JP6142652B2 - 積層コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、積層コンデンサに関する。
積層コンデンサとして、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、上記高さ方向で互いに対向する一対の主面と、一対の主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記幅方向で互いに対向する一対の側面と、一対の主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記長手方向で互いに対向する一対の端面と、を有する素体と、上記高さ方向で互いに対向するように素体内に配置された第一及び第二内部電極と、互いに離間するように素体内に配置された第一及び第二内部導体と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と接続される第一端子電極と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と接続される第二端子電極と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と第一内部電極とに接続される第一外部導体と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と第二内部電極とに接続される第二外部導体と、を備えるものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
第一及び第二内部電極が、対応する外部導体のみに接続され、第一及び第二内部導体が、対応する端子電極及び外部導体に接続されている。したがって、特許文献1に記載された積層コンデンサでは、第一及び第二内部電極が並列に接続された外部導体が端子電極に直列に接続されるので、従来のように内部電極が端子電極に並列接続された構成と比較して、高ESR(等価直列抵抗)化が図られている。
特開2003−168620号公報
近年、情報端末機器などの電子機器では、小型化及び薄型化が進んでいる。それに伴って、電子機器に搭載される基板や基板に搭載される電子部品においても、小型化が進んでおり、高密度実装化も進んでいる。更なる小型化を図るために、基板内に電子部品が埋め込まれている、電子部品内蔵基板も開発されてきている。電子部品内蔵基板では、基板の内部に電子部品が埋め込まれて実装されている。基板に形成された配線と埋め込まれている電子部品とは、確実に、電気的に接続される必要がある。しかしながら、特許文献1に記載された積層コンデンサでは、基板への埋め込み(基板への内蔵)、及び、基板に形成された配線との電気的な接続については考慮されていない。
本発明は、基板への内蔵が容易であり且つ高ESR化が図られた積層コンデンサを提供することを目的とする。
本発明に係る積層コンデンサは、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、上記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、上記高さ方向で互いに対向するように素体内に配置された第一及び第二内部電極と、互いに離間するように素体内に配置された第一及び第二内部導体と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と接続される第一端子電極と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と接続される第二端子電極と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と第一内部電極とに接続される第一外部導体と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と第二内部電極とに接続される第二外部導体と、を備え、第一内部電極は、第一主電極部と、第一主電極部から延びて第三側面に露出する第一引出部と、を有し、第二内部電極は、第一主電極部と上記高さ方向で対向する第二主電極部と、第二主電極部から延びて第四側面に露出する第二引出部と、を有し、第一内部導体は、第一側面に露出する第三引出部と、第三側面に露出する第四引出部と、を有し、第二内部導体は、第一又は第二側面に露出する第五引出部と、第四側面に露出する第六引出部と、を有し、第一端子電極は、第一側面に配置され且つ第一内部導体の第三引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第二端子電極は、第一又は第二側面に配置され且つ第二内部導体の第五引出部に接続される電極部分と、第一又は第二主面に配置され且つ第五引出部が露出する側面側から該側面に対向する側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第一外部導体は、第三側面に配置され且つ第一内部電極の第一引出部と第一内部導体の第四引出部とに接続され、第二外部導体は、第四側面に配置され且つ第二内部電極の第二引出部と第二内部導体の第六引出部とに接続されていることを特徴とする。
本発明に係る積層コンデンサでは、第一内部電極が第一外部導体のみに接続され、第二内部電極が第二外部導体のみに接続され、第一内部導体が第一端子電極及び第一外部導体に接続され、第二内部導体が第二端子電極及び第二外部導体に接続されている。第一内部電極が接続された第一外部導体が第一端子電極に直列に接続され、第二内部電極が接続された第二外部導体が第二端子電極に直列に接続されるので、高ESR化が図られる。
本発明では、上記長手方向の長さ及び上記幅方向の長さに比して上記高さ方向の長さが小さく、低背化が図られている。第一端子電極は、素体の第一主面に配置された電極部分を有し、第二端子電極は、素体の第一又は第二主面に配置された電極部分を有している。したがって、本発明に係る積層コンデンサは、素体の第一主面側又は素体の第一及び第二主面側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第二端子電極の、第五引出部が露出する側面側から該側面に対向する側面側に向かって延びる電極部分は、第一主面に配置されていてもよい。この場合、上記積層コンデンサは、素体の第一主面側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第二端子電極の、第五引出部が露出する側面側から該側面に対向する側面側に向かって延びる電極部分は、第二主面に配置されていてもよい。この場合、上記積層コンデンサは、素体の第一及び第二主面側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第二端子電極の、第五引出部に接続される電極部分は、第一側面に配置されていてもよい。この場合、互いに異極性となる第一端子電極と第二端子電極とは、第一側面に配置される電極部分を有するため、第一端子電極に対する電流による磁界と第二端子電極に対する電流による磁界とが相殺され、低ESL化が図られる。
第一端子電極は、第一側面に配置される電極部分の上記長手方向での幅が、第一主面に配置される電極部分の上記長手方向での幅よりも小さく、第二端子電極は、第一又は第二側面に配置される電極部分の上記長手方向での幅が、第一又は第二主面に配置される電極部分の上記長手方向での幅よりも小さくてもよい。この場合、側面に配置される電極部分と素体との接触面積が必要以上に大きくなるのが抑制され、素体に各端子電極を形成した際に生じる応力が減少し、素体にクラックなどの構造欠陥が生じるのを防ぐことができる。素体に生じる応力は、第一及び第二端子電極が、素体に形成された焼付電極層を含んでいる場合、顕著に生じ易い。したがって、第一及び第二端子電極が、焼付電極層を含んでいる構成において、特に、有効である。また、第一端子電極に接続される第三引出部及び第二端子電極に接続される第五引出部の幅(上記長手方向での長さ)が狭くなるため、より一層高ESR化が図られる。
本発明に係る積層コンデンサは、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、上記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、上記高さ方向で互いに対向するように素体内に配置された第一及び第二内部電極と、互いに離間するように素体内に配置された第一及び第二内部導体と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と接続される第一端子電極と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と接続される第二端子電極と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と接続される第三端子電極と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と接続される第四端子電極と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と第一内部電極とに接続される第一外部導体と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と第二内部電極とに接続される第二外部導体と、を備え、第一内部電極は、第一主電極部と、第一主電極部から延びて第三側面に露出する第一引出部と、を有し、第二内部電極は、第一主電極部と上記高さ方向で対向する第二主電極部と、第二主電極部から延びて第四側面に露出する第二引出部と、を有し、第一内部導体は、第一側面に露出する第三引出部と、第二側面に露出する第四引出部と、第三側面に露出する第五引出部と、を有し、第二内部導体は、第一側面に露出する第六引出部と、第二側面に露出する第七引出部と、第四側面に露出する第八引出部と、を有し、第一端子電極は、第一側面に配置され且つ第一内部導体の第三引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第二端子電極は、第一側面に配置され且つ第二内部導体の第六引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第三端子電極は、第二側面に配置され且つ第一内部導体の第四引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第二側面側から第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第四端子電極は、第二側面に配置され且つ第二内部導体の第七引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第二側面側から第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第一外部導体は、第三側面に配置され且つ第一内部電極の第一引出部と第一内部導体の第五引出部とに接続され、第二外部導体は、第四側面に配置され且つ第二内部電極の第二引出部と第二内部導体の第八引出部に接続されていることを特徴とする。
本発明に係る積層コンデンサは、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、上記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、上記高さ方向で互いに対向するように素体内に配置された第一及び第二内部電極と、互いに離間するように素体内に配置された第一〜第四内部導体と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と接続される第一端子電極と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と接続される第二端子電極と、素体の外表面に配置され、第三内部導体と接続される第三端子電極と、素体の外表面に配置され、第四内部導体と接続される第四端子電極と、素体の外表面に配置され、第一内部電極と第一及び第三内部導体とに接続される第一外部導体と、素体の外表面に配置され、第二内部電極と第二及び第四内部導体とに接続される第二外部導体と、を備え、第一内部電極は、第一主電極部と、第一主電極部から延びて第三側面に露出する第一引出部と、を有し、第二内部電極は、第一主電極部と上記高さ方向で対向する第二主電極部と、第二主電極部から延びて第四側面に露出する第二引出部と、を有し、第一内部導体は、第一側面に露出する第三引出部と、第三側面に露出する第四引出部と、を有し、第二内部導体は、第一側面に露出する第五引出部と、第四側面に露出する第六引出部と、を有し、第三内部導体は、第二側面に露出する第七引出部と、第三側面に露出する第八引出部と、を有し、第四内部導体は、第二側面に露出する第九引出部と、第四側面に露出する第十引出部と、を有し、第一端子電極は、第一側面に配置され且つ第一内部導体の第三引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第二端子電極は、第一側面に配置され且つ第二内部導体の第五引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第三端子電極は、第二側面に配置され且つ第一内部導体の第七引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第二側面側から第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第四端子電極は、第二側面に配置され且つ第二内部導体の第九引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第二側面側から第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第一外部導体は、第三側面に配置され且つ第一内部電極の第一引出部と第一内部導体の第四引出部と第三内部導体の第八引出部とに接続され、第二外部導体は、第四側面に配置され且つ第二内部電極の第二引出部と第二内部導体の第六引出部と第四内部導体の第十引出部とに接続されていることを特徴とする。
本発明に係るいずれの積層コンデンサにおいても、第一内部電極が第一外部導体のみに接続され、第二内部電極が第二外部導体のみに接続され、第一内部導体が第一及び第三端子電極並びに第一外部導体に接続され、第二内部導体が第二及び第四端子電極並びに第二外部導体に接続されている。第一内部電極が接続された第一外部導体が第一及び第三端子電極に直列に接続され、第二内部電極が接続された第二外部導体が第二及び第四端子電極に直列に接続されるので、高ESR化が図られる。
本発明のいずれにおいても、上記長手方向の長さ及び上記幅方向の長さに比して上記高さ方向の長さが小さく、低背化が図られている。第一〜第四端子電極は、素体の第一主面に配置された電極部分をそれぞれ有している。したがって、本発明に係るいずれの積層コンデンサも、素体の第一主面側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第一及び第四端子電極の、第一主面に配置された電極部分は、第一主面において上記長手方向に並んで位置し、第二及び第三端子電極の、第一主面に配置された電極部分は、第一主面において上記長手方向に並んで位置し、第一端子電極と第二又は第三端子電極との、第一主面に配置された電極部分同士は、上記長手方向で隣り合っていてもよい。この場合、第一端子電極の第一主面に配置された電極部分を流れる電流による磁界と、第二又は第三端子電極の第一主面に配置された電極部分を流れる電流による磁界と、が相殺され易く、ESLを更に低減することが可能である。
本発明に係る積層コンデンサは、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、上記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、上記高さ方向で互いに対向するように素体内に配置された第一及び第二内部電極と、互いに離間するように素体内に配置された第一及び第二内部導体と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と接続される第一端子電極と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と接続される第二端子電極と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と接続される第三端子電極と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と接続される第四端子電極と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と第一内部電極とに接続される第一外部導体と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と第二内部電極とに接続される第二外部導体と、を備え、第一内部電極は、第一主電極部と、第一主電極部から延びて第三側面に露出する第一引出部と、を有し、第二内部電極は、第一主電極部と上記高さ方向で対向する第二主電極部と、第二主電極部から延びて第四側面に露出する第二引出部と、を有し、第一内部導体は、第一側面に露出する第三引出部と、第二側面に露出する第四引出部と、第三側面に露出する第五引出部と、を有し、第二内部導体は、第一側面に露出する第六引出部と、第二側面に露出する第七引出部と、第四側面に露出する第八引出部と、を有し、第一端子電極は、第一側面に配置され且つ第一内部導体の第三引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第二端子電極は、第一側面に配置され且つ第二内部導体の第六引出部に接続される電極部分と、第一又は第二主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第三端子電極は、第二側面に配置され且つ第一内部導体の第四引出部に接続される電極部分と、第一及び第二主面のうち第二端子電極が配置されていない主面に配置され且つ第二側面側から第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第四端子電極は、第二側面に配置され且つ第二内部導体の第七引出部に接続される電極部分と、第二主面に配置され且つ第二側面側から第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第一外部導体は、第三側面に配置され且つ第一内部電極の第一引出部と第一内部導体の第五引出部とに接続され、第二外部導体は、第四側面に配置され且つ第二内部電極の第二引出部と第二内部導体の第八引出部に接続されていることを特徴とする。
本発明に係る積層コンデンサは、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、上記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面を連結するように上記高さ方向に延び且つ上記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、上記高さ方向で互いに対向するように素体内に配置された第一及び第二内部電極と、互いに離間するように素体内に配置された第一〜第四内部導体と、素体の外表面に配置され、第一内部導体と接続される第一端子電極と、素体の外表面に配置され、第二内部導体と接続される第二端子電極と、素体の外表面に配置され、第三内部導体と接続される第三端子電極と、素体の外表面に配置され、第四内部導体と接続される第四端子電極と、素体の外表面に配置され、第一内部電極と第一及び第三内部導体とに接続される第一外部導体と、素体の外表面に配置され、第二内部電極と第二及び第四内部導体とに接続される第二外部導体と、を備え、第一内部電極は、第一主電極部と、第一主電極部から延びて第三側面に露出する第一引出部と、を有し、第二内部電極は、第一主電極部と上記高さ方向で対向する第二主電極部と、第二主電極部から延びて第四側面に露出する第二引出部と、を有し、第一内部導体は、第一側面に露出する第三引出部と、第三側面に露出する第四引出部と、を有し、第二内部導体は、第一側面に露出する第五引出部と、第四側面に露出する第六引出部と、を有し、第三内部導体は、第二側面に露出する第七引出部と、第三側面に露出する第八引出部と、を有し、第四内部導体は、第二側面に露出する第九引出部と、第四側面に露出する第十引出部と、を有し、第一端子電極は、第一側面に配置され且つ第一内部導体の第三引出部に接続される電極部分と、第一主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第二端子電極は、第一側面に配置され且つ第二内部導体の第五引出部に接続される電極部分と、第一又は第二主面に配置され且つ第一側面側から第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第三端子電極は、第二側面に配置され且つ第一内部導体の第七引出部に接続される電極部分と、第一及び第二主面のうち第二端子電極が配置されていない主面に配置され且つ第二側面側から第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第四端子電極は、第二側面に配置され且つ第二内部導体の第九引出部に接続される電極部分と、第二主面に配置され且つ第二側面側から第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、第一外部導体は、第三側面に配置され且つ第一内部電極の第一引出部と第一内部導体の第四引出部と第三内部導体の第八引出部とに接続され、第二外部導体は、第四側面に配置され且つ第二内部電極の第二引出部と第二内部導体の第六引出部と第四内部導体の第十引出部とに接続されていることを特徴とする。
本発明に係るいずれの積層コンデンサにおいても、第一内部電極が第一外部導体のみに接続され、第二内部電極が第二外部導体のみに接続され、第一内部導体が第一及び第三端子電極並びに第一外部導体に接続され、第二内部導体が第二及び第四端子電極並びに第二外部導体に接続されている。第一内部電極が接続された第一外部導体が第一及び第三端子電極に直列に接続され、第二内部電極が接続された第二外部導体が第二及び第四端子電極に直列に接続されるので、高ESR化が図られる。
本発明のいずれにおいても、上記長手方向の長さ及び上記幅方向の長さに比して上記高さ方向の長さが小さく、低背化が図られている。第一端子電極は、素体の第一主面に配置された電極部分を有し、第四端子電極は、素体の第二主面に配置された電極部分を有している。第二端子電極は、素体の第一又は第二主面に配置された電極部分を有し、第三端子電極は、第一及び第二主面のうち第二端子電極が配置されていない主面に配置された電極部分を有している。したがって、本発明に係るいずれの積層コンデンサも、素体の第一及び第二主面側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第一端子電極と第二又は第三端子電極との、第一主面に配置された電極部分同士は、第一主面において上記長手方向に並んで位置して、隣り合っていてもよい。この場合、第一端子電極の第一主面に配置された電極部分を流れる電流による磁界と、第二又は第三端子電極の第一主面に配置された電極部分を流れる電流による磁界と、が相殺され易く、ESLを更に低減することが可能である。第四端子電極の第二主面に配置された電極部分を流れる電流による磁界と、第二又は第三端子電極の第二主面に配置された電極部分を流れる電流による磁界と、が相殺され易く、ESLを更に低減することが可能である。
それぞれ複数の第一〜第四端子電極を備え、複数の第一端子電極の第一側面に配置される電極部分と複数の第二端子電極の第一側面に配置される電極部分とは、上記長手方向に交互に位置し、複数の第三端子電極の第二側面に配置される電極部分と複数の第四端子電極の第二側面に配置される電極部分とは、上記長手方向に交互に位置し、複数の第一内部導体は、複数の第一端子電極の第一側面に配置される電極部分に対応した複数の第三引出部と、複数の第三端子電極の第二側面に配置される電極部分に対応した複数の第四引出部と、を有し、複数の第二内部導体は、複数の第二端子電極の第一側面に配置される電極部分に対応した複数の第六引出部と、複数の第四端子電極の第二側面に配置される電極部分に対応した複数の第七引出部と、を有していてもよい。
それぞれ複数の第一〜第四端子電極と、それぞれ複数の第一〜第四内部導体と、を備え、複数の第一端子電極の第一側面に配置される電極部分と複数の第二端子電極の第一側面に配置される電極部分とは、上記長手方向に交互に位置し、複数の第三端子電極の第二側面に配置される電極部分と複数の第四端子電極の第二側面に配置される電極部分とは、上記長手方向に交互に位置していてもよい。
いずれの場合においても、それぞれ複数の第一端子電極と第二端子電極とが有する、第一側面において配置される電極部分は、長手方向に交互に位置するため、上述したように、低ESL化が図られる。それぞれ複数の第三端子電極と第四端子電極とが有する、第二側面において配置される電極部分は、長手方向に交互に位置するため、上述したように、低ESL化が図られる。
本発明によれば、基板への内蔵が容易であり且つ高ESR化が図られた積層コンデンサを提供することができる。
本発明の実施形態に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 図1におけるII−II線に沿った断面構成を説明するための図である。 本実施形態に係る積層コンデンサの、第一端子電極を含む断面構成を説明するための図である。 本実施形態に係る積層コンデンサの、第二端子電極を含む断面構成を説明するための図である。 第一及び第二内部電極を示す平面図である。 第一及び第二内部導体を示す平面図である。 本実施形態に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの、第二端子電極を含む断面構成を説明するための図である。 第二内部導体を示す平面図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 図13におけるXV−XV線に沿った断面構成を説明するための図である。 図13におけるXVI−XVI線に沿った断面構成を説明するための図である。 図13におけるXVII−XVII線に沿った断面構成を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 図19におけるXX−XX線に沿った断面構成を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの、第一及び第四端子電極を含む断面構成を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの、第二及び第三端子電極を含む断面構成を説明するための図である。 第一及び第二内部導体を示す平面図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。 第一〜第四端子電極における電流の向きを説明するための模式図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 第一〜第四端子電極における電流の向きを説明するための模式図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 図28におけるXXIX−XXIX線に沿った断面構成を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの、第一及び第四端子電極を含む断面構成を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの、第二及び第三端子電極を含む断面構成を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。 第一〜第四端子電極における電流の向きを説明するための模式図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 図34におけるXXXV−XXXV線に沿った断面構成を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの、第二及び第三端子電極を含む断面構成を説明するための図である。 第一〜第四端子電極における電流の向きを説明するための模式図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 図38におけるXXXIX−XXXIX線に沿った断面構成を説明するための図である。 第一及び第二内部導体を示す平面図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 図42におけるXXXXIII−XXXXIII線に沿った断面構成を説明するための図である。 第一及び第二内部電極を示す平面図である。 第一及び第二内部電極を示す平面図である。 素体内での、各内部導体及び各内部電極の位置を示す分解斜視図である。 素体内での、各内部導体及び各内部電極の位置を示す分解斜視図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1〜図4を参照して、本実施形態に係る積層コンデンサC1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図2は、図1におけるII−II線に沿った断面構成を説明するための図である。図3は、本実施形態に係る積層コンデンサの、第一端子電極を含む断面構成を説明するための図である。図4は、本実施形態に係る積層コンデンサの、第二端子電極を含む断面構成を説明するための図である。
積層コンデンサC1は、図1〜図4に示されるように、素体2と、素体2の外表面に配置される第一及び第二端子電極3,4並びに第一及び第二外部導体7,8と、を備えている。第一及び第二端子電極3,4並びに第一及び第二外部導体7,8は、素体2の外表面上において、それぞれ離間している。
素体2は、略直方体形状を呈している。素体2は、その外表面として、互いに対向する略長方形状の第一及び第二主面2a,2bと、互いに対向する第一及び第二側面2c,2dと、互いに対向する第三及び第四側面2e,2fと、を有している。素体2の長手方向は、第三側面2eと第四側面2fとの対向方向である。素体2の幅方向は、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向である。素体2の高さ方向は、第一主面2aと第二主面2bとの対向方向である。
素体2は、長手方向の長さ(L)と幅方向の長さ(W)とに比して、高さ方向の長さ(H)が小さく設定されている。長手方向の長さ(L)は、たとえば、0.4〜1.6mm程度に設定される。幅方向の長さ(W)は、たとえば、0.2〜0.8mm程度に設定される。高さ方向の長さ(H)は、たとえば、0.1〜0.35mm程度に設定される。積層コンデンサC1は、超低背型の積層コンデンサである。
第一及び第二側面2c,2dは、第一及び第二主面2a,2bの間を連結するように第一主面2aと第二主面2bとの対向方向に延びている。第一及び第二側面2c,2dは、第三側面2eと第四側面2fとの対向方向(第一及び第二主面2a,2bの長辺方向)にも延びている。第三及び第四側面2e,2fは、第一及び第二主面2a,2bの間を連結するように第一主面2aと第二主面2bとの対向方向に延びている。第三及び第四側面2e,2fは、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向(第一及び第二主面2a,2bの短辺方向)にも延びている。
素体2は、第一主面2aと第二主面2bとの対向方向(素体2の高さ方向)に複数の誘電体層が積層されて構成されている。素体2では、複数の誘電体層の積層方向(以下、単に「積層方向」と称する。)が第一主面2aと第二主面2bとの対向方向と一致する。各誘電体層は、例えば誘電体材料(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系などの誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の素体2では、各誘電体層は、各誘電体層の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
積層コンデンサC1は、図2〜図4に示されるように、複数の第一内部電極11と、複数の第二内部電極13と、複数の第一内部導体21と、複数の第二内部導体23と、を備えている。第一及び第二内部電極11,13並びに第一及び第二内部導体21,23は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(たとえば、Ni又はCuなど)からなる。第一及び第二内部電極11,13並びに第一及び第二内部導体21,23は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
第一内部電極11と第二内部電極13とは、素体2の高さ方向において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、第一内部電極11と第二内部電極13とは、素体2内において、素体2の高さ方向に間隔を有して対向するように交互に配置されている。第一内部電極11と第二内部電極13とは、互いに極性が異なる。
各第一内部電極11は、図5の(a)に示されるように、主電極部11aと、引出部11bと、を含んでいる。引出部11bは、主電極部11aの一辺から延び、第三側面2eに露出している。第一内部電極11は、第三側面2eのみに露出している。主電極部11aと、引出部11bとは、一体的に形成されている。
主電極部11aは、第三側面2eと第四側面2fとの対向方向を長辺方向とし、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向を短辺方向とする矩形形状を呈している。引出部11bは、主電極部11aの第三側面2e側の端部から第三側面2eまで延びている。引出部11bは、その端が第三側面2eに露出し、当該露出した端部で第一外部導体7に接続されている。
各第二内部電極13は、図5の(b)に示されるように、主電極部13aと、引出部13bと、を含んでいる。主電極部13aは、第一主面2aと第二主面2bとの対向方向で、主電極部11aと対向している。引出部13bは、主電極部13aの一辺から延び、第四側面2fに露出している。第二内部電極13は、第四側面2fのみに露出している。主電極部13aと、引出部13bとは、一体的に形成されている。
主電極部13aは、第三側面2eと第四側面2fとの対向方向を長辺方向とし、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向を短辺方向とする矩形形状を呈している。引出部13bは、主電極部11aの第四側面2f側の端部から第四側面2fまで延びている。引出部13bは、その端が第四側面2fに露出し、当該露出した端部で第二外部導体8に接続されている。
第一内部導体21と第二内部導体23とは、素体2の高さ方向において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、第一内部導体21と第二内部導体23とは、素体2内において、離間して配置されている。本実施形態では、第一内部導体21と第二内部導体23とは、素体2の高さ方向に間隔を有して対向するように交互に配置されている。
各第一内部導体21は、図6の(a)に示されるように、主電極部21aと、引出部21b,21cと、を含んでいる。引出部21bは、主電極部21aの一辺から延び、第一側面2cに露出している。引出部21cは、主電極部11aの一辺から延び、第三側面2eに露出している。第一内部導体21は、第一側面2c及び第三側面2eに露出し、第一及び第二主面2a,2b、並びに、第二及び第四側面2d,2fには露出していない。主電極部21aと、引出部21b,21cとは、一体的に形成されている。
主電極部21aは、第三側面2eと第四側面2fとの対向方向を長辺方向とし、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向を短辺方向とする矩形形状を呈している。引出部21bは、主電極部21aの第一側面2c側の端部における第四側面2f寄りの位置から第一側面2cまで延びている。引出部21bは、その端が第一側面2cに露出し、当該露出した端部で第一端子電極3に接続されている。引出部21cは、主電極部21aの第三側面2e側の端部から第三側面2eまで延びている。引出部21cは、その端が第三側面2eに露出し、当該露出した端部で第一外部導体7に接続されている。
各第二内部導体23は、図6の(b)に示されるように、主電極部23aと、引出部23b,23cと、を含んでいる。主電極部23aは、第一主面2aと第二主面2bとの対向方向で、主電極部21aと対向している。引出部23bは、主電極部23aの一辺から延び、第一側面2cに露出している。引出部23cは、主電極部23aの一辺から延び、第四側面2fに露出している。第二内部導体23は、第一及び第四側面2c,2fに露出し、第一及び第二主面2a,2b、並びに、第二及び第三側面2d,2eには露出していない。主電極部23aと、引出部23b,23cとは、一体的に形成されている。
主電極部23aは、第三側面2eと第四側面2fとの対向方向を長辺方向とし、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向を短辺方向とする矩形形状を呈している。引出部23bは、主電極部21aの第一側面2c側の端部における第三側面2e寄りの位置から第一側面2cまで延びている。引出部23bは、その端が第一側面2cに露出し、当該露出した端部で第二端子電極4に接続されている。引出部23cは、主電極部21aの第四側面2f側の端部から第四側面2fまで延びている。引出部23cは、その端が第四側面2fに露出し、当該露出した端部で第二外部導体8に接続されている。
本実施形態では、素体2の第一主面2a側において、第二内部導体23の主電極部23aと第一内部電極11の主電極部11aとが、第一主面2aと第二主面2bとの対向方向で、互いに対向している。素体2の第二主面2b側において、第一内部導体21の主電極部21aと第二内部電極13の主電極部13aとが、第一主面2aと第二主面2bとの対向方向で、互いに対向している。したがって、積層コンデンサC1では、主電極部11a,13a,21a,23a間において、静電容量が発生する。
第一端子電極3は、第一主面2aに配置される電極部分3aと、第一側面2cに配置される電極部分3bと、を有している。電極部分3aと電極部分3bとは、素体2の稜線部分において接続されており、互いに電気的に接続されている。第一端子電極3は、第一主面2aと第一側面2cとにわたって形成されている。
電極部分3aは、平面視で、略矩形状を呈している。電極部分3aは、第一主面2aにおける、第一側面2c寄りの端部側から第二側面2d寄りの端部側に向けて延びるように形成されている。
電極部分3bは、第一側面2cの、素体2の長手方向での中央よりも、第四側面2f寄りに位置している。すなわち、電極部分3bは、第四側面2f側に位置している。電極部分3bは、平面視で、略矩形状を呈している。電極部分3bは、各引出部21bの第一側面2cに露出した部分をすべて覆うように配置されており、引出部21bは、第一端子電極3に直接的に接続される。これにより、各第一内部導体21は、第一端子電極3に電気的に接続される。電極部分3aと電極部分3bとは、素体2の長手方向での長さが同等に設定されている。
第二端子電極4は、第一主面2aに配置される電極部分4aと、第一側面2cに配置される電極部分4bと、を有している。電極部分4aと電極部分4bとは、素体2の稜線部分において接続されており、互いに電気的に接続されている。第二端子電極4は、第一主面2aと第一側面2cとにわたって形成されている。
電極部分4aは、平面視で、略矩形状を呈している。電極部分4aは、第一主面2aにおける、第一側面2c寄りの端部側から第二側面2d寄りの端部側に向けて延びるように形成されている。
電極部分4bは、第一側面2cの、素体2の長手方向での中央よりも、第三側面2e寄りに位置している。すなわち、電極部分4bは、第三側面2e側に位置している。電極部分4bは、平面視で、略矩形状を呈している。電極部分4bは、各引出部23bの第一側面2cに露出した部分をすべて覆うように配置されており、引出部23bは、第二端子電極4に直接的に接続される。これにより、各第二内部導体23は、第二端子電極4に電気的に接続される。電極部分4aと電極部分4bとは、素体2の長手方向での長さが同等に設定されている。
第一外部導体7は、第三側面2eに配置されており、平面視で略矩形状を呈している。第一外部導体7は、各引出部11b,21cの第三側面2eに露出した部分をすべて覆うように配置されており、引出部11b,21cは、第一外部導体7に直接的に接続される。これにより、各第一内部電極11と各第一内部導体21とは、第一外部導体7に電気的に接続される。すなわち、各第一内部電極11は、第一外部導体7及び第一内部導体21を介してのみ、第一端子電極3に電気的に接続される。
第二外部導体8は、第四側面2fに配置されており、平面視で略矩形状を呈している。第二外部導体8は、各引出部13b,23cの第四側面2fに露出した部分をすべて覆うように配置されており、引出部13b,23cは、第二外部導体8に直接的に接続される。これにより、各第二内部電極13と各第二内部導体23とは、第二外部導体8に電気的に接続される。すなわち、各第二内部電極13は、第二外部導体8及び第二内部導体23を介してのみ、第二端子電極4に電気的に接続される。
第一端子電極3の電極部分3aと第二端子電極4の電極部分4aとは、素体2の長手方向で離間している。電極部分3aと電極部分4aとは、第一主面2a上において、素体2の長手方向で並んで位置すると共に、素体2の長手方向から見て、互いに重なる領域を有している。第一端子電極3の電極部分3bと第二端子電極4の電極部分4bとも、素体2の長手方向で離間している。電極部分3bと電極部分4bとは、第一側面2c上において、素体2の長手方向で並んで位置し、隣り合っている。
電極部分3a,3bの第四側面2f側の端部は、第四側面2fから離れて位置している。すなわち、素体2の第一主面2a及び第一側面2cは、第四側面2f寄りの部分において、露出している。電極部分4a,4bの第三側面2e側の端部は、第三側面2eから離れて位置している。すなわち、素体2の第一主面2a及び第一側面2cは、第三側面2e寄りの部分において、露出している。
第一及び第二外部導体7,8は、素体2の高さ方向において、対応する側面2e,2fと第一及び第二主面2a,2bとの稜線部分まで延びている。すなわち、第一及び第二外部導体7,8は、素体2の高さ方向での長さが、対応する側面2e,2fの素体2の高さ方向での長さと同等に設定されている。第一及び第二外部導体7,8の第一及び第二側面2c,2d側の各端部は、第一及び第二側面2c,2dから離れて位置している。すなわち、素体2の第三及び第四側面2e,2fは、第一及び第二側面2c,2d寄りの部分において、露出している。
第一及び第二内部導体21,23は、ESR制御部を構成する。ESR制御部は、積層コンデンサC1のESRの増加などの制御を行う。第一及び第二内部電極11,13は、静電容量部を構成する。静電容量部は、積層コンデンサC1の静電容量に主として寄与する。本実施形態では、積層コンデンサC1には、一対のESR制御部が含まれており、静電容量部は、一対のESR制御部の挟まれるように位置している。
素体2の第二主面2b及び第二側面2dには、端子電極3,4及び外部導体7,8は配置されていない。このため、素体2の第二主面2b及び第二側面2dは、露出している。
第一及び第二端子電極3,4並びに第一及び第二外部導体7,8は、第一電極層25と第二電極層27とをそれぞれ含んでいる。すなわち、電極部分3a,3bと電極部分4a,4bとが、第一電極層25と第二電極層27とをそれぞれ含んでいる。
第一電極層25は、導電性ペーストを素体2の表面に付与して焼き付けることにより形成されている。すなわち、第一電極層25は、焼付電極層である。導電性ペーストには、金属(たとえば、Cu、Ni、Ag、又はPdなど)からなる粉末に、ガラス成分、有機バインダ、及び有機溶剤を混合したものが用いられている。
第二電極層27は、第一電極層25上にめっき法により形成されている。本実施形態において、第二電極層27は、第一電極層25上にNiめっきにより形成されたNiめっき層と、当該Niめっき層上にSnめっきにより形成されたSnめっき層とを含んでいる。第二電極層27は、第一電極層25上にCuめっきにより形成されたCuめっき層であってもよい。第二電極層27は、省略してもよい。
以上のように、本実施形態では、第一内部電極11が第一外部導体7のみに接続され、第二内部電極13が第二外部導体8のみに接続され、第一内部導体21が第一端子電極3及び第一外部導体7に接続され、第二内部導体23が第二端子電極4及び第二外部導体8に接続されている。第一内部電極11が接続された第一外部導体7が第一端子電極3に直列に接続され、第二内部電極13が接続された第二外部導体8が第二端子電極4に直列に接続されるので、積層コンデンサC1の高ESR化を図ることができる。
本実施形態では、素体2における、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さく設定されており、積層コンデンサC1の低背化が図られている。第一及び第二端子電極3,4は、素体2の第一主面2aに配置された電極部分3a,4aをそれぞれ有している。したがって、積層コンデンサC1は、素体2の第一主面2a側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第一及び第二端子電極3,4の、第一主面2aに配置された電極部分3a,4aは、第一主面2aにおいて、素体2の長手方向に並んで位置すると共に素体2の幅方向に延びているため、各電極部分3a,4aの面積を比較的大きく設定することができる。したがって、第一及び第二端子電極3,4と基板の配線との接続性が向上する。
積層コンデンサC1では、素体2の第二主面2bが露出しており、この第二主面2bには、第一及び第二端子電極3,4が配置されない。したがって、積層コンデンサC1の、素体2の高さ方向での長さが増加することはない。この結果、積層コンデンサC1の低背化を容易に図ることができる。
本実施形態では、互いに異極性となる第一端子電極3と第二端子電極4とは、第一側面2cに配置される電極部分3b,4bを有するため、第一端子電極3に対する電流による磁界と第二端子電極4に対する電流による磁界とが相殺される。したがって、積層コンデンサC1では、上記磁界の相殺により、低ESL化が図られる。
積層コンデンサC1は、図7に示されるように、基板30に埋め込まれて実装される。すなわち、積層コンデンサC1は、基板30に内蔵される。図7は、本実施形態に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。
基板30は、複数の絶縁層31が積層されることにより構成されている。絶縁層31は、セラミック又は樹脂などの絶縁性材料からなり、接着などにより互いに一体化されている。積層コンデンサC1は、基板30に形成された収容部30aに配置されており、収容部30aに充填された樹脂32により、基板30に対して固定されている。これにより、積層コンデンサC1が、基板30内に埋め込まれる。
積層コンデンサC1は、基板30の表面に配置された電極33,34と、ビア導体43,44を通して、電気的に接続されている。すなわち、第一端子電極3は、ビア導体43を通して電極33と電気的に接続され、第二端子電極4は、ビア導体44を通して電極34と電気的に接続されている。第一端子電極3の電極部分3aは、ビア導体43と接続されている。第二端子電極4の電極部分4aは、ビア導体44と接続されている。第一及び第二外部導体7,8は、ビア導体と電気的に接続されていない。
各電極部分3a,4aは、上述したように、素体2の幅方向での長さが比較的大きく、各電極部分3a,4aの面積が大きく設定されている。このため、電極部分3a,4aとビア導体43,44とを確実に接続することができる。
ビア導体43,44は、基板30に形成されたビアホール内に導電性金属(たとえば、Cuなど)を無電解めっきなどにより成長させることにより、形成される。ビアホールは、レーザ加工などにより、基板30の表面側から積層コンデンサC1の第一及び第二端子電極3,4の電極部分3a,4aに達するように形成される。
積層コンデンサC1では、電極部分3a,4aは、焼付電極層としての第一電極層25と、めっき層としての第二電極層27と、を有している。したがって、ビアホールに形成されるビア導体43,44と電極部分3a,4aとを確実に接続することができる。特に、ビア導体43,44がめっきにより形成される場合、ビア導体43,44と電極部分3a,4aとが、より一層確実に接続される。
次に、図8を参照して、積層コンデンサC1の変形例の構成を説明する。図8は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。
電極部分3a,3bの第四側面2f側の端部は、第四側面2fと第一主面2a及び第一側面2cとの稜線部分まで延びている。電極部分4a,4bの第三側面2e側の端部は、第三側面2eと第一主面2a及び第一側面2cとの稜線部分まで延びている。第一及び第二接続導体7,8の第一主面2a側の端部は、第一主面2aから離れて位置している。第一及び第二接続導体7,8の第二主面2b側の端部は、第二主面2bから離れて位置している。
本変形例では、電極部分3aが第四側面2fまで延び、電極部分4aが第三側面2eまで延びている。このため、各電極部分3a,4aの面積が大きく設定されることとなり、電極部分3a,4aとビア導体43,44とを確実に接続することができる。
次に、図9を参照して、積層コンデンサC1の変形例の構成を説明する。図9は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。
第一及び第二端子電極3,4において、第一側面2cに配置される電極部分3b,4bの、素体2の長手方向での長さ(幅)は、第一主面2aに配置される電極部分3a,4aの、素体2の長手方向での長さ(幅)に比して小さく設定されている。本変形例では、各引出部21b,23b(図9では不図示)の素体2の長手方向での長さは、対応する電極部分3b,4bから引出部21b,23bの端部が露出しないように設定されている。これにより、第一端子電極3に接続される引出部21b及び第二端子電極4に接続される引出部23bの幅(素体2の長手方向での長さ)が狭く設定されるため、積層コンデンサC1は、より一層高ESR化が図られる。
本変形例では、電極部分3b,4bと素体2との接触面積が必要以上に大きくなるのが抑制され、素体2に各端子電極3,4を形成した際に生じる応力が減少し、素体2にクラックなどの構造欠陥が生じるのを防ぐことができる。素体2に生じる応力は、第一及び第二端子電極3,4が、素体2に形成された焼付電極層25を含んでいる場合、顕著に生じ易い。したがって、第一及び第二端子電極3,4が、焼付電極層25を含んでいる構成において、特に、有効である。
次に、図10及び図11を参照して、積層コンデンサC1の変形例の構成を説明する。図10は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図11は、本変形例に係る積層コンデンサの、第二端子電極を含む断面構成を説明するための図である。
各第二内部導体23は、図12に示されるように、主電極部23aと、引出部23b,23cと、を含んでいる。引出部23bは、主電極部23aの一辺から延び、第二側面2dに露出している。第二内部導体23は、第二及び第四側面2d,2fに露出し、第一及び第二主面2a,2b、並びに、第一及び第三側面2c,2eには露出していない。引出部23bは、主電極部21aの第二側面2d側の端部における第三側面2e寄りの位置から第二側面2dまで延びている。
第二端子電極4は、第一主面2aに配置される電極部分4aと、第二側面2dに配置される電極部分4bと、を有している。第二端子電極4は、第一主面2aと第二側面2dとにわたって形成されている。電極部分4bは、第二側面2dの、素体2の長手方向での中央よりも、第三側面2e寄りに位置している。電極部分4bは、各引出部23bの第二側面2dに露出した部分をすべて覆うように配置されており、引出部23bは、第二端子電極4に直接的に接続される。
次に、図13〜図17を参照して、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサC2の構成を説明する。図13及び図14は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図15は、図13におけるXV−XV線に沿った断面構成を説明するための図である。図16は、図13におけるXVI−XVI線に沿った断面構成を説明するための図である。図17は、図13におけるXVII−XVII線に沿った断面構成を説明するための図である。
積層コンデンサC2も、図13〜図17に示されるように、素体2と、第一及び第二端子電極3,4と、第一及び第二外部導体7,8と、それぞれ複数の第一及び第二内部電極11,13と、それぞれ複数の第一及び第二内部導体21,23と、を備えている。
第一端子電極3は、第一主面2aに配置される電極部分3aと、第一側面2cに配置される電極部分3bと、を有している。電極部分3aは、平面視で、第三側面2eと第四側面2fとの対向方向を長辺方向とし、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向を短辺方向とする矩形形状を呈している。電極部分3aの第二側面2d側の端部は、第二側面2dから離れて位置している。
第二端子電極4は、第二主面2bに配置される電極部分4aと、第二側面2dに配置される電極部分4bと、を有している。電極部分4aは、平面視で、第三側面2eと第四側面2fとの対向方向を長辺方向とし、第一側面2cと第二側面2dとの対向方向を短辺方向とする矩形形状を呈している。電極部分4aの第一側面2c側の端部は、第一側面2cから離れて位置している。
以上のように、本変形例では、素体2における、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さく設定されており、積層コンデンサC2の低背化が図られている。第一端子電極3は、素体2の第一主面2aに配置された電極部分3aを有し、第二端子電極4は、素体2の第二主面2bに配置された電極部分4aを有している。したがって、積層コンデンサC2は、素体2の第一及び第二主面2a,2b側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第一端子電極3の電極部分3aと第二端子電極4の電極部分4aとが、それぞれ異なる主面2a,2bに配置されている。これにより、各電極部分3a,4aの面積をより一層大きく設定することができる。したがって、第一及び第二端子電極3,4と基板の配線との接続性が更に向上する。
積層コンデンサC2は、図18に示されるように、基板30に埋め込まれて実装される。すなわち、積層コンデンサC2は、基板30に内蔵される。図18は、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。
積層コンデンサC2は、基板30に形成された収容部30aに配置されており、収容部30aに充填された樹脂32により、基板30に対して固定されている。これにより、積層コンデンサC2が、基板30内に埋め込まれる。積層コンデンサC2は、基板30の表面に配置された電極33,34と、ビア導体43,44を通して、電気的に接続されている。
各電極部分3a,4aは、上述したように、その面積が極めて大きく設定されている。したがって、電極部分3a,4aとビア導体43,44とを確実に接続することができる。
図19〜図22を参照して、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサC3の構成を説明する。図19は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図20は、図19におけるXX−XX線に沿った断面構成を説明するための図である。図21は、本変形例に係る積層コンデンサの、第一及び第四端子電極を含む断面構成を説明するための図である。図22は、本変形例に係る積層コンデンサの、第二及び第三端子電極を含む断面構成を説明するための図である。
積層コンデンサC3は、図19〜図22に示されるように、素体2と、素体2の外表面に配置される第一〜第四端子電極3〜6並びに第一及び第二外部導体7,8と、それぞれ複数の第一及び第二内部電極11,13と、それぞれ複数の第一及び第二内部導体21,23と、を備えている。第一〜第四端子電極3〜6並びに第一及び第二外部導体7,8は、素体2の外表面上において、それぞれ離間している。
各第一内部導体21は、図23の(a)に示されるように、主電極部21aと、引出部21b,21c,21dと、を含んでいる。引出部21dは、主電極部21aの一辺から延び、第二側面2dに露出している。引出部21dは、主電極部21aの第二側面2d側の端部における第三側面2e寄りの位置から第二側面2dまで延びている。引出部21dは、その端が第二側面2dに露出し、当該露出した端部で第三端子電極5に接続されている。第一内部電極11は、第一〜第三側面2c,2d,2eに露出し、第一及び第二主面2a,2bと第四側面2fとには露出していない。主電極部21aと、引出部21b,21c,21dとは、一体的に形成されている。
各第二内部導体23は、図23の(b)に示されるように、主電極部23aと、引出部23b,23c,23dと、を含んでいる。引出部23dは、主電極部23aの一辺から延び、第二側面2dに露出している。引出部23dは、主電極部21aの第二側面2d側の端部における第四側面2f寄りの位置から第二側面2dまで延びている。引出部23dは、その端が第二側面2dに露出し、当該露出した端部で第四端子電極6に接続されている。第二内部導体23は、第一、第二及び第四側面2c,2d,2fに露出し、第一及び第二主面2a,2bと第三側面2eとには露出していない。主電極部23aと、引出部23b,23cとは、一体的に形成されている。
第一端子電極3は、第一主面2aに配置される電極部分3aと、第一側面2cに配置される電極部分3bと、を有している。電極部分3aの素体2の長手方向での長さは、電極部分3bの素体2の長手方向での長さよりも小さく設定されている。第二端子電極4は、第一主面2aに配置される電極部分4aと、第一側面2cに配置される電極部分4bと、を有している。電極部分4aの素体2の長手方向での長さは、電極部分4bの素体2の長手方向での長さよりも小さく設定されている。
第三端子電極5は、第一主面2aに配置される電極部分5aと、第二側面2dに配置される電極部分5bと、を有している。電極部分5aと電極部分5bとは、素体2の稜線部分において接続されており、互いに電気的に接続されている。第三端子電極5は、第一主面2aと第二側面2dとにわたって形成されている。
電極部分5aは、平面視で、略矩形状を呈している。電極部分5aは、第一主面2aにおける、第二側面2d寄りの端部側から第一側面2c寄りの端部側に向けて延びるように形成されている。電極部分5aの素体2の幅方向での長さは、素体2の幅方向での長さよりも小さく設定されている。
電極部分5bは、第二側面2dの、素体2の長手方向での中央よりも、第三側面2e寄りに位置している。すなわち、電極部分5bは、第三側面2e側に位置している。電極部分5bは、平面視で、略矩形状を呈している。電極部分5bは、各引出部21dの第二側面2dに露出した部分をすべて覆うように配置されており、引出部21dは、第三端子電極5に直接的に接続される。これにより、各第一内部導体21は、第三端子電極5にも電気的に接続される。電極部分5aの素体2の長手方向での長さは、電極部分5bの素体2の長手方向での長さよりも小さく設定されている。
第四端子電極6は、第一主面2aに配置される電極部分6aと、第二側面2dに配置される電極部分6bと、を有している。電極部分6aと電極部分6bとは、素体2の稜線部分において接続されており、互いに電気的に接続されている。第四端子電極6は、第一主面2aと第二側面2dとにわたって形成されている。
電極部分6aは、平面視で、略矩形状を呈している。電極部分6aは、第一主面2aにおける、第二側面2d寄りの端部側から第一側面2c寄りの端部側に向けて延びるように形成されている。電極部分6aの素体2の幅方向での長さは、素体2の幅方向での長さよりも小さく設定されている。
電極部分6bは、第二側面2dの、素体2の長手方向での中央よりも、第四側面2f寄りに位置している。すなわち、電極部分6bは、第四側面2f側に位置している。電極部分6bは、平面視で、略矩形状を呈している。電極部分6bは、各引出部23dの第二側面2dに露出した部分をすべて覆うように配置されており、引出部23dは、第四端子電極6に直接的に接続される。これにより、各第二内部導体23は、第四端子電極6にも電気的に接続される。電極部分6aの素体2の長手方向での長さは、電極部分6bの素体2の長手方向での長さよりも小さく設定されている。
電極部分3a〜6aは、第一主面2aにおいて、第三側面2eから第四側面2fに向かう方向で、電極部分4a、電極部分5a、電極部分3a、電極部分6aの順で配置されている。すなわち、電極部分3a〜6aは、第一主面2a上において、素体2の長手方向で並んで位置している。
電極部分4aと電極部分5aとは、第一主面2a上において、素体2の長手方向に並んで位置すると共に、素体2の長手方向から見て、互いに重なる領域を有している。電極部分5aと電極部分3aとは、第一主面2a上において、素体2の長手方向に並んで位置すると共に、素体2の長手方向から見て、互いに重なる領域を有している。電極部分3aと電極部分6aとも、第一主面2a上において、素体2の長手方向に並んで位置すると共に、素体2の長手方向から見て、互いに重なる領域を有している。
電極部分3bと電極部分4bとは、素体2の長手方向で隣り合っている。電極部分5bと電極部分6bとは、素体2の長手方向で隣り合っている。
素体2の第二主面2bには、端子電極3〜6及び外部導体7,8は配置されていない。このため、素体2の第二主面2bは、露出している。
第一〜第四端子電極3〜6は、第一電極層25と第二電極層27とをそれぞれ含んでいる。すなわち、各電極部分3a〜6a,3b〜6bが、第一電極層25と第二電極層27とをそれぞれ含んでいる。
以上のように、本変形例においても、第一内部電極11が接続された第一外部導体7が第一端子電極3に直列に接続され、第二内部電極13が接続された第二外部導体8が第二端子電極4に直列に接続されるので、積層コンデンサC3の高ESR化を図ることができる。
本変形例でも、素体2における、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さく設定されており、積層コンデンサC3の低背化が図られている。第一〜第四端子電極3〜6は、素体2の第一主面2aに配置された電極部分3a〜6aをそれぞれ有している。したがって、積層コンデンサC3は、素体2の第一主面2a側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第一〜第四端子電極3〜6の、第一主面2aに配置された電極部分3a〜6aは、第一主面2aにおいて、素体2の長手方向に並んで位置すると共に素体2の幅方向に延びているため、各電極部分3a〜6aの面積を比較的大きく設定することができる。したがって、第一〜第四端子電極3〜6と基板の配線との接続性が向上する。
積層コンデンサC3では、素体2の第二主面2bが露出しており、この第二主面2bには、端子電極3〜6及び外部導体7,8が配置されない。したがって、積層コンデンサC3の、素体2の高さ方向での長さが増加することはない。これらの結果、積層コンデンサC3の小型化及び低背化を容易に図ることができる。
互いに異極性となる第一端子電極3と第二端子電極4とは、第一側面2cに配置される電極部分3b,4bを有するため、第一端子電極3に対する電流による磁界と第二端子電極4に対する電流による磁界とが相殺される。互いに異極性となる第三端子電極5と第四端子電極6とは、第二側面2dに配置される電極部分5b,6bを有するため、第三端子電極5に対する電流による磁界と第四端子電極6に対する電流による磁界とが相殺される。したがって、積層コンデンサC3では、上記磁界の相殺により、低ESL化が図られる。
積層コンデンサC3は、図24に示されるように、基板30に埋め込まれて実装される。すなわち、積層コンデンサC3は、基板30に内蔵される。図24は、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。
積層コンデンサC3は、基板30に形成された収容部30aに配置されており、収容部30aに充填された樹脂32により、基板30に対して固定されている。これにより、積層コンデンサC3が、基板30内に埋め込まれる。積層コンデンサC3は、基板30の表面に配置された電極33〜36と、ビア導体43〜46を通して、電気的に接続されている。第三端子電極5は、ビア導体45を通して電極35と電気的に接続され、第四端子電極6は、ビア導体46を通して電極36と電気的に接続されている。第三端子電極5の電極部分5aは、ビア導体45と接続されている。第四端子電極6の電極部分6aは、ビア導体46と接続されている。
各電極部分3a〜6aは、上述したように、素体2の幅方向での長さが比較的大きく、各電極部分3a〜6aの面積が大きく設定されている。このため、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46とを確実に接続することができる。
積層コンデンサC3では、図25に示されるように、電極部分3aを流れる電流と電極部分5aを流れる電流とが互いに逆向きに流れる。この結果、電極部分3aを流れる電流による磁界と、電極部分5aを流れる電流による磁界と、が相殺され易く、ESLが更に低減される。図25中の矢印は、第一及び第三端子電極3,5を陽極とすると共に第二及び第四端子電極4,6を陰極とした場合における電流の向きを表す。第一及び第三端子電極3,5を陰極とすると共に第二及び第四端子電極4,6を陽極とした場合でも、ESLが更に低減される。
図25の(a)と(b)とでは、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置が異なる。図25の(a)では、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置は、素体2の幅方向での略中央に設定されている。図25の(b)では、電極部分3a,6aとビア導体43,46との接続位置は、素体2の幅方向で第二側面2d寄りに設定され、電極部分4a,5aとビア導体44,45との接続位置は、素体2の幅方向で第一側面2c寄りに設定されている。電極部分6aとビア導体46との接続位置は、電極部分3aとビア導体43との接続位置よりも、第二側面2d寄りに設定されている。電極部分4aとビア導体44との接続位置は、電極部分5aとビア導体45との接続位置よりも、素体2の幅方向で第一側面2c寄りに設定されている。
図25の(b)に示された積層コンデンサC3では、図25の(a)に示された積層コンデンサC3に比して、電極部分3aを流れる電流による磁界と電極部分5aを流れる電流による磁界との相殺度合いが大きい。したがって、図25の(b)に示された積層コンデンサC3は、図25の(a)に示された積層コンデンサC3に比して、ESLが低減される。
次に、図26を参照して、積層コンデンサC3の変形例の構成を説明する。図26は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。
本変形例では、電極部分3a〜6aは、第一主面2aにおいて、第三側面2eから第四側面2fに向かう方向で、電極部分5a、電極部分4a、電極部分3a、電極部分6aの順で配置されている。電極部分3aと電極部分4aとは、第一主面2a上において、素体2の長手方向に並んで位置すると共に、素体2の長手方向から見て、互いに重なる領域を有している。
本変形例の積層コンデンサC1では、図27に示されるように、電極部分3aを流れる電流と電極部分4aを流れる電流とが互いに逆向きに流れる。この結果、電極部分3aを流れる電流による磁界と、電極部分4aを流れる電流による磁界と、が相殺され易く、ESLが更に低減される。図27中の矢印は、第一及び第三端子電極3,5を陽極とすると共に第二及び第四端子電極4,6を陰極とした場合における電流の向きを表す。第一及び第三端子電極3,5を陰極とすると共に第二及び第四端子電極4,6を陽極とした場合でも、ESLが更に低減される。
図27の(a)と(b)とでは、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置が異なる。図27の(a)では、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置は、素体2の幅方向での略中央に設定されている。図27の(b)では、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置は、素体2の幅方向で第二側面2d寄りに設定されている。電極部分6aとビア導体46との接続位置は、電極部分3aとビア導体43との接続位置よりも、第二側面2d寄りに設定されている。電極部分5aとビア導体45との接続位置は、電極部分4aとビア導体44との接続位置よりも、素体2の幅方向で第二側面2d寄りに設定されている。
図27の(b)に示された積層コンデンサC3では、図27の(a)に示された積層コンデンサC3に比して、電極部分3aを流れる電流による磁界と電極部分4aを流れる電流による磁界との相殺度合いが大きい。したがって、図27の(b)に示された積層コンデンサC3は、図27の(a)に示された積層コンデンサC3に比して、ESLが低減される。
次に、図28〜図31を参照して、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサC4の構成を説明する。図28は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図29は、図28におけるXXIX−XXIX線に沿った断面構成を説明するための図である。図30は、本変形例に係る積層コンデンサの、第一及び第四端子電極を含む断面構成を説明するための図である。図31は、本変形例に係る積層コンデンサの、第二及び第三端子電極を含む断面構成を説明するための図である。
積層コンデンサC4も、図28〜図31に示されるように、素体2と、素体2の外表面に配置される第一〜第四端子電極3〜6並びに第一及び第二外部導体7,8と、それぞれ複数の第一及び第二内部電極11,13と、それぞれ複数の第一及び第二内部導体21,23と、を備えている。
第一端子電極3は、第一主面2aに配置される電極部分3aと、第一側面2cに配置される電極部分3bと、を有している。電極部分3bの、素体2の長手方向での長さ(幅)は、電極部分3aの、素体2の長手方向での長さ(幅)に比して小さく設定されている。
第二端子電極4は、第二主面2bに配置される電極部分4aと、第一側面2cに配置される電極部分4bと、を有している。電極部分4aと電極部分4bとは、素体2の稜線部分において接続されており、互いに電気的に接続されている。第二端子電極4は、第二主面2bと第一側面2cとにわたって形成されている。電極部分4aは、第二主面2bにおける、第一側面2c寄りの端部側から第二側面2d寄りの端部側に向けて延びるように形成されている。電極部分4bの、素体2の長手方向での長さ(幅)は、電極部分4aの、素体2の長手方向での長さ(幅)に比して小さく設定されている。
第三端子電極5は、第一主面2aに配置される電極部分5aと、第二側面2dに配置される電極部分5bと、を有している。電極部分5aは、素体2を挟んで、電極部分4aと対向している。すなわち、電極部分4aと電極部分5aとは、素体2の高さ方向から見て、互いに重なる領域を有している。電極部分5bの、素体2の長手方向での長さ(幅)は、電極部分5aの、素体2の長手方向での長さ(幅)に比して小さく設定されている。
第四端子電極6は、第二主面2bに配置される電極部分6aと、第二側面2dに配置される電極部分6bと、を有している。電極部分6aと電極部分6bとは、素体2の稜線部分において接続されており、互いに電気的に接続されている。第四端子電極6は、第二主面2bと第二側面2dとにわたって形成されている。電極部分6aは、第二主面2bにおける、第二側面2d寄りの端部側から第一側面2c寄りの端部側に向けて延びるように形成されている。電極部分6aは、素体2を挟んで、電極部分3aと対向している。すなわち、電極部分3aと電極部分6aとは、素体2の高さ方向から見て、互いに重なる領域を有している。電極部分6bの、素体2の長手方向での長さ(幅)は、電極部分6aの、素体2の長手方向での長さ(幅)に比して小さく設定されている。
第一端子電極3の電極部分3aと第三端子電極5の電極部分5aとは、素体2の長手方向で離間している。第二端子電極4の電極部分4aと第四端子電極6の電極部分6aとは、素体2の長手方向で離間している。電極部分3aと電極部分5aとは、第一主面2a上において、素体2の長手方向で並んで位置している。電極部分3aが第四側面2f寄りに位置し、電極部分5aが第三側面2e寄りに位置している。電極部分4aと電極部分6aとは、第二主面2b上において、素体2の長手方向で並んで位置している。電極部分4aが第三側面2e寄りに位置し、電極部分6aが第四側面2f寄りに位置している。
以上のように、本変形例においても、第一内部電極11が接続された第一外部導体7が第一端子電極3に直列に接続され、第二内部電極13が接続された第二外部導体8が第二端子電極4に直列に接続されるので、積層コンデンサC4の高ESR化を図ることができる。
本変形例でも、素体2における、長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さく設定されており、積層コンデンサC4の低背化が図られている。第一端子電極3は、素体2の第一主面2aに配置された電極部分3aを有し、第二端子電極4は、素体2の第二主面2bに配置された電極部分4aを有している。第三端子電極5は、素体2の第一主面2aに配置された電極部分5aを有し、第四端子電極6は、素体2の第二主面2bに配置された電極部分6aを有している。したがって、積層コンデンサC4は、素体2の第一及び第二主面2a,2b側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能となり、容易に基板へ内蔵することができる。
第一端子電極3と第三端子電極5との、第一主面2aに配置された電極部分3a,5aは、第一主面2aにおいて、素体2の長手方向に並んで位置すると共に素体2の幅方向に延びているため、各電極部分3a,5aの面積を大きく設定することができる。このため、積層コンデンサC4では、第一主面2a側において、基板の配線との接続性が向上する。第二端子電極4と第四端子電極6との、第二主面2bに配置された電極部分4a,6aは、第二主面2bにおいて、素体2の長手方向に並んで位置すると共に素体2の幅方向に延びているため、各電極部分4a,6aの面積を大きく設定することができる。このため、積層コンデンサC4では、第二主面2b側においても、基板の配線との接続性が向上する。
積層コンデンサC4は、図32に示されるように、基板30に埋め込まれて実装される。すなわち、積層コンデンサC4は、基板30に内蔵される。図32は、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。
積層コンデンサC4は、基板30に形成された収容部30aに配置されており、収容部30aに充填された樹脂32により、基板30に対して固定されている。これにより、積層コンデンサC4が、基板30内に埋め込まれる。積層コンデンサC4は、基板30の表面に配置された電極33〜36と、ビア導体43〜46を通して、電気的に接続されている。
各電極部分3a〜6aは、上述したように、その面積が大きく設定されている。したがって、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46とを確実に接続することができる。
積層コンデンサC3では、図33に示されるように、電極部分3aを流れる電流と電極部分5aを流れる電流とが互いに逆向きに流れると共に、電極部分4aを流れる電流と電極部分6aを流れる電流とが互いに逆向きに流れる。この結果、電極部分3aを流れる電流による磁界と、電極部分5aを流れる電流による磁界と、が相殺され易く、且つ、電極部分4aを流れる電流による磁界と、電極部分6aを流れる電流による磁界と、が相殺され易く、ESLが更に低減される。図33中の矢印は、第一及び第三端子電極3,5を陽極とすると共に第二及び第四端子電極4,6を陰極とした場合における電流の向きを表す。第一及び第三端子電極3,5を陰極とすると共に第二及び第四端子電極4,6を陽極とした場合でも、ESLが更に低減される。
図33の(a)及び(b)と(c)及び(d)とでは、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置が異なる。図33の(a)及び(b)では、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置は、素体2の幅方向での略中央に設定されている。図33の(c)及び(d)では、電極部分3a,4aとビア導体43,44との接続位置は、素体2の幅方向で第二側面2d寄りに設定され、電極部分5a,6aとビア導体45,46との接続位置は、素体2の幅方向で第一側面2c寄りに設定されている。
図33の(c)及び(d)に示された積層コンデンサC4では、図33の(a)及び(b)に示された積層コンデンサC4に比して、電極部分3aを流れる電流による磁界と電極部分5aを流れる電流による磁界との相殺度合いが大きいと共に、電極部分4aを流れる電流による磁界と電極部分6aを流れる電流による磁界との相殺度合いが大きい。したがって、図33の(c)及び(d)に示された積層コンデンサC4は、図33の(a)及び(b)に示された積層コンデンサC4に比して、ESLが低減される。
次に、図34〜図36を参照して、積層コンデンサC4の変形例の構成を説明する。図34は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図35は、図34におけるXXXV−XXXV線に沿った断面構成を説明するための図である。図36は、本変形例に係る積層コンデンサの、第二及び第三端子電極を含む断面構成を説明するための図である。第一及び第四端子電極3,6を含む断面構成は、図30に示された断面構成と同様であり、図示を省略する。
本変形例では、第二端子電極4は、第一主面2aに配置される電極部分4aと、第一側面2cに配置される電極部分4bと、を有している。第三端子電極5は、第二主面2bに配置される電極部分5aと、第二側面2dに配置される電極部分5bと、を有している。
第一端子電極3の電極部分3aと第二端子電極4の電極部分4aとは、素体2の長手方向で離間している。第三端子電極5の電極部分5aと第四端子電極6の電極部分6aとは、素体2の長手方向で離間している。電極部分3aと電極部分4aとは、第一主面2a上において、素体2の長手方向で並んで位置している。電極部分5aと電極部分6aとは、第二主面2b上において、素体2の長手方向で並んで位置している。
本変形例の積層コンデンサC4では、図37に示されるように、電極部分3aを流れる電流と電極部分4aを流れる電流とが互いに逆向きに流れると共に、電極部分5aを流れる電流と電極部分6aを流れる電流とが互いに逆向きに流れる。この結果、電極部分3aを流れる電流による磁界と、電極部分4aを流れる電流による磁界と、が相殺され易く、且つ、電極部分5aを流れる電流による磁界と、電極部分6aを流れる電流による磁界と、が相殺され易く、ESLが更に低減される。図37中の矢印は、第一及び第三端子電極3,5を陽極とすると共に第二及び第四端子電極4,6を陰極とした場合における電流の向きを表す。第一及び第三端子電極3,5を陰極とすると共に第二及び第四端子電極4,6を陽極とした場合でも、ESLが更に低減される。
図37の(a)及び(b)と(c)及び(d)とでは、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置が異なる。図37の(a)及び(b)では、電極部分3a〜6aとビア導体43〜46との接続位置は、素体2の幅方向での略中央に設定されている。図37の(c)及び(d)では、電極部分3a,4aとビア導体43,44との接続位置は、素体2の幅方向で第二側面2d寄りに設定され、電極部分5a,6aとビア導体45,46との接続位置は、素体2の幅方向で第一側面2c寄りに設定されている。
図37の(c)及び(d)に示された積層コンデンサC4では、図37の(a)及び(b)に示された積層コンデンサC4に比して、電極部分3aを流れる電流による磁界と電極部分4aを流れる電流による磁界との相殺度合いが大きいと共に、電極部分5aを流れる電流による磁界と電極部分6aを流れる電流による磁界との相殺度合いが大きい。したがって、図37の(c)及び(d)に示された積層コンデンサC4は、図37の(a)及び(b)に示された積層コンデンサC4に比して、ESLが低減される。
次に、図38及び図39を参照して、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサC5の構成を説明する。図38は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図39は、図38におけるXXXIX−XXXIX線に沿った断面構成を説明するための図である。第一及び第四端子電極3,6を含む断面構成は図30に示された断面構成と同様であり、第二及び第三端子電極4,5を含む断面構成は図31に示された断面構成と同様であるため、それぞれの断面構成の図示を省略する。
積層コンデンサC5は、図38及び図39に示されるように、素体2と、それぞれ複数の第一〜第四端子電極3〜6と、第一及び第二外部導体7,8と、それぞれ複数の第一及び第二内部電極11,13と、それぞれ複数の第一及び第二内部導体21,23と、を備えている。本変形例では、積層コンデンサC5は、それぞれ二つの第一〜第四端子電極3〜6を備えている。
各第一内部導体21は、図40の(a)に示されるように、主電極部21aと、複数の引出部21bと、引出部21cと、複数の引出部21dと、を含んでいる。第一内部導体21は、複数の第一端子電極3(電極部分3b)に対応して、第一端子電極3と同数の引出部21bと、複数の第三端子電極5(電極部分5b)に対応して、第三端子電極5と同数の引出部21dと、を含んでいる。したがって、本変形例では、第一内部導体21は、それぞれ二つの引出部21b,21dを含んでいる。各引出部21bは、主電極部21aの一辺から延び、第一側面2cに露出している。各引出部21dは、主電極部21aの一辺から延び、第二側面2dに露出している。二つの引出部21bは、素体2の長手方向で離れて位置している。二つの引出部21dも、素体2の長手方向で離れて位置している。
各第二内部導体23は、図40の(b)に示されるように、主電極部23aと、複数の引出部23bと、引出部23cと、複数の引出部23dと、を含んでいる。第二内部導体23は、複数の第二端子電極4(電極部分4b)に対応して、第二端子電極4と同数の引出部23bと、複数の第四端子電極6(電極部分6b)に対応して、第四端子電極6と同数の引出部23dと、を含んでいる。したがって、本変形例では、第二内部導体23は、それぞれ二つの引出部23b,23dを含んでいる。各引出部23bは、主電極部23aの一辺から延び、第一側面2cに露出している。各引出部23dは、主電極部23aの一辺から延び、第二側面2dに露出している。二つの引出部23bは、素体2の長手方向で離れて位置している。二つの引出部23dも、素体2の長手方向で離れて位置している。
第一端子電極3の電極部分3bと第二端子電極4の電極部分4bとは、第一側面2cにおいて、素体2の長手方向で交互に位置している。すなわち、電極部分3b,4bとは、第一側面2cにおいて、第三側面2eから第四側面2fに向かう方向で、電極部分6b、電極部分5b、電極部分6b、電極部分5bの順で位置している。第三端子電極5の電極部分5bと第四端子電極6の電極部分6bとは、第二側面2dにおいて、素体2の長手方向で交互に位置している。すなわち、電極部分5b,6bとは、第二側面2dにおいて、第三側面2eから第四側面2fに向かう方向で、電極部分5b、電極部分6b、電極部分5b、電極部分6bの順で位置している。
以上のように、本変形例においても、第一内部電極11が接続された第一外部導体7が第一端子電極3に直列に接続され、第二内部電極13が接続された第二外部導体8が第二端子電極4に直列に接続されるので、積層コンデンサC5の高ESR化を図ることができる。
積層コンデンサC5は、低背化が図られていると共に、素体2の第一及び第二主面2a,2b側において、基板に形成された配線と電気的に接続可能である。したがって、積層コンデンサC5は、容易に基板へ内蔵することができる。
本変形例では、それぞれ複数の第一端子電極3と第二端子電極4とが有する電極部分3b,4bは、第一側面2cにおいて、素体2の長手方向で交互に位置し、それぞれ複数の第三端子電極5と第四端子電極6とが有する電極部分5b,6bは、第二側面2dにおいて、素体2の長手方向で交互に位置している。したがって、積層コンデンサC5では、更なる低ESL化が図られる。
積層コンデンサC5は、図41に示されるように、積層コンデンサC4と同様に、基板30に埋め込まれて実装される。すなわち、積層コンデンサC5は、基板30に内蔵される。図41は、本実施形態の変形例に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。
積層コンデンサC5は、基板30に形成された収容部30aに配置されており、収容部30aに充填された樹脂32により、基板30に対して固定されている。これにより、積層コンデンサC5が、基板30内に埋め込まれる。積層コンデンサC5は、基板30の表面に配置された電極33〜36と、ビア導体43〜46を通して、電気的に接続されている。
次に、図42及び図43を参照して、積層コンデンサC5の変形例の構成を説明する。図42は、本変形例に係る積層コンデンサを示す斜視図である。図43は、図42におけるXXXXIII−XXXXIII線に沿った断面構成を説明するための図である。第一及び第四端子電極3,6を含む断面構成は図30に示された断面構成と同様であり、第二及び第三端子電極4,5を含む断面構成は図36に示された断面構成と同様であるため、それぞれの断面構成の図示を省略する。
本変形例では、第一及び第二端子電極3,4の電極部分3a,4aが第一主面2aに配置され、第三及び第四端子電極5,6の電極部分5a,6aが第二主面2bに配置されている。電極部分3a,4aとは、第一主面2aにおいて、第三側面2eから第四側面2fに向かう方向で、電極部分4a、電極部分3a、電極部分4a、電極部分3aの順で位置している。電極部分5a,6aとは、第二主面2bにおいて、第三側面2eから第四側面2fに向かう方向で、電極部分5a、電極部分6a、電極部分5a、電極部分6aの順で位置している。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
内部電極11,13の数及び形状は、上述した実施形態及び変形例における数及び形状に限られない。たとえば、内部電極11,13の数は、それぞれ一つであってもよい。
内部導体21,23の数及び形状は、上述した実施形態及び変形例における数及び形状に限られない。たとえば、内部導体21,23の数は、それぞれ一つであってもよい。内部導体21,23は、主電極部21a,23aを有することなく、引出部21b〜21d,23b〜23d同士が接続された形状を呈していてもよい。内部導体21と内部導体23とは、素体2の高さ方向において同じ位置(層)に配置されていてもよい。
積層コンデンサC1〜C5は、図44の(a)及び(b)並びに図45の(a)〜(d)に示されるように、引出部21b,21cを有する内部導体21と、引出部21c,21dを有する内部導体21と、を備えていてもよい。積層コンデンサC1〜C5は、図44の(c)及び(d)並びに図45の(e)〜(h)に示されるように、引出部23b,23cを有する内部導体23と、引出部23c,23dを有する内部導体23と、を備えていてもよい。
引出部21bを有する内部導体21は、引出部21dを有しておらず、第一端子電極3に接続され、第三端子電極5には接続されない。引出部21dを有する内部導体21は、引出部21bを有しておらず、第三端子電極5に接続され、第一端子電極3には接続されない。引出部23bを有する内部導体23は、引出部23dを有しておらず、第二端子電極4に接続され、第四端子電極6には接続されない。引出部23dを有する内部導体23は、引出部23bを有しておらず、第四端子電極6に接続され、第二端子電極4には接続されない。
引出部21bを有する内部導体21と、引出部23bを有する内部導体23と、が、素体2の高さ方向で隣り合って位置し、互いに対向している。引出部21dを有する内部導体21と、引出部23dを有する内部導体23と、が、素体2の高さ方向で隣り合って位置し、互いに対向している。たとえば、図44に示された内部導体21,23は、図46にも示されるように、各ESR制御部において、素体2の高さ方向で、(a)に示された内部導体21、(c)に示された内部導体23、(b)に示された内部導体21、(d)に示された内部導体23の順に素体2内に配置されている。図45に示された内部導体21,23は、図47に示されるように、一方のESR制御部において、一方の素体2の高さ方向で、(a)に示された内部導体21、(g)に示された内部導体23、(c)に示された内部導体21、(e)に示された内部導体23の順に素体2内に配置されている。また、図45に示された内部導体21,23は、図47に示されるように、他方のESR制御部において、(d)に示された内部導体21、(f)に示された内部導体23、(b)に示された内部導体21、(h)に示された内部導体23の順に素体2内に配置されている。図45に示された内部導体21,23は、各ESR制御部において、一方の素体2の高さ方向で、(a)に示された内部導体21、(g)に示された内部導体23、(c)に示された内部導体21、(e)に示された内部導体23、(d)に示された内部導体21、(f)に示された内部導体23、(b)に示された内部導体21、(h)に示された内部導体23の順に素体2内に配置されていてもよい。
図48及び図49に示されるように、第一及び第三端子電極3,5は、電極部分3a,5aが配置された主面2aに対向する主面2bに配置された電極部分3d,5dを更に有していてもよい。第二及び第四端子電極4,6は、電極部分4a,6aが配置された主面2bに対向する主面2aに配置された電極部分4d,6dを更に有していてもよい。第一及び第二外部導体7,8は、主面2a,2bにそれぞれ配置された電極部分7a,8aを更に有していてもよい。
電極部分3d〜6dと電極部分3b〜6bとは、素体2の稜線部分において接続されており、互いに電気的に接続されている。電極部分7a,8aは、外部導体7,8の対応する側面2e,2fに配置された電極部分と、素体2の稜線部分において接続されており、互いに電気的に接続されている。第一〜第四端子電極3〜6並びに第一及び第二外部導体7,8それぞれは、一対の主面2a,2bと一対の主面2a,2bを連結するように延びる一つの側面2c〜2f)とにわたって形成されている。第一〜第四端子電極3〜6並びに第一及び第二外部導体7,8が、電極部分3d〜6d,7a,8aを更に有することにより、第一〜第四端子電極3〜6並びに第一及び第二外部導体7,8と素体2との接続強度が向上する。
2…素体、2a…第一主面、2b…第二主面、2c…第一側面、2d…第二側面、2e…第三側面、2f…第四側面、3…第一端子電極、3a〜3d…電極部分、4…第二端子電極、4a〜4d…電極部分、5…第三端子電極、5a〜5d…電極部分、6…第四端子電極、6a〜6d…電極部分、7…第一外部導体、7a…電極部分、8…第二外部導体、8a…電極部分、11…第一内部電極、11a…主電極部、11b…引出部、13…第二内部電極、13a…主電極部、13b…引出部、21…第一内部導体、21a…主電極部、21b〜21d…引出部、23…第二内部導体、23a…主電極部、23b〜23d…引出部、C1〜C5…積層コンデンサ。

Claims (16)

  1. 基板に埋め込まれ、かつ、前記基板に形成される複数のビア導体と電気的に接続される積層コンデンサであって、
    長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、前記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、
    前記高さ方向で互いに対向するように前記素体内に配置された第一及び第二内部電極と、
    互いに離間するように前記素体内に配置された第一及び第二内部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と接続される第一端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と接続される第二端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と前記第一内部電極とに接続される第一外部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と前記第二内部電極とに接続される第二外部導体と、を備え、
    前記第一内部電極は、第一主電極部と、前記第一主電極部から延びて前記第三側面に露出する第一引出部と、を有し、
    前記第二内部電極は、前記第一主電極部と前記高さ方向で対向する第二主電極部と、前記第二主電極部から延びて前記第四側面に露出する第二引出部と、を有し、
    前記第一内部導体は、前記第一側面に露出する第三引出部と、前記第三側面に露出する第四引出部と、を有し、
    前記第二内部導体は、前記第一又は第二側面に露出する第五引出部と、前記第四側面に露出する第六引出部と、を有し、
    前記第一端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第一内部導体の前記第三引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第二端子電極は、前記第一又は第二側面に配置され且つ前記第二内部導体の前記第五引出部に接続される電極部分と、前記第一又は第二主面に配置され且つ前記第五引出部が露出する前記側面側から該側面に対向する側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第一外部導体は、前記第三側面に配置され且つ前記第一内部電極の前記第一引出部と前記第一内部導体の前記第四引出部とに接続され、
    前記第二外部導体は、前記第四側面に配置され且つ前記第二内部電極の前記第二引出部と前記第二内部導体の前記第六引出部とに接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分は、対応する前記ビア導体に接続され、
    前記主面に配置されている前記電極部分の前記幅方向の長さは、前記側面に配置されている前記電極部分の前記高さ方向の長さよりも長いことを特徴とする積層コンデンサ。
  2. 前記第二端子電極の、前記第五引出部が露出する前記側面側から該側面に対向する前記側面側に向かって延びる前記電極部分は、前記第一主面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
  3. 前記第二端子電極の、前記第五引出部が露出する前記側面側から該側面に対向する前記側面側に向かって延びる前記電極部分は、前記第二主面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
  4. 前記第二端子電極の、前記第五引出部に接続される前記電極部分は、前記第一側面に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層コンデンサ。
  5. 前記第一端子電極は、前記第一側面に配置される前記電極部分の前記長手方向での幅が、前記第一主面に配置される前記電極部分の前記長手方向での幅よりも小さく、
    前記第二端子電極は、前記第一又は第二側面に配置される前記電極部分の前記長手方向での幅が、前記第一又は第二主面に配置される前記電極部分の前記長手方向での幅よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層コンデンサ。
  6. 基板に埋め込まれ、かつ、前記基板に形成される複数のビア導体と電気的に接続される積層コンデンサであって、
    長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、前記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、
    前記高さ方向で互いに対向するように前記素体内に配置された第一及び第二内部電極と、
    互いに離間するように前記素体内に配置された第一及び第二内部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と接続される第一端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と接続される第二端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と接続される第三端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と接続される第四端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と前記第一内部電極とに接続される第一外部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と前記第二内部電極とに接続される第二外部導体と、を備え、
    前記第一内部電極は、第一主電極部と、前記第一主電極部から延びて前記第三側面に露出する第一引出部と、を有し、
    前記第二内部電極は、前記第一主電極部と前記高さ方向で対向する第二主電極部と、前記第二主電極部から延びて前記第四側面に露出する第二引出部と、を有し、
    前記第一内部導体は、前記第一側面に露出する第三引出部と、前記第二側面に露出する第四引出部と、前記第三側面に露出する第五引出部と、を有し、
    前記第二内部導体は、前記第一側面に露出する第六引出部と、前記第二側面に露出する第七引出部と、前記第四側面に露出する第八引出部と、を有し、
    前記第一端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第一内部導体の前記第三引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第二端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第二内部導体の前記第六引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第三端子電極は、前記第二側面に配置され且つ前記第一内部導体の前記第四引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第二側面側から前記第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第四端子電極は、前記第二側面に配置され且つ前記第二内部導体の前記第七引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第二側面側から前記第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第一外部導体は、前記第三側面に配置され且つ前記第一内部電極の前記第一引出部と前記第一内部導体の前記第五引出部とに接続され、
    前記第二外部導体は、前記第四側面に配置され且つ前記第二内部電極の前記第二引出部と前記第二内部導体の前記第八引出部に接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分は、対応する前記ビア導体に接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分の前記幅方向の長さは、前記側面に配置されている前記電極部分の前記高さ方向の長さよりも長いことを特徴とする積層コンデンサ。
  7. 基板に埋め込まれ、かつ、前記基板に形成される複数のビア導体と電気的に接続される積層コンデンサであって、
    長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、前記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、
    前記高さ方向で互いに対向するように前記素体内に配置された第一及び第二内部電極と、
    互いに離間するように前記素体内に配置された第一〜第四内部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と接続される第一端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と接続される第二端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第三内部導体と接続される第三端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第四内部導体と接続される第四端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部電極と前記第一及び第三内部導体とに接続される第一外部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部電極と前記第二及び第四内部導体とに接続される第二外部導体と、を備え、
    前記第一内部電極は、第一主電極部と、前記第一主電極部から延びて前記第三側面に露出する第一引出部と、を有し、
    前記第二内部電極は、前記第一主電極部と前記高さ方向で対向する第二主電極部と、前記第二主電極部から延びて前記第四側面に露出する第二引出部と、を有し、
    前記第一内部導体は、前記第一側面に露出する第三引出部と、前記第三側面に露出する第四引出部と、を有し、
    前記第二内部導体は、前記第一側面に露出する第五引出部と、前記第四側面に露出する第六引出部と、を有し、
    前記第三内部導体は、前記第二側面に露出する第七引出部と、前記第三側面に露出する第八引出部と、を有し、
    前記第四内部導体は、前記第二側面に露出する第九引出部と、前記第四側面に露出する第十引出部と、を有し、
    前記第一端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第一内部導体の前記第三引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第二端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第二内部導体の前記第五引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第三端子電極は、前記第二側面に配置され且つ前記第内部導体の前記第七引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第二側面側から前記第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第四端子電極は、前記第二側面に配置され且つ前記第内部導体の前記第九引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第二側面側から前記第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第一外部導体は、前記第三側面に配置され且つ前記第一内部電極の前記第一引出部と前記第一内部導体の前記第四引出部と前記第三内部導体の前記第八引出部とに接続され、
    前記第二外部導体は、前記第四側面に配置され且つ前記第二内部電極の前記第二引出部と前記第二内部導体の前記第六引出部と前記第四内部導体の前記第十引出部とに接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分は、対応する前記ビア導体に接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分の前記幅方向の長さは、前記側面に配置されている前記電極部分の前記高さ方向の長さよりも長いことを特徴とする積層コンデンサ。
  8. 前記第一及び第四端子電極の、前記第一主面に配置された前記電極部分は、前記第一主面において前記長手方向に並んで位置し、
    前記第二及び第三端子電極の、前記第一主面に配置された前記電極部分は、前記第一主面において前記長手方向に並んで位置し、
    前記第一端子電極と前記第二又は第三端子電極との、前記第一主面に配置された前記電極部分同士は、前記長手方向で隣り合っていることを特徴とする請求項6又は7に記載の積層コンデンサ。
  9. 基板に埋め込まれ、かつ、前記基板に形成される複数のビア導体と電気的に接続される積層コンデンサであって、
    長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、前記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、
    前記高さ方向で互いに対向するように前記素体内に配置された第一及び第二内部電極と、
    互いに離間するように前記素体内に配置された第一及び第二内部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と接続される第一端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と接続される第二端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と接続される第三端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と接続される第四端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と前記第一内部電極とに接続される第一外部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と前記第二内部電極とに接続される第二外部導体と、を備え、
    前記第一内部電極は、第一主電極部と、前記第一主電極部から延びて前記第三側面に露出する第一引出部と、を有し、
    前記第二内部電極は、前記第一主電極部と前記高さ方向で対向する第二主電極部と、前記第二主電極部から延びて前記第四側面に露出する第二引出部と、を有し、
    前記第一内部導体は、前記第一側面に露出する第三引出部と、前記第二側面に露出する第四引出部と、前記第三側面に露出する第五引出部と、を有し、
    前記第二内部導体は、前記第一側面に露出する第六引出部と、前記第二側面に露出する第七引出部と、前記第四側面に露出する第八引出部と、を有し、
    前記第一端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第一内部導体の前記第三引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第二端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第二内部導体の前記第六引出部に接続される電極部分と、前記第一又は第二主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第三端子電極は、前記第二側面に配置され且つ前記第一内部導体の前記第四引出部に接続される電極部分と、前記第一及び第二主面のうち前記第二端子電極が配置されていない主面に配置され且つ前記第二側面側から前記第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第四端子電極は、前記第二側面に配置され且つ前記第二内部導体の前記第七引出部に接続される電極部分と、前記第二主面に配置され且つ前記第二側面側から前記第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第一外部導体は、前記第三側面に配置され且つ前記第一内部電極の前記第一引出部と前記第一内部導体の前記第五引出部とに接続され、
    前記第二外部導体は、前記第四側面に配置され且つ前記第二内部電極の前記第二引出部と前記第二内部導体の前記第八引出部に接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分は、対応する前記ビア導体に接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分の前記幅方向の長さは、前記側面に配置されている前記電極部分の前記高さ方向の長さよりも長いことを特徴とする積層コンデンサ。
  10. 基板に埋め込まれ、かつ、前記基板に形成される複数のビア導体と電気的に接続される積層コンデンサであって、
    長手方向の長さ及び幅方向の長さに比して高さ方向の長さが小さい略直方体形状を呈すると共に、前記高さ方向で互いに対向する第一及び第二主面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記幅方向で互いに対向する第一及び第二側面と、前記第一及び第二主面を連結するように前記高さ方向に延び且つ前記長手方向で互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、
    前記高さ方向で互いに対向するように前記素体内に配置された第一及び第二内部電極と、
    互いに離間するように前記素体内に配置された第一〜第四内部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部導体と接続される第一端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部導体と接続される第二端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第三内部導体と接続される第三端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第四内部導体と接続される第四端子電極と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第一内部電極と前記第一及び第三内部導体とに接続される第一外部導体と、
    前記素体の外表面に配置され、前記第二内部電極と前記第二及び第四内部導体とに接続される第二外部導体と、を備え、
    前記第一内部電極は、第一主電極部と、前記第一主電極部から延びて前記第三側面に露出する第一引出部と、を有し、
    前記第二内部電極は、前記第一主電極部と前記高さ方向で対向する第二主電極部と、前記第二主電極部から延びて前記第四側面に露出する第二引出部と、を有し、
    前記第一内部導体は、前記第一側面に露出する第三引出部と、前記第三側面に露出する第四引出部と、を有し、
    前記第二内部導体は、前記第一側面に露出する第五引出部と、前記第四側面に露出する第六引出部と、を有し、
    前記第三内部導体は、前記第二側面に露出する第七引出部と、前記第三側面に露出する第八引出部と、を有し、
    前記第四内部導体は、前記第二側面に露出する第九引出部と、前記第四側面に露出する第十引出部と、を有し、
    前記第一端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第一内部導体の前記第三引出部に接続される電極部分と、前記第一主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第二端子電極は、前記第一側面に配置され且つ前記第二内部導体の前記第五引出部に接続される電極部分と、前記第一又は第二主面に配置され且つ前記第一側面側から前記第二側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第三端子電極は、前記第二側面に配置され且つ前記第内部導体の前記第七引出部に接続される電極部分と、前記第一及び第二主面のうち前記第二端子電極が配置されていない主面に配置され且つ前記第二側面側から前記第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第四端子電極は、前記第二側面に配置され且つ前記第内部導体の前記第九引出部に接続される電極部分と、前記第二主面に配置され且つ前記第二側面側から前記第一側面側に向かって延びる電極部分と、を有し、
    前記第一外部導体は、前記第三側面に配置され且つ前記第一内部電極の前記第一引出部と前記第一内部導体の前記第四引出部と前記第三内部導体の前記第八引出部とに接続され、
    前記第二外部導体は、前記第四側面に配置され且つ前記第二内部電極の前記第二引出部と前記第二内部導体の前記第六引出部と前記第四内部導体の前記第十引出部とに接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分は、対応する前記ビア導体に接続されており、
    前記主面に配置されている前記電極部分の前記幅方向の長さは、前記側面に配置されている前記電極部分の前記高さ方向の長さよりも長いことを特徴とする積層コンデンサ。
  11. 前記第一端子電極と前記第二又は第三端子電極との、前記第一主面に配置された前記電極部分同士は、前記第一主面において前記長手方向に並んで位置して、隣り合っていることを特徴とする請求項9又は10に記載の積層コンデンサ。
  12. それぞれ複数の前記第一〜第四端子電極を備え、
    前記複数の第一端子電極の前記第一側面に配置される前記電極部分と前記複数の第二端子電極の前記第一側面に配置される前記電極部分とは、前記長手方向に交互に位置し、
    前記複数の第三端子電極の前記第二側面に配置される前記電極部分と前記複数の第四端子電極の前記第二側面に配置される前記電極部分とは、前記長手方向に交互に位置し、
    前記複数の第一内部導体は、前記複数の第一端子電極の前記第一側面に配置される前記電極部分に対応した複数の前記第三引出部と、前記複数の第三端子電極の前記第二側面に配置される前記電極部分に対応した複数の前記第四引出部と、を有し、
    前記複数の第二内部導体は、前記複数の第二端子電極の前記第一側面に配置される前記電極部分に対応した複数の前記第六引出部と、前記複数の第四端子電極の前記第二側面に配置される前記電極部分に対応した複数の前記第七引出部と、を有していることを特徴とする請求項9に記載の積層コンデンサ。
  13. それぞれ複数の前記第一〜第四端子電極と、
    それぞれ複数の前記第一〜第四内部導体と、を備え、
    前記複数の第一端子電極の前記第一側面に配置される前記電極部分と前記複数の第二端子電極の前記第一側面に配置される前記電極部分とは、前記長手方向に交互に位置し、
    前記複数の第三端子電極の前記第二側面に配置される前記電極部分と前記複数の第四端子電極の前記第二側面に配置される前記電極部分とは、前記長手方向に交互に位置していることを特徴とする請求項10に記載の積層コンデンサ。
  14. 前記第一側面側から前記第二側面に向かって延びる前記電極部分と、前記第二側面側から前記第一側面に向かって延びる前記電極部分とが、前記素体の前記長手方向から見て互いに重なる領域を有していることを特徴とする請求項1、2、及び6〜13のいずれか一項に記載の積層コンデンサ。
  15. 前記第一側面側から前記第二側面に向かって延びる前記電極部分と、前記第二側面側から前記第一側面に向かって延びる電極部分とが、前記素体の前記高さ方向から見て互いに重なる領域を有していることを特徴とする請求項1、3、及び9〜13のいずれか一項に記載の積層コンデンサ。
  16. 前記第一外部導体の前記第一及び第二主面側の端部は、前記第三側面上に位置し、
    前記第二外部導体の前記第一及び第二主面側の端部は、前記第四側面上に位置することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の積層コンデンサ。
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