JP2020035970A - 電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電子素子をケースに容易に収容することができる電子部品を提供する。【解決手段】電子部品1は、第1外部電極3b及び第2外部電極3cをそれぞれが備えている複数の積層コンデンサ3と、複数の積層コンデンサ3を収容していると共に、開口部5oを形成している第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dを有している箱状のケース5と、複数の積層コンデンサ3のそれぞれにおいて、第1外部電極3bに接続されている第1端子7、及び、第2外部電極3cに接続されている第2端子9と、ケース5内に充填されている状態で設けられていると共に、電気的絶縁性を有する樹脂部材11と、を備え、複数の積層コンデンサ3は、ケース5の開口部5oに囲まれる領域内において、第2側部5c,5dの対向方向に沿って並んで配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品に関する。
従来の電子部品として、例えば、特許文献1に記載されてものが知られている。特許文献1に記載の電子部品は、複数の第1内部電極を有する第1積層体及び複数の第2内部電極を有する第2積層体と、第1積層体及び第2積層体の一端部に設けられ、第1内部電極及び第2内部電極のそれぞれと導通する第1外部電極と、第1積層体及び第2積層体の他端部に設けられ、第1内部電極及び第2内部電極のそれぞれと導通する第2外部電極と、を備えている。
特開2014−53588号公報
電子部品では、所望の電気的な特性を得るために、複数の電子素子(チップ部品)が接続されている。電子部品は、実装するときの作業性や搬送性の観点から、複数の電子素子がケースに収容されて、一体で保持されている。このような電子部品を製造するときには、複数の電子素子をケースに収容する作業が発生する。
本発明の一側面は、複数の電子素子をケースに容易に収容することができる電子部品を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電子部品は、一対の外部電極をそれぞれが備えている複数の電子素子と、複数の電子素子を収容していると共に、開口部を形成している4つの側部を有している箱状のケースと、複数の電子素子のそれぞれにおいて、一方の外部電極に接続されている第1端子、及び、他方の外部電極に接続されている第2端子と、ケース内に充填されている状態で設けられていると共に、電気的絶縁性を有する樹脂部材と、を備え、複数の電子素子は、ケースの開口部に囲まれる領域内において、4つの側部のうちの一対の側部の対向方向に沿って並んで配置されている。
本発明の一側面に係る電子部品では、箱状のケースの開口部に囲まれる領域内において、複数の電子素子が、4つの側部のうちの一対の側部の対向方向に沿って並んで配置されている。このように、電子部品では、複数の電子素子が並んで配置される領域を確保するように、開口部が形成されている。したがって、電子部品では、複数の電子素子をケースに容易に収容することができる。
一実施形態においては、4つの側部のそれぞれは、矩形状を呈しており、4つの側部は、互いに対向している一対の第1側部と、互いに対向している一対の第2側部と、を含み、ケースは、一対の第1側部及び一対の第2側部によって形成される開口部と対向する位置に配置されている底部を有していてもよい。この構成では、ケースは、直方体形状を呈する。これにより、電子部品では、開口部を広くすることができる。したがって、電子部品では、複数の電子素子をケースに容易に収容することができる。
一実施形態においては、開口部の領域の面積は、一対の第1側部のそれぞれを一対の第1側部の対向方向から見たときの面積、及び、一対の第2側部のそれぞれを一対の第2側部の対向方向から見たときの面積のそれぞれよりも大きくてもよい。この構成では、開口部の開口面積を広くできる。したがって、電子部品では、ケースに対して、複数の電子素子をより一層容易に収容することができる。
一実施形態においては、ケースの底部には、底部の内面からケースの内側に突出していると共に、底部と複数の電子素子のそれぞれとの間に配置されている突出部が設けられていてもよい。この構成では、ケースの底部と複数の電子素子のそれぞれとの間に、空隙が形成される。これにより、電子部品では、ケースの底部と複数の電子素子のそれぞれとの間に、樹脂部材を充填させることができる。したがって、電子部品では、ケースと複数の電子素子のそれぞれとを確実に固定できる。
一実施形態においては、第1端子及び第2端子のそれぞれは、ケースの内部と外部とに跨がって配置されており、第1側部又は第2側部が差し込まれているスリットを有していてもよい。この構成では、第1端子及び第2端子をケースの外側に引き出す構成において、第1端子及び第2端子のスリットに第1側部又は第2側部を位置させることができる。したがって、複数の電子素子と第1端子及び第2端子とを一体化した後にケースに収容する場合において、ケースに対して第1端子及び第2端子を容易に取り付けることができる。
本発明の一側面によれば、複数の電子素子をケースに容易に収容することができる。
図1は、第1実施形態に係る電子部品を示す斜視図である。 図2は、図1に示す電子部品の上面図である。 図3は、図1に示す電子部品の側面図である。 図4は、図4(a)は、積層コンデンサを示す斜視図であり、図4(b)は、積層コンデンサの素体の分解斜視図である。 図5は、図2におけるV−V線に沿った断面構成を示す図である。 図6は、図1に示す電子部品の等価回路図である。 図7は、第1実施形態に係る電子部品の変形例を示す断面図である。 図8は、第2実施形態に係る電子部品を示す斜視図である。 図9は、図8に示す電子部品の上面図である。 図10は、図8に示す電子部品の側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1、図2及び図3に示されるように、第1実施形態に係る電子部品1は、複数の積層コンデンサ3と、ケース5と、第1端子7及び第2端子9と、樹脂部材11と、を備えている。電子部品1は、複数の積層コンデンサ3、ケース5、第1端子7、第2端子9及び樹脂部材11が一体化(モジュール化)されている。
複数(本実施形態では5個)の積層コンデンサ3のそれぞれは、同じ構成を有している。図4(a)に示されるように、積層コンデンサ3は、素体3aと、素体3aの外表面に配置されている第1外部電極(一方の外部電極)3b及び第2外部電極(他方の外部電極)3cと、を有している。
素体3aは、直方体形状を呈している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。図4(b)に示されるように、素体3aは、複数の誘電体層(絶縁体層)4が積層されて構成されている。各誘電体層4は、例えば誘電体材料(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系等の誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の素体3aでは、各誘電体層4は、各誘電体層4の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
積層コンデンサ3は、素体3a内に配置されている内部導体として、複数の第1内部電極6aと、複数の第2内部電極6bと、を含んでいる。本実施形態では、複数の第1内部電極6aの数は、複数の第2内部電極6bの数と同じである。複数の第1内部電極6a及び複数の第2内部電極6bは、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば、Ni又はCu等)からなる。複数の第1内部電極6a及び複数の第2内部電極6bは、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
第1内部電極6a及び第2内部電極6bは、交互に配置されている。第1内部電極6aと第2内部電極6bとは、素体3a内において、誘電体層4の積層方向において間隔を有して対向するように交互に配置されている。
図4(a)に示されるように、第1外部電極3bは、素体3aの長手方向の一端部側に配置されており、第2外部電極3cは、素体3aの長手方向の他端部側に配置されている。すなわち、第1外部電極3b及び第2外部電極3cは、素体3aの長手方向において互いに対向していると共に、互いに離間して位置している。第1外部電極3b及び第2外部電極3cは、導電性材料(例えば、Ag又はPd等)を含んでいる。第1外部電極3b及び第2外部電極3cは、導電性金属粉末(例えば、Ag粉末又はPd粉末等)を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。第1外部電極3b及び第2外部電極3cには、電気めっきが施されることにより、その表面にはめっき層が形成されている。電気めっきには、例えばNi、Sn等が用いられる。
図1、図2又は図3に示されるように、複数の積層コンデンサ3は、第1方向D1において一列に並んで配置されている。複数の積層コンデンサ3のそれぞれは、第1外部電極3bと第2外部電極3cとの対向方向が第1方向D1に直交(交差)する第2方向D2に沿っている。本実施形態では、第1方向D1は、電子部品1の高さ方向である。第2方向D2は、電子部品1の長さ方向である。第1方向D1及び第2方向D2に直交する第3方向D3は、電子部品1の幅方向である。
ケース5は、複数の積層コンデンサ3を収容している筐体である。ケース5は、例えば、絶縁性を有する樹脂で形成されている。ケース5は、第1側部5a,5bと、第2側部5c,5dと、第1側部5a,5b及び第2側部5c,5d(4つの側部)によって形成される一方の開口部を閉塞している底部5eと、を有している。
第1側部5a,5b、第2側部5c,5d及び底部5eのそれぞれは、板状であり、長方形状(矩形状)を呈している。ケース5は、直方体状を呈している。第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dは、第3方向D3に延びている。第1側部5a,5bは、一対の第2側部5c,5dの間を連結するように、第1方向D1に延びている。第2側部5c,5dは、一対の第1側部5a,5bの間を連結するように第2方向D2に延びている。底部5eは、第1方向D1及び第2方向D2に延びている。第1側部5aと第1側部5bとは、第2方向D2において互いに対向している。第2側部5cと第2側部5dとは、第1方向D1において互いに対向している。ケース5は、第1側部5a,5b、第2側部5c,5d及び底部5eによって、箱状を成しており、複数の積層コンデンサ3を収容可能な収容部が形成されている。
ケース5には、第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dにより、開口部5oが形成されている。開口部5oは、長方形状を呈している。ケース5の開口部5oの開口面積は、第1側部5a,5b及び第2側部5c,5dのそれぞれの面積よりも大きい。開口部5oの開口面積は、ケース5を第3方向D3から見たときに、開口部5oによって囲まれる領域の面積である。第1側部5a,5bの面積は、ケース5を第2方向D2から見たときの、側面の面積である。第2側部5c,5dの面積は、ケース5を第1方向D1から見たときの、側面の面積である。
本実施形態のケース5では、第1方向D1に沿った第1寸法は、第2方向D2に沿った第2寸法及び第3方向D3に沿った第3寸法よりも大きい。第1寸法は、積層コンデンサ3の幅方向に対応する。第2寸法は、積層コンデンサ3の長手方向に対応する。第3寸法は、積層コンデンサ3の高さ方向に対応する。ケース5の第3寸法は、積層コンデンサ3の高さ寸法よりも大きい。
図3及び図5に示されるように、ケース5には、複数の突出部13が設けられている。突出部13は、ケース5の底部5eに設けられている。突出部13は、底部5eの内面5sから、ケース5の内側(収容空間)に突出している。突出部13は、積層コンデンサ3に当接する位置に配置されている。具体的には、突出部13は、図5に示されるように、第2方向D2において所定の間隔をあけて配置されている。また、突出部13は、図3に示されるように、複数の積層コンデンサ3に対応して、第1方向D1において所定の間隔をあけて配置されている。突出部13は、例えば、樹脂で形成されている。突出部13は、ケース5とは別個に設けられていてもよいし、ケース5と一体に形成されていてもよい。電子部品1では、突出部13によって、ケース5の積層コンデンサ3と底部5eとの間に空隙が形成されている。なお、突出部13は、積層コンデンサ3の第1外部電極3b及び第2外部電極3cのそれぞれに当接していてもよいし、積層コンデンサ3の素体3aに当接していてもよい。
第1端子7は、第1端子部7aと、第2端子部7bと、を有している。第1端子部7aと第2端子部7bのそれぞれは、板状部材である。第1端子部7aと第2端子部7bとは、一体に形成されている。第1端子7は、導電性を有する部材(例えば、金属等)で形成されている。第1端子部7a及び第2端子部7bのそれぞれは、長方形状を呈している。第1端子7の断面は、略L字形状を呈している。第1端子部7aは、第1方向D1に沿って延在していると共に、第3方向D3に沿って延在している。第2端子部7bは、第1方向D1に沿って延在していると共に、第2方向D2に沿って延在している。第1端子部7aと第2端子部7bとは、略90°の角度を成している。
第1端子7では、第1端子部7aが、積層コンデンサ3の第1外部電極3bとケース5の第1側部5aとの間に配置されている。すなわち、第1端子部7aは、第1外部電極3b及び第1側部5aと対向するように配置されている。第1端子部7aは、積層コンデンサ3の第1外部電極3bと接触している。これにより、積層コンデンサ3の第1外部電極3bと第1端子7とは、電気的に接続されている。第2端子部7bは、第2方向D2において、ケース5よりも外側に張り出している。
第2端子9は、第1端子部9aと、第2端子部9bと、を有している。第1端子部9aと第2端子部9bのそれぞれは、板状部材である。第1端子部9aと第2端子部9bとは、一体に形成されている。第2端子9は、導電性を有する部材(例えば、金属等)で形成されている。第1端子部9a及び第2端子部9bのそれぞれは、長方形状を呈している。第2端子9の断面は、略L字形状を呈している。第1端子部9aは、第1方向D1に沿って延在していると共に、第3方向D3に沿って延在している。第2端子部9bは、第1方向D1に沿って延在していると共に、第2方向D2に沿って延在している。第1端子部9aと第2端子部9bとは、略90°の角度を成している。
第2端子9では、第1端子部9aが、積層コンデンサ3の第2外部電極3cとケース5の第1側部5bとの間に配置されている。すなわち、第1端子部9aは、第2外部電極3c及び第1側部5bと対向するように配置されている。第1端子部9aは、積層コンデンサ3の第2外部電極3cと接触している。これにより、積層コンデンサ3の第2外部電極3cと第2端子9とは、電気的に接続されている。第2端子部9bは、第2方向D2において、ケース5よりも外側に張り出している。
図1又は図2に示されるように、樹脂部材11は、ケース5に充填された状態で設けられている。樹脂部材11は、電気的絶縁性を有する樹脂である。樹脂部材11は、例えば、透過性を有している(透明である)。電子部品1では、ケース5に充填されている樹脂部材11によって、ケース5内において、複数の積層コンデンサ3、第1端子7及び第2端子9が固定されている。
電子部品1では、複数の積層コンデンサ3は、ケース5の開口部5oの領域内において、第1方向D1(4つの側部のうちの一対の第2側部5c,5dの対向方向)に沿って一列に並んで配置されている。電子部品1では、複数の積層コンデンサ3は、ケース5内において、第3方向D3には並んで配置されていない。開口部5oは、複数の積層コンデンサ3が第1方向D1に沿って配列されている寸法よりも大きい。
図6に示されるように、上記構成を有する電子部品1では、複数のコンデンサC1〜C5が並列に接続されている。具体的には、電子部品1では、積層コンデンサ3の第1内部電極6a及び第2内部電極6bによって、コンデンサC1〜C5が構成されている。
続いて、電子部品1の製造方法について説明する。最初に、複数の積層コンデンサ3を準備し、一列に並べる。次に、複数の積層コンデンサ3それぞれの第1外部電極3bと第1端子7とを、例えばはんだで接合する。また、複数の積層コンデンサ3それぞれの第2外部電極3cと第2端子9とを、例えばはんだで接合する。
続いて、複数の積層コンデンサ3と第1端子7及び第2端子9とが一体となっている構成部品を、ケース5に収容する。具体的には、ケース5の開口部5oを介して、構成部品をケース5内に収容する。次に、ケース5に液状の樹脂材料を流し込み、樹脂材料を硬化させて、樹脂部材11を形成する。以上により、電子部品1が製造される。
以上説明したように、本実施形態に係る電子部品1では、箱状のケース5の開口部5oに囲まれる領域内において、複数の積層コンデンサ3が、一対の第2側部5c,5dの対向方向に沿って並んで配置されている。このように、電子部品1では、複数の積層コンデンサ3が並んで配置される領域を確保するように、開口部5oが形成されている。したがって、電子部品1では、複数の積層コンデンサ3をケース5に容易に収容することができる。
電子部品1が実装される回路基板等においては、電子部品1が実装されるスペースに制限があるため、複数の積層コンデンサ3を備える電子部品1においては、小型化(低背化)が求められている。そのため、電子部品1では、複数の積層コンデンサ3を一列に並べている。この構成では、複数の積層コンデンサ3の配列方向の寸法がどうしても大きくなるため、複数の積層コンデンサ3をケース5に収容し難くなり得る。そこで、電子部品1では、複数の積層コンデンサ3が並んで配置される領域を確保するように、開口部5oが形成されている。したがって、電子部品1では、複数の積層コンデンサ3をケース5に容易に収容することができる。
本実施形態に係る電子部品1では、ケース5は、直方体形状を呈している。これにより、電子部品1では、開口部5oを広くすることができる。したがって、電子部品1では、複数の積層コンデンサ3をケース5に容易に収容することができる。
本実施形態に係る電子部品1では、ケース5の開口部5oによって囲まれる領域の面積は、一対の第1側部5a,5bを第2方向D2から見たときの面積、及び、一対の第2側部5c,5dのそれぞれを第1方向D1から見たときの面積のそれぞれよりも大きい。この構成では、開口部5oの開口面積を広くできる。したがって、電子部品1では、ケース5に対して、複数の積層コンデンサ3をより一層容易に収容することができる。
本実施形態に係る電子部品1では、ケース5の底部5eには、底部5eの内面5sからケース5の内側に突出していると共に、底部5eと複数の積層コンデンサ3のそれぞれとの間に配置されている突出部13が設けられている。この構成では、ケース5の底部5eと複数の積層コンデンサ3のそれぞれとの間に、空隙が形成される。これにより、製造工程において、樹脂部材11となる樹脂材料を流し込んだときに、ケース5の底部5eと積層コンデンサ3との間に形成された空隙に樹脂材料が入り込む。したがって、電子部品1では、ケース5の底部5eと複数の積層コンデンサ3のそれぞれとの間に、樹脂部材11を確実に充填させることができる。したがって、電子部品1では、ケース5と複数の積層コンデンサ3のそれぞれとを確実に固定できる。
上記実施形態では、図5に示されるように、1つの積層コンデンサ3に対して、2つの突出部13が設けられている形態を一例に説明した。しかし、突出部は、他の構成であってもよい。図7に示されるように、突出部13Aは、1つの積層コンデンサ3に対して1つ設けられている。突出部13Aは、第2方向D2に沿って延在している。突出部13Aは、積層コンデンサ3の第1外部電極3b及び第2外部電極3cのそれぞれに当接していてもよいし、積層コンデンサ3の素体3aに当接していてもよい。
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。図8、図9及び図10に示されるように、第2実施形態に係る電子部品20は、複数の積層コンデンサ3と、ケース22と、第1端子24及び第2端子26と、樹脂部材28と、を備えている。電子部品20は、複数の積層コンデンサ3、ケース22、第1端子24、第2端子26及び樹脂部材28が一体化されている。
ケース22は、複数の積層コンデンサ3を収容している筐体である。ケース22は、絶縁性を有する樹脂で形成されている。ケース22は、第1側部22a,22bと、第2側部22c,22dと、第1側部22a,22b及び第2側部22c,22dによって形成される一方の開口部を閉塞している底部22eと、を有している。
第1側部22a,22b、第2側部22c,22d及び底部22eのそれぞれは、板状であり、長方形状(矩形状)を呈している。ケース22は、直方体状を呈している。第1側部22a,22b及び第2側部22c,22dは、第3方向D3に延びている。第1側部22a,22bは、一対の第2側部22c,22dの間を連結するように、第1方向D1に延びている。第2側部22c,22dは、一対の第1側部22a,22bの間を連結するように第2方向D2に延びている。底部5eは、第1方向D1及び第2方向D2に延びている。第1側部22aと第1側部22bとは、第2方向D2において互いに対向している。第2側部22cと第2側部22dとは、第1方向D1において互いに対向している。ケース22は、第1側部22a,22b、第2側部22c,22d及び底部22eによって、箱状を成しており、複数の積層コンデンサ3を収容可能な収容部が形成されている。
ケース22には、第1側部22a,22b及び第2側部22c,22dにより、開口部22oが形成されている。開口部22oは、長方形状を呈している。ケース22の開口部22oの開口面積は、第1側部22a,22b及び第2側部22c,22dのそれぞれの面積よりも大きい。開口部22oの開口面積は、ケース22を第3方向D3から見たときに、開口部22oによって囲まれる領域の面積である。第1側部22a,22bの面積は、ケース22を第2方向D2から見たときの、側面の面積である。第2側部22c,22dの面積は、ケース22を第1方向D1から見たときの、側面の面積である。
本実施形態のケース22では、第1方向D1に沿った第1寸法は、第2方向D2に沿った第2寸法及び第3方向D3に沿った第3寸法よりも大きい。第1寸法は、積層コンデンサ3の幅方向に対応する。第2寸法は、積層コンデンサ3の長手方向に対応する。第3寸法は、積層コンデンサ3の高さ方向に対応する。ケース5の第3寸法は、積層コンデンサ3の高さ寸法よりも大きい。
図10に示されるように、ケース22には、複数の突出部30が設けられている。突出部30は、ケース22の底部22eに設けられている。突出部30は、底部22eの内面22sから、ケース22の内側(収容空間)に突出している。突出部30は、積層コンデンサ3に当接する位置に配置されている。具体的には、突出部30は、第2方向D2において所定の間隔をあけて配置されている。また、突出部30は、図10に示されるように、複数の積層コンデンサ3に対応して、第1方向D1において所定の間隔をあけて配置されている。突出部30は、例えば、樹脂で形成されている。突出部30は、ケース22とは別個に設けられていてもよいし、ケース22と一体に形成されていてもよい。電子部品20では、突出部30によって、ケース22の積層コンデンサ3と底部22eとの間に空隙が形成されている。なお、突出部30は、積層コンデンサ3の第1外部電極3b及び第2外部電極3cのそれぞれに当接していてもよいし、積層コンデンサ3の素体3aに当接していてもよい。
図8及び図9に示されているように、第1端子24は、板状部材である。第1端子24は、導電性を有する部材(例えば、金属等)で形成されている。第1端子24は、長方形状を呈している。第1端子24は、厚さ方向(後述する第1面24aと第2面24bとの対向方向)が第2方向D2に沿うように配置されている。また、第1端子24は、長手方向が第1方向D1に沿うと共に、高さ方向が第3方向D3に沿うように配置されている。
第1端子24は、第1面24aと、第2面24bと、スリット24cと、を有している。第1端子24は、第1面24aが積層コンデンサ3の第1外部電極3bと対向し、第2面24bがケース22の第1側部22aと対向するように配置されている。
第1面24aは、積層コンデンサ3の第1外部電極3bと接触している。これにより、積層コンデンサ3の第1外部電極3bと第1端子24とは、電気的に接続されている。スリット24cは、第3方向D3に沿って延在している。スリット24cは、第1面24aと第2面24bとを貫通している。スリット24cは、ケース22の第2側部22cが差し込まれる(挿入される)。第1端子24は、第2側部22cを間に挟んで、ケース22の内部と外部とに跨って配置されている。
第2端子26は、板状部材である。第2端子26は、導電性を有する部材(例えば、金属等)で形成されている。第2端子26は、長方形状を呈している。第2端子26は、厚さ方向(後述する第1面26aと第2面26bとの対向方向)が第2方向D2に沿うように配置されている。また、第2端子26は、長手方向が第1方向D1に沿うと共に、高さ方向が第3方向D3に沿うように配置されている。
第2端子26は、第1面26aと、第2面26bと、スリット26cと、を有している。第2端子26は、第1面26aが積層コンデンサ3の第2外部電極3cと対向し、第2面26bがケース22の第1側部22bと対向するように配置されている。
第1面26aは、積層コンデンサ3の第2外部電極3cと接触している。これにより、積層コンデンサ3の第2外部電極3cと第2端子26とは、電気的に接続されている。図10に示されるように、スリット26cは、第3方向D3に沿って延在している。スリット26cは、第1面26aと第2面26bとを貫通している。スリット26cは、ケース22の第2側部22cが差し込まれる。第2端子26は、第2側部22cを間に挟んで、ケース22の内部と外部とに跨って配置されている。
図8及び図9に示されるように、樹脂部材28は、ケース22に充填された状態で設けられている。電子部品20では、ケース22に充填されている樹脂部材28によって、ケース22内において、複数の積層コンデンサ3、第1端子24及び第2端子26が固定されている。
電子部品20では、複数の積層コンデンサ3は、ケース22の開口部22oの領域内において、第1方向D1(一対の第2側部22c,22dの対向方向)に沿って一列に並んで配置されている。開口部22oは、複数の積層コンデンサ3が第1方向D1に沿って配列されている寸法よりも大きい。
以上説明したように、本実施形態に係る電子部品20では、箱状のケース22の開口部22oに囲まれる領域内において、複数の積層コンデンサ3が、一対の第2側部22c,22dの対向方向に沿って並んで配置されている。このように、電子部品20では、複数の積層コンデンサ3が並んで配置される領域を確保するように、開口部22oが形成されている。したがって、電子部品20では、複数の積層コンデンサ3をケース22に容易に収容することができる。
本実施形態に係る電子部品20では、第1端子24及び第2端子26のそれぞれは、ケース5の内部と外部とに跨がって配置されており、第2側部22cが差し込まれているスリット24c,26cを有している。この構成では、第1端子24及び第2端子26をケース5の外側に引き出す構成において、第1端子24のスリット24c及び第2端子26のスリット26cに第2側部22cを位置させることができる。したがって、電子部品20では、複数の積層コンデンサ3と第1端子24及び第2端子26とを一体化した後にケース22に収容する場合において、ケース22に対して第1端子24及び第2端子26を容易に取り付けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、複数の電子素子のそれぞれが積層コンデンサ3である形態を一例に説明した。しかし、複数の電子素子のそれぞれは、例えば、コイル部品等であってもよい。
上記実施形態では、ケース5,22が直方体形状を呈している形態を一例に説明した。しかし、ケース5,22の形状は直方体形状に限定されない。ケース5,22は、例えば、かまぼこ形であってもよい。すなわち、第3方向D3に沿ったケースの断面の形状が、略半円形状であってもよい。
上記実施形態では、ケース5,22が、絶縁性を有する樹脂で形成されている形態を一例に説明した。しかし、ケース5,22は、セラミックなどの絶縁材料で形成されていてもよい。
上記第1実施形態では、第1端子7及び第2端子9の断面がL字形状を呈する形態を一例に説明した。しかし、第1端子7及び第2端子9の形状は、これに限定されない。
上記第2実施形態では、第1端子24及び第2端子26が板状部材である形態を一例に説明した。しかし、第1端子24及び第2端子26の形状は、これに限定されない。
上記実施形態では、樹脂部材11,28が透明である形態を一例に説明した。しかし、樹脂部材11,28は、着色されていてもよい。
1,20…電子部品、3…積層コンデンサ(電子素子)、3b…第1外部電極(一方の外部電極)、3c…第2外部電極(他方の外部電極)、5,22…ケース、5a,5b,22a,22b…第1側部、5c,5d,22c,22d…第2側部、5e,22e…底部、5s,22s…内面、5o,22o…開口部、7,24…第1端子、9,26…第2端子、11,28…樹脂部材、13,30…突出部。

Claims (5)

  1. 一対の外部電極をそれぞれが備えている複数の電子素子と、
    複数の前記電子素子を収容していると共に、開口部を形成している4つの側部を有している箱状のケースと、
    複数の前記電子素子のそれぞれにおいて、一方の前記外部電極に接続されている第1端子、及び、他方の前記外部電極に接続されている第2端子と、
    前記ケース内に充填されている状態で設けられていると共に、電気的絶縁性を有する樹脂部材と、を備え、
    複数の前記電子素子は、前記ケースの前記開口部に囲まれる領域内において、4つの前記側部のうちの一対の前記側部の対向方向に沿って並んで配置されている、電子部品。
  2. 4つの前記側部のそれぞれは、矩形状を呈しており、
    4つの前記側部は、互いに対向している一対の第1側部と、互いに対向している一対の第2側部と、を含み、
    前記ケースは、一対の前記第1側部及び一対の前記第2側部によって形成される前記開口部と対向する位置に配置されている底部を有している、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記開口部の前記領域の面積は、一対の前記第1側部のそれぞれを一対の前記第1側部の対向方向から見たときの面積、及び、一対の前記第2側部のそれぞれを一対の前記第2側部の対向方向から見たときの面積のそれぞれよりも大きい、請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記ケースの前記底部には、前記底部の内面から前記ケースの内側に突出していると共に、前記底部と複数の前記電子素子のそれぞれとの間に配置されている突出部が設けられている、請求項2又は3に記載の電子部品。
  5. 前記第1端子及び前記第2端子のそれぞれは、前記ケースの内部と外部とに跨がって配置されており、前記第1側部又は前記第2側部が差し込まれているスリットを有している、請求項2〜4のいずれか一項に記載の電子部品。
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