JP2020036359A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】MF時においても適正露出を得ることを可能とする撮像装置を提供する。【解決手段】本発明の撮像装置100は、撮像部104と、前記撮像部104による撮像範囲を細分化した各エリアのコントラスト情報を得るコントラスト検出部220と、前記撮像部104による撮像範囲を細分化した各エリアの光量情報を得る測光部112と、前記測光部112による測光情報と前記コントラスト検出部220によるコントラスト情報とに基づいて露出を設定する露出制御部230と、を備え、前記露出制御部230は、前記コントラスト検出部220によって検出された高コントラスト領域における前記測光部112による測光情報に基づいて露出を設定する高コントラスト領域重点露出制御を行うこと、を特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、撮像装置に関するものである。
カメラ等の撮像装置において、表示装置に撮像をリアルタイムに表示し、その撮像における高コントラスト領域をピントが合っている範囲であるとして示す、いわゆるピーキング表示を行う機能を備えるものがある。
また、近時、ほとんどのカメラはオートフォーカス(以下、AF)機能と自動露出(以下、AE)機能とを備えており、複数の焦点調節エリアと測光情報の検出に用いる複数の測光エリアとを有し、焦点調節エリアの数に応じて、複数の中から測光情報の検出用として選択可能な測光エリアを変更する構成も提案されている(特許文献1参照)。
ところで、AF機能を備える撮影装置では、ピントを合わせた場所が主要被写体である可能性が高いとの判断から、自動露出(以下、AE)による露出を、AFエリアにおける輝度情報とその他の輝度情報とを用いて決定しているものが多い。
しかしながら、MF時にはAFエリアは用いられないためにその位置からユーザーの意図する主要被写体を判断することはできない。その結果、ピント位置に基づく露出決定も不能となり、適正露出を自動で得ることは困難であった。
しかしながら、MF時にはAFエリアは用いられないためにその位置からユーザーの意図する主要被写体を判断することはできない。その結果、ピント位置に基づく露出決定も不能となり、適正露出を自動で得ることは困難であった。
本発明の課題は、マニュアルフォーカス時においても適正露出を得ることを可能とする撮像装置を提供することである。
本発明の撮像装置は、光学系による被写体の像を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像される領域に設けられている複数の部分領域から、前記被写体の像を前記撮像部に合焦させる前記部分領域を選択する領域選択部と、前記被写体の像が前記撮像部に合焦している合焦領域を検出する領域検出部と、前記領域選択部で前記部分領域が選択されていると、選択された前記部分領域に基づいて設定した領域で測光した値に基づいて露出を制御し、前記領域選択部で前記部分領域が選択されていないと、前記領域検出部で検出された前記合焦領域に基づいて設定した領域で測光した値に基づいて露出を制御する露出制御部と、を有する構成とした。
本発明によれば、マニュアルフォーカス時においても適正露出を得ることを可能とする撮像装置を提供できる。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を適用したカメラ100の概念的な構成図である。図2は、カメラ100の制御系のブロック構成図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を適用したカメラ100の概念的な構成図である。図2は、カメラ100の制御系のブロック構成図である。
カメラ100は、操作部101と、レンズ102と、表示部103と、撮像部104と、メモリカードスロット106と、モニタ107と、プリズム108と、接眼部109と、ミラー110と、シャッター111と、測光センサ112と、測光レンズ113と、を備えている。また、カメラ100は、当該カメラ100を統括制御する制御部200を備えている。
操作部101は、使用者によって操作される入力部材、たとえば電源スイッチ、レリーズボタン、ズームボタン、十字キー、決定ボタン、再生ボタン、削除ボタンなどを含んでいる。
操作部101は、図2に示すように、シーンモード選択部101A、測光モード選択部101B、合焦モード選択部101Cを備える。
シーンモード選択部101Aは、たとえば、ポートレート、風景、スポーツ、夜景、クローズアップ等、撮影シーンの何れかが選択可能である。
測光モード選択部101Bは、たとえば、中央重点平均測光、マルチパターン測光、スポット測光等の何れかが選択可能である。
操作部101は、図2に示すように、シーンモード選択部101A、測光モード選択部101B、合焦モード選択部101Cを備える。
シーンモード選択部101Aは、たとえば、ポートレート、風景、スポーツ、夜景、クローズアップ等、撮影シーンの何れかが選択可能である。
測光モード選択部101Bは、たとえば、中央重点平均測光、マルチパターン測光、スポット測光等の何れかが選択可能である。
合焦モード選択部101Cは、オートフォーカス(AF)モードとマニュアルフォーカス(MF)モードの何れを選択可能である。また、合焦モード選択部101Cは、装着されているレンズ102がAF非対応のMFレンズであればそれもMFモードとして判定する。
レンズ102は、後述する撮像部104に被写体像を結像させる結像光学系であり、図では代表して1枚のレンズで表しているが、複数の光学レンズから構成される。
表示部103は、例えば高分子分散型液晶で、この表示はレンズ102を通り、ミラー110によって導かれた光に重ね合わせられる。この表示が重畳された光は、プリズム108を通り、接眼部109と測光センサ112に導かれる。
表示部103は、例えば高分子分散型液晶で、この表示はレンズ102を通り、ミラー110によって導かれた光に重ね合わせられる。この表示が重畳された光は、プリズム108を通り、接眼部109と測光センサ112に導かれる。
測光センサ112は、例えばCMOSやCCDなどの複数画素からなるイメージセンサーである。測光センサ112により撮像された画像は制御部200へと送られる。
撮像部104は、例えばCMOSやCCDなどのイメージセンサーであり、撮像時にはミラー110が上がり、シャッター111が開いて、レンズ102によって結像した被写体像が、制御部200により決定された露出で撮像される。そして撮像により得られた画像信号を制御部200へ出力する。
メモリカードスロット106は、記憶媒体としてのメモリカードを挿入するためのスロットであり、制御部200から出力された画像ファイルをメモリカードに書き込んで記録する。
また、メモリカードスロット106は、制御部200からの指示に基づいて、メモリカード内に記憶されている画像ファイルを読み込む。
また、メモリカードスロット106は、制御部200からの指示に基づいて、メモリカード内に記憶されている画像ファイルを読み込む。
モニタ107は、カメラ100の背面などに搭載された液晶モニタである。モニタ107には、撮像部104によって撮像されたスルー画像、メモリカードに記憶されている画像、および当該カメラ100を設定するための設定メニューなどが表示される。さらに、スルー画像に重ねて高コントラスト領域を表示するいわゆるピーキングエリア表示を行う。
制御部200は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路により構成されている。
なお、制御部200を構成するメモリには、SDRAMやフラッシュメモリが含まれる。SDRAMは揮発性のメモリであって、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリとして使用されたり、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、フラッシュメモリは、不揮発性のメモリであって、制御部200が実行するプログラムのデータや、プログラム実行時に読み込まれる種々のパラメータなどが記録されている。
なお、制御部200を構成するメモリには、SDRAMやフラッシュメモリが含まれる。SDRAMは揮発性のメモリであって、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリとして使用されたり、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、フラッシュメモリは、不揮発性のメモリであって、制御部200が実行するプログラムのデータや、プログラム実行時に読み込まれる種々のパラメータなどが記録されている。
また、制御部200は、図2に示すように、機能部として、画像処理部210と、コントラスト検出部220と、露出制御部230とを備えている。
画像処理部210は、撮像部104から入力された画像信号に基づいて所定の画像形式、たとえばJPEG形式の画像データ(以下、本画像データ)を生成し、付加情報を加えた画像ファイルを生成してメモリカードスロット106へ出力する。
画像処理部210は、撮像部104から入力された画像信号に基づいて所定の画像形式、たとえばJPEG形式の画像データ(以下、本画像データ)を生成し、付加情報を加えた画像ファイルを生成してメモリカードスロット106へ出力する。
コントラスト検出部220は、撮像部104によって撮像されて画像処理部210によって画像処理された画像において、その撮像範囲を細分化した各エリアのコントラスト情報を得る。このコントラスト情報は、モニタ107におけるスルー画像において高コントラスト領域を表示するいわゆるピーキングエリア表示に用いられる。
露出制御部230は、シーンモード選択部101A、測光モード選択部101Bおよび合焦モード選択部101Cにおける選択結果と、メモリに保持する制御データと、測光センサ112から入力された測光情報と、に基づいて露出を決定する。
そして、制御部200は、撮影時において、露出制御部230によって設定された露出に基づいて、露光機構120(図1における、撮像部104,ミラー110,シャッター111等)を駆動して自動露出を行い、画像処理部210で画像データを生成してメモリカードスロット106を介してメモリカード等の記録媒体130に記録する。
ここで、制御部200は、合焦モード選択部101Cにおいて、マニュアルフォーカス(MF)が設定されている、または、装着されているレンズ102がMFレンズである場合において、高コントラスト領域重点露出制御を行う。
また、制御部200は、シーンモード選択部101Aにおいて、たとえば、ポートレートモード、マクロモードのとき、高コントラスト領域重点露出制御を行い、風景モード、夜景モードのとき、高コントラスト領域重点露出制御は行わない。
また、制御部200は、シーンモード選択部101Aにおいて、たとえば、ポートレートモード、マクロモードのとき、高コントラスト領域重点露出制御を行い、風景モード、夜景モードのとき、高コントラスト領域重点露出制御は行わない。
高コントラスト領域重点露出制御は、露出制御部230による露出決定に際して、コントラスト検出部220によって検出された高コントラスト領域における測光センサ112による測光情報に基づいて露出を設定するものである。
つぎに、図3に示す制御フローに沿って、前述した図1および図2に加えて図4および図5を参照しつつ、高コントラスト領域重点露出制御について説明する。なお、図中および以下の説明において、「ステップ」を「S」とも略記する。
図3は、高コントラスト領域重点露出制御を含む自動露出演算の制御フローチャートである。図4は、撮影画面のイメージ図であって、撮影画面10の全体を表している。図5は、ピーキングエリアの大きさに応じたその輝度のBV値に対する配合割合を示すグラフである。
測光センサ112は、複数画素を有しており、いま横8×縦5の合計40画素を持っているものとする。
図3は、高コントラスト領域重点露出制御を含む自動露出演算の制御フローチャートである。図4は、撮影画面のイメージ図であって、撮影画面10の全体を表している。図5は、ピーキングエリアの大きさに応じたその輝度のBV値に対する配合割合を示すグラフである。
測光センサ112は、複数画素を有しており、いま横8×縦5の合計40画素を持っているものとする。
[ステップ101]
合焦モード選択部101Cによって、カメラ100の合焦モードがAFモードかMFモードかを判定する。
ここで、AFモードと判定された場合には、ステップ102へと進む。一方、MFモードと判定された場合には、ステップ103へと進む。
合焦モード選択部101Cによって、カメラ100の合焦モードがAFモードかMFモードかを判定する。
ここで、AFモードと判定された場合には、ステップ102へと進む。一方、MFモードと判定された場合には、ステップ103へと進む。
[ステップ102]
AFモードに設定され、AFでピントを合わせる場合である。
ここでは、AFエリアの輝度を算出する。
すなわち、図4(a)に示す符号11はAFエリアを表しており、ユーザーは主要被写体である人物にピントを合わせるために、所望の位置にAFエリア11を移動させ、ピントを合わせる。このAFエリア11の存在する画素21,22の平均輝度値をAFエリアの輝度、BvAfAreaとする。そして、ステップ105に進む。
AFモードに設定され、AFでピントを合わせる場合である。
ここでは、AFエリアの輝度を算出する。
すなわち、図4(a)に示す符号11はAFエリアを表しており、ユーザーは主要被写体である人物にピントを合わせるために、所望の位置にAFエリア11を移動させ、ピントを合わせる。このAFエリア11の存在する画素21,22の平均輝度値をAFエリアの輝度、BvAfAreaとする。そして、ステップ105に進む。
[ステップ103]
MFモードに設定され、マニュアルでピントを合わせる場合である。
ここでは、コントラスト検出部220による検出結果から、撮影画面10の全体の中でコントラストが高い部分(ピーキングエリア)を選択し、ステップ104に進む。
図4(b)中に細かいハッチングで示す部分が、撮影画面10の中でコントラストが高いピーキングエリア31,32を表している。
MFモードに設定され、マニュアルでピントを合わせる場合である。
ここでは、コントラスト検出部220による検出結果から、撮影画面10の全体の中でコントラストが高い部分(ピーキングエリア)を選択し、ステップ104に進む。
図4(b)中に細かいハッチングで示す部分が、撮影画面10の中でコントラストが高いピーキングエリア31,32を表している。
[ステップ104]
ステップ103において選択されたコントラストが高い部分(ピーキングエリア)と重複する測光センサ112における画素のBV値を求める。
すなわち、図4(b)に示すピーキングエリア31,32は、ピントが合った範囲と考えられる。そこで、この、ピーキングエリア31,32と重複する、測光センサ112における画素41,42,43のエリアでの平均輝度値BvMFPeakを求める。そして、ステップ105へ進む。
ステップ103において選択されたコントラストが高い部分(ピーキングエリア)と重複する測光センサ112における画素のBV値を求める。
すなわち、図4(b)に示すピーキングエリア31,32は、ピントが合った範囲と考えられる。そこで、この、ピーキングエリア31,32と重複する、測光センサ112における画素41,42,43のエリアでの平均輝度値BvMFPeakを求める。そして、ステップ105へ進む。
[ステップ105]
公知の自動露出計算を行う。ステップ101においてAFモードと判断された場合は、BvFocusにBvAfAreaを、MFモードと判定された場合は、BvFocusにBvMFPeakを代入し、公知の自動露出演算を行う。
すなわち
CtrlBv=f(BvFocus,BvAberage,・・・) …式(1)
となる。ここで、
CtrlBv:カメラを制御するBV値、いわゆる露出である。
BvFocus:AFエリア周辺の輝度、ここでは画素203と204の輝度値である。
BvAverage:画面全体の平均輝度値である。
F:公知の自動露出を計算するための関数であり、入力値として上記のような内容が含まれる。
公知の自動露出計算を行う。ステップ101においてAFモードと判断された場合は、BvFocusにBvAfAreaを、MFモードと判定された場合は、BvFocusにBvMFPeakを代入し、公知の自動露出演算を行う。
すなわち
CtrlBv=f(BvFocus,BvAberage,・・・) …式(1)
となる。ここで、
CtrlBv:カメラを制御するBV値、いわゆる露出である。
BvFocus:AFエリア周辺の輝度、ここでは画素203と204の輝度値である。
BvAverage:画面全体の平均輝度値である。
F:公知の自動露出を計算するための関数であり、入力値として上記のような内容が含まれる。
上記のように、MFモードの際には、撮影画面全体の中でコントラストが高い部分(ピーキングエリア)と重複する、測光センサ112における画素の輝度値(と画面全体の平均輝度値と)に基づいてBV値を設定する。これにより、MF時において、コントラストが高く、ピントが合っていると考えられ、従って、主要被写体である可能性の極めて高い被写体に対して適正露出を得ることが可能となる。
なお、MFモードであって、仮にピーキングエリアが存在しない場合は、BvMFPeakが不定となってしまう。また、ピーキングエリアが狭く、測光センサ112と重複する画素が非常に少ない場合には露出演算が不安定となる恐れがある。
そこで、測光センサ112と重複する画素数を、N_PeakPixelとし、BvMFPeakには下記のような安定化をする。ここでSth_PeakPixel1, Sth_PeakPixel2は実験によって最適化された画素数の値である。例えば全画素数の1/2や全画素数の1/4などを用いても良い。
そこで、測光センサ112と重複する画素数を、N_PeakPixelとし、BvMFPeakには下記のような安定化をする。ここでSth_PeakPixel1, Sth_PeakPixel2は実験によって最適化された画素数の値である。例えば全画素数の1/2や全画素数の1/4などを用いても良い。
N_PeakPixel<Sth_PeakPixel1ならば
k_Peak=0
Sth_PeakPixel1≦N_PeakPixel≦Sth_PeakPixel2ならば
k_Peak=(N_PeakPixel−Sth_PeakPixel1)/(Sth_PeakPixel2−Sth_PeakPixel1)
Sth_PeakPixel2<N_PeakPixelならば
k_Peak=1
この、N_PeakPixelに対するk_Peakの関係をグラフで示したものが、図5である。
そして、
BvMFPeak=(BvMFPeak×k_Peak)+(BvAverage×(1-k_Peak))
k_Peak=0
Sth_PeakPixel1≦N_PeakPixel≦Sth_PeakPixel2ならば
k_Peak=(N_PeakPixel−Sth_PeakPixel1)/(Sth_PeakPixel2−Sth_PeakPixel1)
Sth_PeakPixel2<N_PeakPixelならば
k_Peak=1
この、N_PeakPixelに対するk_Peakの関係をグラフで示したものが、図5である。
そして、
BvMFPeak=(BvMFPeak×k_Peak)+(BvAverage×(1-k_Peak))
これにより、重複領域が狭いときには少しずつピーキングエリアの輝度を画面全体の平均輝度へと差し替える。つまり、ピーキングエリアが予め定めた画素数範囲に対して狭い場合には、その狭さに応じて、BV値に対するピーキングエリアの輝度の関与する割合を小さくする。これによって、安定化を図ることができる。
なお、ここではピーキングエリアの輝度を画面全体の平均輝度へと差し替えているが、測光モード選択部101Bで中央部平均輝度BvCenterや、中央部重点輝度BvCenterWtなどが選択されている場合、これらの輝度を用いても良い。
なお、ここではピーキングエリアの輝度を画面全体の平均輝度へと差し替えているが、測光モード選択部101Bで中央部平均輝度BvCenterや、中央部重点輝度BvCenterWtなどが選択されている場合、これらの輝度を用いても良い。
(第2実施形態)
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の第2実施形態の撮像装置の構成は、前述した第1実施形態と同機能の構成要素であるのでその説明は省略する。
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の第2実施形態の撮像装置の構成は、前述した第1実施形態と同機能の構成要素であるのでその説明は省略する。
第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、測光モード選択部101Bでスポット測光が選択され、スポット測光と対応する所定の大きさのピーキングエリアが有る場合には、そのピーキングエリアと重複する測光センサ112の画素の輝度値をそのままBV値とする。また、ピーキングエリアの大きさがスポット測光と対応する所定の大きさに達していない場合には、その大きさに応じて通常の画面中心を中心とするスポット測光の輝度値と差し替える。
すなわち、
BvMFPeak=(BvMFPeak×k_Peak)+(BvSpot×(1-k_Peak))
として、
CtrlBv=BvFucus(=BvMFPeak) …式(2)
とする。
なお、
BvSpot:スポット測光の輝度値である。
BvMFPeak=(BvMFPeak×k_Peak)+(BvSpot×(1-k_Peak))
として、
CtrlBv=BvFucus(=BvMFPeak) …式(2)
とする。
なお、
BvSpot:スポット測光の輝度値である。
これにより、スポット測光の際には、コントラストが高くピントが合っていると考えられる部分に対して、スポット測光を行うことができる。つまり、目的とするピントを合わせた被写体に対してスポット測光を行うことができ、目的被写体に対して適切な露出で撮影することができる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、マニュアルフォーカス時において、撮影画面全体の中でコントラストが高い部分(ピーキングエリア)と重複する、測光センサ112における画素の輝度値(と画面全体の平均輝度値と)に基づいてBV値を設定することにより、コントラストが高く、ピントが合っていると考えられ、従って、主要被写体である可能性の極めて高い被写体に対して適正露出を得ることが可能となる。
(1)本実施形態によれば、マニュアルフォーカス時において、撮影画面全体の中でコントラストが高い部分(ピーキングエリア)と重複する、測光センサ112における画素の輝度値(と画面全体の平均輝度値と)に基づいてBV値を設定することにより、コントラストが高く、ピントが合っていると考えられ、従って、主要被写体である可能性の極めて高い被写体に対して適正露出を得ることが可能となる。
(2)ピーキングエリアが狭いときには、少しずつピーキングエリアの輝度を平均輝度へと差し替えることで、露出演算が不安定となることを防ぎ、安定した露出を得ることができる。
(3)スポット測光の場合には、ピーキングエリアと重複する測光センサ112の画素の輝度値に基づいてBV値を設定することにより、目的とするピントを合わせた被写体に対してスポット測光を行うことができ、目的被写体に対して適切な露出で撮影することができる。
(3)スポット測光の場合には、ピーキングエリアと重複する測光センサ112の画素の輝度値に基づいてBV値を設定することにより、目的とするピントを合わせた被写体に対してスポット測光を行うことができ、目的被写体に対して適切な露出で撮影することができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上記実施形態では、合焦モードがマニュアルフォーカスモードまたは装着されているレンズがMFレンズである場合と、測光モードがスポット測光モードである場合において、高コントラスト領域重点露出制御を行っている。これに加えて、高コントラスト領域重点露出制御のON/OFFを切り替えるスイッチを設け、撮影者が選択可能としても良い。
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上記実施形態では、合焦モードがマニュアルフォーカスモードまたは装着されているレンズがMFレンズである場合と、測光モードがスポット測光モードである場合において、高コントラスト領域重点露出制御を行っている。これに加えて、高コントラスト領域重点露出制御のON/OFFを切り替えるスイッチを設け、撮影者が選択可能としても良い。
本実施形態は、一眼レフタイプのカメラを例示したが、本発明はこれに限らずミラーレスのレンズ交換式カメラや、レンズ一体型のカメラに適用しても良いものである。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
100:カメラ、101:操作部、101A:合焦モード切替スイッチ、101B:測光モード切替スイッチ、104:撮像部、112:測光センサ、200:制御部、220:コントラスト検出部、230:露出制御部、233:合焦モード判定部、234:露出制御部、235:測光モード判定部、10:撮像範囲、31,32:ピーキングエリア
Claims (4)
- 光学系による被写体の像を撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像される領域に設けられている複数の部分領域から、前記被写体の像を前記撮像部に合焦させる前記部分領域を選択する領域選択部と、
前記被写体の像が前記撮像部に合焦している合焦領域を検出する領域検出部と、
前記領域選択部で前記部分領域が選択されていると、選択された前記部分領域に基づいて設定した領域で測光した値に基づいて露出を制御し、前記領域選択部で前記部分領域が選択されていないと、前記領域検出部で検出された前記合焦領域に基づいて設定した領域で測光した値に基づいて露出を制御する露出制御部と、
を有する撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
マニュアルフォーカスモードとオートフォーカスモードとを設定する設定部を有し、
前記オートフォーカスモードが設定されると、前記被写体の像を前記撮像部に合焦させる前記部分領域が前記領域選択部により選択される撮像装置。 - 請求項1または2に記載の撮像装置において、
前記露出制御部は、前記領域選択部で前記部分領域が選択されていないと、前記撮像部で撮像される領域の全領域で測光した第1値と、前記領域検出部で検出された前記合焦領域に基づいて設定した領域で測光した第2値と、を用いて露出制御を行い、前記全領域に対する前記合焦領域の大きさの割合に基づいて、前記第1値と前記第2値との露出の制御に用いる割合を変更する撮像装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記領域検出部は、前記被写体の像のコントラスト情報が所定の値以上の領域を前記合焦領域として検出する撮像装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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---|---|
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