JP2020031304A - クロストーク推定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能であるクロストーク推定システムを提供する。【解決手段】クロストーク推定システムは、偏波多重された偏波光である偏波多重光を、変調信号の側波帯の波長ごとに生成し、偏波多重光を波長ごとに出射する光源部と、変調信号に偏波多重光を、波長に対応付けられたコアごとに合波する合波部と、偏波多重光が合波された変調信号を、波長ごとに異なるコアを介して伝送する伝送路と、偏波多重光が合波された変調信号から、偏波多重光をコアごとに分離する分離部と、偏波多重光の光強度データを波長ごとに生成する測定部と、波長ごとの偏波多重光の光強度の差に基づいて、コアの間のクロストークを推定する推定部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、クロストーク推定システムに関する。
近年、光ファイバを用いたネットワークによるブロードバンドサービスの急速な発展によって、通信容量が急増している。通信容量の急増に対応するため、光ファイバの構造を変えることなく、波長多重化や多値変調フォーマットの利用による光通信システム装置の大容量化によって、光ネットワークの大容量化が実現されてきた。現在の大容量光ネットワークの基盤となっている光ファイバは、光信号の通路(光路)となる1本のコアを持つシングルコアファイバである。シングルコアファイバを用いることによって、毎秒1テラビットの容量を長距離に伝送する光ネットワークが実現されている。
光ネットワークの大容量化技術の一つとして、光信号の通路となる複数のコアを1本の光ファイバに持つマルチコアファイバを用いた空間多重光伝送技術が注目されている。1本のマルチコアファイバによって伝送可能となる容量は、マルチコアファイバのコアの本数に比例して増大する。
このため、マルチコアファイバを用いた空間多重光伝送技術の研究開発が急速に進んでいる。空間多重光伝送技術によるさらなる伝送容量の拡大や実用システムへの導入には、高性能な光中継増幅伝送システムの実現が必要である。マルチコアを用いた空間多重光伝送における性能評価の指標として、コア間のクロストーク(XT: crosstalk)(以下「コア間クロストーク」という。)がある。コア間クロストークは、コアを伝送されている光の強度と、そのコアに他のコアから漏れ出した光の強度との差で表現される場合がある。この光強度の差は、対数を用いて、光強度の比(デシベル)で表記されてもよい。
1本のマルチコアファイバが持つコアの本数の増加に応じて、伝送容量は増大する。しかしながら、光ファイバの断面方向のコア間距離がコアの本数の増加に応じて短くなるので、コア間クロストークは増大する。また、互いに隣接するコアの本数が多いほど、コア間クロストークは増大する。
マルチコアファイバを用いた空間多重光伝送では、コアごとに独立した光信号が伝送される。このため、コア間クロストークの増大は、光信号を劣化させる。この結果、光信号の伝送距離は短くなる。また、伝送容量は減少する。
伝送される光信号の変調フォーマットが多値になるほど、光信号は、コア間クロストークによる影響を受けやすい。したがって、伝送される光信号の変調フォーマットが多値になるほど、光信号の伝送距離は短くなる。
このように、マルチコアファイバ、ファンインデバイス、ファンアウトデバイス及びマルチコア光増幅器等を有する伝送路において、コア間クロストークは重要である。評価系を用いてコア間クロストークを簡便に測定する方法が、非特許文献1に開示されている。
図15は、評価系を用いてコア間クロストークを簡便に測定する方法を説明する図である。マルチコアファイバの入力側では、光源からの光が、マルチコアファイバの1本のコアに入力される。マルチコアファイバの出力側では、マルチコアファイバのコアと、シングルコアファイバのコアとの調心が予め実行されている。
光が入力されたマルチコアファイバのコアと、シングルコアファイバのコアとの調心が実行された場合、光パワーメータは、マルチコアファイバ及びシングルコアファイバの各コアの伝送損失分だけ減衰した光強度を測定する。マルチコアファイバにおいて光が入力されたコア以外のコアと、シングルコアファイバのコアとの調心が実行された場合、光パワーメータは、コア間クロストークの光強度を測定する。
マルチコアファイバの各コアに光を入力した場合について、光パワーメータは、コア間クロストークを測定する。2本のコア間のクロストークは、コアの伝送損失分だけ減衰した光強度と、コア間クロストークの光強度とに基づいて求められる(非特許文献1参照)。
図16は、マルチコア光増幅器のコア間クロストークの測定系の構成例を示す図である。コア間クロストークが測定される2本のコアに対して、2個の信号光源が用意される。2個の信号光源の光の各波長が互いに異なる波長に設定されることによって、光スペクトラムアナライザは、コア間クロストークを測定する(非特許文献2参照)。
図17は、光スペクトラムアナライザで測定されたコア間クロストークの評価を表す増幅器出力スペクトル結果の例を示す図である。マルチコアファイバ増幅器のコアAに、波長1550nmの光信号が入力される。マルチコアファイバ増幅器のコアBに、波長1551nmの光信号が入力される。コアBからコアAへのクロストークは、コアAの出力の測定結果(スペクトル)に基づいて推定される。コアAからコアBへのクロストークは、コアBの出力の測定結果に基づいて推定される。
図18は、強度トーンを用いたコア間クロストークの測定法の例を示す図である。強度トーンを用いたコア間クロストーク測定法が、非特許文献3に開示されている。コアごとに異なるトーン周波数で光強度が変調された光信号は、被測定物(ファンインデバイス、ファンアウトデバイス、伝送用の光ファイバ、光増幅器等)に入射する。光電変換器は、被測定物から出射された光を受光し、受光された光を電気信号に変換する。電気スペクトルアナライザは、変換結果である電気信号に基づいて、各トーン周波数成分を検出する。
図19は、電気スペクトルから得られた各トーン周波数成分のレベル差の結果の例を示す図である。コア間のクロストークは、各トーン周波数成分のレベル差(光強度の差)に基づいて求めることができる。しかしながら、非特許文献3に開示されたコア間クロストークの測定法は、光ファイバ、デバイス及び装置を測定対象とする方法である。このため、マルチコアファイバを用いた空間多重光伝送を実行する光伝送システムが稼働中(インサービス中)である場合、コア間クロストークを評価することは困難である(非特許文献3参照)。
マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にコア間クロストークを推定することが可能である方式が、特許文献1に提案されている(特許文献1参照)。
図20は、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にコア間クロストークを推定する方式の例を示す図である。図20では、信号帯域の側波帯の波長であって互いに異なる波長の光信号が、コア間クロストークの測定対象とされたコアと、このコアに隣接するコアとに入射する。
特開2016−225899号公報
K. Takenaga et al. "An Investigation on Crosstalk in Multi-Core Fibers by Introducing Random Fluctuation along Longitudinal Direction," IEICE Trans. Commun., vol.E94-B, no.2, pp.409-416, 2011. Y. Tsuchida et al., "Amplification Characteristics of a Multi-core Erbium-doped Fiber Amplifier," in Proc. OFC/NFOEC2012, paper OM3C.3. H. Ono et al., "Inter-core crosstalk measurement in multi-core fibre amplifier using multiple intensity tones," Electronics Letters, Volume 50, Issue 14, pp. 1009-1010, 2014.
しかしながら、伝送中の光信号の偏波は不規則に変動する。このため、伝送中の光信号が受ける実際のコア間クロストークを正確に推定することは、従来では困難であった。伝送中に光信号の偏波が不規則に変動する理由は、伝送路の曲がり、振動及び応力等に応じて、偏波が不規則に回転することによって、隣接するコア間で光信号の干渉量が変動するからである。
図21は、7コアMCF(マルチコアファイバ)を用いた伝送路のA、B及びCの各地点での光信号の偏波の変動の例を示す図である。光ファイバを伝送される光信号の偏波は回転する。時刻tのA地点において、コア#1を通る光信号の偏波方向がコア#2方向を向いているため、コア#1から#2への信号干渉は、コア#1から#3間への信号干渉よりも大きい。したがって、コア#1−#2間のクロストークは、コア#1−#3間のクロストークよりも大きい。
B地点の光信号の偏波方向は、A地点の光信号の偏波方向よりも回転している。時刻tのB地点において、コア#1を通る光信号の偏波方向がコア#3方向を向いているため、コア#1から#3への信号干渉は、コア#1から#2間への信号干渉よりも大きい。したがって、コア#1−#3間のクロストークは、コア#1−#2間のクロストークよりも大きい。
時刻tのB地点において、コア#1を通る光信号の偏波方向がコア#2及びコア#5方向を向いているが、コア#1−#5間のピッチがコア#1−#2間のコア間ピッチよりも長いので、コア#1−#2間の信号干渉は、コア#1−#5間の信号干渉よりも大きい。したがって、コア#1−#2間のクロストークは、コア#1−#5間のクロストークよりも大きい。
マルチコアファイバの断面方向のコア間距離のばらつきは、マルチコアファイバの作製精度に起因するものであるため、マルチコアファイバの長手方向の地点に応じて異なる。このため、コア間クロストークをクロストーク推定システムがより高精度に推定するには、偏波の数と伝送される光信号の数とは同じであるほうがよい。
このように、従来のクロストーク推定システムは、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合には、マルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることができない場合があった。
上記事情に鑑み、本発明は、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能であるクロストーク推定システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、偏波多重された偏波光である偏波多重光を、変調信号の側波帯の波長ごとに生成し、前記偏波多重光を前記波長ごとに出射する光源部と、前記変調信号に前記偏波多重光を、前記波長に対応付けられたコアごとに合波する合波部と、前記偏波多重光が合波された前記変調信号を、前記波長ごとに異なる前記コアを介して伝送する伝送路と、前記偏波多重光が合波された前記変調信号から、前記偏波多重光を前記コアごとに分離する分離部と、前記偏波多重光の光強度データを前記波長ごとに生成する測定部と、前記波長ごとの前記偏波多重光の光強度の差に基づいて、前記コアの間のクロストークを推定する推定部と、を備えるクロストーク推定システムである。
本発明の一態様は、上記のクロストーク推定システムであって、前記測定部は、前記偏波多重光の光強度の時間平均値を前記波長ごとに生成し、前記推定部は、前記波長ごとの前記偏波多重光の光強度の時間平均値の差に基づいて、前記コアの間のクロストークを推定する。
本発明の一態様は、上記のクロストーク推定システムであって、前記光源部は、前記変調信号の上側波帯の波長の前記偏波多重光と、前記変調信号の下側波帯の波長の前記偏波多重光との両方を生成する。
本発明の一態様は、偏波多重された偏波光である偏波多重光を生成し、前記偏波多重光を出射する光源部と、変調信号に前記偏波多重光を、伝送期間に対応付けられたコアごとに合波する合波部と、前記偏波多重光が合波された前記変調信号を、前記伝送期間ごとに異なる前記コアを介して伝送する伝送路と、前記偏波多重光が合波された前記変調信号から、前記偏波多重光を前記コアごとに分離する分離部と、前記偏波多重光の光強度データを前記伝送期間ごとに生成する測定部と、前記伝送期間ごとの前記偏波多重光の光強度の差に基づいて、前記伝送期間の整数倍の時間長を有する推定期間ごとに前記コアの間のクロストークを推定する推定部と、を備えるクロストーク推定システムである。
本発明の一態様は、上記のクロストーク推定システムであって、前記光源部は、前記偏波多重光を前記変調信号の側波帯の波長ごとに生成し、前記推定部は、前記伝送期間及び前記波長ごとの前記偏波多重光の光強度の差に基づいて、前記推定期間ごとに前記コアの間のクロストークを推定する。
本発明の一態様は、上記のクロストーク推定システムであって、前記光源部は、前記変調信号の上側波帯の波長の前記偏波多重光と、前記変調信号の下側波帯の波長の前記偏波多重光との両方を生成する。
本発明により、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
第1実施形態における、クロストーク推定システムの構成例を示す図である。 第1実施形態における、モニタ光源部の他の構成の第1例を示す図である。 第1実施形態における、モニタ光源部の他の構成の第2例を示す図である。 第1実施形態における、モニタ光源部の他の構成の第3例を示す図である。 第1実施形態における、クロストークの推定方法の例を示す図である。 第2実施形態における、クロストーク推定システムの構成例を示す図である。 第2実施形態における、クロストークの推定方法の例を示す図である。 第3実施形態における、クロストーク推定システムの構成例を示す図である。 第3実施形態における、クロストークの推定方法の例を示す図である。 第4実施形態における、クロストーク推定システムの構成例を示す図である。 第5実施形態における、クロストーク推定システムの構成例を示す図である。 第5実施形態における、偏波多重光及び変調信号に関して、波長及び光強度の関係の例を示す図である。 第6実施形態における、クロストーク推定システムの構成例を示す図である。 第7実施形態における、クロストーク推定システムの構成例を示す図である。 従来における、評価系を用いてコア間クロストークを簡便に測定する方法を説明する図である。 従来における、マルチコア光増幅器のコア間クロストークの測定系の構成例を示す図である。 従来における、光スペクトラムアナライザで測定されたコア間クロストークの評価を表す増幅器出力スペクトル結果の例を示す図である。 従来における、強度トーンを用いたコア間クロストークの測定法の例を示す図である。 従来における、電気スペクトルから得られた各トーン周波数成分のレベル差の結果の例を示す図である。 従来における、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にコア間クロストークをモニタする方式の例を示す図である。 従来における、7コアMCF(マルチコアファイバ)を用いた伝送路のA、B及びCの各地点での光信号の偏波の変動の例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、クロストーク推定システム1の構成例を示す図である。クロストーク推定システム1は、クロストークを推定するシステムである。クロストーク推定システム1は、モニタ対象区間として予め定められた伝送路におけるクロストークを推定する。クロストーク推定システム1は、モニタ光源部2と、モニタ光入力部3と、ファンイン4と、伝送路5と、ファンアウト6と、モニタ光分離部7と、モニタ光受信部8と、信号処理部9とを備える。
モニタ光源部2は、モニタ光源20−1及び20−2と、モニタ光源21−1及び21−2と、モニタ光源22−1及び22−2と、PBC23−1〜23−3とを備える。モニタ光源20とモニタ光源21とモニタ光源22とは、単偏波の連続波(CW: Continuous Wave)の光源である。
各モニタ光源20は、偏波光(波長λ1)を、PBC23−1に出射する。したがって、2台のモニタ光源20は、偏波多重された偏波光(以下「偏波多重光」という。)を、モニタ光としてPBC23−1に出射する。
各モニタ光源21は、偏波光(波長λ2)をPBC23−1に出射する。したがって、2台のモニタ光源21は、偏波多重光(波長λ2)を、モニタ光としてPBC23−2に出射する。
各モニタ光源22は、偏波光(波長λ3)をPBC23−3に出射する。したがって、2台のモニタ光源22は、偏波多重光(波長λ3)を、モニタ光としてPBC23−3に出射する。
図2は、モニタ光源部2の他の構成の第1例を示す図である。モニタ光源部2は、モニタ光源20−1と、PBC23−1−1と、遅延線100と、光ファイバ101とを、モニタ光源20−1及び20−2とPBC23−1との代わりに備えてもよい。遅延線100は、光信号を遅延させる。光ファイバ101は、光信号を伝送する。モニタ光源21−1及び21−2と、モニタ光源22−1及び22−2と、PBC23−2〜23−3とについても同様である。
図3は、モニタ光源部2の他の構成の第2例を示す図である。モニタ光源部2は、モニタ光源102と、BPF103とを、モニタ光源20−1及び20−2とPBC23−1との代わりに備えてもよい。モニタ光源21−1及び21−2と、モニタ光源22−1及び22−2と、PBC23−2〜23−3とについても同様である。モニタ光源102は、ASE(Amplified Spontaneous Emission)光源である。モニタ光源102は、自然放出光を増幅して出射する。BPF103は、バンドパスフィルタである。
図4は、モニタ光源部2の他の構成の第3例を示す図である。モニタ光源部2は、モニタ光源20−1と、Pol.scrm104とを、モニタ光源20−1及び20−2とPBC23−1との代わりに備えてもよい。モニタ光源21−1及び21−2と、モニタ光源22−1及び22−2と、PBC23−2〜23−3とについても同様である。Pol.scrm104は、偏光スクランブラである。
図1に戻り、クロストーク推定システム1の構成例の説明を続ける。PBC23は、偏波ビームコンバイナ(Polarization Beam Combiner)である。PBC23−1は、モニタ光源20−1から出射された偏波光(波長λ1)と、モニタ光源20−2から出射された偏波光(波長λ1)とを、各偏波光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光M1(波長λ1)として受光する。波長λ1は、コア500−1における変調された光信号の波長とは異なる波長(信号帯域の側波帯の波長)である。PBC23−1は、偏波多重光M1をモニタ光入力部3に出射する。偏波多重光M1は、コア500−1を介して、伝送路5を伝播する。
PBC23−2は、モニタ光源20−1から出射された偏波光(波長λ2)と、モニタ光源20−2から出射された偏波光(波長λ2)とを、各偏波光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光M2(波長λ2)として受光する。波長λ2は、コア500−2における変調された光信号の波長とは異なる波長(信号帯域の側波帯の波長)である。PBC23−2は、偏波多重光M2をモニタ光入力部3に出射する。偏波多重光M2は、コア500−2を介して、伝送路5を伝播する。
PBC23−3は、モニタ光源20−1から出射された偏波光(波長λ3)と、モニタ光源20−2から出射された偏波光(波長λ3)とを、各偏波光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光M3(波長λ3)として受光する。波長λ3は、コア500−3における変調された光信号の波長とは異なる波長(信号帯域の側波帯の波長)である。PBC23−3は、偏波多重光M3をモニタ光入力部3に出射する。偏波多重光M3は、コア500−3を介して、伝送路5を伝播する。
なお、各コア500における変調された光信号(変調信号)の変調フォーマットは、特定の変調フォーマット・ボーレートや多値変調に限定されない。変調フォーマットは、例えば、100GHz間隔 40WDM(WDM: Wavelength Division Multiplexing)、32Gbaud PDM−16QAM、50GHz間隔80WDM、又は、48Gbaud PDM−64QAMである。
モニタ光入力部3は、ファンイン4に入射される変調信号(例えば、WDM信号)に、モニタ光源部2から出射された偏波多重光を合波する。モニタ光入力部3は、2以上でコア数以下の個数の光カプラ30を備える。図1では、モニタ光入力部3は、光カプラ30−1〜30−3を備える。光カプラ30−1は、コア500−1を介してファンイン4に入射される変調信号に、PBC23−1から出射された偏波多重光M1を合波する。光カプラ30−2は、コア500−2を介してファンイン4に入射される変調信号に、PBC23−2から出射された偏波多重光M2を合波する。光カプラ30−3は、コア500−3を介してファンイン4に入射される変調信号に、PBC23−3から出射された偏波多重光M3を合波する。
なお、クロストーク推定システム1は、光信号の伝送方向に関してファンイン4の手前に、モニタ光入力部3として複数のWDMカプラを備えてもよい。ファンイン4は、PBC23から出射された偏波多重光を、変調信号に合波してもよい。
ファンイン4(fan-in)は、偏波多重光が合波された各変調信号を伝送路5に出射する。ファンイン4は、例えば、複数のフェルールと、複数のシングルコアファイバとを備える。
伝送路5は、光伝送システムにおいて、2本以上のコアを有するマルチコアファイバと、マルチコア光増幅器とを有する被測定物(中継増幅伝送路)であり、コア間クロストークのモニタ対象区間である。図1では、伝送路5は、一例としてコア500−1〜500−3を有するマルチコアファイバ50と、光増幅器51とを備える。
伝送路5は、下記(1)〜(3)までの構成を備えてもよい。以下、ファンインと、複数のマルチコアファイバとマルチコア光増幅器とを有する中継増幅伝送路と、ファンアウトとを、「マルチコア光増幅中継伝送路」という。
(1)マルチコアファイバのみ
(2)光増幅器のみ
(3)伝送路の一部区間のみがマルチコア光増幅中継伝送路
上記(3)では、伝送路は、以下の(3−1)から(3−3)までのいずれかでもよい。
(3−1)マルチコア光増幅中継伝送路と、複数のシングルコアファイバ区間とが接続された伝送路
(3−2)マルチコアファイバと、複数のシングルコア光増幅器とが接続された伝送路
(3−3)複数のシングルコアファイバと、マルチコア光増幅器とが接続された伝送路
マルチコアファイバ50は、コア500−1〜500−3を備える。マルチコアファイバ50は、偏波多重光が合波された変調信号を伝送する。光増幅器51は、マルチコアファイバ50において、偏波多重光が合波された変調信号の光強度を増幅する。
ファンアウト6(fan-out)は、偏波多重光が合波された各変調信号(WDM信号)を、モニタ光分離部7に出射する。ファンアウト6は、例えば、複数のフェルールと、複数のシングルコアファイバとを備える。
モニタ光分離部7は、偏波多重光を各変調信号から分離する。モニタ光分離部7は、2以上でコア数以下の個数の光カプラ70を備える。図1では、モニタ光分離部7は、光カプラ70−1〜70−3を備える。
光カプラ70−1は、コア500−1においてファンアウト6から出射された変調信号であって、偏波多重光が合波された変調信号から、偏波多重光M1を分離する。光カプラ70−1は、分離された偏波多重光M1を、モニタ光受信部8に出射する。光カプラ70−2は、コア500−2においてファンアウト6から出射された変調信号であって、偏波多重光M2が合波された変調信号から、偏波多重光M2を分離する。光カプラ70−2は、分離された偏波多重光M2を、モニタ光受信部8に出射する。光カプラ70−3は、コア500−3においてファンアウト6から出射された変調信号であって、偏波多重光M3が合波された変調信号から、偏波多重光M3を分離する。光カプラ70−3は、分離された偏波多重光M3を、モニタ光受信部8に出射する。
なお、クロストーク推定システム1は、光信号の伝送方向に関してファンアウト6の手前に、モニタ光分離部7として複数のWDMカプラを備えてもよい。ファンアウト6は、伝送路5から出射された偏波多重光を、偏波多重光が合波された変調信号から分離してもよい。
モニタ光受信部8は、複数の波長の偏波多重光を、モニタ光分離部7から受光する。モニタ光受信部8は、多波長受光器80をコア500ごとに備える。図1では、モニタ光受信部8は、多波長受光器80−1〜80−3を備える。
偏波多重光が合波された変調信号の一部は、伝送路5において、コア500から他のコア500に漏れ出す。このため、偏波多重光が合波された変調信号がモニタ光分離部7に到達した時点で、各コア500における各変調信号には、波長λ1の偏波多重光M1と、波長λ2の偏波多重光M2と、波長λ3の偏波多重光M3との各成分が含まれている。
多波長受光器80は、複数の波長の偏波多重光を、モニタ光分離部7から受光する。図1では、多波長受光器80−1は、コア500−1を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3を受光する。多波長受光器80−2は、コア500−2を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3を受光する。多波長受光器80−3は、コア500−3を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3を受光する。
多波長受光器80−1は、コア500−1を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3の各光強度を測定する。多波長受光器80−1は、コア500−1を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3の光強度の測定結果を、信号処理部9に出力する。
多波長受光器80−2は、コア500−2を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3の各光強度を測定する。多波長受光器80−2は、コア500−2を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3の光強度の測定結果を、信号処理部9に出力する。
多波長受光器80−3は、コア500−3を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3の各光強度を測定する。多波長受光器80−3は、コア500−3を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3の光強度の測定結果を、信号処理部9に出力する。
信号処理部9(クロストーク推定部)は、クロストークの推定に関する信号処理を実行する機能部である。信号処理部9は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。信号処理部9は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。信号処理部9は、記憶部を備えてもよい。
記憶部は、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)を有する。記憶部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記録媒体を有してもよい。
信号処理部9は、偏波多重光の光強度の測定結果を、コア500ごとにモニタ光受信部8から取得する。信号処理部9は、偏波多重光の光強度の測定結果に基づいて、コア500の間のクロストークを推定する。
信号処理部9は、マルチコアファイバ50における2本のコア500の間のクロストークを推定する。信号処理部9は、コア500の間の偏波多重光の光強度の差を、マルチコアファイバ50における2本のコア500の間のクロストークとして算出する。すなわち、信号処理部9は、コア500の間の偏波多重光の光強度の比(デシベル表記)を、マルチコアファイバ50における2本のコア500の間のクロストークとして算出する。
信号処理部9は、波長λ1の偏波多重光M1の光強度と、波長λ2の偏波多重光M2の光強度と、波長λ3の偏波多重光M2の光強度とを測定する。多波長受光器80によって受信された各偏波多重光の光強度は、時間変動する。このため、信号処理部9は、一定時間にモニタ光受信部8から取得された光強度データ(生データ)の時間方向の区間平均値を算出する。一定時間は、例えば、変調された光信号(変調信号)の1フレームの時間幅の半分以上の時間である。
信号処理部9は、光強度の時間方向の区間平均値(時間平均データ)に基づいて、コア500の間のクロストークを算出する。信号処理部9は、コア500の間の光強度の時間方向の区間平均値の差に基づいて、マルチコアファイバ50における2本のコア500の間のクロストークを推定する。
図5は、クロストークの推定方法の例を示す図である。図5において、「#1」は、コア500−1を表す。「#2」は、コア500−2を表す。「#3」は、コア500−3を表す。図5では、「XT #2→#1」は、コア500−1のモニタ光の光強度と、コア500−2のモニタ光の光強度との差(レベル差)を表す。すなわち、「XT #2→#1」は、コア500−2からコア500−1へのクロストークの量を表す。図5では、「XT #3→#1」は、コア500−3からコア500−1へのクロストークによって生じた、コア500−1のモニタ光の光強度と、コア500−3のモニタ光の光強度との差(レベル差)を表す。すなわち、「XT #3→#1」は、コア500−3からコア500−1へのクロストークの量を表す。他の組み合わせについても同様である。
信号処理部9は、コア500の間の光強度の時間方向の区間平均値の比(デシベル表記)に基づいて、マルチコアファイバ50における2本のコア500の間のクロストークを推定してもよい。信号処理部9は、例えば式(1)のように、コア500−n(nは、コア500の識別子(1〜3のいずれか))から500−m(mは、コア500の識別子(1〜3のいずれか)であり、n以外の整数)へのクロストークαnmを推定する。
αnm=10log10(In/Im) …(1)
ここで、Imは、コア500−mにおいて測定された光強度であって、コア500−mを伝送された偏波多重光(波長λm)の光強度を示す。Inは、コア500−mにおいて測定された光強度であって、コア500−nを伝送された偏波多重光(波長λn)の光強度を示す。
信号処理部9は、マルチコアファイバ50における任意の1本のコア500に他の各コア500から漏れ出した光の強度(クロストーク)を合算することによって、その任意の1本のコア500における、他の複数のコア500からのクロストークを推定する。例えば、信号処理部9は、同じ期間のコア500−1における、偏波多重光M1及び偏波多重光M2の光強度の時間平均データの差と、偏波多重光M1及び偏波多重光M3の光強度の時間平均データの差とを合算する。信号処理部9は、同じ期間の光強度の差を合算することによって、他の各コア500からコア500−1へのクロストークを推定する。
以上のように、第1実施形態のクロストーク推定システム1は、モニタ光源部2(光源部)と、モニタ光入力部3(合波部)と、伝送路5と、モニタ光分離部7(分離部)と、モニタ光受信部8(測定部)と、信号処理部9(推定部)とを備える。モニタ光源部2は、偏波多重光を変調信号の側波帯の波長ごとに生成し、偏波多重光を波長ごとに出射する。モニタ光入力部3は、変調信号に偏波多重光を、波長に対応付けられたコア500ごとに合波する。伝送路5は、偏波多重光が合波された変調信号を、波長ごとに異なるコア500を介して伝送する。モニタ光分離部7は、偏波多重光が合波された変調信号から、偏波多重光をコア500ごとに分離する。モニタ光受信部8は、偏波多重光の光強度データを波長ごとに生成する。信号処理部9は、波長ごとの偏波多重光の光強度の差に基づいて、コア500の間のクロストークを推定する。
これによって、第1実施形態のクロストーク推定システム1は、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
伝送路5の曲がり、振動及び応力等に応じて、偏波が不規則に回転し、隣接するコア間で光信号の干渉量が変動したとしても、第1実施形態のクロストーク推定システム1は、コア500の間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
モニタ光受信部8は、偏波多重光の光強度の時間平均値を、波長ごとに生成してもよい。信号処理部9は、波長ごとの偏波多重光の光強度の時間平均値の差に基づいて、コア500の間のクロストークを推定してもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、モニタ光分離部7の構成と、モニタ光受信部8の構成とが、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点を説明する。
図6は、クロストーク推定システム1の構成例を示す図である。モニタ光分離部7は、2以上でコア数以下の個数の光カプラ70と、N×1SW71とを備える。N×1SW71は、偏波多重光の入力がN系統(Nは、コア500の本数)であり、偏波多重光の出力が1系統であるスイッチである。N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3から出力された偏波多重光のうちから、一つの偏波多重光を時間経過に応じて選択する。すなわち、N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3のうちから光カプラ70を、時間経過に応じて選択する。N×1SW71は、時刻0から所定時刻Tまでの時間ごとに、選択結果を切り替えてもよい。N×1SW71は、選択された光カプラ70から出射された偏波多重光を、モニタ光受信部8に出射する。
モニタ光受信部8は、多波長受光器80を備える。多波長受光器80は、時刻0から時刻T未満までの期間、コア500−1を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3を、モニタ光分離部7から受光する。モニタ光受信部8は、多波長受光器80は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、コア500−2を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3を、モニタ光分離部7から受光する。多波長受光器80は、時刻2Tから時刻3T未満までの期間、コア500−3を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3を、モニタ光分離部7から受光する。多波長受光器80は、各偏波多重光の光強度を、期間ごとに測定する。
多波長受光器80は、各偏波多重光の光強度の測定結果を、信号処理部9に出力する。N×1SW71が偏波多重光又は光カプラ70を選択するので、モニタ光受信部8が備えている多波長受光器80が1個であっても、信号処理部9は、複数のコア500におけるクロストークを推定することが可能である。
図7は、クロストークの推定方法の例を示す図である。時刻0から時刻T未満までの時間長は、変調された光信号(変調信号)の1フレームの時間幅の半分以上の時間である。信号処理部9は、マルチコアファイバ50における任意の1本のコア500に他の各コア500から漏れ出した光の強度(クロストーク)を合算することによって、その任意の1本のコア500における、他の複数のコア500からのクロストークを推定する。
例えば、信号処理部9は、時刻0から時刻T未満までの期間のコア500−1における、偏波多重光M1及び偏波多重光M2の光強度の時間平均データの差と、偏波多重光M1及び偏波多重光M3の光強度の時間平均データの差とを合算する。信号処理部9は、このように光強度の差を合算することによって、時刻0から時刻T未満までの期間のコア500−1における他の各コア500からのクロストークを推定する。時刻Tから時刻2T未満までの期間と、時刻2Tから時刻3T未満までの期間とについても同様である。
以上のように、第2実施形態のN×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3から出力された偏波多重光のうちから、一つの偏波多重光を時間経過に応じて選択する。すなわち、N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3のうちから光カプラ70を、時間経過に応じて選択する。多波長受光器80は、時刻0から時刻T未満までの期間、コア500−1を伝送された偏波多重光M1、偏波多重光M2及び偏波多重光M3を、N×1SW71から受光する。信号処理部9は、時刻0から時刻T未満までの期間のコア500−1における、偏波多重光M1及び偏波多重光M2の光強度の時間平均データの差と、偏波多重光M1及び偏波多重光M3の光強度の時間平均データの差とを合算する。
これによって、第2実施形態のクロストーク推定システム1は、簡易な構成で、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態では、モニタ光源部2の構成と、モニタ光入力部3の構成とが、第2実施形態と相違する。第3実施形態では、第2実施形態との相違点を説明する。
図8は、クロストーク推定システム1の構成例を示す図である。モニタ光源部2は、モニタ光源20−1及び20−2と、PBC23とを備える。PBC23は、偏波多重光M1をモニタ光入力部3に出射する。モニタ光入力部3は、2以上でコア数以下の個数の光カプラ30と、1×NSW31とを備える。
1×NSW31は、偏波多重光の入力が1系統であり、偏波多重光の出力がN系統であるスイッチである。1×NSW31は、光カプラ30−1〜30−3のうちから光カプラ30を、時間経過に応じて選択する。1×NSW31は、時刻0から時刻T未満までの期間、光カプラ30−1を選択する。1×NSW31は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、光カプラ30−2を選択する。1×NSW31は、時刻2Tから時刻3T未満までの期間、光カプラ30−3を選択する。1×NSW31は、時間長Tの伝送期間ごとに選択された光カプラ30に、偏波多重光M1を出射する。
モニタ光分離部7は、2以上でコア数以下の個数の光カプラ70と、N×1SW71とを備える。N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3から出力されたモニタ光のうちから、モニタ光受信部8に出射される偏波多重光を、時間長「3T」の期間ごとに選択する。すなわち、N×1SW71は、時刻0から時刻3T未満までの期間、光カプラ70−1を選択する。N×1SW71は、時刻3Tから時刻6T未満までの期間、光カプラ70−2を選択する。N×1SW71は、時刻6Tから時刻9T未満までの期間、光カプラ70−3を選択する。
図9は、クロストークの推定方法の例を示す図である。信号処理部9は、時刻0から時刻T未満までの期間、コア500−1を伝送された偏波多重光M1の光強度Iの時間方向の区間平均値(IL1(実測値))を算出する。信号処理部9は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、コア500−2を伝送された偏波多重光M1の光強度Iの時間方向の区間平均値(IL2(実測値))を算出する。信号処理部9は、時刻2Tから時刻3T未満までの期間、コア500−3を伝送された偏波多重光M1の光強度Iの時間方向の区間平均値(IL3(実測値))を算出する。
信号処理部9は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、コア500−1の偏波多重光M1の光強度の時間方向の区間平均値(IL1(実測値))と、コア500−2の偏波多重光M1の光強度の時間方向の区間平均値(IL2(実測値))との差を算出することによって、コア500−2からコア500−1へのクロストークを推定する。
信号処理部9は、時刻2Tから時刻3T未満までの期間、コア500−1の偏波多重光M1の光強度の時間方向の区間平均値(IL1(実測値))と、コア500−3の偏波多重光M1の光強度の時間方向の区間平均値(IL3(実測値))との差を算出することによって、コア500−3からコア500−1へのクロストークを推定する。クロストークを推定する。
時刻3Tにおいて、信号処理部9は、コア500−2からコア500−1へのクロストークと、コア500−3からコア500−1へのクロストークとを合算することによって、時刻0から時刻3T未満までの期間における、コア500−2及び500−3からコア500−1へのクロストークを推定する。
時刻3Tにおいて、信号処理部9は、コア500−1における偏波多重光M1の光強度の時間方向の区間平均値(IL1(実測値))と、コア500−1における偏波多重光M2及び偏波多重光M3の光強度の時間方向の区間平均値の合算結果との比(デシベル表記)を算出することによって、時刻0から時刻3T未満までの期間における、コア500−2及び500−3からコア500−1へのクロストークを推定してもよい。
同様に、信号処理部9は、時刻3Tから時刻6T未満までの期間、コア500−2における偏波多重光M1の光強度と、合算結果との比を算出することによって、コア500−1及び500−3からコア500−2へのクロストークを推定してもよい。同様に、信号処理部9は、時刻6Tから時刻9T未満までの期間、コア500−3における偏波多重光M1の光強度と、合算結果との比を算出することによって、コア500−1及び500−2からコア500−3へのクロストークを推定してもよい。
以上のように、第3実施形態のクロストーク推定システム1は、モニタ光源部2(光源部)と、モニタ光入力部3(合波部)と、伝送路5と、モニタ光分離部7(分離部)と、モニタ光受信部8(測定部)と、信号処理部9(推定部)とを備える。モニタ光源部2は、偏波多重光M1を生成し、偏波多重光M1を出射する。モニタ光入力部3は、変調信号に偏波多重光M1を、伝送期間(例えば、時刻0から時刻T未満までの期間、時刻Tから時刻2T未満までの期間、時刻2Tから時刻3T未満までの期間)に対応付けられたコア500ごとに合波する。伝送路5は、偏波多重光M1が合波された変調信号を、伝送期間ごとに異なるコア500を介して伝送する。モニタ光分離部7は、偏波多重光M1が合波された変調信号から、偏波多重光M1をコア500ごとに分離する。モニタ光受信部8は、偏波多重光M1の光強度データを、伝送期間ごとに生成する。信号処理部9は、伝送期間ごとの偏波多重光M1の光強度の差に基づいて、伝送期間(例えば、時間長「T」を有する期間)の整数倍の時間長(例えば、時間長「3T」)を有する推定期間ごとにコア500の間のクロストークを推定する。
これによって、第3実施形態のクロストーク推定システム1は、簡易な構成で、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
(第4実施形態)
第4実施形態では、モニタ光源部2の構成と、モニタ光入力部3の構成とが、第3実施形態と相違する。第4実施形態では、第3実施形態との相違点を説明する。
図10は、クロストーク推定システムの構成例を示す図である。モニタ光源部2は、モニタ光源20−1及び20−2と、モニタ光源21−1及び21−2と、PBC23−1〜23−2とを備える。モニタ光入力部3は、光カプラ30−1〜30−3と、2×NSW32とを備える。
2×NSW32は、偏波多重光の入力が2系統であり、偏波多重光の出力がN系統であるスイッチである。2×NSW32は、偏波多重光の出力先の光カプラ30を、時間経過に応じて切り替える。2×NSW32は、測定対象のコア500と他のコア500において、互いに異なる波長の偏波多重光が入射されるようにする。
2×NSW32は、時刻0から時刻T未満までの期間、波長λ1の偏波多重光M1を、光カプラ30−1に出射する。2×NSW32は、時刻0から時刻T未満までの期間、波長λ2の偏波多重光M2を、光カプラ30−2及び30−3に出射する。
2×NSW32は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、波長λ1の偏波多重光を光カプラ30−2に出射する。2×NSW32は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、波長λ2の偏波多重光M2を、光カプラ30−1及び30−3に出射する。
2×NSW32は、時刻2Tから時刻3T未満までの期間、波長λ1の偏波多重光を光カプラ30−3に出射する。2×NSW32は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、波長λ2の偏波多重光M2を、光カプラ30−1及び30−2に出射する。
モニタ光分離部7において、N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3から出力されたモニタ光のうちから、モニタ光受信部8に出力される偏波多重光を、時間経過に応じて選択する。すなわち、N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3のうちから、光カプラ70を時間経過に応じて選択する。
時刻0から時刻T未満までの期間、コア500−2及び500−3からコア500−1に、波長λ2の偏波多重光M2が漏れ出す場合がある。そこで、N×1SW71は、時刻0から時刻T未満までの期間、光カプラ70−1(コア500−1)を選択する。信号処理部9は、コア500−1とコア500−2及び500−3との間のクロストークを推定する。
時刻Tから時刻2T未満までの期間、コア500−1及び500−3からコア500−2に、波長λ2の偏波多重光M2が漏れ出す場合がある。そこで、N×1SW71は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、光カプラ70−2(コア500−2)を選択する。信号処理部9は、コア500−2とコア500−1及び500−3との間のクロストークを推定する。
時刻2Tから時刻3T未満までの期間、コア500−1及び500−2からコア500−3に、波長λ2の偏波多重光M2が漏れ出す場合がある。そこで、N×1SW71は、時刻2Tから時刻3T未満までの期間、光カプラ70−3(コア500−3)を選択する。信号処理部9は、コア500−3とコア500−1及び500−2との間のクロストークを推定する。
以上のように、第4実施形態の2×NSW32は、測定対象のコア500と他のコア500において、互いに異なる波長の偏波多重光が入射されるようにする。例えば、2×NSW32は、時刻0から時刻T未満までの期間、波長λ1の偏波多重光M1を、光カプラ30−1に出射する。2×NSW32は、時刻0から時刻T未満までの期間、波長λ2の偏波多重光M2を、光カプラ30−2及び30−3に出射する。N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3のうちから、光カプラ70を時間経過に応じて選択する。例えば、N×1SW71は、時刻0から時刻T未満までの期間、光カプラ70−1(コア500−1)を選択する。
これによって、第4実施形態のクロストーク推定システム1は、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
(第5実施形態)
第5実施形態では、モニタ光源部2の構成が、第1実施形態と相違する。第5実施形態では、第1実施形態との相違点を説明する。
図11は、クロストーク推定システム1の構成例を示す図である。各コア500には、2種類の波長の偏波多重光が入射される。モニタ光源部2は、モニタ光源24−1及び24−2と、モニタ光源25−1及び25−2と、モニタ光源26−1及び26−2と、モニタ光源27−1及び27−2と、モニタ光源28−1及び28−2と、モニタ光源29−1及び29−2とを備える。モニタ光源部2は、PBC23−1〜23−6を更に備える。モニタ光源部2は、光カプラ105−1〜105−3を更に備える。
モニタ光源24−1及び24−2は、波長λ1sの偏波多重光S1を、PBC23−1に出射する。波長λ1sは、コア500−1における変調された光信号の波長とは異なる短い波長(信号帯域外の短い波長)である。モニタ光源25−1及び25−2は、波長λ1lの偏波多重光L1を、PBC23−2に出射する。波長λ1lは、コア500−1における変調された光信号の波長とは長い異なる波長(信号帯域外の長い波長)である。
モニタ光源26−1及び26−2は、波長λ2sの偏波多重光S2を、PBC23−3に出射する。波長λ2sは、コア500−2における変調された光信号の波長とは異なる短い波長(信号帯域外の短い波長)である。モニタ光源27−1及び27−2は、波長λ2lの偏波多重光L2を、PBC23−4に出射する。波長λ2lは、コア500−2における変調された光信号の波長とは異なる長い波長(信号帯域外の長い波長)である。
モニタ光源28−1及び28−2は、波長λ3sの偏波多重光S3を、PBC23−5に出射する。波長λ3sは、コア500−3における変調された光信号の波長とは異なる短い波長(信号帯域外の短い波長)である。モニタ光源29−1及び29−2は、波長λ3lの偏波多重光L3を、PBC23−6に出射する。波長λ3lは、コア500−3における変調された光信号の波長とは異なる長い波長(信号帯域外の長い波長)である。
偏波多重光S1の波長λ1sと、偏波多重光S2の波長λ2sと、偏波多重光S3の波長λ3sとは、下側波帯の波長である。これらのうち、波長λ1sは最も短い波長であり、波長λ3sは最も長い波長である。偏波多重光S1の波長λ1lと、偏波多重光S2の波長λ2lと、偏波多重光S3の波長λ3lとは、上側波帯の波長である。これらのうち、波長λ1lは最も短い波長であり、波長λ3lは最も長い波長である。
PBC23−1は、モニタ光源24−1から出射された偏波光(波長λ1s)と、モニタ光源24−2から出射された偏波光(波長λ1s)とを、各偏波光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光S1(波長λ1s)として受光する。PBC23−1は、偏波多重光S1を、光カプラ105−1に出射する。
PBC23−2は、モニタ光源25−1から出射された偏波光(波長λ1l)と、モニタ光源26−2から出射された偏波光(波長λ1l)とを、各光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光L1(波長λ1l)として受光する。PBC23−2は、偏波多重光L1を、光カプラ105−1に出射する。
PBC23−3は、モニタ光源26−1から出射された偏波光(波長λ2s)と、モニタ光源26−2から出射された偏波光(波長λ2s)とを、各光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光S2(波長λ2s)として受光する。PBC23−3は、偏波多重光S2を、光カプラ105−2に出射する。
PBC23−4は、モニタ光源27−1から出射された偏波光(波長λ2l)と、モニタ光源27−2から出射された偏波光(波長λ2l)とを、各光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光L2(波長λ2l)として受光する。PBC23−4は、偏波多重光L2を、光カプラ105−2に出射する。
PBC23−5は、モニタ光源28−1から出射された偏波光(波長λ3s)と、モニタ光源28−2から出射された偏波光(波長λ3s)とを、各光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光S3(波長λ2s)として受光する。PBC23−5は、偏波多重光S3を、光カプラ105−3に出射する。
PBC23−6は、モニタ光源29−1から出射された偏波光(波長λ3l)と、モニタ光源29−2から出射された偏波光(波長λ3l)とを、各光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光L3(波長λ2l)として受光する。PBC23−6は、偏波多重光L3を、光カプラ105−3に出射する。
光カプラ105−1は、偏波多重光S1及び偏波多重光L1を合波する。光カプラ105−1は、合波された偏波多重光S1及び偏波多重光L1を、光カプラ30−1に出射する。光カプラ105−2は、偏波多重光S2及び偏波多重光L2を合波する。光カプラ105−2は、合波された偏波多重光S2及び偏波多重光L2を、光カプラ30−2に出射する。光カプラ105−3は、偏波多重光S3及び偏波多重光L3を合波する。光カプラ105−3は、合波された偏波多重光S3及び偏波多重光L3を、光カプラ30−3に出射する。
モニタ光入力部3は、コア500−1〜500−3を介して、第1の光クロスコネクト(OXC: Optical Cross Connect)(OXC#1)に接続されている。第1の光クロスコネクトは、変調された光信号を、コア500−1〜500−3を介してモニタ光入力部3に出射する。
光カプラ30−1は、コア500−1を介してファンイン4に入射される変調信号に、PBC23−1から出射された偏波多重光S1及び偏波多重光L1を合波する。光カプラ30−2は、コア500−2を介してファンイン4に入射される変調信号に、PBC23−2から出射された偏波多重光S2及び偏波多重光L2を合波する。光カプラ30−3は、コア500−3を介してファンイン4に入射される変調信号に、PBC23−3から出射された偏波多重光S3及び偏波多重光L3を合波する。
偏波多重光が合波された変調信号の一部は、伝送路5においてコア500から他のコア500に漏れ出す。このため、偏波多重光が合波された変調信号がモニタ光分離部7に到達した時点で、各コア500における各変調信号には、偏波多重光S1と偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3との各成分が含まれている。
モニタ光分離部7は、変調された光信号を、コア500−1〜500−3を介して第2の光クロスコネクト(OXC#2)に出射する。モニタ光分離部7は、変調された光信号から分離された偏波多重光を、モニタ光受信部8に出射する。
モニタ光受信部8において、多波長受光器80−1は、コア500−1を伝送された偏波多重光S1及び偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3とを受光する。多波長受光器80−2は、コア500−2を伝送された偏波多重光S1及び偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3とを受光する。多波長受光器80−3は、コア500−3を伝送された偏波多重光S1及び偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3とを受光する。
多波長受光器80−1は、コア500−1を伝送された偏波多重光S1及び偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3との各光強度を測定する。多波長受光器80−1は、コア500−1を伝送された偏波多重光S1及び偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3との光強度の測定結果を、信号処理部9に出力する。
多波長受光器80−2は、コア500−2を伝送された偏波多重光S1及び偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3との各光強度を測定する。多波長受光器80−2は、コア500−2を伝送された偏波多重光S1及び偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3との光強度の測定結果を、信号処理部9に出力する。
多波長受光器80−3は、コア500−3を伝送された偏波多重光S1と偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3との各光強度を測定する。多波長受光器80−3は、コア500−3を伝送された偏波多重光S1と偏波多重光L1と、偏波多重光S2及び偏波多重光L2と、偏波多重光S3及び偏波多重光L3との光強度の測定結果を、信号処理部9に出力する。
図12は、偏波多重光及び変調信号に関して、波長及び光強度の関係の例を示す図である。横軸は、波長を示す。縦軸は、光強度(光パワ)を示す。図12は、一例として、多波長受光器80−1による測定結果を示す。図12では、一例として、波長λ2sの偏波多重光S2の光強度は、波長λ2lの偏波多重光L2の光強度よりも低い。図12では、一例として、波長λ3sの偏波多重光S3の光強度は、波長λ2lの偏波多重光L3の光強度よりも低い。
図12では、信号処理部9は、偏波多重光S2の光強度を示す棒グラフの頂点と、偏波多重光L2の光強度を示す棒グラフの頂点とを結ぶ補助線201を算出する。図12では、補助線201が信号帯域200の周波数分布グラフを横切るので、信号処理部9は、信号帯域200における偏波多重光S2又は偏波多重光L2の光強度を、補助線201に基づいて推定することができる。
同様に、信号処理部9は、偏波多重光S3の光強度を示す棒グラフの頂点と、偏波多重光L3の光強度を示す棒グラフの頂点とを結ぶ補助線202とを算出する。図12では、補助線202が信号帯域200の周波数分布グラフを横切るので、信号処理部9は、信号帯域200における偏波多重光S3又は偏波多重光L3の光強度を、補助線202に基づいて推定することができる。
信号処理部9は、図20のグラフに示されている処理を実行することによって、コア500の間の偏波多重光の光強度の差に基づいて、マルチコアファイバ50における2本のコア500の間のクロストークを推定する。信号処理部9は、コア500の間の偏波多重光の光強度の比(デシベル表記)に基づいて、マルチコアファイバ50における2本のコア500の間のクロストークを推定してもよい。
以上のように、第5実施形態のモニタ光源部2は、変調信号の上側波帯の波長(例えば、波長λ2l等)の偏波多重光と、変調信号の下側波帯の波長(例えば、波長λ2s等)の偏波多重光との両方を生成する。
これによって、第5実施形態のクロストーク推定システム1は、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中であっても、マルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
(第6実施形態)
第6実施形態では、モニタ光源部2の構成が、第3実施形態と相違する。第6実施形態では、第3実施形態との相違点を説明する。
図13は、クロストーク推定システム1の構成例を示す図である。モニタ光源部2は、光カプラ105と、モニタ光源106−1及び106−2と、モニタ光源107−1及び107−2と、PBC23−1及び23−2とを備える。モニタ光源106とモニタ光源107とは、単偏波の連続波の光源である。
各モニタ光源106は、短い波長λの偏波光を、モニタ光としてPBC23−1に出射する。したがって、2台のモニタ光源106は、短い波長λの偏波多重光を、PBC23−1に出射する。波長λは、コア500における変調された光信号の波長とは異なる波長(信号帯域の側波帯の波長)である。
各モニタ光源107は、波長λよりも長い波長λの偏波光を、モニタ光としてPBC23−1に出射する。したがって、2台のモニタ光源107は、偏波多重光をPBC23−2に出射する。波長λは、コア500における変調された光信号の波長とは異なる波長(信号帯域の側波帯の波長)である。
PBC23−1は、モニタ光源106−1から出射された偏波光(波長λ)と、モニタ光源106−2から出射された偏波光(波長λ)とを、各偏波光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光(波長λ)として受光する。PBC23−1は、偏波多重光(波長λ)を、光カプラ105に出射する。
PBC23−2は、モニタ光源107−1から出射された偏波光(波長λ)と、モニタ光源106−2から出射された偏波光(波長λ)とを、各偏波光の偏波状態を保持したまま、偏波多重光(波長λ)として受光する。PBC23−2は、偏波多重光(波長λ)を、光カプラ105に出射する。
光カプラ105は、偏波多重光(波長λ)及び偏波多重光(波長λ)を合波する。光カプラ105は、合波された偏波多重光(波長λ)及び偏波多重光(波長λ)を、1×NSW31に出射する。
以上のように、第6実施形態のモニタ光源部2は、偏波多重光を変調信号の側波帯の波長ごとに生成する。信号処理部9は、伝送期間(例えば、時間長「T」を有する期間)及び波長ごとの偏波多重光の光強度の差に基づいて、推定期間(例えば、時間長「3T」を有する期間)ごとにコア500の間のクロストークを推定する。
これによって、第6実施形態のクロストーク推定システム1は、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
(第7実施形態)
第7実施形態では、モニタ光源部2の構成が、第4実施形態及び第6実施形態と相違する。第7実施形態では、第4実施形態及び第6実施形態との相違点を説明する。
図14は、クロストーク推定システム1の構成例を示す図である。モニタ光源部2は、光カプラ105−1及び105−2と、モニタ光源106−1及び106−2と、モニタ光源107−1及び107−2と、モニタ光源108−1及び108−2と、モニタ光源109−1及び109−2と、PBC23−1〜23−4とを備える。モニタ光源106とモニタ光源107とモニタ光源108とモニタ光源109とは、単偏波の連続波の光源である。
各モニタ光源108は、各モニタ光源106と同様に動作する。各モニタ光源109は、各モニタ光源107と同様に動作する。PBC23−3は、各モニタ光源108に接続されている。PBC23−3は、PBC23−1と同様に動作する。PBC23−4は、各モニタ光源109に接続されている。PBC23−4は、PBC23−2と同様に動作する。
光カプラ105−1は、PBC23−1から出射された偏波多重光(波長λ)と、PBC23−2から出射された偏波多重光(波長λ)とを合波する。光カプラ105−1は、合波された偏波多重光(波長λ)及び偏波多重光(波長λ)を、2×NSW32に出射する。
光カプラ105−2は、PBC23−3から出射された偏波多重光(波長λ)と、PBC23−4から出射された偏波多重光(波長λ)とを合波する。光カプラ105−1は、合波された偏波多重光(波長λ)及び偏波多重光(波長λ)を、2×NSW32に出射する。
2×NSW32は、偏波多重光の入力が2系統であり、偏波多重光の出力がN系統であるスイッチである。2×NSW32は、光カプラ30−1〜30−3のうちから光カプラ30を、時間経過に応じて選択する。2×NSW32は、時刻0から時刻T未満までの期間、光カプラ30−1を選択する。2×NSW32は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、光カプラ30−2を選択する。2×NSW32は、時刻2Tから時刻3T未満までの期間、光カプラ30−3を選択する。
2×NSW32は、時間長Tの伝送期間ごとに選択された光カプラ30に、光カプラ105−1によって合波された偏波多重光(波長λ)及び偏波多重光(波長λ)と、光カプラ105−2によって合波された偏波多重光(波長λ)及び偏波多重光(波長λ)とを出射する。
モニタ光分離部7において、N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3から出力されたモニタ光のうちから、モニタ光受信部8に出力される偏波多重光を、時間経過に応じて選択する。すなわち、N×1SW71は、光カプラ70−1〜70−3のうちから、光カプラ70を時間経過に応じて選択する。
N×1SW71は、時刻0から時刻T未満までの期間、光カプラ70−1(コア500−1)を選択する。N×1SW71は、時刻Tから時刻2T未満までの期間、光カプラ70−2(コア500−2)を選択する。N×1SW71は、時刻2Tから時刻3T未満までの期間、光カプラ70−3(コア500−3)を選択する。
以上のように、第7実施形態のクロストーク推定システム1は、モニタ光源部2は、偏波多重光を変調信号の側波帯の波長ごとに生成する。信号処理部9は、伝送期間(例えば、時間長「T」を有する期間)及び波長ごとの偏波多重光の光強度の差に基づいて、伝送期間ごとにコア500の間のクロストークを推定する。
これによって、第7実施形態のクロストーク推定システム1は、マルチコアファイバを用いた光伝送システムが稼働中である場合にマルチコアファイバのコア間のクロストークを推定する精度を向上させることが可能である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
上述した実施形態における、クロストーク推定システム、信号処理部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
本発明は、光通信システムに適用可能である。
1…クロストーク推定システム、2…モニタ光源部、3…モニタ光入力部、4…ファンイン、5…伝送路、6…ファンアウト、7…モニタ光分離部、8…モニタ光受信部、9…信号処理部、20…モニタ光源、21…モニタ光源、22…モニタ光源、23…PBC、24…モニタ光源、25…モニタ光源、26…モニタ光源、27…モニタ光源、28…モニタ光源、29…モニタ光源、30…光カプラ、31…1×NSW、32…2×NSW、50…マルチコアファイバ、51…光増幅器、70…光カプラ、71…N×1SW、80…多波長受光器、100…遅延線、101…光ファイバ、102…モニタ光源、103…BPF、104…Pol.Scrn.、105…光カプラ、106…モニタ光源、107…モニタ光源、108…モニタ光源、109…モニタ光源、200…信号帯域、201…補助線、202…補助線、500…コア

Claims (6)

  1. 偏波多重された偏波光である偏波多重光を、変調信号の側波帯の波長ごとに生成し、前記偏波多重光を前記波長ごとに出射する光源部と、
    前記変調信号に前記偏波多重光を、前記波長に対応付けられたコアごとに合波する合波部と、
    前記偏波多重光が合波された前記変調信号を、前記波長ごとに異なる前記コアを介して伝送する伝送路と、
    前記偏波多重光が合波された前記変調信号から、前記偏波多重光を前記コアごとに分離する分離部と、
    前記偏波多重光の光強度データを前記波長ごとに生成する測定部と、
    前記波長ごとの前記偏波多重光の光強度の差に基づいて、前記コアの間のクロストークを推定する推定部と、
    を備えるクロストーク推定システム。
  2. 前記測定部は、前記偏波多重光の光強度の時間平均値を前記波長ごとに生成し、
    前記推定部は、前記波長ごとの前記偏波多重光の光強度の時間平均値の差に基づいて、前記コアの間のクロストークを推定する、請求項1に記載のクロストーク推定システム。
  3. 前記光源部は、前記変調信号の上側波帯の波長の前記偏波多重光と、前記変調信号の下側波帯の波長の前記偏波多重光との両方を生成する、請求項1又は請求項2に記載のクロストーク推定システム。
  4. 偏波多重された偏波光である偏波多重光を生成し、前記偏波多重光を出射する光源部と、
    変調信号に前記偏波多重光を、伝送期間に対応付けられたコアごとに合波する合波部と、
    前記偏波多重光が合波された前記変調信号を、前記伝送期間ごとに異なる前記コアを介して伝送する伝送路と、
    前記偏波多重光が合波された前記変調信号から、前記偏波多重光を前記コアごとに分離する分離部と、
    前記偏波多重光の光強度データを前記伝送期間ごとに生成する測定部と、
    前記伝送期間ごとの前記偏波多重光の光強度の差に基づいて、前記伝送期間の整数倍の時間長を有する推定期間ごとに前記コアの間のクロストークを推定する推定部と、
    を備えるクロストーク推定システム。
  5. 前記光源部は、前記偏波多重光を前記変調信号の側波帯の波長ごとに生成し、
    前記推定部は、前記伝送期間及び前記波長ごとの前記偏波多重光の光強度の差に基づいて、前記推定期間ごとに前記コアの間のクロストークを推定する、請求項4に記載のクロストーク推定システム。
  6. 前記光源部は、前記変調信号の上側波帯の波長の前記偏波多重光と、前記変調信号の下側波帯の波長の前記偏波多重光との両方を生成する、請求項4又は請求項5に記載のクロストーク推定システム。
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