JP2020032837A - 車載センサカバーの洗浄装置 - Google Patents
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Description
なお、以下の記載においては、車両の前進方向を前方とし、後進方向を後方として説明する。また、上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車幅方向であって車両の前進時の左右方向と一致するものとする。
車両10の前端部であって、ロアグリル21よりも高い箇所には、光学センサとしてそれぞれ機能するミリ波レーダ装置22及び赤外線センサ23が配置されている。ミリ波レーダ装置22及び赤外線センサ23は、ステー24を介して上記ラジエータサポート部材14に取り付けられている。
洗浄液噴射部31は、洗浄液を収容するタンク32と、タンク32の側部に設けられて、洗浄液を圧送するポンプ33と、図2において二点鎖線で示すホース34を介してポンプ33の吐出口に接続されたノズル35とを備えている。ノズル35は、その噴射口を上方へ向けた状態で上記開口部26に配置されている。
さらに、エアポンプ38には、電動モータ37により圧縮される前の空気を加熱する加熱部42が設けられている。本実施形態では、加熱部42は、通電により加熱する電気ヒータによって構成されている。
車両10には、インターネット46に接続するための通信機能を有する通信装置47が設けられている。通信装置47は、インターネット46を介して提供されている気象情報を、無線通信により取得することが可能である。この気象情報には、空気中を浮遊する粉塵に関する情報が含まれている。また、粉塵には、火山灰等の灰及び黄砂が含まれている。
これに対し、図3におけるステップ101の判定条件が満たされていると、ステップ108において、運転者により、自動運転スイッチ45の操作を通じて自動運転モードが選択されたかどうかを判定する。
ステップ112,113の判定条件がともに満たされず、かつステップ114の判定条件が満たされていると、すなわち、気温が−5℃よりも低いと、ステップ118で、気象状態に応じた洗浄媒体として圧縮空気を選択する。複数種類の噴射部のうち、圧縮空気を噴射対象とする圧縮空気噴射部36におけるエアポンプ38(電動モータ37)を作動させる。また、このときには加熱部42も併せて作動させる。これらの作動により、昇温された圧縮空気がノズル41から噴射される。ここで、空気は、加熱部42により、+15℃以上に昇温されることが望ましい。この噴射された圧縮空気により、センサカバー25の外表面28を暖め、水分の付着を阻止し、同外表面28が氷結するのを抑制することが可能である。
ステップ120の判定条件が満たされていると、ステップ107の処理を実行した後、「センサカバーの洗浄処理」における一連の処理を終了する。従って、運転モードとしては、自動運転モードが維持される。これに対し、ステップ120の判定条件が満たされていないと、ステップ121においてカウンタC2に「1」を加算する。ステップ122において、加算後のカウンタC2が、予め定められた値、ここでは「3」であるかどうかを判定する。この値は、「3」よりも大きな値に設定されてもよい。
ここで、車両10の自動運転の成否は、光学センサ(本実施形態ではミリ波レーダ装置22、赤外線センサ23)の検出性能により左右される。そのため、光学センサが検出性能を維持することが重要となってくる。
・黄砂、火山灰等の鉱物系の粉塵の主成分は、ケイ素等であり、ガラスと同程度の硬度を有する。そのため、ワイパー等の物理的な除去手段で汚れ物質を除去しようとすると、汚れ物質によってセンサカバー25の外表面28に傷が付くおそれがある。
<圧縮空気噴射部36について>
・圧縮空気噴射部36として、エアポンプ38によって生成された圧縮空気を一旦、図示しないタンクに貯留し、そのタンクからホース39を介してノズル41に圧縮空気を供給するようにしてもよい。
・光学センサとして、ミリ波レーダ装置22及び赤外線センサ23の一方のみが用いられてもよい。
・加熱部42として、電気ヒータに代え、又は加え、エンジンの冷却水や排気熱が利用されてもよい。要は、加熱部42は、エアポンプ38によって圧縮される前の空気を加熱できるものであればよい。
・洗浄液として、水とは異なる液体が用いられてもよい。
・センサカバー25の外表面28に付着した雨滴の除去よりも、同外表面28に付着した泥の除去を優先させる場合には、圧縮空気に代えて洗浄液(水)を噴射させてもよい。
・図3におけるステップ103の判定条件が満たされた場合(C1=3)、すなわち、洗浄液の噴射(ステップ104)及び圧縮空気の噴射(ステップ105)が繰り返されたにも拘わらず検出性能が改善しない場合、その旨や、手動運転モードが設定されることを運転者に報知する処理が追加されてもよい。
・気象状態を直接検出するセンサ、例えば雨滴センサ等が用いられ、その検出値が、気象状態の予測に際し、補助的に用いられてもよい。
Claims (6)
- 車両に組み込まれた光学センサを覆うセンサカバーの厚み方向における両面のうち、車外に露出する外表面に付着した汚れ物質を、少なくとも洗浄液及び圧縮空気を含む複数種類の洗浄媒体を用いて除去する車載センサカバーの洗浄装置であって、
前記洗浄媒体の種類毎に設けられ、かつ同洗浄媒体を前記センサカバーの外表面に噴射する噴射部と、
GPSによる前記車両の位置情報を取得し、同位置情報と、少なくともインターネットを介して提供され、かつ空気中を浮遊する粉塵に関する情報を含む気象情報とに基づき、前記車両の周囲の気象状態を予測し、予測した気象状態に応じた種類の前記洗浄媒体を選択し、複数種類の前記噴射部のうち、選択した種類の洗浄媒体を噴射対象とするものを作動させて、同洗浄媒体を前記センサカバーの外表面に噴射させる制御装置と
を備える車載センサカバーの洗浄装置。 - 前記制御装置は、前記気象状態として、前記車両の周囲で灰が降ると予測した場合、同気象状態に応じた洗浄媒体として圧縮空気を選択し、複数種類の前記噴射部のうち、圧縮空気を噴射対象とするものを作動させて、圧縮空気のみを前記センサカバーの外表面に噴射させる請求項1に記載の車載センサカバーの洗浄装置。
- 前記制御装置は、前記気象状態として、前記車両の周囲で黄砂が浮遊すると予測した場合、同気象状態に応じた洗浄媒体として圧縮空気及び洗浄液を選択し、複数種類の前記噴射部のうち、圧縮空気を噴射対象とするものと、洗浄液を噴射対象とするものとをそれぞれ作動させて、圧縮空気及び洗浄液を前記センサカバーの外表面に噴射させる請求項1に記載の車載センサカバーの洗浄装置。
- 圧縮空気を噴射対象とする噴射部により圧縮される前の空気を加熱する加熱部がさらに設けられており、
前記制御装置は、前記気象状態として、前記車両の周囲の気温が、零度以下に設定されたしきい値よりも低くなると予測した場合、同気象状態に応じた洗浄媒体として圧縮空気を選択し、前記加熱部と、複数種類の前記噴射部のうち、圧縮空気を噴射対象とするものとをそれぞれ作動させて、昇温した圧縮空気を前記センサカバーの外表面に噴射させる請求項1に記載の車載センサカバーの洗浄装置。 - 前記制御装置は、前記気象状態として、前記車両の周囲で雨が降ると予測した場合、同気象状態に応じた洗浄媒体として圧縮空気を選択し、複数種類の前記噴射部のうち、圧縮空気を噴射対象とするものの作動を制御することで、圧縮空気の噴射及び噴射停止を一定の時間をおいて行わせる請求項1に記載の車載センサカバーの洗浄装置。
- 前記制御装置は、インターネットを介して提供される気象情報に加え、前記車両と周辺車両との間で行われる車車間通信により、空気中を浮遊する粉塵に関する情報を含む気象情報を取得し、両気象情報と、GPSによる前記車両の位置情報とに基づき、前記車両の周囲の気象状態を予測する請求項1〜5のいずれか1項に記載の車載センサカバーの洗浄装置。
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