JP2020037340A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員のハンドルロックへのアクセス性を確保しつつタンクカバーの大型化を図ることを可能とする。【解決手段】フロントフォーク31より後方にハンドルロック4が配置されるため、乗員のハンドルロック4へのアクセス性を確保することが可能となっている。【選択図】図7

Description

この発明は、燃料タンクに取り付けられるタンクカバーを備えた鞍乗型車両に関する。
特許文献1に示される鞍乗型車両では、燃料タンクにタンクカバーが取り付けられている。このタンクカバーは、燃料タンクの上面に設けられたセンターカバーと、燃料タンクの側面に設けられた左右一対のサイドカバーとを有する。
特開2009−161016号公報
このようなタンクカバーを設ける目的の一つは、鞍乗型車両の外観を大きく見せることにあるため、タンクカバーを大型化できることが好適となる。ただし、タンクカバーの大型化は容易ではなかった。つまり、特許文献1に示される鞍乗型車両では、ハンドルが取り付けられたフロントフォークの回転をロックするハンドルロックのロック操作部(すなわち、鍵穴)がハンドルの前方に設けられている(図2)。そのため、乗員は、ハンドルを越えてハンドルロックにアクセスする必要があり、アクセス性が悪かった。また、乗員の前方に配置されたタンクカバーが大型化していることも、ハンドルロックへのアクセスを難しくしていた。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、乗員のハンドルロックへのアクセス性を確保しつつタンクカバーの大型化を図ることを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明に係る鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、左右に設けられた一対のフォークパイプを有し、ヘッドパイプにより回転可能に支持されるフロントフォークと、ヘッドパイプの前方に配置され、フロントフォークとともに回転可能に支持されたヘッドライトユニットと、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、メインフレームの上方に配置される燃料タンクと、メインフレームの上方であってヘッドパイプと燃料タンクとの間に配置され、ロック操作部への乗員の操作に応じてフロントフォークの回転をロックするハンドルロックと、メインフレームの上方であって燃料タンクの後方に配置されたシートと、 燃料タンクに取り付けられたタンクカバーとを備え、タンクカバーは、車両平面視において燃料タンクに重なるように燃料タンクの上方に配置されたセンターカバーと、車両測面視において燃料タンクに重なるように、センターカバーの左右に配置された一対のサイドカバーとを有し、センターカバーの前端は、ロック操作部の前端より前方に位置し、センターカバーの後端は、燃料タンクの後端より後方に位置し、センターカバーとサイドカバーとは、ロック操作部の前端より前方の締結位置および燃料タンクの後端より後方の締結位置のそれぞれで互いに締結され、サイドカバーは、センターカバーの前端よりも前方に延設された前方延設部を有し、車両正面視において、一対のサイドカバーそれぞれの前方延設部の左右方向の内側にフロントフォークが配置され、ヘッドパイプを中心にフロントフォークの左側への回転角度が最大となった状態において、車両測面視で左側のフォークパイプと左側のサイドカバーとが重なり、車両の直進走行時において、車両測面視で一対のフォークパイプが一対のサイドカバーと重ならず、ヘッドパイプを中心にフロントフォークの右側への回転角度が最大となった状態において、車両測面視で右側のフォークパイプと右側のサイドカバーとが重なり、タンクカバーは、一対のサイドカバーそれぞれの前方延設部の前端に取り付けられて、車両前方からの走行風を受ける受風部材を有し、車両正面視において、一対のサイドカバーそれぞれの前方延設部に取り付けられた受風部材の左右方向の内側にフロントフォークとヘッドライトユニットとが配置され、車両正面視において、タンクカバーの左右方向の幅が最大となる位置で、サイドカバーは受風部材から左右方向の外側に突出した突出部を有し、左右方向において、受風部材の前端部の幅は突出部の幅より広く、車両平面視において、受風部材の前端部は、左右方向の外側に向かうに連れて後方へ傾き、車両正面視における受風部材の前端部の面積が車両測面視における受風部材の前端部の面積より広い。
このように構成された本発明(鞍乗型車両)では、フロントフォークより後方にハンドルロックが配置されるため、乗員のハンドルロックへのアクセス性を確保することが可能となっている。
ここで、ハンドルロックをフロントフォークと燃料タンクとの間に配置したため、ハンドルロックの左右方向に空間(隙間)ができてしまうことから、鞍乗型車両の外観を大きく見せることが難しくなる。そこで、センターカバーの前端をハンドルロックのロック操作部の前端より前方に位置させ、センターカバーの後端を燃料タンクの後端より後方に位置させて、車両前後方向へのさらなる大型化を図る。つまり、センターカバーがロック操作部の前方から燃料タンクの後方にかけて長く設けられている。また、サイドカバーは、センターカバーの前端よりも前方に延設された前方延設部を有しており、フロントフォークの左・右への回転角度が最大となった状態で、車両測面視でフロントフォークの左・右のフォークパイプと左・右のサイドカバーとが重なる。つまり、最大回転時のフロントフォークのフォークパイプに重なる程度にまで、サイドカバーは、センターカバーよりもさらに前方に長く設けられている。こうして、センターカバーとサイドカバーとを有するタンクカバーの大型化が図られている。
なお、燃料タンクとしては、外側にフランジが無いフランジレスの燃料タンクおよび外側にフランジが設けられた燃料タンクの両方を使用することができる。後者を用いた場合、本発明における「燃料タンク」にフランジは含まれない。したがって、センターカバーの後端は、フランジの後端よりも前方であっても後方であっても構わない。
このように、本発明は、乗員のハンドルロックへのアクセス性を確保しつつタンクカバーの大型化を図ることを可能としている。しかも、本発明は、上記のように構成することで生じうる新たな問題に効果的に対処することができる。
つまり、左右一対に設けられたサイドカバーは、これらの間に設けられたセンターカバーより前方に延設された前方延設部を有する。このような前方延設部は、フロントフォークとの干渉を回避するために、フロントフォークやヘッドライトユニットの外側に配置する必要がある。そのため、車両の走行時には、これら前方延設部の内側に走行風が当たることで、サイドカバーがセンターカバーから引き剥がされるおそれがある。
これに対して、本発明では、センターカバーとサイドカバーとが、ロック操作部の前端より前方の締結位置および燃料タンクの後端より後方の締結位置のそれぞれで互いに締結されており、センターカバーとサイドカバーとの堅固な締結が図られている。さらに、サイドカバーの前方延設部の前端には、前方からの走行風を受ける受風部材が取り付けられている。かかる受風部材に前方から当たる走行風は、受風部材を後方に押し付けるように作用する。このように受風部材に作用する後方への力は、センターカバーからサイドカバーを引き剥がそうとする力に抗することができる。その結果、センターカバーからサイドカバーが引き剥がされるのを抑制することが可能となっている。
しかも、車両正面視において、タンクカバーの左右方向の幅が最大となる位置で、サイドカバーは受風部材から左右方向の外側に突出した突出部を有し、左右方向において、受風部材の前端部の幅は突出部の幅より広く、さらには、車両正面視における受風部材の前端部の面積が車両測面視における受風部材の前端部の面積より広い。このように構成することで、受風部材に作用する後方への力をより確実に確保することができ、センターカバーからサイドカバーが引き剥がされるのを効果的に抑制することが可能となる。
また、車両平面視において、一対のサイドカバーそれぞれの前方延設部とセンターカバーの前端とによって、後方に凹んだ凹部が形成され、タンクカバーは、凹部に対して設けられたインナーカバーを有し、インナーカバーは、車両正面視において、一対のサイドカバーそれぞれの前方延設部の周縁とセンターカバーの前端との内側に重ねて、前方延設部およびセンターカバーに取り付けられるように、鞍乗型車両を構成しても良い。かかる構成では、センターカバーと左右一対のサイドカバーとの内側に形成される空間に走行風が進入するのをインナーカバーにより妨げることができ、センターカバーからサイドカバーが引き剥がされるのをより効果的に抑制することが可能となる。
また、センターカバーは、センターカバーの前端より後方で開口する操作穴を有し、ロック操作部は、操作穴に対して設けられているように、鞍乗型車両を構成しても良い。このように構成することで、ロック操作部の前端より前方にセンターカバーの前端を位置させることができ、タンクカバーの大型化を図ることができる。
また、受風部材は、当該受風部材の前端に配置されて複数の通気穴を有するメッシュ部と、メッシュ部の後方に配置されて複数の通気穴を通過した車両前方からの走行風を受け止める受風部とを有するように、鞍乗型車両を構成しても良い。かかる構成では、メッシュ部の複数の通気穴を通過して受風部に当たる走行風が受風部を後方に押し付けるように作用する。したがって、この後方への力によってセンターカバーからサイドカバーが引き剥がされるのを抑制することが可能となっている。
また、受風部は、前方に空いた通風開口を有する箱形の受風箱であり、車両正面視において複数の通気穴が通風開口の内部に含まれるように、受風箱の通風開口の周縁がメッシュ部に接し、受風箱の内壁が複数の通気穴を通過した前方からの走行風を受け止めるように、鞍乗型車両を構成しても良い。かかる構成では、受風部を後方に押し付ける力を効果的に生み出して、センターカバーからサイドカバーが引き剥がされるのをより確実に抑制することが可能となる。
ただし、受風部材の構成は、この例に限られない。したがって、受風部材は、当該受風部材の全面に配置された受風面を有する受風部を有し、受風面が前方からの走行風を受け止めるように、鞍乗型車両を構成しても良い。
また、タンクカバーよりも後方に設けられたリアカバーをさらに備え、車両平面視において、左右方向おけるタンクカバーの幅はリアカバーの幅より広いように、鞍乗型車両を構成しても良い。これによって、タンクカバーの大型化を図ることができる。
以上のように、本発明によれば、乗員のハンドルロックへのアクセス性を確保しつつタンクカバーの大型化を図ることが可能となる。
本発明に係る鞍乗型車両の一例に相当する自動二輪車を示す左側面図。 図1の自動二輪車を示す平面図。 図1の自動二輪車を示す正面図。 図1の自動二輪車を示す背面図。 タンクカバーとその周辺を部分的に示す斜視図。 タンクカバーを分解して示す分解斜視図。 タンクカバーとその周辺を部分的に示す平面図。 タンクカバーとその周辺を部分的に示す左側面図。
図1は本発明に係る鞍乗型車両の一例に相当する自動二輪車を示す左側面図であり、 図2は図1の自動二輪車を示す平面図であり、図3は図1の自動二輪車を示す正面図であり、図4は図1の自動二輪車を示す背面図である。本明細書において参照する図では、自動二輪車1の乗員から見た前後方向X、左右方向Yおよび上下方向Zで構成されるXYZ直交座標を適宜示す。
自動二輪車1は、前後方向Xに延設された車体フレーム2を備える。この車体フレーム2は、ヘッドパイプ21と、メインフレーム22とを有し、メインフレーム22がヘッドパイプ21から後方へ延設されている。車体フレーム2は、乗員が着座するシート23と、燃料を貯留する燃料タンク24と支持する。シート23および燃料タンク24は、ヘッドパイプ21の後方であってメインフレーム22の上方に配置され、前後方向Xにおいてヘッドパイプ21とシート23との間に燃料タンク24が位置する。つまり、燃料タンク24はヘッドパイプ21の後方に配置され、シート23は燃料タンク24の後方に配置されている。なお、燃料タンク24は、後に詳述するタンクカバー6によって覆われているため、図1、図3および図4では燃料タンク24が露出せず、図2で燃料タンク24の一部(給油口)が表れる。
また、シート23の後方には、同乗者が着座可能なタンデムシート25が配置されている。また、シート23の後方であってタンデムシート25の下方にリアカバー26が配置されており、タンデムシート25の下部がリアカバー26の上部に取り付けられている。こうして、タンデムシート25はリアカバー26により支持されている。このリアカバー26は、車両平面視において後輪37に重なり、後輪37からの泥を除ける機能を果たす。
ヘッドパイプ21は、フロントフォーク31を左右に回転可能に支持し、フロントフォーク31の上端にハンドル32が取り付けられている。このフロントフォーク31は、前方へ向かって斜め下方に延設された左右一対のフォークパイプ311を有し、これらフォークパイプ311が前輪33を左右方向Yから挟んで、前輪33を回転可能に支持する。フロントフォーク31、ハンドル32および前輪33は、ヘッドパイプ21を中心に一体的に回転可能である。したがって、乗員は、シート23に着座しつつ、燃料タンク24を超えてハンドル32を両手で操作することで、自動二輪車1の進行方向を制御できる。
ヘッドパイプ21の前方には、ヘッドライトユニット34が配置されている。ヘッドライトユニット34は、光を前方に照射するヘッドライト341と、ヘッドライト341をフロントフォーク31に取り付けるカバー342とを有する。このヘッドライトユニット34は、フロントフォーク31とともに回転可能であり、ヘッドライト341は自動二輪車1の進行方向を照らす。
また、メインフレーム22の上方には、ヘッドパイプ21を中心とするフロントフォーク31の回転をロックするハンドルロック4が配置されている。このハンドルロック4は、前後方向Xにおけるヘッドパイプ21と燃料タンク24との間に位置する。つまり、ハンドルロック4は、ヘッドパイプ21の後方であって、燃料タンク24の前方に配置されている。このハンドルロック4の上端には鍵穴41が設けられており、ハンドルロック4は、鍵穴41に対する操作に応じて、フロントフォーク31の回転をロックする。つまり、乗員は鍵穴41に差し込んだ鍵を回転させることで、フロントフォーク31の回転のロックあるいはロックの解除を実行できる。
メインフレーム22の後端には、ピボット軸28が取り付けられており、ピボット軸28から後方にスイングアーム29が延設されている。このスイングアーム29は、ピボット軸28を中心に上下方向Zに揺動可能にピボット軸28に支持された状態で、リアサスペンション36を介してメインフレーム22に取り付けられている。そして、スイングアーム29の後端に後輪37が回転可能に取り付けられている。
エンジン5は、メインフレーム22の下方に配置されて、メインフレーム22により支持されている。エンジン5は、燃料タンク24から供給された燃料を爆発させることで動力を生成する4ストロークエンジンであり、二次減速機構を介して動力を後輪37に伝達することで、後輪37を回転させる。
図5はタンクカバーとその周辺を部分的に示す斜視図であり、図6はタンクカバーを分解して示す分解斜視図であり、図7はタンクカバーとその周辺を部分的に示す平面図であり、図8はタンクカバーとその周辺を部分的に示す左側面図である。続いては、これらの図を併用して、タンクカバー6について詳述する。
上述の通り、タンクカバー6は燃料タンク24を覆う。このタンクカバー6は、センターカバー61と、左右方向Yからセンターカバー61を挟む左右一対のサイドカバー63とを有する。センターカバー61は、車両平面視において燃料タンク24に重なる。一対のサイドカバー63のうち、左側のサイドカバー63は車両左側面視において燃料タンク24に重なり、右側のサイドカバー63は車両右側面視において燃料タンク24に重なる。つまり、一対のサイドカバー63は、左右方向Yから燃料タンク24を挟む。
センターカバー61は、後端部611と、後端部611から前方へ延設された前端部612とを有し、後端部611は前方へ向かうに連れて上方へ向かう形状を有し、前端部612は前方へ向かうに連れて下方へ向かう形状を有する。前端部612には、燃料タンク24の給油口に対向して設けられた給油穴613が設けられており、給油穴613に円環部材614が取り付けられている。したがって、燃料タンク24の給油口は、円環部材614の内側で露出する。
センターカバー61の前端部612は、給油穴613の周囲の周縁部615の前端より前方に突出した左右一対の前方突出部616を有し、左右方向Yにおける一対の前方突出部616の間に、後方へ凹んだ隙間617が形成されている。換言すれば、センターカバー61の前端では、一対の前方突出部616が左右方向Yに隙間617を空けて配置されている。
見方を変えれば、センターカバー61の前端部612は、給油穴613が開口する中央部618と、それぞれ前後方向Xに延設されて左右方向Yから中央部618を挟む一対の側端部619とを有する。一対の側端部619は中央部618より前方に突出しており、各側端部619の前端部分、すなわち中央部618より前方に突出した部分に上述の前方突出部616が形成されている。
センターカバー61の左右方向Yの端を形成する外縁部620(換言すれば、側端部619の外側の縁部)には、複数の係合爪621が間隔を空けて配列されている。また、前後方向Xにおいて、センターカバー61の前端(換言すれば、前方突出部616あるいは側端部619の前端)には前側締結位置623が設けられ、センターカバー61の後端(換言すれば、側端部619の後端)には後側締結位置624が設けられている。この後側締結位置624は、燃料タンク24の後端より後方に位置する。そして、前側締結位置623および後側締結位置624のそれぞれには、締結部材(ネジ)が挿入可能な挿入穴が形成されている。なお、上述の複数の係合爪621は、外縁部620に沿って前側締結位置623と後側締結位置624との間に配列されている。
さらに、タンクカバー6は、センターカバー61の前端に配置されるハンドルロックカバー65を有する。ハンドルロックカバー65は、ハンドルロック4のキーシリンダーの上端に配置され、ハンドルロック4の鍵穴41に対向するカバー穴651を有する。したがって、ハンドルロックカバー65のカバー穴651の内側で鍵穴41が露出する。かかるハンドルロックカバー65は、センターカバー61が有する一対の前方突出部616の間に形成される隙間617に配置され、センターカバー61の前端および前側締結位置623のそれぞれは、ハンドルロック4の鍵穴41の前端より前方に位置する。
左右一対のサイドカバー63は、左右対称である点を除いて、同一の構造を具備する。サイドカバー63は、車両正面視において左右方向Yの外側に向けて凸の外観を有する。サイドカバー63は、左右方向Yからセンターカバー61に対向する本体部631と、本体部631から前方に延設された前方延設部632とを有する。この前方延設部632は、センターカバー61の前端より前方に延設されている。
サイドカバー63の本体部631の上側の縁に沿って、左右方向Yの内側を向く上縁部633が形成されており、複数の係合爪634が上縁部633に間隔を空けて配列されている。この上縁部633は、センターカバー61の外縁部620に沿った形状を有する。また、サイドカバー63の本体部631の前端(換言すれば、上縁部633の前端)には前側締結位置635が設けられ、サイドカバー63の本体部631の後端(換言すれば、上縁部633の後端)には後側締結位置636が設けられている。この後側締結位置636は、燃料タンク24の後端より後方に位置する。そして、前側締結位置635および後側締結位置636のそれぞれには、締結部材(ネジ)が締結可能な締結穴が形成されている。なお、上述の複数の係合爪634は、上縁部633に沿って前側締結位置635と後側締結位置636との間に配列されている。
そして、サイドカバー63の上縁部633とセンターカバー61の外縁部620とが左右方向Yから合わせられた状態で、サイドカバー63の係合爪634とセンターカバー61の係合爪621とが互いに係合する。さらに、左右方向Yにおいて、サイドカバー63の前側締結位置635の締結穴とセンターカバー61の前側締結位置623の挿入穴とが対向し、内側から外側に向けて当該挿入穴に挿入された締結部材が当該締結穴にねじ込まれることで、前側締結位置635、623でサイドカバー63とセンターカバー61とが締結される。また、左右方向Yにおいて、サイドカバー63の後側締結位置636の締結穴とセンターカバー61の後側締結位置624の挿入穴とが対向し、内側から外側に向けて当該挿入穴に挿入された締結部材が当該締結穴にねじ込まれることで、後側締結位置636、624でサイドカバー63とセンターカバー61とが締結される。
車両正面視において、サイドカバー63の前方延設部632の前端に位置する前縁部637は、左右方向Yの外側に向けて凸の形状を有し、左右方向Yの内側に向けて開いている。こうして、サイドカバー63の前方延設部632の前端では、左右方向Yの外側から部分的に前縁部637によって囲まれた開口部638が、前方を向いて開口する。
また、タンクカバー6は、左右一対のサイドカバー63に対応して設けられた左右一対の受風部材67を有する。左右一対の受風部材67は、左右対称である点を除いて、同一の構造を具備する。この受風部材67は、車両正面視において、サイドカバー63の開口部638に重なるように、サイドカバー63の前縁部637に取り付けられる。
受風部材67は、メッシュ部671と、メッシュ部671の前方に配置されたフレーム672と、メッシュ部671の後方に配置された受風箱673とを有する。メッシュ部671は、左右方向Yにおいて外側に向かうに連れて後方へ傾く前端平面674を有し、前端平面674に複数の通気穴675が二次元的に配列されている。この前端平面674では、通気穴675が配列された2つの領域が上下に間隔を空けて設けられており、これら2つの領域の間の部位が前端平面674(換言すれば、前端平面674が形成された平板)の強度を補強する補強部位として機能する。また、メッシュ部671は、前端平面674の複数の通気穴675を囲むように形成されたフランジ676を有し、フランジ676が前端平面674から前方に突出する。かかるフランジ676は、前端平面674と同様に、左右方向Yにおいて外側に向かうに連れて後方へ傾く。このように、前端平面674とフランジ676とを有するメッシュ部671は、左右方向Yにおいて外側に向かうに連れて後方へ向かうように、左右方向Yに対して傾けてサイドカバー63に取り付けられている。
そして、フレーム672が、メッシュ部671のうちの上記補強部位とフランジ676とを部分的に前方から覆うように、メッシュ部671に取り付けられている。このフレーム672は、左右方向Yにおいて外側に向かうに連れて後方へ傾くように、メッシュ部671に沿って取り付けられる。こうして、メッシュ部671とフレーム672とで構成される受風部材67の前端部679は、左右方向Yにおいて外側に向かうに連れて後方へ向かうように、左右方向Yに対して傾けてサイドカバー63に取り付けられている。ここで、受風部材67の前端部679とは、自動二輪車1の直進走行時に、メッシュ部671とフレーム672で構成される部材のうち車両正面視において前方に露出する部分に相当する。
受風箱673は、前方を向いて開口する通風開口677をその前端に有する箱型の部材である。そして、車両平面視において、通風開口677を囲む受風箱673の前縁部678が複数の通気穴675を内側に含むように、換言すれば、複数の通気穴675が通風開口677の内部に含まれるように、通風開口677の周縁の前縁部678がメッシュ部671に接した状態で、受風箱673が後方からメッシュ部671に取り付けられている。
こうして構成された左右一対の受風部材67は、自動二輪車1の走行時に車両前方からの走行風を受ける。特に、受風箱673の後端の壁面が、メッシュ部671の通気穴675を通過して受風箱673の内部に進入した車両前方からの走行風を受け止める。また、メッシュ部671の複数の通気穴675より外側に入った走行風は、フレーム672によって受け止められる。
また、図3に示すように、車両正面視において、タンクカバー6の左右方向Yの幅が最大となる位置Lxで、サイドカバー63は、受風部材67から左右方向Yの外側に突出した突出部639を、左右方向Yの両側に有し、左右方向Yにおいて受風部材67の前端部679の幅W679は突出部639の幅W639よりも広い。また、車両正面視における受風部材67の前端部679の面積(すなわち、図3に表れる前端部679の面積)が車両測面視における受風部材67の前端部679の面積(すなわち、図3に表れる受風部材67の面積)より広い。
図5および図7に示すように、上記のように構成されたタンクカバー6では、車両平面視において、一対のサイドカバー63それぞれの前方延設部632とセンターカバー61の前端とによって、後方に凹んだ凹部681が形成される。そして、一対のサイドカバー63およびセンターカバー61の内側に形成される空間は、この凹部681において前方に開口する。これに対して、タンクカバー6は、凹部681に沿った形状を有するインナーカバー682を有し、このインナーカバー682が凹部681に対して前方から取り付けられる。インナーカバー682は、車両正面視において、一対のサイドカバー63それぞれの前方延設部632の左右方向Yの内縁部640(すなわち、左右方向Yの内側を向く周縁)と、センターカバー61の前端との内側に重ねて、サイドカバー63の一対の前方延設部632およびセンターカバー61に取り付けられる。こうして、インナーカバー682は、車両正面視において、一対のサイドカバー63およびセンターカバー61の内側に形成される空間に重なる。
図3の車両正面視に示すように、上述したフロントフォーク31およびヘッドライトユニット34は、左右方向Yにおいて、左右一対のサイドカバー63それぞれの前方延設部632に取り付けられた受風部材67の間(換言すれば内側)に配置される。また、図1の車両正面視に示すように、自動二輪車1の直進走行時においては、フロントフォーク31の一対のフォークパイプ311はいずれも一対のサイドカバー63と重ならず、これらサイドカバー63から前方に出ている。一方、図8の車両左側面視に示すように、ヘッドパイプ21を中心にフロントフォーク31の左側への回転角度が最大となった状態において、車両左側面視で左側のフォークパイプ311と左側のサイドカバー63とが重なり、左側のフォークパイプ311の一部が左側のサイドカバー63に隠れる。また、図示は省略するが、車両右側面視でも同様に、ヘッドパイプ21を中心にフロントフォーク31の右側への回転角度が最大となった状態において、車両右側面視で右側のフォークパイプ311と右側のサイドカバー63とが重なり、右側のフォークパイプ311の一部が右側のサイドカバー63に隠れる。
また、図2の車両平面視に示すように、左右方向Yにおいて、タンクカバー6の幅W6は、リアカバー26の幅W26よりも広い。
以上のように構成された本実施形態では、フロントフォーク31より後方にハンドルロック4が配置されるため、乗員のハンドルロック4へのアクセス性を確保することが可能となっている。
ここで、ハンドルロック4をフロントフォーク31と燃料タンク24との間に配置したため、ハンドルロック4の左右方向Yに空間(隙間)ができてしまって、自動二輪車1の外観を大きく見せることが難しくなるおそれがあった。そこで、センターカバー61の前端をハンドルロック4の鍵穴41の前端より前方に位置させ、センターカバー61の後端を燃料タンク24の後端より後方に位置させて、自動二輪車1へのさらなる大型化を図っている。つまり、センターカバー61が鍵穴41の前方から燃料タンク24の後方にかけて長く設けられている。また、サイドカバー63は、センターカバー61の前端よりも前方に延設された前方延設部632を有しており、フロントフォーク31の左・右への回転角度が最大となった状態で、車両測面視でフロントフォーク31の左・右のフォークパイプ311と左・右のサイドカバー63とが重なる。つまり、最大回転時のフロントフォーク31のフォークパイプ311に重なる程度にまで、サイドカバー63は、センターカバー61よりもさらに前方に長く設けられている。こうして、センターカバー61とサイドカバー63とを有するタンクカバー6の大型化が図られている。
このように、本実施形態は、乗員のハンドルロック4へのアクセス性を確保しつつタンクカバー6の大型化を図ることを可能としている。しかも、本実施形態は、上記のように構成することで生じうる新たな問題に効果的に対処することができる。
つまり、左右一対に設けられたサイドカバー63は、これらの間に設けられたセンターカバー61より前方に延設された前方延設部632を有する。このような前方延設部632は、フロントフォーク31との干渉を回避するために、フロントフォーク31やヘッドライトユニット34の外側に配置する必要がある。そのため、車両の走行時には、これら前方延設部632の内側に走行風が当たることで、サイドカバー63がセンターカバー61から引き剥がされるおそれがあった。
これに対して、本実施形態では、センターカバー61とサイドカバー63とが、鍵穴41の前端より前方の前側締結位置635、623および燃料タンク24の後端より後方の後側締結位置636、624のそれぞれで互いに締結されており、センターカバー61とサイドカバー63との堅固な締結が図られている。さらに、サイドカバー63の前方延設部632の前端には、前方からの走行風を受ける受風部材67が取り付けられている。かかる受風部材67に前方から当たる走行風は、受風部材67を後方に押し付けるように作用する。このように受風部材67に作用する後方への力は、センターカバー61からサイドカバー63を引き剥がそうとする力に抗することができる。その結果、センターカバー61からサイドカバー63が引き剥がされるのを抑制することが可能となっている。
しかも、車両正面視において、タンクカバー6の左右方向Yの幅W6が最大となる位置Lxで、サイドカバー63は受風部材67から左右方向Yの外側に突出した突出部639を有する。そして、左右方向Yにおいて、受風部材67の前端部679の幅W679は突出部639の幅W639より広く、さらには、車両正面視における受風部材67の前端部679の面積が車両測面視における受風部材67の前端部679の面積より広い。このように構成することで、受風部材67に作用する後方への力をより確実に確保することができ、センターカバー61からサイドカバー63が引き剥がされるのを効果的に抑制することが可能となる。
また、車両平面視において、一対のサイドカバー63それぞれの前方延設部632とセンターカバー61の前端とによって、後方に凹んだ凹部681が形成される。そして、タンクカバー6は、凹部681に対して設けられたインナーカバー682を有し、インナーカバー682は、車両正面視において、一対のサイドカバー63それぞれの前方延設部632の内縁部640とセンターカバー61の前端との内側に重ねて、サイドカバー63およびセンターカバー61センターカバーに取り付けられる。かかる構成では、センターカバー61と左右一対のサイドカバー63との内側に形成される空間に走行風が進入するのをインナーカバー682により妨げることができ、センターカバー61からサイドカバー63が引き剥がされるのをより効果的に抑制することが可能となる。
また、センターカバー61は、センターカバー61の前端より後方で開口する隙間617を有し、鍵穴41は隙間617に設けられている。このように構成することで、鍵穴41の前端より前方にセンターカバー61の前端を位置させることができ、タンクカバー6の大型化を図ることができる。
また、受風部材67は、複数の通気穴675を有するメッシュ部671と、メッシュ部671の後方に配置されて複数の通気穴675を通過した車両前方からの走行風を受け止める受風箱673とを有する。かかる構成では、メッシュ部671の複数の通気穴675を通過して受風箱673に当たる走行風が受風箱673を後方に押し付けるように作用する。したがって、この後方への力によってセンターカバー61からサイドカバー63が引き剥がされるのを抑制することが可能となっている。
また、受風箱673は、前方に空いた通風開口677を有する箱形であり、車両正面視において複数の通気穴675が通風開口677の内部に含まれるように、受風箱673の通風開口677の前縁部678(周縁)がメッシュ部671に接する。そして、受風箱673の内壁が複数の通気穴675を通過した前方からの走行風を受け止める。かかる構成では、受風箱673を後方に押し付ける力を効果的に生み出して、センターカバー61からサイドカバー63が引き剥がされるのをより確実に抑制することが可能となる。
また、タンクカバー6よりも後方にリアカバー26が配置されており、左右方向Yおけるタンクカバー6の幅W6はリアカバー26の幅W26より広い。このように、タンクカバー6の大型化が図られている。
以上に説明したように本実施形態では、自動二輪車1が本発明の「鞍乗型車両」の一例に相当し、ハンドルロック4が本発明の「ハンドルロック」の一例に相当しタンクカバー6が本発明の「タンクカバー」の一例に相当し、ヘッドパイプ21が本発明の「ヘッドパイプ」の一例に相当し、メインフレーム22が本発明の「メインフレーム」の一例に相当し、シート23が本発明の「シート」の一例に相当し、燃料タンク24が本発明の「燃料タンク」の一例に相当し、タンデムシート25が本発明の「タンデムシート」の一例に相当し、リアカバー26が本発明の「リアカバー」の一例に相当し、フロントフォーク31が本発明の「フロントフォーク」の一例に相当し、ヘッドライトユニット34が本発明の「ヘッドライトユニット」の一例に相当し、鍵穴41が本発明の「ロック操作部」の一例に相当し、センターカバー61が本発明の「センターカバー」の一例に相当し、サイドカバー63が本発明の「サイドカバー」の一例に相当し、ハンドルロックカバー65が本発明の「ハンドルロックカバー」の一例に相当し、受風部材67が本発明の「受風部材」の一例に相当し、フォークパイプ311が本発明の「フォークパイプ」の一例に相当し、隙間617が本発明の「操作穴」の一例に相当し、前側締結位置623、635および後側締結位置624、636が本発明の「締結位置」の一例に相当し、突出部639が本発明の「突出部」の一例に相当し、メッシュ部671が本発明の「メッシュ部」の一例に相当し、サイドカバー63が本発明の「受風部」あるいは「受風箱」の一例に相当し、通気穴675が本発明の「通気穴」の一例に相当し、通風開口677が本発明の「通風開口」の一例に相当し、前端部679が本発明の「前端部」の一例に相当し、凹部681が本発明の「凹部」の一例に相当し、インナーカバー682が本発明の「インナーカバー」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、受風部材67の具体的な構成は上記の例に限られず、次のように変形することができる。この変形例では、受風部材67は、前端平面674(受風面)がその前側の全面に形成された一枚の受風平板(受風部)を有し、この前端平面674には、上記の例と異なり通気穴675は設けられていない。そして、前端平面674が前方からの走行風を受ける。この前端平面674は、上記の例と同様に、左右方向Yにおいて外側に向かうに連れて後方へ傾けて配置される。
かかる変形例においても、サイドカバー63の前方延設部632の前端には、前方からの走行風を受ける受風部材67が取り付けられる。かかる受風部材67に前方から当たる走行風は、受風部材67を後方に押し付けるように作用する。このように受風部材67に作用する後方への力は、センターカバー61からサイドカバー63を引き剥がそうとする力に抗することができる。その結果、センターカバー61からサイドカバー63が引き剥がされるのを抑制することが可能となる。
1 :自動二輪車(鞍乗型車両)
4 :ハンドルロック
6 :タンクカバー
21 :ヘッドパイプ
22 :メインフレーム
23 :シート
24 :燃料タンク
25 :タンデムシート
26 :リアカバー
31 :フロントフォーク
34 :ヘッドライトユニット
41 :鍵穴(ロック操作部)
61 :センターカバー
63 :サイドカバー
65 :ハンドルロックカバー
67 :受風部材
311 :フォークパイプ
617 :隙間(操作穴)
623 :前側締結位置(締結位置)
624 :後側締結位置(締結位置)
632 :前方延設部
635 :前側締結位置(締結位置)
636 :後側締結位置(締結位置)
639 :突出部
671 :メッシュ部
673 :受風箱(受風部)
675 :通気穴
677 :通風開口
679 :前端部
681 :凹部
682 :インナーカバー

Claims (7)

  1. ヘッドパイプと、
    左右に設けられた一対のフォークパイプを有し、前記ヘッドパイプにより回転可能に支持されるフロントフォークと、
    前記ヘッドパイプの前方に配置され、前記フロントフォークとともに回転可能に支持されたヘッドライトユニットと、
    前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、
    前記メインフレームの上方に配置される燃料タンクと、
    前記メインフレームの上方であって前記ヘッドパイプと前記燃料タンクとの間に配置され、ロック操作部への乗員の操作に応じて前記フロントフォークの回転をロックするハンドルロックと、
    前記メインフレームの上方であって前記燃料タンクの後方に配置されたシートと、
    前記燃料タンクに取り付けられたタンクカバーと
    を備え、
    前記タンクカバーは、車両平面視において前記燃料タンクに重なるように前記燃料タンクの上方に配置されたセンターカバーと、車両測面視において前記燃料タンクに重なるように、前記センターカバーの左右に配置された一対のサイドカバーとを有し、
    前記センターカバーの前端は、前記ロック操作部の前端より前方に位置し、前記センターカバーの後端は、前記燃料タンクの後端より後方に位置し、
    前記センターカバーと前記サイドカバーとは、前記ロック操作部の前端より前方の締結位置および前記燃料タンクの後端より後方の締結位置のそれぞれで互いに締結され、
    前記サイドカバーは、前記センターカバーの前端よりも前方に延設された前方延設部を有し、
    車両正面視において、前記一対のサイドカバーそれぞれの前記前方延設部の左右方向の内側に前記フロントフォークが配置され、
    前記ヘッドパイプを中心に前記フロントフォークの左側への回転角度が最大となった状態において、車両測面視で左側の前記フォークパイプと左側の前記サイドカバーとが重なり、
    車両の直進走行時において、車両測面視で前記一対のフォークパイプが前記一対のサイドカバーと重ならず、
    前記ヘッドパイプを中心に前記フロントフォークの右側への回転角度が最大となった状態において、車両測面視で右側の前記フォークパイプと右側の前記サイドカバーとが重なり、
    前記タンクカバーは、前記一対のサイドカバーそれぞれの前記前方延設部の前端に取り付けられて、車両前方からの走行風を受ける受風部材を有し、
    車両正面視において、前記一対のサイドカバーそれぞれの前記前方延設部に取り付けられた前記受風部材の左右方向の内側に前記フロントフォークと前記ヘッドライトユニットとが配置され、
    車両正面視において、前記タンクカバーの左右方向の幅が最大となる位置で、前記サイドカバーは前記受風部材から左右方向の外側に突出した突出部を有し、左右方向において、前記受風部材の前端部の幅は前記突出部の幅より広く、
    車両平面視において、前記受風部材の前端部は、左右方向の外側に向かうに連れて後方へ傾き、車両正面視における前記受風部材の前端部の面積が車両測面視における前記受風部材の前端部の面積より広い鞍乗型車両。
  2. 車両平面視において、前記一対のサイドカバーそれぞれの前記前方延設部と前記センターカバーの前端とによって、後方に凹んだ凹部が形成され、
    前記タンクカバーは、前記凹部に対して設けられたインナーカバーを有し、
    前記インナーカバーは、車両正面視において、前記一対のサイドカバーそれぞれの前記前方延設部の周縁と前記センターカバーの前端との内側に重ねて、前記前方延設部および前記センターカバーに取り付けられる請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記センターカバーは、前記センターカバーの前端より後方で開口する操作穴を有し、前記ロック操作部は、前記操作穴に対して設けられている請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記受風部材は、当該受風部材の前端に配置されて複数の通気穴を有するメッシュ部と、前記メッシュ部の後方に配置されて前記複数の通気穴を通過した車両前方からの走行風を受け止める受風部とを有する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記受風部は、前方に空いた通風開口を有する箱形の受風箱であり、
    車両正面視において前記複数の通気穴が前記通風開口の内部に含まれるように、前記受風箱の前記通風開口の周縁が前記メッシュ部に接し、
    前記受風箱の内壁が前記複数の通気穴を通過した前方からの走行風を受け止める請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記受風部材は、当該受風部材の全面に配置された受風面を有する受風部を有し、
    前記受風面が前方からの走行風を受け止める請求項1ないし3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記タンクカバーよりも後方に設けられたリアカバーをさらに備え、
    車両平面視において、左右方向おける前記タンクカバーの幅は前記リアカバーの幅より広い請求項1ないし6のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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