JP2020036722A - 収納ポケット - Google Patents

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Abstract

【課題】マチを持たずに最小限の大きさで、厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納できるポケットを提供する。【解決手段】前面と背面のシート材が左右・下端の3辺で固着された扁平な袋体で、上部に開口部1bを持つ袋部1と、該袋部1の背面が上方に伸び、上部で使用場所に固定される保持部2と、からなり、該袋部1の下端の左右に、該袋部1の中央側に丸みを持つ切り欠き部1cを有し、該開口部1bの上の該保持部2の左右に、該開口部1bと平行に、該保持部2の中央側に丸みを持つ切り欠き部2cを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を収納する収納ポケットに関する。
厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納するポケットは、左右・底部などに折り畳まれるマチをつけて十分な膨らみを得ようとする、または、ポケットにあらかじめ膨らみを持たせたマチをつけるのが一般的である。また、ポケットの取り付け方法が、ポケットの左右・底部が台紙等に固着されたものの場合、厚みのある物品を収納するためには必ずマチがつけられている。
そこで、ポケットを上端のみで固着しマチがない状態でも膨らみを得られるもの(特許文献1)、通常のマチではなく、切込み部によって膨らみを得るもの(特許文献2)がある。
特許6229866号広報 登録実用新案第3179219号広報
従来のマチのあるポケットではマチ部分が厚みを持ちかさばるものとなる。また、製造工程が複雑になり、材料的にもコストのかかるものとなる。
(特許文献1)のような従来のマチを持たないポケットでは、十分な膨らみをを得るためにはサイズを大きめにする、または、薄く軟質な素材を使用するなどとしなければならず、底部によれが生じる場合もあり、コスト面や耐久性に問題がある。さらに、固着部分は、袋部の膨らみの影響を受け前方へ引っ張られるため、左右両端に負荷がかかり、素材が伸びたり、固着の耐久性が問題となる。
また、(特許文献2)のようなポケットは、一定の大きさ、厚みのもの(例えば厚手の冊子等)には有効ではあるが、より小さいもの、より厚みのあるもの(例えばタバコの箱のような物等)では厚みに応じた長さの切込みを入れることができないという問題がある。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みて、マチを持たずに最小限の大きさで、厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納できるポケットを提供することを目的とする。
前面と背面のシート材が左右・下端の3辺で固着された扁平な袋体で、上部に開口部を持つ袋部と、該袋部の背面が上方に伸び、上部で使用場所に固定される保持部と、からなり、該袋部の下端の左右に、該袋部の中央側に丸みを持つ切り欠き部を有し、該開口部の上の該保持部の左右に、該開口部と平行に、該保持部の中央側に丸みを持つ切り欠き部を有する。
複数の該収納ポケットが横方向に前記保持部で連結された形態で、一つの扁平なシート状である。
前記保持部の上方に蓋部が設けられ、取り外し可能な固定手段を有し、収納物に蓋をした携帯が可能となる。ここで取り外し可能な固定手段とは、フック等への引っ掛け、面ファスナー等である。
本発明によれば、マチを持たずに最小限の大きさで、厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納でき、物品を収納していない状態では扁平である。そのため、材料も少なく、製造も容易となり、製造及び在庫時のコスト等が抑えられる。
収納ポケットの実施形体例の正面図であり、Aは袋部と同じ幅の保持部の図、Bは切り欠き部を上部まで伸ばした保持部の図。 収納ポケットの固定例の図であり、Aはボード等に溶着の例、Bはフック等への引っ掛けの例の図。 収納ポケットに箱物の物品を収納した場合の斜視図。 複数の収納ポケットが連結された状態の図。 保持部に蓋部を設けた正面図であり、Aは折り目をつけた例、Bは蓋部に面ファスナーを付けた例の図。 物品を収納し携帯する場合の斜視図であり、Aは折り目をつけた例、Bは蓋部に面ファスナーを付けた例の図。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明の収納ポケットは図1のように、ポリプロピレン、塩ビ等の樹脂のシート材で、前面と背面との2枚を左右・下端の3辺で溶着1aした、上部に開口部1bを持った扁平な袋体の袋部1と、袋部1の背面を上方に伸びた形状とし、上部で使用場所に固定される袋部1より上方の保持部2と、で構成される。
なお、袋部1は前面と背面、2枚のシート材でなくてもよく、背面のシートを下方に伸ばし折り返して前面として、左右を溶着1aしたものでもよい。また、素材は樹脂でなくてもよく、不織布、布、紙等でもよく、溶着1aではなく縫製、接着等でもよい。
そして、袋部1の下端の左右に切り欠き部1cを設ける。基本的には収納される物品を箱型のものと想定し、物品が収納された状態で、袋部1が物品の厚み(複数の物品を重ねて収納する場合は、想定される数分の厚み)・幅に応じた箱型の膨らみに変形するような袋部1の大きさ、および切り欠き部1cの大きさとする。この切り欠き部1cの大きさは、シート材の厚み、軟度により調整する必要がある。また、切り欠き部1cの中央側は、袋部1が膨らむ際の力により、角があると切れ目が入って破れたりしやすくなるため、切り欠き部1cの中央側は角のない丸みを持つ形状とする。
さらに、袋部1の開口部1bの上の保持部2の左右に切り欠き部2cを設ける。この切り欠き部2cは、開口部1bと平行にポケットの左右中央に向かって設けられ、中央側は角のない丸みを持つ形状とする。左右の切り欠き部2cの平行部分の間の間隔は、収納される物品の幅よりも狭くする。これにより、保持部2上部は袋部1の膨らみによる前方へ引っ張られる力の影響を受けずらくなり、収納された物品の重量を受けた下方への力を支えるものとなる。また、物品の収納時の引っ掛かりを抑えるため、開口部1bと切り欠き部2cとの間に間隔を取り、段差2dをつけると収納しやすくなる。
保持部2は図1Aのように、袋部1と同じ幅とする。または、図1Bのように切り欠き部2cを上部まで伸ばしたものとしてもよい。
収納ポケットの固定方法としては図2のように、ボード、台紙、布等への溶着3a、接着、縫製、または、フック4等への引っ掛け、あるいは面ファスナー6f等の方法で固定できる。
フック4等への引っ掛けの場合は、保持部2に穴、切れ込み5等を設ける。または、保持部2の切り欠き部2cで引っ掛けてもよい。この場合は、収納物の取り出しの際に収納ポケットが一緒に持ち上がらないよう、逆向きの引っ掛かけも必要となる。
これにより図3のように、袋部1は箱型に対応した膨らみに変形する形態のため、マチを持たなくても最小限の大きさで物品を収納でき、耐久性を考えた素材の厚み、軟度で設計することができる。このため、袋部1の切り欠き部1cより小さな物品は収納できないが、スマートフォン、リモコン等の機器、箱物等、または複数の、薬を小分けした袋、領収書、カード等の収納に有効である。
また、スマートフォンを収納の場合、シート素材によっては収納した状態での操作が可能なものとすることができる。
また、薬を小分けした袋、領収書、カード等を収納の場合、少量の時は薄く、多量の時は厚く、ポケットが固定された面と平行に近い形で袋部1が変形し、少量の時でも、マチのあるポケットのようにポケット内で倒れたりせず、収納物の視認がしやすいという効果がある。
さらに、カレンダーポケットのように複数の収納ポケットが必要な場合、本発明の収納ポケットはマチのないものであるため図4のように、横方向に複数のポケットが保持部2で連結された一つの扁平なシート状態とすることができる。このため、製造工程を少なくし、コストを削減できるという効果がある。
また、図5のように、保持部2をさらに上方に伸ばした部分を設け、その上方を袋部1の下端の固着された部分の幅とし、伸ばした部分を蓋部6として折り目6eを入れ、折り返して袋部1の収納物の前側に差し込む。または、折り目6eを入れずそのまま折り返して差し込むことにより、図6のように、外出時に携帯可能な収納ポケットとすることができる。この場合、固定方法をフック4等への引っ掛けとし、蓋部6を収納物の後側に差し込んでおく、または、面ファスナー6fとする等により、通常時は使用場所に固定して、収納物を出し入れすることができる。
なお、蓋部6は保持部2の上部に溶着、接着、縫製等で固着されたものでもよい。また。袋部1の前面に蓋部6の差し込み部を設けてもよい。
これにより、薬を小分けした複数の袋での使用の場合は、携帯する薬が多量な場合でもコンパクトに携帯することができ、薬を服用するごとに扁平になっていき、ピルケースのようにいつまでも場所をとることがない。また、携帯せず薬をまとめておく保存用として使用することもできる。
さらに、箱物等で本体と蓋とが別になっているものでの使用の場合は、携帯時に不用意に蓋が開いてしまうことを防ぐという効果もある。
1 袋部
1a 溶着
1b 開口部
1c 袋部の切り欠き部
2 保持部
2c 保持部の切り欠き部
2d 段差
3a ボード等への溶着
4 フック
5 切れ込み
6 蓋部
6e 折り目
6f 面ファスナー
本発明は、物品を収納する収納ポケットに関する。
厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納するポケットは、左右・底部などに折り畳まれるマチをつけて十分な膨らみを得ようとする、または、ポケットにあらかじめ膨らみを持たせたマチをつけるのが一般的である。また、ポケットの取り付け方法が、ポケットの左右・底部が台紙等に固着されたものの場合、厚みのある物品を収納するためには必ずマチがつけられている。
そこで、ポケットを上端のみで固着しマチがない状態でも膨らみを得られるもの(特許文献1)、通常のマチではなく、切込み部によって膨らみを得るもの(特許文献2)がある。
特許6229866号広報 登録実用新案第3179219号広報
従来のマチのあるポケットではマチ部分が厚みを持ちかさばるものとなる。また、製造工程が複雑になり、材料的にもコストのかかるものとなる。
(特許文献1)のような従来のマチを持たないポケットでは、十分な膨らみをを得るためにはサイズを大きめにする、または、薄く軟質な素材を使用するなどとしなければならず、底部によれが生じる場合もあり、コスト面や耐久性に問題がある。さらに、固着部分は、袋部の膨らみの影響を受け前方へ引っ張られるため、左右両端に負荷がかかり、素材が伸びたり、固着の耐久性が問題となる。
また、(特許文献2)のようなポケットは、一定の大きさ、厚みのもの(例えば厚手の冊子等)には有効ではあるが、より小さいもの、より厚みのあるもの(例えばタバコの箱のような物等)では厚みに応じた長さの切込みを入れることができないという問題がある。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みて、マチを持たずに最小限の大きさで、厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納できるポケットを提供することを目的とする。
前面と背面のシート材が左右・下端の3辺で固着された扁平な袋体で、上部に開口部を持つ、使用場所に固定されない袋部と、該袋部の背面が上方に伸び、上部で使用場所に固定される保持部と、からなり、該袋部の下端の左右に、収納される物品の厚みに応じた大きさの、該袋部の中央側に丸みを持つ切り欠き部を有し、該開口部の上の該保持部の左右に、該開口部と平行に、平行部分の間の間隔が収納される物品の幅よりも狭い、該保持部の中央側に丸みを持つ切り欠き部を有する。
複数の該収納ポケットが横方向に前記保持部で連結された形態で、一つの扁平なシート状である。
前記保持部の上方に、前記袋部の下端の固着された部分の幅の蓋部が設けられ、取り外し可能な固定手段を有し、収納物に蓋をした携帯が可能となる。
本発明によれば、マチを持たずに最小限の大きさで、厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納でき、物品を収納していない状態では扁平である。そのため、材料も少なく、製造も容易となり、製造及び在庫時のコスト等が抑えられる。
収納ポケットの実施形体例の正面図であり、Aは袋部と同じ幅の保持部の図、Bは切り欠き部を上部まで伸ばした保持部の図。 収納ポケットの固定例の図であり、Aはボード等に溶着の例、Bはフック等への引っ掛けの例の図。 収納ポケットに箱物の物品を収納した場合の斜視図。 複数の収納ポケットが連結された状態の図。 保持部に蓋部を設けた正面図であり、Aは折り目をつけた例、Bは蓋部に面ファスナーを付けた例の図。 物品を収納し携帯する場合の斜視図であり、Aは折り目をつけた例、Bは蓋部に面ファスナーを付けた例の図。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明の収納ポケットは図1のように、ポリプロピレン、塩ビ等の樹脂のシート材で、前面と背面との2枚を左右・下端の3辺で溶着1aした、上部に開口部1bを持った扁平な袋体の袋部1と、袋部1の背面を上方に伸びた形状とし、上部で使用場所に固定される袋部1より上方の保持部2と、で構成される。
なお、袋部1は前面と背面、2枚のシート材でなくてもよく、背面のシートを下方に伸ばし折り返して前面として、左右を溶着1aしたものでもよい。また、素材は樹脂でなくてもよく、不織布、布、紙等でもよく、溶着1aではなく縫製、接着等でもよい。
そして、袋部1の下端の左右に切り欠き部1cを設ける。基本的には収納される物品を箱型のものと想定し、物品が収納された状態で、袋部1が物品の厚み(複数の物品を重ねて収納する場合は、想定される数分の厚み)・幅に応じた箱型の膨らみに変形するような袋部1の大きさ、および切り欠き部1cの大きさとする。この切り欠き部1cの大きさは、シート材の厚み、軟度により調整する必要がある。また、切り欠き部1cの中央側は、袋部1が膨らむ際の力により、角があると切れ目が入って破れたりしやすくなるため、切り欠き部1cの中央側は角のない丸みを持つ形状とする。
さらに、袋部1の開口部1bの上の保持部2の左右に切り欠き部2cを設ける。この切り欠き部2cは、開口部1bと平行にポケットの左右中央に向かって設けられ、中央側は角のない丸みを持つ形状とする。左右の切り欠き部2cの平行部分の間の間隔は、収納される物品の幅よりも狭くする。これにより、保持部2上部は袋部1の膨らみによる前方へ引っ張られる力の影響を受けずらくなり、収納された物品の重量を受けた下方への力を支えるものとなる。また、物品の収納時の引っ掛かりを抑えるため、開口部1bと切り欠き部2cとの間に間隔を取り、段差2dをつけると収納しやすくなる。
保持部2は図1Aのように、袋部1と同じ幅とする。または、図1Bのように切り欠き部2cを上部まで伸ばしたものとしてもよい。
収納ポケットの固定方法としては図2のように、ボード、台紙、布等への溶着3a、接着、縫製、または、フック4等への引っ掛け、あるいは面ファスナー6f等の方法で固定できる。
フック4等への引っ掛けの場合は、保持部2に穴、切れ込み5等を設ける。または、保持部2の切り欠き部2cで引っ掛けてもよい。この場合は、収納物の取り出しの際に収納ポケットが一緒に持ち上がらないよう、逆向きの引っ掛かけも必要となる。
これにより図3のように、袋部1は箱型に対応した膨らみに変形する形態のため、マチを持たなくても最小限の大きさで物品を収納でき、耐久性を考えた素材の厚み、軟度で設計することができる。このため、袋部1の切り欠き部1cより小さな物品は収納できないが、スマートフォン、リモコン等の機器、箱物等、または複数の、薬を小分けした袋、領収書、カード等の収納に有効である。
また、スマートフォンを収納の場合、シート素材によっては収納した状態での操作が可能なものとすることができる。
また、薬を小分けした袋、領収書、カード等を収納の場合、少量の時は薄く、多量の時は厚く、ポケットが固定された面と平行に近い形で袋部1が変形し、少量の時でも、マチのあるポケットのようにポケット内で倒れたりせず、収納物の視認がしやすいという効果がある。
さらに、カレンダーポケットのように複数の収納ポケットが必要な場合、本発明の収納ポケットはマチのないものであるため図4のように、横方向に複数のポケットが保持部2で連結された一つの扁平なシート状態とすることができる。このため、製造工程を少なくし、コストを削減できるという効果がある。
また、図5のように、保持部2をさらに上方に伸ばした部分を設け、その上方を袋部1の下端の固着された部分の幅とし、伸ばした部分を蓋部6として折り目6eを入れ、折り返して袋部1の収納物の前側に差し込む。または、折り目6eを入れずそのまま折り返して差し込むことにより、図6のように、外出時に携帯可能な収納ポケットとすることができる。この場合、固定方法をフック4等への引っ掛けとし、蓋部6を収納物の後側に差し込んでおく、または、面ファスナー6fとする等により、通常時は使用場所に固定して、収納物を出し入れすることができる。
なお、蓋部6は保持部2の上部に溶着、接着、縫製等で固着されたものでもよい。また。袋部1の前面に蓋部6の差し込み部を設けてもよい。
これにより、薬を小分けした複数の袋での使用の場合は、携帯する薬が多量な場合でもコンパクトに携帯することができ、薬を服用するごとに扁平になっていき、ピルケースのようにいつまでも場所をとることがない。また、携帯せず薬をまとめておく保存用として使用することもできる。
さらに、箱物等で本体と蓋とが別になっているものでの使用の場合は、携帯時に不用意に蓋が開いてしまうことを防ぐという効果もある。
1 袋部
1a 溶着
1b 開口部
1c 袋部の切り欠き部
2 保持部
2c 保持部の切り欠き部
2d 段差
3a ボード等への溶着
4 フック
5 切れ込み
6 蓋部
6e 折り目
6f 面ファスナー
本発明は、物品を収納する収納ポケットに関する。
厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納するポケットは、左右・底部などに折り畳まれるマチをつけて十分な膨らみを得ようとする、または、ポケットにあらかじめ膨らみを持たせたマチをつけるのが一般的である。また、ポケットの取り付け方法が、ポケットの左右・底部が台紙等に固着されたものの場合、厚みのある物品を収納するためには必ずマチがつけられている。
そこで、ポケットを上端のみで固着しマチがない状態でも膨らみを得られるもの(特許文献1)、通常のマチではなく、切込み部によって膨らみを得るもの(特許文献2)がある。
特許6229866号広報 登録実用新案第3179219号広報
従来のマチのあるポケットではマチ部分が厚みを持ちかさばるものとなる。また、製造工程が複雑になり、材料的にもコストのかかるものとなる。
(特許文献1)のような従来のマチを持たないポケットでは、十分な膨らみをを得るためにはサイズを大きめにする、または、薄く軟質な素材を使用するなどとしなければならず、底部によれが生じる場合もあり、コスト面や耐久性に問題がある。さらに、固着部分は、袋部の膨らみの影響を受け前方へ引っ張られるため、左右両端に負荷がかかり、素材が伸びたり、固着の耐久性が問題となる。
また、(特許文献2)のようなポケットは、一定の大きさ、厚みのもの(例えば厚手の冊子等)には有効ではあるが、より小さいもの、より厚みのあるもの(例えばタバコの箱のような物等)では厚みに応じた長さの切込みを入れることができないという問題がある。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みて、マチを持たずに最小限の大きさで、厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納できるポケットを提供することを目的とする。
前面と背面のシート材が左右・下端の3辺で固着された扁平な袋体で、上部に開口部を持つ、使用場所に固定されない袋部と、該袋部の背面が上方に伸び、上部で使用場所に固定される保持部と、からなり、該袋部の下端の左右に、収納される物品の厚みに応じた大きさの、該袋部の中央側に丸みを持つ切り欠き部を有し、該開口部の上の該保持部の左右に、該開口部と平行に、平行部分の間の間隔が収納される物品の幅よりも狭い、該保持部の中央側に丸みを持つ切り欠き部を有し、該袋部が箱型の膨らみに変形する。
複数の該収納ポケットが横方向に前記保持部で連結された形態で、一つの扁平なシート状である。
前記保持部の上方に、前記袋部の下端の固着された部分の幅の蓋部が設けられ、取り外し可能な固定手段を有し、収納物に蓋をした携帯が可能となる。
本発明によれば、マチを持たずに最小限の大きさで、厚みのある物品、または、複数の物品を重ねて収納でき、物品を収納していない状態では扁平である。そのため、材料も少なく、製造も容易となり、製造及び在庫時のコスト等が抑えられる。
収納ポケットの実施形体例の正面図であり、Aは袋部と同じ幅の保持部の図、Bは切り欠き部を上部まで伸ばした保持部の図。 収納ポケットの固定例の図であり、Aはボード等に溶着の例、Bはフック等への引っ掛けの例の図。 収納ポケットに箱物の物品を収納した場合の斜視図。 複数の収納ポケットが連結された状態の図。 保持部に蓋部を設けた正面図であり、Aは折り目をつけた例、Bは蓋部に面ファスナーを付けた例の図。 物品を収納し携帯する場合の斜視図であり、Aは折り目をつけた例、Bは蓋部に面ファスナーを付けた例の図。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明の収納ポケットは図1のように、ポリプロピレン、塩ビ等の樹脂のシート材で、前面と背面との2枚を左右・下端の3辺で溶着1aした、上部に開口部1bを持った扁平な袋体の袋部1と、袋部1の背面を上方に伸びた形状とし、上部で使用場所に固定される袋部1より上方の保持部2と、で構成される。
なお、袋部1は前面と背面、2枚のシート材でなくてもよく、背面のシートを下方に伸ばし折り返して前面として、左右を溶着1aしたものでもよい。また、素材は樹脂でなくてもよく、不織布、布、紙等でもよく、溶着1aではなく縫製、接着等でもよい。
そして、袋部1の下端の左右に切り欠き部1cを設ける。基本的には収納される物品を箱型のものと想定し、物品が収納された状態で、袋部1が物品の厚み(複数の物品を重ねて収納する場合は、想定される数分の厚み)・幅に応じた箱型の膨らみに変形するような袋部1の大きさ、および切り欠き部1cの大きさとする。この切り欠き部1cの大きさは、シート材の厚み、軟度により調整する必要がある。また、切り欠き部1cの中央側は、袋部1が膨らむ際の力により、角があると切れ目が入って破れたりしやすくなるため、切り欠き部1cの中央側は角のない丸みを持つ形状とする。
さらに、袋部1の開口部1bの上の保持部2の左右に切り欠き部2cを設ける。この切り欠き部2cは、開口部1bと平行にポケットの左右中央に向かって設けられ、中央側は角のない丸みを持つ形状とする。左右の切り欠き部2cの平行部分の間の間隔は、収納される物品の幅よりも狭くする。これにより、保持部2上部は袋部1の膨らみによる前方へ引っ張られる力の影響を受けずらくなり、収納された物品の重量を受けた下方への力を支えるものとなる。また、物品の収納時の引っ掛かりを抑えるため、開口部1bと切り欠き部2cとの間に間隔を取り、段差2dをつけると収納しやすくなる。
保持部2は図1Aのように、袋部1と同じ幅とする。または、図1Bのように切り欠き部2cを上部まで伸ばしたものとしてもよい。
収納ポケットの固定方法としては図2のように、ボード、台紙、布等への溶着3a、接着、縫製、または、フック4等への引っ掛け、あるいは面ファスナー6f等の方法で固定できる。
フック4等への引っ掛けの場合は、保持部2に穴、切れ込み5等を設ける。または、保持部2の切り欠き部2cで引っ掛けてもよい。この場合は、収納物の取り出しの際に収納ポケットが一緒に持ち上がらないよう、逆向きの引っ掛かけも必要となる。
これにより図3のように、袋部1は箱型に対応した膨らみに変形する形態のため、マチを持たなくても最小限の大きさで物品を収納でき、耐久性を考えた素材の厚み、軟度で設計することができる。このため、袋部1の切り欠き部1cより小さな物品は収納できないが、スマートフォン、リモコン等の機器、箱物等、または複数の、薬を小分けした袋、領収書、カード等の収納に有効である。
また、スマートフォンを収納の場合、シート素材によっては収納した状態での操作が可能なものとすることができる。
また、薬を小分けした袋、領収書、カード等を収納の場合、少量の時は薄く、多量の時は厚く、ポケットが固定された面と平行に近い形で袋部1が変形し、少量の時でも、マチのあるポケットのようにポケット内で倒れたりせず、収納物の視認がしやすいという効果がある。
さらに、カレンダーポケットのように複数の収納ポケットが必要な場合、本発明の収納ポケットはマチのないものであるため図4のように、横方向に複数のポケットが保持部2で連結された一つの扁平なシート状態とすることができる。このため、製造工程を少なくし、コストを削減できるという効果がある。
また、図5のように、保持部2をさらに上方に伸ばした部分を設け、その上方を袋部1の下端の固着された部分の幅とし、伸ばした部分を蓋部6として折り目6eを入れ、折り返して袋部1の収納物の前側に差し込む。または、折り目6eを入れずそのまま折り返して差し込むことにより、図6のように、外出時に携帯可能な収納ポケットとすることができる。この場合、固定方法をフック4等への引っ掛けとし、蓋部6を収納物の後側に差し込んでおく、または、面ファスナー6fとする等により、通常時は使用場所に固定して、収納物を出し入れすることができる。
なお、蓋部6は保持部2の上部に溶着、接着、縫製等で固着されたものでもよい。また。袋部1の前面に蓋部6の差し込み部を設けてもよい。
これにより、薬を小分けした複数の袋での使用の場合は、携帯する薬が多量な場合でもコンパクトに携帯することができ、薬を服用するごとに扁平になっていき、ピルケースのようにいつまでも場所をとることがない。また、携帯せず薬をまとめておく保存用として使用することもできる。
さらに、箱物等で本体と蓋とが別になっているものでの使用の場合は、携帯時に不用意に蓋が開いてしまうことを防ぐという効果もある。
1 袋部
1a 溶着
1b 開口部
1c 袋部の切り欠き部
2 保持部
2c 保持部の切り欠き部
2d 段差
3a ボード等への溶着
4 フック
5 切れ込み
6 蓋部
6e 折り目
6f 面ファスナー

Claims (3)

  1. 前面と背面のシート材が左右・下端の3辺で固着された扁平な袋体で、上部に開口部を持つ袋部と、該袋部の背面が上方に伸び、上部で使用場所に固定される保持部と、からなり、該袋部の下端の左右に、該袋部の中央側に丸みを持つ切り欠き部を有し、該開口部の上の該保持部の左右に、該開口部と平行に、該保持部の中央側に丸みを持つ切り欠き部を有する収納ポケット。
  2. 請求項1の収納ポケットにおいて、複数の該収納ポケットが横方向に前記保持部で連結された形態で、一つの扁平なシート状である収納ポケット。
  3. 請求項1の収納ポケットにおいて、前記保持部の上方に蓋部が設けられ、取り外し可能な固定手段を有し、収納物に蓋をした携帯が可能となる収納ポケット。
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