JP6595675B1 - 乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法 - Google Patents
乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6595675B1 JP6595675B1 JP2018155353A JP2018155353A JP6595675B1 JP 6595675 B1 JP6595675 B1 JP 6595675B1 JP 2018155353 A JP2018155353 A JP 2018155353A JP 2018155353 A JP2018155353 A JP 2018155353A JP 6595675 B1 JP6595675 B1 JP 6595675B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- abnormality
- counter
- reset signal
- abnormality detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
Description
本実施形態によるエスカレータの異常検知システムの構成について、図1〜3を参照して説明する。本実施形態による異常検知システム1が搭載されるエスカレータ2は、トラス3に設けられたレール4に沿って移動する複数(n個)の踏段5−1〜5−nと、これらの踏段5−1〜5−nの移動を駆動する駆動装置6と、トラス3近傍の機械室7に設置され、駆動装置6の動作を制御する制御盤8とを備える。踏段5−1〜5−nは、無端状のチェーン(図示せず)で連結され、下部に取り付けられた踏段ローラ9によりレール4に沿って移動することで連続運転する。以下、いずれの踏段であるかを特定する必要がない場合には、「踏段5」と記載する。
次に、本実施形態による異常検知システム1の動作について説明する。本実施形態において、異常検知装置30の設定情報保存部31には、図4に示すような各種設定値の情報が予め保存されている。図4では、当該エスカレータ2の動作に関して予め設定された設定値として、踏段5−1〜5−nに取り付けられた踏段ローラ9の直径(D11)「70mm」、および、エスカレータ2の走行速度(D12)「30m/min」の情報が保存されている。また、異常検知システム1で実行される処理に用いるために予め設定された設定値の情報として、カウンタ222のカウントアップ間隔(D13)「0.01秒」、踏段装置20による振動検出を行う踏段周回数(D14)「1回」、異常位置として判定するための踏段数の閾値である異常位置判定数(D15)「10段」、用品異常として判定するための振動検知回数である用品異常判定回数(D16)「10回」、振動センサ21により検出される検出データ(加速度データ)の範囲ごとの振動レベル(D17)の情報が保存されている。検出データの範囲ごとの振動レベル(D17)の情報としては、検出データ「0以上〜0.008m/s2未満」の振動レベル「G1」、検出データ「0.008以上〜0.025m/s2未満」の振動レベル「G2」、検出データ「0.025以上〜0.08m/s2未満」の振動レベル「G3」、検出データ「0.08以上〜0.25m/s2未満」の振動レベル「G4」・・・が保存されている。これらの設定値は、任意に変更可能である。
[数1]
P=V×J (1)
[数2]
P=30m/min×10s
=0.5m/s×10s
=5m (2)
[数3]
S=70mm×π/(30m/min)
=70mm×π/(0.5m/s)
≒0.44 (3)
Claims (7)
- 無端状のチェーンで連結されて踏段ローラが取り付けられた複数の踏段が、前記踏段ローラによりトラスに設けられたレールに沿って移動することで連続運転する乗客コンベアの異常を検知する異常検知システムであって、前記複数の踏段それぞれに設置された複数の踏段装置と、前記レールの任意の位置に設置され、前記レール上にある最寄の踏段装置で受信可能なリセット信号を発生させるリセット信号発生器と、異常検知装置とを備え、
前記複数の踏段装置はそれぞれ、
該当する踏段の振動を検出する振動センサと、
所定時間間隔でカウントアップを行うカウンタと、
該当する踏段が前記レールに沿って移動して前記リセット信号発生器に接近し、前記リセット信号発生器から発生したリセット信号を受信すると、前記カウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置と
を有し、
前記異常検知装置は、
前記振動センサごとの該当する踏段の振動の検出結果と、前記振動センサで振動が検出されたときの前記カウンタのカウンタ値とを用いて、前記踏段ごとおよび前記レール上の位置ごとの異常の有無を判定する判定部
を有することを特徴とする乗客コンベアの異常検知システム。 - 前記判定部は、
前記踏段ごとに取得された、正常運転時に複数の踏段装置それぞれの振動センサで検出された検出結果である振動レベルと、点検時に複数の踏段装置それぞれの振動センサで検出された検出結果である振動レベルとを、対応するカウンタ値ごとに比較し、正常運転時の振動レベルよりも点検時の振動レベルの方が大きいカウンタ値に関し、該当する踏段の該当するレール上の位置で異常が発生したと判定する異常振動判定部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの異常検知システム。 - 前記判定部は、
前記異常振動判定部において、いずれかの踏段で異常が発生したと判定されたときに、対応するカウンタ値に関し、後続する所定数の踏段でも異常が発生したと判定されていれば、前記リセット信号発生器から、前記異常振動判定部で異常が発生したと判定された前記レール上の位置までの距離を算出する異常位置判定部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの異常検知システム。 - 前記判定部は、
予め、前記乗客コンベアの中で周期的な動きをする用品に関する動作周期の情報を保持し、前記異常振動判定部により、前記周期的な動きをする用品の動作周期に対応するカウント値の間隔で、所定の踏段で所定回数、異常が発生したと判定されたときには、該当する用品に異常が発生したと判定する用品異常判定部を有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の乗客コンベアの異常検知システム。 - 無端状のチェーンで連結されて踏段ローラが取り付けられた複数の踏段が、前記踏段ローラによりトラスに設けられたレールに沿って移動することで連続運転する乗客コンベアの異常を検知する異常検知装置であって、
前記レールの任意の位置に設置され、リセット信号を発生させるリセット信号発生器と、
前記複数の踏段それぞれに設置され、
該当する踏段の振動を検出する振動センサと、
所定時間間隔でカウントアップを行うカウンタと、
該当する踏段が前記レールに沿って移動して前記リセット信号発生器に接近したことにより前記リセット信号発生器から発生したリセット信号を受信すると、前記カウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置と
を有する複数の踏段装置と、
に接続され、
前記振動センサごとの該当する踏段の振動の検出結果と、前記振動センサで振動が検出されたときの前記カウンタのカウンタ値とを用いて、前記踏段ごとおよび前記レール上の位置ごとの異常の有無を判定する判定部
を有することを特徴とする乗客コンベアの異常検知装置。 - 無端状のチェーンで連結されて踏段ローラが取り付けられた複数の踏段が、前記踏段ローラによりトラスに設けられたレールに沿って移動することで連続運転する乗客コンベアの前記踏段それぞれに設置された踏段装置であって、
前記踏段装置はそれぞれ、前記レールの任意の位置に設置されて前記レール上にある最寄の踏段装置で受信可能なリセット信号を発生させるリセット信号発生器と、異常検知装置とに接続され、
該当する踏段の振動を検出する振動センサと、
所定時間間隔でカウントアップを行うカウンタと、
該当する踏段が前記レールに沿って移動して前記リセット信号発生器に接近し、前記リセット信号発生器から発生したリセット信号を受信すると、前記カウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置と、
前記振動センサによる検出結果と、前記振動センサで振動が検出されたときの前記カウンタのカウンタ値とを、前記踏段ごとおよび前記レール上の位置ごとの異常の有無を判定させるために前記異常検知装置に送信する通信部と
を有することを特徴とする踏段装置。 - 無端状のチェーンで連結されて踏段ローラが取り付けられた複数の踏段が、前記踏段ローラによりトラスに設けられたレールに沿って移動することで連続運転する乗客コンベアの異常を検知する異常検知装置であって、
前記レールの任意の位置に設置され、リセット信号を発生させるリセット信号発生器と、
前記複数の踏段それぞれに設置され、
該当する踏段の振動を検出する振動センサと、
所定時間間隔でカウントアップを行うカウンタと、
該当する踏段が前記レールに沿って移動して前記リセット信号発生器に接近したことにより前記リセット信号発生器から発生したリセット信号を受信すると、前記カウンタのカウンタ値をリセットするカウンタリセット装置と
を有する複数の踏段装置とに接続された異常検知装置が、
前記振動センサごとの該当する踏段の振動の検出結果と、前記振動センサで振動が検出されたときの前記カウンタのカウンタ値とを用いて、前記踏段ごとおよび前記レール上の位置ごとの異常の有無を判定する
ことを特徴とする乗客コンベアの異常検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018155353A JP6595675B1 (ja) | 2018-08-22 | 2018-08-22 | 乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018155353A JP6595675B1 (ja) | 2018-08-22 | 2018-08-22 | 乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6595675B1 true JP6595675B1 (ja) | 2019-10-23 |
JP2020029326A JP2020029326A (ja) | 2020-02-27 |
Family
ID=68314173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018155353A Active JP6595675B1 (ja) | 2018-08-22 | 2018-08-22 | 乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6595675B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113682937A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-23 | 日立电梯(广州)自动扶梯有限公司 | 扶梯减振系统和扶梯减振方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07133088A (ja) * | 1993-11-09 | 1995-05-23 | Toshiba Corp | 搬送装置 |
JP4020204B2 (ja) * | 2003-08-26 | 2007-12-12 | 三菱電機株式会社 | マンコンベア点検装置 |
JP4550448B2 (ja) * | 2004-03-02 | 2010-09-22 | 東芝エレベータ株式会社 | 昇降機の計測装置 |
JP2009173434A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Toshiba Plant Systems & Services Corp | エスカレータ監視システム |
JP4829335B2 (ja) * | 2009-11-04 | 2011-12-07 | 株式会社東芝 | 搬送コンベアの診断装置及びその診断システム |
JP2012188237A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベア |
JP6462908B1 (ja) * | 2018-01-10 | 2019-01-30 | 東芝エレベータ株式会社 | エスカレータ診断装置およびエスカレータ診断方法 |
JP6522203B1 (ja) * | 2018-05-16 | 2019-05-29 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの異常検知システム |
-
2018
- 2018-08-22 JP JP2018155353A patent/JP6595675B1/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113682937A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-23 | 日立电梯(广州)自动扶梯有限公司 | 扶梯减振系统和扶梯减振方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020029326A (ja) | 2020-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5367227B2 (ja) | 乗客コンベア監視システム | |
CN102674129B (zh) | 乘客输送机的异常诊断装置 | |
JP2009012891A (ja) | 乗客コンベア監視装置及び遠隔監視システム | |
JP6522203B1 (ja) | 乗客コンベアの異常検知システム | |
US20100094798A1 (en) | Anomaly diagnosis system for passenger conveyors | |
JP4829335B2 (ja) | 搬送コンベアの診断装置及びその診断システム | |
TWI754020B (zh) | 手扶梯、自動走道及其偵測和監測之方法 | |
JP2013171383A (ja) | 携帯端末装置、作業管理システムおよび作業管理方法 | |
JP4577794B2 (ja) | 乗客コンベアの異常診断システム | |
JP6595675B1 (ja) | 乗客コンベアの異常検知システム、異常検知装置、踏段装置、および異常検知方法 | |
JP2009029524A (ja) | 乗客コンベア監視装置 | |
JP2020070164A (ja) | ドア異常検出装置及びドア異常検出方法 | |
JP4662382B2 (ja) | 乗客コンベアの異常診断システム | |
JP6816923B1 (ja) | 異常検出装置 | |
CN110127484B (zh) | 一种电梯桥箱运行位置监控预警系统及方法 | |
JP5743347B2 (ja) | 乗客コンベアの異常診断システム | |
CN103787045B (zh) | 一种管状输送带的扭转监测装置和方法 | |
CN106256750A (zh) | 乘客输送机的更新装置 | |
JP5825989B2 (ja) | マンコンベア点検装置 | |
CN207046319U (zh) | 具有皮带断裂预警功能的升降装置 | |
JP2008265884A (ja) | スタッカクレーンの異常検知方法 | |
JP2008247492A (ja) | エレベータの診断運転装置及び診断運転方法 | |
JP2001132926A (ja) | ごみクレーン計重機の制御装置 | |
CN217497615U (zh) | 一种井下运输用托辊温度与噪声监测巡检平台 | |
CN216302303U (zh) | 一种皮带通廊人员检测控制装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190926 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6595675 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |