JP2020030042A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】節水効果を確保しつつ、シャワー感をも得ることができる給湯装置を提供する。【解決手段】浴室のシャワーおよびシャワー以外の器具から給湯する給湯手段と、ユーザの指示に基づいて給湯手段の流量の上限値を第1の流量に制御する流量制御手段と、浴室にユーザがいることを検出する人感センサと、を備え、流量制御手段は、人感センサがユーザがいることを検出した場合、上限値を第1の流量よりも大きい第2の流量に制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、給湯量を節水する機能を備えた給湯装置に関する。
従来、リモコンに節約スイッチを備え、通水量を制限して一定流量以上の水を流さないようにし、水道代、ガス代の節減を行う、省エネルギー型の給湯装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−116359号公報
特許文献1に開示された技術は、節約スイッチをオンしたときに水量センサにより検出された流量が一定流量以上であれば、水量調節弁の流量を制限する機能を有することで、通常の量での給湯使用には影響することなく利便性を向上させるものであった。
ここで、給湯装置の給湯系統は、浴室のシャワーやカランのみならず、台所や洗面所にも湯水を供給する。この場合、台所での皿洗いや、洗面所での洗顔に使用する流量に合わせて流量を制限すると、浴室でのシャワー使用時の流量が不足し、ユーザにとって快適なシャワー圧が得られない。一方、快適なシャワー圧が得られる流量に合わせて流量すると、台所での皿洗いや洗面所での洗顔に対して過剰な流量で給湯される場合があり、節水効果が得られない恐れがある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、節水効果を確保しつつ、シャワー感をも得ることができる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、上述した課題を解決するために、浴室のシャワーおよび前記シャワー以外の器具から給湯する給湯手段と、ユーザの指示に基づいて前記給湯手段の流量の上限値を第1の流量に制御する流量制御手段と、前記浴室にユーザがいることを検出する人感センサと、を備え、前記流量制御手段は、前記人感センサがユーザがいることを検出した場合、前記上限値を前記第1の流量よりも大きい第2の流量に制御することを特徴とする。
本発明に係る給湯装置においては、節水効果を確保しつつ、シャワー感をも得ることができる。
本実施形態における貯湯式給湯装置の概略的なシステム構成図。 節水運転機能の課題を説明するグラフ。 本実施形態における給湯装置により実行される節水解除処理を説明するフローチャート。 節水解除処理の効果を説明するグラフ。
本発明に係る給湯装置の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における貯湯式給湯装置1の概略的なシステム構成図である。
貯湯式給湯装置(給湯装置)1は、貯湯タンクユニット3と、ヒートポンプユニット4と、リモコン5とを主に有している。また、給湯装置1は、浴槽7と、シャワー8と、カラン9と接続されている。
貯湯タンクユニット3は、湯水を貯湯する貯湯タンク11を有している。貯湯タンク11は、貯湯タンク11内の貯湯温度を検出する複数の貯湯温度センサ12を側面の上下方向にわたって有している。貯湯タンク11底部には、貯湯タンク11に市水を供給する給水管13が接続される。給水管13は、市水の給水圧を一定の圧力に減圧する減圧弁14を有している。また、貯湯タンク11頂部には、貯湯タンク11内の過圧を逃がす過圧逃がし弁16が接続されている。
貯湯タンク11頂部には、貯湯タンク11から出湯する出湯管18が接続されている。出湯管18は、給水管13から分岐された給水バイパス管20と給湯混合弁19を介して接続されている。給水バイパス管20は、給水温度を検出する給水温度センサ25を有している。
給湯混合弁19は、給水バイパス管20からの湯水と出湯管18からの湯水とを給湯設定温度になるよう混合する。給湯混合弁19は、給湯管24と接続されており、給湯混合弁19で混合された湯水は給湯管24によりシャワー8およびカラン9へ導かれる。給湯管24は、給湯流量センサ26と、給湯温度センサ27と、流量調整弁28とを有している。給湯流量センサ26および給湯温度センサ27は、給湯管24を流れる湯水の流量および温度をそれぞれ検出する。流量調整弁28は、開度を調整することにより給湯管24を流れる湯水の流量を調整(制限)する。
給湯管24は、湯水を風呂循環回路40へ供給する湯はり管32と接続されている。湯はり管32は、湯はり流量センサ33と、湯はり温度センサ34と、湯はり開閉弁35とを有している。湯はり流量センサ33および湯はり温度センサ34は、湯はり管32から供給される湯水の流量および温度をそれぞれ検出する。湯はり開閉弁35は、湯はり管32を開閉する電磁弁である。
貯湯タンクユニット3は、浴槽7の湯水(浴水)を浴槽7と風呂熱交換器41との間で循環させる風呂循環回路40を有している。風呂循環回路40は、戻り管42と、風呂熱交換器41と、往き管43とを主に有している。戻り管42は、浴水を風呂熱交換器41へ戻す。風呂熱交換器41は、貯湯タンク11内上部に設けられ、貯湯タンク11内の湯の熱で浴水を加熱する。往き管43は、風呂熱交換器41で加熱された湯水を浴槽7側へ供給する。
風呂循環回路40は、風呂三方弁45を介して戻り管42と往き管43とをバイパスする熱交バイパス管46を有している。風呂三方弁45は、戻り管42からの湯水を風呂熱交換器41に流通させるか、往き管43にバイパスさせるかを切り替える。
また、戻り管42は、水位センサ48と、風呂温度センサ49と、風呂循環ポンプ50とを有している。水位センサ48は、浴槽7内の水位を検出する。風呂温度センサ49は、循環する湯水の温度を検出する。風呂循環ポンプ50は、風呂循環回路40に浴水を循環させる。往き管43は、風呂循環回路40の浴水の循環の有無を検出する流水スイッチ51を有している。
貯湯タンクユニット3は、貯湯タンクユニット3を電気的に制御する貯湯制御部55を有している。貯湯制御部55は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従って貯湯タンクユニット3を電気的に制御する。すなわち、貯湯制御部55は、貯湯温度センサ12、給水温度センサ25、給湯流量センサ26、給湯温度センサ27、湯はり流量センサ33、湯はり温度センサ34、水位センサ48、風呂温度センサ49、および流水スイッチ51の検出値を取得し、この検出値に基づいて貯湯タンクユニット3の各種弁などの作動を制御する。また、貯湯制御部55は、リモコン5を介してユーザの指示を受け付け、各部を制御し指示を実行する。すなわち、貯湯制御部55は、リモコン5で指示された給湯設定温度や、風呂設定温度、設定湯量などに基づいて給湯運転、風呂自動運転、風呂追焚き運転などを実行する。
貯湯タンクユニット3は、貯湯タンク11内の湯水を主に深夜時間帯に沸き上げるヒートポンプユニット4と、加熱往き管65および加熱戻り管66を介して接続される。ヒートポンプユニット4は、これら加熱往き管65および加熱戻り管66と、冷媒回路61と、加熱制御部62と、外気温度センサ63とを有している。
加熱往き管65は、貯湯タンク11底部から取り出した湯水を流通させる。加熱往き管65は、貯湯タンク11からの湯水を供給する加熱循環ポンプ64と、加熱往き管65から冷媒水熱交換器68に流入する湯水の温度を検出する入水温度センサ69とを有している。加熱戻り管66は、ヒートポンプユニット4で加熱された湯水を貯湯タンク11上部へ戻す。加熱戻り管66は、冷媒水熱交換器68から加熱戻り管66へ流出する湯水の温度を検出する沸き上げ温度センサ70を有している。
冷媒回路61は、圧縮機71、冷媒水熱交換器68、膨張弁72、および蒸発器73が冷媒サイクル配管74で環状に接続された回路である。圧縮機71は、冷媒を圧縮し高温冷媒とする。冷媒水熱交換器68は、高温冷媒と貯湯タンク11からの湯水とを熱交換する。膨張弁72は、冷媒水熱交換器68で放熱された冷媒を減圧し、低温低圧の冷媒とする。蒸発器73は、低温低圧の冷媒を蒸発させる。また、蒸発器73には、送風機75により熱源となる外気が送風される。
外気温度センサ63は、ヒートポンプユニット4が設置されている屋外の外気温度を検出する。加熱制御部62は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従ってヒートポンプユニット4を電気的に制御する。すなわち、加熱制御部62は、入水温度センサ69、沸き上げ温度センサ70、および外気温度センサ63の検出値を取得し、冷媒回路61などの作動を制御する。また、加熱制御部62は、カレンダー・時計部82を有している。
浴室6には、浴槽7、シャワー8およびリモコン5が設けられる。リモコン5は、表示部91と、風呂自動運転スイッチ93、設定スイッチ、メニュースイッチなどのスイッチ類とを有している。表示部91は、給湯装置1に関する各種の情報(給湯設定温度、風呂設定温度、風呂設定湯量、残湯量、給湯装置1の作動状態など)を表示する。設定スイッチは、給湯設定温度、風呂設定温度および風呂設定湯量を設定する指示を受け付ける。風呂自動運転スイッチ93は、風呂設定温度および湯量に基づいて浴槽7内の湯を目標水位および温度になるよう自動で湯はり運転し、湯はり完了後は目標水位および温度を維持するよう保温時間が経過するまで自動で保温運転する指示を受け付ける。メニュースイッチは、給湯装置1の詳細な設定を行う階層構造のメニュー設定画面を呼び出す。後述する節水運転機能は、これらスイッチ類を介して設定を受け付ける。
リモコン5は、人感センサ98および照度センサ99を有している。人感センサ98は、赤外線などにより浴室6にユーザがいることを検出する。照度センサ99は、浴室6内の照度を検出する。また、リモコン5は、MPUなどの論理回路を有し、メモリを参照しつつ予め記憶されているプログラムに従ってリモコン5を電気的に制御するリモコン制御部97を有している。リモコン制御部97は、スイッチ類の指示信号や貯湯制御部55からの信号を受け、表示部91に予め定められた必要な情報を表示させる。上述した貯湯制御部55、加熱制御部62およびリモコン制御部97は、互いに必要な情報を送受信可能に接続されている。
給湯手段が給湯する器具としてのシャワー8およびカラン9は、浴室6内や、浴室6外の台所や洗面所などに設けられる。給湯手段としての給湯管24は、流量調整弁28の下流側で分岐しており、浴室6に設けられたシャワー8と各所のカラン9へ並列に給湯している。ここで、給湯装置1は、省エネの観点から節水運転機能を有している。具体的には、節水運転機能は、リモコン5を介してユーザより設定された設定流量以上の流量が供給されないよう、流量調整弁28により給湯管24の流量を制限する機能である。設定流量は、例えば6L/分、8L/分、10L/分、12L/分のように流量で設定されたり、30%、50%、70%のように流量調整弁28の開度で設定されたりする。または、対応する流量および開度が割り当てられたレベル(弱、中、強など)を選択することにより設定される。
この節水運転機能は、以下のような課題があった。図2は節水運転機能の課題を説明するグラフである。図2(a)は、設定流量が設定値Aに設定されている場合における、カランおよびシャワーのそれぞれの給湯流量を示す。図2(b)は、設定流量が設定値Aよりも低い設定値Bに設定されている場合における、カランおよびシャワーのそれぞれの給湯流量を示す。
一般的に、台所や洗面所のカラン9で使用される湯水の給湯流量は、浴室6のシャワー8で使用される湯水の給湯流量よりも小さい。このため、節水運転機能がシャワー8の使用感を損なわない流量(設定値A)に設定されている場合、図2(a)に示すようにシャワー8の過剰な給湯に対して節水効果(点線部分)と使用感が同時に得られる。しかし、台所などのカラン9からの給湯に対しては、過剰に使用したとしてもその流量は設定値Aほどではないため節水運転機能は作用せず、節水効果が得られない。一方、節水運転機能が台所や洗面所のカラン9に対して効果を奏する流量(設定値B)に設定されている場合、図2(b)に示すように台所などのカラン9および浴室6のシャワー8からの過剰な給湯に対して節水効果(点線部分)が得られる。しかし、シャワー8の使用感は大きく損なわれる恐れがある。
これに対し、本実施形態における給湯装置1は、シャワー8が使用されているとみなされる状況においてこの節水運転機能を解除または緩和することにより、シャワー8の使用感を損なうことなく節水効果を得ることができる。以下、具体的に説明する。
図3は、本実施形態における給湯装置1により実行される節水解除処理を説明するフローチャートである。図4は、節水解除処理の効果を説明するグラフである。
ステップS1において、貯湯制御部55は節水運転機能が設定されているか否かを判定する。節水運転機能が設定されている場合、この時点で流量調整弁28が設定に基づく開度に調整されており、給湯管24からの給湯量は、上限値が第1の流量(以下、「節水流量」という)に制限されている。なお、貯湯制御部55および流量調整弁28は、ユーザの指示に基づいて給湯手段の流量の上限値を第1の流量に制御する流量制御手段として機能する。貯湯制御部55は、節水運転機能が設定されていないと判定した場合(ステップS1のNO)、処理を終了する。
一方、節水運転機能が設定されていると判定した場合(ステップS1のYES)、ステップS2において、貯湯制御部55は浴室6のシャワー8が使用中であるか否かを判定する。シャワー8が使用中であるか否かの判定は、後述するシャワー使用判定条件に基づいて判定される。貯湯制御部55はシャワー8が使用中ではないと判定した場合(ステップS2のNO)、設定判定ステップS1に戻る。
一方、シャワー8が使用中であると判定した場合(ステップS2のYES)、ステップS3において貯湯制御部55は節水運転機能を解除する。具体的には、貯湯制御部55は、流量の上限値が節水流量よりも大きい第2の流量(以下、「節水解除流量」という。)になるように流量調整弁28の開度を制御する。例えば、図4に示すように、節水流量としての設定値Bに設定されていた流量が、シャワー使用判定条件の成立に伴って節水解除流量としての設定値Aに変更される。これにより、シャワー8の使用時であっても、節水流量に制限されずにシャワー感を損なうことがない。
なお、節水解除流量は、流量調整弁28を全開(開度100%)にした場合の流量であってもよいし、節水流量を緩和すべく全開よりも小さい開度で得られる節水流量よりも大きい流量であってもよい。節水流量を緩和する場合、例えば節水流量が流量調整弁28の開度30%の流量に設定されている場合、節水解除流量は開度60%の流量に制御される。
ステップS4において、貯湯制御部55は、シャワー8の使用が終了したか否かを判定する。シャワー8の使用が終了したか否かの判定は、後述するシャワー終了判定条件に基づいて判定される。貯湯制御部55はシャワー8の使用が終了していないと判定した場合(ステップS4のNO)、シャワー8の使用が終了したと判定するまで待機する。
一方、シャワー8の使用が終了したと判定した場合(ステップS4のYES)、ステップS5において貯湯制御部55は節水運転機能を復帰する。具体的には、貯湯制御部55は、上限値が節水解除流量から節水流量になるように流量調整弁28の開度を制御する。その後処理は設定判定ステップS1に戻る。
次に、使用判定ステップS2において用いられるシャワー使用判定条件、および終了判定ステップS4において用いられるシャワー終了判定条件について説明する。シャワー使用判定条件は、貯湯制御部55がシャワー8を使用しているか否かを判定するために用いられる条件である。貯湯制御部55は、この条件に合致する場合にはユーザがシャワー8を使用しているとみなす。シャワー終了判定条件は、貯湯制御部55がシャワー使用判定条件に基づいてシャワー8が使用されていると判定した後に、シャワー8の使用が終了したか否かを判定するために用いられる条件である。貯湯制御部55は、この条件に合致する場合にはユーザがシャワー8の使用を終了したとみなす。シャワー使用および終了判定条件は、一例としてそれぞれ6つの条件があり、以下具体的に説明する。
第1のシャワー使用判定条件は、浴室6にユーザがいることを、リモコン5に設けられた人感センサ98が検出することである。これに対応する第1のシャワー終了判定条件は、人感センサ98が浴室6にユーザがいることを所定時間(例えば10分)継続して検出しないことである。人感センサ98が浴室6にユーザがいることを検出した場合、入浴中である可能性が高く、またシャワー8が使用される可能性が高いためである。また、所定時間継続して人感センサ98が検出しない場合には、ユーザが浴室6から出た可能性が高く、シャワー8が使用される可能性が低いためである。
第2のシャワー使用判定条件は、水位センサ48が浴槽7内にユーザが入ったとみなされる浴槽7内の所定の水位の変化(例えば3cm)を検出することである。シャワー使用判定条件は、水位変化を所定時間(例えば30秒)継続して検出することをさらに条件とすることが好ましい。これに対応する第2のシャワー終了判定条件は、水位の変化を検出してから所定時間(例えば20分)が経過したことである。水位センサ48が所定の水位の変化を検出した場合、入浴中である可能性が高く、また入浴に伴いシャワー8が使用される可能性が高いためである。また、水位変化を検出してから所定時間経過した場合には、入浴が終了した可能性が高く、シャワー8が使用される可能性が低いためである。
第3のシャワー使用判定条件は、リモコン5の風呂自動運転スイッチ93が風呂自動運転の指示を受け付けることである。なお、本実施形態においては、リモコン5(風呂自動運転スイッチ93)、リモコン制御部97および貯湯制御部55が、リモコン5で受け付けたユーザの指示に基づいて浴槽7内の湯を目標水位および温度になるよう湯はり運転し、湯はり完了後目標水位および温度を維持するよう所定の保温時間が経過するまで自動で保温運転する風呂自動運転手段として機能する。これに対応する第3のシャワー終了判定条件は、風呂自動運転スイッチ93が風呂自動運転の指示を受け付けてから所定の保温時間(例えば120分)経過したことである。風呂自動運転の指示を受け付けた場合、入浴を開始する可能性が高く、また入浴に伴いシャワー8が使用される可能性が高いためである。また、風呂自動運転の指示を受け付けてから保温時間が経過した場合には、入浴が終了した可能性が高く、シャワー8が使用される可能性が低いためである。
第4のシャワー使用判定条件は、風呂自動運転に含まれる湯はり運転が完了したことである。湯はり運転の完了は、風呂自動運転を開始した後、浴槽7内の湯が目標水位および温度になったことである。なお、湯はり運転が完了したタイミングで、ユーザに報知音などで通知される。これに対応する第4のシャワー終了判定条件は、風呂自動運転スイッチ93がユーザより風呂自動運転を解除する指示を受け付けたことである。湯はり運転が完了した場合、入浴を開始する可能性が高く、また入浴に伴いシャワー8が使用される可能性が高いためである。また、風呂自動運転を解除する指示を受け付けた場合には、入浴が終了した可能性が高く、シャワー8が使用される可能性が低いためである。なお、第3のシャワー使用判定条件と第4のシャワー終了判定条件を組み合わせたり、第4のシャワー使用判定条件と第3のシャワー終了判定条件を組み合わせたりしてもよい。
第5のシャワー使用判定条件は、照度センサ99が浴室6の照明が点灯されたとみなされる照度(点灯照度)を検出したことである。シャワー使用判定条件は、点灯照度を所定時間(例えば30秒)継続して検出することをさらに条件とすることが好ましい。なお、照明が点灯されたことにより入浴中であるとみなせるのは夜間である可能性が高いため、加熱制御部62のカレンダー・時計部82を参照し、夜間である場合に照度センサ99が点灯照度を検出したことを条件とするのが好ましい。また、季節により夜間の定義を変更し、判定精度を高めるのが好ましい。夜間の定義は、例えば春秋は18時、夏は19時、冬は17時である。これに対応する第5のシャワー終了判定条件は、照度センサ99が浴室6の照明が消灯されたとみなされる照度(消灯照度)を検出したことである。シャワー終了判定条件は、消灯照度を所定時間(例えば30秒)継続して検出することをさらに条件とすることが好ましい。点灯照度が検出された場合、入浴に伴う点灯である可能性が高く、またシャワー8が使用される可能性が高いためである。また、消灯照度が検出された場合には、入浴の終了に伴う消灯である可能性が高く、シャワー8が使用される可能性が低いためである。
第6のシャワー使用判定条件は、給湯流量センサ26がシャワー8を使用しているとみなされる流量(シャワー流量、例えば8L/分)を検出したことである。シャワー使用判定条件は、このシャワー流量を所定時間(例えば10秒)継続して検出することをさらに条件とすることが好ましい。これに対応する第6のシャワー終了判定条件は、給湯流量センサ26がシャワー8を使用していないとみなされる流量(非シャワー流量、例えば5L/分以下)を検出したことである。給湯流量センサ26がシャワー流量を検出した場合、シャワー8が使用されている可能性が高いためである。また、給湯流量センサ26が非シャワー流量を検出した場合、シャワー8が使用されている可能性が低いためである。
これら第1〜第6のシャワー使用および終了判定条件は、節水解除処理に単独で用いられてもよいし、複数条件が組み合わせて用いられてもよい。
このような本実施形態における給湯装置1は、節水効果を確保しつつ、シャワー感をも得ることができる。また、節水運転機能を解除または緩和する条件を、上記第1〜第6のシャワー使用判定条件のように詳細に設定することにより、不要に節水を解除または緩和することを防止でき、有効な節水効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、流量調整弁28は、湯水の流量を制御する水比例弁でもよい。
また、給湯装置1は、ヒートポンプユニット4に代えて、貯湯タンク11に電熱ヒータ式の加熱手段を有したり、ガスバーナや石油バーナで加熱する瞬間式熱交換器(風呂熱交換器)を有したり、コージェネレーションシステムの廃熱回収装置を有してもよい。
1 貯湯式給湯装置(給湯装置)
3 貯湯タンクユニット
4 ヒートポンプユニット
5 リモコン
6 浴室
7 浴槽
8 シャワー
9 カラン
11 貯湯タンク
24 給湯管
26 給湯流量センサ
28 流量調整弁
40 風呂循環回路
48 水位センサ
55 貯湯制御部
61 冷媒回路
62 加熱制御部
82 カレンダー・時計部
93 風呂自動運転スイッチ
97 リモコン制御部
98 人感センサ
99 照度センサ

Claims (6)

  1. 浴室のシャワーおよび前記シャワー以外の器具から給湯する給湯手段と、
    ユーザの指示に基づいて前記給湯手段の流量の上限値を第1の流量に制御する流量制御手段と、
    前記浴室にユーザがいることを検出する人感センサと、を備え、
    前記流量制御手段は、前記人感センサがユーザがいることを検出した場合、前記上限値を前記第1の流量よりも大きい第2の流量に制御することを特徴とする給湯装置。
  2. 浴室のシャワーおよび前記シャワー以外の器具から給湯する給湯手段と、
    ユーザの指示に基づいて前記給湯手段の流量の上限値を第1の流量に制御する流量制御手段と、
    浴槽内の水位を検出する水位センサと、を備え、
    前記流量制御手段は、前記水位センサが前記浴槽内にユーザが入ったとみなされる前記浴槽内の水位の変化を検出した場合、前記上限値を前記第1の流量よりも大きい第2の流量に制御することを特徴とする給湯装置。
  3. 浴室のシャワーおよび前記シャワー以外の器具から給湯する給湯手段と、
    ユーザの指示に基づいて前記給湯手段の流量の上限値を第1の流量に制御する流量制御手段と、
    ユーザの指示に基づいて浴槽内の湯を目標水位および温度になるよう湯はり運転し、湯はり運転完了後前記目標水位および温度を維持するよう所定の保温時間が経過するまで自動で保温運転する風呂自動運転手段と、を備え、
    前記流量制御手段は、前記風呂自動運転手段が前記指示を受け付けた場合、前記上限値を前記第1の流量よりも大きい第2の流量に制御することを特徴とする給湯装置。
  4. 浴室のシャワーおよび前記シャワー以外の器具から給湯する給湯手段と、
    ユーザの指示に基づいて前記給湯手段の流量の上限値を第1の流量に制御する流量制御手段と、
    ユーザの指示に基づいて浴槽内の湯を目標水位および温度になるよう湯はり運転する風呂自動運転手段と、を備え、
    前記流量制御手段は、前記風呂自動運転手段が前記湯はり運転を完了した場合、前記上限値を前記第1の流量よりも大きい第2の流量に制御することを特徴とする給湯装置。
  5. 浴室のシャワーおよび前記シャワー以外の器具から給湯する給湯手段と、
    ユーザの指示に基づいて前記給湯手段の流量の上限値を第1の流量に制御する流量制御手段と、
    前記浴室内の照度を検出する照度センサと、を備え、
    前記流量制御手段は、前記照度センサが前記浴室の照明が点灯されたとみなされる照度を検出した場合、前記上限値を前記第1の流量よりも大きい第2の流量に制御することを特徴とする給湯装置。
  6. 前記流量制御手段は、前記シャワーの使用が終了したとみなせるか否かを判定し、終了したと判定した場合、前記上限値を前記第2の流量から前記第1の流量に制御する請求項1から5のいずれか一項記載の給湯装置。
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