JP2017135958A - 太陽電池パネル防護システム - Google Patents

太陽電池パネル防護システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017135958A
JP2017135958A JP2016016566A JP2016016566A JP2017135958A JP 2017135958 A JP2017135958 A JP 2017135958A JP 2016016566 A JP2016016566 A JP 2016016566A JP 2016016566 A JP2016016566 A JP 2016016566A JP 2017135958 A JP2017135958 A JP 2017135958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
solar cell
cell panel
protection system
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016016566A
Other languages
English (en)
Inventor
藤井 寿隆
Hisataka Fujii
寿隆 藤井
武史 上野
Takeshi Ueno
武史 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016016566A priority Critical patent/JP2017135958A/ja
Publication of JP2017135958A publication Critical patent/JP2017135958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】太陽電池パネルの受光面の汚れによる発電量の低下を抑制することが可能な太陽電池パネル防護システムを提供する。【解決手段】太陽電池パネル防護システム1は、カバー21と時刻情報取得部311と設定部36と移動制御部37とを備えている。カバー21は、太陽電池パネルの受光面側を移動可能である。時刻情報取得部311は、現在時刻の情報を取得する。設定部36は、時刻情報取得部311が取得した現在時刻に基づいて、カバー21の目的位置を設定する。移動制御部37は、カバー21の位置が目的位置となるように、カバー21の移動を制御する。そして、設定部36は、太陽電池パネルが発電不可能な時間帯(不発電時間帯)に現在時刻が含まれる場合、目的位置を、カバー21が太陽電池パネルを覆う閉位置に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池パネル防護システムに関する。
従来、屋根に設置される太陽電池パネルを備える太陽光発電装置がある(例えば、特許文献1参照)。太陽電池パネルは、太陽光の受光量に応じた電力を生成する。
特開2015−227558号公報
太陽電池パネルは屋外に設けられているため、太陽電池パネルの受光面は塵埃等で汚れやすい。太陽電池パネルの受光面の汚れによって太陽光が遮られ、太陽電池パネルの発電量が低下するおそれがあった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、太陽電池パネルの受光面の汚れによる発電量の低下を抑制することが可能な太陽電池パネル防護システムを提供することにある。
本発明の太陽電池パネル防護システムは、太陽電池パネルの受光面側を移動可能であるカバーと、現在時刻の情報を取得する時刻情報取得部と、前記時刻情報取得部が取得した前記現在時刻に基づいて、前記カバーの目的位置を設定する設定部と、前記カバーの位置が前記目的位置となるように、前記カバーの移動を制御する移動制御部とを備え、前記設定部は、前記太陽電池パネルが発電不可能な時間帯に前記現在時刻が含まれる場合、前記目的位置を、前記カバーが前記太陽電池パネルを覆う閉位置に設定することを特徴とする。
本発明の太陽電池パネル防護システムでは、太陽電池パネルの受光面の汚れによる発電量の低下を抑制することができるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る太陽電池パネル防護システムのブロック図である。 図2は、同上の太陽電池パネル防護システムにおける防護装置の概略構成図である。 図3は、図2のA−A線断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る太陽電池パネル防護システムの動作を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、一般に太陽電池パネル防護システム、より詳細には太陽電池パネルの受光面を防護する太陽電池パネル防護システムに関する。なお、以下の実施形態において説明する図2、図3は、模式的な図であり、各構成要素の寸法比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態)
本実施形態の太陽電池パネル防護システム1(以降、防護システム1と略称する)のブロック図を図1に示す。まず、本実施形態の防護システム1の概要について説明する。本実施形態の防護システム1は、図2に示すように例えば戸建住宅5の屋根51等に並べて設置されている複数の太陽電池パネル4を防護するシステムである。防護システム1は、太陽電池パネル4が発電しない時間帯、雨等により太陽電池パネル4の受光面41が汚れると予測される時間帯に、太陽電池パネル4の受光面41側をカバー21で覆うことにより太陽電池パネル4を防護するシステムである。
以下に、本実施形態の防護システム1の詳細について説明する。
本実施形態では、図2に示すように、戸建住宅5の屋根51に複数の太陽電池パネル4がマトリクス状に並べて設置されている。図2に示す例では、屋根51の勾配方向に沿った第1方向Y1に3枚、第1方向Y1と交差する第2方向Y2に4枚ずつ合計12枚の太陽電池パネル4が屋根51に設置されている。なお、第2方向Y2は、第1方向Y1に直交する方向であるのが好ましい。また、太陽電池パネル4の枚数は一例であり、上記枚数に限らない。
本実施形態の防護システム1は、太陽電池パネル4を防護する防護装置2と、防護装置2を制御する制御装置3とを備えている(図1参照)。
防護装置2は、カバー21、巻取軸22、駆動部23、一対のガイドレール24、複数の支持レール25、及び筐体20を備えており、屋根51に設けられている。
筐体20は、複数の太陽電池パネル4に対して第1方向Y1の一方側(屋根51の棟511側)に設けられており、カバー21の一部、巻取軸22、及び駆動部23を収納している。
カバー21は、巻取軸22に巻取可能な程度の柔軟性を有するシート状部材である。カバー21は、ポリエステルフィルム(例えばポリエチレンテレフタレートフィルム)で構成されている。カバー21は、太陽電池パネル4を覆った状態であっても太陽電池パネル4が発電可能な程度の透光性を有しているのが好ましい。カバー21の透光率は、50%以上が好ましく、70%以上が更に好ましく、90%以上がより好ましい。また、カバー21は、強度、耐候性、及び防汚性が高く、かつ薄く形成可能な材質が好ましい。
カバー21は、第1方向Y1の寸法、及び第2方向Y2の寸法それぞれが、複数の太陽電池パネル4全体における第1方向Y1、及び第2方向Y2の寸法よりも大きく形成されており、複数の太陽電池パネル4全体を覆うことが可能である。
また、カバー21は、複数の太陽電池パネル4それぞれの受光面41側を移動可能に構成されている。具体的には、カバー21は、第1方向Y1の一端部が巻取軸22に固定されている。巻取軸22は、第2方向Y2に沿って配置されており、回転方向に応じてカバー21の巻き取り及び繰り出しが可能である。筐体20には、カバー21を通す開口が設けられており、カバー21は、巻取軸22の回転方向に応じて第1方向Y1の他端部(以降、下端部211という)が第1方向Y1に沿って移動する。カバー21は、巻取軸22が例えば一方に回転することによって巻取軸22に巻き取られ、下端部211が第1方向Y1に沿って屋根51の棟511に向かって移動する。また、カバー21は、巻取軸22が例えば他方に回転することによって巻取軸22から繰り出され、自重により下端部211が第1方向Y1に沿って屋根51の軒512に向かって移動する。カバー21は、複数の太陽電池パネル4全てを露出させる開位置と、複数の太陽電池パネル4全てを覆う閉位置との間で移動する。図2は、カバー21が閉位置にある状態を示している。
なお、本実施形態のカバー21は、第1方向Y1の寸法が複数の太陽電池パネル4全体の寸法よりも、十分に大きい寸法(例えば、第1方向Y1における複数の太陽電池パネル4全体の寸法の2倍以上)に形成されている。カバー21は、閉位置にある状態であっても一部が巻取軸22に巻き取られている。そして、カバー21は、閉位置から更に繰り出され、下端部211が屋根51の軒512よりも下側まで移動可能に構成されている。
一対のガイドレール24のそれぞれは、複数の太陽電池パネル4に対する第2方向Y2の一方側、他方側において、第1方向Y1に沿って設けられており、カバー21を第1方向Y1に案内する。一対のガイドレール24それぞれは、第1方向Y1に沿って形成された溝241を有している。カバー21は、第2方向Y2の一端部、他端部それぞれが、一対のガイドレール24の溝241に嵌まり込むことで位置決めされ、第1方向Y1に沿って移動しやすくなる。また、一対のガイドレール24それぞれは、第1方向Y1に沿って並べて設けられた複数のローラ242(roller)を備えている。ローラ242は、第2方向Y2を軸方向として回転可能な円柱であり、太陽電池パネル4の受光面41とカバー21との間に隙間が形成されるようにカバー21を屋根51側から支持可能に構成されている。カバー21は、ローラ242の回転によってローラ242上を滑るように移動することが可能となり第1方向Y1の移動がスムーズとなる。
また、第2方向Y2における太陽電池パネル4と太陽電池パネル4との間には、支持レール25が設けられている。支持レール25は、第1方向Y1に沿って設けられており、複数の太陽電池パネル4とカバー21との間に隙間が形成されるようにカバー21を屋根51側から支持可能に構成されている。なお、支持レール25は、第1方向Y1に沿って並べて設けられた複数のローラ242を備えた構成であってもよい。
駆動部23は、モータを有しており、巻取軸22を回転可能に構成されている。駆動部23は、後述する移動制御部37によって制御されており、移動制御部37からの制御信号に基づいて巻取軸22を回転させる。
次に、制御装置3について説明する。制御装置3は、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)、PLC(Programmable Logic Controller)等を主構成としており、プログラムを実行することにより各種処理を実行する。制御装置3は、受信機31、通信部32、気象情報取得部33、推定部34、記憶部35、設定部36、及び移動制御部37を備えている。
受信機31は、GPS(Global Positioning System)受信機であり、現在時刻の情報を取得する時刻情報取得部311と、位置情報を取得する位置情報取得部312とを備えている。なお、時刻情報取得部311が取得する現在時刻の情報には、現在の日付情報が含まれている。
通信部32は、通信インターフェースであり、電気回線60(例えばインターネット回線)を介してサーバ6と接続されている。
気象情報取得部33は、位置情報取得部312が取得した位置情報に対応する地域の気象情報を、通信部32を介してサーバ6から取得する。ここでいう「気象情報」とは、降雨予報、降雪予報、降雹予報等を含む天気予報、降灰予報等の、太陽電池パネル4の受光面41を汚す可能性のある気象現象に関する情報である。
推定部34は、気象情報取得部33が取得した気象情報に基づいて予防時間帯を推定する。予防時間帯とは、降雨、降雪、降雹、降灰のうち少なくとも1つが発生すると予測される時間帯である。
記憶部35には、日付情報と位置情報とに対応付けられた日の出時刻及び日の入り時刻の情報が記憶されている。なお、記憶部35に記憶された日の出時刻及び日の入り時刻の情報は、太陽電池パネル4の設置された地域の地形(例えば山、谷等)に応じて補正されてもよい。
設定部36は、時刻情報取得部311が取得した現在時刻に基づいて、カバー21の目的位置を設定する。設定部36は、太陽電池パネル4が発電不可能な時間帯(以降、不発電時間帯という)に現在時刻が含まれている場合、カバー21の目的位置を閉位置に設定する。不発電時間帯とは、日の入り時刻から日の出時刻までの時間帯である。設定部36は、時刻情報取得部311が取得した現在の日付情報と、位置情報取得部312が取得した位置情報とに対応する日の出時刻、及び日の入り時刻の情報を記憶部35から抽出し、不発電時間帯を算出する。そして、設定部36は、現在時刻が不発電時間帯に含まれているか否かを判断し、現在時刻が不発電時間帯に含まれている場合、カバー21の目的位置を、カバー21が複数の太陽電池パネル4全てを覆う閉位置に設定する。なお、設定部36は、日の出時刻、及び日の入り時刻の情報を、サーバ6から取得するように構成されていてもよい。
また、設定部36は、現在時刻が、推定部34が推定した予防時間帯に含まれているか否かを判断し、現在時刻が予防時間帯に含まれている場合、カバー21の目的位置を閉位置に設定する。
設定部36は、現在時刻が、不発電時間帯と予防時間帯との両方に含まれていない場合、カバー21の目的位置を、複数の太陽電池パネル4全てを露出させる開位置に設定する。
移動制御部37は、カバー21の位置が、設定部36が設定した目的位置となるように、カバー21の移動を制御する。具体的には、移動制御部37は、防護装置2の駆動部23に対して、巻取軸22の回転方向を指示する制御信号を送信することで、カバー21の位置が開位置あるいは閉位置となるようにカバー21を移動させる。なお、カバー21の位置がすでに目的位置である場合、移動制御部37は、カバー21を移動させず、カバー21の位置が目的位置に維持される。
次に、本実施形態の防護システム1による太陽電池パネル4の防護動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、気象情報取得部33が、サーバ6から気象情報を取得する(S1)。推定部34は、気象情報取得部33が取得した気象情報に基づいて、予防時間帯を推定する(S2)。また、受信機31の時刻情報取得部311が、現在時刻の情報を取得し、位置情報取得部312が、位置情報を取得する(S3)。そして、設定部36は、現在の日付、及び位置情報に対応する日の出時刻、及び日の入り時刻を記憶部35から抽出し、不発電時間帯を算出する(S4)。なお、気象情報の取得動作(S1)と、現在時刻及び位置情報の取得動作(S3)とは、それぞれ独立して実行される。
次に、設定部36は、現在時刻が不発電時間帯に含まれているか否かを判断する(S5)。現在時刻が不発電時間帯に含まれている場合(S5のYes)、設定部36は、カバー21の目的位置を閉位置に設定し、カバー21が、複数の太陽電池パネル4の全てを覆う閉位置に移動する、あるいは閉位置を維持する(S6)。
また、現在時刻が不発電時間帯に含まれていない場合(S5のNo)、設定部36は、現在時刻が予防時間帯に含まれているか否かを判断する(S7)。現在時刻が予防時間帯に含まれている場合(S7のYes)、設定部36は、カバー21の目標位置を閉位置に設定し、カバー21が、複数の太陽電池パネル4の全てを覆う閉位置に移動する、あるいは閉位置を維持する(S6)。
一方、現在時刻が予防時間帯に含まれていない場合(S7のNo)、設定部36は、カバー21の目標位置を開位置に設定し、カバー21が、複数の太陽電池パネル4の全てを露出させる開位置に移動する、あるいは開位置を維持する(S8)。
本実施形態の防護システム1は、上述した太陽電池パネル4の防護動作を定期的(例えば5分毎)に行っており、現在時刻に応じてカバー21の位置を制御している。
次に、本実施形態の防護システム1の効果について説明する。
本実施形態の防護システム1は、カバー21と時刻情報取得部311と設定部36と移動制御部37とを備えている。カバー21は、太陽電池パネル4の受光面41側を移動可能である。時刻情報取得部311は、現在時刻の情報を取得する。設定部36は、時刻情報取得部311が取得した現在時刻に基づいて、カバー21の目的位置を設定する。移動制御部37は、カバー21の位置が目的位置となるように、カバー21の移動を制御する。そして、設定部36は、太陽電池パネル4が発電不可能な時間帯(不発電時間帯)に現在時刻が含まれる場合、目的位置を、カバー21が太陽電池パネル4を覆う閉位置に設定する。
上記構成により、太陽電池パネル4が発電不可能な時間帯(不発電時間帯)には、太陽電池パネル4の受光面41がカバー21で覆われるため、太陽電池パネル4の受光面41の汚れが抑制される。したがって、本実施形態の防護システム1は、太陽電池パネル4の受光面41の汚れによる発電量の低下を抑制することが可能となる。また、太陽電池パネル4の受光面41の清掃の手間を減らすことが可能となる。
また、本実施形態の防護システム1において、太陽電池パネル4が発電不可能な時間帯(不発電時間帯)は、日の入り時刻から日の出時刻までの時間帯である。これにより、太陽が沈んだ暗い時間帯である不発電時間帯が、日付、太陽電池パネルが設けられた位置に応じて調整される。
また、本実施形態における防護システム1は、気象情報取得部33と、推定部34とを更に備えている。気象情報取得部33は、気象情報を取得する。推定部34は、気象情報取得部33が取得した気象情報に基づいて、降雨、降雪、降雹、降灰のうち少なくとも1つが発生すると予測される時間帯を予防時間帯として推定する。そして、設定部36は、推定部34が推定した予防時間帯に現在時刻が含まれる場合、目的位置を閉位置に設定する。
上記構成により、太陽電池パネル4の受光面41が汚れやすい気象現象である降雨、降雪、降雹、降灰等が発生すると予測される予防時間帯に、太陽電池パネル4の受光面41がカバー21で覆われるため、太陽電池パネル4の受光面41の汚れがより抑制される。したがって、本実施形態の防護システム1は、太陽電池パネル4の受光面41の汚れによる発電量の低下をより抑制することが可能となる。
例えば、雨が降ると予測される時間帯には、太陽電池パネル4がカバー21で覆われることにより、雨が降っても太陽電池パネル4の受光面41が雨で汚れることが抑制される。
また、雹が降ると予測される時間帯には、太陽電池パネル4がカバー21で覆われることにより、雹が降っても太陽電池パネル4に雹が直接当たることが抑制され、太陽電池パネル4の受光面41のひび割れ等が抑制される。
また、雪や灰が降ると予測される時間帯には、太陽電池パネル4がカバー21で覆われるため、雪や灰が降っても太陽電池パネル4の受光面41に雪や灰が堆積することが抑制される。また、カバー21の下端部211を屋根51の軒512の下側まで移動させてカバー21を屋根51から垂れ下げることにより、カバー21に堆積された雪や灰を落とすことができる。また、カバー21を屋根51から垂れ下げることにより、例えばカバー21の汚れを水で洗い流す等のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
また、カバー21は、切断可能に構成されており、カバー21の汚れが落ちない場合や、カバー21に破れ等の破損が生じた場合には、ユーザによってカバー21の下端部211側が切り離される。これにより、カバー21における、今まで筐体20内で巻取軸22に巻き取られていた部位で太陽電池パネル4を覆うことが可能となり、カバー21を交換する手間を減らすことが可能となる。
なお、気象情報には、黄砂予測、風予測等が含まれていてもよい。これにより、黄砂が多いと予測される時間帯には、太陽電池パネル4がカバー21で覆われることにより、多くの黄砂が飛来しても太陽電池パネル4の受光面41が黄砂で汚れることが抑制される。また、強風が予測される時間帯には、太陽電池パネル4がカバー21で覆われることにより、強風のときに飛来物が太陽電池パネル4に直接当たることが抑制され、太陽電池パネル4の受光面41のひび割れ等が抑制される。
また、本実施形態における防護システム1は、巻取軸22と駆動部23とを備えている。巻取軸22は、シート状のカバー21の巻き取り及び繰り出しが可能である。駆動部23は、巻取軸22を回転させる。そして、巻取軸22は、複数の太陽電池パネル4に対して、複数の太陽電池パネル4が並べられた方向のうち一方向(第1方向Y1)の一方側(屋根51の棟511側)に設けられている。カバー21は、一端部が巻取軸22に固定され、他端部(下端部211)が巻取軸22の回転方向に応じて一方向(第1方向Y1)に移動する。
上記構成により、カバー21が、太陽電池パネル4を露出させる開位置にある場合、カバー21は、巻取軸22に巻き取られているので、平面視におけるカバー21の面積が増大することが抑制される。
また、本実施形態の防護システム1は、一対のガイドレール24を備えている。一対のガイドレール24は、複数の太陽電池パネル4に対して、カバー21の移動方向に対する交差方向(第2方向Y2)の一方側と他方側とに設けられている。また、一対のガイドレール24は、複数の太陽電池パネル4とカバー21との間に隙間が形成されるようにカバー21を支持した状態でカバー21の移動を案内する。
上記構成により、一対のガイドレール24によって移動時におけるカバー21が位置決めされ、カバー21の移動方向が第1方向Y1から外れることが抑制される。また、太陽電池パネル4とカバー21との隙間により、カバー21が太陽電池パネル4に接触することが抑制され、カバー21を移動させやすくなる。また、太陽電池パネル4とカバー21との隙間により、雹や飛来物に対する防護性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の防護システム1において、カバー21は、ポリエステルフィルムである。上記構成により、カバー21を、強度、耐候性、及び防汚性が高く、かつ薄く形成することが可能となる。
また、本実施形態の防護システム1において、カバー21は、透光性を有する。上記構成により、例えば降雨、降雪、降雹、降灰等の予測が外れて晴れている場合に、太陽電池パネル4は、カバー21を介して太陽光を受光して発電することが可能となる。
なお、カバー21は、例えば金属製のシャッター、樹脂製の板等のように強固に構成されていてもよい。この場合、比較的大きな飛来物からも太陽電池パネル4を防護することが可能となり、台風や竜巻が多い地域でより有効となる。
また、本実施形態の防護システム1は、GPSを利用して現在時刻の情報と位置情報とを取得しているが、この構成に限らない。例えば、防護システム1は、位置情報の入力を受け付ける入力部と、現在時刻を計時する計時部(例えば時計)とを備えた構成であってもよい。この場合、位置情報取得部312は、入力部が受け付けた位置情報を取得し、時刻情報取得部311は、計時部から現在時刻の情報を取得する。
また、防護システム1は、照度センサを備えた構成であってもよい。照度センサは、太陽電池パネル4の設置場所(屋根51)において太陽電池パネル4と重ならないように設けられ、太陽電池パネル4の設置場所(屋根51)の照度を測定する。設定部36は、照度センサの測定結果が閾値照度以下である場合、現在時刻が、太陽電池パネル4が発電不可能な時間帯(不発電時間帯)に含まれていると判断し、カバー21の目的位置を閉位置に設定する。閾値照度は、太陽電池パネル4の発電電力が閾値電力以下となる照度である。上記構成により、例えば、天候が曇りであり太陽電池パネル4が発電できない場合に、太陽電池パネル4をカバー21で覆い、太陽電池パネル4を防護することが可能となる。
また、カバー21は、屋根51の勾配に沿った第1方向Y1に移動可能に構成されているが、屋根51の勾配方向と交差した第2方向Y2に移動可能に構成されていてもよい。
また、本実施形態の防護システム1は、防護装置2と制御装置3とが別体に構成されているが、防護装置2と制御装置3とが一体に構成されていてもよい。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
1 太陽電池パネル防護システム
21 カバー
22 巻取軸
23 駆動部
24 ガイドレール
311 時刻情報取得部
33 気象情報取得部
34 推定部
36 設定部
37 移動制御部
4 太陽電池パネル
41 受光面
Y1 第1方向(一方向)
Y2 第2方向(交差方向)

Claims (7)

  1. 太陽電池パネルの受光面側を移動可能であるカバーと、
    現在時刻の情報を取得する時刻情報取得部と、
    前記時刻情報取得部が取得した前記現在時刻に基づいて、前記カバーの目的位置を設定する設定部と、
    前記カバーの位置が前記目的位置となるように、前記カバーの移動を制御する移動制御部とを備え、
    前記設定部は、前記太陽電池パネルが発電不可能な時間帯に前記現在時刻が含まれる場合、前記目的位置を、前記カバーが前記太陽電池パネルを覆う閉位置に設定する
    ことを特徴する太陽電池パネル防護システム。
  2. 気象情報を取得する気象情報取得部と、
    前記気象情報取得部が取得した前記気象情報に基づいて、降雨、降雪、降雹、降灰のうち少なくとも1つが発生すると予測される時間帯を予防時間帯として推定する推定部とを更に備え、
    前記設定部は、前記推定部が推定した前記予防時間帯に前記現在時刻が含まれる場合、前記目的位置を前記閉位置に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネル防護システム。
  3. シート状の前記カバーの巻き取り及び繰り出しが可能な巻取軸と、
    前記巻取軸を回転させる駆動部とを更に備え、
    前記巻取軸は、複数の前記太陽電池パネルに対して、前記複数の太陽電池パネルが並べられた方向のうち一方向の一方側に設けられ、
    前記カバーは、一端部が前記巻取軸に固定され、他端部が前記巻取軸の回転方向に応じて前記一方向に移動する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネル防護システム。
  4. 前記複数の太陽電池パネルに対して、前記カバーの移動方向に対する交差方向の一方側と他方側とに設けられた一対のガイドレールを更に備え、
    前記一対のガイドレールは、前記複数の太陽電池パネルと前記カバーとの間に隙間が形成されるように前記カバーを支持した状態で前記カバーの移動を案内する
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池パネル防護システム。
  5. 前記カバーは、ポリエステルフィルムである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池パネル防護システム。
  6. 前記カバーは、透光性を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池パネル防護システム。
  7. 前記太陽電池パネルが発電不可能な時間帯は、日の入り時刻から日の出時刻までの時間帯である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽電池パネル防護システム。
JP2016016566A 2016-01-29 2016-01-29 太陽電池パネル防護システム Pending JP2017135958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016016566A JP2017135958A (ja) 2016-01-29 2016-01-29 太陽電池パネル防護システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016016566A JP2017135958A (ja) 2016-01-29 2016-01-29 太陽電池パネル防護システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017135958A true JP2017135958A (ja) 2017-08-03

Family

ID=59503972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016016566A Pending JP2017135958A (ja) 2016-01-29 2016-01-29 太陽電池パネル防護システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017135958A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020032837A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 豊田合成株式会社 車載センサカバーの洗浄装置
JP2021162294A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 杭州耀▲かん▼光伏設備有限公司 平板型太陽熱温水器に対する知能洗浄装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08195500A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 防汚装置付き太陽電池
JP3085803U (ja) * 2001-11-02 2002-05-24 陶山 武彦 太陽電池の保護装置及び太陽追尾装置
KR101250106B1 (ko) * 2012-11-14 2013-04-02 유한회사 주왕산업 태양광 발전기의 태양광 발전 패널 세척장치
JP2014007272A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Sharp Corp 太陽光発電システム、及びその制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08195500A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 防汚装置付き太陽電池
JP3085803U (ja) * 2001-11-02 2002-05-24 陶山 武彦 太陽電池の保護装置及び太陽追尾装置
JP2014007272A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Sharp Corp 太陽光発電システム、及びその制御方法
KR101250106B1 (ko) * 2012-11-14 2013-04-02 유한회사 주왕산업 태양광 발전기의 태양광 발전 패널 세척장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020032837A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 豊田合成株式会社 車載センサカバーの洗浄装置
JP6992706B2 (ja) 2018-08-29 2022-01-13 豊田合成株式会社 車載センサカバーの洗浄装置
JP2021162294A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 杭州耀▲かん▼光伏設備有限公司 平板型太陽熱温水器に対する知能洗浄装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9998069B2 (en) Photovoltaic system and panel cleaning method
CN101567398B (zh) 太阳能电池板自动清洁系统
US20170093329A1 (en) Array powered solar tracking system
SA519402326B1 (ar) تنظيف وحدات تتبع الشمس بدون ماء باستخدام روبوت
US20140109334A1 (en) Solar panel cleaning system
JP2016522665A (ja) 太陽光発電装置
KR101160675B1 (ko) 먼지제거수단이 구비된 태양광 발전기
KR100735582B1 (ko) 풍력발전소 작동방법
DK2937563T3 (en) Protection system against a wind turbine's shimmer
KR101370703B1 (ko) 태양광 발전장치
JP2017135958A (ja) 太陽電池パネル防護システム
KR101726237B1 (ko) 부유식 태양광 발전장치용 계류 장치
KR101195862B1 (ko) 태양광 발전기의 제어방법
DK1194690T4 (da) Vindenergianlæg med skyggekast-styring
WO2014080399A1 (en) Naturally-irrigated solar panel and solar collector cleaning system
Ghodki An infrared based dust mitigation system operated by the robotic arm for performance improvement of the solar panel
JP2014007272A (ja) 太陽光発電システム、及びその制御方法
CN107317549A (zh) 一种防尘电池板以及太阳能发电系统
CN105156973B (zh) 一种光能转化率高的防水太阳能路灯
US20160238641A1 (en) Estimating solar array power generation
CN203434930U (zh) 自保护太阳能发电板
JP5977951B2 (ja) 天体観測施設
CN105262415A (zh) 一种收集利用建筑物窗户或阳台太阳能的方法
KR20220074045A (ko) 태양광 모듈 오염방지를 위한 태양광 모듈 보호필름 구동장치
CN117176054A (zh) 一种光伏板发电用外围易燃物检测处理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200519