JP2004195065A - 乾燥機及び乾燥システム - Google Patents
乾燥機及び乾燥システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004195065A JP2004195065A JP2002369738A JP2002369738A JP2004195065A JP 2004195065 A JP2004195065 A JP 2004195065A JP 2002369738 A JP2002369738 A JP 2002369738A JP 2002369738 A JP2002369738 A JP 2002369738A JP 2004195065 A JP2004195065 A JP 2004195065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- drying
- dryer
- execution
- satisfaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
【解決手段】乾燥対象物情報取得手段が取得した乾燥対象物情報と本器具識別情報とを含む乾燥要件情報を外部の情報処理装置に送信する情報送信手段と、情報送信手段から送信された情報を受信して、乾燥実行情報を決定し、この乾燥実行情報を送信する情報処理装置と、情報処理装置から送信される乾燥実行情報を受信する情報受信手段と、情報受信手段が受信した乾燥実行情報を表示する表示手段と、情報受信手段が受信した乾燥実行情報に従い乾燥機を制御する制御手段とを備える乾燥処理システム。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類などの繊維製品、その他の乾燥対象物を乾燥する乾燥機及び乾燥システムに関する。特に、最新の情報に基づいて使用者の好み乃至望みに合致した乾燥仕上がりや乾燥処理を簡易且つ確実に行うことのできる乾燥機及び乾燥システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣類乾燥機等を使用する場合、乾燥対象となる衣類の素材、厚み、重量といった情報を使用者が判断し、衣類乾燥機の乾燥温度、乾燥時間、冷却時間、乾燥ドラムの回転数等の設定を、経験により設定していた。このため、必ずしも満足のいく結果が得られるわけではなく、試行錯誤を繰り返していた。
【0003】
このような煩わしさをなくすために、特許文献1では繊維の種類を表すバーコードを衣類に装着し、バーコードリーダーで情報を読み取り、この情報を元に予め乾燥機に記憶された乾燥時間、乾燥温度を読み出し制御する乾燥機が提案されている。
【0004】
しかし、この文献に記載された技術では、厚み、重量といった情報が取得、反映されないために、大まかな設定にならざるを得ず、またROM5に予め記憶された乾燥時間及び乾燥温度などのパラメータは、出荷時点より更新されないことから、新たな素材を用いた衣料(対象物)が出現した場合には的確な対応ができないとの課題を有している。
【0005】
また、乾燥仕上がりについての好みは使用者によって違っており、これは画一的に特定し得ない要素であることから、使用者の好みに適合した仕上がりを達成するためには使用者の経験に頼るほかなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−185199号公報(段落0005、0006)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、最新の情報に基づいて、簡易且つ確実に使用者の好み乃至望みに合致した乾燥仕上がりや乾燥処理を行うことのできる乾燥機及び乾燥システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、乾燥処理の手順や乾燥条件を決定するに際して必要となる情報(乾燥要件情報)を取得して、これを外部の情報処理装置に送信すると共に、この送信した情報に基づいて情報処理装置が抽出又は算定した乾燥実行情報を取得(受信)して乾燥処理を行う乾燥機及び乾燥システムを提供するものであり、特に情報処理装置に送信する情報には、乾燥仕上がりや乾燥処理に関し、使用者が期待乃至優先する項目を順位付けした情報(優先度情報)を含めることを特徴とするものである。従って本発明は、乾燥機と情報処理装置とで特定の情報を双方向で送受信することで、前記課題を解決するものである。
【0009】
即ち本発明に係る乾燥機は、乾燥対象物の種類、質量、材質および厚みに関する情報の少なくとも何れかを含んでなる乾燥対象物情報を取得する、乾燥対象物情報取得手段と、乾燥処理及び乾燥仕上がりの少なくとも何れかについて使用者が期待乃至優先する項目を順位付けてなる優先度情報を取得する、優先度情報取得手段と、取得した乾燥対象物情報取得手段及び優先度情報、並びに本乾燥機を特定する乾燥機識別情報を含み、乾燥処理手順や条件を決定する上での要件となる乾燥要件情報を外部の情報処理装置に送信する情報送信手段と、送信した乾燥要件情報に基づいて外部の情報処理装置から送信される、乾燥処理を行う際の手順や条件に関する情報を含んだ乾燥実行情報を受信する情報受信手段と情報受信手段が受信した乾燥実行情報に従い乾燥処理を行う乾燥実行手段を有する。
【0010】
上記、乾燥対象物情報取得手段で取得する乾燥対象物情報は、乾燥処理の対象となるものを特定した情報であり、例えば衣類その他の繊維製品等を区別した分類情報の他、質量、材質、厚さ等、乾燥処理手順や条件を決定する際に必要となる情報である。この乾燥対象物情報は、これらの情報を直接記録した直接情報でもよく、外部の情報処理装置によってこれら直接情報に展開できる間接情報でもよい。入力を簡便に行う、又は非接触ICタグなどの記録容量が小さくて済むという点で間接情報が好ましい。
【0011】
本発明に係る乾燥機において、この乾燥対象物情報は、利用者によるキーボード、タッチパネルその他の操作パネルの操作結果から取得できる他、衣類や繊維製品に付属したバーコードを、バーコードリーダによって認知することで取得することもでき、更に衣類や繊維製品に付属した非接触ICタグを、非接触ICタグリーダによって認知することで取得することもできる。よって、乾燥対象物情報取得手段としては、キーボード、タッチパネルその他の操作パネルや、バーコードリーダ、非接触ICタグリーダなどを使用でき、更にキーボードと非接触ICタグリーダ、タッチパネルと非接触ICタグリーダの様に、任意に組み合わせて使用することもできる。特に、バーコードリーダは簡便に乾燥対象物情報を取得できる点で望ましく、非接触ICタグリーダは、より簡便に乾燥対象物情報を取得できる点で更に望ましい。
【0012】
乾燥対象物情報取得手段としてバーコードリーダーや非接触ICタグリーダを用いる場合、衣類、タオル、靴下、シーツなどの対象物にはバーコードを直接表示したり、バーコードを表示したものや非接触ICタグを付属させることになる。この非接触ICタグは、不揮発性メモリや揮発性メモリを有し、電波を用いて非接触に読み書き可能な情報記憶媒体である。
【0013】
一般にこの非接触ICタグは応答機とも称され、R/Wとも称される質問機の非接触ICタグリーダと対で用いられるものであり、非接触ICタグと非接触ICタグリーダの間で電磁波による簡易的な通信を行うものである。非接触ICタグと非接触ICタグリーダは1:1で用いたり、非接触ICタグがN個に対して非接触ICタグリーダが1個(N:1)で用いたり、非接触ICタグがN個に対して非接触ICタグリーダがN個(N:N)で用いることができるが、本発明においては、乾燥対象物情報取得手段をより少なくする関係上、非接触ICタグがN個に対して非接触ICタグリーダが1個(N:1)で用いることが望ましい。また非接触ICタグは、自身を動作させる電源を持たず、非接触ICタグリーダから送信される質問電磁波を用いた電力で動作することができる。
【0014】
非接触ICタグリーダを乾燥対象物情報取得手段として用いた場合、非接触ICタグが装着された対象物が非接触ICタグリーダのサービスエリア内に入ってくると、非接触ICタグと非接触ICタグリーダの間で電磁波を用いて識別データ、つまり識別対象物についての情報のやり取りを行ない、非接触ICタグに予め書き込まれて保持されている識別データ(乾燥対象物情報)を非接触ICタグリーダが読み取ることで乾燥対象物情報を取得することができる。また対象物に装着された非接触ICタグには、必要に応じて対象物の識別データを書き込むこともできる。
【0015】
本発明の乾燥機において、特に乾燥対象物情報取得手段としてバーコードリーダーや非接触ICタグリーダなどのような、使用者の判断を介在させることなく乾燥対象物情報を取得できるものを用いるのが好ましい。かかる乾燥対象物情報取得手段を用いることにより、使用者における認識の誤りを無くして、的確な乾燥処理手順や条件を決定する上で必要となる乾燥要件情報等を、簡易且つ確実に取得することができる為である。そして、実際の乾燥処理は、この乾燥要件情報に基づいて外部の情報処理装置が抽出又は算定した乾燥実行情報に従って行われることから、最適な乾燥処理が簡易且つ確実に行われることになる。
【0016】
上記の乾燥対象物情報取得手段は、乾燥機に設ける他、乾燥機との情報の送受信を可能とした別体として設けることもできる。特に乾燥対象物情報取得手段がバーコードリーダーや非接触ICタグリーダである場合には、乾燥機で乾燥される全ての乾燥対象物が通過する部分、例えば乾燥機における乾燥対象物の投入口などに設けることが望ましい。
【0017】
特に、本発明に係る乾燥機は、取得した乾燥対象物情報に基づき、乾燥処理をしない方が好ましいと判断した場合や、他の乾燥対象物と一緒に乾燥処理をしない方が好ましいと判断した場合には、これを音声や表示によって知らせる為の警告手段を備えることが好ましい。この判断は、情報処理装置から送信される情報や、乾燥機が保有する情報等に基づいて行うことができる。
【0018】
また優先度情報取得手段で取得する優先度情報は、使用者が今回の乾燥処理に際してどのようなことを期待乃至優先させるかや、乾燥仕上がりについて如何なる点を期待乃至優先させるかについての項目を順位付けた情報である。乾燥処理に関する項目としては、経済性や処理時間などが考えられ、乾燥仕上がりに関する項目としては、被乾燥物の傷み防止、ふっくら乾燥、皺防止、きっちり乾燥、ほどほどに乾燥して最後に日光干し、ちょっと湿り気を残して最後にアイロン掛けをする等の項目が考えられる。本発明に係る乾燥機では、このような項目から使用者が任意に選択し、順位付けた情報(優先度情報)を取得する為の優先度情報取得手段を備えるものである。係る優先度情報取得手段としては、利用者が操作できるように設けられたキーボード、タッチパネルその他の操作パネル等を使用することができる。
【0019】
また、乾燥機識別情報は、本発明に係る乾燥機を特定可能な識別情報であり、特に乾燥機の仕様のみならず、乾燥機の設置場所や設置場所の気象情報(気温、湿度等)等を特定する為の情報である。この為、乾燥機自体(即ちメーカーや型式など)までも特定することなく、乾燥処理に供される乾燥機の仕様や気象情報だけを特定できる情報とすることもできる。
【0020】
上記、乾燥対象物情報、優先度情報及び乾燥機識別情報は、乾燥処理手順や条件を決定する上での要件となる乾燥要件情報の一部又は全部として外部の情報処理装置に送信されることになる。そこで本乾燥機は、この乾燥要件情報を送信する為の情報送信手段を備えている。
【0021】
かかる情報送信手段としては、情報処理装置の分野で使用されている公知の機器、例えばモデム、ターミナルアダプター、或いはネットワーク・インタフェースカード(LANカード等)などのネットワークデバイスを使用することができ、これは乾燥機に内蔵又は付属させる他、乾燥機の外に設けることもできる。
【0022】
そして本乾燥機は、上記情報送信手段から送信された乾燥要件情報に基づき外部の情報処理装置が決定した乾燥実行情報を受信するための情報受信手段を備えている。この情報受信手段としては、多くの場合、前記情報送信手段として選択された機器(モデム、ターミナルアダプターなど)を兼用することができる。依ってモデムやターミナルアダプターなどの機器は、情報送信手段及び情報受信手段(即ち、情報送受信手段)として使用することができる。
【0023】
そして乾燥実行手段は、情報受信手段が受信した乾燥実行情報に基づいて乾燥処理を行うものであり、これは従来の乾燥機が備える機構や構成、例えば回転ドラム、モーター及び加熱手段などを当然に含み、更にドラムの回転速度、温風の温度や供給量、及び乾燥時間などを、乾燥実行情報に基づいて制御する為の制御手段(例えばマイコン)を含んで構成される。この制御手段は、前記情報受信装置が取得した乾燥実行情報を受領し、この実行情報に基づいて、前記回転ドラムやモーター等の乾燥機構・構成を制御するものである。
【0024】
上記本発明に係る乾燥機では、更に以下に示すような有利な構成や態様を伴うことができる。
【0025】
第一に、本発明に係る乾燥機では、更に、乾燥処理に使用し得る、仕上げ剤及び乾燥補助具の少なくとも何れかを識別して、その識別情報を取得する、仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段を備えることができる。乾燥処理に使用し得る、仕上げ剤としては、柔軟剤、帯電防止剤、糊剤、芳香剤、消臭剤、及びこれらの複合製品等が挙げられ、乾燥補助具としては、乾燥ネット挙げられる。これら仕上げ剤及び乾燥補助具の識別情報は、前記乾燥対象物情報と同じように、利用者によるキーボード、タッチパネルその他の操作パネルの操作結果に基づいて取得する他、仕上げ剤や乾燥補助具に付属させたバーコードを、バーコードリーダによって認知したり、処理補助剤や処理補助具などに付属させた非接触ICタグを、非接触ICタグリーダによって認知することでも取得できる。よって、仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段としては、キーボード、タッチパネルその他の操作パネルや、バーコードリーダ、非接触ICタグリーダなどを使用でき、更にキーボードと非接触ICタグリーダ、タッチパネルと非接触ICタグリーダの様に、任意に組み合わせて使用することもできる。特に、バーコードリーダは簡便に仕上げ剤や乾燥補助具の識別情報を取得できる点で望ましく、非接触ICタグリーダは、より簡便にこれらの識別情報を取得できる点で更に望ましい。
【0026】
そしてこの乾燥処理に使用し得る仕上げ剤や乾燥補助具の識別情報は、乾燥要件情報の一部として外部の情報処理装置に送信され、情報受信手段は、乾燥処理に使用する最適な仕上げ剤や乾燥補助具を乾燥実行情報の一部として取得することが望ましい。この場合、使用する仕上げ剤の種類やその使用量、及び使用タイミング、並びに使用する乾燥補助具の種類や使用方法などを使用者に通知するために、本発明の乾燥機は、これらの情報を表示や音声で使用者に伝える通知手段を備えることが望ましい。なお、これら仕上げ剤や乾燥補助具の識別情報は、使用可能な複数のものを情報処理装置に送信するものとし、この中から選択し得る最適な組合せ、使用量、使用方法を外部の情報処理装置に決定させることもできる。
【0027】
第二に、本発明に係る乾燥機では、更に乾燥処理が終了した後における乾燥対象物について評価し、その仕上がり満足度についての情報(満足度情報)を取得する満足度情報取得手段を備えることもできる。この満足度情報としては、実行情報に基づいて行われた乾燥処理の結果(仕上がり)についての使用者の満足度情報、例えば乾燥処理の仕上がりに満足しているか否かや、どの程度満足しているかについての満足レベルの情報の他、満足していない場合には、何れの点で満足していないか(即ち不満足理由)についての情報を含ませることもできる。特に、乾燥実行情報が使用者の優先度情報を加味して決定されている場合には、この優先度情報と対比した上での満足度情報とすることができる。
【0028】
このような満足度情報は、利用者によるキーボード、タッチパネルその他の操作パネルの操作結果から直接取得することができる。よって、満足度情報取得手段としては、キーボード、タッチパネルその他の操作パネルを使用することができる。特に、満足していない理由となり得る項目、例えば前記優先度情報の項目となるものを予め操作パネルに設定しておけば、使用者による該当項目の選択結果に基づき、満足していない理由を簡易に取得することができる。
【0029】
満足度情報取得手段が得た情報(使用者の満足度情報)は、乾燥要件情報とは別に情報処理装置に送信することができ、或いは次回送信する乾燥要件情報と一緒に送信することもできる。この満足度情報を情報処理装置に送信するために、乾燥機は情報送信手段を備えることが望ましい。この情報送信手段としては、前記乾燥要件情報を送信する情報送信手段を使用することができ、また前記乾燥実行情報を受信する情報受信手段を用いることもできる。
【0030】
そしてこの満足度情報を情報処理装置に送信すれば、情報処理装置は、この満足度情報に基づいて、乾燥実行情報を決定する為の手段(乾燥実行情報決定手段)を再構築することもできるようになる。この為、乾燥機は再構築された最新の乾燥実行情報決定手段によって決定された乾燥実行情報を取得することが可能となり、より確実に利用者の好みに沿う乾燥処理を行うことができるようになる。
【0031】
また、本発明の乾燥機においては、情報受信手段が受信した乾燥実行情報を使用者に通知する為の表示手段を備えることもできる。この表示手段としては、例えば専用のモニター、表示パネル等を用いることができ、この表示手段には、例えばこれから行う乾燥処理の内容、或いは乾燥処理に使用する仕上げ剤の種類や量、若しくは乾燥補助具などを表示させることができる。
【0032】
上記の乾燥機は、次に示す本発明の乾燥システムに使用することができる。
【0033】
即ち、乾燥対象物の種類、質量、材質および厚みに関する乾燥対象物情報、乾燥処理及び乾燥仕上がりの少なくとも何れかについて使用者が期待乃至優先する項目を順位付けてなる優先度情報、及び本乾燥機を特定する乾燥機識別情報を含んでなる、乾燥処理手順や条件を決定する上での要件となる乾燥要件情報を取得し、取得した乾燥要件情報を外部の情報処理装置に送信し、情報処理装置は、情報送信手段から送信される情報を受信して、乾燥処理を行う際の手順や条件に関する情報を含んだ乾燥実行情報を決定すると共に、乾燥実行情報を乾燥機の情報受信装置に送信し、乾燥機は、情報受信手段が受信した乾燥実行情報に基づいて、乾燥処理を行う乾燥システムである。
【0034】
情報処理装置は、情報送信手段から送信された乾燥要件情報を受信して、最適な乾燥処理を行う為の乾燥実行情報を決定し、これを乾燥機側に設けられた情報受信手段に送信するものである。
【0035】
依って、この情報処理手段は、少なくとも乾燥要件情報に基づいて最適な乾燥実行情報を決定する為の手段(以下、乾燥実行情報決定手段)を備える必要があり、かかる乾燥実行情報決定手段は、例えば最適な乾燥実行情報を特定することのできるソフトウエア(例えばプログラムやデータ)や、ハードウエア(例えば演算装置)などにより構築することができる。情報処理装置が決定する乾燥実行情報としては、乾燥処理を行う際の作業内容等に関する情報であり、例えば乾燥機の温度、回転速度、乾燥時間等に関する乾燥機の制御情報の他、後述の仕上げ剤や乾燥補助具を用いることができる場合には、乾燥処理に使用するものの特定や、これらの使用方法及び使用量などに関する情報を含ませることができる。
【0036】
そしてこの情報処理装置は外部、即ち乾燥機の外に設けられ、情報送受信手段を有する乾燥機と直接又は間接的に接続されている。情報処理装置が外部に設けられていることから、最新の情報への更新を容易且つ一括して行うことができる。この乾燥機と情報処理装置との接続は、例えば広域ネットワーク(WAN)やローカルエリアネットワーク(LAN)を介して行うことができる。依って、情報処理装置としては乾燥機に接続されるホストコンピュータやサーバー等を用いることができる。特に情報処理装置と乾燥機(具体的には情報受信手段及び情報送信手段)とは、ワイドエリアネットワークを介して直接又は間接的に接続されていることが望ましく、更にインターネットを介して接続されていることが望ましい。このように両者の接続にワイドエリアネットワークを介在させることで、情報処理装置をメーカーや情報提供業者側に設置することができ、情報の管理や更新の点で好ましいものとなる。
【0037】
この乾燥システムにおいては、乾燥機は前記満足度情報を取得し、これを情報処理装置に送信することが望ましい。情報処理装置が満足度情報を受信することにより、情報処理手段は、この満足度情報に基づいて、最適な乾燥実行情報を決定する為の手段(乾燥実行情報決定手段)、多くの場合は、乾燥実行情報決定手段のプログラムやデータなどを再構築することもでき、その結果、乾燥機は、再構築された最新且つ最適な乾燥実行情報決定手段に基づき決定された乾燥実行情報を取得することができ、より確実に利用者の好みに沿う乾燥処理を行うことができるようになる。即ち、双方向の情報通信により、カスタマイズされて使用者により満足感を与えることができる乾燥システムが実現する。
【0038】
かかる本発明の乾燥システムは、例えば次に示す構成により具体化することができる。
【0039】
即ち、繊維製品その他の乾燥対象物を乾燥する乾燥機を含んで構成され、乾燥対象物の種類、質量、材質および厚みに関する情報の少なくとも何れかを含んでなる乾燥対象物情報を取得する、乾燥対象物情報取得手段と、
乾燥処理及び乾燥仕上がりの少なくとも何れかについて使用者が期待乃至優先する項目を順位付けてなる優先度情報を取得する、優先度情報取得手段と、
取得した乾燥対象物情報取得手段及び優先度情報、並びに本乾燥機を特定する乾燥機識別情報を含み、乾燥処理手順や条件を決定する上での要件となる乾燥要件情報を外部の情報処理装置に送信する情報送信手段と、
情報送信手段から送信された情報を受信して、乾燥処理を行う際の手順や条件に関する情報を含む乾燥実行情報を決定し、この乾燥実行情報を送信する情報処理装置と、
情報処理装置から送信される乾燥実行情報を受信する情報受信手段と、情報受信手段が受信した乾燥実行情報に従い乾燥処理を行う乾燥実行手段とを備える乾燥システムである。
【0040】
上記本発明にかかる乾燥機機及び乾燥システムにおいては、ホームサーバーなどを含んで構成することもできる。その際、実際の乾燥処理を行う稼動部(即ち乾燥機部分)とホームサーバーとはローカルエリアネットワークで接続され、ホームサーバーが情報処理装置と直接又は間接的に接続されることが望ましい。またこのようにホームサーバーを含んで構成される場合には、乾燥対象物情報は乾燥機部分に設置されたバーコードリーダや非接触ICタグリーダなどのリーダーで取得することが望ましく、満足度情報取得手段はホームサーバーの操作結果から取得することが望ましい。依って、本発明の乾燥機や乾燥システムでは、ホームサーバーに何れかの情報取得手段や情報送受信手段を設けることもでき、この場合には当該ホームサーバーも本発明にかかる乾燥機や乾燥システムの一部を構成することになる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づき本発明に係る乾燥機及び乾燥システムを説明する。
〔実施の形態1〕
図1は乾燥システムの実施形態を示す略図であり、このシステムには本発明に係る乾燥機10が使用されている。この図1中に示されている乾燥機10には、シャツや靴下などの乾燥対象物30の種類や、その材質などを識別する、乾燥対象物識別情報取得手段15が設けられており、この情報取得手段15として、特に非接触ICタグリーダが使用されている。
【0042】
乾燥対象物識別情報取得手段15として使用されている非接触ICタグリーダは、全ての乾燥対象物が通過する部分、例えば図1に示すように、乾燥機10における投入口近傍であって、乾燥対象物30を乾燥機に投入するときに通過する部分などに設けるのが望ましい。この非接触ICタグリーダは、乾燥対象物30に付された非接触ICタグ31に記録された情報を読み取ることで、乾燥対象物30の種類や、その材質、及び厚さなどを識別することができる。乾燥対象物30に対して非接触ICタグ31を設けるに際しては、乾燥対象物30が釦を有する場合には、この釦に組み込むことができ、その他にも乾燥対象物30の着用に支障をきたさない部分に取り付けることができる。
【0043】
乾燥対象物識別情報取得手段15が乾燥対象物情報を取得した際、その乾燥対象物30が、乾燥に適していないか、或いは他に投入したものと一緒に乾燥するのに適していない場合には、警報を発したり警告を表示したりして使用者に注意を促すことが望ましい。
【0044】
そして、この図1に示している乾燥機10では、パネル部分11に仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段16と優先度情報取得手段17とが設けられている。
【0045】
仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段16は、使用者によるパネル部分11の操作結果に基づいて、仕上げ剤識別情報や乾燥補助具識別情報を取得するように構成されている。乾燥処理に使用される一般的な仕上げ剤(例えば、柔軟剤、帯電防止剤、糊剤、芳香剤、消臭剤、及びこれらの複合製品等)や、乾燥補助具(例えば、ネット等)を予め項目にしてパネル部分11に設定しておけば、使用者がパネル部分11に表示される仕上げ剤や乾燥補助具の内、現在使用することのできるものを選択するだけで、乾燥機10は仕上げ剤・乾燥補助具識別情報識別情報を取得することができる。
【0046】
また優先度情報取得手段17も、上記仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段16と同じようにパネル部分11に設けられている。従って優先度情報も、使用者によるパネル部分11の操作結果に基づいて取得されるものとして構成されている。パネル部分11には、一般に利用者が期待するであろう項目、例えば経済性や処理時間などの乾燥処理に関する項目や、被乾燥物の傷み防止、ふっくら乾燥、皺防止、きっちり乾燥、ほどほどに乾燥して最後に日光干し、ちょっと湿り気を残して最後にアイロン掛けをする等の乾燥処理に関する項目を予め設定しておけば、利用者が乾燥処理に期待する順位に従って項目を選択するだけで、乾燥機10は優先度情報を取得することができる。
【0047】
これら乾燥対象物識別情報取得手段15、仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段16、及び優先度情報取得手段17が取得した各情報は、乾燥処理に際しての手順や条件を決定する為の要件となる乾燥要件情報の一部又は全部として、情報送信手段12から外部の情報処理装置20に送信される。この乾燥要件情報には、上記の各種情報取得手段によって得た情報の他にも、更に乾燥機自体の仕様に関する情報や天気、気温、湿度、地域など、乾燥処理を行う際の条件を特定する為の各種の情報を含ませることもできる。
【0048】
図1中に示されている乾燥機10では、乾燥要件情報を送信する情報送信手段12としてモデムが使用されており、これはインターネットを介して外部の情報処理装置20に接続されている。情報処理装置20は、情報送信手段12から送信された乾燥要件情報を受け取ると、その情報に基づいて最適な乾燥手順や条件などを、情報処理装置20で抽出または算出し、これを乾燥実行情報として乾燥機10に送信する。
【0049】
そして乾燥機10は情報受信手段13を備えており、この情報受信手段13で情報処理装置20から送信される乾燥実行情報を受信する。この実施の形態では、情報受信手段13として前記情報送信手段12で使用されているモデムが兼用されていることから、乾燥機10に設けられているモデムは、情報送信手段12として並びに情報受信手段13として機能する。
【0050】
情報受信手段13で受信した乾燥実行情報は、乾燥処理手順に関する情報を含んでおり、望ましくは使用する仕上げ剤の種類や量、及び乾燥補助具の種類などの特定情報を含ませる。
【0051】
そしてこの乾燥機10は、乾燥実行情報に従って乾燥処理を行う為の乾燥実行手段を備えており、これは従来の乾燥機10が備える機構や構成により形成されている。具体的には、回転ドラム、モーター及び加熱手段などを当然に含み、更に、これらの機構や構成を乾燥実行情報に従って制御し、稼動させるための制御装置、例えばマイクロコンピュータを含んで形成されている。この制御装置が乾燥実行情報に従ってドラムの回転速度、温風の温度や供給量、及び乾燥時間などを調整することから、乾燥実行情報に基づく最適な乾燥処理が忠実に再現され、利用者の好みに合致した乾燥仕上がりが得られることになる。
【0052】
本実施の形態に於いて、制御装置は、情報処理装置20から送信される乾燥実行情報を記憶する記憶手段を備えており、また普遍的な工程情報(乾燥要件情報等によっては変わり得ないプログラムやデータ等の情報)を記憶する記憶手段を備えることもできる。これら記憶手段は、例えばRAM(random access memory)やROM(read only memory)で構成することができる。
【0053】
また、乾燥実行情報が仕上げ剤に関する情報を含む場合には、乾燥機10は、この仕上げ剤情報を使用者に知らせるための仕上げ剤情報表示手段18を備えることが望ましい。この表示手段は、図1に示す如く乾燥機10が備えるパネル部分11に形成する他、別途、表示部として乾燥機10に付属させることもできる。乾燥機10が仕上げ剤情報表示手段18を備える場合には、表示された内容に従って乾燥処理に使用する仕上げ剤を使用すれば、最適な乾燥処理を行うことができる。仕上げ剤情報の表示は、各乾燥処理段階で使用するものを段階的に表示することもできる。
【0054】
そして、図1に示す乾燥システムに使用されている乾燥機10は、乾燥実行情報に従って乾燥処理を行った結果の満足度に関する情報、即ち乾燥処理の終了後における乾燥対象物30の乾燥処理仕上がりを使用者が評価し、その満足度についての情報を取得する為、満足度情報取得手段19を備えている。この実施の形態では、満足度情報取得手段19は乾燥機10におけるパネル部分11に設けられている。
【0055】
使用者は乾燥処理が終了した段階で、乾燥処理に先立って入力した優先度情報通りに乾燥処理が行われたか否かや、優先度情報通りに乾燥処理が行われていない場合には如何なる点(柔軟性や乾燥度合い、又は乾燥時間や経済性など)で満足できないのかをパネル部分11から入力することができる。この入力された満足度情報は、情報送信手段12(即ちモデム)からインターネットを介して情報処理装置20に送信される。
【0056】
情報処理装置20は、満足度情報を受領することにより、この情報に基づいて乾燥実行情報を決定するための手段(乾燥実行情報決定手段)を再構築することができる。その結果、次回乾燥実行情報を決定する際には、再構築された乾燥実行情報決定手段によって最適な乾燥実行情報が決定されることから、より確実に使用者の好みを反映させた乾燥処理を行うことができるようになる。特に再構築に際しては、使用者毎に各種の情報やデーターを管理しておけば、使用者の主観により異なってくる乾燥処理仕上がり感、例えば乾燥度合い、柔軟性、乾燥時間或いは経済性等についても、確実に使用者の好みを反映させることができる。
【0057】
従って、この実施の形態に示す乾燥機10では、パネル部分11が仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段16、優先度情報取得手段17、使用する仕上げ剤情報の表示手段18及び満足度情報取得手段19として機能することになる。このパネル部分11はタッチパネルにより形成する他、複数の操作ボタンを設けたパネルとして形成することもできる。当然、このようなパネル部分11を複数設けて、各パネルに前記情報取得手段の機能を分散させることもできる。
〔実施の形態2〕
図2は乾燥システムの他の実施形態を示す略図であり、このシステムでも本発明に係る乾燥機が使用されている。特にこの図に示す乾燥システムは、乾燥機10'と情報処理装置20とのネットワーク構成において、前記図1に示した乾燥システムと相違しており、乾燥機に設けられる情報送信手段や情報受信手段も図1に示したものとは異なっている。
【0058】
即ち、この図2に示す乾燥システムにける乾燥機10'は、家庭内LAN等のローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されており、このローカルエリアネットワーク(LAN)を更にインターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)に接続することで、情報処理装置20と乾燥機10'とにおける双方向通信を可能としている。このようなネットワーク構成とした場合、乾燥機10'にはローカルエリアネットワーク(LAN)への接続を可能とする為、LANカードなどのネットワーク・インタフェース(12',13')が設けられ、ローカルエリアネットワーク(LAN)とワイドエリアネットワーク(WAN)との間には、モデムやターミナルアダプターなどの機器(12",13")が設けられる。特に、LANとWANとの間に設けられるモデムやターミナルアダプターなどの機器(12",13")は、他の機器とも接続され、これらの機器を一括管理する家庭内サーバーに含ませることもできる。
【0059】
本発明では、情報送信手段や情報受信手段は乾燥機に内蔵させることも、乾燥機外に設けることもできる。従ってこの図に示す態様の様に、乾燥機10'にネットワーク・インタフェースを付属させ、ローカルエリアネットワーク(LAN)にモデムなどを設けた場合には、このネットワーク・インタフェースを情報送信手段12'や情報受信手段13'とみることも、ネットワーク・インタフェースとモデム等を情報送信手段12"や情報受信手段13"とみることもできる。特に乾燥機10'に付属させたネットワーク・インタフェースを情報送信手段12'や情報受信手段13'とみた場合、乾燥機10'はローカルエリアネットワーク(LAN)及びワイドエリアネットワーク(WAN)を介して情報処理手段に接続されることになり、モデムやターミナルアダプターなどの機器(12",13")を情報送信手段や情報受信手段とみた場合には、これら機器(12",13")を有する装置(例えばホームサーバーなど)も乾燥機の一部を構成するものとすることもできる。
【0060】
この実施の形態に示す乾燥機10'や乾燥システムも、前記図1に示した実施の形態に示した乾燥機や乾燥システムと同じように、双方向通信を可能とし、乾燥要件情報と乾燥実行情報とのやり取りによって、使用者の好みに沿った乾燥処理を行うことのできる乾燥機や乾燥システムが実現する。
【0061】
【発明の効果】
本発明の乾燥処理システムでは、的確な乾燥処理の手順や条件を決定する上で必要となる乾燥要件情報は、乾燥対象物情報取得手段などによって取得されることから、使用者における認識の誤りを無くすことができる。そして、実際の乾燥処理作業は、この乾燥要件情報に基づいて外部の情報処理装置が抽出又は算定した乾燥実行情報に従って行われる為、簡易且つ確実に最適な乾燥処理を行うことができる。これにより、操作の不明瞭性や使用者の誤認などから不適切な乾燥処理を行うことはなくなる。
【0062】
特に、優先度情報取得手段を備えた乾燥処理システムとした場合には、乾燥実行情報は優先度情報も加味されて決定されることから、この実行情報に従って乾燥処理を行えば、簡易且つ確実に使用者の好みに沿った仕上がりを得ることができる。
【0063】
そして乾燥機と外部の情報処理手段とは、双方向通信可能なように接続され、乾燥実行情報は外部の情報処理手段から受信することから、随時乾燥実行情報を決定するプログラムやデータ等を更新することができ、新たな素材を用いた対象物が出現したり、新たな処理補助剤や処理補助具が出現した場合であっても対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥処理システムの好ましい実施形態を示す略図。
【図2】乾燥処理システムの他の好ましい実施形態を示す略図。
【符号の説明】
10 乾燥機
11 パネル部分
12 情報送信手段
13 情報受信手段
15 乾燥対象物識別情報取得手段
16 仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段
17 優先度情報取得手段
18 仕上げ剤情報表示手段
19 満足度情報取得手段
20 情報処理装置
30 乾燥対象物
31 非接触ICタグ
Claims (6)
- 乾燥対象物の種類、質量、材質および厚みに関する情報の少なくとも何れかを含んでなる乾燥対象物情報を取得する、乾燥対象物情報取得手段と、
乾燥処理及び乾燥仕上がりの少なくとも何れかについて使用者が期待乃至優先する項目を順位付けてなる優先度情報を取得する、優先度情報取得手段と、
取得した乾燥対象物情報及び優先度情報、並びに本乾燥機を特定する乾燥機識別情報を含み、乾燥処理手順や条件を決定する上での要件となる乾燥要件情報を外部の情報処理装置に送信する情報送信手段と、
送信した乾燥要件情報に基づいて外部の情報処理装置から送信される、乾燥処理を行う際の手順や条件に関する情報を含んだ乾燥実行情報を受信する情報受信手段と
情報受信手段が受信した乾燥実行情報に従い乾燥処理を行う乾燥実行手段を有する乾燥機。 - 更に、乾燥処理に使用し得る、仕上げ剤及び乾燥補助具の少なくとも何れかを識別して、その識別情報を取得する、仕上げ剤・乾燥補助具識別情報取得手段を備えており、
前記外部の情報処理装置に送信される乾燥要件情報は、この仕上げ剤・乾燥補助具識別情報を含む請求項1記載の乾燥機。 - 更に、乾燥処理終了後における、乾燥対象物の仕上がり満足度に関する満足度情報を取得する満足度情報取得手段を備えると共に、この満足度情報を情報処理装置に送信する情報送信手段を備えている請求項1又は2記載の乾燥機。
- 乾燥対象物の種類、質量、材質および厚みに関する乾燥対象物情報、乾燥処理及び乾燥仕上がりの少なくとも何れかについての使用者の期待乃至優先項目を順位付けした優先度情報、及び乾燥処理に使用する乾燥機を特定する乾燥機識別情報を含んでなる、乾燥処理手順や条件を決定する上での要件となる乾燥要件情報を取得して、取得した乾燥要件情報を外部の情報処理装置に送信し、
情報処理装置は、情報送信手段から送信される情報を受信して、乾燥処理を行う際の手順や条件に関する情報を含んだ乾燥実行情報を決定すると共に、この乾燥実行情報を乾燥機の情報受信装置に送信し、
乾燥機は、情報受信手段が受信した乾燥実行情報に基づいて、乾燥処理を行う乾燥システム - 更に、乾燥処理終了後における、乾燥対象物の仕上がり満足度に関する満足度情報を取得する満足度情報取得手段を備えると共に、この満足度情報を情報処理装置に送信する情報送信手段を備えており、
前記情報処理装置は、乾燥要件情報に基づき乾燥実行情報を決定する乾燥実行情報決定手段を備えると共に、受信した満足度情報に基づいて、乾燥実行情報決定手段を再構築する請求項4記載の乾燥システム。 - 前記情報受信手段及び情報送信手段は、ワイドエリアネットワークを介して直接又は間接的に情報処理装置に接続されている請求項4又は5記載の乾燥システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002369738A JP2004195065A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 乾燥機及び乾燥システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002369738A JP2004195065A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 乾燥機及び乾燥システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004195065A true JP2004195065A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32765871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002369738A Pending JP2004195065A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 乾燥機及び乾燥システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004195065A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006217323A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 中継装置とそのプログラム |
JP2006217324A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 中継装置とそのプログラム |
JP2006227675A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ネットワークシステムとそのプログラム |
JP2006288873A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Toshiba Corp | ランドリーシステム |
JP2007315656A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Tokyo Gas Co Ltd | 衣類乾燥システム及びその運転制御方法 |
JP2008194153A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Fujitsu Ltd | 衣類の乾燥状態予測プログラム及び洗濯機 |
JP2014158606A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001096645A2 (en) * | 2000-06-12 | 2001-12-20 | The Procter & Gamble Company | Method and system for optimizing performance of consumer appliances |
JP2002273089A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-24 | Hitachi Ltd | 電気洗濯機システム |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002369738A patent/JP2004195065A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001096645A2 (en) * | 2000-06-12 | 2001-12-20 | The Procter & Gamble Company | Method and system for optimizing performance of consumer appliances |
JP2002273089A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-24 | Hitachi Ltd | 電気洗濯機システム |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006217323A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 中継装置とそのプログラム |
JP2006217324A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 中継装置とそのプログラム |
JP4591101B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2010-12-01 | パナソニック株式会社 | 中継装置とそのプログラム |
JP2006227675A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ネットワークシステムとそのプログラム |
JP2006288873A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Toshiba Corp | ランドリーシステム |
JP2007315656A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Tokyo Gas Co Ltd | 衣類乾燥システム及びその運転制御方法 |
JP2008194153A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Fujitsu Ltd | 衣類の乾燥状態予測プログラム及び洗濯機 |
JP2014158606A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101520655B1 (ko) | 의류처리장치 | |
US7647663B2 (en) | Combination laundry device and method thereof | |
CN1961112B (zh) | 衣物干燥器 | |
TWI610155B (zh) | 用於使用在控制電子裝置之電子式加標項目的系統及方法 | |
EP1225267A1 (en) | Washing and/or drying system | |
JP2004503853A (ja) | 家庭用電気器具の性能最適化のための方法及びシステム | |
EP2527517B1 (de) | Gerät mit RFID-Leseeinheit sowie Verfahren zu seinem Betrieb | |
JP2004195063A (ja) | 洗濯機及び洗濯システム | |
KR20220022362A (ko) | 의류 관리 시스템 및 의류 관리 기기 | |
JP2004195065A (ja) | 乾燥機及び乾燥システム | |
CN109477283B (zh) | 在处理循环期间纺织件负载量的检测和/或监测 | |
US20200002872A1 (en) | Apparatus and method for clothes treating | |
EP1520925A2 (en) | Container for washing aid and associated household appliance | |
WO2004055256A1 (en) | Method for management of textile articles | |
JP4086634B2 (ja) | 洗濯機及び乾燥機 | |
CN110100053A (zh) | 通过信息载体确定处理参数的方法 | |
CN109652967B (zh) | 衣物处理装置 | |
JP4808077B2 (ja) | 衣類乾燥システム及びその運転制御方法 | |
JP3999118B2 (ja) | アイロン掛けシステム | |
JP6963292B2 (ja) | 布製品識別システム及び布製品識別方法 | |
EP3444396B1 (en) | Method of drying | |
JP2006149423A (ja) | 洗濯脱水乾燥機およびそのプログラム | |
WO2022206756A1 (zh) | 洗烘一体机及其控制方法 | |
WO2022121252A1 (zh) | 洗衣系统及服务器 | |
CN117822252A (zh) | 衣物洗涤风险提示方法、装置、设备和介质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041228 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070427 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071120 |