JP2020026675A - 橋の構築方法およびユニット構造物 - Google Patents
橋の構築方法およびユニット構造物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020026675A JP2020026675A JP2018152083A JP2018152083A JP2020026675A JP 2020026675 A JP2020026675 A JP 2020026675A JP 2018152083 A JP2018152083 A JP 2018152083A JP 2018152083 A JP2018152083 A JP 2018152083A JP 2020026675 A JP2020026675 A JP 2020026675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridge
- unit structure
- support pile
- unit
- pile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims abstract description 125
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 56
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims abstract description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 36
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 19
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000000151 deposition Methods 0.000 claims 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 18
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 13
- 238000013461 design Methods 0.000 description 12
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 4
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- GNFTZDOKVXKIBK-UHFFFAOYSA-N 3-(2-methoxyethoxy)benzohydrazide Chemical compound COCCOC1=CC=CC(C(=O)NN)=C1 GNFTZDOKVXKIBK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- FGUUSXIOTUKUDN-IBGZPJMESA-N C1(=CC=CC=C1)N1C2=C(NC([C@H](C1)NC=1OC(=NN=1)C1=CC=CC=C1)=O)C=CC=C2 Chemical compound C1(=CC=CC=C1)N1C2=C(NC([C@H](C1)NC=1OC(=NN=1)C1=CC=CC=C1)=O)C=CC=C2 FGUUSXIOTUKUDN-IBGZPJMESA-N 0.000 description 1
- YTAHJIFKAKIKAV-XNMGPUDCSA-N [(1R)-3-morpholin-4-yl-1-phenylpropyl] N-[(3S)-2-oxo-5-phenyl-1,3-dihydro-1,4-benzodiazepin-3-yl]carbamate Chemical compound O=C1[C@H](N=C(C2=C(N1)C=CC=C2)C1=CC=CC=C1)NC(O[C@H](CCN1CCOCC1)C1=CC=CC=C1)=O YTAHJIFKAKIKAV-XNMGPUDCSA-N 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000002035 prolonged effect Effects 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
Description
図17〜図21に基づいて、従来の桟橋架設工法について説明する。
図17は従来の桟橋架設工法を示す斜視図であって、桟橋の橋桁構造物50(上部工構成物)を、クレーンで目的位置(構築済み部分に対する連結位置)の近傍まで運搬して、吊り降ろしている様子を示している。
図18は、図17の後工程を示す斜視図であって、片持ち状に延設した橋桁構造物50(上部工構成物)をガイドに利用し、橋脚をなす支持杭6を地盤に打ち込んでいる様子を示している。
図19は、図17及び図18に示す桟橋架設工法で用いる橋桁構造物50を示す平面図である。
図20は、打ち込み装置90を利用して、橋桁構造物50をガイドに支持杭6を打ち込んでいる様子を示している。
図21は、打ち込み装置90による杭の打設の原理を示している。
図20及び図21は、桟橋施工において、打ち込み装置90(施工機材)を用いて対象地盤を削孔すると同時に、該打ち込み装置90で支持杭6を地盤に打ち込んでいる様子を示している。
ドリルロッド93はダウンザホールハンマ94を含んで構成されており、該ハンマは、打撃力発生用のピストンを内部に具備している。ドリルロッド93の上端側は、略スリーブ状の排土キャップ92の内側を通って、回転駆動装置91に連結されている。一方、ドリルロッド93の下端にはハンマービット95が設けられている。
上述したような桟橋の構築にあたっては、一般的に図22に示すように、隣り合う支持杭6,6の間に、鉄骨などからなる補強材32,34を架け渡すことで、高い安定性を確保している。このような補強材32,34を支持杭間に取り付ける際には、該補強材を支持杭6に固定するための固定部材83が用いられる。
また、近年の増大する社会資本の老朽化リスクに対応した維持補修、更新工事の増加にともない、非出水期に限定される河川内施工では、本体工の工期の十分なゆとり(猶予)を残すために、その作業構台となる桟橋工等の重仮設工の工程を確実に極限まで短縮することが強く求められている現在、架設工程を遅延させる水中施工を可及的に低減することが必要となっていた。
特に、そのような非出水期内の河川内施工において、施工計画の当初に行われる桟橋架設工事は、非出水期の初頭すなわち台風シーズン末期となる10月〜11月に不可避的に行われるため、桟橋工に人力による水中作業が含まれていると、河川の流量が増大すると危険であり、また流速が一定程度以上に上がるたびに水中作業をしばしば休止することになる結果、桟橋の下部工架設工程で工事がストップすることとなり、桟橋工全体の急速性が失われ、その結果として桟橋を作業スペースとするその後の本体工の工程全体を圧迫してしまうという施工計画全体に影響する深刻な問題が発生することとなる。
現在は、上出の近年特許第3211673号公報(特許文献1)の桟橋の急速施工方法があるが、上記のような水中作業の生ずる場合の工程の圧迫は、維持・補修、更新などの本体工の施工期間の不足を生じさせる結果、確実な本体工を行うために、本来単年度施工が望ましい工程でも複数年度に亘る施工計画となることもあり、そのような工事費の増大を可及的に抑制するためにも、現在も桟橋の水中部分の施工時間の短縮が強く望まれている。
上述したダイバーの作業負担や高所での作業負担の軽減を目的として、特許文献2(特許第6007307号公報)に開示された技術が、本願出願人によって提案されている。
また、橋桁構造物50の先端で支える筒状の支持杭ガイド部材51が長尺になると、当該長尺の支持杭ガイド部材が潮流や波浪、風といった環境の影響を直接的に受ける。しかも、支持杭の打設前において筒状の支持杭ガイド部材51は、単に橋桁構造物50の先端部で支えられているだけなので、支持杭打設時に、長尺の支持杭ガイド部材によってガイドされる支持杭が、図23の矢印Yで示すように揺れ動いて杭心から外れ、打設する支持杭の鉛直精度が損なわれるといった問題がある。
(a) 橋完成状態で上部構造の一部として機能する上部工構成物を、橋構築済み部分から張り出すように設置する工程と、
(b) 支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能な第1のユニット構造物を、前記上部工構成物に対して固定する工程と、
(c) 前記第1のユニット構造物を支える支持手段として利用可能な第2のユニット構造物を、橋構築済み部分に対して固定する工程と、
(d) 前記第1のユニット構造物が前記上部工構成物と前記橋構築済み部分の両方に固定された状態で、該第1のユニット構造物を介して支持杭を打設する工程と、
を含む橋の構築方法によって達成される。
(a) 橋完成状態で上部構造の一部として機能する上部工構成物を、橋構築済み部分から張り出すように設置する工程と、
(b) 橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備し、支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能な第1のユニット構造物を、予め定めた位置に位置決めする工程と、
(c) 橋構築済み部分から張り出す前記上部工構成物に対して前記第1のユニット構造物を連結する工程と、
(d) 橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備し、支持杭の打設時に該支持杭をガイドする前記第1のユニット構造物を支える支持手段として利用可能な第2のユニット構造物を、予め定めた位置に位置決めする工程と、
(e) 橋構築済み部分に対して前記第2のユニット構造物を連結する工程と、
(f) 前記第1のユニット構造物と前記第2のユニット構造物の一方を他方に対して連結する工程と、
(g) 前記第1のユニット構造物を支持杭打設用の導材として利用し、該第1のユニット構造物を介して支持杭を打設する工程と、
を含む橋の構築方法によって達成される。
なお、ここでいう「予め定めた位置」とは、構成物がその機能を発揮可能な位置(設計位置)でもよく、あるいは、そのような設計位置に至る前の途中で一時的に仮受けされた様な位置(一時的な仮の取り付け位置)でもよい。
(a) 橋完成状態で上部構造の一部として機能する第1の上部工構成物を、橋構築済み部分から張り出すように設置する工程と、
(b) 橋完成状態で前記第1の上部工構成物と一体となって橋桁構造物として機能する第2の上部工構成物と、橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備する下部工構成物と、を具備しており、支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能な第1のユニット構造物を、予め定めた位置に位置決めする工程と、
(c) 橋構築済み部分から張り出す前記第1の上部工構成物に対して前記第1のユニット構造物を連結する工程と、
(d) 橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備し、支持杭の打設時に該支持杭をガイドする前記第1のユニット構造物を支える支持手段として利用可能な第2のユニット構造物を、予め定めた位置に位置決めする工程と、
(e) 橋構築済み部分に対して前記第2のユニット構造物を連結する工程と、
(f) 前記第1のユニット構造物と前記第2のユニット構造物の一方を他方に対して連結する工程と、
(g) 前記第1のユニット構造物を支持杭打設用の導材として利用し、該第1のユニット構造物を介して支持杭を打設する工程と、
を含む橋の構築方法によって達成される。
なお、ここでいう「予め定めた位置」とは、構成物がその機能を発揮可能な位置(設計位置)でもよく、あるいは、そのような設計位置に至る前の途中で一時的に仮受けされた様な位置(一時的な仮の取り付け位置)でもよい。
橋完成状態では下部構造の一部として機能し、支持杭の打設時には該支持杭の周面を360°を囲った状態で該支持杭をガイドする、支持杭ガイド部を有している。
橋の下部構造を補強する補強材を具備し、
支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能なユニット構造物によって達成される。
橋の下部構造を補強する補強材を具備し、
支持杭の打設時に該支持杭をガイドする前記第1のユニット構造物を支える支持材として利用可能なユニット構造物によって達成される。
橋の構築で用いる第1のユニット構造物であって、
橋完成状態で橋の下部構造を補強するための補強材と、
橋の構築で用いる第2のユニット構造物と係合可能な継手と、を具備し、
支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能で、
前記継手を介して第1のユニット構造物と第2のユニット構造物が互いに係合した状態で、一方が他方に対して相対的にスライド可能に構成されている、
ことを特徴とするユニット構造物によって達成される。
橋の構築で用いる第2のユニット構造物であって、
橋完成状態で橋の下部構造を補強するための補強材と、
橋の構築で用いる第1のユニット構造物と係合可能な継手と、を具備し、
「支持杭打設時の支持杭ガイド手段である前記第1のユニット構造物」を支える支持材として利用可能で、
前記継手を介して第1のユニット構造物と第2のユニット構造物が互いに係合した状態で、一方が他方に対して相対的にスライド可能に構成されている、
ことを特徴とするユニット構造物によって達成される。
上記のとおり、第2のユニット構造物は、支持杭打設時の支持杭ガイド手段である第1のユニット構造物を支える支持材として利用可能である。ここで、「支持杭打設時の支持杭ガイド手段である」という「第1のユニット構造物」の修飾節は、「構造物の機能を限定している」のであって、「構造物をスライドして設置するタイミングは限定していない」。すなわち、上記の「第2のユニット構造物」には、次の(1)(2)の両方が含まれる。
橋完成状態で橋の下部構造を補強するための補強材と、
橋の構築で用いる第1のユニット構造物と係合可能な継手と、を具備し、
「支持杭打設時に支持杭ガイド手段として利用される(後の工程で支持杭ガイド手段として利用される予定の)前記第1のユニット構造物」を支える支持材として利用可能で、
前記継手を介して第1のユニット構造物と第2のユニット構造物が互いに係合した状態で、一方が他方に対して相対的にスライド可能に構成されている、
ことを特徴とするユニット構造物によって達成される。
橋完成状態で橋の下部構造を補強するための補強材と、
橋の構築で用いる第1のユニット構造物と係合可能な継手と、を具備し、
「支持杭打設時に支持杭ガイド手段として利用された(支持杭ガイド手段としての役目を既に終えた)前記第1のユニット構造物」を支える支持材として利用可能で、
前記継手を介して第1のユニット構造物と第2のユニット構造物が互いに係合した状態で、一方が他方に対して相対的にスライド可能に構成されている、
ことを特徴とするユニット構造物によって達成される。
(1)第1のユニット構造物(横断ユニット)
橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備し、支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として機能するユニット構造物。
(2)第2のユニット構造物(縦断ユニット)
橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備し、支持杭の打設時に該支持杭をガイドする前記第1のユニット構造物を支える支持手段として機能するユニット構造物。
このような方法で桟橋などの橋を構築することで、次のような優れた効果が達成される。
また、打設途中での貫入抵抗の増大を回避でき、また、打設時の杭曲がりが防止される。
よって本発明によれば、近年の桟橋施工等の杭の長尺化とその施工の急速化のニーズに確実に応えることが可能となり、また、同時に長尺杭の桟橋等を高品質で構築することが可能になる。
したがって、支持杭打設した“後に”、下部工補強部材を一から十まですべて取り付ける従来技術と比べて、下部工補強部材の取り付けのための高所作業や水中作業が減り、その結果、ダイバーや高所作業者の作業負担が激減するとともに安全性が増す。
また、「第1のユニット構造物」および「第2のユニット構造物」の組み立て作業は、他の工程と同時並行的に進めることができ、また、簡易に気中(平場)で組み立てることが可能なので、ダイバーや高所作業者の作業負担の軽減と、水中作業で生ずる各種の工程の停滞の解消や抑制に貢献可能である。
このような支持手段を第2のユニット構造物に具備させることで、当該第2のユニット構造物の荷重や現場環境にかかわらず、第2のユニット構造物の姿勢が安定し、ひいては、打設する杭の鉛直性を堅固に保持することが可能になる。
これにより、例えば、すでに取り付け済みの「第1のユニット構造物」に対して「第2のユニット構造物」を係合させて、その状態で、第2のユニット構造物を第1のユニット構造物に対してスライドさせることで、第2のユニット構造物を精度よく位置決めすることができ、また、簡単で効率的に取り付けを行うことができる。
はじめに、図1に基づいて、本実施形態で用いる上部工構成物の概要について説明する。
なお、この出願において「上部工」とは、橋の上部構造を意味するものであり、主として橋にかかる鉛直荷重を支持する構造物であり、クレーンや各種施工機械、工事用車両等を支持しその荷重を下部工へ伝達できるように堅牢な構造を有しており、「上部工構成物」とは例えばそのような構造物を指す。
また、この出願で用いる「下部工」とは、上記積載荷重を、その基礎部分に伝達するための下部構造である。
上部工構成物は、打設時に支持杭を地盤へガイドする筒状の杭ガイド部21(杭頭固定部)を有する。この上部工構成物は、図1に示すように、第1の上部工構成物Aと第2の上部工構成物Bに分割できる。杭ガイド部21(杭頭固定部)は、図1に示すように第2の上部工構成物Bに含ませてもよいし、あるいは、第1の上部工構成物Aに含ませてもよい。
第1の上部工構成物A(第1の桁)を「桁A」と称する。
第2の上部工構成物B(第2の桁)を「桁B」と称する。
桁Aと桁Bを図19に示す従来技術の如く相互連結させたものを「橋桁構造物」と称する。
なお、特許請求の範囲に記載の「上部工構成物」は、横繋ぎ、対傾構、桁受けなどをも含み、必ずしも主桁や横桁などとして機能する構造物に限定されるものではない。
次に、本実施形態に係る橋の構築方法の概要について説明する。
なお、本実施形態において、第1のユニット構造物は、(平面視で)構築する桟橋を横断する方向に沿って配設され、前述した桁Aに対して取り付けられる。桟橋横断方向は、言い換えると、構築する桟橋を横切る方向(すなわち横断する方向)である。図2D参照。
このように、第1のユニット構造物2は桟橋“横断”方向に沿って配置されることから、本実施形態では、第1のユニット構造物を「横断ユニット」と称する。
なお、本実施形態において、第2のユニット構造物は、(平面視で)構築する桟橋を縦断する方向に沿って配設され、前後の横断ユニット間に架け渡すように取り付けられる。桟橋縦断方向は、言い換えると、構築する桟橋の延設方向(長手方向/橋軸方向)である。図2H参照。
このように、第2のユニット構造物は桟橋“縦断”方向に沿って配置されることから、本実施形態では、第2のユニット構造物を「縦断ユニット」と称する。
なお、本実施形態では説明の便宜上、符号2a,2bで示す各構成要素を「分割部分」と称し、これらの結合体である符号2で示す構造物の全体を「横断ユニット」と称しているが、(例えば図12に例示する別実施形態の如く)分割部分の如き構成要素のそれぞれを「横断ユニット」として扱い、また、これらの結合体である構造物の全体も「横断ユニット(複数段の横断ユニット)」として扱ってもよい。
なお、本実施形態では説明の便宜上、符号3a,3bで示す各構成要素を「分割部分」と称し、これらの結合体である符号3で示す構造物の全体を「縦断ユニット」と称しているが、(例えば図12に例示する別実施形態の如く)分割部分の如き構成要素のそれぞれを「縦断ユニット」として扱い、また、これらの結合体である構造物の全体も「縦断ユニット(複数段の縦断ユニット)」として扱ってもよい。
この状態に至ると、桁Aと桁Bが連結してなる橋桁構造物は、桟橋の上部構造の一部として機能している。また、横断ユニット2は下部構造の一部として機能し、縦断ユニット3は下部構造の補強手段(下部構造の一部)として機能している。
次に、主として図2A〜図2Iを参照しながら、本発明の具体的実施形態について説明する。なお、以下説明する工程a〜iは、それぞれ図2A〜図2Iに対応している。
図2Aにおいて、桟橋構築済み部分は、構築途中の桟橋の完成部分であり、主として、上部構造(橋桁構造物)やそれを支える下部構造(橋脚をなす支持杭)で構成されている。桟橋構築済み部分は、完成予定の桟橋全体の一部分の構造物であるが、構築済みの当該部分(図示する構造物部分)だけであっても、上部構造と下部構造を具備する構台として機能する。したがって、桟橋構築済み部分は機械足場として利用可能であり、各種施工用機械や重機をその上に搬入することが可能である。
また、後工程(工程i)で支持杭6を打ち込むときには、横断ユニットと協動して、当該支持杭6を地盤方向にガイドする導材として機能する。
一方、必要本数(1支間長ごとに打設する本数)の支持杭6の打設が完了した後では、撤去することなく現状の取付位置で、上部構造の一部(桟橋の橋桁構造物)として機能する。
次に、桟橋構築済み部分に用意したクレーン設備を利用し、桟橋構築済み部分から張り出した桁Aに対し横断ユニット(第1のユニット構造物)を取り付ける。
桟橋構築済み部分から張り出した桁Aの先端部で仮受けする工程。
(その2)仮受けされた第1の分割部分2aに対し、
横断ユニットの上半分である「第2の分割部分2b」を吊り下ろして
分割部分2a,2bを連結して一体化させる工程。
(その3)分割部分2a,2bからなる一体化した「横断ユニット2」を
吊り下ろして予め定めた位置に取り付ける工程。
同図に示すように、第1の分割部分2aは、筒状の下部工補強部材31(支持杭ガイド部)と、補強材32,34、仮受け用金具36を有している。
図3に示すように、この仮受け用金具36を桁Aの連結部11に差し込み、ピンで抜け止めすることで、第1の分割部分2aが桁Aによって仮受けされる。
次に、予め地組しておいた第2の分割部分2b(横断ユニットの上半分)をクレーン設備で吊り下ろして、仮受けされている第1の分割部分2aに対し第2の分割部分2bを連結する。
同図に示すように、横断ユニットの上半分である第2の分割部分2bは、筒状の下部工補強部材31(支持杭ガイド部)と、補強材32,34に加えて、前述した桁Bを上端に有している。つまり、桁Bを具備している点で、第1の分割部分2aと大きく相違する。
分割部分2a,2bが上下方向で連結したら、一体化した横断ユニット2の全体をあらためてクレーン設備で吊り込むととともに、桁Aによる第1の分割部分2aの仮受けを解除し、吊り込んだ横断ユニット2の全体を、予め定めた設計位置に向かって更に吊り下ろす。
1) 支持杭打設時に該支持杭をガイドする第1の手段(杭ガイド部21)を具備し、橋の完成状態で上部構造の一部として機能するように構成された桁Bと、
2) 支持杭打設時に該支持杭をガイドする第2の手段(下部工補強部材31/支持杭ガイド部)を具備し、橋の完成状態で下部構造を補強する手段として機能するように構成された複数本の下部工構成物30と、
3) 桟橋の下部構造を補強する役割を担う部材であり、隣り合う下部工補強部材31,31(支持杭ガイド部)の間に架け渡されるように取り付けられた補強材32,34と、
を具備する。
なお、下部工構成物30は、複数の下部工補強部材31の結合体である。すなわち、下部工構成物30は、複数本の下部工補強部材31からなる筒状の構造物である。横断ユニット2において、下部工構成物30は複数本設けられ、本実施形態では3本設けられている。
次に、図2Eに示すように、足場を設置する。
これらの足場は、次工程の縦断ユニットを取り付ける際の作業足場として利用される。
次に、桟橋構築済み部分に用意したクレーン設備を利用し、桟橋構築済み部分と横断ユニット2との間に架け渡すように縦断ユニット(第2のユニット構造物)を取り付ける。また、この縦断ユニットの取り付けでは、前工程で取り付けた足場を利用する。
(その2)縦断ユニットの上半分である「第2の分割部分3b」を取り付ける工程。
ここでいう予め定めた位置とは、新設した横断ユニット2が具備する筒状の下部工補強部材31と、これと縦断方向で向かい合う既設の横断ユニット2’が具備する筒状の下部工補強部材31’と、の間であって、下部工補強部材31,31’間の下半分のスペースである。
そして、このように位置決めした第1の分割部分3aを、新設した横断ユニット2が具備する筒状の下部工補強部材31と、これと向かい合う既設の横断ユニット2’が具備する筒状の下部工補強部材31’と、の両方に対して固定する。つまり、第1の分割部分3aを、縦断方向で向かい合う筒状の下部工補強部材(支持杭ガイド部)の間に架け渡すように取り付ける。
第1の分割部分は、桟橋の下部構造を補強する役割を担う部材であり、同図に示すように、複数本の補強材32,34を含んで構成されている。
なお、本実施形態では補強材の一例として、水平材32と斜材34を採用しているが、水平材・斜材のいずれか一方で補強材を構成する態様を採用することも可能である。
次に、桟橋構築済み部分に用意したクレーン設備を利用し、予め地組しておいた第2の分割部分3b(縦断ユニットの上半分)を吊り下ろして、予め定めた位置に位置決めするとともに、取り付け済みの第1の分割部分3aに対して連結する。
ここでいう予め定めた位置とは、新設した横断ユニット2が具備する筒状の下部工補強部材31と、これと縦断方向で向かい合う既設の横断ユニット2’が具備する筒状の下部工補強部材31’と、の間であって、下部工補強部材31,31’間の上半分のスペースである。
そして、このように位置決めした第2の分割部分3bを、新設した横断ユニット2が具備する筒状の下部工補強部材31と、これと向かい合う既設の横断ユニットが具備する筒状の下部工補強部材31’と、の両方に対して固定する。つまり、第2の分割部分3bを、縦断方向で向かい合う筒状の下部工補強部材(支持杭ガイド部)の間に架け渡すように取り付ける。
第2の分割部分3bは、桟橋の下部構造を補強する役割を担う部材であり、同図に示すように、複数本の補強材32,34を含んで構成されている。
なお、本実施形態では補強材の一例として、水平材32と斜材34を採用しているが、水平材・斜材のいずれか一方で補強材を構成する態様を採用することも可能である。
桟橋構築済み部分(機械足場)に用意したクレーンを使って、支持杭6を、横断ユニット2に含まれる桁Bの杭ガイド部21と、その真下の下部工補強部材31(支持杭ガイド部)に通して地盤上に建込む。
図2Iに示すように打ち込み装置90を使って対象地盤に支持杭を打ち込む。打設する支持杭6の具体例としては、例えば橋脚として利用可能な鋼管杭(管状杭)などが挙げられる。
横断ユニット2を介して必要本数(本実施形態では3本)の支持杭6の打設が完了したら、桁Bから突き出た杭部分(杭頭部分)を切断し、桁Bを支持杭6の頭部に対して固定する。
続いて、支持杭6によって支えられた橋桁構造物5(桁Aと桁B)に対して覆工板を敷設する。以上の工程を経て、桟橋構築済み部分が橋桁構造物ひとつ分(1支間長分)拡張される。
そして、上記一連の工程を繰り返すことで、上部構造と下部構造からなる桟橋構築済み部分が徐々に(橋桁構造物ひとつ分ずつ)拡張され、最終的に、完成体としての桟橋の構築が完了する。
例えば、図12A〜図12Kに例示する別実施形態の一連の工程図に示すように、必要段数の横断ユニット2と縦断ユニット3を仮受け位置(一時的な仮の取り付け位置)に取り付けて、その段階でこれらのユニットを利用して支持杭6を建て込んで打設し、その後に、必要段数の横断ユニット2と縦断ユニット3を完成位置に取り付けるようにしてもよい。
その際、仮受け位置とは、たとえば、
・桟橋上のクレーンにより構成物を、
その機能を発揮可能な位置(設計位置)に吊り降し移動する途中の位置であって、
・設計位置と異なる高さで、且つ
・平面的には設計位置と同じ杭心位置を確保できるように
仮受けされた様な位置(一時的な仮の取り付け位置)
となっている。
つまり、支持杭6の建込みや打設は、横断ユニット2・縦断ユニット3の一方または両方が完成位置に取り付けられた状態で実行するものでもよく、あるいは、横断ユニット2・縦断ユニット3の一方または両方が仮受け位置に取り付けられた状態で実行するものでもよい。
なお、ここでいう「完成位置」および「仮受け位置」は、いずれも、施工にあたって予め定めた位置である。
第2実施形態は、上述した桟橋施工で用いる縦断ブレスの構造に関するものである。
図9は、第2実施形態に係る縦断ユニットを示す側面図である。
・内側に湾曲面を有する半割れ状の部材41と、
・該半割れ部材を縦断ブレス3の下端の水平材32に連結する連結部材43と、
を具備している。
図10に示すように、既設支持杭6’の外周面に対して直接的に接して、縦断ユニット3の荷重を当該既設支持杭6’に対して直接的に預けるものでもよく、あるいは、
図11に示すように、桟橋構築済み部分の横断ユニットが具備する下部工補強部材31’(支持杭ガイド部)に対して直接的に接して、縦断ユニット3の荷重を既設支持杭6’に対して間接的に預けるものでもよい。
第3実施形態は、前述した桟橋施工で用いる横断ブレスと縦断ブレスの構造に関するものである。
図13は、第3実施形態に係る横断ブレスと縦断ブレスを示す平面図である。
図14は、第3実施形態に係る横断ブレスと縦断ブレスがそれぞれ具備する継手を示す平面図(拡大図)である。
図15は、第3実施形態に係る横断ユニットと縦断ユニットを用いた桟橋施工の様子を示す図である。
縦断ユニット3は、一対の継手であって、軸状のオス型継手38を具備している。
横断ユニット2が具備するC字状メス型継手37に対し、縦断ユニット3のオス型継手38の軸部分を差し込むことで、図14(b)に示すように両者は係合する。
オス型継手38、メス型継手37が図14(b)に示すように相互に係合した状態では、オス型継手38がメス型継手37から抜け出ないように、メス型継手37がオス型継手38を包囲している。
なお、本実施形態では、継手の一例として図示するようなオス型継手やメス型継手を用いているが、継手の形状や大きさはこれに限定されない。例えば、パイプルーフとして知られる(本体構造物の掘削作業を安全確実に構築するため、パイプ(鋼管)を本体構造物の外周に沿って等間隔にアーチ状または柱列状に水平に打設し、ルーフや壁を作り、地上および地下埋設物などの防護を目的とする)工法の鋼管が具備する様な継手を採用することも可能である。
次に、所定の高さまで吊り下ろした縦断ユニット3を、横断ユニット2のメス型継手37と縦断ユニット3のオス型継手38とが互いに係合可能な位置に位置合わせする。図15の矢印[b]。ここでいう係合可能な位置とは、図14(b)に示すように継手37,38が係合可能な位置関係を満たす位置である。
そして、横断ユニット2が具備するC字状メス型継手37に対し、縦断ユニット3のオス型継手38の軸部分を差し込んでスライドさせることで、図14(b)に示すように両者は係合する。
続いて、継手どうしを係合させた状態で、縦断ユニット3を横断ユニット2に対してスライド(上から下に向かってスライド)させる。つまり、継手37,38が係合した状態で縦断ユニット3を吊り下ろす。図15の矢印[c]。
これにより、1段分の縦断ユニット3を精度よく位置決めすることができ、また、簡単で効率的に取り付けを行うことができる。
上述した実施形態は、特許請求の範囲に記載した方法やその特徴の例示であって、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではない。
A’ 第1の桁(第1の上部工構成物/第1の梁)
B 第2の桁(第2の上部工構成物/第2の梁)
B’ 第2の桁(第2の上部工構成物/第2の梁)
11 連結部
13 桁部材
2 横断ユニット(第1のユニット構造物)
2a 第1の分割部分(横断ユニットの下半分)
2b 第2の分割部分(横断ユニットの上半分)
21 杭ガイド部(杭頭固定部)
23 連結部
3 縦断ユニット(第2のユニット構造物)
3a 第1の分割部分(縦断ユニットの下半分)
3b 第2の分割部分(縦断ユニットの上半分)
30 下部工構成物
31 下部工補強部材(筒状部材/支持杭ガイド部)
32 補強材(水平材)
34 補強材(斜材)
36 仮受け用金具
37 断面略C字状のメス型継手
38 軸状のオス型継手
4 支持構造(支持手段/荷重預け手段)
41 半割れ状の部材
43 連結部材
5 橋桁構造物(梁構造)
5’ 橋桁構造物(梁構造)
50 橋桁構造物(梁構造)
51 支持杭ガイド部材
53 杭頭固定部(杭ガイド部)
55 連結部
6 支持杭
71 補強材
72 線材
73 反力ポール
75 反力アーム
83 固定部材
85 ダイバー
90 打ち込み装置(打設装置/施工機材)
91 回転駆動装置
92 排土キャップ
93 ドリルロッド
94 ダウンザホールハンマ
95 ハンマービット
Claims (9)
- (a) 橋完成状態で上部構造の一部として機能する上部工構成物を、橋構築済み部分から張り出すように設置する工程と、
(b) 支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能な第1のユニット構造物を、前記上部工構成物に対して固定する工程と、
(c) 前記第1のユニット構造物を支える支持手段として利用可能な第2のユニット構造物を、橋構築済み部分に対して固定する工程と、
(d) 前記第1のユニット構造物が前記上部工構成物と前記橋構築済み部分の両方に固定された状態で、該第1のユニット構造物を介して支持杭を打設する工程と、
を含むことを特徴とする橋の構築方法。 - (a) 橋完成状態で上部構造の一部として機能する上部工構成物を、橋構築済み部分から張り出すように設置する工程と、
(b) 橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備し、支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能な第1のユニット構造物を、予め定めた位置に位置決めする工程と、
(c) 橋構築済み部分から張り出す前記上部工構成物に対して前記第1のユニット構造物を連結する工程と、
(d) 橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備し、支持杭の打設時に該支持杭をガイドする前記第1のユニット構造物を支える支持手段として利用可能な第2のユニット構造物を、予め定めた位置に位置決めする工程と、
(e) 橋構築済み部分に対して前記第2のユニット構造物を連結する工程と、
(f) 前記第1のユニット構造物と前記第2のユニット構造物の一方を他方に対して連結する工程と、
(g) 前記第1のユニット構造物を支持杭打設用の導材として利用し、該第1のユニット構造物を介して支持杭を打設する工程と、
を含むことを特徴とする橋の構築方法。 - (a) 橋完成状態で上部構造の一部として機能する第1の上部工構成物を、橋構築済み部分から張り出すように設置する工程と、
(b) 橋完成状態で前記第1の上部工構成物と一体となって橋桁構造物として機能する第2の上部工構成物と、橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備する下部工構成物と、を具備しており、支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能な第1のユニット構造物を、予め定めた位置に位置決めする工程と、
(c) 橋構築済み部分から張り出す前記第1の上部工構成物に対して前記第1のユニット構造物を連結する工程と、
(d) 橋完成状態で下部構造を補強する補強材を具備し、支持杭の打設時に該支持杭をガイドする前記第1のユニット構造物を支える支持手段として利用可能な第2のユニット構造物を、予め定めた位置に位置決めする工程と、
(e) 橋構築済み部分に対して前記第2のユニット構造物を連結する工程と、
(f) 前記第1のユニット構造物と前記第2のユニット構造物の一方を他方に対して連結する工程と、
(g) 前記第1のユニット構造物を支持杭打設用の導材として利用し、該第1のユニット構造物を介して支持杭を打設する工程と、
を含むことを特徴とする橋の構築方法。 - 前記第1のユニット構造物は、
橋完成状態では下部構造の一部として機能し、支持杭の打設時には該支持杭の周面を360°を囲った状態で該支持杭をガイドする、支持杭ガイド部を有している、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の橋の構築方法。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の方法で用いる第1のユニット構造物であって、
橋の下部構造を補強する補強材を具備し、
支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能なユニット構造物。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の方法で用いる第2のユニット構造物であって、
橋の下部構造を補強する補強材を具備し、
支持杭の打設時に該支持杭をガイドする前記第1のユニット構造物を支える支持材として利用可能なユニット構造物。 - 橋構築済み部分の既設支持杭に対して、直接的に又は間接的に、第2のユニット構造物の少なくとも一部の荷重を預けるための支持手段を有する、
ことを特徴とする請求項6に記載のユニット構造物。 - 橋の構築で用いる第1のユニット構造物であって、
橋完成状態で橋の下部構造を補強するための補強材と、
橋の構築で用いる第2のユニット構造物と係合可能な継手と、を具備し、
支持杭の打設時に該支持杭を地盤方向にガイドする導材として利用可能で、
前記継手を介して第1のユニット構造物と第2のユニット構造物が互いに係合した状態で、一方が他方に対して相対的にスライド可能に構成されている、
ことを特徴とするユニット構造物。 - 橋の構築で用いる第2のユニット構造物であって、
橋完成状態で橋の下部構造を補強するための補強材と、
橋の構築で用いる第1のユニット構造物と係合可能な継手と、を具備し、
支持杭打設時の支持杭ガイド手段である前記第1のユニット構造物を支える支持材として利用可能で、
前記継手を介して第1のユニット構造物と第2のユニット構造物が互いに係合した状態で、一方が他方に対して相対的にスライド可能に構成されている、
ことを特徴とするユニット構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018152083A JP7250302B2 (ja) | 2018-08-10 | 2018-08-10 | 橋の構築方法およびユニット構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018152083A JP7250302B2 (ja) | 2018-08-10 | 2018-08-10 | 橋の構築方法およびユニット構造物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020026675A true JP2020026675A (ja) | 2020-02-20 |
JP7250302B2 JP7250302B2 (ja) | 2023-04-03 |
Family
ID=69619772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018152083A Active JP7250302B2 (ja) | 2018-08-10 | 2018-08-10 | 橋の構築方法およびユニット構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7250302B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115030160A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-09-09 | 中铁四局集团有限公司 | 一种钢管桩插打定位方法及定位系统 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3211673B2 (ja) * | 1996-08-02 | 2001-09-25 | 株式会社横山基礎工事 | 簡易仮橋仮桟橋架設工法 |
JP2011226111A (ja) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Jfe Engineering Corp | 水中構造物の補強部材と補強方法 |
JP2012112191A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Kouchi Marutaka:Kk | 桟橋構築方法 |
JP2015052212A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | 株式会社高知丸高 | 桟橋構築方法および鋼管杭施工方法 |
JP6007307B1 (ja) * | 2015-12-21 | 2016-10-12 | 株式会社横山基礎工事 | 橋の構築方法 |
JP6007036B2 (ja) * | 2012-09-09 | 2016-10-12 | 株式会社横山基礎工事 | 鋼管矢板打設方法 |
-
2018
- 2018-08-10 JP JP2018152083A patent/JP7250302B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3211673B2 (ja) * | 1996-08-02 | 2001-09-25 | 株式会社横山基礎工事 | 簡易仮橋仮桟橋架設工法 |
JP2011226111A (ja) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Jfe Engineering Corp | 水中構造物の補強部材と補強方法 |
JP2012112191A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Kouchi Marutaka:Kk | 桟橋構築方法 |
JP6007036B2 (ja) * | 2012-09-09 | 2016-10-12 | 株式会社横山基礎工事 | 鋼管矢板打設方法 |
JP2015052212A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | 株式会社高知丸高 | 桟橋構築方法および鋼管杭施工方法 |
JP6007307B1 (ja) * | 2015-12-21 | 2016-10-12 | 株式会社横山基礎工事 | 橋の構築方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115030160A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-09-09 | 中铁四局集团有限公司 | 一种钢管桩插打定位方法及定位系统 |
CN115030160B (zh) * | 2022-05-17 | 2023-10-27 | 中铁四局集团有限公司 | 一种钢管桩插打定位方法及定位系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7250302B2 (ja) | 2023-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104612162B (zh) | 一种地铁车站深基坑开挖施工方法 | |
CN105133627B (zh) | 单壁钢板桩围堰流水状态下施工工法 | |
CN108755377B (zh) | 一种深水无覆盖层钢栈桥的施工方法 | |
JP6007307B1 (ja) | 橋の構築方法 | |
JP3211673B2 (ja) | 簡易仮橋仮桟橋架設工法 | |
JP6681148B2 (ja) | 橋梁構築方法、橋梁構築方法で用いる柱体及びガイド手段 | |
JP6310198B2 (ja) | 桟橋構築方法 | |
CN107869351B (zh) | 一种高狭型大型溶洞空腔处理安全防护的方法 | |
JP6416474B2 (ja) | 構造物の構築方法および支持装置 | |
CN115821985A (zh) | 一种地铁明挖车站附属结构一体化施工方法 | |
CN209508992U (zh) | 一种水下嵌岩钢板桩围堰结构 | |
CN109056710B (zh) | 一种硬质地层钢管桩及其施工方法 | |
JP6327736B2 (ja) | 桟橋構築方法および杭材ガイド構造 | |
CN111305218A (zh) | 一种基坑开挖的施工方法 | |
JP7250302B2 (ja) | 橋の構築方法およびユニット構造物 | |
JP4780781B2 (ja) | 既設コンクリート橋脚の耐震補強工法 | |
CN110258600B (zh) | 一种适用于深水水域的立式围堰施工工法 | |
JP2004285735A (ja) | トラス枠を用いた仮設桟橋の施工方法 | |
CN113202106B (zh) | 深基坑开挖方法 | |
CN213512367U (zh) | 一种天然气管道高水位路段的顶管施工系统 | |
JP2007107233A (ja) | 土留構造物の構築方法 | |
CN114411721A (zh) | 一种钢栈桥先成桥后锚固钢管桩的置换施工方法 | |
JP2003268770A (ja) | 土留工法並びにこの工法に使用する矢板の補強構造体 | |
AU2016102393A4 (en) | A Method of constructing a column, a tunnel, and a tunnel made from the method | |
CN217174856U (zh) | 一种用于斜交隧道洞口的异形套拱结构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220613 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221115 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7250302 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |