JP2020031074A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長波長(特に、赤外光)においても感度が高く、光の混色が抑制された、積層型の固体撮像装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】固体撮像装置100は、撮像光学系からの入射光を光電変換する受光部4を有する単位画素2が2次元配列される画素部31を有する第1の半導体基板部21と、画素部31からの信号を処理する回路部33を有する第2の半導体基板部22と、を備え、第1の半導体基板部21は、第2の半導体基板部22に有する第2の半導体基板5bよりも厚みが薄い第1の半導体基板5aを有し、第1の半導体基板部21および第2の半導体基板部22は、接合して積層構造を成し、第1の半導体基板部21と第2の半導体基板部22との接合部30に、入射光を反射する反射板6aを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置およびその製造方法に関する。
近年、MOSイメージセンサなどの固体撮像装置において、小型、多機能化のために、特許文献1に示すような裏面照射型のイメージセンサチップと信号処理回路が形成される信号処理チップとをスルーホールビアを介して電気的に接続される構成を有する積層型の固体撮像装置が開示されている。
特開2015−65479号公報
しかしながら、特許文献1に示すような裏面照射型のイメージセンサを用いる構成では、入射光を光電変換する受光部(フォトダイオード、PD)を有するシリコン基板を数ミクロン以下に薄膜化するため、光入射面から入った光のうち長波長成分(特に、赤外光)がフォトダイオードを透過するため長波長の感度が悪い。さらに、フォトダイオードを透過する長波長成分の光は、イメージセンサチップの回路部や信号処理チップの回路部に入る。そのため、回路部の配線などで乱反射して隣のフォトダイオードなどに入射して混色を起こす。
本発明は、上記課題に鑑みてなされるものであり、長波長(特に、赤外光)においても感度が高く、光の混色が抑制された、積層型の固体撮像装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る固体撮像装置は、撮像光学系からの入射光を光電変換する受光部(フォトダイオード)を有する単位画素が2次元配列される画素部を有する第1の半導体基板部と、前記画素部からの信号を処理する回路部を有する第2の半導体基板部と、を備え、前記第1の半導体基板部は、前記第2の半導体基板部に有する第2の半導体基板よりも厚みが薄い第1の半導体基板を有し、前記第1の半導体基板部および前記第2の半導体基板部は、接合されて積層構造を成し、前記第1の半導体基板部と前記第2の半導体基板部との接合部に、前記入射光を反射する反射板を備える。
この構成により、光入射面から入った光のなかでフォトダイオードを透過する長波長の光が、反射板により反射され再びフォトダイオードに戻るため、長波長の光感度が格段に向上する。さらに、フォトダイオードの直下に反射板が形成されているため、回路部の配線などで乱反射を起こすことが無い。
また、上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る固体撮像装置の製造方法は、撮像光学系からの入射光を光電変換する受光部を有する単位画素が2次元配列される画素部を有する第1の半導体基板部を形成する工程と、前記画素部からの信号を処理する回路部を有する第2の半導体基板部を形成する工程と、前記第1の半導体基板部と前記第2の半導体基板部との接合部に、前記入射光を反射する反射板を形成する工程と、前記第1の半導体基板部および前記第2の半導体基板部を接合する工程と、を有する。
本発明により、長波長(特に、赤外光)においても感度が高く、光の混色が抑制された、積層型の固体撮像装置およびその製造方法が提供される。
図1は、本発明の実施の形態に係る固体撮像装置の基本構造を示す断面図である。 図2は、第1の半導体基板に入射する光がどの程度吸収されるかを示すグラフである。 図3は、反射板に用いることが可能な金属の分光反射率を示すグラフである。 図4は、撮像レンズから固体撮像装置に入射する光および主光線(CRA)の主軸に対する角度が、像高によって異なることを示す図である。 図5は、図1に示された固体撮像装置の製造方法を説明するための、半完成品状態の第1の半導体基板部の断面を示す図である。 図6は、図5に示された半完成品状態の第1の半導体基板部に支持基板を接合する工程を示す図である。 図7は、図6に示された半完成品状態の第1の半導体基板部の第1の半導体基板を薄膜化する工程を示す図である。 図8は、図7に示された半完成品状態の第1の半導体基板部の薄膜化された面に絶縁膜を形成する工程を示す図である。 図9Aは、図8に示された半完成品状態の第1の半導体基板部に貫通電極を形成する工程を示す図である。 図9Bは、図8に示された半完成品状態の第1の半導体基板部に貫通電極を形成する工程を示す図である。 図9Cは、図8に示された半完成品状態の第1の半導体基板部に貫通電極を形成する工程を示す図である。 図9Dは、図8に示された半完成品状態の第1の半導体基板部に貫通電極を形成する工程を示す図である。 図10Aは、図1に示された固体撮像装置の、半完成品状態の第2の半導体基板部の製造工程を示す図である。 図10Bは、図1に示された固体撮像装置の、半完成品状態の第2の半導体基板部の製造工程を示す図である。 図11は、図9Dに示された第1の半導体基板部と図10Bに示された第2の半導体基板部とを接合する工程を示す図である。 図12は、図11で示された接合工程後に、半完成品状態の第1の半導体基板部から支持基板を除去する工程を示す図である。 図13は、図12で示された半完成品状態の第1の半導体基板部に光ガイドを形成する工程を示す図である。 図14は、図13に示された半完成品状態の第1の半導体基板部にカラーフィルタとマイクロレンズを形成する工程を示す図である。 図15は、図14に示された半完成品状態の第2の半導体基板部に裏面電極と裏面電極用の貫通電極とを形成する工程を示す図である。 図16Aは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Bは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Cは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Dは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Eは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Fは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Gは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Hは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Iは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の第1の半導体基板部に反射板を作成する工程を示す図である。 図16Jは、図16Iに示された第1の半導体基板部と図10Bに示された第2の半導体基板部とを接合する工程を示す図である。 図16Kは、実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の基本構造を示す断面図である。
以下、本開示の実施の形態に係る固体撮像装置およびその製造方法について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものであり、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは一例であり、本発明を限定するものではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうちの、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略または簡略化する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付す。
(実施の形態)
〔固体撮像装置〕
MOSイメージセンサなどの固体撮像装置は、入射光を光電変換する受光部を有する画素を2次元的に配列する画素部の信号を半導体集積回路で処理して、被写体からの光信号を電気信号に変換している。固体撮像装置の感度は、入射光量に対する出力電荷量の大きさによって定義されていることから、入射する光を確実に受光部で光電変換することが重要な要素である。
図1は、本発明の実施の形態に係る固体撮像装置100の基本構造を示す断面図である。固体撮像装置100は、撮像光学系からの入射光を光電変換する受光部4を有する単位画素が2次元配列される画素部31を有する第1の半導体基板部21と、画素部31からの信号を処理する回路部(以下、「信号処理回路部」と称する場合がある。)33を有する第2の半導体基板部22とを備える。第1の半導体基板部21および第2の半導体基板部22のより詳しい構成は以下の通りである。
第1の半導体基板部21は、被写体からの光信号を電気信号(以下、単に、「信号」と称する場合がある。)に変換し出力する半導体チップであり、画素部31および第1の接続回路部32等で構成されている。画素部31の各画素は、集光素子(マイクロレンズ)1、カラーフィルタ2、金属配線(一例として、Cu配線)3a、受光部(または、光電変換部、一例として、フォトダイオード、PD)4、第1の半導体基板(一例として、シリコン基板)5a、光ガイド(隔壁)10、光導波路12から構成されている。また、第1の半導体基板部21は、入射光が入射する側に光導波路12が形成される表面入射型である。カラーフィルタ2と受光部4との間に光導波路12が形成されることにより、入射光を受光部4に導くことができ、固体撮像装置100の感度を高めることができる。
第1の半導体基板部21は、入射光が入射する側とは反対側の面が薄膜化されている。受光部4から反射板6aまでの距離を短くすることができ、より多くの入射光を受光部4で電気信号に変換できるからである。
また、第1の接続回路部32には、画素部31からの信号を取り出すための金属配線3b、3cおよび、その信号を第2の半導体基板部22にある信号処理回路部33に伝えるための第1の貫通電極8、金属配線3dが形成されている。
第2の半導体基板部22は、第1の半導体基板部21から出力された電気信号を処理する処理回路チップであり、画素部31からの信号を処理する回路部(信号処理回路部)33を有している。また、図1に示すように、第2の半導体基板部22には、信号処理回路部33で処理された信号を第2の貫通電極18を介して裏面電極13に伝える第2の接続回路部34等が形成されている。このように、第2の接続回路部34が第2の貫通電極18および裏面電極13を含むことにより、パッケージが不要となり、固体撮像装置100を小型化することができる。
第2の半導体基板部22は、第1の半導体基板部21と接合され積層構造を成している。ここで、接合とは、例えば、複数の基板の表面をプラズマで活性化して(プラズマ処理して)これらの基板を貼り合わせるプラズマ活性化接合、および、複数の基板を接着剤等により貼り合せることをいう。また、第2の半導体基板部22は、第1の半導体基板部21の画素部31に対向する領域に、信号処理回路部33を有している。この信号処理回路部33は、トランジスタ7や金属配線3e等で構成されている。
また、接続回路部35には、第1の接続回路部32および第2の接続回路部34が含まれる。第1の接続回路部32は、例えば、画素部31からの信号を取り出すための金属配線3b、第1の貫通電極8と金属配線3bとを接続するための金属配線3c、第1の貫通電極8、および第1の貫通電極8からの信号を信号処理回路部33に伝えるための金属配線3d等で構成されており、第2の接続回路部34は、例えば、信号処理回路部33で処理された信号を取り出すための金属配線3f、第2の貫通電極18と金属配線3eとを接続するための金属配線3g、第2の貫通電極18、および裏面電極13等で構成されている。これにより、接続回路部35は、画素部31からの信号を信号処理回路部33に伝えると共に、信号処理回路部33で処理される信号を第2の貫通電極18を介して裏面電極13に伝えることができる。
実施の形態に係る固体撮像装置100は、第1の半導体基板部21と第2の半導体基板部22との接合部30に、反射板6aを備えている。反射板6aは、受光部4に近接して形成されている。より具体的には、反射板6aは、受光部4の受光面と反対側(以下、下面と称する。)に近接して形成されている。ここで、近接するとは、反射板6aが受光部4の下面に接するように配置されること、および、所定の間隔をもって配置されることをいう。所定の間隔とは、第1の半導体基板5aの厚みの2/3以下であり、好ましくは、1/2以下であり、より好ましくは、1/3以下であり、さらに好ましくは、1/4以下である。このような構成を有することにより、入射光のうち受光部4を透過した光を効率よく反射して受光部4に到達させることができ、受光部4における光電変換の効率を向上させることができる。本実施の形態に係る固体撮像装置100では、第2の半導体基板部22の画素部31に対向する領域の最表面に反射板6aが形成されている。つまり、反射板6aは、接合部30のうち、第2の半導体基板部22の面に形成されている。
また、本実施の形態では、反射板6aは、単位画素毎に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、数画素毎に形成されていても良い。反射板6aが単位画素毎に形成される場合、反射板6aの面積は、受光部4の面積と同一、または、受光部4の面積よりも大きく、かつ、単位画素面積よりも小さい。反射板6aが数画素毎に形成される場合は、反射板6aの面積は、数画素の受光部4の全体を囲む領域の面積と同一、または、それよりも大きく、かつ、数画素を囲む領域の面積よりも小さい。
反射板6aは、受光部4を透過した光を反射して受光部4に到達させることができれば良く、例えば、金属であっても良い。なお、本実施の形態では、反射板6aとしては長波長光の反射率が高いCuを用いる例を示しているが、反射率の波長依存性を示すAl、Au、Agなどを用いても良い。図3に示すように、銅(Cu)は、波長が600nmより大きい長波長光の反射率が高いため、受光部4を透過した長波長光(特に、赤外光)を効率よく反射して受光部4に到達させることができる。これにより、第1の半導体基板部21を薄膜化しても、長波長光の感度が高く、光の混色が抑制された、固体撮像装置100を提供することが可能となる。また、アルミニウム(Al)および銀(Ag)は、可視光領域の光の反射率も高く、金(Au)は、波長が550nmより大きい領域の光の反射率が高い。そのため、反射板6aは、上記金属材料を少なくとも1つ含んでいれば良く、所望の固体撮像装置100に応じて、使用する金属材料の種類および配合比率等を適宜調整することができる。なお、反射板6aは、所望の反射率を得ることができれば良く、例えば、第1の貫通電極8と接続される金属配線3dと同一の材料で形成しても良い。製造が容易になるからである。
第1の半導体基板部21は、第2の半導体基板部22に有する第2の半導体基板5bよりも厚みが薄い第1の半導体基板5aを有している。本実施の態様では、具体的には、第1の半導体基板5aは、6μm程度に薄膜化されている。また、受光部4の深さは、2.3μm程度である。第2の半導体基板5bは、一般的な半導体チップの基板と同様の厚みがあれば良い。つまり、本実施の形態では、第1の半導体基板部21の第1の半導体基板5aは、第2の半導体基板部22の第2の半導体基板5bよりも薄い厚みを有している。
ここで、本発明の理解を容易とするため、図2を用いて、本実施の形態に係る固体撮像装置100の光学特性、具体的には、第1の半導体基板部21に入射する光の吸収特性について説明する。図2のPD領域とは、受光部4の深さを示している。また、第1の半導体基板5aの厚みをSi基板の深さで表し、入射する光の吸収特性を、入射光(I)と透過光(I)との光強度比(I/I)で表している。本実施の形態では、受光部4の深さは、2.3μm程度である。これは、第1の半導体基板5aが6μm程度である場合に、第1の半導体基板5aの強度を保ち、適切に形成できる受光部4の深さである。
図2より、第1の半導体基板5aが6μm程度の場合は、459nmの青色光は受光部4でほぼ100%吸収されることがわかる。また、527nmの緑色光は受光部4で約90%吸収されており、第1の半導体基板5a内でほぼ100%吸収されることがわかる。
しかしその一方、第1の半導体基板5aが6μm程度の場合は、635nmの赤色光は第1の半導体基板5aから15%程度透過する。赤外光の場合さらに透過し、774nmの赤外光の場合は約50%、885nmの赤外光の場合は約80%が第1の半導体基板5aを透過する。
そのため、本実施の形態に係る固体撮像装置100は、図2の結果から、第1の半導体基板部21の第1の半導体基板5aの膜厚(第1の半導体基板部21の第1の半導体基板5aは、第2の半導体基板部22の第2の半導体基板5bよりも薄い厚み)、および、受光部4の深さをそれぞれ6μm程度、2.3μm程度とする。これにより、長波長光、特に、赤外光は、第1の半導体基板5aを多く透過するが、図1に示すように、第2の半導体基板部22の最表面に反射板6aが形成されることにより、透過光を反射させて受光部4に到達させることができ、長波長光(特に、赤外光)においても感度が高まり、固体撮像装置100として大幅に感度を向上させることができる。
また、図4に示すように、本実施の形態に係る固体撮像装置100に向けて撮像レンズ(カメラレンズ)101から入射する光では、主光線(CRA)は、像高によって角度が異なることがあり、画素に入射する主光線(CRA)角度が像高によって角度が異なることがある。しかしながら、本実施の形態に係る固体撮像装置100は、光ガイド10および光導波路12を設けているため、受光部4にほぼ垂直に光が入射する。そのため、受光部4を透過する光もほぼ垂直に反射板6aに当たるため、反射光が隣接画素に入射するなどの迷光による混色が発生しない。
さらに、反射板6aが金属であり、Cuなどの導電性の高い金属を少なくとも1つ含んでいれば良いため、反射板6aは、第2の半導体基板部22の信号処理回路部33に接続されて、電位を変更可能な構成(つまり、反射板6aが、反射板6aの電位を変更できる回路または電源に接続される構成)としても良い。反射板6aの電位を変更することにより、受光部4の電位ポテンシャル分布を変更することができ、飽和特性やブルーミング特性を最適化することができる。
なお、図1に示される構成のうち、固体撮像装置100の製造方法の項にて説明する構成については、ここでの説明を省略する。
〔固体撮像装置の製造方法〕
次に、図5から図15を用いて、本実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法を説明する。
図5〜図9Dは、半完成品状態の(画素部を完成させる前の)第1の半導体基板部の製造工程の一例を示している。
図5は、図1に示された固体撮像装置100の製造方法を説明するための、半完成品状態の(画素部を完成させる前の)第1の半導体基板部21a(以下、単に、第1の半導体基板部21aと称する。)の断面を示す図である。図1を参照して説明したとおり、第1の半導体基板部21は、画素部31と第1の接続回路部32等で構成されている。画素部31には、集光素子1、カラーフィルタ2、金属配線3a、受光部4、光ガイド(隔壁)10、光導波路12等が形成され、第1の接続回路部32には、画素部31からの信号を取り出すための金属配線3b、3c、およびその信号を第2の半導体基板部22の信号処理回路部33に伝えるための第1の貫通電極8、金属配線3d等が形成されている。図5に示すように、第1の半導体基板部21aは、画素部31および第1の接続回路部32が形成される領域を共に覆うように、光ガイド10を形成するための光ガイド用膜11が形成され、その最表面(光が入射する面側の表面)は平坦化されている。本実施の形態では、光ガイド用膜11にはSiO膜を用いるが、これに限定されるものではなく、例えば、SiN膜、SiON膜なども用いることができる。
以下、同様に、半完成品状態の第1の半導体基板部、半完成品状態の第2の半導体基板部、および半完成品状態の固体撮像装置を、単に、第1の半導体基板部、第2の半導体基板部および固体撮像装置とし、各々の名称の後ろに符号を付して称する。
図6は、図5に示された第1の半導体基板部21aに支持基板5cを接合する工程を示す図である。第1の半導体基板部21bは、第1の半導体基板部21aの光ガイド用膜11側の面および支持基板5cの一方の面を接合面20a、20bとし、これらの接合面20a、20bを貼り合せて形成されている。なお、接合部20は、第1の半導体基板部21aの接合面20a、および支持基板5cの接合面20bが接合されて形成された面をいう。
図1を参照して説明したとおり、第1の半導体基板部21aと支持基板5cとの貼り合わせには、例えば、基板の表面をプラズマで活性化して(プラズマ処理して)接合するプラズマ活性化接合、および、接着剤による接合などを用いることができる。本実施の形態では、例えば、第1の半導体基板部21aの表面に形成される光ガイド用膜11(SiO膜)の表面と、支持基板5c(Si)の表面と、をそれぞれ接合面20a、20bとして用いる。また、例えば、支持基板5cの表面にSiO膜、SiN膜、SiON膜等を形成して膜の表面を接合面20bとし、第1の半導体基板部21aの表面に形成されるSiO膜等の表面(接合面)20aとプラズマ活性化接合しても良い。なお、本実施の形態では、支持基板5cにSi等の半導体基板を用いる例を示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、石英基板なども用いることができる。
また、プラズマ活性化接合の工程としては、第1の半導体基板部21aおよび支持基板5cの表面をCMP(Chemcal Mechanical Polishing)などにより平坦化する工程の後、平坦化された各基板の表面をプラズマ処理して活性化する工程を行い、プラズマ処理で活性化された各基板の表面をそれぞれ接合面20a、20bとし、これらの接合面20a、20bを重ね合わせて200〜400℃のアニール処理をして接合する工程を有する。これにより、第1の半導体基板部21aおよび支持基板5cは、接合部20で接合され(貼り合わせられ)、第1の半導体基板部21bが得られる。アニール処理温度としては、配線などに影響を与えない400℃以下の低温でプロセスを行うことが好ましいが、接合強度の観点から、200℃〜400℃であることが好ましく、300℃〜400℃であることがさらに好ましい。配線などに影響を与えることなく、好適な接合強度を有する接合部20を形成することができるからである。
なお、本実施の形態では、第1の半導体基板部21aおよび支持基板5cをプラズマ活性化接合により貼り合わせる例を示しているが、第1の半導体基板部21aの接合面20aおよび支持基板5cの接合面20bの一方に接着剤層を形成し、接着剤層を介して第1の半導体基板部21aおよび支持基板5cを貼り合わせても良い。
図7は、図6に示された第1の半導体基板部21bの第1の半導体基板5aを薄膜化する工程を示す図である。図7に示すように、第1の半導体基板5aの接合面20aとは反対の面を、例えば、グラインダーおよびCMP等を用いて薄膜化し、第1の半導体基板部21cを形成する。この工程により、第1の半導体基板部21bの第1の半導体基板5aは、6μm程度の厚みに薄膜化される。
図8は、図7に示された第1の半導体基板部21cの薄膜化された面に絶縁膜(第1の絶縁膜)9aを形成する工程を示す図である。図8に示すように、第1の半導体基板部21cの第1の半導体基板5aの薄膜化された面上に第1の絶縁膜9aを形成し、第1の半導体基板部21dを製造する。第1の絶縁膜9aとしては、透明性を有する絶縁材料から形成されていても良く、さらに低屈折率を有する材料で形成されていれば良く、例えば、SiO膜、SiN膜、SiON膜などを用いることができる。
図9A〜図9Dは、図8に示された第1の半導体基板部21dに貫通電極(第1の貫通電極)8を形成する工程を示す図である。図9Aに示すように、第1の半導体基板部21dの第1の接続回路部32の第1の貫通電極8を設ける部分に、第1の開口41aを設ける。これにより、第1の半導体基板部21eが得られる。第1の開口41aは、例えば、リソグラフィーおよびエッチング等により形成することができる。
次に、図9Bに示すように、第1の半導体基板部21eの第1の開口41aに対応する部分の第1の半導体基板5aをエッチングし、第1の貫通孔42aを形成する。第1の貫通孔42aは、第1の半導体基板5aを貫通するように形成され、第1の接続回路部32の金属配線3cの接続面(第1の貫通電極8との接続面)が第1の貫通孔42a内に露出する。これにより、第1の半導体基板部21fが得られる。なお、このとき、第1の絶縁膜9aをエッチング用のマスクとして用いても良い。
次に、図9Cに示すように、第1の半導体基板部21fの第1の貫通孔42aの内側面に第2の絶縁膜43aを形成する。第2の絶縁膜43aとしては、所望の絶縁性を有するものであれば良く、透明性を有していても有していなくても良い。具体的には、第2の絶縁膜43aは、Al膜、ZrO膜、ZrBO膜等で形成されても良い。また、第1の絶縁膜9aと同じ材料で形成されていても良く、例えば、SiO膜、SiN膜、SiON膜などを用いることができる。なお、第2の絶縁膜43a形成後に第1の接続回路部32の金属配線3cの接続面が精度よく露出するように、再度、第1の貫通孔42aをエッチングし、第1の貫通孔42a内に、第1の接続回路部32の金属配線3cの接続面を露出させても良い。これにより、第1の半導体基板部21gが得られる。
次に、図9Dに示すように、第1の半導体基板部21gの第1の貫通孔42aにメッキを施し、第1の貫通孔42aに第1の貫通電極8を形成するための金属を充填する。具体的には、第1の貫通電極8の電極材料となる金属の一例として、Cuを挙げることができる。本実施の形態では、金属配線3cを用いているので第1の貫通電極8と金属配線3cは接続されている。第1の貫通孔42aにメッキを施しCuを充填後、例えば、CMP工程を用いて第1の貫通電極8の第1の開口41a側の最表面と第1の絶縁膜9aを平坦化し、第1の貫通電極8としてCu電極を形成している。これにより、第1の半導体基板部21hが得られる。
図10Aおよび図10Bでは、図1に示された固体撮像装置100の第2の半導体基板部22aおよび22bの製造工程の一例を示している。図10Aは、第2の半導体基板5b上の絶縁膜14内に、信号処理回路部33、反射板6a、および第2の接続回路部34が形成された第2の半導体基板部22aの断面を示している。第2の半導体基板部22aの第2の接続回路部34の第2の半導体基板5bとは反対側の最上層配線には、第1の貫通電極8と接続するための金属配線3dが形成されている。また、第2の半導体基板部22aの画素部31と平面視で重なる領域には、第2の接続回路部34の第2の半導体基板5bとは反対側の最上層配線(金属配線3d)と同じ高さに、反射板6aが形成されている。第2の半導体基板部22aに形成される金属配線3d〜3g、反射板6a、トランジスタ7などは、例えば、SiO膜、SiN膜、SiON膜などの絶縁膜14で覆われている。
次に、図10Bに示すように、第2の半導体基板部22bは、例えば、CMP工程等を用いて、第2の半導体基板部22aの金属配線3d、および反射板6aを、絶縁膜14から露出させるとともに、金属配線3d、反射板6a、および絶縁膜14の表面を、第2の半導体基板部22bの最表面で平坦化することにより形成される。
図11は、図9Dに示す状態の第1の半導体基板部21hと、図10Bに示す状態の第2の半導体基板部22bとを接合する工程を示す図である。この工程では、第1の半導体基板部21hの第1の絶縁膜9aの表面(接合面30a)と、第2の半導体基板部22bの第2の半導体基板5bとは反対側の表面(接合面30b)と、を、例えば、プラズマで活性化して接合するプラズマ活性化接合を用いて接合させて接合部30を形成する。これにより、固体撮像装置100aが得られる。プラズマ活性化接合のアニール処理温度は、上述した理由から、400℃以下の低温であることが好ましく、200℃〜400℃がより好ましく、特に、金属配線3dと第1の貫通電極8のCuの電気接合を確実にするために300〜400℃がさらに好ましい。
図12は、図11で示された接合工程後に、第1の半導体基板部21hから支持基板5cを除去する工程を示す図である。この工程では、接合状態の第1の半導体基板部21hから、例えば、グラインダーおよびCMP工程などを用いて支持基板5cを除去し、固体撮像装置100bを形成している。固体撮像装置100bは、第1の半導体基板部21iおよび第2の半導体基板部22bを有している。なお、光ガイド用膜11は、図5で説明したとおり、CMP工程等によって平坦化されているものとする。
図13は、図12で示された第1の半導体基板部21iに光ガイド10を形成する工程を示す図である。この工程では、例えば、リソグラフィーおよびエッチング等の工程を用いて、光ガイド用膜11から各画素に対応する光ガイド10を形成している。この工程により、第1の半導体基板部21jおよび第2の半導体基板部22bを有する固体撮像装置100cが得られる。この工程の後、各画素にカラーフィルタ2や集光素子(マイクロレンズ)1を形成し、第1の半導体基板部21を完成させると、図14に示す固体撮像装置100dが得られる。上述したこれらの工程により、各画素の受光部4の下面に近接して反射板6aを形成することができる。
さらに、図15に示すように、図14の第2の半導体基板部22bに第2の貫通電極18および裏面電極13を形成しても良い。このように、第2の貫通電極18および裏面電極13を形成することにより、パッケージが不要となり、固体撮像装置100を小型化することができる。なお、第2の半導体基板部22の裏面電極13側に形成される第3の絶縁膜9b、第2の貫通電極18の内側面に形成される第4の絶縁膜43b、第3の絶縁膜9bに形成される第2の開口、第2の貫通電極18のために形成される第2の貫通孔等の製造方法については、図8〜図9Dで示した工程と同様であるため、説明を省略する。
(実施の形態の変形例)
本実施の形態の変形例では、図16Kに示すように、固体撮像装置100fの第1の半導体基板部21にも反射板6bを形成する。つまり、第1の半導体基板部21と第2の半導体基板部22との接合部40のうち、第2の半導体基板部22の面に反射板6aを形成し、第1の半導体基板部21の面に反射板6bを形成する。
図16Aから図16Kを用いて、本変形例の反射板6bの製造工程を詳細に説明する。ただし、上述した実施の形態に係る固体撮像装置100の製造工程と共通する工程に関しては、実施の形態を引用し、説明を省略する。
図5から図7の工程を経た第1の半導体基板部21cの第1の半導体基板5aに反射板6bを形成するための段差部45を設けるため、図16Aに示すように、例えば、リソグラフィー工程を用いて、第1の半導体基板5aの受光部4と反対側の面上に開口部46を有するレジスト44を形成する。この工程により、第1の半導体基板部21kが得られる。開口部46の開口面積は、所望の反射板6bの面積よりも大きく、開口部46に形成される第1の絶縁膜9aの膜厚に応じて適宜設定されるものである。ここで、反射板6bの面積は、反射板6aの面積と同様、受光部4の面積と同一、または、受光部4の面積よりも大きく、かつ、単位画素面積よりも小さい。また、反射板6bが数画素毎に形成される場合も、反射板6aが数画素毎に形成される場合について上述した内容と同様である。
次に、図16Bに示すように、レジスト44をマスクとして第1の半導体基板5aをエッチングして段差部45を形成する。これにより、第1の半導体基板部21lが得られる。その後、レジスト44を図16Cに示すように除去する。これにより、第1の半導体基板部21mが得られる。
次に、図16Dに示すように、第1の半導体基板部21mの第1の半導体基板5aの段差部45を有する面上に第1の絶縁膜9aを形成する。これにより、第1の半導体基板部21nが得られる。第1の絶縁膜9aとしては、図8で上述したとおり、例えば、SiO膜、SiN膜、SiON膜なども用いることができる。
次に、図16Eに示すように、第1の半導体基板部21nの第1の接続回路部32の第1の貫通電極8を設ける部分に、第1の開口41aを形成する。これにより、第1の半導体基板部21oが得られる。第1の開口41aは、例えば、リソグラフィーおよびエッチング等により形成することができる。
次に、図16Fに示すように、第1の半導体基板部21oの第1の開口41aに対応する部分の第1の半導体基板5aをエッチングし、第1の貫通孔42aを形成する。第1の貫通孔42aは、第1の半導体基板5aを貫通するように形成され、第1の接続回路部32の金属配線3cの接続面(第1の貫通電極8との接続面)が第1の貫通孔42a内に露出する。これにより、第1の半導体基板部21pが得られる。この工程では、第1の絶縁膜9aをエッチング用のマスクとして用いても良い。
次に、図16Gに示すように、第1の半導体基板部21pの第1の貫通孔42aの内側面に第2の絶縁膜43aを形成する。これにより、第1の半導体基板部21qが得られる。第2の絶縁膜43aとしては、図9Cで上述したように、所望の絶縁性を有するものであれば良く、透明性を有していても有していなくても良い。第2の絶縁膜43aは、例えば、第1の絶縁膜9aと同じ材料で形成されていても良く、SiO膜、SiN膜、SiON膜などを用いることができる。なお、第2の絶縁膜43aを形成した後に、第1の接続回路部32の金属配線3cの接続面が確実に露出するように、再度、第1の貫通孔42aをエッチングし、第1の貫通孔42a内に、第1の接続回路部32の金属配線3cの接続面を露出させても良い。
次に、図16Hに示すように、第1の半導体基板部21qの第1の貫通孔42aおよび段差部45の開口部側の面にメッキを施し、第1の貫通電極8と反射板6bを形成するためのCuを充填する。これにより、第1の半導体基板部21rが得られる。なお、本実施の形態の変形例でも、第1の貫通電極8と金属配線3dは接続されている。
次に図16Iに示すように、第1の半導体基板部21rのCuメッキ部分は、例えば、CMP工程等を用いて研磨され、第1の貫通電極8、反射板6b、第1の絶縁膜9aの最表面が平坦化される。これにより、第1の半導体基板部21sが得られる。
次に、図16Jは、実施の形態の図10Aから図10Bの工程で作成された第2の半導体基板部22bと、図16Iに示す状態の第1の半導体基板部21sと、を接合する工程を示す図である。この工程では、第1の半導体基板部21sの反射板6bを有する表面(接合面40a)と、第2の半導体基板部22bの第2の半導体基板5bとは反対側の表面(接合面40b)とをプラズマで活性化して接合するプラズマ活性化接合を用いて接合させて接合部40が形成される。これにより、固体撮像装置100eが得られる。プラズマ活性化接合のアニール処理温度は、図11で上述したように、好ましくは400℃以下であり、200℃〜400℃がより好ましく、特に、金属配線3dと第1の貫通電極8の電気接合を確実にするために300〜400℃がさらに好ましい。
その後、上記実施の形態に係る固体撮像装置100と同様の工程(図12〜図15)を経て、本変形例に係る固体撮像装置100fが完成される。
本変形例に係る固体撮像装置100fは、図16Kに示すように、第1の半導体基板部21および第2の半導体基板部22のどちらにも、同じ金属材料(Cu)から形成される、反射板6a、6bおよび第1の貫通電極8のCu電極を有するため、CMP工程の均一性が向上し、各基板同士の接合性も向上する。
以上、本発明に係る固体撮像装置およびその製造方法について、実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態および変形例に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態または変形例に施したものや、実施の形態および変形例における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、反射板6aは、第1の半導体基板部21と第2の半導体基板部22との接合部30のうち、第2の半導体基板部22の面に形成され、上記変形例では、反射板6bは、接合部40のうち、第1の半導体基板部21の面および第2の半導体基板部22の面に形成されたが、これらの形態に限定されない。反射板は、第1の半導体基板部21と第2の半導体基板部22との接合部のうち、第1の半導体基板部21の面にだけ形成されてもよい。
本発明の固体撮像装置は、カメラの小型化、高感度化、高性能化を実現でき、産業上有用である。
1 集光素子
2 カラーフィルタ
3a〜3f 金属配線
4 受光部
5a 第1の半導体基板
5b 第2の半導体基板
5c 支持基板
6a、6b 反射板
7 トランジスタ
8 第1の貫通電極
9a 第1の絶縁膜
9b 第3の絶縁膜
10 光ガイド
11 光ガイド用膜
12 光導波路
13 裏面電極
14 絶縁膜
20 接合部
20a、20b 接合面
21 第1の半導体基板部
21a〜21s 半完成品状態の第1の半導体基板部
22 第2の半導体基板部
22a、22b 半完成品状態の第2の半導体基板部
30 接合部
30a、30b 接合面
31 画素部
32 第1の接続回路部
33 信号処理回路部(回路部)
34 第2の接続回路部
35 接続回路部
40 接合部
40a、40b 接合面
41a 第1の開口
42a 第1の貫通孔
43a 第2の絶縁膜
43b 第4の絶縁膜
44 レジスト
45 段差部
46 開口部
100、100f 固体撮像装置
100a〜100e 半完成品状態の固体撮像装置
101 撮像レンズ

Claims (13)

  1. 撮像光学系からの入射光を光電変換する受光部を有する単位画素が2次元配列される画素部を有する第1の半導体基板部と、
    前記画素部からの信号を処理する回路部を有する第2の半導体基板部と、を備え、
    前記第1の半導体基板部は、前記第2の半導体基板部に有する第2の半導体基板よりも厚みが薄い第1の半導体基板を有し、
    前記第1の半導体基板部および前記第2の半導体基板部は、接合されて積層構造を成し、
    前記第1の半導体基板部と前記第2の半導体基板部との接合部に、前記入射光を反射する反射板を備える固体撮像装置。
  2. 前記第1の半導体基板は、前記入射光が入射する側とは反対側の面が薄膜化されている請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記反射板は、前記受光部に近接して形成されている請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記反射板は、前記接合部のうち、前記第1の半導体基板部の面に形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記反射板は、前記接合部のうち、前記第2の半導体基板部の面に形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記反射板は、単位画素毎に形成されている請求項1から5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記反射板の面積は、前記受光部の面積と同一、または、前記受光部の面積よりも大きく、かつ、前記単位画素の面積よりも小さい請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記反射板は、数画素毎に形成されている請求項1から5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記反射板は、金属である請求項1から8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記反射板は、銅、アルミニウム、金、銀の少なくとも1つを含む請求項9に記載の固体撮像装置。
  11. 前記反射板は、電位が変更可能な回路または電源に接続されている請求項9または10に記載の固体撮像装置。
  12. 前記第1の半導体基板部は、前記入射光が入射する側に光導波路が形成される表面入射型である請求項1から11のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  13. 撮像光学系からの入射光を光電変換する受光部を有する単位画素が2次元配列される画素部を有する第1の半導体基板部を形成する工程と、
    前記画素部からの信号を処理する回路部を有する第2の半導体基板部を形成する工程と、
    前記第1の半導体基板部と前記第2の半導体基板部との接合部に、前記入射光を反射する反射板を形成する工程と、
    前記第1の半導体基板部および前記第2の半導体基板部を接合する工程と、
    を有する固体撮像装置の製造方法。
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