JP2006288873A - ランドリーシステム - Google Patents

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和浩 古田
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Abstract

【課題】 粉塵除去運転を的確に実行する。
【解決手段】 環境状態情報サーバ7は、洗濯乾燥機4が設置された住宅1の位置情報を有し、この位置情報と気象情報サーバ9から取得した気象情報とに基づいて当該地域における屋外の粉塵飛散量を求め、その粉塵飛散量に関する環境状態情報を洗濯乾燥機4に送信する。洗濯乾燥機4は、洗濯乾燥運転の開始時に上記環境状態情報を受信し、粉塵の飛散がある場合に限って自動的に粉塵除去運転を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、衣類に付着した粉塵の除去ができるランドリー機器を備えたランドリーシステムに関する。
杉や檜などの花粉が飛散する時季に屋外から帰宅すると、着用している衣類に付着した花粉が屋内に持ち込まれる。家族の中に花粉に過敏な人がいると、その持ち込まれた花粉によりアレルギー症状を引き起こす。特許文献1には、データサーバから洗濯乾燥機に花粉情報を送信し、洗濯乾燥機が、当日の花粉の飛散状況や予報などの情報を表示したり、その情報を基に最適な運転コースを設定する洗濯乾燥機の制御システムが開示されている。この洗濯乾燥機は、データサーバから送られてきた前日の花粉情報によってすすぎ回数を変更するようになっている。
本願出願人は、水に濡らせないような革製品やカシミヤのセーターなどについても、洗濯行程とは独立して粉塵除去運転行程を実行できる洗濯乾燥機を出願した(特願2004−176984)。この洗濯乾燥機を用いると、衣類に付着した花粉等の粉塵を落としたい場合、衣類を洗濯槽に入れて粉塵除去運転コースを選択することにより、洗濯行程を行うことなく粉塵の除去のみを行うことができる。また、洗濯行程の前段階や途中、乾燥行程などにおいて粉塵除去運転を行うこともできる。
特開2004−344372号公報
使用者は、上述した粉塵除去運転を実行できる洗濯乾燥機を用いる場合、粉塵除去運転が必要か否かを自ら判断する必要がある。使用者が容易に入手できる気象情報は限られているため、使用者が粉塵飛散量を正確に把握して粉塵除去コースを正しく選択するには、放送、新聞、WEBサイトなどから追加的に情報を入手する必要がある。季節の変わり目などで花粉が非常に多く飛散している場合、使用者が粉塵除去運転行程の必要がないと誤判断すると、衣類に花粉を残存させてしまう。
これに対しては、粉塵除去運転行程を洗濯乾燥運転行程に毎回組み入れることが考えられる。しかしながら、花粉等の粉塵の付着が少なく除去の必要がない場合においても粉塵除去運転行程を実行することになり、水の消費量の増大や運転時間の増大など運転コストの悪化や使い勝手の悪化を招く結果となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、粉塵除去運転を的確に実行できるランドリーシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載したランドリーシステムは、
粉塵の飛散量を判断可能な気象情報を取得可能な情報サーバと、
衣類を収容する槽、この槽内の空気を所定の空気通路を通じて循環させる循環装置、前記空気通路を通る空気中から粉塵を除去する粉塵除去手段および前記情報サーバと通信可能な通信手段を備え、循環風に運ばれる粉塵を除去する粉塵除去運転を実行可能なランドリー機器とを備え、
前記情報サーバは、使用者の位置情報を有し、その使用者の位置情報と前記気象情報に基づいて、使用者の位置する地域の屋外の環境状態情報を生成する環境状態情報生成手段を備え、
前記ランドリー機器は、前記情報サーバから受信した前記環境状態情報に基づいて前記粉塵除去運転の実行の有無を判断し、その判断結果に基づいて前記粉塵除去運転を実行することを特徴とする。
本発明によれば、ランドリー機器は、使用者の位置する地域の屋外の粉塵飛散に関する環境状態情報を情報サーバから取得し、その環境状態情報に基づいて粉塵除去運転の実行の有無を判断するので、粉塵除去運転を適切に実行でき、省エネ効果とともに使い勝手の向上が図れる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図7を参照しながら説明する。
図1は、ランドリーシステム全体の構成を概略的に示すものである。住宅1にはサブネットワーク2が構築されている。このサブネットワーク2は、例えば、物理層として無線通信プロトコルであるBluetooth(登録商標)を用いた無線ネットワークである。住宅1にはホームサーバ3が設置されており、洗濯乾燥機4などの家電機器は、上記サブネットワーク2の無線回線を介してホームサーバ3と接続されている。
ホームサーバ3は、ホームゲートウェイとしての機能も備えている。すなわち、住宅1内にある種々の家電機器の間で相互に通信が可能となるようにプロトコル(Ethernet(登録商標)、Bluetooth、ECHONET(電力線を通じたネットワーク))の変換を行うとともに、インターネット5を介して環境状態情報サーバ7(情報サーバに相当)と接続するようになっている。ホームサーバ3には、液晶ディスプレイや操作スイッチなどを備えた表示装置6が接続されている。
インターネット5には、上記環境状態情報サーバ7の他に、気象情報サーバ9も接続されている。これら環境状態情報サーバ7、気象情報サーバ9には、それぞれ環境状態情報データベース8、気象情報データベース10(以下、単にデータベース8、10と称す)が接続されている。
気象情報サーバ9は、全国の気象情報を常時収集しており、その収集した最新の気象情報をデータベース10に累積的に格納するようになっている。収集する気象情報には、花粉、黄砂、光化学スモッグ、火山灰などの粉塵の飛散量を判断可能な気象情報例えば降水量、湿度、気温、風速、風向、紫外線量、花粉飛散量、黄砂飛来量、光化学スモッグ発生量などが含まれている。気象情報サーバ9は、外部から気象情報提供要求を受信すると、要求された気象情報をデータベース10から取り出し、それをインターネット5を介して要求元に送信するようになっている。
環境状態情報サーバ7は、洗濯乾燥機4からインターネット5を経由して位置情報が送られてくると、ユーザIDと位置情報とを関連付けてデータベース8に格納するようになっている。また、環境状態情報サーバ7は、環境状態情報生成手段を備えており、洗濯乾燥機4からインターネット5を経由して環境状態情報要求が送られてくると、気象情報サーバ9から得た環境情報とデータベース8に格納されている位置情報とに基づいて環境状態情報を生成し、それを要求元である洗濯乾燥機4に送信するようになっている。
本実施形態で用いられる洗濯乾燥機4(ランドリー機器に相当)は、洗濯乾燥運転と独立してまたは洗濯乾燥運転とともに、花粉、黄砂、光化学スモッグ、火山灰などの粉塵を除去する粉塵除去運転が可能に構成されている。図2は、洗濯乾燥機4の縦断面図である。外箱21の前面部のほぼ中央には、扉23により開閉される洗濯物出入口22が形成されている。
外箱21の前面部の上部には操作パネル24が配設されている。この操作パネル24は、使用者が洗濯乾燥機4の運転に係る各種の操作を行うもので、図3に正面図で示すように、電源スイッチ、スタートスイッチ、各種選択スイッチなど多数の操作スイッチ25並びに各種表示部26を有している。操作スイッチ25の中には、粉塵除去運転を専用のコースで行うための「粉塵除去」コース選択スイッチと、粉塵除去運転および洗濯乾燥運転を行うための「洗濯乾燥」コース選択スイッチが存在する。
操作パネル24の裏側(外箱21の前面部の上部裏面)には操作回路ユニット27が配設されており、外箱21の前面部の下部裏側には制御回路ユニット28が配設されている。操作回路ユニット27は、各種操作スイッチの操作に応じて操作信号を出力し、制御回路ユニット28は、操作信号を入力として洗濯乾燥機4の作動全般を制御するようになっている。
外箱21の内部には水槽29が配設されている。この水槽29は、円筒形のドラム形状を有しており、左右一対(一方のみ図示)の弾性支持装置30により支持されている。水槽29の軸は、前後(図2では左右)方向であって且つ前上がり(図2では右上がり)に傾斜している。
水槽29の内部には、衣類を収容する槽である洗濯槽31(槽に相当)が配設されている。この洗濯槽31も円筒形のドラム形状を有しており、水槽29と同軸状に配設されている。この洗濯槽31は、脱水槽および乾燥槽としても機能する。このため、胴部のほぼ全域に、通水孔および通風孔として機能する小孔32が多数形成され(図2には一部のみ示す)、胴部の内周部には、洗濯物掻き上げ用のバッフル33が複数設けられている(図2には1つのみ示す)。
水槽29および洗濯槽31は、何れも前面部に洗濯物出し入れ用の開口部34、35を有している。水槽29の開口部34は、ベロー36によって外箱21の洗濯物出入口22に水密に連ねられ、洗濯槽31の開口部35は、水槽29の開口部34に臨んでいる。
水槽29の背面部には、洗濯槽31を回転駆動するアウターロータ形のモータ37が配設されている。モータ37のステータ37aは、水槽29の背面部に取り付けられている。ロータ37bの中心部に取り付けられた回転軸37cは水槽29内に挿通されており、回転軸37cの前端部には洗濯槽31の背部が取り付けられている。
水槽29の下面部には、水槽29内と連通する水溜器38が取り付けられている。この水溜器38の内部には、洗濯水加熱用のヒータ39が配設されている。水溜器38の後部には、排水弁40を介して排水ホース41が接続されている。この構成により、水槽29内ひいては洗濯槽31内の洗濯水を排出するようにしている。
一方、水槽29の上には、送風機42と加熱器43とが配設されている。送風機42のケーシング44内には送風羽根45が設けられており、この送風羽根45を回転駆動するモータ46はケーシング44の外部に設けられている。一方、加熱器43のケース47内には温風生成用ヒータ48が設けられており、ケース47後側の入口部は、送風機42のケーシング44前側の出口部に連通している。
さらに、水槽29上の前部には給風管49が配設されている。この給風管49は、一端部が上記加熱器43のケース47前側の出口部に連通しており、他端部が水槽29の開口部34周りを経由して開口部34内に臨んでいる。
水槽29の背面部には、所定の空気通路を構成するダクト50が配設されている。このダクト50は、全体に中空状をなしており、モータ37を避けてその片側(後方より見て左側)に配設されている。その下端部は水槽29の内下部と連通し、上端部は送風機42のケーシング44に連通している。
従って、送風機42を作動させると、図2に矢印Aで示すように、洗濯槽31内の空気は、小孔32から水槽29と洗濯槽31との間を通って水槽29の下部からダクト50内に至り、該ダクト50内を下部から上部へと通った後、送風機42、加熱器43、給風管49を順に通って、水槽29の開口部34から洗濯槽31内に戻される。これにより、洗濯槽31内の空気が循環される。なお、ダクト50、送風機42、加熱器43および給風管49により循環装置51が構成されている。
ダクト50内の上部には注水器52が配設されている。この注水器52は、例えばダクト50内の横幅のほぼ全長にわたり、その下側には多数の噴水口が設けられている。注水器52の基端部はダクト50の外に位置し、その基端部には注水用接続管53を介して給水弁54が接続されている。これにより、ダクト50内において空気の流れの向き(矢印A)とは逆の方向(矢印B)から水を注入する注水装置55(粉塵除去手段に相当)が構成されている。
給水弁54は、水道などの給水源から供給される水を複数の分水路に切り換えるもので、その一つの分水路が上記注水用接続管53である。他の一つの分水路は給水用接続管56であって、この給水用接続管56の先端部は、水槽29の前部の上方に配設された給水ケース57に接続されている。この給水ケース57は、給水弁54から給水用接続管56を通じて送られてくる水を水槽29内に供給するものである。なお、給水弁54と排水弁40は、ともに電磁石やモータ等の電動駆動力にて開放される電動式である。
図4は、洗濯乾燥機4の電気的構成を示すブロック構成を示している。制御装置58は、上記制御回路ユニット28に含まれており、洗濯乾燥機4の動作全般を制御する制御手段として機能する。この制御装置58には、スイッチ入力部59から各種操作信号が入力されるようになっている。スイッチ入力部59は、上記操作パネル24の各種操作スイッチおよびそれらの操作に応動する操作回路ユニット27からなり、各種操作スイッチの操作に基づく操作信号を出力するようになっている。
この他、制御装置58には、水槽29内の貯留水位(洗濯槽31内の貯留水位)を検知する水位センサ60から水位検知信号が入力されるようになっている。また、モータ37の回転を検知する回転センサ61から回転検知信号が入力され、循環装置51を通る空気(循環風)の温度を検知する温度センサ62から温度検知信号が入力されるようになっている。
そして、制御装置58は、上記入力信号および予め記憶された制御プログラムに基づいて、モータ37を駆動するインバータ回路63に駆動制御信号を与えるようになっている。駆動回路64は、給水弁54、洗濯水加熱用のヒータ39、送風機42のモータ46、加熱器43のヒータ48および排水弁40を駆動する回路で、制御装置58は、この駆動回路64に対し駆動制御信号を与えるようになっている。
制御装置58は、通信インターフェース65(通信手段に相当)を備えている。この通信インターフェース65は、上述したサブネットワーク2を介してホームサーバ3と通信可能なように構成されている。
次に、本実施形態の作用について図5ないし図7も参照しながら説明する。
図5は、ランドリーシステムを構成する洗濯乾燥機4、環境状態情報サーバ7および気象情報サーバ9の動作の流れと信号の流れとを示すシーケンス図である。住宅1に新たに設置された洗濯乾燥機4がホームサーバ3に接続されると、洗濯乾燥機4は、環境状態情報サーバ7に対して自動的にまたは使用者による操作スイッチ25や表示装置6の操作に応じてユーザ登録(初期登録)を行う。
このユーザ登録は、使用者の位置情報の登録という意義を有しており、洗濯乾燥機4が設置されている位置の情報、例えば住所(○○市△△町××番地)の情報を送信することにより行われる。洗濯乾燥機4が設置されている住宅1は、その使用者にとっての生活拠点であり、使用者の位置情報と見ることができる。初期登録の後、転居などにより洗濯乾燥機4の設置場所を変更した場合には、自動的にまたは使用者による操作スイッチ25や表示装置6の操作に応じて、変更後の新たな位置を登録することができる。なお、位置情報において地域の区画を細分化するほど、後述する粉塵飛散量の精度が上がる。
環境状態情報サーバ7は、ユーザ登録要求があるとユーザIDを発行し、送られてきた位置情報をユーザIDと関連付けてデータベース8に格納するとともに、ユーザIDを要求元の洗濯乾燥機4に送信する。洗濯乾燥機4は、そのユーザIDを制御装置58内のメモリに格納する。なお、送信する位置情報は、住所情報に限られず、位置(住所)と一定の関係がある情報例えば市外局番を含む電話番号や郵便番号であってもよい。
使用者は、午前(特に朝)洗濯をする場合には前日に着用した衣類を洗濯し、午後(特に夕方または夜間)に洗濯をする場合には、その日に着用した衣類を洗濯するのが通常である。使用者は、洗濯をする場合、洗濯乾燥機4の扉23を開けて洗濯物出入口22から洗濯槽31内に洗濯物(衣類)を入れ、その後に扉23を閉じる。そして、操作パネル24の操作スイッチを操作して電源を投入し、「洗濯乾燥」コースの選択をしてスタートキーをオンする。洗濯乾燥機4は、運転を開始すると、サブネットワーク2、ホームサーバ3およびインターネット5を介して環境状態情報サーバ7にユーザIDと環境状態情報要求を送信する。
環境状態情報サーバ7は、ユーザIDと環境状態情報要求を受信すると、ユーザIDに基づいて要求元の洗濯乾燥機4を識別し、図5に示すように気象情報サーバ9に対し気象情報要求を送信する。この時、午前であれば前日の気象情報を要求し、午後であればその日の気象情報を要求する。気象情報サーバ9は、この気象情報要求に応じてデータベース10から要求された気象情報を取り出し、それを環境状態情報サーバ7に送信する。さらに、環境状態情報サーバ7は、データベース8からユーザIDに対応した位置情報を取り出す。
ここで、気象情報サーバ9から環境状態情報サーバ7に送信される気象情報は、粉塵の飛散量を判断可能な気象情報例えば全国の降水量、湿度、気温、風速、風向、紫外線量、花粉飛散量、黄砂飛来量、光化学スモッグ発生量などである。これら例示した気象情報の種類が多いほど粉塵飛散量を正確に得られるが、少なくとも1種類以上の気象情報があればよい。ただし、より直接的な粉塵情報である花粉飛散量、黄砂飛来量および光化学スモッグ発生量を含んでいることが好ましい。
図6は、花粉飛散量に関する気象情報の一例を示している。この気象情報は、1時間ごとに更新され、年月日、時間、位置(緯度、経度)および花粉飛散量から構成されている。花粉飛散量は、「ない」(レベル0)から「非常に多い」(レベル9)まで10段階のレベルで表されている。他の環境情報についても同様のレベル付けがなされている。
環境状態情報サーバ7は、ユーザIDに対応した位置情報と受信した気象情報とからその地域の屋外の環境状態情報を生成する。この環境状態情報とは、その地域における所定時間内(例えば、前日または当日の朝から夜まで)の花粉、黄砂、光化学スモッグ、火山灰などの粉塵の量に関する情報である。
例えば図6に示す花粉情報を用いる場合、位置情報が住所の場合には、その住所を緯度・経度に変換して花粉飛散量を求める。また、位置情報が電話番号の場合には、その局番の交換機局の住所を緯度・経度に変換して花粉飛散量を求める。さらに、位置情報が郵便番号の場合には、その市町村の住所(例えば役所の住所)を緯度・経度に変換して花粉飛散量を求める。そのため、データベース8には、地図情報、電話番号情報および郵便番号情報に関するデータが格納されている。
環境状態情報の中の花粉飛散量は、気象情報としての花粉飛散量から直接的に求めることができるが、他の気象情報を用いても求めることができる。また、住宅1の近隣に杉や檜などの花粉源がある場合などのように、花粉飛散量と他の気象情報とを併用することにより、住宅1の所在地における花粉飛散量をより正確に求めることができる場合がある。
以下、花粉飛散量以外の気象情報を用いて花粉飛散量を求める判断基準を例示する。
(1)降水量情報
降水量が多いと花粉飛散量が少ない。降水量が少ないと花粉飛散量が多い。
(2)湿度情報
湿度が高いと花粉飛散量が少ない。湿度が低いと花粉飛散量が多い。
(3)気温情報
気温が低いと花粉飛散量が少ない。気温が高いと花粉飛散量が多い。
(4)風速情報
風速が小さいと花粉飛散量が少ない。風速が大きいと花粉飛散量が多い。
(5)風向情報
住宅1の地域から花粉源に向かう風向だと花粉飛散量が少ない。花粉源から住宅1の地域に向かう風向だと花粉飛散量が多い。
環境状態情報の中の黄砂飛来量も、気象情報としての黄砂飛来量から直接的に求めることができるが、他の気象情報を用いても求めることができる。気象情報を用いて黄砂飛来量を求める判断基準を以下に例示する。
(1)降水量情報
降水量が多いと黄砂飛来量が少ない。降水量が少ないと黄砂飛来量が多い。
(2)湿度情報
湿度が高いと黄砂飛来量が少ない。湿度が低いと黄砂飛来量が多い。
(3)風速情報
風速が小さいと黄砂飛来量が少ない。風速が大きいと黄砂飛来量が多い。
(4)風向情報
黄砂源(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)から住宅1の地域に向かう風向(偏西風の流れ)だと黄砂飛来量が多い。そうでない場合には黄砂飛来量が少ない。
さらに、環境状態情報の中の光化学スモッグ発生量も、気象情報としての光化学スモッグ発生量から直接的に求めることができるが、他の気象情報を用いても求めることができる。気象情報を用いて光化学スモッグ発生量を求める判断基準を以下に例示する。
(1)降水量情報
降水量が多いと光化学スモッグ発生量が少ない。降水量が少ないと光化学スモッグ発生量が多い。
(2)湿度情報
湿度が高いと光化学スモッグ発生量が少ない。湿度が低いと光化学スモッグ発生量が多い。
(3)紫外線量情報
紫外線量が少ないと光化学スモッグ発生量が少ない。紫外線量が多いと光化学スモッグ発生量が多い。
火山灰の飛散量なども同様にして求めることができる。環境状態情報サーバ7は、これら花粉飛散量、黄砂飛来量、光化学スモッグ発生量および火山灰飛散量に基づいて、ユーザ登録した位置(洗濯乾燥機4の設置位置)における前日または当日の粉塵量を示す環境状態情報を生成する。この粉塵量は、その量に応じて0(飛散なし)から9(非常に多い)の10段階のレベルで表されている。環境状態情報サーバ7は、生成した環境状態情報をその要求元である洗濯乾燥機4に送信する(図5参照)。
図7は、洗濯乾燥機4の制御装置58が実行する運転制御のフローチャートである。
スタートキーがオンされると、制御装置58は、上述したようにステップS1で環境状態情報サーバ7に対し環境状態情報要求を送信し、ステップS2で環境状態情報サーバ7から送られてくる環境状態情報を受信する。制御装置58は、ステップS3において環境状態情報が示す粉塵飛散量がレベル0(飛散なし)か否かを判断し、レベル0である(YES)と判断すると、後述する粉塵除去行程を行うことなくステップS7に移行して洗濯行程の中の注水行程を開始する。
一方、制御装置58は、ステップS3において粉塵飛散量がレベル0でない(NO)と判断すると、ステップS4に移行して粉塵飛散量がレベル1からレベル7の範囲内であるか否かを判断する。ここで、「YES」と判断するとステップS5に移行して、レベルに応じた時間(実施量に相当)だけ粉塵除去行程を実行する。また、「NO」と判断するとステップS6に移行して、予め決められた最大時間だけ粉塵除去行程を実行する。粉塵除去行程が終了すると、ステップS7の洗濯行程に移行する。
ステップS5、S6の粉塵除去行程は、以下のように行われる。
制御装置58は、洗濯槽31をモータ37により正逆両方向に切り換えて低速回転させつつ、送風機42を作動させることにより、洗濯槽31内の空気を循環装置51を通じて循環させる。このとき、給水弁54の注水用接続管53側を開放させることにより、水道などの給水源から給水弁54を通じて供給される水を注水用接続管53から注水器52に送って、該注水器52からダクト50内にこれを通る空気の流れとは逆の方向に水を注出させる。
この粉塵除去行程を行うと、洗濯槽31の回転により衣類から粉塵が落とされ、その落とされた粉塵が循環風に運ばれてダクト50内を通る際に、注水器52により循環風の流れとは逆の方向から注入される水に遭って落下し除去される。さらに、その落下した粉塵は、水と共にダクト50の下部から水槽29内に至り、開放状態にある排水弁40から排水ホース41を通じ機外に排出される。この粉塵除去行程の終了判定は、温度センサ62の検知結果ではなく、ステップS5、S6で設定された時間によって行う。これは、衣類が水気を帯びることなく入れられても、粉塵除去行程が直ちに終了することを回避するためである。
粉塵除去行程が終了し、衣類から粉塵が除去された後に、ステップS7の注水行程に移行する。制御装置58は、給水弁54の給水用接続管56側を開放する。これにより、給水弁54を通じて供給される水が、給水用接続管56から給水ケース57を通って水槽29内に供給される。なお、給水ケース57には洗剤が置かれるようになっており、置かれた洗剤は上述の給水と共に水槽29内(洗濯槽31内)に供給される。制御装置58は、水位センサ60からの検知出力により、水槽29内(洗濯槽31内)の貯留水位が所定の水位に達したと判断すると、給水弁54を閉塞して給水を終える。
この後ステップS8の洗い行程に移行すると、制御装置58は、モータ37を起動する。これにより、モータ37の回転軸37cと一体に洗濯槽31が回転し、その内部に収容した洗濯物を撹拌して洗う。なお、このときの洗濯槽31の回転は、正逆両方向に切り換えて行う。この後、制御装置58は、排水弁40を開放する。これにより、水槽29内(洗濯槽31内)の水が排水弁40から排水ホース41を通じて機外に排出される。その後、制御装置58は、排水弁40を閉塞し、水槽29内(洗濯槽31内)からの排水を終える。
洗い行程が終了すると、制御装置58は、ステップS9のすすぎ行程に移行する。すすぎ行程は、洗濯物の洗いに洗剤を使用しない以外、洗い行程と同様に行う。さらに、すすぎ行程が終了すると、脱水行程を経てステップS10の乾燥行程に移行する。この乾燥行程は、洗濯槽31をモータ37により正逆両方向に切換えて低速回転させつつ、送風機42を作動させることにより、洗濯槽31内の空気を循環装置51を通じて循環させる。このとき、給水弁54の注水用接続管53側を開放させることにより、給水弁54を通じて供給される水を注水用接続管53から注水器52に送って、該注水器52からダクト50内に循環風の流れとは逆の方向に注出させる。これにより、ダクト50内では、循環空気が冷却されて除湿される。そして、その除湿された空気が加熱器43にて加熱されることにより温風となり、それが洗濯槽31内に順次送り込まれて、洗濯槽31内の洗濯物を乾燥させる。
以上説明したように、本実施形態のランドリーシステムによれば、住宅1に設置された洗濯乾燥機4は、洗濯乾燥運転の開始時に環境状態情報サーバ7から住宅1の所在地域における所定時間内の環境状態情報を取得し、粉塵の飛散がある場合に限って自動的に粉塵除去運転を実行するので、使用者が自ら衣類への粉塵の付着の有無を判断して粉塵除去コースを選択する手間が省け、使用者にとって使い勝手が向上する。また、洗濯行程と一連で粉塵除去を行うことができるので一層使い勝手が向上する。
本実施形態の環境状態情報サーバ7は、粉塵飛散量を判断可能な気象情報を気象情報サーバ9から取得し、この気象情報と使用者の位置情報とに基づいて使用者の生活拠点(住宅1)の屋外における正確な粉塵飛散量を取得し、その粉塵飛散量に関する環境状態情報を洗濯乾燥機4に送信する。従って、洗濯乾燥機4は、環境状態情報に基づいて粉塵除去運転の要否を正確に判定できる。また、洗濯乾燥機4は、全国的な気象情報を取り扱う必要がないので、構成の複雑化を防ぐことができる。
その結果、衣類に粉塵の付着があるにもかかわらず粉塵除去運転が行われない事態を防止できる。また、衣類に粉塵が付着していないにもかかわらず粉塵除去運転が行われ、水の消費量の増大や運転時間の増大など運転コストの増大を招くこともない。また、洗濯乾燥機4は、環境状態情報に示された粉塵飛散量に応じた時間だけ粉塵除去運転を実行するので、運転コストの増大を最小限に抑えることができ省エネ効果が得られる。
粉塵は、乾燥状態では風に巻き上げられ易く粉塵除去行程において除去し易い。これに対し、粉塵が付着した衣類に注水すると、付着した粉塵は衣類から離れにくくなる。洗い行程やすすぎ行程など十分な水がある状態では粉塵は衣類から離れるが、粉塵を洗濯槽31内に拡散させてしまい、他の衣類への再付着の問題も生じ得る。これに対し、本実施形態では洗濯行程の注水行程に先立って粉塵除去運転が実行されるので、すすぎ時間の長短や水量によらず粉塵を確実且つ効果的に除去することができる。
本実施形態では、洗濯行程に続いて乾燥行程まで実行される。乾燥行程は、粉塵除去行程と同様に粉塵除去作用を有するため、洗濯行程終了時に残存している粉塵を一層低減することができる。また、粉塵は濡れた衣類に付着し易い性質があるが、洗濯乾燥機4で乾燥行程まで行うと、住宅1内に侵入した粉塵(例えば花粉)の衣類への付着を防ぎながら乾燥させることができる。また、外干しの必要がないため、衣類への新たな粉塵の付着を防止することができる。
粉塵除去運転時には、循環風を加熱器43のヒータ48により加熱するとよい。これにより、衣類が雨に濡れていた場合や、汗など湿気を含んでいた場合等に、その衣類が乾燥し、衣類からの粉塵の落ちをよくできる。一方、粉塵除去運転時には、ヒータ48を停止させるか、またはそのヒータ48の加熱熱量を乾燥運転時のそれよりも低減してもよい。これにより、消費電力が下がりエネルギーの節約ができる。洗濯乾燥機4は、粉塵除去作用を持つフィルタを用いることなく衣類に付着した粉塵の除去ができるので、フィルタの定期的な掃除を行う必要がない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図8を参照しながら説明する。
本実施形態のランドリーシステムは、使用者の移動した経路(軌跡)をトレースし、その使用者の着用している衣類への粉塵の付着量をより正確に推定するものである。
図8は、ランドリーシステム全体の構成を概略的に示すもので、図1と同一部分には同一符号を付している。この図8において、インターネット5には、位置情報データベース12を伴った位置情報サーバ11が接続されている。位置情報サーバ11には、携帯電話機14から送信される電波を受信する基地局13が複数接続されている(図8では1つのみを示す)。
携帯電話機14は、GPS受信機を備えており、4つ以上のGPS衛星15a、15b、…からの測位電波を同時に受信し、その測位電波に基づく演算を行うことにより現在の位置(緯度、経度、高度)を検出するようになっている。この検出された位置情報は、所定時間ごとにまたは通話やメール送受信の際に基地局13に自動送信され、位置情報サーバ11は、受信した位置情報をデータベース12に格納するようになっている。
さて、上記構成を備えたランドリーシステムで用いられる使用者の位置情報とは、洗濯乾燥機4が設置されている位置情報ではなく、使用者に通常携帯されている携帯電話機14の位置情報である。環境状態情報サーバ7は、ユーザ登録(初期登録)において、使用者が指定した携帯電話機14を登録し、位置情報サーバ11との間で携帯電話機14の位置情報を取得するための認証手続きを行う。
ユーザ登録後、環境状態情報サーバ7は、洗濯乾燥機4から送信されたユーザIDと環境状態情報要求を受信すると、第1の実施形態と同様に要求元の洗濯乾燥機4を識別し、気象情報サーバ9から前日またはその日の気象情報を取得する。さらに、環境状態情報サーバ7は、位置情報サーバ11から前日またはその日の携帯電話機14の位置情報、すなわち携帯電話機14を携帯している使用者が移動した軌跡のトレース情報を取得する。
環境状態情報サーバ7は、これら位置情報と気象情報とに基づいて、携帯電話機14(使用者)の移動軌跡に沿って各時間における粉塵飛散量を積算し、その積算値に基づいて環境状態情報を生成する。従って、この環境状態情報の粉塵飛散量は、使用者の衣類に付着した粉塵付着量をより正確に表している。環境状態情報サーバ7は、生成した環境状態情報をその要求元である洗濯乾燥機4に送信する。洗濯乾燥機4が実行する運転制御は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、携帯電話機14の位置情報を利用した使用者のトレース情報と粉塵飛散量を判断可能な気象情報とに基づいて使用者が受ける粉塵量を求めるので、非常に精度の高い環境状態情報を生成できる。その結果、洗濯乾燥機4は、上記環境状態情報に基づいてより的確に粉塵除去運転を制御でき、運転コストの増大を極力抑えながら衣類に付着した粉塵をより確実に除去することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
上記各実施形態では、粉塵除去運転および洗濯乾燥運転を行う「洗濯乾燥」コースを選択した場合について説明したが、粉塵除去運転を専用のコースで行うための「粉塵除去」コースを選択した場合でも同様の動作となる。すなわち、洗濯乾燥機4は、環境状態情報要求に応じて環境状態情報サーバ7から送信されてくる環境状態情報に基づいて粉塵除去行程の有無および運転時間を判断する。粉塵飛散量がレベル0であれば、粉塵除去行程も洗濯乾燥行程も実行することなく運転終了となる。この構成によれば、水に濡らせないような革製品やカシミヤのセーターなどについても、洗濯行程を実行することなく粉塵除去行程のみを的確に実行できる。
洗濯乾燥機4は、粉塵除去運転および洗濯乾燥運転を行う「洗濯乾燥」コースが選択された場合、洗濯行程の後、乾燥行程の後または乾燥行程と並行して粉塵除去行程を実行してもよい。また、衣類の量に応じて粉塵除去運転の時間を制御してもよい。さらに、洗濯乾燥機4は、環境状態情報に基づいて注水器52からダクト50内に注水する水量を変化させてもよい。
午前に洗濯をする場合には前日の気象情報に基づいて環境状態情報を生成し、午後に洗濯をする場合には当日の気象情報に基づいて環境状態情報を生成するようにしたが、粉塵除去対象の衣類を着用した日または日時を使用者が指定可能とし、環境状態情報サーバ7は指定された日または日時における環境情報に基づいて環境状態情報を生成するように構成してもよい。
環境状態情報サーバ7は、粉塵飛散量を求める判断基準として季節情報(気象情報)を用いてもよい。例えば、「春先の暖かい日には花粉の飛散量が多い」という季節情報を用いることにより、粉塵飛散量をより正確に求めることができる。また、気象情報として気圧配置を用いてもよい。気圧配置からは風向と風量が分かる。さらに、データベース8に格納された花粉、黄砂、火山灰などの飛来源に関する地図情報データを利用して粉塵飛散量を求めるとよい。
気象情報サーバ9は複数あってもよく、環境状態情報サーバ7は、各気象情報サーバ9例えば花粉情報配信サービス会社のサーバ、光化学スモッグ情報配信サービス会社のサーバなどから必要な気象情報を収集すればよい。
環境状態情報サーバ7は、洗濯乾燥機4の設置位置における洗濯終了後の粉塵飛散量を予測して環境状態情報を生成し、洗濯乾燥機4は、受信した上記環境状態情報に基づいて、予測された粉塵飛散量が多い場合に乾燥行程まで実行するように構成してもよい。これにより、粉塵の飛散が予測される場合に外干しの必要をなくし、粉塵の再付着を防止することができる。
環境状態情報サーバ7は、気象情報サーバ9に対し地域(位置)を指定した気象情報要求をし、当該地域の気象情報のみを取得する構成としてもよい。
洗濯乾燥器は、横軸形のものに限られず縦軸形のものであってもよい。また、粉塵除去手段としてフィルタを用いる構成のものであってもよい。
除去する粉塵は上述したものに限られない。例えば砂塵(黄砂を含む)、工業地帯の排煙、インフルエンザウィルス、風邪ウィルスなどを除去対象としてもよい。
サブネットワーク2は、無線ネットワークのみならず有線ネットワークで構成してもよい。
第2の実施形態においては以下のように変形して実施してもよい。
環境状態情報サーバ7は、位置情報と気象情報とに基づいて、所定時間内例えば携帯電話機14を携帯する使用者が朝自宅を出る時刻から夜帰宅する時刻までに受けた粉塵の最大値により環境状態情報を生成してもよい。また、位置情報と気象情報とに基づいて、携帯電話機14を携帯する使用者の移動軌跡における粉塵の最小値と最大値の平均値を粉塵飛散量として環境状態情報を生成してもよい。
携帯電話機14は必ずしもGPS受信機を備えている必要はない。GPS測位電波に基づく位置情報に替えて、携帯電話機14と通信を行う基地局13の所在地情報を使用者の位置情報としてもよい。また、携帯電話機14に替えて、使用者に携帯され且つ位置を特定可能な携帯型情報端末装置例えば携帯型位置測定装置や防犯装置を用いてもよい。
環境状態情報サーバ7は、複数の位置情報に基づいて環境状態情報を生成してもよい。例えば、家族のそれぞれが携帯電話機14を有している場合には、それぞれの携帯電話機14のトレース情報と気象情報とに基づいて求めた各人の粉塵量のうち最大のまたは平均の粉塵量を環境状態情報としてもよい。また、ホームサーバ3(洗濯乾燥機4)から環境状態情報サーバ7に対して、何れの位置情報を用いて環境状態情報を生成するかを指定可能なシステムとしてもよい。
本発明の第1の実施形態を示すランドリーシステムの全体構成図 洗濯乾燥機の縦断側面図 洗濯乾燥機の正面図 洗濯乾燥機の電気的構成を示すブロック図 洗濯乾燥機、環境状態情報サーバおよび気象情報サーバの動作の流れと信号の流れとを示すシーケンス図 花粉飛散量に関する気象情報の一例を示す図 洗濯乾燥機の制御装置が実行する運転制御のフローチャート 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
符号の説明
図面中、4は洗濯乾燥機(ランドリー機器)、7は環境状態情報サーバ(情報サーバ、環境状態情報生成手段)、31は洗濯槽(槽)、50はダクト(空気通路)、51は循環装置、55は注水装置(粉塵除去手段)、65は通信インターフェース(通信手段)である。

Claims (5)

  1. 粉塵の飛散量を判断可能な気象情報を取得可能な情報サーバと、
    衣類を収容する槽、この槽内の空気を所定の空気通路を通じて循環させる循環装置、前記空気通路を通る空気中から粉塵を除去する粉塵除去手段および前記情報サーバと通信可能な通信手段を備え、循環風に運ばれる粉塵を除去する粉塵除去運転を実行可能なランドリー機器とを備え、
    前記情報サーバは、使用者の位置情報を有し、その使用者の位置情報と前記気象情報に基づいて、使用者の位置する地域の屋外の環境状態情報を生成する環境状態情報生成手段を備え、
    前記ランドリー機器は、前記情報サーバから受信した前記環境状態情報に基づいて前記粉塵除去運転の実行の有無を判断し、その判断結果に基づいて前記粉塵除去運転を実行することを特徴とするランドリーシステム。
  2. ランドリー機器は、粉塵除去運転を実行する場合、その実施量を制御することを特徴とする請求項1記載のランドリーシステム。
  3. ランドリー機器は、粉塵除去運転を実行する場合、洗濯行程における注水行程の前に当該粉塵除去運転を実行することを特徴とする請求項1または2記載のランドリーシステム。
  4. ランドリー機器は、粉塵除去運転を実行する場合、乾燥行程まで実行することを特徴とする請求項3記載のランドリーシステム。
  5. 情報サーバにおける使用者の位置情報は更新可能であることを特徴とする請求項1記載のランドリーシステム。

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