JP2006227675A - ネットワークシステムとそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線ICタグが添付された対象物の詳細情報を得るために、ネットワーク機器から情報サーバにアクセスする通信経路の一部に非常に狭い通信部分が存在した場合、その通信部分がボトルネックとなり、システム全体の応答性能が著しく落ちる。
【解決手段】乾燥装置10が読取書込手段3を具備し、対象物1に添付された無線ICタグ2のコード情報を読み取り、コード情報を中継装置20に送信し、中継装置20がコード情報を元に情報サーバ50にアクセスして対象物1に関する詳細な情報を取得し、中継装置20が詳細な情報より乾燥装置10にとって必要とされる情報を選別して、必要とされる情報を乾燥装置10に送信して、無線ICタグ2の記憶領域に読取書込手段3が必要とされる情報を書き込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線ICタグのコード情報を基に情報サーバへアクセスして詳細情報を取得するネットワークシステムとそのプログラムに関するものである。
無線ICタグの家電分野への応用が検討されており、特許文献1のように物品に添付された無線ICタグのコード情報に基づいて、ネットワークを経由して情報サーバにアクセスして、対象物の製造元などの詳細情報を取得する方式が考案されている。
特開2003−157477号公報
しかしながら、このように取得した詳細情報はかなり大きな情報量となるため、情報サーバにアクセスする通信経路の一部に、例えば実効レートで2400bps程度の特定小電力無線通信(以下、特小無線通信)を用いたような帯域の非常に狭い通信部分が存在した場合、その通信部分がボトルネックとなり、システム全体の応答性能が著しく落ちる、あるいは、一定時間内に処理できる対象物が非常に少なくなってしまうことが予想される。
特小無線通信は家庭内に設置されるネットワーク機器(ネットワーク家電)とネットワーク機器の間に用いられることが多く、このようなネットワーク機器が無線ICタグの情報活用を行う際には大きな課題となる。
そこで、前記の課題を解決するために、ネットワーク機器が読取書込手段を具備し、対象物に添付された無線ICタグのコード情報を前記読取書込手段が読み取り、前記コード情報を中継装置に送信し、前記中継装置が前記コード情報を元に情報サーバにアクセスして前記対象物に関する詳細な情報を取得し、前記中継装置が前記詳細な情報より前記ネットワーク機器にとって必要とされる情報を選別して、前記必要情報だけを前記ネットワーク機器に送信して、前記無線ICタグの記憶領域に前記読取書込手段が前記必要情報を書き込むようにした。
これにより、情報サーバにアクセスする通信経路の一部に、例えば特小無線通信を用いたような帯域の非常に狭い通信部分が存在した場合でも、その通信部分を通過する情報を必要最低限に絞り込み、さらに2回目以降は既に必要情報が無線ICタグの記憶領域に書かれているので、情報サーバにアクセスして情報を取得するという作業自体が不要になり、狭帯域通信部分に情報を全く通過させないので、その通信部分がボトルネックとならず、システム全体の応答性能が著しく落ちることもなく、あるいはまた、一定時間内に処理できる対象物が非常に少なくなってしまうことが回避できる。
第1の発明は、ネットワーク機器と中継装置とで構成するネットワークシステムにおいて、前記ネットワーク機器は、読取書込手段を具備し、対象物に添付された無線ICタグのコード情報を前記読取書込手段が読み取り、前記コード情報を前記中継装置に送信し、前記中継装置は、前記コード情報を元に情報サーバにアクセスして前記対象物に関する詳細な情報を取得し、前記中継装置が前記詳細な情報より前記ネットワーク機器にとって必要とされる情報(必要情報)を選別して、前記必要情報を前記ネットワーク機器に送信して、前記無線ICタグの記憶領域に前記読取書込手段が前記必要情報を書き込むようにした。
これにより、情報サーバにアクセスする通信経路の一部に、例えば特小無線通信を用いたような帯域の非常に狭い通信部分が存在した場合でも、その通信部分を通過する情報を必要最低限に絞り込み、さらに2回目以降は既に必要情報が無線ICタグの記憶領域に書かれているので、情報サーバにアクセスして情報を取得するという作業自体が不要になり、狭帯域通信部分に情報を全く通過させないので、その通信部分がボトルネックとならず、システム全体の応答性能が著しく落ちることもなく、あるいはまた、一定時間内に処理できる対象物が非常に少なくなってしまうことが回避できる。
第2の発明は、特に第1の発明において、ネットワーク機器が冷蔵庫であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の冷却の可否、または冷却温度に関する情報を含むようにした。これにより、冷蔵庫はその情報を用いることが出来る。
第3の発明は、特に第1の発明において、ネットワーク機器が洗濯機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の洗濯の可否、または洗いの強弱に関する情報を含むようにした。これにより、洗濯機はその情報を用いることが出来る。
第4の発明は、特に第1の発明において、ネットワーク機器が脱水機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の脱水の可否、または脱水時間に関する情報を含むようにした。これにより、脱水機はその情報を用いることが出来る。
第5の発明は、特に、特に第1の発明において、ネットワーク機器が乾燥機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の乾燥機による乾燥の可否、または乾燥温度、または耐熱温度に関する情報を含むようにした。これにより、乾燥機はその情報を用いることが出来る。
第6の発明は、特に第1の発明において、ネットワーク機器がアイロンであった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物のアイロン掛けの可否、または耐熱温度、または当て布の有無に関する情報を含むようにした。これにより、アイロンはその情報を用いることが出来る。
第7の発明は、特に第1の発明において、ネットワーク機器が加熱器であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の加熱器による加熱の可否、または加熱温度に関する情報を含むようにした。これにより、加熱器はその情報を用いることが出来る。
第8の発明は、特に第1の発明において、ネットワーク機器が食洗機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の食洗機による洗浄の可否、または耐熱温度に関する情報を含むようにした。これにより、食洗機はその情報を用いることが出来る。
第9の発明は、特に第1の発明において、ネットワーク機器が体重計であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物である衣類の重量に関する情報を含むようにした。これにより、体重計はその情報を用いることが出来る。
第10の発明は、特に第1の発明において、ネットワーク機器が自動販売機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の賞味期限、または銘柄、または価格に関する情報を含むようにした。これにより、自動販売機はその情報を用いることが出来る。
第11の発明は、特に第1〜10記載のいずれかの発明のネットワークシステムにおいて、少なくともひとつの機能をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、CPU、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部として容易に実現することができる。また記録媒体に記録あるいは、通信回線を用いてプログラム配信することにより、プログラム配布が他の手段に比べて極めて簡単に実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて一実施形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態の無線ICタグ2の情報サーバ50への中継装置20のネットワークシステムの構成一例を示す図である。ここではネットワーク機器の一例として、乾燥装置10を用いて説明を進める。
最初に乾燥装置10について説明する。乾燥装置10は、乾燥対象物1を乾燥させる装置であり、乾燥対象物1に添付された無線ICタグ2の情報を読み取る、あるいは、無線ICタグの記憶領域へ情報を書き込む読取書込手段3、制御手段4a、乾燥促進手段5、特小無線通信手段6aを具備する。
乾燥装置10は乾燥促進手段5にて、乾燥すべき乾燥対象物1の乾燥を熱風などで促進し、この乾燥促進手段5は制御手段4aによって熱風温度や風量などが制御される。乾燥には加熱を伴うので、例えば麻や綿などのように耐熱温度の高い材質であれば高温で乾燥させても構わないが、ナイロンや加工品には熱に弱いものがあるため注意を要する。
こういった乾燥対象物1ごとに設定された耐熱温度を予め知っておくことで、その温度に応じて乾燥温度を制御すれば、大切な衣類を傷めたりすることなく、効率良く乾燥させることが出来る。
そのために、乾燥対象物1に添付された無線ICタグ2からコード情報を活用することが考えられる。無線ICタグ2に上記乾燥に関する情報が記憶されていればよいが、コード情報が文字通り、64〜128ビット程度の数字列で表現される数値情報であって、このコード情報だけでは乾燥に関する具体的な情報が得られない場合には、このコード情報を基にしてインターネット上のサーバにアクセスして、そもそも対象物が乾燥機で乾かしても良いものか、あるいは、乾燥可能ならば乾燥温度は何度が適当であるか、あるいは耐熱温度は何度であるかという乾燥に関する情報を取得する必要がある。
このような情報を元に、乾燥装置10に具備された制御手段4aが乾燥促進手段5を制御して、より適切な乾燥を行うことが出来るので、上記のような情報を取得することは大変有益である。
複数の条件の異なる対象物に対しては、最も条件の厳しいものに合わせて対象物の破壊を防ぐことも期待できる。ただし、本発明は乾燥機の動作に関するものではないため、ここでは乾燥方法に関しての説明は省略する。
ここで述べているような詳細な情報取得を主体的に行うのが中継装置20であり、以下ではこの中継装置20についての動作を説明する。
中継装置20は特小無線通信手段6bを具備し、この特小無線通信手段6bを介して乾燥装置20に具備された特小無線通信手段6aと通信を行う。すなわち乾燥装置20において、乾燥対象物1に添付された無線ICタグ2のコード情報を読取書込手段3にて読み取り、制御手段4aから特小無線通信手段6aを経由して、中継装置20の特小無線通信手段6bに送信され、中継装置20が具備している制御手段4bにて処理が開始される。
制御手段4bが受け取った無線ICタグ2のコード情報は、中継装置20に具備されたLAN通信手段7aと、ルータ30に具備されたLAN通信手段7b、および、WAN通信手段を経由して、インターネット上に存在する名前解決サーバ40に送信される。名前解決サーバ40は、無線ICタグ2のコード情報に対応した詳細な情報がどこのサーバ(製品情報サーバ50)に存在するかを返答して、先ほどとは逆の経路、つまり、WAN通信手段8、LAN通信手段7b、LAN通信手段7aという経路で制御手段4bに伝えられる。
ただし、サーバ設置については上記に限る理由はなく、名前解決サーバ40、製品情報サーバ50が一体化した情報サーバであって、無線ICタグ2のコード情報より直接的に対応する詳細な情報を提供しても構わない。
制御手段4bはこの名前解決サーバ40から得られた製品情報サーバ50にアクセスして、対象物の詳細情報を取得する。対象物に関する詳細な情報とは、一般的にはかなり多量の情報であり、例えば、生産国、製造元、販売元、製品名、製品型番、値段、製造年月日、素材、特徴といった流通に関することから、漂白の可否、アイロンかけの可否、日向で干してよいか否か、耐熱温度、乾燥機で乾燥させて良いか否かといった取り扱いに関するような情報などが含まれている。
つまり、ここで述べているような乾燥装置10にとって不必要な情報が圧倒的に多く、乾燥装置で乾燥可能か否か、あるいは、乾燥時の耐熱温度は何度であるかといった情報だけを情報を選別(フィルタリング)することが望まれる。
選別方法にはいろいろな手法が考えられ、製品情報サーバが乾燥に関する情報だけを選別することも技術的には可能であり、乾燥装置に特化したような情報だけを製品情報サーバが選別するという個別対応であってもかまわない。ただしこのような製品情報サーバによる個別対応が必ずしも可能でない場合もあるので、対象物に関する詳細な情報を製品情報サーバから一旦すべて受け取ってから、乾燥に関して必要な情報だけを、中継装置20で選別させることが好ましい。
もちろん逐次、製品情報サーバからメーカなど項目ごとの情報を受け取りながら、不要な情報を破棄していき、乾燥に関して必要な情報だけを中継装置20で選別させても構わない。なお、詳細な情報から特定の情報だけを選別する進め方については、一般的なデータベース検索プログラムの使用を想定しており、そのデータベース検索プログラムに応じたデータ形式変換なども中継装置20で暗黙のうちに実施されるものとする。
このような必要とする情報の選別は、いろいろな過程で実施できるものではあるが、特に、中継装置20から最品情報サーバ50までの経路はADSL、光ファイバのように帯域の太い通信経路であるのに対して、中継装置20から乾燥装置10の経路が特小無線通信であった場合には、中継装置20が必要な情報だけを選別して、特小無線通信では最小限の必要情報だけを通信することが最も好ましいと言える。
また、中継装置20と乾燥装置10との間の通信に、ここで特に特小無線通信を例としてあげている理由は、現在の家庭内でのネットワーク機器(ネットワーク家電)がこの特小無線通信のインターフェイスを一般的に使用しているからである。
既に、この特小無線通信のインターフェイスを介して、例えば外部の携帯電話から操作されるといったことが情報家電分野、あるいはネット家電分野で行われているのが現状であり、外部からの制御のためにすでに備わっている(普及している)特小無線通信のインターフェイスをそのまま流用して、無線ICタグ2の情報解析にも利用することが最も好ましい。
もちろん、中継装置20と乾燥装置10との間には、特小無線通信以外にもPLCと呼ばれるパワーラインを用いた通信、あるいは、RS232Cに代表されるシリアル通信というインターフェイスも使用されることもありうるが、いずれにしても帯域の狭い通信路であることが多い。このような帯域の狭い通信路に製品情報サーバから取得した多量の詳細情報を送り込むことは好ましくなく、予めネットワーク機器が必要とする最低限の情報だけを選別して送り込むべきである。
加えて、中継装置20はもともと、外部から家庭内のネットワーク機器を制御するためのインターフェイスとして設置されるものであり、当然ながら乾燥装置10だけではなく、家庭内に存在するネットワーク機器と複数、同時に通信する能力が必要で、そのため、メモリーやCPUパワーが十分に強力であることが多く、ここまで述べてきたような情報の選別を中継装置20で行わせることは負荷分散的な観点でも非常に現実的である。
仮にネットワーク機器と中継装置の間が、特小無線通信ではなく無線LANなどの高帯域の通信路が用いられていたとしても、中継装置20で選別することが好ましい。その理由として、ネットワーク機器として乾燥装置10ではなく、アイロン、ストーブ、電気毛布などのように、情報処理能力が要求されないような機器であった場合には、低機能で能力の低いCPUしか搭載されていないこともあり、このような場合を含めると、情報の選別をネットワーク機器側で行うことは負荷的に厳しく、こういった観点からも中継装置20にて行うことが好ましい。
以上のような動作を経て取得したネットワーク機器が必要とする情報を、無線ICタグに備わっている記憶領域(図示せず)に、読取書込手段3を用いて書き込むことはさらに好ましい。この結果、それ以降は上記で述べたような情報取得が不要となり、中継装置20と乾燥装置10との間には、一切の情報を流す必要がなくなり、情報取得に要する動作が皆無となり、無線ICタグに書き込まれた情報を用いて、ネットワーク機器(ここでは乾燥装置)の制御を行うことになる。
(実施の形態2)
ここまでの説明では、ネットワーク機器10が必要とする情報の種類を、あらかじめ中継装置20が認識しているという前提で説明してきたが、以下、図2を用いてネットワーク機器ごとに必要とする情報の中継装置20への登録方法に関する動作を説明する。
図2においては、簡略化のため、乾燥装置10と中継装置20だけを記述してあるが、実際にはルータ30、名前解決サーバ40、製品情報サーバ50も存在しているものとする。
(1)乾燥装置10は、中継装置20に乾燥の可否、耐熱温度のように乾燥に関する情報が必要であることを申請する。
(2)中継装置20は、乾燥装置10が必要とする情報を登録する。
(3)乾燥装置10の読取書込手段3で読み取った無線ICタグ2のコード情報を中継装置20が受ける。
(4)中継装置20は、ルータ30経由で名前解決サーバ40にて製品情報サーバ50のアドレスを得て、製品情報サーバ50にアクセスしてコード情報に対応した詳細情報を収集する。
(5)中継装置20は、乾燥の可否、耐熱温度のような乾燥に関する情報だけを選別して、乾燥装置10に送る。
(6)乾燥装置10はその情報に従って、制御手段4aより乾燥促進手段5を制御する。
(7)乾燥装置10は乾燥に関する情報を読取書込手段3により無線ICタグ2の記憶領域(図示せず)に書き込む。これ以後は、この書き込んだ情報を読み出して乾燥装置10は、その情報に従って、制御手段4aより乾燥促進手段5を制御する。
ただし、以上は一例であって、例えば、乾燥装置10の読取書込手段3で読み取った無線ICタグ2のコード情報を中継装置20に送る際に、必要な情報は乾燥の可否、耐熱温度のように乾燥に関する情報であるという申請を同時に行っても構わないし、中継装置20以外のところで情報の選別が行われても問題はなく、狭帯域の通信部分には必要な情報だけが通信されるのであれば、いかなる方法でも問題にはならない。
また、無線ICタグへの書き込みについても上記(6)の前に行っても構わないし、次回の乾燥までにその情報が無線ICタグに書き込まれるのであればいつでもかまわない。次回からは、例えば無線ICタグ2のコード情報を読み出す際に、記憶領域の情報を確認して、情報が書かれておればその情報を利用することになる。
初めて乾燥装置10に入れた際には、無線ICタグ2の記憶領域には何も情報が書かれていない(例えばオールゼロ)であるので、このときには上記(1)で説明した流れで情報サーバから情報を取得することになる。
ここまでの説明とは異なり、ネットワーク機器が乾燥装置のような単一機能の装置でなく、洗濯脱水乾燥装置のような場合も考えられる。この場合には、動作モードに応じて必要とする情報が刻々と変化していくことがある。
すなわち、洗濯モードの時には洗濯に関して必要な情報(洗濯の可否、弱洗、強洗)であるし、脱水モードの時には脱水に関して必要な情報(脱水の可否、生乾きで終えるか否か)であるし、乾燥モードの時には乾燥に関して必要な情報(乾燥の可否、乾燥最適温度あるいは耐熱温度)である。
このそれぞれのモードに切り替わる時点で、ネットワーク機器(ここでは洗濯脱水乾燥機)が中継装置20に対して、その都度に必要な情報を申請して、中継装置20がそれを登録して、詳細な情報を取得、無線ICタグ2の記憶領域にそれらの情報を含めて書き込んでおくといった方法も有用な方法である。
これまでの説明では乾燥装置をして例としてあげてきたが、例えば、ネットワーク機器が冷蔵庫であった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についての冷却の可否(冷却温度)に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についての冷却の可否(冷却温度)に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
以下同様に、例えば、ネットワーク機器が洗濯機であった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についての洗濯の可否(弱洗、強洗)に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についての洗濯の可否(弱洗、強洗)に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
また、例えば、ネットワーク機器が脱水機であった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についての脱水の可否(脱水時間)に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についての脱水の可否(脱水時間)に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
また、例えば、ネットワーク機器が乾燥機であった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についての乾燥の可否(乾燥温度、耐熱温度)に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についての乾燥の可否(乾燥温度、耐熱温度)に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
また、例えば、ネットワーク機器がアイロンであった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についてのアイロン掛けの可否(耐熱温度、当て布有無)に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についてのアイロン掛けの可否(耐熱温度、当て布有無)に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
また、例えば、ネットワーク機器が加熱器(例えば電子レンジ等)であった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についての加熱の可否(加熱温度)に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についての加熱の可否(加熱温度)に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
また、例えば、ネットワーク機器が食洗機であった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についての洗浄の可否(耐熱温度)に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についての洗浄の可否(耐熱温度)に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
また、例えば、ネットワーク機器が体重計であった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についての重量に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についての重量に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
また、例えば、ネットワーク機器が自動販売機であった場合には、ネットワーク機器が必要とする情報は、対象物についての賞味期限、銘柄、価格に関する情報であり、この場合には無線ICタグ2の記憶領域に対象物についての賞味期限、銘柄、価格に関する情報を書き込んでおくことが有用である。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録、もしくはインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
なお、図1に示した構成は本発明のネットワークシステムの一例である。本実施の形態で説明したような機能を有するシステムであれば、この構成に限定しない。たとえば、通信手段はこれに限定しないし、ネットワーク機器10と中継装置20とが一体となってシステムを構成してもよい。またネットワーク機器は本実施の形態に挙げた以外の家電機器、設備機器、OA機器、FA機器などの電気機器であってもよい。
以上のように、本発明にかかるネットワークシステムとそのプログラムは、情報サーバにアクセスする通信経路の一部に、例えば特小無線通信を用いたような帯域の非常に狭い通信部分が存在した場合でも、その通信部分を通過する情報を必要最低限に絞り込み、さらにそれ以降は既に必要とする情報が無線ICタグの記憶領域に書かれているので、情報サーバにアクセスして情報を取得するという作業自体が不要になり、狭い通信部分に情報を全く通過させないので、その通信部分がボトルネックとならず、システム全体の応答性能が著しく落ちることもなく、あるいはまた、一定時間内に処理できる対象物が非常に少なくなってしまうことが回避できる。
本発明の実施の形態1におけるネットワークシステムの構成図 本発明の実施の形態2における無線ICタグへの必要情報書き込み手順の一例を示す図
符号の説明
1 乾燥対象物
2 無線ICタグ (記憶領域あり)
3 読取書込手段
4a、4b 制御手段
5 乾燥促進手段
6a、6b 特小無線通信手段
7a、7b LAN通信手段
8 WAN通信手段
10 乾燥装置(ネットワーク機器)
20 中継装置
30 ルータ
40 名前解決サーバ
50 製品情報サーバ(情報サーバ)

Claims (11)

  1. ネットワーク機器と中継装置とで構成するネットワークシステムにおいて、
    前記ネットワーク機器は、読取書込手段を具備し、対象物に添付された無線ICタグのコード情報を前記読取書込手段が読み取り、前記コード情報を前記中継装置に送信し、
    前記中継装置は、前記コード情報を元に情報サーバにアクセスして前記対象物に関する詳細な情報を取得し、前記詳細な情報より前記ネットワーク機器にとって必要とされる情報を選別して、前記必要とされる情報(必要情報)を前記ネットワーク機器に送信して、前記読取書込手段によって前記無線ICタグの記憶領域に前記必要情報を書き込むことを特徴とするネットワークシステム。
  2. ネットワーク機器が冷蔵庫であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の冷却の可否、または冷却温度に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  3. ネットワーク機器が洗濯機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の洗濯の可否、または洗いの強弱に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  4. ネットワーク機器が脱水機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の脱水の可否、または脱水時間に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  5. ネットワーク機器が乾燥機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の乾燥機による乾燥の可否、または乾燥温度、または耐熱温度に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  6. ネットワーク機器がアイロンであった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物のアイロン掛けの可否、または耐熱温度、または当て布の有無に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  7. ネットワーク機器が加熱器であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の加熱器による加熱の可否、または加熱温度に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  8. ネットワーク機器が食洗機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の食洗機による洗浄の可否、または耐熱温度に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  9. ネットワーク機器が体重計であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物である衣類の重量に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  10. ネットワーク機器が自動販売機であった場合、前記無線ICタグの記憶領域に書き込む必要情報に少なくとも対象物の賞味期限、または銘柄、または価格に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおいて少なくともひとつの機能をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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