JP2020037350A - ブレーキ付きキャスタユニットとそれを備えた運搬台車 - Google Patents

ブレーキ付きキャスタユニットとそれを備えた運搬台車 Download PDF

Info

Publication number
JP2020037350A
JP2020037350A JP2018165829A JP2018165829A JP2020037350A JP 2020037350 A JP2020037350 A JP 2020037350A JP 2018165829 A JP2018165829 A JP 2018165829A JP 2018165829 A JP2018165829 A JP 2018165829A JP 2020037350 A JP2020037350 A JP 2020037350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
brake
rotation shaft
link
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018165829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6844785B2 (ja
Inventor
栄治 神戸
Eiji Kanbe
栄治 神戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOBE SHARYO SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KOBE SHARYO SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOBE SHARYO SEISAKUSHO KK filed Critical KOBE SHARYO SEISAKUSHO KK
Priority to JP2018165829A priority Critical patent/JP6844785B2/ja
Publication of JP2020037350A publication Critical patent/JP2020037350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6844785B2 publication Critical patent/JP6844785B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】 一回のブレーキ操作で四輪の自在キャスタをロックすることができ、運搬台車の下側を支持しやすくする。【解決手段】 前後の第一回転軸よりも高い位置に前後の第二回転軸を設けてある。各回転軸には連結用のリンク材を設けてある。それらリンク材は連結されている。各第一回転軸にはキャスタの回転や旋回を規制するブレーキ体が設けてある。第二回転軸の双方又はいずれか一方には操作体が設けてある。操作体を押し下げると、その動作に伴って第二回転軸、リンク材及び第一回転軸が動作し、第一回転軸に設けられたブレーキ体によってキャスタの回転や旋回が規制される。操作体を元の位置に押し上げるとその規制は解除される。操作体を押し下げるとキャスタの回転や旋回が規制され、操作体を元の位置に押し上げるとキャスタの回転や旋回が規制されるようにしてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、荷物の運搬に用いる運搬台車用のブレーキ付きキャスタユニットと、当該ブレーキ付きキャスタユニットを備えた運搬台車に関するものである。
荷物の運搬に用いる運搬台車として、四輪すべてに自在キャスタ(車輪)が用いられたものがある。各自在キャスタにはブレーキが設けられており、台車をロックするためには四輪すべての自在キャスタについてブレーキ操作を行わなければならず、作業性という点に改善の余地があった。従来、かかる課題を解決するものとして、一回のブレーキ操作で複数の自在キャスタをロックすることのできるロック装置及び当該ロック装置を備えた移動体が提案されている(特許文献1)。
特開2017−109639号公報
ところで、建設現場などでは、荷物の運搬に用いる運搬台車の荷台の裏面側をフォークリフト等で持ち上げて移動する場合があるが、前記特許文献1の運搬台車では、荷台の前後に設けられた二つのロック装置を連結する連結ロッドが荷台の下端よりも下方に設けられているため、荷台の裏面側を支持して持ち上げる際に、当該連結ロッドが邪魔になることがある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、その解決課題は、運搬台車の裏面側を支持して持ち上げる際に荷台の裏面側を支持しやすいブレーキ付きキャスタユニットと、当該ブレーキ付きキャスタユニットを備えた運搬台車を提供することにある。
[ブレーキ付きキャスタユニット]
本発明のブレーキ付きキャスタユニットは、自在キャスタと自在キャスタの回転及び旋回を規制するブレーキ体を備えた運搬台車用のブレーキ付きキャスタユニットであって、前方二カ所に間隔をあけて配置された前方台座に前方第一回転軸が架設され、後方二カ所に間隔をあけて配置された後方台座に後方第一回転軸が架設され、前方台座と後方台座の夫々に自在キャスタが設けられ、前方第一回転軸及び後方第一回転軸の夫々に自在キャスタの回転及び旋回を規制するブレーキ体が設けられ、前方第一回転軸に前方第一リンク材が後方に向けて突設され、後方第一回転軸に後方第一リンク材が前方に向けて突設され、前方第一回転軸よりも高い位置に前方第二回転軸が設けられ、後方第一回転軸よりも高い位置に後方第二回転軸が設けられ、前方第二回転軸は運搬台車に固定される前方第二回転軸支持体に軸支され、後方第二回転軸は運搬台車に固定される後方第二回転軸支持体に軸支され、前方第二回転軸に前方第二リンク材が後方に向けて突設され、後方第二回転軸に後方第二リンク材が前方に向けて突設され、前方第一リンク材、前方第二リンク材、後方第一リンク材及び後方第二リンク材は夫々の自由端側が連結され、前方第二回転軸と後方第二回転軸の双方又はいずれか一方に操作体が設けられ、操作体の操作によって前方第一リンク材及び後方第一リンク材並びに前方第二リンク材及び後方第二リンク材の自由端側が上方へ押し上げられると、前方第一回転軸及び後方第一回転軸が所定方向に回転し、前方第一回転軸及び後方第一回転軸に設けられたブレーキ体が自在キャスタに当接して、その回転及び旋回が規制され、操作体の操作によって前方第一リンク材及び後方第一リンク材並びに前方第二リンク材及び後方第二リンク材の自由端側が下方へ押し下げられると、前方第一回転軸及び後方第一回転軸が前記所定方向と反対方向に回転して、前方第一回転軸及び後方第一回転軸に設けられたブレーキ体が自在キャスタから離れて、その回転及び旋回の規制が解除されるようにしたものである。
本発明のブレーキ付きキャスタユニットは、操作体の操作によって前方第一リンク材及び後方第一リンク材並びに前方第二リンク材及び後方第二リンク材の自由端側が下方へ押し下げられると、前方第一回転軸及び後方第一回転軸が所定方向に回転し、前方第一回転軸及び後方第一回転軸に設けられたブレーキ体が自在キャスタに当接して、その回転及び旋回が規制され、操作体の操作によって前方第一リンク材及び後方第一リンク材並びに前方第二リンク材及び後方第二リンク材の自由端側が上方へ押し上げられると、前方第一回転軸及び後方第一回転軸が前記所定方向と反対方向に回転して、前方第一回転軸及び後方第一回転軸に設けられたブレーキ体が自在キャスタから離れて、その回転及び旋回の規制が解除されるようにすることもできる。
[運搬台車]
本発明の運搬台車は、荷物を載置可能な荷台とキャスタを備えた運搬台車であって、荷台に前記ブレーキ付きキャスタユニットが、ブレーキ付きキャスタユニットは、前方第二回転軸と後方第二回転軸の双方が運搬台車の荷台の端面よりも高い位置に位置するように荷台に取り付けられたものである。ブレーキ付きキャスタユニットは、操作体の一部が運搬台車の荷台の端面よりも外側に突出するように荷台に設けることができる。
本発明のブレーキ付きキャスタユニット及び運搬台車は、前後の第二回転軸を前後の第一回転軸よりも高い位置に設けて、リンク材(連結材)の荷台の裏面側への突出量を少なくしてあるため、運搬台車の裏面側を支持しやすい。
本発明のブレーキ付きキャスタユニットと運搬台車の一例を示す斜視図。 図1に示すブレーキ付きキャスタユニットの詳細説明図。 本発明のブレーキ付きキャスタユニットと運搬台車の一例を示す底面図。 (a)(b)は本発明のブレーキ付きキャスタユニットの動作説明図。
(ブレーキ付きキャスタユニットの実施形態)
本発明のブレーキ付きキャスタユニット実施形態の一例を、図面を参照して説明する。一例として図1〜図4に示すブレーキ付きキャスタユニット10は、前方規制部20と後方規制部30を備えている。この実施形態の前方規制部20は二つの前方台座21と、前方第一回転軸22と、前方第二回転軸支持体23と、前方第二回転軸24と、前方操作体25と、前方第一リンク材26と、前方第二リンク材27、二つの前方自在キャスタ28と、二つの前方ブレーキ体29を備えている。前記後方規制部30は、二つの後方台座31と、後方第一回転軸32と、後方第二回転軸支持体33と、後方第二回転軸34と、後方操作体35と、後方第一リンク材36と、後方第二リンク材37、二つの後方自在キャスタ38と、二つの後方ブレーキ体39を備えている。前方自在キャスタ28及び後方自在キャスタ38には、既存のものを用いることができる。
前記二つの前方台座21は、図2に示すように、台座基板21aの幅方向両側に上向きの側壁21bを備えた上向きコ字状の金属製部材である。台座基板21aの中央部に円形の貫通孔21cが開口され、その貫通孔21c内に前記前方ブレーキ体29が配置されている。両側壁21bには軸挿入孔21dが開口され、その軸挿入孔21dに前方第一回転軸22が挿通されている。
前記前方第一回転軸22は細長の金属製丸棒である。前方第一回転軸22には長手方向に間隔をあけて二枚の前方フランジ22aが設けられている。前方フランジ22aは長方形状の平板であり、自由端側が前方向き(外向き)になるように突設されている。前方第一回転軸22の長手方向中央には、前方第一リンク材26が後方に向けて突設されている。この実施形態の前方第一リンク材26は側面視Z字状(各屈折角度は略直角である)の金属製薄板であり、一端側が前方第一回転軸22の中央に溶接されている。
前記前方第二回転軸支持体23は、前方第二回転軸24を軸支する部材である。この実施形態の前方第二回転軸支持体23は、二つの支持体で構成されている。各支持体は、荷台側に固定する固定部23aと、前方第二回転軸24を回転可能に軸支する軸支部23bを備えている。両支持体は前方第二回転軸24の長手方向両端側を支持できるように、間隔をあけて配置されている。この間隔は、荷台を構成するフレームの内側の二本のフレーム材51b(図1参照)に収まる間隔としてある。
前記前方第二回転軸支持体23に支持された前方第二回転軸24は、細長の金属製丸棒である。前方第二回転軸24の長手方向中央には、前方第二リンク材27が後方(前方第一リンク材26と同方向)に向けて突設されている。この実施形態の前方第二リンク材27は側面視細長の金属製角形バーであり、一端側が前方第二回転軸24の中央に溶接されている。前方第二回転軸24には、前方第二回転軸24を回転させるための前方操作体25が固定されている。この実施形態の前方操作体25は前方第二回転軸24に溶接された二本の前方アーム部25aと、二本の前方アーム部25aの他端側が溶接された前方操作バー25bを備えている。両前方アーム部25aは縦向き部と横向き部を備えた側面視L字状の部材であり、横向き部が前方第一回転軸22の下側を通るようにしてある。なお、図示する前方操作体25は足踏み式のものであるが、前方操作バー25bに手持ちバー(図示しない)を取り付けるなどして、前方操作体25を手動操作できるようにしてもよい。
前記前方第一回転軸22に取り付けられた前方ブレーキ体29は、本体29aと、本体29aの上端側に突設された取付けフランジ29bと、本体29aの下端側に突設された当接部29cを備えている。各前方ブレーキ体29の取付けフランジ29bには丸孔29dが設けられている。前方ブレーキ体29は、その取付けフランジ29bに設けられた丸孔29dと前方外フランジ22aに設けられた挿通孔22bが連通するように重ねられ、丸孔29dと挿通孔22bに挿通された第二ボルトB2を第二ナットN2で固定することで回動可能に連結されている。
前記二つの後方台座31は、前方台座21と同様、台座基板31aの幅方向両側に上向きの側壁31bを備えた上向きコ字状の金属製部材である。台座基板31aには円形の貫通孔31cが開口され、その貫通孔31c内に後方ブレーキ体39が配置されている。両側壁31bの中央部分には軸挿入孔31d(図2)が開口され、その軸挿入孔31dに後方第一回転軸32が挿通されている。
前記後方第一回転軸32は細長の金属製丸棒である。後方第一回転軸32には長手方向に間隔をあけて四枚のフランジ32a、32bが設けられている。外側の二枚のフランジ(以下「後方外フランジ」という)32aは長方形状の平板であり、自由端側が後方向き(外向き)になるように突設されている。内側の二枚のフランジ(以下「後方内フランジ」32bという)はL字状であり、自由端側が下向きになるように前方向き(内向き)突設されている。
前記後方外フランジ32aには前記後方ブレーキ体39が、後方内フランジ32bには付勢スプリング40の一端側が取り付けられている。付勢スプリング40の他端側は後方台座31に設けられたスプリング保持片41に取り付けられている。この付勢スプリング40は、後方第一回転軸32を図4のZ2矢印方向に付勢することによって、前方第一リンク材26、前方第二リンク材27、後方第一リンク材36及び後方第二リンク材37を下向きに付勢するものである。
前記後方第一回転軸32の長手方向中央には、後方第一リンク材36が前方に向けて突設されている。この実施形態の後方第一リンク材36は、前方第一リンク材26と同様、側面視Z字状(各屈折角度は略直角である)の金属製薄板であり、一端側が後方第一回転軸32の中央に溶接されている。この実施形態の後方第一リンク材36は側面視Z字状(各屈折角度は略直角である)の金属製薄板であり、一端側が後方第一回転軸32の中央に溶接されている。
前記後方第二回転軸支持体33は、後方第二回転軸34を軸支する部材である。この実施形態の後方第二回転軸支持体33は、二つの支持体で構成されている。各支持体は、荷台側に固定する固定部33aと、後方第二回転軸34を回転可能に軸支する軸支部33bを備えている。両支持体は後方第二回転軸34の長手方向両端側を支持できるように、間隔をあけて配置されている。この間隔は、荷台を構成するフレームの内側の二本の中フレーム51b(図1参照)に収まる間隔としてある。
前記後方第二回転軸支持体33に支持された後方第二回転軸34は、細長の金属製丸棒である。後方第二回転軸34の長手方向中央には、後方第二リンク材37が前方に向けて(後方第一リンク材36と同方向に)突設されている。この実施形態の後方第二リンク材37は側面視細長の金属製角形バーであり、一端側が後方第二回転軸34の中央に溶接されている。後方第二回転軸34には、後方第二回転軸34を回転させるための後方操作体35が固定されている。この実施形態の後方操作体35は後方第二回転軸34に溶接された二本の後方アーム部35aと、二本の後方アーム部35aの他端側が溶接された後方操作バー35bを備えている。両後方アーム部35aは縦向き部と横向き部を備えた側面視L字状の部材であり、横向き部が後方第一回転軸32の下側を通るようにしてある。なお、図示する後方操作体35は足踏み式のものであるが、後方操作バー35bに手持ちバー(図示しない)を取り付けるなどして、後方操作体35を手動操作できるようにしてもよい。
前記前方第一リンク材26、前方第二リンク材27、後方第一リンク材36及び後方第二リンク材37の四本のリンク材は、前方第一リンク材26の自由端(後端)側に設けられた挿通孔(長孔)26aと、前方第二リンク材27、後方第一リンク材36及び後方第二リンク材37の自由端(前端)側に設けられた挿通孔(丸孔)27a、36a、37aが連通するように重ねられ、長孔26aと丸孔37aに挿通された第一ボルトB1を第一ナットN1で固定することで回動可能に連結されている。
前記後方第一回転軸32に取り付けられた後方ブレーキ体39は、本体39aと、本体39aの上端側に突設された取付けフランジ39bと、本体39aの下端側に突設された当接部39cを備えている。各ブレーキ体39の取付けフランジ39bには丸孔39dが設けられている。後方ブレーキ体39は、その取付けフランジ39bに設けられた丸孔39dと後方外フランジ32aに設けられた挿通孔32cが連通するように重ねられ、丸孔39dと挿通孔32cに挿通された第三ボルトB3を第三ナットN3で固定することで回動可能に連結されている。
この実施形態のブレーキ付きキャスタユニット10は、例えば、後方操作体35の後方操作ベース35bを下方へ押し下げると、後方第二回転軸34が図4(a)のY1矢印方向に回転して後方第二リンク材37が同図X1矢印方向に押し上げられ、この動きに伴って、後方第一リンク材36、前方第一リンク材26及び前方第二リンク材27の連結部(自由端側)が同方向(X1方向)に押し上げられる。これら四本のリンク材26、27、36、37が上方へ押し上げられると、後方第一リンク材36に連結された後方第一回転軸32及び前方第一リンク材26に連結された前方第一回転軸22が図4(a)のZ1矢印方向にそれぞれ回転し、後方第一回転軸32に連結された後方ブレーキ体39が後方自在キャスタ38に、前方第一回転軸22に連結された前方ブレーキ体29が前方自在キャスタ28に当接してそれら自在キャスタ28、38の回転及び旋回が規制される(自在キャスタが動かなくなる)。
反対に、前方自在キャスタ28及び後方自在キャスタ38の回転及び旋回が規制されている状態から、例えば、後方操作体35を上方へ押し上げると、後方第二回転軸34が図4(a)のY2矢印方向に回転して後方第二リンク材37が同図X2矢印方向に押し下げられ、この動きに伴って、後方第一リンク材36、前方第一リンク材26及び前方第二リンク材27の連結部(自由端側)が同方向(X1方向)に押し下げられる。これら四本のリンク材26、27、36、37が下方へ押し下げられると、後方第一リンク材36に連結された後方第一回転軸32及び前方第一リンク材26に連結された前方第一回転軸22が図4(a)のZ2矢印方向にそれぞれ回転し、それら後方第一回転軸32に連結された後方ブレーキ体39が後方自在キャスタ38から離れ、前方第一回転軸22に連結された前方ブレーキ体29が前方自在キャスタ28から離れて、それら自在キャスタ28、38の回転及び旋回の規制が解除される。
本発明のブレーキ付きキャスタユニット10は、新規の運搬台車の荷台51の底面51aに取り付けることも、既存の運搬台車の荷台51の底面51aに取り付けられたキャスタユニットに代えて取り付けることもできる。本発明のブレーキ付きキャスタユニット10は、運搬台車の荷台51に合わせて寸法を調整することで各種サイズの運搬台車のキャスタユニットとして用いることができる。
前記実施形態では、前方操作体25又は後方操作体35によって四本のリンク材26、27、36、37が押し上げられたときに自在キャスタ28、38の回転及び旋回が規制され、それらが押し下げられたときにその規制が解除されるようにしてあるが、本発明のブレーキ付きキャスタユニット10は、四本のリンク材26、27、36、37の連結側(自由端側)が押し下げられたときに自在キャスタ28、38の回転及び旋回が規制され、それらが押し上げられたときにその規制が解除されるようにすることもできる。
この場合、前方第一回転軸22を前方台座21の貫通孔21cよりも前方寄り(外側)に設置し、前方外フランジ22aを前方第一回転軸22に後方向き(内向き)に固定するとともに、後方第一回転軸32を後方台座31の貫通孔31cよりも後方寄り(外側)に設置し、後方外フランジ32aを後方第一回転軸32に前方向き(内向き)に固定すればよい。
前記実施形態では、自在キャスタ28、38が四つの場合を一例としているが、本発明のブレーキ付きキャスタユニットは、自在キャスタが多い場合や四つより少ない場合にも応用することもできる。
前記実施形態では、前方操作体25と後方操作体35の双方を備えている場合を一例としているが、操作体は前方操作体25と後方操作体35のいずれか一方のみであってもよい。
前記実施形態では、スプリング40及びスプリング保持片41が後方規制部30側に設けられた場合を一例としているが、スプリング40及びスプリング保持片41は前方規制部20側に設けることもできる。場合によっては、スプリング40及びスプリング保持片41は前方規制部20側と後方規制部30側の双方に設けることもできる。
前記実施形態では、前方第二回転軸24と後方第二回転軸34が、前方第一回転軸22及び後方第二回転軸34よりも内側に位置するようにしてあるが、前方第二回転軸24と後方第二回転軸34は、前方第一回転軸22及び後方第二回転軸34よりも外側に位置するようにすることもできる。
(運搬台車の実施形態)
本発明の運搬台車の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の運搬台車50は本発明のブレーキ付きキャスタユニット10が荷台51の底面51aに取り付けられたものである。荷台51は荷物を載せることができるものであればよく、既存の又は新規の構造のものを用いることができる。一例としては、本件出願人の先の出願に係る荷台、具体的には、金属製のコーナー部材とアルミ製のフレーム材を備えた軽量な荷台を用いることができる。
この実施形態では、前方第二回転軸24と後方第二回転軸34の双方が運搬台車50の荷台51を構成するフレーム材51bの下端面よりも高い位置に位置するように、ブレーキ付きキャスタユニット10を荷台51の底面51aに取り付けてある。前方第二回転軸24及び後方第二回転軸34をこのような位置に設けることによって、四本のリンク材26、27、36、37が押し下げられた際の荷台51の底面51a下方への突出量を最小限に抑えられるようにしてある。
この実施形態では、前方操作体25の前方操作バー25bが荷台51の前方側の端面よりも外側(前方側)に突出し、後方操作体35の後方操作バー35bが荷台51の後方側の端面よりも外側(後方側)に突出するようにしてある。このようにすることで、作業者が操作バー25b、35bを足踏み操作することができる。なお、前方操作体25と後方操作体35は、いずれか一方のみが荷台51の端面よりも外側に突出するようにしてあればよい。
本発明のブレーキ付きキャスタユニットは新規の運搬台車のキャスタユニットとして用いるほか、既存の運搬台車のキャスタユニットに代えて用いることもできる。本発明の運搬台車は、従来の運搬台車同様、一般的な作業現場で利用するほか、フォークリフト等で持ち上げことのある作業現場において特に好適に用いることができる。
10 ブレーキ付きキャスタユニット
20 前方規制部
21 前方台座
21a 台座基板
21b 側壁
21c 貫通孔
21d 軸挿入孔
22 前方第一回転軸
22a 前方フランジ
23 前方第二回転軸支持体
23a 固定部
23b 軸支部
24 前方第二回転軸
25 前方操作体
25a 前方アーム部
25b 前方操作バー
26 前方第一リンク材
26a 長孔
27 前方第二リンク材
27a 丸孔
28 前方自在キャスタ
29 前方ブレーキ体
29a 本体
29b 取付けフランジ
29c 当接部
29d 丸孔
30 後方規制部
31 後方台座
31a 台座基板
31b 側壁
31c 貫通孔
31d 軸挿入孔
32 後方第一回転軸
32a 後方外フランジ
32b 後方内フランジ
32c 挿通孔
33 後方第二回転軸支持体
33a 固定部
33b 軸支部
34 後方第二回転軸
35 後方操作体
35a 後方アーム部
35b 後方操作バー
36 後方第一リンク材
36a 丸孔
37 後方第二リンク材
37a 丸孔
38 後方自在キャスタ
39 後方ブレーキ体
39a 本体
39b 取付けフランジ
39c 当接部
39d 丸孔
40 付勢スプリング
41 スプリング保持片
50 運搬台車
51 荷台
51a 底面
51b フレーム材
B1 第一ボルト
B2 第二ボルト
B3 第三ボルト
N1 第一ナット
N2 第二ナット
N3 第三ナット

Claims (6)

  1. 自在キャスタと当該自在キャスタの回転及び旋回を規制するブレーキ体を備えた運搬台車用のブレーキ付きキャスタユニットにおいて、
    前方二カ所に間隔をあけて配置された前方台座に前方第一回転軸が架設され、
    後方二カ所に間隔をあけて配置された後方台座に後方第一回転軸が架設され、
    前記前方台座と後方台座の夫々に自在キャスタが設けられ、
    前記前方回転軸及び後方回転軸の夫々に前記自在キャスタの回転及び旋回を規制するブレーキ体が設けられ、
    前記前方第一回転軸に前方第一リンク材が後方に向けて突設され、
    前記後方第一回転軸に後方第一リンク材が前方に向けて突設され、
    前記前方第一回転軸よりも高い位置に前方第二回転軸が設けられ、
    前記後方第一回転軸よりも高い位置に後方第二回転軸が設けられ、
    前記前方第二回転軸は前記運搬台車に固定される前方第二回転軸支持体に軸支され、
    前記後方第二回転軸は前記運搬台車に固定される後方第二回転軸支持体に軸支され、
    前記前方第二回転軸に前方第二リンク材が後方に向けて突設され、
    前記後方第二回転軸に後方第二リンク材が前方に向けて突設され、
    前記前方第一リンク材、前方第二リンク材、後方第一リンク材及び後方第二リンク材は、夫々の自由端側が連結され、
    前記前方第二回転軸と後方第二回転軸の双方又はいずれか一方に操作体が設けられ、
    前記操作体の操作によって前記前方第二リンク材及び後方第二リンク材並びに前方第一リンク材及び後方第一リンク材の自由端側が上方へ押し上げられると、前記前方第一回転軸及び後方第一回転軸が所定方向に回転し、当該前方第一回転軸及び後方第一回転軸に設けられた前記ブレーキ体が前記自在キャスタに当接して、その回転及び旋回が規制され、
    前記操作体の操作によって前記前方第二リンク材及び後方第二リンク材並びに前方第一リンク材及び後方第一リンク材の自由端側が下方へ押し下げられると、前記前方第一回転軸及び後方第一回転軸が前記所定方向と反対方向に回転して、当該前方第一回転軸及び後方第一回転軸に設けられた前記ブレーキ体が前記自在キャスタから離れて、その回転及び旋回の規制が解除される、
    ことを特徴とするブレーキ付きキャスタユニット。
  2. 自在キャスタと当該自在キャスタの回転及び旋回を規制するブレーキ体を備えた運搬台車用のブレーキ付きキャスタユニットにおいて、
    前方二カ所に間隔をあけて配置された前方台座に前方第一回転軸が架設され、
    後方二カ所に間隔をあけて配置された後方台座に後方第一回転軸が架設され、
    前記前方台座と後方台座の夫々に自在キャスタが設けられ、
    前記前方回転軸及び後方回転軸の夫々に前記自在キャスタの回転及び旋回を規制するブレーキ体が設けられ、
    前記前方第一回転軸に前方第一リンク材が後方に向けて突設され、
    前記後方第一回転軸に後方第一リンク材が前方に向けて突設され、
    前記前方第一回転軸よりも高い位置に前方第二回転軸が設けられ、
    前記後方第一回転軸よりも高い位置に後方第二回転軸が設けられ、
    前記前方第二回転軸は前記運搬台車に固定される前方第二回転軸支持体に軸支され、
    前記後方第二回転軸は前記運搬台車に固定される後方第二回転軸支持体に軸支され、
    前記前方第二回転軸に前方第二リンク材が後方に向けて突設され、
    前記後方第二回転軸に後方第二リンク材が前方に向けて突設され、
    前記前方第一リンク材、前方第二リンク材、後方第一リンク材及び後方第二リンク材は、夫々の自由端側が連結され、
    前記前方第二回転軸と後方第二回転軸の双方又はいずれか一方に操作体が設けられ、
    前記操作体の操作によって前記前方第二リンク材及び後方第二リンク材並びに前方第一リンク材及び後方第一リンク材の自由端側が下方へ押し下げられると、前記前方第一回転軸及び後方第一回転軸が所定方向に回転し、当該前方第一回転軸及び後方第一回転軸に設けられた前記ブレーキ体が前記自在キャスタに当接して、その回転及び旋回が規制され、
    前記操作体の操作によって前記
    前方第二リンク材及び後方第二リンク材並びに前方第一リンク材及び後方第一リンク材の自由端側が上方へ押し上げられると、前記前方第一回転軸及び後方第一回転軸が前記所定方向と反対方向に回転して、当該前方第一回転軸及び後方第一回転軸に設けられた前記ブレーキ体が前記自在キャスタから離れて、その回転及び旋回の規制が解除される、
    ことを特徴とするブレーキ付きキャスタユニット。
  3. 請求項1又は請求項2記載のブレーキ付きキャスタユニットにおいて、
    前方第二回転軸が前方第一回転軸よりも後方側に設けられ、
    後方第二回転軸が後方第一回転軸よりも前方側に設けられた、
    ことを特徴とするブレーキ付きキャスタユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のブレーキ付きキャスタユニットにおいて、
    前方台座及び後方台座は運搬台車の荷台の底面に取り付け可能である、
    ことを特徴とするブレーキ付きキャスタユニット。
  5. 荷物を載置可能な荷台とキャスタを備えた運搬台車において、
    前記荷台に請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のブレーキ付きキャスタユニットが、前方第二回転軸と後方第二回転軸の双方が運搬台車の荷台のフレーム材の下端面よりも高い位置に位置するように荷台に取り付けられた、
    ことを特徴とする運搬台車。
  6. 請求項5記載の運搬台車において、
    ブレーキ付きキャスタユニットが、操作体の一部が運搬台車の荷台の端面よりも外側に突出するように荷台に取り付けられた、
    ことを特徴とする運搬台車。
JP2018165829A 2018-09-05 2018-09-05 ブレーキ付きキャスタユニットとそれを備えた運搬台車 Active JP6844785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018165829A JP6844785B2 (ja) 2018-09-05 2018-09-05 ブレーキ付きキャスタユニットとそれを備えた運搬台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018165829A JP6844785B2 (ja) 2018-09-05 2018-09-05 ブレーキ付きキャスタユニットとそれを備えた運搬台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020037350A true JP2020037350A (ja) 2020-03-12
JP6844785B2 JP6844785B2 (ja) 2021-03-17

Family

ID=69737350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018165829A Active JP6844785B2 (ja) 2018-09-05 2018-09-05 ブレーキ付きキャスタユニットとそれを備えた運搬台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6844785B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6844785B2 (ja) 2021-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009227042A (ja) 運搬台車
JP2020037350A (ja) ブレーキ付きキャスタユニットとそれを備えた運搬台車
JP2010228749A (ja) 台車用ロック部材、台車用ロックシステム、及び、台車
JP4328121B2 (ja) 運搬用6輪台車
JP5967808B2 (ja) 6輪の運搬用台車
JP2020045086A (ja) 台車及び荷積荷降方法
JP3496202B2 (ja) U字状床フレームの運搬用台車
JP6786109B2 (ja) 台車
JP6593890B2 (ja) ブレーキ付きキャスタユニットとそれを備えた運搬台車
JP2019073067A (ja) 運搬台車
JP2017132457A (ja) 荷台装置
JP2971320B2 (ja) 運搬台車
JPS6131890Y2 (ja)
JPH1178898A (ja) 保管運搬用具
JPH046985Y2 (ja)
JP3338945B2 (ja) 運搬用台車
JP2008081063A (ja) 折り畳み自在な搬送用台車
US20150367769A1 (en) Gravity biased load constraining devices and vehicles incorporating the same
JP4048282B2 (ja) 運搬用台車
KR20170071420A (ko) 잠금 기구를 가지는 대차
JP3420742B2 (ja) 重量物運搬用キャスター
JP3203601U (ja) 荷台装置
JP2018034906A (ja) 積み降ろし台
JP2017081471A (ja) サイドパネルを有する運搬用台車
JP2024076298A (ja) 荷箱移載台車、リヤカー及び荷箱移載システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6844785

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250