JP2020031524A - アウターロータ型モータ、および、電気自動車 - Google Patents

アウターロータ型モータ、および、電気自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】ボビンのステータへの取り付けが簡単に行え、ステータの保持を強固に行っても、使用時にボビンの係合部が破損するおそれがないボビンの取り付け構造を有し、放熱効果に優れたアウターロータ型モータ、および、このアウターロータ型モータを備えた電気自動車を提供する。【解決手段】アウターロータ型モータは、環状基部の外径側に放射状に複数の歯21bを有するステータコア21と、ステータコア21を軸方向の両側から挟んで位置決めするステータセンタ22およびステータガイド23と、コイル40が卷回されステータコア21の複数の歯21bに装着されるボビン30を有する。ボビン30がステータコア21に装着された状態で、ステータセンタおよびステータガイドに設けた係合片22c,23cが、ボビン30の係合孔34a,35aに挿入されるとともに、係合片22c,23cがステータコア21を挟んで固定している。【選択図】図5

Description

本発明は、アウターロータ型モータ、および、電気自動車に関する。
電気自動車の駆動モータをホイール内に取り付けるインホイールモータが提案されている。このインホイールモータは、従来のギアや駆動軸などによるエネルギー損失がないため、駆動効率の向上と航続距離の向上が期待できる。インホイールモータとして、アウターロータ型(外転型)で永久磁石が回転するモータにおいて、ステータ(固定子)はリング状のヨーク部とその外径側に複数の歯を有する鉄心で構成される。この歯に捲回するステータコイルは、歯に直接捲回する場合と、一度ボビンに捲回しそのボビンを歯に挿入する場合がある。
ボビンを用いる場合、モータの使用中にボビンが径方向に移動すると、回転するアウターロータにボビンが接触し重大な障害を起こすことになるので、ボビンを強固に歯に固定する必要がある。例えば、特許文献1には、ステータを軸方向の両側から挟むことによって、ステータを支持するモータベースおよびモータサポートを有するモータにおいて、モータベースおよびモータサポートを利用して、ステータに装着したボビンを固定するボビン構造が開示されている。
特許第6112525号公報
特許文献1に開示されたボビン構造では、ボビンが、ステータの内径側に係合部を有しており、ステータがモータベースおよびモータサポートにより両側から挟まれた状態において、ボビンの係合部もモータベースおよびモータサポートの係合部により両側から挟まれた状態で、ボビンがステータに固定される。このため、モータベースおよびモータサポートを組み立てることによって、同時にボビンを固定でき、ボビンが径方向に移動することを阻止できる。
しかしながら、特許文献1に開示されたボビン構造では、ステータをモータベースおよびモータサポートにより両側から挟んで固定する際に、部材の寸法精度によっては、ボビンに設けた係合部もモータベースおよびモータサポートの係合部に挟まれるため、ボビンの係合部に押圧力が作用するおそれがあった。インホイールモータは自動車の車輪内に設けられるため、使用時には、車輪の振動が直接もモータの構成部材に伝わることになる。このため、インホイールモータのステータはモータベースおよびモータサポートに強固に取り付けられる必要があるが、ボビンの係合部に強い力が作用すると、使用時にボビンの係合部が破損するおそれがあった。
本発明は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、ボビンのステータコアへの取り付けが簡単に行え、ステータコアの保持を強固に行っても、使用時にボビンの係合部が破損するおそれがないボビンの取り付け構造を有し、放熱効果に優れたアウターロータ型モータを提供すること、および、このアウターロータ型モータを備えた電気自動車を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、環状基部の外径側に放射状に複数の歯を有するステータコアと、該ステータコアを軸方向の両側から位置決めするステータセンタおよびステータガイドと、コイルが卷回されて複数の前記ステータコアの前記歯に装着されるボビンを有する、アウターロータ型モータであって、前記ボビンの内径側の前記軸方向の両側に、前記軸方向に貫通する係合孔を有して突出する係合部が設けられ、前記ステータセンタおよびステータガイドのそれぞれ外周部に、前記軸方向に突出する複数の係合片が設けられ、前記ボビンが前記ステータコアに装着された状態で、前記ステータセンタおよびステータガイドの前記係合片の先端が前記ボビンの前記係合孔に挿入されるとともに、前記係合片が前記ステータコアの軸方向端面に当接して前記ステータコアを軸方向に位置決めしていることを特徴とするものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記ボビンは、該ボビンが前記ステータコアに装着された状態で、径方向に離間する2つの鍔部を有し、内径側の鍔部の前記軸方向側の箇所に、前記コイルの巻き端が挿入される切欠きを有することを特徴とするものである。
第3の技術手段は、電気自動車であって、第1または第2の技術手段のアウターロータ型モータが、車輪のホイールに設けられ、前記車輪が前記アウターロータ型モータによって直接駆動されることを特徴とするものである。
本発明によれば、ボビンのステータへの取り付けが簡単に行え、ステータを挟持するステータセンタおよびステータガイドに設けた係合片が、ステータの軸方向端面に当接しているため、ボビンに設けた係合部に押圧力が作用することがなく、使用時にボビンの係合部が破損するおそれがない。また、ステータセンタおよびステータガイドに設けた係合片を介して、ステータからの熱をステータセンタおよびステータガイドに伝導しやすくなり、ステータの放熱効果が良好となる。
本発明の第1の実施形態に係るアウターロータ型モータをインホイールモータとして構成した際の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係るアウターロータ型モータに用いるボビンの斜視図である。 図2に示すボビンを各方向から見た図および一断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアウターロータ型モータおいて、ステータにボビンを装着する様子を示す斜視図である。 本発明の一実施形態において、ステータコアにステータセンタおよびステータガイドを装着した状態での断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のアウターロータ型モータおよび電気自動車に係る好適な実施形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。なお、本発明はこれらの実施形態での例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内および均等の範囲内におけるすべての変更を含む。また、複数の実施形態について組み合わせが可能である限り、本発明は任意の実施形態を組み合わせたものを含む。
以下の説明では、アウターロータ型モータとして、車両のホイール内に搭載するインホイールモータを例に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るアウターロータ型モータをインホイールモータとして構成した際の模式的な断面図であり、部分的に簡略化して図示している。車両のホイールやタイヤは図示していない。
インホイールモータ100は、電気自動車の車輪のホイールの内側に内蔵され、車輪の軸と同一軸上に配置される。図1に示すように、インホイールモータ100は、ハブシャフト11を有しており、図示しないホイールが、ホイール取り付け面から突出するホイール取り付け用ハブボルト16によって取り付けられる。このため、ハブシャフト11は、自動車の車輪取り付けの強度を確保する点からスチールが用いられる。また、ハブシャフト11には、ブレーキクランプ18も固定される。ハブシャフト11は、軸受17を介して軸受支持部材26に対して回転可能に軸支される。軸受17は、内輪17aと、外輪17bと、内輪17aおよび外輪17bとの間に設けられた複数の転動体17cとを有している。軸受支持部材26は、図示しない車体側の足回りフレーム部品であるナックルにボルト27によって固定される。軸受支持部材26は、インホイールモータ100を車体側に取り付けるための強度を確保する点から、ハブシャフト11と同様にスチールが用いられる。これによって、インホイールモータ100が図示しない車体側に取り付けられ、ハブシャフト11は、車体に対して回転可能となる。ハブシャフト11は、車輪の軸と同一軸上に配置される。
ハブシャフト11には、ロータケース12が固着されている。ロータケース12は、インホイールモータ100のホイール取り付け側の側面を覆う側面部12aと側面部12aから軸方向に延びる周縁部12bを有している。ロータケース12には、軽量化と熱伝導の点からアルミニウムを用いることが望ましい。ロータケース12の周縁部12bの内周面には溝が形成されており、溝の内部には磁性体からなる円筒状のロータコア13が配置される。ロータコア13の内周面には、例えば複数の溝が形成されており、この溝にロータ磁石14が環状に固定される。ロータ磁石14としては、磁力の強いネオジム磁石を用いることが望ましい。
環状に配置されたロータ磁石14の内周面側には、所定の間隙を介してステータコア21が配置されている。ステータコア21は、環状基部21aとこの環状基部21aから放射状に突出した複数の歯21bを有しており、電磁鋼板の積層体から構成される。歯21bは、略直方体の形状に形成される。ステータコア21の各歯21bには、ステータコイル40を卷回したボビン30が固定されている。
ステータコア21の内周側にはステータコア21を支持するステータセンタ22とステータガイド23が設けられており、ステータセンタ22は、軸受支持部材26に固定されている。ステータセンタ22およびステータガイド23は、ステータコア21を支持するための部材であり、ステータコア21を軸方向の両側から挟み込んで保持する保持片22a、23aをそれぞれ有している。ステータセンタ22およびステータガイド23は、ステータコア21の内周面と軸方向両端面を位置決めした状態で、ステータコア21よりも内径側に設けられたボルト24によって固定される。ステータコア21の固定構造については後述する。ステータセンタ22およびステータガイド23は熱伝導率の高いアルミニウムから構成される。ステータコイル40の軸方向側面には、配線バス25が設けられており、ステータコイル40の巻き端41は配線バス25の外側で結線される。
軸受支持部材26あるいはステータセンタ22には、ロータの回転位置を検出するための、例えば、レゾルバからなるロータ位置検出センサ50が設けられている。ロータ位置検出センサ50からのロータ位置信号は、図示しないモータ駆動用のインバータの制御回路に送られる。インバータはロータの位置に応じてスイッチング素子によって直流電源をスイッチングして、例えば、三相交流に変換し、電流供給線60、配線バス25を通じて各ステータコイル40に電流を供給する。
ロータケース12の周縁部12bには、ホイール取り付け面の反対側を覆うモータキャップ15が設けられている。モータキャップ15は、本実施形態では、ステータセンタ22とオイルシール19を介して対向している。本実施形態では、インホイールモータ100内に水や塵が入り込むのを防ぐことができる。
本実施形態に係るインホイールモータ100は、軸受支持部材26、ステータコア21、ボビン30、ステータコイル40、ステータセンタ22、および、ステータガイド23は、回転しない固定部材であり、電気自動車の車体側に取り付けられる。また、ハブシャフト11、ロータケース12、ロータコア13、ロータ磁石14、および、モータキャップ15は、回転部材となる。ロータ磁石14がステータコア21の外側に位置しているため、本実施形態のインホイールモータ100は、アウターロータ型モータを構成する。電気自動車のホイールは、インホイールモータ100のロータと同じ回転数で回転する。
次に、本実施形態におけるボビン30の構造について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るアウターロータ型モータに用いるボビンの斜視図である。図3は、図2に示すボビンを各方向から見た図と断面図であり、図3において、図3(A)はボビンの底面図、図3(B)はボビンの側面図、図1(C)はボビンの正面図、また、図3(D)は図3(A)の矢視D−Dの断面図である。以下の説明において、ボビン30の各部の位置関係は、ボビン30がステータコア21の歯21bに装着されている状態を前提に説明する。図3に示すボビン30については、X軸方向が径方向であり、正方向側が外径側、負方向側が内径側になる。また、Y軸方向とZ軸方向が、それぞれアウターロータ型モータの周方向と軸方向となる。
ボビン30は、合成樹脂やガラス繊維強化樹脂等から成型されており、胴部31と、この胴部31の両端に外径側鍔部32と内径側鍔部33の2つの鍔部を有している。胴部31の内側は中空状に形成された中空部31aとなっており、その断面形状はステータコア21の歯21bの断面形状とほぼ等しく形成されている。ボビン30をステータコア21の歯21bに装着する際は、中空部31aに歯21bを挿入する。胴部31の周囲にはステータコイル40が卷回される。内径側鍔部33の配線バス25側の軸方向側の箇所には、ステータコイル40の巻き端41が挿入される切欠き33aが設けられている。
内径側鍔部33のさらに内径側の軸方向両側には、ボビン30がステータコア21から径方向に移動するのを防止するための第1の係合部34と第2の係合部35が設けられている。第1の係合部34と第2の係合部35との間隔は、ステータコア21の軸方向厚さとほぼ等しく形成されている。また、第1の係合部34と第2の係合部35の周方向の幅は、図2、図3(A)に示すように、内径側鍔部33の周方向の幅とほぼ等しい幅を有している。
第1の係合部34には、後述するステータセンタ22に設けた係合片22cが挿入される係合孔34aが設けられている。この係合孔34aは、軸方向に貫通しており、ボビン30がステータコア21の歯21bに装着されている状態では、係合孔34aを通してステータコア21が露出している。第1の係合部34の係合孔34aの内径側には、軸方向外側に向けて突出する突起部34bが設けられている。この突起部34bは、その外径側の面にステータセンタ22の係合片22cの内径側の面が当接することによって、係合孔34aとともにボビン30がステータコア21から径方向に移動するのを防止する機能を有している。
第2の係合部35には、後述するステータガイド23に設けた係合片23cが挿入される係合孔35aが設けられている。この係合孔35aは、軸方向に貫通しており、ボビン30がステータコア21の歯21bに装着されている状態では、係合孔35aを通してステータコア21が露出している。第2の係合部35の係合孔35aの内径側には、軸方向外側に向けて突出する突起部35bが設けられている。この突起部35bは、その外径側の面にステータガイド23の係合片23cの内径側の面が当接することによって、係合孔35aとともにボビン30がステータコア21から径方向に移動するのを防止する機能を有している。
次に、本実施形態におけるボビン30およびステータコア21の固定構造について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係るアウターロータ型モータおいて、ステータコアにボビンを装着する様子を示す斜視図である。図5は、本発明の一実施形態において、ステータにステータセンタおよびステータガイドを装着した状態での断面図であり、図5(A)はボビンを装着した歯の部分での断面を示し、図5(B)はボビンを装着していない箇所での断面を示している。ステータコア21は、先述のとおり、環状基部21aとこの環状基部21aから放射状に突出する歯21bを備えている。図4ではコイルを卷回したボビンを1つだけ示しているが、各歯21bに、ステータコイル40を卷回したボビン30が装着される。ステータセンタ22およびステータガイド23には、ステータコア21を軸方向の両側から保持する保持片22a、23aがそれぞれ形成されている。
ステータセンタ22の保持片22aは、ボビン30の第1の係合部34の突起部34bの軸方向端面を覆いステータセンタ22の外周部に位置する環状部22bと、ボビン30をステータコア21に装着した際に、この環状部22bの外径側からボビン30の第1の係合部34の係合孔34aに向けて軸方向に突出する複数の係合片22cを一体に備えている。また、ステータガイド23の保持片23aは、ボビン30の第2の係合部35の突起部35bの軸方向端面を覆いステータガイド23の外周部に位置する環状部23bと、ボビン30をステータコア21に装着した際に、この環状部23bの外径側からボビン30の第2の係合部35の係合孔35aに向けて軸方向に突出する複数の係合片23cを一体に備えている。
ボビン30およびステータコア21の固定に当たっては、まず、ステータコア21の全ての歯21bにステータコイル40を卷回したボビン30を装着する。次に、このステータコア21をステータセンタ22の上に載置する、その際に、ステータセンタ22の係合片22cがボビン30の第1の係合部34の係合孔34aに挿入されるように、ステータコア21を位置決めする。次に、ステータコア21の上部にステータガイド23を載置する。その際に、ステータガイド23の係合片23cがボビン30の各係合孔35aに挿入されるようにステータガイド23を位置決めする。
ステータコア21、ステータセンタ22、および、ステータガイド23の位置決めが終了した後、ボルト24によって、ステータセンタ22とステータガイド23とを固定する。この状態では、ステータセンタ22の係合片22cの先端とステータガイド23の係合片23cの先端は直接ステータコア21に当接しステータコア21を軸方向に位置決めしている。また、ステータセンタ22の環状部22bはボビン30の第1の係合部34の突起部34bの軸方向先端面を押圧することがなく、かつ、ステータガイド23の環状部23bはボビン30の第2の係合部35の突起部35bの軸方向先端面を押圧することがないように、各部材の寸法が決められている。
ステータコア21は、ステータセンタ22の係合片22cとステータガイド23の係合片23cによって軸方向から位置決めされて保持される。また、ステータセンタ22の係合片22cの内径側の面がボビン30の第1の係合部34の係合孔34aの内径側の面に当接し、さらに、ステータガイド23の係合片23cの内径側の面がボビン30の各係合孔35aの内径側の面に当接するため、ボビン30がステータコア21から径方向に移動することがない。
このように、本実施形態では、樹脂材料から構成されたボビン30にステータセンタ22やステータガイド23から直接押圧力が加わることがない。また、アウターロータ型モータの運転停止によるステータコイル40からの発熱に起因して、ボビン30が膨張収縮を繰り返しても、ボビン30にステータセンタ22やステータガイド23から力が加わることがない。そして、ステータコア21からの熱は、ステータセンタ22の係合片22cおよびステータガイド23の係合片を介してステータセンタ22に伝導する。このため、ステータコア21の放熱効果が良好となる。なお、ステータセンタ22の係合片22cとステータガイド23の係合片23cに加えて、ステータセンタ22とステータガイドの他の部分でステータコア21を位置決めするようにしてもよい。
また、本実施形態では、ボビン30の配線バス25側の第1の係合部34の径方向の長さは、第2の係合部35の長さよりも長く構成している。これにより、図1に示すように、配線バス25の一部をステータセンタ22の係合片22cに当接させることができるため、配線バス25の径方向の位置決めが可能になる。
さらに、第1の係合部34の突起部34b、第2の係合部35の突起部35bはボビン30がステータコア21から抜け出すのを防止するために必要とされる強度に応じて設けるか否かを選択することができる。そして、ステータセンタ22の保持片22aとステータガイド23の保持片23aの形状も、第1の係合部34の突起部34bと第2の係合部35の突起部35bの有無に応じて、その形状を変更すればよい。例えば、第1の係合部34の突起部34bを設けない場合は、ステータセンタ22の保持片22aの環状部22bは、ボビン30の第1の係合部34の軸方向端面を覆う形状となり、ステータガイド23の保持片23aの環状部23bは、ボビン30の第2の係合部35の軸方向端面を覆う形状となる。
以上、本発明のアウターロータ型モータは、インホイールモータとして用いる場合は、電気自動車の車輪のホイール内にその全てあるいは大部分を収納することが可能である。また、ホイール外であっても、車輪と同一軸上にアウターロータ型モータを配置してギア等を介さずに電気自動車の車輪を直接駆動することができる。さらに、本発明のアウターロータ型モータは、電気自動車以外の他の用途にも適用可能である。
11…ハブシャフト、12…ロータケース、12a…側面部、12b…周縁部、13…ロータコア、14…ロータ磁石、15…モータキャップ、16…ホイール取り付け用ハブボルト、17…軸受、17a…内輪、17b…外輪、17c…転動体、18…ブレーキクランプ、19…オイルシール、21…ステータコア、21a…環状基部、21b…歯、22…ステータセンタ、22a…保持片、22b…環状部、22c…係合片、23…ステータガイド、23a…保持片、23b…環状部、23c…係合片、24…ボルト、25…配線バス、26…軸受支持部材、27…ボルト、30…ボビン、31…胴部、31a…中空部、32…外径側鍔部、33…内径側鍔部、33a…切欠き、34…第1の係合部、34a…係合孔、34b…突起部、35…第2の係合部、35a…係合孔、35b…突起部、40…ステータコイル、41…巻き端、50…ロータ位置検出センサ、60…電流供給線、100…インホイールモータ。

Claims (3)

  1. 環状基部の外径側に放射状に複数の歯を有するステータコアと、
    該ステータコアを軸方向の両側から位置決めするステータセンタおよびステータガイドと、
    コイルが卷回されて複数の前記ステータコアの前記歯に装着されるボビンを有する、アウターロータ型モータであって、
    前記ボビンの内径側の前記軸方向の両側に、前記軸方向に貫通する係合孔を有して突出する係合部が設けられ、
    前記ステータセンタおよびステータガイドのそれぞれの外周部に、前記軸方向に突出する複数の係合片が設けられ、
    前記ボビンが前記ステータコアに装着された状態で、前記ステータセンタおよびステータガイドの前記係合片が前記ボビンの前記係合孔に挿入されるとともに、前記係合片の先端が前記ステータコアの軸方向端面に当接して前記ステータコアを前記軸方向に位置決めしていることを特徴とする、アウターロータ型モータ。
  2. 前記ボビンは、該ボビンが前記ステータコアに装着された状態で、径方向に離間する2つの鍔部を有し、内径側の鍔部の前記軸方向側の箇所に、前記コイルの巻き端が挿入される切欠きを有することを特徴とする、請求項1に記載のアウターロータ型モータ。
  3. 請求項1または2に記載のアウターロータ型モータが、車輪のホイールに設けられ、前記車輪が前記アウターロータ型モータによって直接駆動されることを特徴とする電気自動車。
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