JP2020032848A - ラジエータサポート構造 - Google Patents

ラジエータサポート構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2020032848A
JP2020032848A JP2018160622A JP2018160622A JP2020032848A JP 2020032848 A JP2020032848 A JP 2020032848A JP 2018160622 A JP2018160622 A JP 2018160622A JP 2018160622 A JP2018160622 A JP 2018160622A JP 2020032848 A JP2020032848 A JP 2020032848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower cross
radiator
vehicle
cross
vertical column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018160622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7010178B2 (ja
Inventor
幸訓 長田
Yukikuni Osada
幸訓 長田
卓士 古澤
Takuji Furusawa
卓士 古澤
酒井 猛
Takeshi Sakai
猛 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2018160622A priority Critical patent/JP7010178B2/ja
Publication of JP2020032848A publication Critical patent/JP2020032848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7010178B2 publication Critical patent/JP7010178B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】保守作業時にエンジンルーム内へのアクセスが容易となるとともに、剛性の向上を図ることが可能なラジエータサポート構造を実現する。【解決手段】ラジエータサポート構造では、車両のボデーの前部両サイドに溶接固定されたサイドサポートメンバを備える。サイドサポートメンバは、上下に並んだアッパクロスサイド及びロアクロスサイド34と、これらを繋ぐ縦柱36を備える。また、車両の前部中央には、車幅方向に延びる上下に並んだアッパクロス及びロアクロス52と、これらに取り付けられるラジエータを備える。アッパクロス及びロアクロス52は、両端をサイドサポートメンバに着脱可能に締結されている。そして、ロアクロス52は、縦柱36及びロアクロスサイド34と重ねられてボルトにより共締めされている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両にラジエータを取り付けるためのラジエータサポート構造に関する。
車両前部には、通常、熱交換を行うラジエータが取り付けられている。
下記特許文献1には、ラジエータとその上部に取り付けられたアッパクロスを、車両前部から取り外し可能とした構造が記載されている。
下記特許文献2には、ラジエータの上部に取り付けられるアッパクロスと下部に取り付けられるロアクロスとが、両端側において上下方向に延びる縦柱と連結された構造が記載されている。縦柱とロアクロスとは、ボルトをロアクロスの下方から挿入することで締結されている。これにより、作業組み立て時に、作業者の頭上に釣り上げられたボデーの下方から、ボルトを締め込むことが容易化されている。
特開平6−286657号公報 特開2004−359164号公報
車両ではエンジンルームにおける保守作業を行う場合、ラジエータを取り外した箇所から、エンジンルーム内にアクセスできると便利である。
上記特許文献1では、ラジエータとアッパクロスを取り外した後には、ラジエータの下部に取り付けられるロアクロスが取り残される。このロアクロスは、取り外すことができず、エンジンルーム内へのアクセスの妨げとなる。
上記特許文献2では、車両の保守作業を行う場合に、ラジエータのロアクロスの下部からボルトを取り外す必要があり、取り外し作業が困難となる。また、ロアクロスと縦柱とを溶接ではなく、ボルト締結することにともなう車両前部の剛性低下について、必ずしも十分な検討がなされていない。
本発明の目的は、保守作業時にエンジンルーム内へのアクセスが容易となるとともに、剛性の向上を図ることが可能なラジエータサポート構造を実現することにある。
本発明のラジエータサポート構造は、車両のボデーの前部両サイドに設けられ当該ボデーに溶接固定されるサイドサポートメンバであって、中央側に延びる上下に並んだアッパクロスサイド及びロアクロスサイドと、前記アッパクロスサイド及び前記ロアクロスサイドの車両中央側を繋ぐ縦柱と、を備えるサイドサポートメンバと、前記ボデーの前部中央に設けられ、車幅方向に延びる上下に並んだアッパクロス及びロアクロスと、前記アッパクロス及び前記ロアクロスに取り付けられるラジエータと、を備え、前記アッパクロス及び前記ロアクロスは、両端を各々のサイドに設けられた前記サイドサポートメンバに着脱可能に締結されており、 前記ロアクロスは、前記縦柱及び前記ロアクロスサイドと重ねられてボルトにより共締めされることにより前記サイドサポートメンバに着脱可能に締結されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、ラジエータ及びそれを取り付けるアッパクロス及びロアクロスを取り外し可能なラジエータサポート構造が提供される。このため、取り外し後におけるエンジンルーム内へのアクセスが容易化される。また、ラジエータサポート構造では、ロアクロスとサイドサポートメンバとが共締めによって締結されており、剛性が高められている。
実施形態にかかる車両の前部構造の概略を示す斜視図である。 実施形態にかかるラジエータサポート構造を示す正面図である。 ラジエータサポート構造におけるロアクロスの締結部を示す正面図である。 図3のAA面における端面図である。 ラジエータサポート構造に荷重が入力された状態を示す図である。 ラジエータ、アッパクロス、ロアクロスを取り外した状態を示す図である。 変形例にかかるロアクロスの締結部を示す正面図である。 図7のBB面における端面図である。
以下に、図面を参照しながら、実施形態について説明する。説明においては、理解を容易にするため、具体的な態様について示すが、これらは実施形態を例示するものであり、他にも様々な実施形態をとることが可能である。
図1は、実施形態にかかる車両のボデーの前部を示す斜視図である。図中の座標におけるU軸は上方向、F軸は前方方向、R軸は搭乗者からみた右方向を示している。
図1には、搭乗者が乗車する車室12と、その前方に位置するエンジンルーム14が示されており、その間には隔壁としてのダッシュパネル16が設けられている。ダッシュパネル16の右前方には、車室12を構成する構造部材(高い剛性を有し、車両に作用する荷重の伝達を主として担う部材をいう。骨材であってもパネル材であってもよい。)に溶接によって連結された柱状のエプロンアッパメンバ18が延びている。エプロンアッパメンバ18のエンジンルーム14の側には曲面形状をもつエプロン20が溶接固定されている。また、エプロンアッパメンバ18の車両前方端には、上下方向に延びる柱状の前端部材22が溶接固定されている。エプロンアッパメンバ18、エプロン20、及び前端部材22は、ボデー前部における構造部材となっている。同様にダッシュパネル16の左前方には、エプロンアッパメンバ24、エプロン26、及び前端部材28が溶接されている。
右側の前端部材22には、右側のサイドサポートメンバ30が溶接固定されている。また、左側の前端部材28には、左側のサイドサポートメンバ40が溶接固定されている。そして、両サイドサポートメンバ30、40の間には、車幅方向に延びるアッパクロス50とロアクロス52が上下に並んで取り付けられている。アッパクロス50とロアクロス52には、ラジエータ60が取り付けられている。ラジエータ60は、外表面を外気にさらされることで、内部に循環される冷媒を冷却する装置である。車両がエンジン車である場合、エンジンルーム14には図示を省略したエンジンが配置されており、ラジエータ60によって冷却された冷媒によってこのエンジンが直接的にあるいは間接的に冷却される。あるいは、電動車両である場合には、エンジンルーム14(慣例的にこのように呼ばれることがある)には駆動用モータが配置されており、ラジエータ60はこのモータの冷却に利用される。ラジエータ60は、車室12を冷却するエアコンの冷却にも用いられる。
なお、ラジエータ60及びアッパクロス50、ロアクロス52よりも車両前方側には、図示を省略したバンパリインフォースメントが設けられている。バンパリインフォースメントは、一般に、ボデーから取り外し可能に装着されている。このため、後で説明するように、エンジンルーム14へのアクセスにあたっては問題とならない。
続いて、図2を参照して、ラジエータ60のサポートを行うラジエータサポート構造10について詳細に説明する。図2は、ラジエータサポート構造10を車両の正面から見た平面図である。ただし、図2では、ラジエータ60は図示を省略している。
サイドサポートメンバ30は、アッパクロスサイド32と、ロアクロスサイド34と、縦柱36によって形成されている。アッパクロスサイド32は、前端部材22の上部に溶接固定され、車両中央側に延びる部材である。また、ロアクロスサイド34は、前端部材22の下部に溶接固定され、車両中央側に延びる部材である。そして、縦柱36は、アッパクロスサイド32とロアクロスサイド34の車両中央側において、これらに両端を溶接固定された上下方向に延びる部材である。縦柱36の車両後方側の面は、エプロン20に溶接固定されている。このようにして、サイドサポートメンバ30は、溶接により車両のボデーの構造部材と一体化されて、サイドサポートメンバ30自体もボデー前部の構造部材としての役割を担っている。同様にして、車両の左側のサイドサポートメンバ40は、アッパクロスサイド42と、ロアクロスサイド44と、縦柱46によって形成されている。
アッパクロス50は、その両端を、アッパクロスサイド32、42にボルト及びナットを用いて締結されている。各端の締結では、複数のボルト及びナットを用いて行われており締結の強度が確保されている。
ロアクロス52は、その両端を、ロアクロスサイド34、44及び縦柱36、46と共締めされている。この締結について、図3を参照して詳細に説明する。
図3は、図2におけるロアクロスサイド34と、縦柱36と、ロアクロス52の締結部付近を拡大した平面図である。ロアクロスサイド34は、金属製の板材をハット形の断面形状に曲げ加工して形成された部材である。図3には、ハットのトップクラウンに相当する図面手前側(車両前方側)に飛び出した突出部34bと、ハットのプリム(つば)に相当する周辺部34a、34cが示されている。
ロアクロスサイド34の背後(車両後方側)には、縦柱36が溶接されている。縦柱36は、ハット形の断面形状をもつハット形部材36aと、その背後側に設けられハット形部材36aの開口を閉じている板材36dとによって形成されている。ハット形部材36aは、図面手前側に飛び出した突出部36bと、その一方の周辺部36cが図示されており、他方の周辺部は図示を省略されている。ハット形部材36aと板材36dとは溶接されており、縦柱36はこれらが一体化した閉じ断面部材となっている。板材36dは、下端側ほど車両中央側に拡がる幅広形状に形成されている。ロアクロスサイド34は、板材36dの車両中央側の端部36eの位置まで延びている。
ロアクロス52は、ロアクロスサイド34の手前側に配置されている。ロアクロス52は、断面形状をハット形に形成された部材であり、中央の突出部52bと周辺部52a、52cを備えている。ロアクロス52のハット形の形状は、ロアクロスサイド34のハット形の形状に、若干の遊びをもって嵌合する大きさに作られている。
ロアクロス52は、ロアクロスサイド34とは溶接されておらず、縦柱36とも溶接されていない。ロアクロス52は、ロアクロスサイド34と縦柱36とともに、締結部材70、72、74によって3か所で共締め締結されている。
図4は、図3のAA面における端面図である。ここでは、ロアクロス52、ロアクロスサイド34、縦柱36が重ねられている。そして、これらが全て密に接しているロアクロス52の上下の周辺部52a、52cの2か所において、締結部材72、74によって締結が行われている。締結部材72は、ボルト72a、ワッシャ72b、ナット72cによって構成されており、ボルト72aとナット72cをねじ締結することで、着脱可能に固定されている。同様に締結部材74は、ボルト74a、ワッシャ74b、ナット74cからなり、ボルト74aとナット74cがねじ締めされて、着脱可能に固定されている。
なお、締結部材70、72、74は、これ以外の態様をとることも可能である。例えば、ナット70c、72c、74cに代えて、縦柱36に溶接されたウェルドナットを用いることが可能である。さらに、ワッシャ70b、72b、74bを用いないことで、着脱時における部品点数を減らし、作業者はボルト72a、72a、74aだけを挿入あるいは取り外しするようにすることが考えられる。
再び図2及び図3に戻って説明を続ける。締結部材70、72は、水平方向の2点において、ロアクロス52、ロアクロスサイド34、縦柱36の共締めを行っている。また、締結部材72、74は、上下方向(鉛直方向)の2点において、ロアクロス52、ロアクロスサイド34、縦柱36の共締めを行っている。これにより、ロアクロス52は、ロアクロスサイド34及び縦柱36に対して、十分な強度で固定されている。
同様に、ロアクロス52は、車両の左側において、ロアクロスサイド44及び縦柱46に高い強度で固定されている。この結果、ロアクロス52は、左右のサイドサポートメンバ30、40を大きな強度で連結することとなり、サイドサポートメンバ30、40を含めた車両の前部全体の剛性が高められている。
ここで、図5を参照して、荷重が入力される場合の例について説明する。図5は、図2に対応したラジエータサポート構造10を示す図であるが、荷重が付与されて変形が生じた状況を示している点で図2とは異なっている。
ラジエータサポート構造10は、図示を省略したキャブマウントによって車両の下部構造と弾性的に連結されている。具体的には、右と左の縦柱36、46の下部がキャブマウントと連結されており、キャブマウントの動きに合わせてラジエータサポート構造10は動くことになる。
図5に示した例では、キャブマウントは縦柱36に対し、矢印で示したように縦柱36を下方に引っ張る荷重80を入力している。また、キャブマウントは縦柱46に対しては、矢印で示したように縦柱46を上方に持ち上げる荷重82を入力している。この結果、サイドサポートメンバ30の側は相対的に下方に押し下げられ、サイドサポートメンバ40の側は相対的に上方に持ち上げられる変形が生じている。そして、両者の間に締結固定されたアッパクロス50と、ロアクロス52は、これらの間で、斜め方向に傾く変形を起こしている。
ロアクロス52に着目すると、ロアクロス52は、ロアクロスサイド34及び縦柱36との締結場所付近では、U−R面内において、矢印84で示した回転方向の変形モーメントを受けて弾性変形しており、同時に、矢印84とは反対方向に戻ろうとする反力によるモーメントを受けて元の形状に戻ろうとしている。同様に、ロアクロス52は、ロアクロスサイド44及び縦柱46との締結場所付近では、U−R面内において、矢印86で示した回転方向変形モーメントを受けて弾性変形するとともに、それとは反対方向の反力によるモーメントを受けて元の形状に戻ろうとしている。また、ロアクロス52では、矢印88、90で示したR軸に沿った捻れ変形を起こす変形モーメントを受けるとともに、反対向きのモーメントを受けて元の形状に戻ろうとしている。この捻れ変形は、ラジエータサポート構造10における車両前方側と後方側における部材の強度の違いによって生じたものである。
こうした変形においては、締結部材70、72、74と、その付近のロアクロス52、ロアクロスサイド34、縦柱36に大きな荷重がかかることになる。しかし、図3に示したように、締結部材70と締結部材72は水平方向の異なる2点に配置されており、さらに締結部材72と締結部材74は鉛直方向の異なる2点に配置されている。これにより荷重が複数点に分散することで高い強度で固定されている。また、水平方向もしくは鉛直方向に締結部材を2点配置することで、矢印84、86で示したモーメント荷重に対し、締結部材のゆるみが発生することを防止している。したがって、図5に例示したような荷重入力を含む様々な荷重に対向できるだけの十分な強度が確保されている。これに対し、仮にロアクロス52を1点でロアクロスサイド34及び縦柱36に固定した場合には、たとえ固定が溶接(例えばスポット溶接)によって行われたとしても、荷重が1点に集中することで、相対的に固定の強度が低下してしまうことになる。
また、ロアクロス52は、ロアクロスサイド34及び縦柱36と重ねられて共締めされている。これにより、3つの部材間で力を直接的に伝達することが可能となり、ラジエータサポート構造10の全体的な剛性が高められている。なお、説明を省略したが、アッパクロス50についても、ロアクロス52に準じた構造をとることで、剛性を高めた連結を行うことが可能である。
ここで、図6を参照して、保守作業時の状態について説明する。図6は、図1に対応する斜視図であり、同一または対応する部材には、同一の符号を付して説明を省略する。
図6では、図1の状態において、ラジエータ60をアッパクロス50及びロアクロス52から取り外し、さらにアッパクロス50及びロアクロス52を両サイドサポートメンバ30、40から取り外した状態を示している。特に、ロアクロス52は、車両前方から挿入したボルトを外すことで、容易に取り外すことができる。これにより、作業者は、ラジエータ60、アッパクロス50、ロアクロス52が除去された開口部14aからエンジンルーム14内に容易にアクセスすることが可能となっている。
以上の説明では、ラジエータ60は、最初にアッパクロス50及びロアクロス52から取り外されるものとした。しかし、ラジエータ60をアッパクロス50及びロアクロス52に装着した状態で、アッパクロス50及びロアクロス52をサイドサポートメンバ30から取り外すようにしてもよい。
続いて、図7及び図8を参照して、実施形態の変形例について説明する。図7及び図8は、それぞれ、図3及び図4に対応する図であり、同一または対応する構成には、同一の符号を付して説明を省略ないしは簡略化する。
図7に示した例では、図3に示した例で設けられた締結部材70、72、74に加えて、新たに3つの締結部材73、75、76による締結が行われている。すなわち、この実施態様では、水平方向に異なる2か所(締結部材70、75、76と、締結部材72、73、74)を締結し、鉛直方向に異なる3か所(締結部材70、72と、締結部材75、73と、締結部材76、74)を締結している。
このうち、締結部材76は、ロアクロス52、ロアクロスサイド34、縦柱36を共締めするものである。締結部材76を導入することで、これらの3部材が、四角形の頂点位置で共締めされることになり、この付近に作用する荷重を分散することが可能となる。
他方、締結部材73は、図8に示すように、ロアクロス52とロアクロスサイド34との重なり部分に設けられてこれらを締結しており、縦柱36は締結していない。同様に締結部材75も、ロアクロス52とロアクロスサイド34のみを締結している。しかし、この締結部材73、75を設けることで、ロアクロス52とロアクロスサイド34との間の荷重伝達が分散されるため、結果的に、縦柱36を含めた全体の剛性を高めることができている。したがって、ラジエータサポート構造10では、大きな荷重が入力される場合にも、十分な剛性を確保することが可能となる。
なお、図7の例では、6か所での締結を行ったが、ラジエータサポート構造10における剛性が十分に確保される場合には、締結箇所をこれよりも少なくするようにしてもよい。具体的には、締結部材75、73を設けず、締結部材70、72、74、76によって四か所での締結を行う例が挙げられる。また、例えば、締結部材75のみを設けず、締結部材70、72、73、74、76によって5か所での締結を行う態様も考えられる。また、図7の例で追加した締結部材73、75、76の位置を水平または鉛直方向にずらすようにしてもよい。いずれにしても、水平方向及び鉛直方向において、異なる2以上の箇所で締結が行われることになる。
10 ラジエータサポート構造、12 車室、14 エンジンルーム、14a 開口部、16 ダッシュパネル、18、24 エプロンアッパメンバ、20、26 エプロン、22、28 前端部材、30、40 サイドサポートメンバ、32、42 アッパクロスサイド、34、44 ロアクロスサイド、34a、34c 周辺部、34b 突出部、36、46 縦柱、36a ハット形部材、36b 突出部、36c 周辺部、36d 板材、36e 端部、50 アッパクロス、52 ロアクロス、52a、52c 周辺部、52b 突出部、60 ラジエータ、70、72、73、74、75、76 締結部材、70a ボルト、70b ワッシャ、70c ナット。
続いて、図2を参照して、ラジエータ60のサポートを行うラジエータサポート構造10について詳細に説明する。図2は、ラジエータサポート構造10を車両の正面から見た面図である。ただし、図2では、ラジエータ60は図示を省略している。
図3は、図2におけるロアクロスサイド34と、縦柱36と、ロアクロス52の締結部付近を拡大した面図である。ロアクロスサイド34は、金属製の板材をハット形の断面形状に曲げ加工して形成された部材である。図3には、ハットのトップクラウンに相当する図面手前側(車両前方側)に飛び出した突出部34bと、ハットのプリム(つば)に相当する周辺部34a、34cが示されている。
なお、締結部材70、72、74は、これ以外の態様をとることも可能である。例えば、ナット70c、72c、74cに代えて、縦柱36に溶接されたウェルドナットを用いることが可能である。さらに、ワッシャ70b、72b、74bを用いないことで、着脱時における部品点数を減らし、作業者はボルト7a、72a、74aだけを挿入あるいは取り外しするようにすることが考えられる。

Claims (1)

  1. 車両のボデーの前部両サイドに設けられ当該ボデーに溶接固定されるサイドサポートメンバであって、中央側に延びる上下に並んだアッパクロスサイド及びロアクロスサイドと、前記アッパクロスサイド及び前記ロアクロスサイドの車両中央側を繋ぐ縦柱と、を備えるサイドサポートメンバと、
    前記ボデーの前部中央に設けられ、車幅方向に延びる上下に並んだアッパクロス及びロアクロスと、
    前記アッパクロス及び前記ロアクロスに取り付けられるラジエータと、
    を備え、
    前記アッパクロス及び前記ロアクロスは、両端を各々のサイドに設けられた前記サイドサポートメンバに着脱可能に締結されており、
    前記ロアクロスは、前記縦柱及び前記ロアクロスサイドと重ねられてボルトにより共締めされることにより前記サイドサポートメンバに着脱可能に締結されている、ことを特徴とするラジエータサポート構造。
JP2018160622A 2018-08-29 2018-08-29 ラジエータサポート構造 Active JP7010178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018160622A JP7010178B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 ラジエータサポート構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018160622A JP7010178B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 ラジエータサポート構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020032848A true JP2020032848A (ja) 2020-03-05
JP7010178B2 JP7010178B2 (ja) 2022-01-26

Family

ID=69666762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018160622A Active JP7010178B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 ラジエータサポート構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7010178B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5988374U (ja) * 1982-12-08 1984-06-15 トヨタ自動車株式会社 自動車の車体構造
JPH0529880U (ja) * 1991-09-30 1993-04-20 マツダ株式会社 自動車の前部車体構造
JPH06286657A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Mazda Motor Corp 自動車の前部構造
JP2004106705A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Calsonic Kansei Corp 自動車の車体前部構造
JP2004249835A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Calsonic Kansei Corp 車体前部構造
JP2004359164A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Toyota Motor Corp ラジエータサポートの結合構造
JP2005329848A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Calsonic Kansei Corp ラジエータコアサポートメンバ
US20070284076A1 (en) * 2006-05-26 2007-12-13 Dow Global Technologies Inc. Modular assembly for a vehicle
JP2016055755A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5988374U (ja) * 1982-12-08 1984-06-15 トヨタ自動車株式会社 自動車の車体構造
JPH0529880U (ja) * 1991-09-30 1993-04-20 マツダ株式会社 自動車の前部車体構造
JPH06286657A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Mazda Motor Corp 自動車の前部構造
JP2004106705A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Calsonic Kansei Corp 自動車の車体前部構造
JP2004249835A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Calsonic Kansei Corp 車体前部構造
JP2004359164A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Toyota Motor Corp ラジエータサポートの結合構造
JP2005329848A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Calsonic Kansei Corp ラジエータコアサポートメンバ
US20070284076A1 (en) * 2006-05-26 2007-12-13 Dow Global Technologies Inc. Modular assembly for a vehicle
JP2016055755A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP7010178B2 (ja) 2022-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7044013B2 (ja) 車両下部構造
US20030089540A1 (en) Structure for mounting box for containing high-voltage electrical equipment on vehicle
JP7169817B2 (ja) 車両
JP4736669B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP2019119299A (ja) 下部車体構造
JP2017114297A (ja) 車両後部構造
JP2012201158A (ja) 作業車
JP2019010924A (ja) ピラー骨格構造及び車体モジュール構造
JP2015089750A (ja) 車両用モータ支持構造
JP4945324B2 (ja) 車体前部構造
JP2020032848A (ja) ラジエータサポート構造
JP7095476B2 (ja) 車両前部構造
JP2002019638A (ja) 自動車の車体前部構造
JP6617764B2 (ja) 車両のボデーマウントブラケット
JP2006224878A (ja) モータルーム内部品搭載構造
JPH01254476A (ja) 自動車の下部車体構造
JP2012236480A (ja) 車両後部構造
JP5073787B2 (ja) 車体前部構造
JP2019166850A (ja) 側面衝撃対応の車体構造
US9873459B2 (en) Instrument panel secondary service joint
JP2007191061A (ja) 車体前部構造
CN215922332U (zh) 车身前部结构
JP7281102B2 (ja) 車両のパワートレイン支持方法および支持構造
US20230406091A1 (en) Vehicle
JP2019018825A (ja) カバー構造および車両構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180920

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7010178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150