JP2020037418A - 容器および蓋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体が装着された二重容器であって、汎用性が高く、低コストで実現でき、また、液漏れを防止できる容器を提供する。【解決手段】容器は、外容器1と内容器2と蓋体3とからなる。外容器胴部12と内容器胴部22との間に断熱空間4が形成される。蓋体3は、蓋面31と、蓋面周りに上方に立設される環状周縁部32とからなる。容器は、内容器フランジ部23と外容器胴部12とを密着させる二重用容器密着構造51と、外容器フランジ部13が蓋体の環状周縁部32に嵌合される蓋嵌合構造52と、蓋面下面に設けられた押圧部35が内容器フランジ部23上面を押圧する押圧構造53とを備える。特徴的構造51〜53は相互に作用する。【選択図】図1

Description

本発明は、二重容器と蓋体とからなる容器に関する。特に、二重容器は、外容器と、外容器に内挿される内容器とからなり、外容器と内容器の間には断熱空間が形成される。
容器には熱い飲料や冷たい飲料が入れられることがある。
熱い飲料は高温が維持されることが好ましい。冷たい飲料は低温が維持されることが好ましい。また、熱い飲料が入った容器を持った時、熱くて不快感を覚えるおそれもある。また、冷たい飲料が入った容器を持った時、冷たくて不快感を覚えるおそれもある。
内容物の保温および持ち手への熱伝達抑制の観点から、断熱空間が形成された二重容器が用いられている。
樹脂製の外容器に樹脂製の内容器を積み重ねた二重容器が一般的である(例えば、特許文献1)。なお、紙製の二重容器もある。
二重容器には、例えば、熱いコーヒーや紅茶が入れられて、販売されている。このとき、二重容器に蓋体が設けられていると、テイクアウトが可能となる等、便利である(例えば特許文献2)。
特許4612313号公報 特開2015-58950号公報
外容器に内容器を積み重ねる場合、内容器が外容器内でぐらつかない様な接合構造が重要となる。特許文献1では、外容器の断面カール状のフランジに内容器の断面半円状のフランジを嵌め合わせる例と、外容器の直立した胴部上端に内容器のフランジを掛止させる例とが開示されている。
2つの例とも、接合箇所から飲料の侵入がないように、内容器のフランジが外側になり、接合箇所を覆うように構成されている。
その結果、二重容器のフランジ付近が肉厚となる。容器のデザイン性に制約がある(言い換えると、外観が野暮ったく見える)。
特許文献1の二重容器に蓋を被せると、更に、野暮ったくなる。また、蓋体に設けられた飲用開口部を介して飲料を飲むときの唇の触感が悪く、飲みにくく感じるおそれがある。
このように、外容器と内容器との関係および、蓋体をどのように二重容器に設けるかが重要となる。
特許文献2に係る容器では、蓋体に、外容器用嵌合部と内容器用嵌合部とを設けている。外容器と内容器とが同時に蓋体に固定されて、外容器と内容器との間に、断熱空間が形成される。
しかしながら、特許文献2に係る容器の蓋体は、外容器と内容器とを同時に嵌合するものであり、外容器のみの使用は想定されていない。仮に、外容器のみに使用する場合、液漏れ等の想定外のトラブルが発生するおそれがある。
つまり、特許文献2に係る容器の蓋体は、二重容器専用であり、汎用性に乏しい。その結果、コスト高となる。
また、特許文献2において、外容器と内容器との関係については、特に言及されていない。蓋体と内容器との嵌合に不具合がある場合、容器を傾けた際、飲料が断熱空間に侵入するおそれもある。さらに、蓋体と外容器との嵌合に不具合がある場合、液漏れ等のトラブルが発生するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、低コストで、液漏れを防止できる容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、外容器と、内容器と、蓋体とからなる容器である。前記外容器は、外容器底部と、外容器胴部と、外容器フランジ部とからなり、前記内容器は、内容器底部と、内容器胴部と、内容器フランジ部とからなり、前記蓋体は、蓋面と、前記蓋面周りに上方に立設される環状周縁部とからなる。
前記容器は、前記外容器胴部と前記内容器胴部との間に形成される断熱空間と、前記内容器フランジ部と前記外容器胴部とを密着させる二重用容器密着構造と、前記外容器フランジ部が前記蓋体の環状周縁部に嵌合される蓋嵌合構造と、前記蓋面下面に設けられた押圧部が前記内容器フランジ部上面を押圧する押圧構造とを備える。
蓋嵌合構造は、蓋体と外容器とを嵌合させる。内容器を取り外すと、一般的な飲用容器として利用可能である。すなわち、汎用性が高く、その結果、低コストで実現できる。
上記発明において好ましくは、前記蓋嵌合構造において、前記外容器フランジ部が前記蓋体の環状周縁部に嵌合されると、前記蓋体が下方に押し下げられ、前記押圧構造において、前記蓋面下面に設けられた押圧部が前記内容器フランジ部上面を押圧し、前記内容器フランジ部が下方に押し下げられ、前記二重用容器密着構造において、前記内容器フランジ部は前記外容器胴部に更に密着するよう作用する。
このように各構造が相互作用することにより、断熱空間への侵入を含む液漏れを防止できる。
上記発明において好ましくは、前記蓋体の環状周縁部の内側立設壁面の少なくとも一部が、前記外容器胴部の一部と摺動可能に面接触している面接触構造を更に備える。
面接触構造は、蓋嵌合構造から押圧構造への力の伝達を補助する。
上記発明において好ましくは、前記蓋面下面に設けられた下方突出部と前記外容器胴部との間に前記内容器フランジ部が挟み込まれる挟み込み構造を更に備える。
挟み込み構造と二重用容器密着構造とが相互作用することにより、確実に液漏れを防止できる。
上記発明において好ましくは、前記蓋面下面に設けられた下方突出部は、前記蓋面に設けられた開口部周りの補強リブの一部である。
補強リブの一部を利用して挟み込み構造を形成すれば、低コスト性が維持される。
上記発明において好ましくは、前記二重用容器密着構造において、前記内容器フランジ部外縁が前記外容器胴部に当接し、前記内容器フランジ部が前記外容器胴部に嵌合される。
このような二重用容器密着構造により、液漏れを防止できる。
上記目的を達成するための本発明は、外容器と、前記外容器に内挿される内容器とからなる二重容器用の蓋体である。蓋面と、前記蓋面周りに上方に立設される環状周縁部とからなる。前記環状周縁部は、前記外容器のフランジと嵌合する嵌合部を有する。前記蓋面は、前記内容器のフランジを押圧する押圧部と、飲用開口部とを有する。
本発明の容器は、汎用性が高く、その結果、低コストで実現できる。また、液漏れを防止できる。
容器の概略構成図および分解図 蓋体の概略構成図 押圧部範囲図 各構造の相互作用に係る説明図(斜視図) 各構造の相互作用に係る説明図(断面図) 効果に係る説明図 効果に係る説明図 飲用動作時の説明図(斜視図) 飲用動作時の説明図(断面図) 変形例1に係る容器の要部構成図 変形例2に係る容器の要部構成図 変形例3に係る容器の概略構成図および要部構成図 変形例4に係る蓋体の概略構成図および動作説明図 変形例5に係る押圧部範囲図 変形例6に係る押圧部範囲図
〜基本構成〜
図1は容器の概略構成図および分解図である。まず、基本構成について説明する。
容器は、外容器1と、内容器2と、蓋体3とからなる。
外容器1は、底部11と、胴部12と、フランジ部13とを備える。内容器2は、底部21と、胴部22と、フランジ部23とを備える。
胴部12,22は概略形状として略逆円錐台形状に形成される。すなわち、フランジ部13,23から底部11,21に向かって縮径するように形成される。
フランジ部13,23は、胴部12,22頂部から外周略水平方向に突出されている。
底部11は自立可能となるよう略平面状であることが好ましいが、底部21は平面状でもよいし、平面状でなくてもよい。たとえば、半球状でも良い。
内容器2は外容器1に内挿され二重容器が形成される。外容器1と内容器2との間には断熱空間4が形成される。胴部12,22間の空間を前提とするが、さらに底部11,12間に空間があってもよい。
蓋体3は、二重容器の開口部を塞ぐように設けられる。
〜蓋体〜
図2は蓋体の概略構成図である。図2Aは表面から見た斜視図であり、図2Bは裏面から見た斜視図である。
蓋体3は、蓋面31と、環状周縁部32とからなる。
環状周縁部32は蓋面31周りに上方に立設される。環状周縁部32は、外容器フランジ部13に被せられるような略コの字型をしており、内側立設壁面33と周状天面と外側立設壁面とからなる。外側立設壁面には複数の凹部34が間欠的に周方向に配置されている。
蓋面31下面の周縁部には、押圧部35が設けられている。図示の例では、押圧部35は蓋面31下面周縁部の一部領域であり、内容器フランジ部23上面を押圧する部分に相当する。
図3は、蓋面31下面における、押圧部35の範囲を示す図である。当該範囲にハッチングを付す。図示の例では、周の半分以上の領域に形成されている。押圧部35の領域が広い程、内容器フランジ部23上面を広範囲で押圧可能となり、液漏れ防止の点で有利となる。
図2に戻る。蓋面31には略涙滴型の飲用開口部36が設けられている。蓋面31のうち飲用開口部36相当箇所が切断され、折り曲げられて反転し、飲用開口部36が形成される。なお、押圧部35は飲用開口部36を囲むように形成されている。
飲用開口部36相当箇所には、つまみ部が形成されている。つまみ部を引き上げることで切断線が切断される。蓋面31のうち飲用開口部36相当箇所と反対側には、上方に向かう斜面が形成されており、斜面にはつまみ部受けが形成されている。
飲用開口部36相当箇所が反転するとき、つまみ部はつまみ部受けに嵌合され固定される。
つまみ部を引き上げる際の力が蓋面31面内に分散しない様に、飲用開口部36周りに補強リブ37が設けられている。これによりつまみ部を引き上げる際の力は切断線に集中する。
補強リブ37は、蓋面31より下方に突出することにより形成される。下方突出部38は補強リブ37の一部である。
〜特徴的構造と相互作用〜
本実施形態に係る容器において、複数の特徴的構造51〜54が相互に作用する。図4および図5は各構造の相互作用に係る説明図である。
図4Aは下側から見た斜視図であり、図4Bは上側から見た斜視図である。図5Aは蓋が設けられる前の部分断面図であり、図5Bは蓋が設けられた後の部分断面図である。
本実施形態に係る容器は、二重用容器密着構造51と、蓋嵌合構造52と、押圧構造53と、面接触構造54とを備えている。
二重用容器密着構造51において、内容器フランジ部23と外容器胴部12とが密着している。図示の例では、内容器フランジ部23外縁が外容器胴部12の内壁に当接している。
蓋嵌合構造52において、外容器フランジ部13が蓋体の環状周縁部32に嵌合されている。図示の例では、さらに、蓋体凹部34が外容器フランジ部13下面と係合している。
押圧構造53において、内側立設壁面33の斜面長さが外容器フランジ部13−内容器フランジ部23間距離とほぼ同じか若干長いことにより、蓋面の押圧部35が内容器フランジ部23上面を押圧する。
面接触構造54において、蓋体の内側立設壁面33外壁の少なくとも一部が、外容器胴部12内壁の一部と摺動可能に面接触している。これにより、面接触構造54において、内側立設壁面33と外容器胴部12とは一体となって、互いに剛性を補強しあう。
次に特徴的構造51〜54の相互作用について説明する。
二重容器の二重用容器密着構造51において、内容器フランジ部23外縁が外容器胴部12の内壁に当接している。更に、二重容器に蓋体3を装着する。
蓋嵌合構造52において、外容器フランジ部13が蓋体の環状周縁部32に嵌合されると、蓋体3全体が下方に押し下げられる。
ところで、本実施形態の蓋体3の内側立設壁面33は、一般的な蓋体と比べて、若干長い。仮に、内側立設壁面33に座屈が発生すると、蓋嵌合に伴う押下げ力は下方に伝達されにくくなる。
これに対し、面接触構造54は、押下げ力の下方伝達を補助する。内側立設壁面33は座屈することなく外容器胴部12に対し摺動する。押下げ力は押圧構造53に確実に伝達される。
押圧構造53において、押圧部35が内容器フランジ部23上面を押圧すると、内容器フランジ部23が下方に押し下げられる。
外容器胴部12は下方に縮径している。すなわち傾斜している。内容器フランジ部23は外容器胴部12の傾斜に沿って下方に移動しようとするが、制限される。
二重用容器密着構造53において、内容器フランジ部23外縁は外容器胴部12の内壁を押圧し、内容器フランジ部23が外容器胴部12に嵌合される。その結果、内容器フランジ部23は外容器胴部12に更に密着するよう作用する。
なお、面接触構造54は補助的構成であるが、あるとより好ましい。
また、押圧構造53において、内容器フランジ部23が下方に押し下げられるとき、内容器フランジ部23は反発(上に向かう)しようとする。これにより、蓋体3全体が下方に押し上げられようとするが、蓋嵌合構造52はこの反発に対抗する。その結果、蓋3は外れない。
〜効果〜
図6は、本実施形態に係る容器の一の効果に係る説明図である。
本実施形態においては、蓋体3は、外容器1のみに嵌合されており、内容器2には嵌合されていない。一方、内容器2は外容器1に着脱自在に内挿されている。
したがって、内容器2を外容器1から取り外し、蓋体3を外容器1に嵌合すると、一般的な飲用容器として利用可能である。特に、熱い飲料や、冷たい飲料でなければ、二重容器とする必要がない。
すなわち、飲料の種類に応じて、一般的な容器として、または、二重容器として利用でき、汎用性が高い。その結果、低コストで実現できる。
図7は、本実施形態に係る容器の別の効果に係る説明図である。
特徴的構造51〜54が相互に作用することにより、内容器フランジ部23は外容器胴部12に確実に密着する。
仮に、高温の飲料が入れられた場合でも、温度による材料変形の影響を低減して、確実な密着を維持する。その結果、断熱空間4に飲料が侵入するおそれはない。
特に、二重用容器密着構造51と押圧構造53と面接触構造54は、図示Xポイント付近にて隣接しあっているため、力学的に伝達しやすく、確実に相互に作用する。
また、蓋嵌合構造52と押圧構造53と面接触構造54とが相互作用することにより、飲料が容器外に液漏れすることも防止できる。
図1〜7に基づき、さらに別の効果について説明する。
特徴的構造51〜54による相互作用の結果、外容器1、内容器2、蓋体3とも厚肉でなくとも、液漏れ等を防止できる。すなわち外容器1、内容器2、蓋体3とも薄肉にでき、材料量を低減し、低コストで実現できる。
二重容器において、内容器2のフランジ23が外容器1に内包され、外容器1のフランジ13が覆われることがない。外容器1のフランジ13のみが外側に位置する。これにより、二重容器のフランジ付近が肉厚とならない。
その結果、二重容器に蓋体3を装着した際、容器のデザイン性に制約がなく(言い換えると、スタイリッシュな外観を維持できる、野暮ったくない)とともに、飲料を飲むときの唇の触感が良く、飲みやすく感じる。
〜飲用動作時〜
図8は、本実施形態に係る容器を用いて、飲料を飲用する動作について説明する図である。
ユーザーは容器を手に持ち、口元で容器を傾ける。飲料は飲用開口部36を通過して供される。容器を傾けるとき、液漏れ(断熱空間4への飲料侵入も含む)が発生しやすくなる。
ところで、飲料をテイクアウトして持ち歩く際も、液漏れのリスクはあるが、発明者は、飲用動作が繰り返し確実に行なわれることを考慮し、飲用動作時の液漏れリスクと飲用開口部36付近の二重用容器密着構造51周辺に着目した。
図9は、飲用動作関連個所の拡大断面図である。
補強リブ37は、飲用開口部36周りに蓋面31より下方に突出することにより形成される(図2参照)。すなわち、飲用開口部36にて、下方突出部38は補強リブ37の一部として形成されている。
本実施形態の容器は、更に、挟み込み構造55を備えていてもよい。挟み込み構造55において、下方突出部38と外容器胴部12との間に内容器フランジ部23が挟み込まれる。
本実施形態に係る容器では、特徴的構造51〜54による相互作用により、内容器フランジ部23外縁は外容器胴部12の内壁を押圧する(図5または図7参照)。
外容器胴部12は反作用として内容器フランジ部23外縁を押し返す。一方で、内容器フランジ部23内縁は下方突出部38に拘束されている。その結果、挟み込み構造55が作用する。
下方突出部38と内容器フランジ部23内縁とが密着するとともに、外容器胴部12と内容器フランジ部23外縁との密着性が向上し、液漏れに係る流れを阻害する。すなわち、飲用動作時の液漏れを確実に防止できる。
なお、下方突出部38は補強リブ37の一部であり、新たな構成を追加するわけでなく、低コスト性は維持される。
〜変形例〜
本願発明は、上記実施形態に限定されず、上記技術思想の範囲で種々の変更が可能である。図9〜12に基づいて本願発明に係る第1〜4変形例について説明する。
なお、第1〜3変形例は、二重容器の変形例である。蓋嵌合構造52と押圧構造53は上記実施形態と共通する。補助的構成である面接触構造54もあると好ましい。第4変形例は、蓋体の変形例である。挟み込み構造55が延長している。
図10は、変形例1に係る容器の要部構成図である。部分断面斜視図とする。
外容器胴部12の上部において、水平段部14が形成されている。外容器胴部に12おいて、水平段部14より下方にある外容器胴部小径部15と、水平段部14より上方にて外周方向に膨らむに外容器胴部大径部16とが形成される。
外容器胴部小径部15は、水平段部14の近方端と連続し、外容器胴部12の主要部を構成する。外容器胴部大径部16下端は水平段部14の遠方端と連続し、外容器胴部大径部16上端はフランジ部13の近方端と連続する。なお、遠近については中心軸を基準とする。
内容器胴部22の上部において、水平段部24が形成されている。内容器胴部に22おいて、水平段部24より下方にある内容器胴部小径部25と、水平段部24より上方にて外周方向に膨らむに内容器胴部大径部26とが形成される。
内容器胴部小径部25は、水平段部24の近方端と連続し、内容器胴部22の主要部を構成する。内容器胴部大径部26下端は水平段部24の遠方端と連続し、内容器胴部大径部26上端はフランジ部23の近方端と連続する。
内容器フランジ部23は外容器水平段部14上に係止されるとともに、内容器フランジ部23遠方端は外容器胴部大径部16に嵌合される。内容器胴部大径部26は外容器胴部小径部15に嵌合される。
これにより、二重用容器密着構造56が形成される。内容器フランジ部23と外容器水平段部14とが密着している。
蓋嵌合構造52において、外容器フランジ部13が蓋体の環状周縁部32に嵌合されると、蓋体3全体が下方に押し下げられる。
押圧構造53において、押圧部35が内容器フランジ部23上面を押圧すると、内容器フランジ部23が下方に押し下げられる。
二重用容器密着構造56において、内容器フランジ部23は外容器水平段部14を押圧し、内容器フランジ部23は外容器水平段部14に更に密着するよう作用する。
このように、変形例1では、上記実施形態と同様な作用および効果が期待できる。
図11は、変形例2に係る容器の要部構成図である。断面図とする。
内容器フランジ部23は外周から下方に延設され、内容器弾性変形部27が形成されている。
内容器2が外容器1に挿入される際、挿入過程において、内容器弾性変形部27は外容器胴部12の内壁に当接され、内容器弾性変形部27は外容器胴部12の形状にあわせて変形する。
外容器胴部12には上から下に向かって縮径する逆テーパが形成されており、内容器2が外容器1に挿入されるにしたがって、内容器弾性変形部27は変形しながら、外容器胴部12を押圧する。すなわち、内容器弾性変形部27は板バネとして機能する。
これにより、二重用容器密着構造57が形成される。内容器フランジ部23(27)と外容器胴部12とが密着している。
蓋嵌合構造52において、外容器フランジ部13が蓋体の環状周縁部32に嵌合されると、蓋体3全体が下方に押し下げられる。
押圧構造53において、押圧部35が内容器フランジ部23上面を押圧すると、内容器フランジ部23が下方に押し下げられる。
二重用容器密着構造57において、内容器弾性変形部27は外容器胴部12を押圧し、内容器フランジ部23(27)は外容器胴部12に更に密着するよう作用する。
このように、変形例2では、上記実施形態と同様な作用および効果が期待できる。
図12は、変形例3に係る容器の概略構成図および要部構成図である。図11Aは概略構成を示す一部断面図である。図11Bは要部構成を示す拡大断面図である。変形例3は変形例2の変形例でもある。
外容器胴部12の上部であって内壁において、凹部18(外壁側から見ると凸部)が形成されている。
内容器フランジ部23は外周から下方に延設され、内容器弾性変形部27が形成されている。さらに、内容器弾性変形部27は、先端が斜め上方に返されて形成される爪部28を有する。
内容器2中心軸から爪部28までの距離は、外容器1中心軸から凹部18までの距離より、長い。
内容器2が外容器1に挿入される際、挿入過程において、爪部28は外容器胴部12の内壁に当接され、内容器弾性変形部27は外容器胴部12の形状にあわせて変形する。さらに、爪部28は凹部18にて係止される。
内容器弾性変形部27は変形に対し変形前の形状に戻ろうとする。これにより、爪部28は凹部18を押圧する。
これにより、二重用容器密着構造58が形成される。内容器フランジ部23(28)と外容器胴部12とが密着している。
蓋嵌合構造52において、外容器フランジ部13が蓋体の環状周縁部32に嵌合されると、蓋体3全体が下方に押し下げられる。
押圧構造53において、押圧部35が内容器フランジ部23上面を押圧すると、内容器フランジ部23が下方に押し下げられる。
二重用容器密着構造58において、爪部28は凹部18を押圧する方向に回動され、内容器フランジ部23は外容器胴部12に更に密着するよう作用する。
このように、変形例3では、上記実施形態と同様な作用および効果が期待できる。
図13は、変形例4に係る蓋体の概略構成図と動作説明図である。図13Aは概略構成を示す斜視図である。図13Bは変更箇所の動作を示す拡大断面図である。
上記実施形態において、下方突出部38は飲用開口部36付近の補強リブ37の一部であり、挟み込み構造55を構成した。
変形例4においては、下方突出部38が周方向に延設されて、下方突出部39が形成されている。すなわち、挟み込み構造55が周方向に延長している。
下方突出部39は、実質的に下方突出部38と同様であり、同様な作用および効果が期待できる。
すなわち、挟み込み構造55において、下方突出部39と内容器フランジ部23内縁とが密着するとともに、外容器胴部12と内容器フランジ部23外縁との密着性が向上し、飲用開口部36付近以外でも、液漏れに係る流れを阻害する。これにより液漏れを防止する。
図14は、変形例5に係る押圧部範囲を示す図である。図14Aは裏面から見た平面図であり、図14Bは押圧部35を含むA-A断面図であり、図14Cは押圧部35を含まないB-B断面図である。
上記実施形態において、図3の例では、押圧部35は蓋面31下面周縁部の一部領域である。周の半分以上の領域に飲用開口部36を囲むように形成されている。
変形例5においては、2つの押圧部35が、飲用開口部36の遠位側を挟むように形成されている。また、押圧部35は蓋面31より一段下げられて形成されている。
図15は、変形例6に係る押圧部範囲を示す図である。図15Aは裏面から見た平面図であり、図15Bは押圧部35を含むA-A断面図であり、図15Cは押圧部35を含まないB-B断面図である。変形例6は変形例5の変形例でもある。
変形例6においては、押圧部35は、飲用開口部36の遠位側に対向する位置に形成されている。また、押圧部35は蓋面31より一段下げられて形成されている。さらに、上記実施形態と同様に下方突出部38を有する。
上記実施形態のように押圧部35は周方向広範囲に設けられることが好ましいが、変形例5や変形例6のように、広範囲でなくてもよい。
〜その他〜
外容器1および内容器2の材質等は特に限定されない。例えば、透明または半透明の樹脂製であってもよい。紙製でもよい。
また、蓋体3の材質等は特に限定されない。樹脂製であってもよい。紙製でもよい。
1 外容器
2 内容器
3 蓋体
4 断熱空間
11 外容器底部
12 外容器胴部
13 外容器フランジ部
14 水平段部
15 外容器胴部小径部
16 外容器胴部大径部
18 外容器爪受部
21 内容器底部
22 内容器胴部
23 内容器フランジ部
24 水平段部
25 内容器胴部小径部
26 内容器胴部大径部
27 内容器フランジ部下方延設部
28 内容器爪部
31 蓋面
32 環状周縁部
33 内側立設壁面
34 凹部
35 押圧部
36 飲用開口部
37 補強リブ
38 下方突出部
39 下方突出部(変形例4)
51 二重用容器密着構造
52 蓋嵌合構造
53 押圧構造
54 面接触構造
55 挟み込み構造
56 二重用容器密着構造(変形例1)
57 二重用容器密着構造(変形例2)
58 二重用容器密着構造(変形例3)

Claims (7)

  1. 外容器と、内容器と、蓋体とからなる容器であって、
    前記外容器は、外容器底部と、外容器胴部と、外容器フランジ部とからなり、
    前記内容器は、内容器底部と、内容器胴部と、内容器フランジ部とからなり、
    前記蓋体は、蓋面と、前記蓋面周りに上方に立設される環状周縁部とからなり、
    前記容器は、
    前記外容器胴部と前記内容器胴部との間に形成される断熱空間と、
    前記内容器フランジ部と前記外容器胴部とを密着させる二重用容器密着構造と、
    前記外容器フランジ部が前記蓋体の環状周縁部に嵌合される蓋嵌合構造と、
    前記蓋面下面に設けられた押圧部が前記内容器フランジ部上面を押圧する押圧構造と、
    を備えることを特徴とする容器。
  2. 前記蓋嵌合構造において、前記外容器フランジ部が前記蓋体の環状周縁部に嵌合されると、前記蓋体が下方に押し下げられ、
    前記押圧構造において、前記蓋面下面に設けられた押圧部が前記内容器フランジ部上面を押圧し、前記内容器フランジ部が下方に押し下げられ、
    前記二重用容器密着構造において、前記内容器フランジ部は前記外容器胴部に更に密着するよう作用する
    ことを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 前記蓋体の環状周縁部の内側立設壁面の少なくとも一部が、前記外容器胴部の一部と摺動可能に面接触している面接触構造
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2記載の容器。
  4. 前記蓋面下面に設けられた下方突出部と前記外容器胴部との間に前記内容器フランジ部が挟み込まれる挟み込み構造
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の容器。
  5. 前記蓋面下面に設けられた下方突出部は、前記蓋面に設けられた開口部周りの補強リブの一部である
    ことを特徴とする請求項4記載の容器。
  6. 前記二重用容器密着構造において、前記内容器フランジ部外縁が前記外容器胴部に当接し、前記内容器フランジ部が前記外容器胴部に嵌合される
    ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の容器。
  7. 外容器と、前記外容器に内挿される内容器とからなる二重容器用の蓋体であって、
    蓋面と、前記蓋面周りに上方に立設される環状周縁部とからなり、
    前記環状周縁部は、前記外容器のフランジと嵌合する嵌合部を有し、
    前記蓋面は、前記内容器のフランジを押圧する押圧部と、飲用開口部とを有する
    ことを特徴とする蓋体。
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