JP2020039395A - 墜落制止用器具のフック - Google Patents

墜落制止用器具のフック Download PDF

Info

Publication number
JP2020039395A
JP2020039395A JP2018166835A JP2018166835A JP2020039395A JP 2020039395 A JP2020039395 A JP 2020039395A JP 2018166835 A JP2018166835 A JP 2018166835A JP 2018166835 A JP2018166835 A JP 2018166835A JP 2020039395 A JP2020039395 A JP 2020039395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
plate
hook body
opening
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018166835A
Other languages
English (en)
Inventor
晋作 宮田
Shinsaku Miyata
晋作 宮田
曉男 礒野
Akio Isono
曉男 礒野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trusco Nakayama Corp
Toyo Bussan Kogyo KK
Original Assignee
Trusco Nakayama Corp
Toyo Bussan Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Trusco Nakayama Corp, Toyo Bussan Kogyo KK filed Critical Trusco Nakayama Corp
Priority to JP2018166835A priority Critical patent/JP2020039395A/ja
Publication of JP2020039395A publication Critical patent/JP2020039395A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Abstract

【課題】 本体の重量増加や強度低下を抑えつつ、視認用のシールよりも耐久性を向上した視認用の印を有する墜落制止用器具のフックを提供する。【解決手段】 本発明の墜落制止用器具のフックは、上記課題に鑑み、板状部材からなる鉤状のフック本体1と、フック本体1と開閉可能に係合する開閉レバー21と、開閉レバー21の回動を規制する補助レバー31とからなる。フック本体1の表面及び裏面にそれぞれ視認性が高い有色のプレート41、41を取り付ける。有色のプレート41により湾曲部4を覆うことで、プレート41を視認用の印に用いることができ、フック本体1の重量増加や強度低下を抑えつつ、視認用のシールよりも視認用の印の耐久性を向上することができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、建設現場などの高所で作業を行う作業者が使用するものであって、高所に設けた係留部に引っ掛けて墜落を防止するフックに関する発明である。
高所で用いるため、安全面から係留部との着脱の視認用の印として、フックの本体に蛍光等の視認用シールを貼付することがある。この視認用の印とは、フックの使用者が係留部に取り付けられていることを確認するだけでなく、現場監督等が使用者のフック使用状況を確認するために行うものである。後者の場合、現場監督等は高所におらず、地上から確認することがあり、視認性の高いフックが望まれていた。
また、特許文献1のフックは、本体にアルマイト処理を行うことで有色領域を形成して、視認用シールが剥がれ落ちることを防止する先行技術が存在する。
特開2010−284279号公報
従来行われてきた視認用シールは簡易的に行われるものであり、フックの使用により視認用シールが剥がれたりしてしまうことがあった。このような簡易的な視認用シールは、一部が剥がれたりしてしまい、何度も使用を重ねていると視認性が落ちてしまうことがあった。また、フックに特許文献1に記載のアルマイト処理を行うとその処理が極めて煩雑である。
そこで、本体の重量増加及び強度低下を抑えつつ耐久性の高い視認用の印を有する墜落防止用器具のフックが望まれていた。
本発明の墜落制止用器具のフックは、上記課題に鑑み、板状部材からなる鉤状のフック本体と、前記フック本体の鉤口を開閉する開閉体と、からなり、前記フック本体の表面及び裏面にそれぞれ有色のプレートを取り付けたことを特徴とする。
また、フック本体は、少なくとも湾曲部より先端側と基端側に、凹み又は貫通孔からなる複数の取付部を有し、プレートは、前記複数の取付部と同型の複数の突出部を有し、取付状態で前記複数の取付部を密閉することが好ましい。
また、複数の取付部は、各々異なる形状であることが好ましい。
また、正面視において、フック本体の取付部の幅側の両側縁と、前記取付部が形成される位置のフック本体の幅側の両側縁とは、方向及び形状が異なることが好ましい。
また、プレートの突出部に固定具の通し穴を設け、取付状態でフック本体の表面及び裏面に当接したプレートを前記固定具により固定することが好ましい。
また、プレートの通し孔は、凹み部分を形成する外径孔と、貫通孔を形成する内径孔とからなるものであって、固定具であるリベットを固定した状態で、前記リベットの頭部表面とプレート表面とが同一平面状に形成することを特徴とすることが好ましい。
また、フック本体が金属製であって、プレートが樹脂材料からなることが好ましい。
請求項1記載の発明により、有色のプレートにより湾曲部を覆うことで、本体の重量増加や強度低下を抑えつつ、視認用のシールよりも視認用の印の耐久性を向上することができる。
請求項2記載の発明により、凹み又は貫通孔からなる取付部と、この取付部と同型の突出部により安定してプレートを本体に取り付けることが可能になる。これにより、従来からのシールに比べて安定的にプレートを保持することが可能になる。
請求項3記載の発明により、複数の取付部の形状が各々異なっており、各々異なった取付部の形態により、いずれの方向に荷重がかかったとしてもその荷重を分散して安定的なフックとし、プレートにかかる荷重も分散することができる。
請求項4記載の発明により、取付部の両縁と当該取付部を有するフック本体の両縁の方向や形状を異ならせることで、当該箇所に荷重がかかったとしても、取付部を変形し難くさせ、荷重を分散することができる。
請求項5に記載の発明により、突出部に固定具を入れる孔を設けることで、固定具により安定的にプレートを保持し、荷重がかかって変形が生じたとしても、固定具とフック本体とが直接接触して破損することを防ぐことができる。
請求項6に記載の発明により、固定具を入れる通し孔が凹んだ凹み部分を形成する外径孔と貫通孔を形成する内径孔とからなる段差状(凹み部分)に形成され、内径孔にリベットを入れて固定したときにリベットの頭部表面とプレートの表面とが同一平面上となることで、表面の凹凸を無くしてフックの使用による破損を防止し、耐久性を向上させることができる。
請求項7に記載の発明により、視認用の印による重量増加を抑えつつ印の耐久性を向上することができる。
本発明の実施形態に係る墜落制止用器具のフックの斜視図である。 図1のフックの平面図である。 図1から開閉体を取り除いたフック本体のみを示す平面図である。 フックの平面図であって、図1の状態から補助レバーを回動した状態を示す。 フックの平面図であって、図4の状態から開閉レバーを回動した状態を示す。 図3のうち直線部周辺を拡大した一部拡大平面図である。 図3のうち接続部周辺を拡大した一部拡大平面図である。 フック本体にプレートを取り付ける状態を示す分解斜視図である。 プレートの通し孔を示す端面図であって、(a)は固定具を挿入していない状態、(b)は固定具を挿入した状態を示す。 本発明の他の実施形態であって、図2の状態と異なり、三点支持によりプレートを固定した状態を示す。
本発明の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態の墜落制止用器具は一本つり専用としている。墜落制止用器具のフックは、図1、2に示すように、鉤状のフック本体1と、フック本体1の表面及び裏面に取り付けるプレート41と、回動によりフック本体1の鉤口を開閉する開閉体である開閉レバー21と、開閉レバー21の回動を規制する開閉体である補助レバー31とからなる。本説明において、図2の左側を前方、右側を後方として説明する。また、フック本体1においては先端部2がある側を先端とし、フック本体1の湾曲形状に沿って連結部7がある側を基端側として説明する。なお、本説明において縁とは平面視における外形線を示すものであるが、抉り縁等の説明においてはその側面(板厚面)も含むものとして記載している。
本実施形態のフックは、フック本体1の先端部2が開閉レバー21と係合してループが閉じた状態となっている。これを開放するには、開閉レバー21が先ず補助レバー31による規制を解除するように回動した後でなければ、開閉レバー21が回動しないように規制されている。使用者は補助レバー31を握って矢印線B方向に回動してから、矢印線A方向に開閉レバー21を回動させて、フック本体1の先端部2と開閉レバー21との係合を解いて、フック本体1内の空間部にロープ等を入れて使用する。
フック本体1は、図3に示すように、全体的には外方に凸を有する鉤状の形態であるが、墜落防止用に用いるフックは湾曲部4が若干後方へ曲がった略U字形状としている。フック本体1は、最も先端側で開閉レバー21(図1参照)に係合する先端部2と、先端部2の基端側(後方)から連続する直線部3と、直線部3の基端側から連続して円弧状に湾曲する湾曲部4と、湾曲部4の基端側から連続する接続部5と、接続部5の基端側にある基端部6と、基端部6の最も基端側に位置する連結部7とからなる。フック本体1は、鋼板などにより一体的に成型された板状部材からなり、板厚をほぼ一定としている。
先端部2は、先端に向けて先細り状になる爪型であって、後方側の側面が開閉レバー21と当接する。先端部2と直線部3との間には、先端部2を後方から前方にかけて切り欠いた抉り部分を有し、開閉レバー21と係合し易くしている。
直線部3は、先端部2の基端側から湾曲部4の先端側まで連続して形成される直線状の部位である。長手方向と直交する方向である直線部3の幅は、湾曲部4から先端部2にかけて、先細り状になるように形成されている。なお、直線部3は厳密に直線状になる必要はなく、例えば緩やかな湾曲を伴っている形状でも良い。
湾曲部4は、直線部3の基端側から連続して、後方に凸を形成するような円弧形状としたものである。湾曲部4は、先端側である直線部3側から幅を漸次的に広げて、基端側の接続部5との接続位置付近の幅を最も大きくしている。
接続部5は、湾曲部4の基端側から連続して形成され、前方に凸を形成するように曲がった形態であり、湾曲部4に比して小さく緩やかな曲がりを形成した部位である。接続部5は、湾曲部4の凸の頂点から基端側にかけて漸次的であり、徐々に幅が狭くなっている。この幅が狭くなっているのは接続部5の中間付近にまで至り、この部分を先端接続部5a、その後は基端部6に至るまで略同幅に形成されている基端接続部5bに分けられる。
先端部2と直線部3との間に架空の境界線Z1、直線部3と湾曲部4との間に架空の境界線Z2、湾曲部4と接続部5との間に架空の境界線Z3、接続部5と基端部6との間に架空の境界線Z4を示している。また、前述した接続部5のうち幅が狭くなる部分(先端接続部5a)と同幅になる部分(基端接続部5b)との間に架空の境界線Z5を示している。
基端部6は、その最も基端側の位置にロープ等を連結する貫通穴からなる連結部7を有する。この連結部7のすぐ上方の前方(先端部側)に突出して、開閉レバー21を回動自在で支持する開閉レバー軸孔8aを有し、基端部6と接続部5との間に補助レバー31を回動自在で支持する補助レバー軸孔8bを有している。基端部6の後方側の縁は、前方に抉るように凹ませた抉り部分7a、7bが形成される。
図1、2に示すように、基端部6の開閉レバー軸孔8aに軸心9aを取り付け、開閉レバー21を前後方向(矢印線A方向)に回動自在に配置する。開閉レバー21は、開閉レバー本体22と、この開閉レバー本体22から伸びたアーム23と、アーム23の先端に凹所を有する受け部24とからなる。
開閉レバー21を閉じた状態では受け部24の凹所とフック本体1の先端部2が係合し、開閉レバー21を開けた状態では受け部24とフック本体1の先端部2の係合が解除される。開閉レバー本体22の内面である前方側面と基端部の前側縁とに捻りバネを掛け渡し、使用者が開閉レバー21を操作しない状態では、開閉レバー21を閉じた状態で付勢されている。
基端部6の補助レバー軸孔8bに軸心9bを取り付け、補助レバー31を前後方向(矢印線B方向)に回動自在に配置する。補助レバー31は、軸心9bが比較的上部に位置し、下方の把持部32を使用者が握ることで、把持部32が前後方向に回動する。補助レバー31は、把持部32の前側に短いアーム33が形成される。なお、補助レバー31の内面である後方側面と抉り部分7bの抉り縁とにツルマキバネを掛け渡し、使用者が操作しない状態では、把持部32が後方に位置するように付勢されている。
開閉レバー本体22には、貫通孔からなるガイド25が形成されている。ガイド25は、開閉レバー21の矢印線A方向の回動方向に沿った開閉ガイド25aと、この開閉ガイド25aの後方から補助レバー31の矢印線B方向の回動方向に応じた方向に折曲した補助レバーガイド25bとからなる(図4、5参照)。
開閉レバー21と補助レバー31とは通し軸34によりガイド25に通しながら連結されている。これは、補助レバー31の把持部32のアーム33の先端に通し軸34が配置され、開閉レバー21を閉じた状態ではこの通し軸34を開閉レバー21のガイド25のうち補助レバーガイド25bの基端側位置に通すことにより連結されている。
次に、図2、4、5に示すように、開閉レバー21と補助レバー31による開閉について説明する。本実施形態の開閉レバー21と補助レバー31により使用者が補助レバー31を握らなければ、開閉レバー21が回動しないようにしている。つまり、図2に示すように、通常状態ではフック本体1の先端部2が開閉レバー21の受け部24と係合して、フックが閉じた状態となっている。
次に、図4に示すように、補助レバー31を使用者が握ることで矢印線B方向に回動し、通し軸34が補助レバーガイド25bに沿って上方に移動し、通し軸34が開閉ガイド25aにガイドされる状態となる。
さらに図5に示すように、補助レバー31を回動した状態で、開閉レバー21を使用者が握ることで矢印線A方向に回動して、フックが開いた状態となる。つまり、使用者が補助レバー31を握らない状態では補助レバーガイド25bの前側の壁が開閉レバー21の回動を防いでおり、補助レバー31を握って回動させなければ開閉レバー21が回動しないようにしている。
次に、フック本体1に配置される取付部11、12、13について説明する。取付部11、12、13はフック本体1に適宜配置される複数の所定の範囲を有する貫通孔であり、本実施形態の取付部11、12、13は各々が異なる形状を有している。なお、他の実施形態として、貫通孔ではなく、フック本体1の表面及び裏面から凹ませた凹所であってもよい。
図3に示すように、フック本体1には、直線部3に第1の取付部11、接続部5の先端側に第2の取付部12、中央付近に第3の取付部13が形成される。本実施形態においては、その他の貫通孔14、14が接続部5の基端側や基端部6の先端側や基端側に形成されている。
図3、6に示すように、第1の取付部11は、直線部3と湾曲部4との境界線Z2よりも先端側に略楕円形状に形成される。第1の取付部11の長手方向長さは、直線部3の長手方向長さの約半分程度の長さであり、後述する第2の取付部12の先端から第3の取付部13の基端までの長さと同程度の長さを有している。
また、第1の取付部11の幅側の縁11a、11aは、基端側から先端側にかけて先細り状に形成されており、直線部3の縁3a、3aよりも更に先細りによる傾斜を大きくしている。つまり、正面視において、直線部3の幅側両縁3a、3aよりも、第1の取付部11の幅側両縁11a、11aの方が各々中央寄りに傾き、方向、形状が一致していない。
図3、7に示すように、第2の取付部12は、接続部5に形成されるものであって、前述した接続部5の幅が狭まる部分(先端接続部5a)と同幅の部分(基端接続部5b)との境界線Z5位置から基端側にかけて、角を丸めた三角形状で形成される。第2の取付部12は、正面視において、水平状となる基端側縁12aと、基端側縁12aの後方側から右斜め上方に直線状に後方側縁12bと、基端側縁12aの前方側から約60度傾いて立ち上がる前方側縁12cとを結んでいる。
接続部5の両側縁5c、5dのうち、後方側縁12bに対向する縁5cは湾曲しており、前方側縁12cに対向する縁5dとは傾斜する角度が異なり、正面視において傾き、方向、形状が一致していない。
また、第3の取付部13は、接続部5に形成されるものであって、基端部6との境界線Z4から先端側にかけて角を丸めた四角形状で形成される。第3の取付部13は、正面視において、基端側の下縁13aと先端側の上縁13bと、これらを結ぶ後方側の略直線状の後方側縁13cと、前方側のやや傾斜した直線状の前方側縁13dとからなる。
接続部5の両側縁5c、5dのうち、第3の取付部13の後方側縁13cと前方側縁13dに対向する縁5c、5dはいずれも湾曲して凸の頂点となる部分であって、両者は傾き、方向、形状が一致していない。
上記に説明した通り、第1の取付部11は先細りとなった楕円形、第2の取付部12は角を丸めた三角形状、第3の取付部13は角を丸めた四角形状であり、これらは各々形状が異なる。これは、貫通孔や凹みによる取付部を形成することにより、フック本体1にかかる荷重、曲りに耐える必要性が生じるところ、どのような方向の荷重がかかるか使用状態やフックの取付状態に左右されるため、取付部11、12、13の各々の形態、形状が異ならせることで、その荷重を分散させることができる。
本実施形態の取付部は上記形状であるが、この形状に限定するものではない。その他の台形形状や平行四辺形状などでもよく、単に複数並列されたスリットのような形態であってもよい。
また、各取付部の幅側の縁と、各取付部に対応するフック本体1の縁の向きや形状が一致していないが、これはフックを掛けたときに取付部を形成する部分に荷重がかかるところ、この力の方向を分散させることができる。そのため、取付部の形態を本実施形態以外の形態に変更した場合にも、同じく両縁の形状や向きを異なるようにすることが好ましい。
これに加え、取付部11、12、13は、直線部3と湾曲部4との境界線Z2よりも先端側と、接続部5の幅が狭まる部分(先端接続部5a)と同幅の部分(基端接続部5b)との境界線Z5よりも基端側に形成する。これは、貫通孔や凹みによる取付部を形成することにより、フック本体1にかかる荷重、曲りに耐える必要性が生じるところ、当該フックにおける荷重は、境界線Z2から境界線Z3までの湾曲部4のみならず境界線Z3から境界線Z5の部分にもかかる可能性があることから、これら以外の位置に取付部を形成することが好ましい。
次に、プレート41、41について説明する。プレート41、41は、図1、2、8に示すように、フック本体1の表面及び裏面に取り付けるもので、高所での視認性が高い有色に形成され、例えば銀色(金属色)の本体や係留部、黒色の開閉レバーや補助レバーなどよりも目立つ色(蛍光色を含む)として、例えば艶を有した赤色に塗装している。プレート41、41はフック本体1の板面に当接する板状部材からなり、例えば樹脂材料により形成される。なお、有色の材料により形成してもよい。
プレート41、41は、フック本体1の形状に沿って角を丸めて成形されており、取り付けた状態で前方はフック本体1の直線部3の長手方向中央付近に位置し、後方は接続部5の前方の凸に至るまで位置している。プレート41、41の幅は、取り付けた状態でフック本体1の前側の縁と後側の縁とから所定の隙間を生じるようにしているが、フック本体1の表面及び裏面のほぼ全体を覆うように形成している。上述のとおり、フック本体1の幅は広狭があるがこれに沿ってプレート41、41の幅も同じように広狭を形成している。
プレート41、41は、図8に示すように、裏面側から突出する突起部42、43、44が形成されている。第1の突起部42はフック本体1に形成される第1の取付部11と同じ先細り状の楕円形であり、第2の突起部43は第2の取付部12と同じ角を丸めた三角形状であり、第3の突起部44は第3の取付部13と同じ角を丸めた四角形状である。これらの取付部42、43、44は、いずれもフック本体1の取付部11、12、13に嵌まり込んで係合する。
突起部42、43、44は、取付部11、12、13に嵌まり込むため、これらと同じ位置に形成され、平面視において同型の形態である。突起部42、43、44はいずれも突起部11、12、13の厚みの約半分にしていることから、フック本体1の表面側と裏面側から2つのプレート41、41を挟み込むと、突起部42、43、44が取付部11、12、13の開口空間を密閉するように係合する。このように、形状の異なる取付部11、12、13に同型の突起部42、43、44を係合させることで、様々な方向に縁の側面を有することになり、どのような方向から力が加わっても外れにくく、強固に固定できるプレート41、41とすることができる。
プレート41、41の第1の突起部42、第3の突起部44にはボルトやリベット等を通すための通し穴51、51が形成され、フック本体1にプレート41、41を表裏から当接し、この通し穴51、51にボルトやリベット等の固定具52を通して固定することで、プレート41、41を当接した状態を保持することができる。
図9(a)、(b)に示すように、通し孔51、51は、外径孔51a、51aで形成される部分にプレート41、41の表面から一段凹んだ凹み部分51b、51bが形成され、この内に貫通孔を形成する内径孔51c、51cが形成される。本実施形態で用いるリベットによる固定具52、52を通し孔51、51の内径孔51c、51cに通してリベット固定を行うと、凹み部分51b、51bにリベットの頭部を収容して、プレート41、41の表面とリベット52、52の頭部の表面とが同じ平面上となる。これにより、プレート41、41の表面に凹凸が形成されなくなり、現場等で煩雑に利用されたとしてもプレート41、41が破損し難くなり、視認性の更なる向上に資することができる。
他の実施形態として、フック本体1の取付部11、13が貫通孔ではなく、凹みである場合、取付部11、13に通し穴51、51と連通して固定具52を通す通し穴を形成することが好ましい。本実施形態ではリベットによる固定具を示すものであるが、ボルトによる固定具を用いることでプレート41、41を着脱可能にすることもできる。
図10に示すように、本実施形態以外の場所であって例えばフック本体1の湾曲部4の中央付近に固定具52を通す通し穴を形成し、プレート41、41の同じ個所にも通し穴51を形成して、本実施形態の二点支持に 加えて三点支持によりプレート41、41を固定するものであってもよい。この三点支持による通し孔は取付部のような所定範囲を有する貫通孔や凹みではなく、単なる丸穴によるものである。
本実施形態のフック本体1とは別部材からなる有色のプレート41、41を視認用の印とすることで、フック本体1の重量増加や強度低下を抑えつつ、係留部との着脱による損耗を抑えてシールよりも目印としての耐久性を向上することができる。
また、本実施形態のプレート41、41は、ともに突出部42、43、44を有するものであるが、一方のプレートのみに突出部を設けて、他方のプレートには突出部を設けないもの等の形態でもよい。
1…フック本体、4…湾曲部、11、12、13…取付部、21…開閉レバー(開閉体)、31…補助レバー(開閉体)、41…プレート、42、43、44…突出部、51…通し穴、51a…外径孔、51b…凹み部分、51c…内径孔、52…固定具。

Claims (7)

  1. 板状部材からなる鉤状のフック本体と、前記フック本体の鉤口を開閉する開閉体と、からなり、
    前記フック本体の表面及び裏面にそれぞれ有色のプレートを取り付けたことを特徴とする墜落制止用器具のフック。
  2. フック本体は、少なくとも湾曲部より先端側と基端側に、凹み又は貫通孔からなる複数の取付部を有し、
    プレートは、前記複数の取付部と同型の複数の突出部を有し、取付状態で前記複数の取付部を密閉することを特徴とする請求項1記載の墜落制止用器具のフック。
  3. 複数の取付部は、各々異なる形状であることを特徴とする請求項2に記載の墜落制止用器具のフック。
  4. 正面視において、フック本体の取付部の幅側の両側縁と、前記取付部が形成される位置のフック本体の幅側の両側縁とは、方向及び形状が異なることを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の墜落制止用器具のフック。
  5. プレートの突出部に固定具の通し穴を設け、取付状態でフック本体の表面及び裏面に当接したプレートを前記固定具により固定することを特徴とする請求項2、3または4のいずれかに記載の墜落制止用器具のフック。
  6. プレートの通し孔は、凹み部分を形成する外径孔と、貫通孔を形成する内径孔とからなるものであって、
    固定具であるリベットを固定した状態で、前記リベットの頭部表面とプレート表面とが同一平面状に形成することを特徴とする請求項5に記載の墜落制止用器具のフック。
  7. フック本体が金属製であって、プレートが樹脂材料からなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6のいずれかに記載の墜落制止用器具のフック。
JP2018166835A 2018-09-06 2018-09-06 墜落制止用器具のフック Pending JP2020039395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018166835A JP2020039395A (ja) 2018-09-06 2018-09-06 墜落制止用器具のフック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018166835A JP2020039395A (ja) 2018-09-06 2018-09-06 墜落制止用器具のフック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020039395A true JP2020039395A (ja) 2020-03-19

Family

ID=69798804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018166835A Pending JP2020039395A (ja) 2018-09-06 2018-09-06 墜落制止用器具のフック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020039395A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7015951B1 (ja) * 2021-02-22 2022-02-14 貝加工業有限公司 耐負荷荷重安全フック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7015951B1 (ja) * 2021-02-22 2022-02-14 貝加工業有限公司 耐負荷荷重安全フック
TWI804818B (zh) * 2021-02-22 2023-06-11 貝加工業股份有限公司 抗扭矩性安全鈎

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7667136B2 (en) Self cutting electrical outlet box
JP2020039395A (ja) 墜落制止用器具のフック
US20100066105A1 (en) Locking Device
JPH07217604A (ja) リザーブタンクの取付構造
KR20150012212A (ko) 골프 클럽
US5125629A (en) Hand-operated chain block
US6626123B1 (en) Bi-metal, light weight self penetrating boat anchor
US5752419A (en) Pliers with an integral pivot
JP3218935U (ja) 墜落制止用器具のフック
CA2560136C (en) Steel pump jack with safety latch and method
US20180335064A1 (en) Cable Toggle
GB2311209A (en) Windscreen wiper heads
US20220257401A1 (en) Closure for an orthosis
JP2007253251A (ja) 打ち込み工具のフック装置
JP5858337B2 (ja) アシストグリップ
EP2310591B1 (fr) Fixation double patte pour la retenue d'une bande faitiere ou d'aretier
JP3790735B2 (ja) レンジ用パネル取付具
JP2021055678A (ja) カバー
JP2694323B2 (ja) 片開き式蓋を有する箱
JP7272699B2 (ja) 工具用ホルダ
JP3246557U (ja) 開閉蓋回動ストッパー装置
JP6739103B2 (ja) 切断工具
CN214724089U (zh) 工具盒
JP2586645Y2 (ja) くさび型引留クランプのくさび押え
JP4476113B2 (ja) 防水シートの固定金具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211011