JP2020035151A - 運転手認証装置及び運行管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】運転手の個人認証を簡単に行う。【解決手段】本実施形態に係る運転手認証装置は、ICチップを内蔵した運転免許証と通信を行い、暗証番号の入力なしにデータを読み取る読取部と、運転免許証の種類毎に、前記データに含まれる情報のうち、識別情報の生成に使用する情報を規定したテーブルと、複数のドライバーの識別情報を含むドライバー情報と、を記憶する記憶部と、前記テーブルを参照し、前記読取部が通信を行った前記運転免許証の種類を特定する特定部と、前記テーブルを参照し、前記特定された種類に対応する情報を前記データから抽出し、抽出した情報を所定の関数に入力して識別情報を生成する生成部と、前記生成部が生成した識別情報と、前記ドライバー情報に含まれる識別情報とを照合する照合部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、運転手認証装置及び運行管理システムに関する。
近年、車両の運行に関する情報を記録するドライブレコーダやデジタルタコグラフを搭載する車両が増えてきている。また、ドライブレコーダと携帯電話端末とを組み合わせ、携帯電話端末がドライブレコーダから受信した運転状況データをサーバへ転送する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
タクシー、バス、トラックなどの営業用車両を所有する企業は、運行管理を行うために、配車情報やドライバーからの申告をもとに、各車両を誰がいつ運転したかを示す運行スケジュールを作成し、この運行スケジュールと、ドライブレコーダが記録した運転状況データとを対応付けて保存していた。
運行スケジュールは、ドライバーが車両に乗車する際に、ドライブレコーダ等の車載器で個人認証を行うことでも作成可能である。従来、車載器にIC社員証をかざしたり、ドライバー番号をテンキー入力したりして、個人の認証を行っていた。しかし、IC社員証の作製はコストがかかっていた。また、ドライバー番号の入力は手間がかかっていた。
各ドライバーが所有する運転免許証にはICチップが内蔵されており、このICチップから氏名等の個人情報を読み取ることで、個人認証を行うことができる。しかし、IC免許証は、事前に設定されている暗証番号を入力しないと、ICチップから個人情報が取得できないようになっている。そのため、ドライバーが暗証番号を忘れている場合、ICチップから個人情報が読み取れず、個人認証を行えなかった。また、暗証番号の入力は手間がかかると共に、同乗者に見られ得ることに対する抵抗が強かった。
特開2010−238214号公報
本発明は、運転手の個人認証を簡単に行うことができる運転手認証装置及び運行管理システムを提供することを課題とする。
本発明による運転手認証装置は、ICチップを内蔵した運転免許証と通信を行い、暗証番号の入力なしにデータを読み取る読取部と、運転免許証の種類毎に、前記データに含まれる情報のうち、識別情報の生成に使用する情報を規定したテーブルと、複数のドライバーの識別情報を含むドライバー情報と、を記憶する記憶部と、前記テーブルを参照し、前記読取部が通信を行った前記運転免許証の種類を特定する特定部と、前記テーブルを参照し、前記特定された種類に対応する情報を前記データから抽出し、抽出した情報を所定の関数に入力して識別情報を生成する生成部と、前記生成部が生成した識別情報と、前記ドライバー情報に含まれる識別情報とを照合する照合部と、を備えるものである。
本発明の一態様では、前記運転手認証装置が搭載された車両に乗車したドライバーの顔を撮影して顔画像を生成する撮影部と、前記ドライバー情報に含まれる各ドライバーの顔画像と、前記撮影部により生成された顔画像とを比較する顔画像比較部と、をさらに備える。
本発明の一態様では、前記運転手認証装置が搭載された車両の運転可否を判定する判定部をさらに備え、前記記憶部は、前記車両の車格を含む車両情報を記憶し、前記ドライバー情報は、運転免許証の有効期限及びドライバーの運転資格を含み、前記判定部は、前記ドライバー情報を参照し、前記生成部が生成した識別情報に対応するドライバーの運転資格が前記車両情報に含まれる車格に対応しているか否か判定すると共に、このドライバーの運転免許証が有効期限内か否かを判定する。
本発明の一態様では、前記読取部が読み取るデータは、前記読取部が前記運転免許証に少なくとも2回送信したREQBコマンド又はWUPBコマンドに対する応答として受信したATQBコマンドと、アプリケーションフリー領域情報とを含む。
本発明の一態様では、車両の運行に関する運行履歴情報を取得する情報取得部と、前記運行履歴情報と、前記車両を運転するドライバーの識別情報とを送信する通信部と、をさらに備える。
本発明による運行管理システムは、本発明の運転手認証装置と、前記運転手認証装置から前記運行履歴情報及び前記識別情報を受信し、車両の運行管理を行う管理サーバと、を備えるものである。
本発明による運転手認証装置は、運転免許証の暗証番号の入力を受け付ける入力部と、前記暗証番号を用いてICチップを内蔵した運転免許証と通信を行い、免許番号を含む個人情報を読み取る読取部と、複数のドライバーの個人情報を記憶する記憶部と、前記読取部が読み取った個人情報と、前記記憶部に記憶されている個人情報とを照合する照合部と、を備えるものである。
本発明によれば、運転手の個人認証を簡単に行うことができる。
本発明の実施形態に係る運行管理システムの概略図である。 管理サーバのハードウェア構成図である。 リクエスト応答信号のデータ構造を示す図である。 データ選択テーブルの例を示す図である。 ID番号生成プログラムを実行することで実現される機能ブロック図である。 同実施形態に係るID番号生成処理を説明するフローチャートである。 運転手認証装置のハードウェア構成図である。 運転手認証プログラムを実行することで実現される機能ブロック図である。 同実施形態に係る運転手認証方法を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係る運行管理システムは、管理サーバ1と、車両Cに搭載された運転手認証装置2とを備え、例えば、複数の車両Cを保有し、複数のドライバーを雇用している企業が、各車両Cを運転するドライバー及び運行履歴の管理を行う際に利用されるものである。
各ドライバーはICチップ内蔵の運転免許証を所有している。ICチップには、ドライバーの氏名、生年月日、住所、免許証番号等の個人情報が格納されている。この個人情報の読み取りには、事前(免許証発行時)に設定された暗証番号の入力が求められる仕様となっている。
管理サーバ1には、各車両Cの車両情報、及びドライバー情報が事前に登録されている。車両情報は、例えば車格等の車検証記載情報である。ドライバー情報は、各ドライバーについての、氏名、生年月日、免許番号、免許の有効期限、免許証の種類、運転資格、免許条件、顔画像等である。例えば、登録担当者が、各ドライバーの免許証の記載事項を確認してキーボード等を用いて情報を入力する。顔画像は、ドライバーをデジタルカメラで撮影した撮影画像データを登録してもよいし、免許証の顔写真部分をスキャナで読み取って登録してもよい。
このドライバー情報では、各ドライバーに運転時の個人認証用のID番号(識別情報)が割り当てられている。管理サーバ1は、事前に、運転免許証のICチップから暗証番号の入力無しに読み取ることができる情報を用いてID番号を生成する。ID番号の生成方法については後述する。
管理サーバ1は、各車両Cの運転手認証装置2へ、ドライバー情報と、その車両Cの車両情報とを送信する。
運転手認証装置2は、例えば、車両Cのダッシュボードやルーフ部分に設置され、運行情報を取得するドライブレコーダやデジタルタコグラフの機能、ICチップから情報を読み取る読取部、ドライバーの顔を撮影する撮影部等を有している。撮影部は、車両Cに乗り込んだドライバーの顔を撮影する。運転手認証装置2は、ドライバー情報に含まれる各ドライバーの顔画像と、撮影部が撮影した顔画像との特徴点を比較し、一致するドライバーを検出する。
ドライバーは、車両Cの乗車時に運転手認証装置2に運転免許証をかざす。運転手認証装置2は、運転免許証のICチップから情報を読み取る。ここで読み取られる情報は、暗証番号の入力無しに読み取ることができる情報である。
運転手認証装置2は、読取部が読み取った情報から管理サーバ1と同様の手法でID番号を生成し、顔画像が一致したドライバーのID番号と照合する。ID番号が一致した場合、運転手認証装置2は、このドライバーのドライバー情報から、運転免許証の有効期限が切れていないか、免許証の運転資格が車両Cの車格に対応しているか等を確認し、運行を許可する。
運転手認証装置2は、運転終了後、運行履歴情報を、ドライバーのID番号と共にサーバ装置1へ送信する。サーバ装置1は、運行履歴情報を保存する。
運転免許証のICチップには氏名や免許番号等の個人情報が保存されており、この個人情報を利用して個人認証を行うことも考えられるが、個人情報の読み取りには暗証番号の入力が必要であるため、手間がかかる。また、ドライバーが暗証番号を忘れた場合、個人情報の読み取りができず、個人認証を行うことができなくなる。また、ディスプレイのテンキー画面で暗証番号を入力する場合、同乗者に見えてしまうおそれがある。
一方、本実施形態では、暗証番号の入力は不要であるため、運転免許証を運転手認証装置2にかざすだけでドライバーの個人認証を簡単に行い、運行管理を実施できる。
図2は管理サーバ1のブロック構成図である。管理サーバ1は、CPU(中央処理装置)10、メインメモリ11、通信部12、ディスク装置13、読取装置14及び入力装置15を備える。入力装置15は、マウス、キーボード、スキャナ等である。
ディスク装置13は、例えばハードディスク装置等の記憶装置であり、データ選択テーブル、ID番号生成プログラム、車両情報、ドライバー情報、各車両Cの運行履歴情報等を格納している。
読取装置14は非接触通信により各ドライバーの運転免許証のICチップからデータを取得する。本実施形態では、読取装置14とICチップとの間の通信は、ISO/IEC7816(及びISO/IEC14443)で標準化されているタイプBに基づくものとする。
読取装置14は、動作磁界内にタイプBのPICC(近接型ICカード)である運転免許証がかざされると、ICチップが応答するようにリクエスト信号(リクエストコマンド、REQB/WUPB)を送信する。ICチップはリクエスト信号を受信すると、リクエスト応答信号(ATQB:Answer To Request、TypeB)を送信する。
図3にリクエスト応答信号のデータ構造を示す。リクエスト応答信号は、第1バイトにタグ“50”が付された14バイトのデータであり、第2〜第5バイトにPUPI、第6〜第9バイトにアプリケーションデータ、第10〜第12バイトにプロトコル情報、第13及び第14バイトにCRC_Bが定義されている。
PUPIは、PICCの擬似固有識別子であり、衝突防止処理時にPICCを識別するために使用され、一時的に発生された乱数、または固定値である。
アプリケーションデータは、PICCにどのようなアプリケーションが書き込まれているかを読取装置14に伝えるために使用される。アプリケーションデータは、次項のプロトコル情報のADC(アプリケーションデータ符号化)フィールドに従って規定され、CRC_B圧縮符号化、又は個別の符号化が適用されるかを規定する。CRC_B圧縮符号化が用いられる場合、アプリケーションデータは、AFI、CRC_B(AID)及びアプリケーション数から構成される。
AFIは、アプリケーションの分野を規定する1バイトの値である。CRC_B(AID)は、REQB/WUPBコマンドに記述されるAFIに一致するPICCの中にあるAIDのCRC_B計算した結果を示す2バイトの値である。アプリケーション数は、PICCの中に存在する他のアプリケーション数を示す1バイトの値である。
例えば、アプリケーションデータの第1及び第2バイトはICメーカごとの任意の値であり、第3バイトはISO/IEC7816−6Amendment1で規定されるICメーカコードである。
プロトコル情報は、許容ビット伝送速度、最大フレームサイズ、プロトコルタイプ、FWI、ADC、FOが定義される。許容ビット伝送速度は、運転免許証の通信速度に対応する能力を示す1バイトの値である。
最大フレームサイズは、運転免許証が受信可能な最大フレーム長を示す4ビットの値である。プロトコルタイプは、運転免許証がサポートしているプロトコルタイプを示す4ビットの値である。
FWI(フレーム待ち時間係数)は、フレーム待ち時間(FWT)を定義するために、整数値で符号化された4ビットの値である。FWTは、読取装置14から送られたフレームの最後から運転免許証が応答を開始するまでの最大時間である。
ADC(アプリケーションデータ符号化)は、運転免許証がサポートするアプリケーションデータ符号化を示す2ビットの値である。FO(フレームオプション)は、運転免許証がサポートするフレームオプションを示す2ビットの値である。
CRC_Bは、そのフレーム内のすべてのデータビット(ビット数)から計算される巡回冗長検査符号である。
リクエスト応答信号に含まれるPUPIが乱数であるか、または固定値であるかを判別するために、読取装置14は、リクエスト信号の送信、及びリクエスト応答信号の受信を少なくとも2回行う。受信した複数のリクエスト応答信号に含まれるPUPIが同じ値であれば固定値、異なる値であれば乱数であると判別することができる。
また、読取装置14は、アプリケーションのフリー領域情報を取得するためのリクエスト信号を送信し、運転免許証のICチップからアプリケーションのフリー領域情報を取得する。このフリー領域情報は、例えば、運転免許証の発行年月日や有効期限を示す。
このように、読取装置14は、運転免許証のICチップから、暗証番号の入力無しで取得可能な、ATQB信号、及びアプリケーションのフリー領域情報を読み取る。
運転免許証の作製を行う業者が複数ある場合や、運転免許証に内蔵されたICチップの仕様によって、ATQB信号に含まれるいくつかの情報は、運転免許証毎に異なる。
例えば、ATQB信号に含まれる情報のうち、PUPI、アプリケーションデータのCRC_B(AID)、プロトコル情報のFWI、ADC、FOは運転免許証間で異なり得る特徴的な情報である。
運転免許証は、作製業者の違いや、内蔵されているICチップの種類等によって、どの情報が特徴的な情報となるか、いくつかの種類に分類することができる。本実施形態では、運転免許証の種類を特定し、その運転免許証が送信するATQB信号の情報の中で特徴となる情報や、アプリケーションのフリー領域情報等を用いて、ドライバーを識別するID番号を生成する。
図4に、ディスク装置13に格納されているデータ選択テーブルの例を示す。データ選択テーブルは、運転免許証の種類毎に、ID番号生成に適した情報の組み合わせを示す。データ選択テーブルは予め準備されている。
例えば、運転免許証は、作製業者の違いや、内蔵されているICチップの種類等によってカード#1〜#4の4種類に分類される。カード#1では、ATQB信号のPUPI及びプロトコル情報が特徴的な値であり、これらとアプリケーションフリー領域の発行年月日及び有効期限とがID番号生成に適したものとなる。
カード#2や#4では、ATQB信号のPUPIがランダムであり、ID番号生成には不適当であることが示されている。
CPU10が、ディスク装置13に格納されているID番号生成プログラムをメインメモリ11にロードして実行することで、図5に示すように、応答信号取得部17、カード種類特定部18、及びID番号生成部19が実現される。
応答信号取得部17は、読取装置14が運転免許証から読み取った情報を取得する。例えば、応答信号取得部17は、少なくとも2回の読み取り分のリクエスト応答信号と、アプリケーションフリー領域情報とを取得する。
カード種類特定部18は、データ選択テーブルを参照して、読取装置14が情報を読み取った運転免許証のカード種類を特定する。例えば、2回の読み取り分のリクエスト応答信号のPUPIが異なっている場合、運転免許証の種類は、カード#2又は#4となる。さらにリクエスト応答信号のプロトコル情報がデータパターンYである場合、運転免許証の種類は、カード#2であると特定される。
ID番号生成部19は、データ選択テーブルを参照して、カード種類特定部18により特定されたカード種類で、ID番号の生成に使用する情報を確認する。ID番号生成部19は、読取装置14から取得したデータから、ID番号生成に使用する情報を取り出し、ハッシュ関数に入力してハッシュ値を算出する。このハッシュ値を、運転免許証を所有するドライバーのID番号として割り当てる。
例えば、運転免許証の種類がカード#2であると特定された場合、リクエスト応答信号のアプリケーションデータのCRC_B(AID)と、プロトコル情報のFWI、ADC、FOと、アプリケーションフリー領域情報とをハッシュ関数に入力してID番号が生成される。
図6はID番号生成処理を説明するフローである。管理サーバ1の読取装置14は、運転免許証へリクエスト信号を送信し(ステップS101)、リクエスト応答信号を受信する(ステップS102)。リクエスト応答信号の取得は、さらにもう1回行われる(ステップS103,S104)。
続いて、読取装置14は、運転免許証へアプリケーションフリー領域情報のリクエスト信号を送信し(ステップS105)、アプリケーションフリー領域情報を受信する(ステップS106)。
管理サーバ1のカード種類特定部18は、リクエスト応答信号及びアプリケーションフリー領域情報を用いて運転免許証のカード種類を特定する(ステップS107)。管理サーバ1のID番号生成部19は、データ選択テーブルを参照して、ID番号生成に用いるべき情報を抽出し、ハッシュ関数に入力して、ドライバーを識別するID番号を生成する(ステップS108)。
企業の登録担当者は、各ドライバーから提出された運転免許証を読取装置14にかざしてID番号を生成し、運転免許証の券面記載事項を、キーボード等を用いて管理サーバ1に入力する。また、ドライバーをデジタルカメラで撮影した顔画像、又は運転免許証の顔写真をスキャナでスキャンした顔画像を管理サーバ1に入力する。そして、ID番号と、券面記載事項と、顔画像とを対応付けたドライバー情報を登録する。ドライバー情報の登録後、運転免許証はドライバーに返却される。
管理サーバ1は、通信部12を用いて、各車両Cに搭載された運転手認証装置2と通信を行い、ドライバー情報やデータ選択テーブルを送信したり、運行履歴情報を受信したりする。運行履歴情報は、車両を運転していたドライバーのID番号と対応付けて、ディスク装置13に格納される。
図7は、運転手認証装置2のブロック構成図である。運転手認証装置2は、CPU20、記憶部21、無線通信機能を有する通信部22、カードリーダ等の読取部23、デジタルカメラ等の撮影部24、及び情報取得部25を備える。
記憶部21には、通信部22を用いて管理サーバ1から受信したドライバー情報、車両情報、及びデータ選択テーブルが格納されている。また、情報取得部25が取得した運行履歴情報が記憶部21に格納されている。
情報取得部25は、車両Cの運行に関する運行履歴情報を取得するものであり、例えば、エンジンを制御するECU(Electronic Control Unit)が出力する信号、ブレーキペダルユニットが出力する信号等の車両Cの各部の状態を示す情報、加速度検出部や位置検出部が検出する情報、内蔵又は外付けされた撮影部24が撮影した車両Cの外部及び内部の少なくとも一方の映像等を取得する。
CPU20が、記憶部21に格納されている運行管理プログラムを実行することで、図8に示すように、情報更新部200、顔画像比較部201、応答信号取得部202、カード種類特定部203、ID番号生成部204、ID番号照合部205、判定部206及び運行履歴情報送信部207が実現される。
情報更新部200は、管理サーバ1から最新のドライバー情報を受信して、記憶部21内のドライバー情報を更新する。
顔画像比較部201は、車両Cの運転席に座ったドライバーを撮影部24が撮影した顔画像と、ドライバー情報に含まれる顔画像とを比較し、一致するドライバーを特定する。
応答信号取得部202、カード種類特定部203、ID番号生成部204の機能は、上述した管理サーバ1の応答信号取得部17、カード種類特定部18、及びID番号生成部19の機能と同様であり、読取部23がドライバーからかざされた運転免許証から読み取ったデータを用いてID番号を生成する。
ID番号照合部205は、顔画像が一致したドライバーのドライバー情報に登録されているID番号と、ID番号生成部204が生成したID番号とを照合する。
判定部206は、ドライバー情報及び車両情報を用いて、ドライバーが車両Cを運転可能か否か判定する。例えば、判定部206は、このドライバーが運転可能なサイズの車両か、運転免許証の有効期限が切れていないか等を確認し、運転可否を判定する。
運行履歴情報送信部207は、通信部22を用いて、運行履歴情報をドライバーのID番号と共に管理サーバ1へ送信する。
図9は、ドライバーが車両Cに乗り込んだ際の認証方法を説明するフローチャートである。ドライバーが運転席に座ると、撮影部24がドライバーを撮影し、顔画像を生成する(ステップS1)。
顔画像比較部201が、撮影部24が生成した顔画像と、記憶部21に格納されたドライバー情報に含まれる顔画像とを比較する(ステップS2)。顔画像が一致し、登録済みのドライバーであることが確認されると(ステップS3_Yes)、読取部23が起動する。ドライバーが運転免許証を読取部23にかざすと、読取部23が運転免許証のICチップからデータを読み取り(ステップS4)、ID番号が生成される(ステップS5)。データ読み取り及びID番号の生成は、図6に示すフローチャートのステップS101〜S108と同様であるため、説明を省略する。
ステップS3で顔画像が一致したドライバーのドライバー情報に登録されているID番号と、ステップS5で生成したID番号とを照合する。ID番号が一致した場合(ステップS6_Yes)、ドライバーがこの車両を運転できるか否か判定する。運転可能な場合(ステップS7_Yes)、ドライバーは運行を開始する(ステップS8)。
顔画像やID番号が一致しない場合(ステップS2_No、ステップS6_No)、車両を運転できないと判定された場合(ステップS7_No)、音声や画面表示等で認証エラーを通知する(ステップS9)。
運行終了後、ドライバーが終了ボタンを押すか、車両のエンジンが切れたことが検出されるか、又は撮影部24による撮影画像からドライバーの降車が確認されると、運行履歴情報及びドライバーのID番号が管理サーバ1へ送信される。
このように、本実施形態によれば、暗証番号を入力しなくても、運転免許証をかざすだけでドライバーのID番号を生成し、個人認証を簡単に行い、運行管理できる。
上記実施形態では、暗証番号の入力が不要になるドライバー認証方法について説明したが、暗証番号の入力を行ってもよい。この場合、ドライバー情報の登録時にドライバーに暗証番号の入力を求め、運転免許証のICチップから読み出した免許番号等の個人情報を用いてドライバー情報を作成・登録する。例えば免許番号が、ドライバーを識別するID番号となる。また、ICチップには顔画像データが格納されており、この顔画像データをドライバー情報に使用する。
ドライバーが車両Cに乗車すると、撮影部24がドライバーを撮影し、ドライバー情報に含まれる各ドライバーの顔画像と順に比較する。ドライバーは、運転手認証装置2に運転免許証をかざし(又は所定の場所に載置し)、暗証番号を入力する。運転手認証装置2は、運転免許証のICチップから免許番号等の個人情報を読み出し、顔画像が一致したドライバーのドライバー情報に含まれる個人情報と照合する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 管理サーバ
2 運転手認証装置

Claims (7)

  1. ICチップを内蔵した運転免許証と通信を行い、暗証番号の入力なしにデータを読み取る読取部と、
    運転免許証の種類毎に、前記データに含まれる情報のうち、識別情報の生成に使用する情報を規定したテーブルと、複数のドライバーの識別情報を含むドライバー情報と、を記憶する記憶部と、
    前記テーブルを参照し、前記読取部が通信を行った前記運転免許証の種類を特定する特定部と、
    前記テーブルを参照し、前記特定された種類に対応する情報を前記データから抽出し、抽出した情報を所定の関数に入力して識別情報を生成する生成部と、
    前記生成部が生成した識別情報と、前記ドライバー情報に含まれる識別情報とを照合する照合部と、
    を備える運転手認証装置。
  2. 前記運転手認証装置が搭載された車両に乗車したドライバーの顔を撮影して顔画像を生成する撮影部と、
    前記ドライバー情報に含まれる各ドライバーの顔画像と、前記撮影部により生成された顔画像とを比較する顔画像比較部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の運転手認証装置。
  3. 前記運転手認証装置が搭載された車両の運転可否を判定する判定部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記車両の車格を含む車両情報を記憶し、
    前記ドライバー情報は、運転免許証の有効期限及びドライバーの運転資格を含み、
    前記判定部は、前記ドライバー情報を参照し、前記生成部が生成した識別情報に対応するドライバーの運転資格が前記車両情報に含まれる車格に対応しているか否か判定すると共に、このドライバーの運転免許証が有効期限内か否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の運転手認証装置。
  4. 前記読取部が読み取るデータは、前記読取部が前記運転免許証に少なくとも2回送信したREQBコマンド又はWUPBコマンドに対する応答として受信したATQBコマンドと、アプリケーションフリー領域情報とを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の運転手認証装置。
  5. 車両の運行に関する運行履歴情報を取得する情報取得部と、
    前記運行履歴情報と、前記車両を運転するドライバーの識別情報とを送信する通信部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の運転手認証装置。
  6. 請求項5に記載の運転手認証装置と、
    前記運転手認証装置から前記運行履歴情報及び前記識別情報を受信し、車両の運行管理を行う管理サーバと、
    を備える運行管理システム。
  7. 運転免許証の暗証番号の入力を受け付ける入力部と、
    前記暗証番号を用いてICチップを内蔵した運転免許証と通信を行い、免許番号を含む個人情報を読み取る読取部と、
    複数のドライバーの個人情報を記憶する記憶部と、
    前記読取部が読み取った個人情報と、前記記憶部に記憶されている個人情報とを照合する照合部と、
    を備える運転手認証装置。
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