JP2020029326A - 乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法 - Google Patents

乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 乗客コンベアの踏段に発生した異常を、簡易な処理で精度よく検知する乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法を提供する。【解決手段】 実施形態によれば乗客コンベアの異常検知システムは、複数の踏段それぞれに設置された複数の踏段装置と、レールの任意の位置に設置され、レール上にある最寄の踏段装置で受信可能なリセット信号を発生させるリセット信号発生器と、異常検知装置とを備える。踏段装置はそれぞれ、振動センサと、カウンタと、踏段が移動してリセット信号発生器からリセット信号を受信するとカウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置とを有する。異常検知装置は、振動センサごとの該当する踏段の振動の検出結果と、振動センサで振動が検出されたときのカウンタのカウンタ値とを用いて、踏段ごとおよびレール上の位置ごとの異常の有無を判定する判定部を有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法に関する。
通常、エスカレータ等の乗客コンベアは、利用者が踏段に乗って利用するため、踏段は繰り返し荷重を受けて形状が変化しやすい。そのため、定期点検にて異常音や走行時振動の有無を確認することで、踏段の形状変化等の異常を早期に検知して故障発生を防止している。
特開2016−204120号公報
しかし、踏段は、1台のエスカレータに複数個取り付けられているため、点検時に1つずつ確認を行うには時間や手間を要するとともに、異常個所の見落としが発生しやすいという問題があった。
これを解決するため、踏段等に加速度センサを取り付け、通常の運転時に異常な振動を発する踏段を検知する技術があるが、当該技術を用いる場合、精度よく異常を検知するには踏段を数度周回させる必要があり、やはり時間や手間を要するという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、乗客コンベアの踏段に発生した異常を、簡易な処理で精度よく検知する乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によれば乗客コンベアの異常検知システムは、複数の踏段それぞれに設置された複数の踏段装置と、レールの任意の位置に設置され、レール上にある最寄の踏段装置で受信可能なリセット信号を発生させるリセット信号発生器と、異常検知装置とを備える。踏段装置はそれぞれ、振動センサと、カウンタと、踏段が移動してリセット信号発生器からリセット信号を受信するとカウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置とを有する。異常検知装置は、振動センサごとの該当する踏段の振動の検出結果と、振動センサで振動が検出されたときのカウンタのカウンタ値とを用いて、踏段ごとおよびレール上の位置ごとの異常の有無を判定する判定部を有する。
一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの構成を示す全体図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムに用いる踏段装置の構成を示すブロック図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムに用いる異常検知装置の構成を示すブロック図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置に保存される設定情報の一例を示す表。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムで実行される踏段振動データの取得動作を示すシーケンス図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムのカウンタで実行されるカウントアップ処理の流れを示すフローチャート。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの踏段装置で生成される踏段振動データを示す説明図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの踏段装置において踏段振動データ生成処理で利用される振動レベルと振動レベル値との対応表。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの踏段装置の踏段装置で生成される踏段振動データの構成を示す説明図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの踏段装置の踏段装置で生成される踏段振動データの一例を示す説明図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置に保存される基準振動データの構成を示す説明図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置において実行される判定処理の流れを示すフローチャート。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置において実行される異常振動判定処理の流れを示すフローチャート。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置において実行される異常振動判定処理例を示す説明図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置において実行される異常位置判定処理の流れを示すフローチャート。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置において実行される異常位置判定処理例を示す説明図。 一実施形態による異常検知システムが搭載されたエスカレータにおいて、リセット信号発生器から異常振動が発生した位置までの距離を示す説明図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置において実行される用品異常判定処理の流れを示すフローチャート。 一実施形態による異常検知システムが搭載されたエスカレータの踏段の踏段ローラで異常が発生した状態を示す説明図。 一実施形態による乗客コンベアの異常検知システムの異常検知装置において実行される用品異常判定処理例を示す説明図。
本発明の一実施形態として、乗客コンベアとしてのエスカレータの異常検知システムについて以下に説明する。
〈一実施形態によるエスカレータの異常検知システムの構成〉
本実施形態によるエスカレータの異常検知システムの構成について、図1〜3を参照して説明する。本実施形態による異常検知システム1が搭載されるエスカレータ2は、トラス3に設けられたレール4に沿って移動する複数(n個)の踏段5−1〜5−nと、これらの踏段5−1〜5−nの移動を駆動する駆動装置6と、トラス3近傍の機械室7に設置され、駆動装置6の動作を制御する制御盤8とを備える。踏段5−1〜5−nは、無端状のチェーン(図示せず)で連結され、下部に取り付けられた踏段ローラ9によりレール4に沿って移動することで連続運転する。以下、いずれの踏段であるかを特定する必要がない場合には、「踏段5」と記載する。
当該エスカレータ2に搭載する異常検知システム1は、レール4の任意の位置に設置されたリセット信号発生器10と、踏段5−1〜5−nそれぞれに設置された踏段装置20−1〜20−nと、機械室7に設置され、踏段装置20−1〜20−nそれぞれと無線接続された異常検知装置30と、保守員が携帯する携帯端末40と、当該エスカレータ2から遠隔地に設置された監視センタ装置50とを備える。以下、いずれかの踏段装置であるかを特定する必要がない場合には「踏段装置20」と記載する。
リセット信号発生器10は、レール4上にある最寄の踏段装置20で受信可能なリセット信号を発生させる。リセット信号としては例えば、光源、または磁力が用いられる。
踏段装置20−1〜20−nはそれぞれ、図2に示すように、振動センサ21と、踏段制御部22と、カウンタリセット装置23と、バッテリ24とを有する。振動センサ21は、加速度センサ等で構成され、該当する踏段5の振動を検出する。
踏段制御部22は、異常検知装置通信部221と、カウンタ222と、データ一時保存部223と、踏段振動データ生成部224と、制御指示部225とを有する。異常検知装置通信部221は、異常検知装置30との無線通信を行う。カウンタ222は、所定時間間隔でカウンタ値のカウントアップを行う。データ一時保存部223は、振動センサ21による検出データを一時保存する。踏段振動データ生成部224は、データ一時保存部223に保存された検出データと、該当する検出データの検出時のカウンタ値とに基づいて、カウンタ値ごとの振動レベルを示す踏段振動データを生成する。制御指示部225は、振動センサ21による振動の検出処理、検出データの保存処理、踏段振動データの生成処理、および踏段振動データの異常検知装置30への送信処理のための動作を制御する。
カウンタリセット装置23は、該当する踏段5がレール4に沿って移動してリセット信号発生器10に接近し、リセット信号発生器10から発生したリセット信号を受信すると、カウンタ222のカウンタ値をリセットする。リセット信号発生器10から発生するリセット信号に光源が用いられている場合にはカウンタリセット装置23は光センサで構成され、リセット信号に磁力が用いられている場合には、カウンタリセット装置23は磁気センサで構成される。バッテリ24は、振動センサ21、踏段制御部22、およびカウンタリセット装置23に電力を供給する。
異常検知装置30は、図3に示すように、設定情報保存部31と、踏段装置通信部32と、踏段振動データ保存部33と、判定部34と、携帯端末通信部35と、監視センタ通信部36と、システム制御部37とを有する。
設定情報保存部31は、当該エスカレータ2の動作に関して予め設定された各種設定値、および異常検知システム1で実行される処理に用いるために予め設定された各種設定値の情報を保存する。踏段装置通信部32は、踏段装置20−1〜20−nとの無線通信を行う。踏段振動データ保存部33は、踏段装置通信部32を介して踏段装置20−1〜20−nから取得した踏段振動データを保存する。
判定部34は、異常振動判定部341と、異常位置判定部342と、用品異常判定部343とを有する。異常振動判定部341は、踏段振動データ保存部33に保存された情報に基づいて、エスカレータ2の正常運転時に踏段装置20−1〜20−nそれぞれの振動センサ21で検出された検出結果である振動レベルと、点検時に踏段装置20−1〜20−nそれぞれの振動センサ21で検出された検出結果である振動レベルとを、対応するカウンタ値ごとに比較することで、踏段5ごとおよびレール4上の位置ごとの異常を検出する。
異常位置判定部342は、踏段装置20−1〜20−nそれぞれの振動センサ21で検出された検出結果と、対応するカウンタ値とに基づいて、異常が発生したレール4上の位置を判定する。
用品異常判定部343は、予め、エスカレータ2の中で周期的な動きをする用品に関する動作周期の情報を保持し、複数の踏段装置20−1〜20−nそれぞれの振動センサ21により、周期的な動きをする用品の動作周期ごとに対応するカウント値の間隔で、所定の踏段で所定回数、異常が発生したと判定されたときには、該当する用品に異常が発生したと判定する。
携帯端末通信部35は、携帯端末40との無線通信を行う。監視センタ通信部36は、監視センタ装置50との通信を行う。
システム制御部37は、各種設定情報の設定情報保存部31への保存処理、踏段装置通信部32、携帯端末通信部35、および監視センタ通信部36で実行される通信処理、踏段振動データの保存処理のための動作を制御する。また、制御盤8からエスカレータ2の動作情報を取得し、取得した動作情報および踏段振動データ保存部33に保存した情報に基づいて、判定部34で実行される判定処理の動作を制御する。
〈一実施形態によるエスカレータの異常検知システムの動作〉
次に、本実施形態による異常検知システム1の動作について説明する。本実施形態において、異常検知装置30の設定情報保存部31には、図4に示すような各種設定値の情報が予め保存されている。図4では、当該エスカレータ2の動作に関して予め設定された設定値として、踏段5−1〜5−nに取り付けられた踏段ローラ9の直径(D11)「70mm」、および、エスカレータ2の走行速度(D12)「30m/min」の情報が保存されている。また、異常検知システム1で実行される処理に用いるために予め設定された設定値の情報として、カウンタ222のカウントアップ間隔(D13)「0.01秒」、踏段装置20による振動検出を行う踏段周回数(D14)「1回」、異常位置として判定するための踏段数の閾値である異常位置判定数(D15)「10段」、用品異常として判定するための振動検知回数である用品異常判定回数(D16)「10回」、振動センサ21により検出される検出データ(加速度データ)の範囲ごとの振動レベル(D17)の情報が保存されている。検出データの範囲ごとの振動レベル(D17)の情報としては、検出データ「0以上〜0.008m/s2未満」の振動レベル「G1」、検出データ「0.008以上〜0.025m/s2未満」の振動レベル「G2」、検出データ「0.025以上〜0.08m/s2未満」の振動レベル「G3」、検出データ「0.08以上〜0.25m/s2未満」の振動レベル「G4」・・・が保存されている。これらの設定値は、任意に変更可能である。
これらの設定値が保存された異常検知システム1において、まず、当該エスカレータ2を客先へ引き渡す直前や改修工事後などのタイミングで、エスカレータ2の異常検知処理に用いる基準振動データとして、エスカレータ2の正常稼働時における各踏段5−1〜5−nの踏段振動データが取得される。各踏段5−1〜5−nの踏段振動データが取得されるときの動作について、図5のシーケンス図を参照して説明する。
保守員が携帯端末40または監視センタ装置50を用いて、基準振動データとしての踏段振動データを取得するための操作を行うと、当該操作に基づくシステム起動指令が異常検知装置30に送信される。異常検知装置30では、システム起動指令が、携帯端末40から携帯端末通信部35を介して受信されるかまたは、監視センタ装置50から監視センタ通信部36を介して受信されると(S1の「YES」)、システム制御部37により異常検知装置30が起動される。
次に、システム制御部37により設定情報保存部31に保存されているエスカレータの走行速度の情報D12が取得され、走行開始指令とともに制御盤8に送信される(S2)。そして、制御盤8の制御により、異常検知装置30から送信された走行速度でエスカレータ2の走行が開始される。
また、システム制御部37により設定情報保存部31に保存されている、カウントアップ間隔D13、踏段装置20による振動検出を行う踏段周回数D14、検出データの範囲ごとの振動レベルの情報D17が取得され、踏段振動データ取得処理の開始指令とともに各踏段装置20−1〜20−nに送信される(S3)。各踏段装置20−1〜20−nでは、異常検知装置30から送信された情報が異常検知装置通信部221を介して制御指示部225で取得される。そして、制御指示部225の指示により、カウンタ222により、取得されたカウントアップ間隔D13でカウントアップ処理が開始される(S4)。
各踏段装置20−1〜20−nでは、エスカレータ2の走行により自踏段装置20がリセット信号発生器10に接近してリセット信号が受信されると(S5の「YES」)、自装置20内のカウンタリセット装置23によりカウンタ222のカウンタ値が「0」にリセットされるとともに、制御指示部225の指示により、振動センサ21で振動検出処理が開始される(S6)。カウンタ222では、図6のフローチャートに示すように、カウンタ値が「0」リセットされた後(i=0)(S61)に、設定されたカウントアップ間隔が経過すると(S62の「YES」)、カウンタ値が「1」に加算される(i=i+1)(S63)ことで、引き続きカウントアップ処理が行われる。このカウントアップ処理は、再度リセット信号が受信されるまで継続される(S64の「NO」)。
また、リセット信号が受信されると、振動センサ21により該当する踏段5の振動(加速度)が所定時間間隔で検出される。振動センサ21で検出された検出データは、制御指示部225の指示により、対応するタイミングのカウンタ値とともにデータ一時保存部223に保存される。
その後、該当する踏段5がレール4を一周し、自踏段装置20が再度リセット信号発生器10に接近してリセット信号が受信されると(S64の「YES」)、図5のフローチャートに戻り、予め設定された、踏段装置20による振動検出を行う踏段周回数D14を周回したか否かが判定される(S9)。ここでは、予め設定された踏段周回数「1回」を周回したと判定され(S9の「YES」)、制御指示部225の指示により、カウンタ222のカウントアップ処理が終了されるとともに、振動センサ21による振動検出処理が終了される(S10)。ここで、予め設定された、振動検出を行う踏段周回数が「2回」以上であり、リセット信号が受信されたときの実際の踏段周回数が、振動検出を行うために設定された踏段周回数に達していないと判定されたとき(S9の「NO」)には、カウンタ値が再度リセットされ、振動検出処理が継続される。そして、何週目の検出データを基準振動データとして用いるかは、検出データの収集後に保守員の操作により選択される。
振動検出処理が終了されると、データ一時保存部223に保存された検出データが、制御指示部225の指示により踏段振動データ生成部224に送出され、当該踏段5に関する踏段振動データが生成される。踏段振動データ生成部224における踏段振動データの生成処理について、図7〜10を参照して説明する。
まず、図7に示すように、一時保存された各検出データE1から、横軸を経過時間とし、縦軸を加速度値としたグラフが生成される。そして、生成されたグラフ内で、検出データE1の値が該当するカウンタ値E22ごとに区切られ、区切られた各区間内の最大値に該当する振動レベル(G1、G2、G3、G4・・・)が、予め設定された振動レベルの情報D17に基づいて判定される。そして、判定された振動レベルの情報がさらに、図8の対応表に基づいて、それぞれのレベルを数値で示した振動レベル値E23に変換され、該当するカウンタ値と紐づけられる。例えば、カウンタ値「1」の区間の検出データE1の最大値の振動レベルは「G2」であるため、振動レベル値は「2」となる。つまり、カウンタ値「1」の振動レベル値は「2」となる。
次に、カウンタ値と振動レベル値との対応情報に基づいて、図9に示すように、踏段振動データE2が生成される。踏段振動データE2は、先頭に、踏段5を識別するための踏段番号E21が格納され、以降に、カウンタ値別振動レベル値情報E24が格納されて構成されている。カウンタ値別振動レベル値情報E24には、カウンタ値E22と当該カウンタ値に紐づけられた振動レベル値E23との組み合わせが、カウンタ値順に格納されている。
踏段振動データE2の一例を、図10に示す。図10の踏段振動データE2の1〜3桁目には踏段番号E21である「001」が格納され、4桁目以降にカウンタ値別振動レベル値情報E24が格納されている。カウンタ値別振動レベル値情報E24は、5桁で示すカウンタ値と1桁で示す振動レベル値F23で構成され、カウンタ値「00001」と、これに紐づけられた振動レベル値「2」が格納され、これに続いて、カウンタ値「00002」と、これに紐づけられた振動レベル値「1」が格納され、以降、収集終了までカウンタ値別振動レベル値情報E24がカウンタ値の順に格納されている。
図5のフローチャートに戻り、生成された踏段振動データが制御指示部225の指示により異常検知装置通信部221から異常検知装置30に送信される(S11)。異常検知装置30では、各踏段装置20−1〜20−nから送信された踏段振動データが踏段装置通信部32から受信され、システム制御部37により、基準振動データとして踏段振動データ保存部33に保存される(S12)。基準振動データとして保存される際は、図11に示すように、踏段5ごとに、カウンタ値E22毎の振動レベル値E23がテーブルに格納されて保存される。以上で、基準振動データの取得処理の説明を終了する。
次に、所定の点検タイミングが到来し、異常検知システム1により、当該エスカレータ2の異常検知処理が実行されるときの処理について説明する。まず、基準振動データの取得時と同様にステップS1〜S12の処理が実行され、生成された各踏段5−1〜5−nの踏段振動データが、点検時振動データとして異常検知装置30の踏段振動データ保存部33に保存される。ここでは、基準振動データと同様に、踏段5ごとに、カウンタ値E22毎の振動レベル値E23がテーブルに格納されて保存される。
点検時の各踏段5−1〜5−nの点検時振動データが踏段振動データ保存部33に保存されると、システム制御部37の制御により、判定部34でエスカレータ2における異常発生の有無が判定される。判定部34で実行される判定処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
まず、異常振動判定部341において、異常振動判定処理が実施され、踏段5ごとおよびレール4上の位置ごとの異常が検出される(S21)。異常振動判定処理の詳細について、図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、踏段5−1に関し、最初のカウンタ値「1」に関する基準振動データの振動レベル値と、点検時振動データの振動レベル値とが踏段振動データ保存部33から取得され、比較される。ここで、基準振動データよりも点検時振動データのほうが振動レベル値が大きい場合(S31、S32の「YES」)には、当該カウンタ値「1」の時点で異常振動があったと判定され、当該判定結果を示す異常振動判定値「1」が、踏段振動データ保存部33の該当する点検時振動データに追加されて保存される(S33)。ここで、基準振動データよりも点検時振動データのほうが振動レベル値が小さいかまたは同値である場合には(S32の「NO」)、当該カウンタ値「1」の時点で異常振動がなかったと判定され、当該判定結果を示す異常振動判定値「0」が踏段振動データ保存部33に保存される(S34)。上述したステップS32〜S34の処理は、すべてのカウンタ値に対して実行される(S35の「NO」、S36)。
例えば、図14に示すように、カウンタ値「1」のときの基準振動データの振動レベル値が「2」であり、点検時振動データの振動レベル値が「2」であるときには、振動レベル値が同値であり異常振動判定値「0」が保存される。また、カウンタ値「3」のときの基準振動データの振動レベル値が「2」であり、点検時振動データの振動レベル値が「4」であるときには、設置時等の基準時にはなかった大きさの異常振動が点検時にあったと判定され、異常振動判定値「1」が保存される。このようにして、すべてのカウンタ値に対する処理が終了すると(S35の「YES」)、踏段5−1に関する異常振動判定処理が終了する。この異常振動判定処理は、他のすべての踏段5−2〜5−nに関しても実施され、それぞれカウンタ値ごとの異常振動判定値が保存される。
図12のフローチャートに戻り、異常位置判定部342において、移異常位置判定処理が実施され、異常が発生したレール4上の位置が判定される(S22)。異常位置判定処理の詳細について、図15のフローチャートを参照して説明する。
まず、踏段5−1に関し、最初のカウンタ値「1」に関する異常振動判定値が踏段振動データ保存部33から取得され、当該異常振動判定値が「1」であるか否かが確認される。異常振動判定値が「1」である場合(S41、S42の「YES」)には、後続する踏段5−2〜5−10においても、同じカウンタ値「1」に関し、異常振動判定値が「1」であるか否かが確認される。踏段5−2〜5−10でもカウンタ値「1」に関し異常振動判定値が「1」であり、踏段5−1を含む全10段の踏段5−1〜5−10の同じカウンタ値「1」で異常振動判定値が「1」である場合(S43の「YES」)には、当該カウンタ値「1」に対応する位置で異常が発生していると判定され、リセット信号発生器10から当該異常振動の発生位置までの距離が算出される。そして、算出された、当該カウンタ値「1」に関する異常位置までの距離の情報が、踏段振動データ保存部33の該当する点検時振動データに追加されて保存される(S44)。上述したステップS41〜S44の処理は、すべてのカウンタ値に対して実行される(S45)。
例えば、図16に示すように、踏段5−1に関し、カウンタ値「1000」のときの異常振動判定値が「1」であると判定されると、踏段5−2、5−3・・・5−10の9段についても、カウンタ値「1000」のときの異常振動判定値が「1」であるかが確認される。そして、踏段5−1〜5−10のカウンタ値「1000」で異常振動判定値が「1」であると判定されると、当該カウンタ値「1000」に対応する位置が異常発生位置であると判定され、リセット信号発生器10から、当該異常振動の発生位置であるカウンタ値「1000」に対応する位置までの距離が算出される。
一例として、図17に示すように、異常振動が発生した位置、つまりカウンタ値「1000」に対応するレール4上の位置X1に関し、リセット信号発生器10からの距離Pが算出されるときの処理について説明する。この場合、エスカレータ2の走行速度をVとし、所定の踏段5の踏段装置20でリセット信号発生器10からのリセット信号が取得されてから位置X1で異常振動が判定されるまでの経過時間をJとすると、距離Pは以下の式(1)で示される。
[数1]
P=V×J (1)
所定の踏段5の踏段装置20でリセット信号が取得されてから位置X1で異常振動が判定されるまでの経過時間Jは、システム制御部37を介して設定情報保存部31から取得されるカウンタアップ間隔(D13)「0.01秒」と、カウンタ値「1000」とに基づいて、「10秒」として算出される。また、エスカレータ2の走行速度Vは、同様に設定情報保存部31から取得される走行速度(D12)「30m/mm」が用いられ、距離Pは、以下の式(2)のように算出される。
[数2]
P=30m/min×10s
=0.5m/s×10s
=5m (2)
このように算出された距離Pの値に基づいて、異常振動が発生した位置は、リセット信号発生器10からエスカレータ2の進行方向に5m進んだ位置X1であると判定される。当該判定された情報は、踏段5−1に関する異常位置X1までの距離の情報として、踏み段振動データ保存部33の該当する点検時振動データに追加されて保存される。このようにして、すべてのカウンタ値に対する処理が終了すると(S45の「YES」)、踏段5−1に関する異常位置判定処理が終了する。この異常位置判定処理は、他のすべての踏段5−2〜5−nに関しても実施され、異常が発生したと判定されたカウンタ値ごとの異常位置の情報が保存される。
図12のフローチャートに戻り、用品異常判定部343において、用品異常判定処理が実施される(S23)。用品異常判定処理を行うにあたり、用品異常判定部343には、予め、エスカレータ2の中で周期的な動きをする複数用品に関し、それぞれ該当する動作周期の情報が算出されて保持されている。
例えば、周期的に回転する踏段ローラ9の1回転に要する時間で示される回転時間周期Sは、システム制御部37を介して設定情報保存部31から取得される踏段ローラ直径(D11)「70mm」と、エスカレータ2の走行速度(D12)「30/m/min」が用いられて、以下の式(3)のように算出される。
[数3]
S=70mm×π/(30m/min)
=70mm×π/(0.5m/s)
≒0.44 (3)
さらに、設定情報保存部31からカウントアップ間隔(D13)「0.01秒」が取得され、当該カウントアップ間隔「0.01秒」と、算出された踏段ローラ9の回転時間周期「0.44秒」とに基づいて、当該踏段ローラ9の回転周期に対応するカウント値の間隔、つまり踏段ローラ9が1回転する際に加算されるカウンタ222のカウント数が、「44」として算出される。
このようにして算出された複数用品の動作周期に対応するカウント数の情報が保持されている状態で、用品異常判定部343で実行される用品異常判定処理の詳細について、図18のフローチャートを参照して説明する。
まず、踏段5−1に関し、最初のカウンタ値「1」に関する異常振動判定値が踏段振動データ保存部33から取得され、当該異常振動判定値が「1」であるか否かが確認される。異常振動判定値が「1」である場合(S51、S52の「YES」)には、当該踏段5−1に関し、保持されたいずれかの用品の動作周期に対応するカウント値の間隔で10回、異常判定値が「1」と判定されているか否かが判定される(S53)。ここで、保持されたいずれかの用品の動作周期に対応するカウント値の間隔で10回、異常判定値が「1」と判定されていた場合(S53の「YES」)には、当該用品で異常が発生していると判定され、当該踏段5−1に関する判定結果として踏段振動データ保存部33の該当する点検時振動データに追加されて保存される(S54)。
例えば、図19に示すように、踏段ローラ9上の位置X2で異常が発生した場合には、図20に示すように、カウンタ222のカウント値が44加算されるごとに、異常振動判定値「1」が検出される。そして、この検出結果に基づいて、当該踏段5の踏段ローラ9で異常が発生していることが用品異常判定部343で判定され、当該判定情報が保存される。このようにして、すべてのカウンタ値に対する処理が終了すると(S55の「YES」)、踏段5−1に関する用品異常判定処理が終了する。この用品異常判定処理は、他のすべての踏段5−2〜5−nに関しても実施され、異常が発生したと判定された用品の情報が保存される。
ここでは、周期的な動きをする用品である踏段ローラ9で発生する異常を検出する場合について説明したが、エスカレータに用いられる他の用品、例えばスプロケットやチェーンの回転周期に関する情報を予め保持しておき、これらで発生する異常を検出するようにしてもよい。
図12のフローチャートに戻り、保存された異常振動判定処理の結果情報、異常位置判定処理の結果情報、および用品異常判定処理の結果情報が、システム制御部37から携帯端末通信部35を介して携帯端末40に送信されるとともに、監視センタ通信部36を介して監視センタ装置50に送信される。
携帯端末40および監視センタ装置50では、受信された各判定処理の結果情報が出力され、出力された情報を用いて保守員によりエスカレータ2に関する保守作業が行われる。
以上の実施形態によれば、エスカレータの踏段で発生した異常を簡易な処理で精度よく検知し、その異常に関する詳細な情報、例えば異常発生位置や用品の情報を保守員に提供することができるため、保守員の保守作業効率を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…異常検知システム、2…エスカレータ、3…トラス、4…レール、5,5−1〜5−n…踏段、6…駆動装置、7…機械室、8…制御盤、9…踏段ローラ、10…リセット信号発生器、20,20−1〜20−n…踏段装置、21…振動センサ、22…踏段制御部、23…カウンタリセット装置、24…バッテリ、30…異常検知装置、31…設定情報保存部、32…踏段装置通信部、33…踏段振動データ保存部、33…段振動データ保存部、34…判定部、35…携帯端末通信部、36…監視センタ通信部、37…システム制御部、40…携帯端末、50…監視センタ装置、221…異常検知装置通信部、222…カウンタ、223…データ一時保存部、224…踏段振動データ生成部、225…制御指示部、341…異常振動判定部、342…異常位置判定部、343…用品異常判定部

Claims (7)

  1. 無端状のチェーンで連結されて踏段ローラが取り付けられた複数の踏段が、前記踏段ローラによりトラスに設けられたレールに沿って移動することで連続運転する乗客コンベアの異常を検知する異常検知システムであって、前記複数の踏段それぞれに設置された複数の踏段装置と、前記レールの任意の位置に設置され、前記レール上にある最寄の踏段装置で受信可能なリセット信号を発生させるリセット信号発生器と、異常検知装置とを備え、
    前記複数の踏段装置はそれぞれ、
    該当する踏段の振動を検出する振動センサと、
    所定時間間隔でカウントアップを行うカウンタと、
    該当する踏段が前記レールに沿って移動して前記リセット信号発生器に接近し、前記リセット信号発生器から発生したリセット信号を受信すると、前記カウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置と
    を有し、
    前記異常検知装置は、
    前記振動センサごとの該当する踏段の振動の検出結果と、前記振動センサで振動が検出されたときの前記カウンタのカウンタ値とを用いて、前記踏段ごとおよび前記レール上の位置ごとの異常の有無を判定する判定部
    を有することを特徴とする乗客コンベアの異常検知システム。
  2. 前記判定部は、
    前記踏段ごとに取得された、正常運転時に複数の踏段装置それぞれの振動センサで検出された検出結果である振動レベルと、点検時に複数の踏段装置それぞれの振動センサで検出された検出結果である振動レベルとを、対応するカウンタ値ごとに比較し、正常運転時の振動レベルよりも点検時の振動レベルの方が大きいカウンタ値に関し、該当する踏段の該当するレール上の位置で異常が発生したと判定する異常振動判定部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの異常検知システム。
  3. 前記判定部は、
    前記異常振動判定部において、いずれかの踏段で異常が発生したと判定されたときに、対応するカウンタ値に関し、後続する所定数の踏段でも異常が発生したと判定されていれば、前記リセット信号発生器から、前記異常振動判定部で異常が発生したと判定された前記レール上の位置までの距離を算出する異常位置判定部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの異常検知システム。
  4. 前記判定部は、
    予め、前記乗客コンベアの中で周期的な動きをする用品に関する動作周期の情報を保持し、前記異常振動判定部により、前記周期的な動きをする用品の動作周期に対応するカウント値の間隔で、所定の踏段で所定回数、異常が発生したと判定されたときには、該当する用品に異常が発生したと判定する用品異常判定部を有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の乗客コンベアの異常検知システム。
  5. 無端状のチェーンで連結されて踏段ローラが取り付けられた複数の踏段が、前記踏段ローラによりトラスに設けられたレールに沿って移動することで連続運転する乗客コンベアの異常を検知する異常検知装置であって、
    前記レールの任意の位置に設置され、リセット信号を発生させるリセット信号発生器と、
    前記複数の踏段それぞれに設置され、
    該当する踏段の振動を検出する振動センサと、
    所定時間間隔でカウントアップを行うカウンタと、
    該当する踏段が前記レールに沿って移動して前記リセット信号発生器に接近したことにより前記リセット信号発生器から発生したリセット信号を受信すると、前記カウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置と
    を有する複数の踏段装置と、
    に接続され、
    前記振動センサごとの該当する踏段の振動の検出結果と、前記振動センサで振動が検出されたときの前記カウンタのカウンタ値とを用いて、前記踏段ごとおよび前記レール上の位置ごとの異常の有無を判定する判定部
    を有することを特徴とする乗客コンベアの異常検知装置。
  6. 無端状のチェーンで連結されて踏段ローラが取り付けられた複数の踏段が、前記踏段ローラによりトラスに設けられたレールに沿って移動することで連続運転する乗客コンベアの前記踏段それぞれに設置された踏段装置であって、
    前記踏段装置はそれぞれ、前記レールの任意の位置に設置されて前記レール上にある最寄の踏段装置で受信可能なリセット信号を発生させるリセット信号発生器と、異常検知装置とに接続され、
    該当する踏段の振動を検出する振動センサと、
    所定時間間隔でカウントアップを行うカウンタと、
    該当する踏段が前記レールに沿って移動して前記リセット信号発生器に接近し、前記リセット信号発生器から発生したリセット信号を受信すると、前記カウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置と、
    前記振動センサによる検出結果と、前記振動センサで振動が検出されたときの前記カウンタのカウンタ値とを、前記踏段ごとおよび前記レール上の位置ごとの異常の有無を判定させるために前記異常検知装置に送信する通信部と
    を有することを特徴とする踏段装置。
  7. 無端状のチェーンで連結されて踏段ローラが取り付けられた複数の踏段が、前記踏段ローラによりトラスに設けられたレールに沿って移動することで連続運転する乗客コンベアの異常を検知する異常検知装置であって、
    前記レールの任意の位置に設置され、リセット信号を発生させるリセット信号発生器と、
    前記複数の踏段それぞれに設置され、
    該当する踏段の振動を検出する振動センサと、
    所定時間間隔でカウントアップを行うカウンタと、
    該当する踏段が前記レールに沿って移動して前記リセット信号発生器に接近したことにより前記リセット信号発生器から発生したリセット信号を受信すると、前記カウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置と
    を有する複数の踏段装置とに接続された異常検知装置が、
    前記振動センサごとの該当する踏段の振動の検出結果と、前記振動センサで振動が検出されたときの前記カウンタのカウンタ値とを用いて、前記踏段ごとおよび前記レール上の位置ごとの異常の有無を判定する
    ことを特徴とする乗客コンベアの異常検知方法。
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