンス印字処理を開始し(ステップS203:Yes)、印字パターンの印字動作を行う。そして、ステップS204へ移行する。なお、メンテナンス印字処理で用いられる印字パターンについては、図8〜図10において後述する。
一方、走査が開始されず、メンテナンス印字処理が開始されない場合(ステップS203:No)、走査が開始されるまで待機する。
<ステップS204>
メンテナンス制御部207によるメンテナンス印字処理の動作中、メンテナンス終了判定部210は、ハンドヘルドプリンタ1の動作に関する各種のイベントの受信待ち状態となる。そして、ステップS205へ移行する。
<ステップS205>
メンテナンス終了判定部210は、メンテナンス印字処理の動作中に、ハンドヘルドプリンタ1の動作に関する何らかのイベントを受信した場合(ステップS205:Yes)、ステップS206へ移行し、イベントを受信していない場合(ステップS205:No)、ステップS204へ戻り、イベントの受信待ち状態を継続する。
<ステップS206>
メンテナンス終了判定部210は、メンテナンス印字処理の動作中に、何らかのイベントを受信(検知)した場合、ユーザによる操作部214への強制終了をするための操作入力のイベント(所定の事象の一例)、または、ユーザに把持されたハンドヘルドプリンタ1が浮き検知部206により印字媒体20から浮いたことが検知されたイベント(所定の事象の一例)である場合、メンテナンス印字処理の強制終了が必要であると判定する。そして、メンテナンス制御部207は、メンテナンス印字処理を強制終了(中断)する。このように、ユーザによる操作、またはハンドヘルドプリンタ1の持ち上げにより、ユーザの望むタイミングでメンテナンス印字処理を強制終了させることが可能となる。そして、ステップS207へ移行する。
一方、メンテナンス終了判定部210は、メンテナンス印字処理が正常に完了したイベントを検知した場合、メンテナンス印字処理が正常終了したと判定する。そして、ステップS207へ移行する。
<ステップS207>
モード遷移判定部211は、メンテナンス印字処理が正常終了または強制終了した場合に、ハンドヘルドプリンタ1の動作モードについて、メンテナンスモードを抜けて通常印刷モードに切り替える(遷移させる)か、または、メンテナンスモードのままとしメンテナンス印字処理を継続するかを判定する。具体的には、モード遷移判定部211は、メンテナンス印字処理が正常終了または強制終了した場合、ユーザにより操作部214へのメンテナンス印字処理を継続するための操作入力がされたとき、動作モードをメンテナンスモードのままとして(ステップS207:No)、メンテナンス印字処理を継続する。そして、ステップS203へ戻る。
一方、モード遷移判定部211は、メンテナンス印字処理が正常終了または強制終了した場合、ユーザにより操作部214へのメンテナンスモードを抜けるための操作入力がされたとき、動作モードをメンテナンスモードから通常印刷モードに切り替える(遷移させる)ものと判定し(ステップS207:Yes)、モード切替部209は、メンテナンスモードから通常印刷モードに切り替える(遷移させる)。そして、ステップS208へ移行する。
<ステップS208>
モード切替部209によりメンテナンスモードから通常印刷モードに切り替えられた後、または、切り替えられる直前に、ハンドヘルドプリンタ1は、記録ヘッド104のインクを温めるヒータを通常印刷モード用の温度に切り替え、または、記憶部217における印字する対象となっている印字パターンデータの記憶領域をクリアする等の印字終了処理を行う。そして、ハンドヘルドプリンタ1によるメンテナンス印字処理の一連の流れを終了する。
以上のようなステップS201〜S208の流れによって、ハンドヘルドプリンタ1のメンテナンス印字処理が実行される。
以上のように、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1では、インクの吐出不良および不吐出を解消をするためのメンテナンス印字処理の動作中に、所定の方法により当該メンテナンス印字処理を強制終了(中断)できるものとしている。所定の方法とは、例えば、上述のように、ユーザによる操作部214への強制終了をするための操作入力が行われること、および、ユーザに把持されたハンドヘルドプリンタ1が浮き検知部206により印字媒体20から浮いたことが検知されること等である。これによって、メンテナンス印字処理中に、ユーザは印字媒体20に印字された印字パターンを確認することによって、それ以上、メンテナンス印字処理を継続する必要がないと判断した場合、強制終了することができる。すなわち、インクの吐出不良および不吐出の解消を確認した上で、インクの消費を伴うメンテナンス印字終了を強制終了することにより、インクの消費量を抑制することができる。
(メンテナンス印字処理の印字パターン)
図8〜図10は、メンテナンス印字処理用の印字パターンの一例を示す図である。図8〜図10を参照しながら、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1によるメンテナンス印字処理で印字される印字パターンについて説明する。
まず、図8に示す印字パターンは、回復用パターン501と、確認用パターン502とで構成されている。回復用パターン501は、記録ヘッド104の全ノズルからベタパターンとしてインク印字したパターンであり、インクの吐出不良および不吐出の解消を目的するパターンである。確認用パターン502は、ハンドヘルドプリンタ1を走査するに従って、記録ヘッド104のノズル列における一定間隔の各ノズルのうち印字させるノズルをノズル列の列方向にずらしながら印字したパターンであり、回復用パターン501の印字が行われた結果、実際にインクの吐出不良および不吐出が解消されているか否かをユーザが目視により確認するためのパターンである。なお、図8に示す確認用パターン502は、ノズル列の各ノズルのうち印字させるノズルをノズル列の列方向にずらした結果、階段状に構成されているが、階段状に構成されている必要はなく、ノズルごとの印字が区別できるような印字パターンであればよい。また、回復用パターン501および確認用パターン502の走査方向に直交する方向(ノズル列の列方向)の幅は、上述の図1(b)に示した開口部6の同方向の幅に対応する。
なお、回復用パターン501および確認用パターン502の走査方向のそれぞれの幅、ならびに、確認用パターン502でのノズル列の各ノズルの印字の配置は、例えば、ユーザによる操作部214に対する操作入力に従って、パターン変更部212による変更が可能であってもよい。
また、回復用パターン501による印字は、必ずしもベタパターンである必要はなく、インクの吐出不良および不吐出の解消を図れるパターンであればよい。
図9に示す印字パターンは、回復用パターンおよび確認用パターンを交互に2回印字する印字パターンであり、回復用パターン501aと、確認用パターン502aと、回復用パターン501bと、確認用パターン502bとで構成されている。最初の回復用パターン501aの印字後の確認用パターン502aの印字では、いくつかのノズルで抜けが確認できるが、2回目の回復用パターン501bの印字後の確認用パターン502bの印字では、ノズルの抜けが回復されていることが確認できる。なお、回復用パターンおよび確認用パターンの繰り返しは2回に限定されるものではない。このように、回復用パターンおよび確認用パターンの繰り返しを複数回含む印字パターンによって、メンテナンス印字処理の途中でも、ユーザによってインクの吐出不良および不吐出が解消されているか否かを目視により確認しやすくなり、解消されているこが確認できれば、メンテナンス印字処理を強制終了することが可能となる。
図10に示す印字パターンは、回復用パターンおよび確認用パターンの組の間に空白部を設けた印字パターンであり、回復用パターン501aと、確認用パターン502aと、空白部503aと、回復用パターン501bと、確認用パターン502bとで構成されている。1回目の確認用パターン502aの印字にいくつかのノズルで抜けがあったとしても、当該印字部分がハンドヘルドプリンタ1の下側に隠れる等して目視しにくい場合がある。そこで、上述のように、確認用パターン502aの後に空白部503aを設けることによって、確認用パターン502aの印字状態が確認しやすくなる。そして、確認用パターン502aの印字でノズルの抜けが回復されている場合には、図7で上述したメンテナンス印字処理の強制終了を行うことによって、後半の回復用パターン501bおよび確認用パターン502bの印字を行うことなくメンテナンス印字処理を終了させることができるので、インクの消費量を抑制することができる。
なお、回復用パターン、確認用パターン、および目視性向上のための空白部は、図8〜図10で示した例以外でも任意に組み合せることが可能である。例えば、ノズル抜けが微小である場合には、回復用パターンの代わりに、確認用パターンのみを用いる等、状況に応じた組み合わせを考えることができる。この場合、インクの消費量を抑えることができる。
また、回復用パターン、確認用パターン、および空白部の組み合わせは、例えば、ユーザによる操作部214に対する操作入力に従って、パターン変更部212による変更が可能であってもよい。
また、確認用パターンの印字後、ユーザに対して、インクの吐出不良および不吐出が解消されているか否かの目視による確認を促すために、表示制御部215は、表示部216にその旨を表示または音声出力等を行うものとしてもよい。これによって、目視による確認のタイミングを間違えることなく、ノズルの目詰まり等の回復状況を正確に確認することができる。
以上のように、本実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1では、インクの吐出不良および不吐出を解消をするためのメンテナンス印字処理の動作中に、上述した所定の方法により当該メンテナンス印字処理を強制終了(中断)できるものとしている。これによって、メンテナンス印字処理中に、ユーザは印字媒体20に印字された印字パターンを確認することによって、それ以上、メンテナンス印字処理を継続する必要がないと判断した場合、強制終了することができる。すなわち、インクの吐出不良および不吐出の解消を確認した上で、インクの消費を伴うメンテナンス印字終了を強制終了することにより、インクの消費量を抑制することができる。
なお、上述の実施形態において、ハンドヘルドプリンタ1の各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。また、上述の実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk−Recordable)、またはDVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係るハンドヘルドプリンタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述の実施形態のハンドヘルドプリンタ1で実行されるプログラムは、上述した各機能部のうち少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては制御部101のCPUが上述の記憶装置(メモリ102等)からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各機能部が主記憶装置上にロードされて生成されるようになっている。
1 ハンドヘルドプリンタ
2 上部ユニット
3 下部ユニット
4 ガイドコロ
5 操作ボタン
6 開口部
7 ガイド部材
8 LED
10 外部機器
20 印字媒体
33 CPU
34 位置算出回路
35 メモリCTL
36 ROM CTL
37 Image RAM
38 DMAC
39 回転器
40 ASIC/FPGA
41 割込みコントローラ
42 ナビゲーションセンサI/F
43 印字/センサタイミング生成部
44 記録ヘッド制御部
45 ジャイロセンサI/F
46、47 バス
50 SoC
101 制御部
102a ROM
102b DRAM
103 記録ヘッド駆動回路
104 記録ヘッド
105 通信I/F
106a ナビゲーションセンサ
106b ジャイロセンサ
107 OPU
108 電源
108a 点線
109 電源回路
201 第1取得部
202 印字制御部
203 第2取得部
204 姿勢位置算出部
205 第3取得部
206 浮き検知部
207 メンテナンス制御部
208 メンテナンス切替判定部
209 モード切替部
210 メンテナンス終了判定部
211 モード遷移判定部
212 パターン変更部
213 通信部
214 操作部
215 表示制御部
216 表示部
217 記憶部
501、501a、501b 回復用パターン
502、502a、502b 確認用パターン
503a 空白部
特開2005−280248号公報

Claims (12)

  1. 記録ヘッドのノズルからインクを吐出して通常印刷モードで画像を印字媒体へ印字する画像記録装置であって、
    前記ノズルの吐出不良を解消する印字パターンで前記記録ヘッドに印字させるメンテナンス印字処理を行うメンテナンスモードに動作モードを設定する動作モード設定部と、
    前記動作モード設定部により前記メンテナンスモードに設定された場合、前記メンテナンス印字処理を実行するメンテナンス制御部と、
    を備え、
    前記メンテナンス制御部は、前記メンテナンスモードでの印字中に所定の事象を検知することにより、前記メンテナンス印字処理を強制終了させる画像記録装置。
  2. ユーザ操作を受け付ける操作部を、さらに備え、
    前記操作部により前記動作モードを前記メンテナンスモードへ設定させるためのユーザ操作が、前記通常印刷モード中に受け付けられた場合、前記動作モード設定部は、該動作モードを該メンテナンスモードに設定する請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 外部機器と通信を行う通信部を、さらに備え、
    前記通常印刷モード中に、前記通信部を介して前記メンテナンスモードへの設定コマンドを受信した場合、前記動作モード設定部は、前記動作モードを該メンテナンスモードへ設定する請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 前記所定の事象は、前記メンテナンス印字処理を強制終了するためのユーザ操作である請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  5. 前記画像記録装置が前記印字媒体から所定の距離以上離れたか否かを検知する浮き検知部を、さらに備え、
    前記所定の事象は、前記浮き検知部により前記画像記録装置が前記印字媒体から前記所定の距離以上離れたことが検知されたことである請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  6. 前記動作モード設定部は、前記メンテナンス印字処理が強制終了した場合、前記動作モードを前記メンテナンスモードから前記通常印刷モードに設定する請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  7. 前記メンテナンスモードの印字パターンは、前記ノズルの吐出不良を解消するための回復用パターンと、該ノズルの吐出不良の解消を確認するための確認用パターンとを含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  8. 前記メンテナンスモードの印字パターンは、前記回復用パターンと前記確認用パターンとを交互に複数回繰り返す印字パターンである請求項7に記載の画像記録装置。
  9. 前記メンテナンスモードの印字パターンは、前記回復用パターンまたは前記確認用パターンの後に空白部を設けた印字パターンである請求項7または8に記載の画像記録装置。
  10. 前記メンテナンスモードの印字パターンを変更するパターン変更部を、さらに備えた請求項7〜9のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  11. 記録ヘッドのノズルからインクを吐出して通常印刷モードで画像を印字媒体へ印字する画像記録方法であって、
    前記ノズルの吐出不良を解消する印字パターンで前記記録ヘッドに印字させるメンテナンス印字処理を行うメンテナンスモードに動作モードを設定するステップと、
    前記メンテナンスモードに設定した場合、前記メンテナンス印字処理を実行するステップと、
    前記メンテナンスモードでの印字中に所定の事象を検知することにより、前記メンテナンス印字処理を強制終了させるステップと、
    を有する画像記録方法。
  12. コンピュータに、
    記録ヘッドのノズルからインクを吐出して通常印刷モードで画像を印字媒体へ印字する画像記録方法であって、
    前記ノズルの吐出不良を解消する印字パターンで前記記録ヘッドに印字させるメンテナンス印字処理を行うメンテナンスモードに動作モードを設定するステップと、
    前記メンテナンスモードに設定した場合、前記メンテナンス印字処理を実行するステップと、
    前記メンテナンスモードでの印字中に所定の事象を検知することにより、前記メンテナンス印字処理を強制終了させるステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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