JP2020034675A5 - - Google Patents
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Description
前記第1接合レンズ素子および前記第2接合レンズ素子は、プラスチックレンズであり、前記第1接合レンズ素子および前記第2接合レンズ素子のいずれか一方は鏡筒の内周面と接触状態にあって、他方は非接触状態であり、前記突出部の側面と前記対向部との間には隙間が存在してもよい。第1接合レンズ素子および第2接合レンズ素子がプラスチックレンズであり、かつ、第1接合レンズ素子および第2接合レンズ素子のいずれか一方は鏡筒の内周面と接触状態であって、他方は非接触状態であり、環境温度が上昇して各接合レンズ素子がそれぞれ膨張した場合、一方の接合レンズ素子は鏡筒に当接しているため、鏡筒によって膨張が妨げられるため、膨張および歪みが生じる。他方の接合レンズ素子は鏡筒とは非接触状態であるため、鏡筒による妨げなく膨張する。したがって、突出部の側面と対向部が当接状態であると、突出部と対向部とが直接作用し合い、膨張等のずれによって接着剤層が剥離するリスクが高まる。一方で、本発明とすることで、環境温度が上昇した際に第1接合レンズ素子および第2接合レンズ素子がそれぞれ膨張した場合でも、突出部の側面と対向部との間には隙間が存在するので、その隙間が緩衝機能を果たし、上述の膨張のずれによる接着剤層が剥離してしまうことを抑制することができる。
前記接着剤溜まり部は、前記第1接合レンズ素子および前記第2接合レンズ素子のいずれか他方のレンズ面を囲むように周方向に繋がって円環状に形成されてもよい。一方のレンズを周方向に回転させながらレンズ同士の芯合わせ行うことができる。また、接着剤溜まり部が環状に形成されていることで、接着剤がフランジ側にムラなく広がるため、接着剤層の剥離をより抑制できるとともに、周方向の全体にわたって、レンズの外側に接着剤が漏出してしまうことを抑制できる。
前記突出部よりも径方向内側である一方側内側面と、前記対向部よりも内側の他方側内側面との間隔をGcとし、前記一方側内側面と前記凹状レンズ面との境界部分と、前記他方側内側面と前記凸状レンズ面との境界部分との間隔をGdとしたとき、Ga、Gc、Gbは次の関係式Ga<Gd<Gcを満たしてもよい。一般に、接着剤が硬化する際に収縮するが、このとき間隔(隙間)が広い接着剤溜まり部側に向かって接着剤が引き寄せられやすく(収縮されやすく)、この収縮により接着剤が剥離(途切れる)してしまう虞がある。しかし、上述の関係のように接着剤溜まり部の近傍になるほど間隔(隙間)が広くなることで、接着剤が剥離を抑制でき、剥離に伴う乱反射、曇り、白化、接合レンズの破壊等の問題の発生を抑制できる。
なお、当接面257より外側の領域には、当接面257よりわずかに物体側L1に下がった平坦部25aが形成され、図1(c)に示すように接合状態において、鏡筒3の配置面31に当接する。また、その領域には、第5レンズ25を成形する際に金型から取り出すための押し出しピンを当てる円形のピン当て部252aが複数形成されている。
第1接合レンズ素子20a(第6レンズ26)および第2接合レンズ素子20b(第5レンズ25)がプラスチックレンズであり、かつ、第1接合レンズ素子20a(第6レンズ26)および第2接合レンズ素子20b(第5レンズ25)のいずれか一方は鏡筒3の内周面60と接触状態にあって、他方は非接触状態であり、環境温度が上昇して各接合レンズ素子がそれぞれ膨張した場合、一方の接合レンズ素子(ここでは第2接合レンズ素子20b(第5レンズ25))は鏡筒3の内周面60に当接しているため、鏡筒3によって膨張が妨げられるため、膨張および歪みが生じる。他方の接合レンズ素子(ここでは第1接合レンズ素子20a(第6レンズ26))は鏡筒3とは非接触状態であるため、鏡筒3による妨げなく膨張する。したがって、突出部266の側面266aと対向部256aが当接状態であると、この膨張のずれによって接着剤層が剥離するリスクが高まる。一方で、上述の構成としたことで、環境温度が上昇した際に第1接合レンズ素子20a(第6レンズ26)および第2接合レンズ素子20b(第5レンズ25)がそれぞれ膨張した場合でも、突出部266の側面266aと対向部256aとの間には隙間(間隔Gb)が存在するので、上述の膨張のずれによる接着剤層が剥離してしまうことを抑制することができる。
第1フランジ部264および第2フランジ部254のいずれか一方のフランジ部であって、突出部266または対向部256aよりも径方向外側には、他方のフランジ部に向かって突出し、第1接合レンズ素子20aと第2接合レンズ素子20bにおける光軸方向での位置決めを行う位置決め凸部267が形成されている。位置決め凸部267に接着剤が被ることがないので、位置決め凸部267によって、第1接合レンズ素子20aと第2接合レンズ素子20bの光軸方向の間隔を高い精度で制御することができる。
前記突出部よりも径方向内側である一方側内側面と、前記対向部よりも内側の他方側内側面との間隔をGcとし、前記一方側内側面と前記凹状レンズ面との境界部分と、前記他方側内側面と前記凸状レンズ面との境界部分との間隔をGdとしたとき、Ga、Gc、Gdは次の関係式Ga<Gd<Gcを満たしてもよい。接着剤は硬化する際に収縮するため、間隔(隙間)が広い接着剤溜まり部256側に向かって接着剤が引き寄せられやすく(収縮されやすく)、この収縮により接着剤が剥離(途切れる)してしまう虞がある。したがって、上述の関係のように接着剤溜まり部256の近傍になるに従って徐々に間隔(隙間)を広くすることで、接着剤が剥離してしまうことを抑制でき、乱反射、曇り、白化、接合レンズの破壊等の問題の発生を抑制できる。
図6は変形例1の第5レンズ25と第6レンズ26との接合状態について説明するものであり、図5に対応する。図示のように、第6レンズ26の突出部266Xが、図5の例と比較して、中心側(光軸L側)に寄っている。すなわち、接着剤溜まり部256Xの内側面258から外側に向かう斜面が対向部256a1となり、この対向部256a1が、突出部266において内側面268から斜め外側(図示では左斜め上)に向かう側面266a1に対向している。この側面266a1と対向部256a1の隙間が間隔Gbとなる。この場合でも、間隔Gaと間隔Gbは、関係式Gb<Gaを満たしている。また、間隔Ga、Gc、Gdは、関係式Ga<Gd<Gcを満たしている。その結果、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
上述の実施形態と同様に、第5レンズ325(第2接合レンズ素子320b)の像側凹状レンズ面353と第6レンズ326(第1接合レンズ素子320a)の物体側凸状レンズ面363との間には、一定以上の間隔Ga(隙間)を有しており、その間隔Gaに介在する接着剤層329で接合されている。第5レンズ325の第2フランジ部354の当接面357は、第6レンズ326の第1フランジ部364の位置決め凸部367に当接し、第5レンズ325と第6レンズ326の光軸L方向での位置決めがなされる。
なお、上述の実施形態や変形例1、2では、第1フランジ部264、364に位置決め凸部267、367が形成されているが、第2フランジ部254、354に位置決め凸部が形成されていてもよい。
Claims (2)
- 前記接着剤溜まり部は、前記第1接合レンズ素子および前記第2接合レンズ素子のいずれか他方のレンズ面を囲むように周方向に繋がって円環状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
- 前記突出部よりも径方向内側である一方側内側面と、前記対向部よりも内側の他方側内側面との間隔をGcとし、
前記一方側内側面と前記凹状レンズ面との境界部分と、前記他方側内側面と前記凸状レンズ面との境界部分との間隔をGdとしたとき、
Ga、Gc、Gbは次の関係式
Ga<Gd<Gc
を満たすことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載のレンズユニット。
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