JP2020039271A - 食品洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】食品の洗浄ムラを防止するとともに、洗浄時間を短縮する。【解決手段】食品洗浄装置は、食品が収容される洗浄タンク(10)と、洗浄タンクを上方から覆う蓋状部材(6)と、蓋状部材の内部空間に洗浄水を供給する洗浄水供給部(55)とを備える。蓋状部材(6)は、上方から見て洗浄タンクと重なる位置に複数の貫通孔(64)が設けられた底壁部(61)と、底壁部から上方に立ち上がり、底壁部の周囲を取り囲む立壁部(62)とを含む。食品洗浄装置は、底壁部の貫通孔から流出する洗浄水によって、洗浄タンク内の食品を洗浄する。【選択図】図7
Description
本発明は、洗浄水を用いて食品を洗浄する食品洗浄装置に関する。
たとえば特開平11−290049号公報(特許文献1)に示されるように、洗浄室の天面に設けられたシャワーノズルから洗浄カゴ内の食品に洗浄水(オゾン水)を噴射して、食品を洗浄する食品洗浄装置が従来から提案されている。
また、たとえば特開2016−63760号公報(特許文献2)に示されるように、洗浄水(電解水)を循環させて、タンク内に生じる水流によって食品を洗浄する食品洗浄装置も従来から提案されている。
食品添加物の規定等において、殺菌成分を有する洗浄水で食品を洗浄した後は、食品に付着した殺菌成分を分解または除去するよう義務付けられている。そのため、特許文献2の食品洗浄装置では、電解水による除菌洗浄の後に、水道水によって食品のすすぎ洗浄が行われている。しかし、特許文献2では、洗浄タンクに水道水を貯めてから、洗浄タンク内の水を循環させてすすぎ洗浄を行っているため、水道水を掛け流ししながら食品をすすぐ洗浄方法に比べて、すすぎ洗浄に要する時間が長くなるおそれがある。また、安全をみて水道水を満水レベルまで貯めてから循環水によるすすぎ洗浄を開始するタイプの食品洗浄装置では、水道水の貯水に数分かかることもあり、洗浄時間短縮の要請があった。また、そのような場合には、すすぎ洗浄に要する水道水の水量が多くなるおそれもある。
これに対し、特許文献1のようなシャワーノズルで上方から水道水を噴出する場合、直ぐにすすぎ洗浄を開始できるため、洗浄時間を短縮することが可能である。しかしながら、特許文献1では、洗浄タンクの上方かつ中央に1つのシャワーノズルが固定されているだけであるため、洗浄ムラができ、洗い残しが生じる可能性がある。
また、すすぎ洗浄に限らず、電解水等による除菌洗浄においても、簡易な構成で、食品の洗浄ムラを防止する技術が望まれていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、食品の洗浄ムラを防止するとともに、洗浄時間を短縮することのできる食品洗浄装置を提供することである。
この発明のある局面に従う食品洗浄装置は、食品が収容される洗浄タンクと、洗浄タンクを上方から覆う蓋状部材と、蓋状部材の内部空間に洗浄水を供給する洗浄水供給部とを備える。蓋状部材は、上方から見て洗浄タンクと重なる位置に複数の貫通孔が設けられた底壁部と、底壁部から上方に立ち上がり、底壁部の周囲を取り囲む立壁部とを含む。食品洗浄装置は、底壁部の貫通孔から流出する洗浄水によって、洗浄タンク内の食品を洗浄する。
なお、洗浄水は、殺菌成分を有する水(たとえば電解水)であってもよいし、殺菌成分を有さない水(たとえば水道水)であってもよい。
好ましくは、蓋状部材は、底壁部に対面して内部空間を閉塞する天壁部をさらに含む。これにより、貫通孔から流出する洗浄水の水圧を所定の水圧に維持する(高める)ことができる。
洗浄水供給部が、先端に吐出口を有する給水ノズルを含む場合、天壁部には、給水ノズルの吐出口に接続される接続口が設けられていることが望ましい。
洗浄タンクの側壁に、洗浄水供給部から供給される洗浄水の給水口が設けられていてもよい。この場合、蓋状部材の立壁部に、給水口に接続される接続口が設けられていてもよい。
底壁部に設けられた複数の貫通孔は、第1方向に向かって突き出た突壁を有する第1の貫通孔と、第1方向とは異なる第2方向に向かって突き出た突壁を有する第2の貫通孔とを含むことが望ましい。これにより、洗浄水の流出方向を複数方向に分散することができる。
食品洗浄装置は、洗浄タンクの上端縁に交差して水平方向に延在する上面を有するハウジングを備えている。ハウジングの上面には、蓋状部材を受入れるための段差が設けられていることが望ましい。これにより、蓋状部材を安定的に設置できるとともに、蓋状部材を作業台として利用することもできる。
本発明によれば、食品の洗浄ムラを防止するとともに、洗浄時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(基本構成について)
はじめに、図1〜図3を参照して、本実施の形態に係る食品洗浄装置1の基本構成について説明する。なお、図1(A)には食品洗浄装置1の正面図、図1(B)には食品洗浄装置1の側面図、図1(C)には食品洗浄装置1の上面図が示されている。
はじめに、図1〜図3を参照して、本実施の形態に係る食品洗浄装置1の基本構成について説明する。なお、図1(A)には食品洗浄装置1の正面図、図1(B)には食品洗浄装置1の側面図、図1(C)には食品洗浄装置1の上面図が示されている。
食品洗浄装置1は、たとえば立方体形状のハウジング90と、ハウジング90に設けられた洗浄タンク10とを備えている。洗浄タンク10は、たとえば平面視矩形状の水槽であり、ハウジング90の上面91の位置から掘り下げられるようにして形成されている。つまり、ハウジング90の上面91は、洗浄タンク10の上端縁に交差して水平方向に延在している。洗浄タンク10は、略矩形形状の底部31と、底部31の四辺それぞれに下端が連結された4つの側壁32a〜32dとを有している。これら側壁32a〜32dにより角筒形状の側部32が構成されている。
本実施の形態では、ハウジング90自体には蓋がなく、洗浄タンク10が露出している。洗浄タンク10には、被洗浄物としての食品を収容する洗浄カゴ(以下「カゴ」と略す)11が設置される。カゴ11も、たとえば平面視矩形状であり、略矩形形状の底面と、底面の四辺それぞれに下端が連結された4つの側面とを有している。これら側面により角筒形状の側面部が構成されている。カゴ11は、たとえば網状またはメッシュ状に形成され、各面には水を通過させるための複数の孔が設けられる。なお、カゴ11は、洗浄タンク10内には、複数(たとえば2つ)のカゴ11が左右方向または前後方向に並んで配置されてもよい。
ハウジング90の上面91には、洗浄タンク10に水道水を上方から供給するための給水ノズル(給水管)25が設置されている。ハウジング90の前面92には開閉扉が設けられており、内部の点検等が可能となっている。ハウジング90の背面93側には、上面91よりも上に立ち上がる立上り部94が設けられており、立上り部94の表面に操作表示部74が設けられている。
図2に示されるように、食品洗浄装置1は、基本の配管構成として、電解水の給水経路21と、水道水の給水経路24と、排水経路22と、循環経路23とを有している。
電解水の給水経路21は、洗浄タンク10の給水口12に接続されている。給水経路21上には、制御装置によって開閉制御される給水バルブ21aが設けられている。給水バルブ21aが開状態のとき、殺菌作用を有する電解水が給水経路21を介して洗浄タンク10に供給される。給水経路21を介して供給される電解水は、たとえば40mg/kg程度の有効塩素濃度の微酸性電解水である。給水口12は、洗浄タンク10の側部32に設けられている。
水道水の給水経路24は、給水ノズル25を含む。つまり、給水経路24は、洗浄タンク10に直接接続されず、給水経路24の一部(下流側端部)が、上記給水ノズル25により構成されている。給水経路24上には、制御装置によって開閉制御される給水バルブ24aが設けられている。給水バルブ24aが開状態のとき、水道水が給水経路24を介して洗浄タンク10に給水される。給水ノズル25の先端の吐出口(給水口)25aは、洗浄タンク10の上方に位置し、吐出口25aから洗浄タンク10に水道水が流下する。
排水経路22は、洗浄タンク10の排水口13に接続されている。排水経路22上には、制御装置によって開閉制御される排水バルブ22aが設けられている。排水バルブ22aが開状態のとき、洗浄タンク10内の電解水が排水経路22を介して排水される。排水口13は、洗浄タンク10の底部31に設けられている。本実施の形態では、排水口13は、底部31の中央部、すなわち、側部32から離れた位置に配置されている。
循環経路23は、排水経路22から分岐し、洗浄タンク10の戻し口14に接続されている。循環経路23は、途中位置に循環ポンプ23aを有している。排水バルブ22aが閉状態で、かつ、循環ポンプ23aがONのとき、洗浄タンク10内の電解水が循環経路23を介して循環する。戻し口14は、側部32に設けられている。なお、循環経路23は、排水経路22とは独立して設けられていてもよい。つまり、排水経路22に接続される排水口と、循環経路23に接続される排水口とが、個別に設けられていてもよい。
戻し口14の配置例については、図3を参照して説明する。なお、図3において、矢印A1は洗浄タンク10の上方を示し、矢印A2は洗浄タンク10の正面方向(前方)を示している。
洗浄タンク10の側部32は、正面側に位置する側壁32aと、正面から見て右側に位置する側壁32bと、背面側に位置して側壁32aに対面する側壁32cと、正面から見て左側に位置して側壁32bに対面する側壁32dとで構成される。本実施の形態においては、正面および背面の側壁32a,32cの横幅の方が、左右の側壁32b,32dの横幅よりも大きい。
戻し口14は2個設けられており、第1および第2の戻し口14a,14bは側部32の対角位置に配置されている。第1の戻し口14aは、たとえば右側の側壁32bの端部に設けられ、第2の戻し口14bは、たとえば左側の側壁32dの端部に設けられている。第1および第2の戻し口14a,14bの高さは略同じであり、中レベルL1付近、すなわち満水レベルL2の半分程度の高さである。
なお、電解水用の給水口12は、たとえば、第1の戻し口14aと同様に、右側の側壁32bに設けられる。給水口12の高さは、戻し口14a,14bよりも高く、満水レベルL2付近である。具体的には、給水口12は、中レベルL1と満水レベルL2との間の高さに設けられてもよいし、満水レベルL2以上の高さに設けられてもよい。本実施の形態では、給水口12は、第1の戻し口14aの直上に配置される。
図1(C)および図3に示されるように、本実施の形態では、洗浄タンク10の側部32には、給水口12および戻し口14より上方に位置する、オーバーフロー水用の切欠き部34が設けられている。切欠き部34は、満水レベル付近が底辺となるように略U字状に形成されている。満水レベル付近とは、満水レベルと同じ高さか、満水レベルとの差がたとえば10mm以下の高さである。
ハウジング90の上面91には、この切欠き部34に連なるように凹部が形成されている。この凹部は、オーバーフロー水を受ける受水室40として機能し、この受水室40に、オーバーフロー水を外部に排水するための排水口、すなわちオーバーフロー口15が設けられている。図2に示されるように、オーバーフロー口15は排水経路26に接続されている。排水経路26は、洗浄タンク10の排水口13に接続されたメインの排水経路22に合流してもよい。
受水室40は、切欠き部34の下端と同じ高さ(またはそれよりも下)に位置する底面41と、底面41から上方に立ち上がる立上り面42とを有している。つまり、底面41は、満水レベル付近の高さに位置する。オーバーフロー口15は、受水室40の底面41に設けられていることが望ましい。これにより、食品の除菌洗浄期間において満水レベルを超えた電解水(オーバーフロー水)が、切欠き部34から、洗浄タンク10に隣接して配置された受水室40へ流れ、受水室40のオーバーフロー口15を介して下方へ排水される。
本実施の形態の食品洗浄装置1は、洗浄タンク10の側部32に設けられた給水経路21の給水口12から供給される電解水によって、食品の除菌洗浄を行う。また、給水ノズル25を介して洗浄タンク10の上方から供給される水道水によって、食品のすすぎ洗浄を行う。給水ノズル25は、たとえばステンレス鋼を薄肉かつ波型に成形したフレキシブル管により構成され、簡単に手で曲げられるようになっていることが望ましい。なお、本実施の形態では、給水ノズル25から吐出される水道水が、後述する蓋状部材を介して洗浄タンク10内に供給される。
(機能構成および基本動作について)
次に、食品洗浄装置1の機能構成および基本動作について説明する。
次に、食品洗浄装置1の機能構成および基本動作について説明する。
図4は、食品洗浄装置1の機能構成を示すブロック図である。食品洗浄装置1は、上記したバルブ21a,22a,24aおよび循環ポンプ23aに加え、水位センサ71,72と、濃度センサ73と、操作表示部74と、これらに電気的に接続された制御装置50とを備える。
水位センサ71は、洗浄タンク10内の電解水の水位が第1水位に達したことを検知する。水位センサ72は、洗浄タンク10内の電解水の水位が第2水位に達したことを検知する。第1水位は第2水位よりも低い。以下、第1水位を「中レベル」、第2水位を「満水レベル」という。なお、満水レベルは、切欠き部34付近(つまりオーバーフロー口15付近)の高さであり、典型的には切欠き部34の底辺(下端位置)と略同じ高さである。中レベルは、典型的には満水レベルの1/2程度の高さである。
本実施の形態では水位センサ71,72により水位レベルを検知することとするが、限定的ではなく、たとえば流量センサで水位レベルを検知してもよい。あるいは、時間制御により水位レベルを判断してもよい。
濃度センサ73は、洗浄タンク10内の電解水の濃度を検知する。操作表示部74は、ユーザからの指示を受け付ける操作部と、洗浄モードなどの各種情報を表示するための表示部とを一体的に含む。操作表示部74には、食品の自動洗浄を開始するためのスタートボタンが含まれる。なお、操作部と表示部とが個別に設けられていてもよい。
制御装置50は、各種演算処理を行う制御部51と、各種データおよびプログラムを記憶するための記憶部52と、計時動作を行う計時部53とを含む。制御部51は、たとえばCPU(Central Processing Unit)により実現される。
図5は、食品洗浄装置1の基本動作を示すフローチャートである。なお、図5に示す一連の食品洗浄処理は、制御装置50の制御部51が、記憶部52に予め記憶された食品洗浄プログラムを読み出して実行することによって実現される。なお、食品洗浄処理が開始される前は、各バルブ21a,22a,24aは閉状態であり、循環ポンプ23aはOFFである。
ユーザにより操作表示部74のスタートボタンが押下されて、自動運転開始の指示が入力されると(ステップS2にてYES)、制御部51は自動運転モードで作動する。自動運転モードでは、はじめに除菌洗浄処理が実行される(ステップS3)。除菌洗浄処理については、図6にサブルーチンを挙げて後に説明する。
除菌洗浄処理が終わると、制御部51は、排水バルブ22aを開状態とし、排水処理を実行する(ステップS4)。これにより、洗浄タンク10内の電解水が、自重により排水口13から排水される。
排水処理が終わると、すすぎ処理が実行される(ステップS5)。すすぎ処理では、蓋状部材が用いられる。蓋状部材を用いた食品のすすぎ洗浄については、後に詳述する。すすぎ処理が終わると、再び排水処理が実行される(ステップS6)。ここでの排水処理は、上記S4の排水処理と同様であってよい。以上で、自動洗浄処理が終了する。
(除菌洗浄について)
電解水による食品の除菌洗浄は、上述のように電解水を循環させて行われる。図6は、制御部51が実行する除菌洗浄処理を示すフローチャートである。
電解水による食品の除菌洗浄は、上述のように電解水を循環させて行われる。図6は、制御部51が実行する除菌洗浄処理を示すフローチャートである。
制御部51は、給水バルブ21aを開状態とし、洗浄タンク10への電解水の給水を開始する(ステップS11)。これにより、洗浄タンク10内には、側部32に設けられた給水口12から電解水が供給される。
その後、水位センサ71により洗浄タンク21内の電解水の水位が、中レベルと検知された場合(ステップS12にてYES)、制御部51は、循環ポンプ23aをONにし、循環ポンプ23aの駆動を開始する。これにより、洗浄タンク10内の電解水の循環が開始される(ステップS13)。すなわち、洗浄タンク10内の電解水が排水口13から取水され、取水された電解水が循環経路23を通過して、戻し口14から洗浄タンク10に戻される。
さらに、水位センサ72により洗浄タンク10内の電解水の水位が、満水レベルと検知されると(ステップS15にてYES)、制御部51は、給水バルブ21aを閉状態とし、給水経路21からの電解水の給水を停止する(ステップS16)。これにより、洗浄タンク21内には、戻し口14から吐出される電解水による水流だけが生じる。
給水を停止してからたとえば所定時間経過すると(ステップS17にてYES)、制御部51は、循環ポンプ23aをOFFにし、電解水の循環を停止する(ステップS18)。引き続き、排水バルブ22aを開状態とし、洗浄タンク10内の電解水を排水する(ステップS19)。なお、洗浄タンク10内の電解水は全量排水されるのではなく、一定量の電解水を残して排水されることが望ましい。
電解水の排水が終わると、再びステップS11に戻り、除菌洗浄が完了したと判定されるまで、上記処理が繰り返される。除菌洗浄の完了は、予め設定された洗浄時間が経過したか否かにより判定されてもよい。あるいは、サイクルごとに濃度センサ73により検知される濃度の低下度合を検出し、電解水の濃度の低下度合が所定値未満となった場合に、除菌洗浄が完了したと判断してもよい。
この場合、ステップS19で電解水を排水する前に除菌洗浄が完了したかを判定し、完了していれば(濃度の低下度合が所定値未満であれば)ステップS19に進み、完了していなければ(濃度の低下度合が所定値以上であれば)ステップS11に戻って上記処理を繰り返すようにしてもよい。一連の除菌洗浄処理が終了すると、処理はメインルーチンに戻される。
なお、本実施の形態では戻し口14から噴出される循環水の水流を利用して食品を除菌洗浄することとしたが、流水洗浄(かけ流し)によって食品を除菌洗浄してもよい。この場合、食品洗浄装置1は循環経路23を有さなくてよい。
(すすぎ洗浄について)
本実施の形態において、水道水による食品のすすぎ洗浄は、蓋状部材を介して行われる。すなわち、すすぎ洗浄においては、蓋状部材を介して洗浄タンク10内に水道水が供給される。
本実施の形態において、水道水による食品のすすぎ洗浄は、蓋状部材を介して行われる。すなわち、すすぎ洗浄においては、蓋状部材を介して洗浄タンク10内に水道水が供給される。
・水道水の供給構造
図7〜図9を参照して、本実施の形態における水道水の供給構造について説明する。図7は、蓋状部材6を模式的に示す断面図であり、(A)は、蓋状部材6をハウジング90に設置する前の状態を示し、(B)は、蓋状部材6の一部VIIBを拡大して示している。また、図7(C)は、蓋状部材6をハウジング90に設置した状態を示している。図8(A),(B)は、蓋状部材6をハウジング90に設置する前後の状態をそれぞれ示す斜視図である。図9(A)は、蓋状部材6の構成例を模式的に示す斜視図であり、天壁部63を取り外した場合の蓋状部材6の内部空間が示されている。なお、図7および図8に示す矢印A3は、ハウジング90および洗浄タンク10の横幅方向(左右方向)を示し、図8に示す矢印A4は、ハウジング90および洗浄タンク10の奥行き方向(前後方向)を示している。
図7〜図9を参照して、本実施の形態における水道水の供給構造について説明する。図7は、蓋状部材6を模式的に示す断面図であり、(A)は、蓋状部材6をハウジング90に設置する前の状態を示し、(B)は、蓋状部材6の一部VIIBを拡大して示している。また、図7(C)は、蓋状部材6をハウジング90に設置した状態を示している。図8(A),(B)は、蓋状部材6をハウジング90に設置する前後の状態をそれぞれ示す斜視図である。図9(A)は、蓋状部材6の構成例を模式的に示す斜視図であり、天壁部63を取り外した場合の蓋状部材6の内部空間が示されている。なお、図7および図8に示す矢印A3は、ハウジング90および洗浄タンク10の横幅方向(左右方向)を示し、図8に示す矢印A4は、ハウジング90および洗浄タンク10の奥行き方向(前後方向)を示している。
蓋状部材6は、底壁部61と、立壁部62と、天壁部63とを一体的に含み、洗浄タンク10を上方から覆うように配置される。底壁部61および天壁部63は、水平方向に延在する平坦な薄板部材により構成されており、互いに対面する。底壁部61および天壁部63の大きさおよび平面形状は、同じである。底壁部61および天壁部63の各面積は、洗浄タンク10の上端の開口面積よりも大きい。また、底壁部61および天壁部63は、たとえば略矩形状に形成される。各部の矢印A3方向に沿う寸法(横寸法)は、たとえば50〜70cm程度であり、各部の矢印A4方向に沿う寸法(縦寸法)は、たとえば50〜60cm程度である。
立壁部62は、底壁部61から上方に立ち上がり、底壁部61の周囲を取り囲む。立壁部62の下端は底壁部61に隙間なく接続されている。立壁部62の高さ寸法、すなわち蓋状部材6の高さ寸法D2は、たとえば2cm以下である。天壁部63は、底壁部61と立壁部62とにより形成された内部空間を閉塞する。立壁部62の上端は天壁部63に隙間なく接続されている。
このように、蓋状部材6は底壁部61と天壁部63の二重構造(二層構造)であって中空状に形成されている。蓋状部材6の素材は、たとえばステンレス等の金属または樹脂である。
天壁部63には、給水ノズル25の吐出口25aに接続される接続口65が設けられている。接続口65は、給水ノズル25の先端部を受け入れる受け入れ部を構成する。接続口65に給水ノズル25の吐出口25aが接続されている場合に、給水経路24が開状態となると、蓋状部材6の内部空間に水道水が供給される。給水ノズル25の先端部と接続口65との着脱を容易にするために、接続口65には公知の取り付け部材が設けられていてもよい。なお、天壁部63には、接続口65以外に孔は設けられていない。
底壁部61には、上方から見て洗浄タンク10と重なる位置に多数(複数)の貫通孔64が設けられている。これにより、蓋状部材6の内部空間に供給された水道水が、貫通孔64から流出する。典型的には、貫通孔64の大きさおよび形状は全て同じであり、貫通孔64の形状はたとえば丸形状である。また、底部31の縦横双方向において、貫通孔64の間隔は典型的には一定である。なお、貫通孔64の径は、接続口65の径よりも小さいことが望ましい。
各貫通孔64は、たとえば打ち抜き加工により形成されたパンチ孔である。図7(B)に示されるように、複数の貫通孔64は、第1方向に向かって突き出た突壁67を有する第1の貫通孔64aと、第1方向とは異なる第2方向に向かって突き出た突壁67を有する第2の貫通孔64bとを含むことが望ましい。突壁67は、打ち抜き加工によって下方に突き出るバリにより構成される。そのため、突壁67の向きは、打ち抜き加工の際の治具の向きによって調整可能である。突壁67はたとえば円筒状に形成される。
図7(B)に示されるように、第1方向はたとえば左斜め下方を指向し、第2方向はたとえば右斜め下方を指向する。底壁部61において、第1の貫通孔64aおよび第2の貫通孔64bはたとえば千鳥状に配置される。あるいは、第1の貫通孔64aおよび第2の貫通孔64bが、ランダムに配置されてもよい。なお、複数の貫通孔64は、たとえば鉛直下方に向かって突き出た突壁を有する貫通孔(図示せず)など、第3方向を指向する第3の貫通孔をさらに含んでいてもよい。
このように、貫通孔64の指向方向を複数方向にすることで、貫通孔64を通過した水道水の噴出方向が分散されるため、洗浄タンク10内の食品に、上方から水道水を万遍なく掛けることができる。
ハウジング90の上面91には、蓋状部材6を受け入れるための段差(窪み)95が設けられている。段差95は、洗浄タンク10の周囲において枠状に設けられている。段差95は、第1の上面91aと、第1の上面91aよりも低位置に設けられた第2の上面91bと、第1の上面91aと第2の上面91bとの境界に位置する立壁面91cとで構成されている。第2の上面91bは、第1の上面91aの内側に配置されるとともに、洗浄タンク10の上端縁に交差して水平方向に延在している。なお、第2の上面91bおよび立壁面91cも洗浄タンク10の一部とみなしてもよい。
この場合、第2の上面91b上に蓋状部材6が載置される。蓋状部材6の立壁部62は、立壁面91cと接触または近接した状態で対面する。蓋状部材6の高さ寸法D2は、段差95の高さ寸法(第1の上面91aと第2の上面91bとの高低差)D1と略同じである。そのため、設置状態において、蓋状部材6の上面(天壁部63の上面)とハウジング90の第1の上面91aとが略面一となる。これにより、蓋状部材6の上面を作業台として利用し易くすることができる。
本実施の形態において、蓋状部材6は、洗浄タンク10および受水室40の双方を覆うように設置される。この場合、上述の段差95は、洗浄タンク10および受水室40の双方を取り囲むように設けられる。
図9(A)に示されるように、蓋状部材6の底壁部61は、洗浄タンク10と受水室40との境界B(一点鎖線で示す)の位置を境として、洗浄タンク10側に位置する第1領域61aと、受水室40側に位置する第2領域61bとで構成される。第1領域61aは洗浄タンク10に面し、第2領域61bの一部が受水室40に面する。この場合、貫通孔64は、第1領域61aにのみ設けられていることが望ましい。なお、各領域61a,61bのうち、第2の上面91bに重なる部分には、貫通孔64が設けられていなくてもよい。また、第1領域61aにおいて貫通孔64は、洗浄タンク10内に設置されたカゴ11に対面する領域にのみ設けられていてもよい。
あるいは、図9(B)に示す蓋状部材6Aのように、境界Bの位置に、蓋状部材6Aの内部空間を2つに仕切る仕切り部材66が設けられている場合には、仕切り部材66によって、接続口65から供給された水道水の第2領域61b側への流動が阻止されるため、第1領域61aと第2領域61bとの双方に貫通孔64が設けられていてもよい。つまり、底壁部61の全体に、貫通孔64が設けられていてもよい。
あるいは、図9(C)に示すように、蓋状部材は、底壁部が第1領域61aのみで構成された蓋状部材6Cと、底壁部が第2領域61bのみで構成された蓋状部材6Dとに分割されていてもよい。この場合、蓋状部材6Cには、複数の貫通孔64が設けられた底壁部61(第1領域61a)と、この底壁部61を取り囲む立壁部62と、接続口65が設けられた天壁部とが含まれる。蓋状部材6Dには、貫通孔64の無い底壁部61(第2領域61b)と、この底壁部61を取り囲む立壁部62と、接続口65が設けられていない天壁部とが含まれる。なお、蓋状部材6Dの底壁部61にも、蓋状部材6Cと同様に貫通孔64が設けられていてもよい。
・すすぎ処理
次に、制御部51が実行するすすぎ処理について説明する。すすぎ処理は、図7(C)に示されるように、蓋状部材6を洗浄タンク10の上方を覆うように設置し、かつ、接続口65に給水ノズル25の先端部を接続させた状態で実行される。
次に、制御部51が実行するすすぎ処理について説明する。すすぎ処理は、図7(C)に示されるように、蓋状部材6を洗浄タンク10の上方を覆うように設置し、かつ、接続口65に給水ノズル25の先端部を接続させた状態で実行される。
はじめに、制御部51は給水バルブ24aを開状態とする。これにより、洗浄水供給部55が、蓋状部材6の内部空間への水道水の供給を開始する。具体的には、給水ノズル25の吐出口25aを介して、蓋状部材6の内部空間への水道水の供給が開始される。本実施の形態において、洗浄水供給部55は、図2に示した水道水の給水経路24および給水ノズル25を含む。なお、本実施の形態では、すすぎ処理において排水バルブ22aは常に開状態とされる。
蓋状部材6内に水道水が供給されると、底壁部61に設けられた多数の貫通孔64から水道水が下方に流出する。すなわち、蓋状部材6を介して、洗浄タンク10の内部に水道水がシャワーリングされ、水道水による食品の流水すすぎ洗浄(掛け流し洗浄)が行われる。ここで、底壁部61には、多数の貫通孔64が、上方から見て洗浄タンク10に重なる領域全体に一定間隔で設けられているため、洗浄タンク10の中央部だけでなく全体に、幅広く(均一に)水を噴出することができる。これにより、洗浄タンク10の中央部に固定されたシャワーノズルから水道水を供給する場合に生じ得る食品の洗浄ムラを防止することができる。また、循環水流を利用したすすぎ洗浄に比べて、すすぎ洗浄時間を短くすることができる。また、その結果、節水効果も見込める。
洗浄水供給部55は、貫通孔64を介した水道水の流出量よりも多い量の水道水を蓋状部材6内に供給し、水道水が充填された後も、水道水を供給し続ける。蓋状部材6の内部空間は天壁部63によって完全に閉鎖されているため、水道水の充填後、蓋状部材6内の水圧が高められ、貫通孔64から噴出する水道水の水圧は所定の水圧に維持される。これにより、蓋状部材6を介した水道水のシャワーリングのみで、洗浄タンク10内の食品を効果的にすすぐことができるため、すすぎ洗浄時間をさらに短くする(たとえば1分〜2分程度とする)ことができる。また、貫通孔64から水道水が噴出されても、洗浄タンク10の上方全体が蓋状部材6で覆われているため、水道水の飛散を防止することもできる。
さらに、本実施の形態では、貫通孔64の噴出方向が一律ではなく、底壁部61には、第1方向を指向する貫通孔64aと第2方向を指向する貫通孔64bとが設けられているため、図7(C)に示されるように、洗浄タンク10内に水道水を散水することができる。したがって、洗浄タンク10内の食品の洗浄ムラをより効果的に防止することができる。
なお、本実施の形態では、除菌洗浄処理の後にすすぎ処理が連続的に行われるため、蓋状部材6は、除菌洗浄の開始前に設置されることが望ましい。このように、除菌洗浄中においても洗浄タンク10が蓋状部材6で覆われる場合、電解水の飛散や塩素臭気の拡散を防止できる。また、洗浄タンク10内への異物混入を防止することもできる。
さらに、蓋状部材6は天壁部63を有しているため、蓋状部材6の上面、すなわち天壁部63の上面を作業台として利用できる。したがって、食品洗浄装置1をレストランの狭い厨房内に設置する場合等において、洗浄タンク10の上方領域を作業スペースとして活用できるため、食品洗浄装置1の普及を促進することができる。
(変形例)
上記実施の形態では、蓋状部材6に供給される洗浄水が、すすぎ洗浄に用いられる水道水であることとしたが、限定的ではない。蓋状部材6の接続口65に接続される給水ノズル25から供給される洗浄水は、除菌洗浄に用いられる洗浄水、すなわち電解水であってもよい。蓋状部材6を介して電解水をシャワー形式で供給する場合、洗浄タンク10内における有効塩素濃度(有効成分)の偏在を防止できるため、電解水を循環させて除菌洗浄を行う形態に比べて、早期に食品の洗浄ムラを防止できる利点がある。また、これにより、除菌洗浄時間を短縮することもできる。さらに、電解水(希釈用の水道水と希塩酸容積)を節約することもできるため、電気分解の回数の減少、電極の摩耗または劣化の防止、または、電気代の節約、といった効果が期待できる。
上記実施の形態では、蓋状部材6に供給される洗浄水が、すすぎ洗浄に用いられる水道水であることとしたが、限定的ではない。蓋状部材6の接続口65に接続される給水ノズル25から供給される洗浄水は、除菌洗浄に用いられる洗浄水、すなわち電解水であってもよい。蓋状部材6を介して電解水をシャワー形式で供給する場合、洗浄タンク10内における有効塩素濃度(有効成分)の偏在を防止できるため、電解水を循環させて除菌洗浄を行う形態に比べて、早期に食品の洗浄ムラを防止できる利点がある。また、これにより、除菌洗浄時間を短縮することもできる。さらに、電解水(希釈用の水道水と希塩酸容積)を節約することもできるため、電気分解の回数の減少、電極の摩耗または劣化の防止、または、電気代の節約、といった効果が期待できる。
この場合、上述の洗浄水供給部55は、水道水の給水経路24に代えて、電解水の給水経路21を含む。あるいは、給水ノズル25に連通する給水経路を切り替えることで、共通の給水ノズル25から電解水および水道水が選択的に吐出されてもよい。
また、上記実施の形態では、蓋状部材6内への洗浄水(水道水または電解水)の供給は、ハウジング90の上面91から上方に延びる給水ノズル25を介して行われることとしたが、限定的ではない。たとえば、図10に示されるように、洗浄タンク10の側部32の上端部分に給水口27を設け、蓋状部材6Eの立壁部62に、この給水口27に接続される接続口68が設けられてもよい。天壁部63に接続口は設けられていない。
この場合、洗浄水供給部56は、立壁部62の接続口68に接続された給水口27を介して、蓋状部材6Eの内部空間に洗浄水を供給する。なお、洗浄水供給部56が供給する洗浄水が電解水である場合には、図3に示した給水口12に代えて、この給水口27が設けられればよい。また、図3に示した戻し口14は不要である。
上述のように、ハウジング90の上面91に段差95が設けられている場合には、給水口27は段差95の立壁面91cに設けられていてもよい。本変形例では、複数(たとえば3つ)の給水口27が、洗浄タンク10のたとえば背面側の側壁32cの上端部分(立壁面91c)に設けられ、この上端部分と対面する蓋状部材6Eの立壁部62に、各給水口27に接続される接続口68が設けられている。
複数の給水口27を設けることで、1つの給水口27の場合よりも蓋状部材6Eへの洗浄水の供給量を増やすことができる。複数の給水口27は、洗浄タンク10の横方向(または前後方向)において均等となるように等間隔で設けられることが望ましい。これにより、所定の水圧が確保できない場合であっても、蓋状部材6Eから洗浄タンク10への洗浄水の流出量のバラツキを抑制することができる。
給水経路21を介した電解水の供給量(たとえば10L/min)は、給水経路24を介した水道水の供給量(たとえば16L/min)よりも少量となるため、洗浄水供給部が蓋状部材の内部に電解水を供給する形態においては、図10に示すような、複数の給水口27から電解水を供給する供給構造を採用することが望ましい。
なお、洗浄水供給部からの洗浄水の供給量(単位時間当たりの水量)が所定量以上であり、天壁部63が無くてもある程度の水圧を見込める場合には、蓋状部材は天壁部63を有していなくてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 食品洗浄装置、6,6A,6C,6D,6E 蓋状部材、10 洗浄タンク、12,27 給水口、21,24 給水経路、22,26 排水経路、23 循環経路、25 給水ノズル、61 底壁部、62 立壁部、63 天壁部、64,64a,64b 貫通孔、65,68 接続口、66 仕切り部材、67 突壁、90 ハウジング、95 段差。
Claims (6)
- 食品が収容される洗浄タンクと、
上方から見て前記洗浄タンクと重なる位置に複数の貫通孔が設けられた底壁部と、前記底壁部から上方に立ち上がり、前記底壁部の周囲を取り囲む立壁部とを含み、前記洗浄タンクを上方から覆う蓋状部材と、
前記蓋状部材の内部空間に洗浄水を供給する洗浄水供給部とを備え、
前記底壁部の前記貫通孔から流出する洗浄水によって、前記洗浄タンク内の食品を洗浄する、食品洗浄装置。 - 前記蓋状部材は、前記底壁部に対面して前記内部空間を閉塞する天壁部をさらに含む、請求項1に記載の食品洗浄装置。
- 前記洗浄水供給部は、先端に吐出口を有する給水ノズルを含み、
前記天壁部には、前記給水ノズルの吐出口に接続される接続口が設けられている、請求項2に記載の食品洗浄装置。 - 前記洗浄タンクの側壁に、前記洗浄水供給部から供給される洗浄水の給水口が設けられており、
前記立壁部には、前記給水口に接続される接続口が設けられている、請求項1または2に記載の食品洗浄装置。 - 前記複数の貫通孔は、第1方向に向かって突き出た突壁を有する第1の貫通孔と、前記第1方向とは異なる第2方向に向かって突き出た突壁を有する第2の貫通孔とを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の食品洗浄装置。
- 前記洗浄タンクの上端縁に交差して水平方向に延在する上面を有するハウジングを備え、
前記ハウジングの上面には、前記蓋状部材を受入れるための段差が設けられている、請求項1〜5のいずれかに記載の食品洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018167715A JP2020039271A (ja) | 2018-09-07 | 2018-09-07 | 食品洗浄装置 |
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JP2018167715A Pending JP2020039271A (ja) | 2018-09-07 | 2018-09-07 | 食品洗浄装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115349592A (zh) * | 2022-09-06 | 2022-11-18 | 广东艾瑞克林科技有限公司 | 一种易清洗食材清洗机 |
JP7307232B1 (ja) | 2022-04-27 | 2023-07-11 | 株式会社御池鐵工所 | 食品用洗浄装置及び食品洗浄方法 |
-
2018
- 2018-09-07 JP JP2018167715A patent/JP2020039271A/ja active Pending
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