JP2020026615A - 水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付けの作業性向上を図る。【解決手段】水栓装置Aは、バルブ装置25の一方の端部に設けた軸状支持部35と、バルブ装置25の他方の端部に設けたバルブ側嵌合部48と、軸状支持部35及びバルブ側嵌合部48と同軸の回動軸Pを中心とする回動操作が可能であり、回動軸Pに沿って延びた形態の操作部51を有する流路切換用ハンドル50と、操作部51の一方の端部に設けられ、軸状支持部35に対し軸線方向への相対変位を可能に外嵌可能なリング状支持部52と、操作部51の他方の端部に設けられ、バルブ側嵌合部48に対し軸線方向に嵌合されるハンドル側嵌合部56とを備え、流路切換用ハンドル50をバルブ装置25に取り付けた状態では、リング状支持部52が軸状支持部35の先端側に配される。【選択図】図4

Description

本発明は、水栓装置に関する。
特許文献1には、給水機能を有する本体部と、給水操作を行うための操作レバーとを備えた水栓装置が開示されている。操作レバーは本体部の全幅に亘る長さを有しており、操作レバーの左端部にはリング状の支持部が一体に形成されている。操作レバーの右端部には、切替ハンドルが取り付けられている。リング状の支持部は、水栓本体の左端部において切替バルブに相対回転可能に外嵌されている。切替ハンドルは、本体部の切替バルブの右端部に対し外嵌した状態で一体回転し得るように連結されている。
特開2007−205424号公報
操作レバーの左端部に位置するリング状支持部と、操作レバーの右端部に位置する切替ハンドルは、切替バルブの左右両端部に外嵌され、本体部の左右両側面に隣接した状態で配置されるので、操作レバーと切替ハンドルを別体部品とせざるを得ない。そして、操作レバーを本体部に組み付ける際には、切替ハンドルを切替バルブの右端部に固定する工程と、操作レバーのリング状支持部を切替バルブの左端部に外嵌する工程と、操作レバーと切替ハンドルをビス止めにより固定する工程とが必要である。そのため、上記従来の水栓装置は、組み付けの際の作業性が良くないという問題がある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、組み付けの作業性向上を図ることを解決すべき課題としている。
本発明の水栓装置は、
給水機能を有するバルブ装置と、
前記バルブ装置の一方の端部に設けられた軸状支持部と、
前記バルブ装置の他方の端部に前記軸状支持部と同軸状に設けられたバルブ側嵌合部と、
前記軸状支持部及び前記バルブ側嵌合部と同軸の回動軸を中心とする回動操作が可能であり、前記回動軸に沿って延びた形態の操作部を有するハンドルと、
前記操作部の一方の端部に設けられ、前記軸状支持部に対し軸線方向への相対変位を可能に外嵌可能なリング状支持部と、
前記操作部の他方の端部に設けられ、前記バルブ側嵌合部に対し軸線方向に嵌合されるハンドル側嵌合部とを備え、
前記ハンドルを前記バルブ装置に取り付けた状態では、前記リング状支持部が前記軸状支持部の先端側に配されていることを特徴とする。
尚、本発明において、給水機能は、給水温度を調節するための温度調節機能と、給水形態を止水、シャワー及びカランのいずれかに切り換えるための流路切換機能とを含む。また、給水操作は、給水温度を調節するための温度調節操作や、給水形態を止水、シャワー及びカランのいずれかに切り換えるための流路切換操作を意味する。
ハンドルをバルブ装置に組み付ける際には、リング状支持部を、軸状支持部の先端側から軸線方向へ移動させながら基端側へ外嵌した後、ハンドル側嵌合部を軸線方向へ移動させながらバルブ側嵌合部に嵌合させる。バルブ装置に対するハンドルの組付けは、操作部とリング状支持部とハンドル側嵌合部を一体化させた状態のままで行うことができる。したがって、操作部からリング状支持部やハンドル側嵌合部を分離した状態で組付けを行う場合に比べると、作業工程が少なくて済むので、作業性が良い。
実施例1の水栓装置の斜視図 水栓装置の分解斜視図 流路切換用ハンドルの組み付け工程において、リング状支持部を軸状支持部に外嵌している状態をあらわす斜視図 流路切換用ハンドルの組み付け工程において、ハンドル側嵌合部をバルブ側嵌合部に嵌合した状態をあらわす斜視図 流路切換用ハンドルの組み付け工程において、流路切換用ハンドルの板状支持部をバルブ装置に固定する前の状態をあらわす斜視図 流路切換用ハンドルの組み付け工程において、温度調節用ハンドルをバルブ装置に組み付ける前の状態をあらわす斜視図 流路切換用ハンドルの分解斜視図 ハンドル側嵌合部とバルブ側嵌合部の嵌合構造をあらわす部分拡大一部切欠平面図 軸状支持部とリング状支持部とスペースの組み付け構造をあらわす部分拡大一部切欠平面図 スペーサのストッパとリング状支持部の係止突起との位置関係をあらわす部分拡大一部切欠正面図
本発明の水栓装置は、前記軸状支持部の外径は前記リング状支持部の内径より小さい寸法とされ、前記軸状支持部の外周と前記リング状支持部の内周との間にはスペーサが介装されていてもよい。この構成によれば、リング状支持部を軸状支持部の先端側から基端側へ移動させる過程で、操作部をバルブ装置の軸線に対して傾けることができるので、ハンドル側支持部がバルブ側嵌合部の外周と干渉することを防止できる。また、ハンドル側嵌合部をバルブ側嵌合部に嵌合した後は、軸状支持部の外周とリング状支持部の内周との間にスペーサを介装することにより、バルブ装置に対するハンドルの傾きを防止できる。
本発明の水栓装置は、前記スペーサの外周に、前記リング状支持部の相対回転可能域を規定するストッパが設けられていてもよい。この構成によれば、スペーサとは別に設けた専用部材にストッパを設ける場合に比べると、部品点数が少なくて済む。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図10を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図1,2,6における斜め右下方、図3〜5における斜め左下方、図8,9における下方を、夫々、前方と定義する。上下の方向については、図1〜7,10にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右の方向については、図1〜10にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。
本実施例1の水栓装置Aは、図2に示すように、水栓本体10と、温度調節用ハンドル30と、流路切換用ハンドル50(請求項に記載のハンドル)とを備えて構成されている。水栓本体10は、ハウジング11とバルブ装置25とを備えて構成され、全体として幅寸法に比べて高さ寸法の小さい偏平なブロック状をなす。
ハウジング11は、アッパカバー12とロアカバー13とリヤカバー14とを合体させたものである。ハウジング11内にはバルブ装置25が収容されている。アッパカバー12の上面のうち前後方向中央より前方(手前側)の位置には、左右方向に細長いアクセントライン15が設けられている。
図1に示すように、アッパカバー12の上面の左端部には、給水温度を調節する際の操作性を高める手段として温度調節用標示16が配されている。温度調節用標示16は、アクセントライン15の左端部で構成された温度標示17と、前後一対の温調操作用標示18とから構成されている。温度標示17は、40℃の文字等により温度を示すものである。一対の温調操作用標示18は、温度調節用ハンドル30の操作方向を示すものであり、温度標示17より奥側(後方)に「H」の文字が表示され、温度標示17の手前側(前方)には「C」の文字が表示されている。
アッパカバー12の上面の右端部には、給水形態を止水、シャワー及びカラン(水栓装置Aから洗い場や浴槽へ給水するための下向きの吐水口)のいずれかに切り換える際の操作性を高める手段として、流路切換用標示19が配されている。流路切換用標示19は、アクセントライン15の右端部によって構成された止水標示20と、前後一対の切換操作用標示21とから構成されている。一対の切換操作用標示21は、シャワーとカランを切り換える際の流路切換用ハンドル50の操作方向を示すものであり、止水標示20の奥側(後方)にはシャワーを示す図柄が表示され、止水標示20の手前側(前方)にはカランを示す図柄が表示されている。
バルブ装置25は、給水温度を調節するための温度調節機能と、給水形態を止水、シャワー及びカランのいずれかに切り換えるための流路切換機能を備えている。バルブ装置25は、固定状態で設けられるバルブケース26(図2〜4を参照)と、温度調節用バルブユニット27(図9を参照)と、流路切換用バルブユニット45(図8を参照)とを備えている。
温度調節用バルブユニット27は、左右方向の回動軸Pを中心として回動することで温度調節機能を発揮する温度調節用弁体28を有しており、バルブケース26の左側領域内に収容されている。バルブケース26の左端面からは、温度調節用弁体28の左端部に形成された温度調節用連結部29が突出している。温度調節用連結部29には、温度調節用ハンドル30が一体回転可能に連結されている。
温度調節用ハンドル30は、給水温度を調節するための操作(給水操作)を行う手段であり、温度調節用ハンドル30の外周面が温度調節用の操作面31となっている。温度調節用ハンドル30は、操作面31より小径であって操作面31より右方へ突出した形態の突起状連結部32を有している。突起状連結部32の突出端部を温度調節用連結部29にボルト33で固着することにより、温度調節用ハンドル30が、温度調節用弁体28と一体的に回動し得るように、且つハウジング11の左側面から左方へ突出した形態で取り付けられている。
図4,9に示すように、バルブケース26の左端面からは、温度調節用連結部29と突起状連結部32を同軸状に包囲する円筒形の軸状支持部35が突出している。軸状支持部35には、円筒形をなすスペーサ36が同軸状に外嵌されている。スペーサ36は、円筒形の筒状部材37と、円環形のリング状部材40とを組み付けて構成されている。筒状部材37のうち左端部を除いた大部分の領域は、ハウジング11内に収容されている。図10に示すように、筒状部材37の外周左端部には、周方向のリブ38L,38Rが左右に間隔を空けて一対形成されている。
一対のリブ38L,38Rの間には、リング状部材40が相対回転を許容され、且つ左右方向の相対移動を規制された状態で取り付けられている。リング状部材40の外周には摺接面41が形成されている。左右一対のリブ38L,38Rのうち右側のリブ38Rは、全周に亘って連続した形態ではなく、周方向における一部が切欠された形態である。右側のリブ38Rのうち切欠領域の両端部は、ストッパ39として機能する。
図8に示すように、流路切換用バルブユニット45は、温度調節用弁体28と同軸状の回動軸Pを中心として回動することで吐水形態切換え機能を発揮する流路切換用弁体46を有している。流路切換用バルブユニット45はバルブケース26の右側領域内に収容されている。バルブケース26の右端面からは、流路切換用弁体46の右端部の流路切換用連結部47が突出している。バルブケース26の右端面からは、円筒形をなすバルブ側嵌合部48が、流路切換用弁体46及び軸状支持部35と同軸状に突出している。バルブ側嵌合部48はハウジング11内に収容されている。
流路切換用弁体46には、流路切換用ハンドル50の右端部が取り付けられている。流路切換用ハンドル50は、給水形態を止水、シャワー及びカランのいずれかに切り換えるための流路切換操作(給水操作)を行う手段であり、水栓本体10(バルブ装置25)に支持されている。
流路切換用ハンドル50は、回動軸Pと略平行に細長く延びた操作部51を有する。操作部51は、流路切換用ハンドル50を揺動させる際に指や手を当てて押し操作するための部位である。操作部51は、操作性を高めるため、水栓本体10の全幅領域に亘る長さを有している。
流路切換用ハンドル50は、操作部51の左端部から略直角に延出した形態のリング状支持部52を有している。リング状支持部52は、回動軸Pと平行に視た側面視において円形に開口する孔部53を有している。孔部53の内径は、軸状支持部35の外径より大きく、リング状部材40の摺接面41の外径とほぼ同じ寸法されている。図7,10に示すように、孔部53の周方向における一部には、径方向内向きに突出した形態の係止突起54が形成されている。
流路切換用ハンドル50は、操作部51の右端部から略直角に延出した形態の円形の板状支持部55と、板状支持部55の左面から同軸状に突出した形態のハンドル側嵌合部56とを有している。ハンドル側嵌合部56は、板状支持部55とは別体の部品である。流路切換用ハンドル50をバルブ装置25に組み付ける工程では、予め、ビス57とナット58によって板状支持部55に固定されている。ハンドル側嵌合部56の外径は、バルブ側嵌合部48の内径と略同じ寸法に設定されている。
次に、流路切換用ハンドル50をバルブ装置25に組み付ける手順について説明する。組付けの際には、予め、バルブ装置25からハウジング11を外し、軸状支持部35とバルブ側嵌合部48をバルブケース26の左右両側面から突出させた状態にしておく。この状態で、図3に示すように、リング状支持部52を、バルブ装置25の左方から軸状支持部35に外嵌する。
このとき、リング状支持部52の内径寸法は軸状支持部35の外径より大きいので、流路切換用ハンドル50を回動軸P(バルブ装置25の軸線)に対して斜めにしておく。これにより、ハンドル側嵌合部56とバルブ側嵌合部48が軸線方向において重なるように位置していても、ハンドル側嵌合部56をバルブ側嵌合部48に対して回動軸Pと交差する方向へ離間させることができるので、ハンドル側嵌合部56とバルブ側嵌合部48が干渉することはない。
図3の状態から、リング状支持部52を、軸状支持部35の基端側(バルブケース26の左側面に接近する側)へ移動させると、ハンドル側嵌合部56がバルブ側嵌合部48の突出端(右端)よりも更に右方の位置まで移動する。この後、流路切換用ハンドル50の姿勢を変えて、ハンドル側嵌合部56をバルブ側嵌合部48と同軸状に対向させる。
次に、流路切換用ハンドル50を左方へ移動させることにより、図4に示すように、ハンドル側嵌合部56をバルブ側嵌合部48内に嵌入する。このとき、リング状支持部52は軸状支持部35の左端(先端)より更に左方へ外れた位置まで移動している。
ハンドル側嵌合部56をバルブ側嵌合部48内に嵌入した後は、図8に示すように、ハンドル側嵌合部56を、ボルト59により流路切換用弁体46の流路切換用連結部47に対し一体回転転し得るように固着する。ハンドル側嵌合部56を流路切換用弁体46に固着した後、キャップ60を板状支持部55に取り付けることにより、ボルト59を覆い隠す。
この後、筒状部材37にリング状部材40を取り付けた形態のスペーサ36を、左方からリング状支持部52の孔部53に内嵌しつつ、軸状支持部35に外嵌する。スペーサ36を軸状支持部35に外嵌した状態では、筒状部材37の内周が軸状支持部35の外周に径方向のガタ付きなく嵌合されるとともに、リング状部材40の摺接面41がリング状支持部52の孔部53の内周に嵌合される。また、孔部53の係止突起54は、右側のリブ38Rのうちストッパ39の間の切欠領域内に位置するようにする。スペーサ36を組み付けた後、温度調節用ハンドル30の突起状連結部32を、スペーサ36(筒状部材37)及び軸状支持部35の中空内に挿入する。
挿入した突起状連結部32を、ボルト33により温度調節用連結部29に対し一体回転し得るように固着する。これにより、温度調節用ハンドル30が温度調節用弁体28に対し一体回転し得るように取り付けられる。温度調節用ハンドル30を温度調節用弁体28に取り付けた後、キャップ61によってボルト33を覆い隠す。
以上により、バルブ装置25に対する流路切換用ハンドル50の組付け作業と温度調節用ハンドル30の組付け作業が完了する。この後、バルブ装置25にハウジング11を取り付ければ、水栓装置Aの組付けが完了する。流路切換用ハンドル50は、操作部51の左右両端部(ハンドル側嵌合部56とリンク状支持部)においてバルブ装置25に支持され、回動軸Pを支点として回動し得るようになっている。
本実施例1の水栓装置Aは、給水機能を有するバルブ装置25と、流路切換用ハンドル50とを有する。バルブ装置25の一方の端部(左端部)には軸状支持部35が設けられ、バルブ装置25の他方の端部(右端部)には、バルブ側嵌合部48が軸状支持部35と同軸状に設けられている。流路切換用ハンドル50は、軸状支持部35及びバルブ側嵌合部48と同軸の回動軸Pを中心として回動操作することが可能であり、回動軸Pに沿って延びた形態の操作部51を有している。
操作部51の一方の端部(左端部)には、軸状支持部35に対し回動軸Pと平行な軸線方向への相対変位を可能に外嵌可能なリング状支持部52が設けられている。操作部51の他方の端部(右端部)には、バルブ側嵌合部48に対し回動軸Pと平行な軸線方向に嵌合されるハンドル側嵌合部56が設けられている。流路切換用ハンドル50をバルブ装置25に取り付けた状態では、リング状支持部52が軸状支持部35の先端側に配されている。
尚、本実施例1において、給水機能は、給水温度を調節するための温度調節機能と、給水形態を止水、シャワー及びカランのいずれかに切り換えるための流路切換機能とを含む。また、給水操作は、給水形態を止水、シャワー及びカランのいずれかに切り換えるための流路切換操作を意味する。
流路切換用ハンドル50をバルブ装置25に組み付ける際には、リング状支持部52を、軸状支持部35の先端側から回動軸Pと平行に軸線方向へ移動させながら基端側へ外嵌し、その後、ハンドル側嵌合部56を軸線方向へ移動させながらバルブ側嵌合部48に嵌合させる。バルブ装置25に対する流路切換用ハンドル50の組付けは、操作部51とリング状支持部52とハンドル側嵌合部56を一体化させた状態のままで行うことができる。したがって、操作部51からリング状支持部52やハンドル側嵌合部56を分離した状態で組付けを行う場合に比べると、作業工程が少なくて済むので、作業性が良い。
また、軸状支持部35の外径はリング状支持部52の内径より小さい寸法とされている。そして、軸状支持部35の外周とリング状支持部52の内周との間には、スペーサ36(筒状部材37とリング状部材40)とが介装されている。この構成によれば、リング状支持部52を軸状支持部35の先端側から基端側へ移動させる過程で、流路切換用ハンドル50(操作部51)をバルブ装置25の軸線(回動軸P)に対して傾けることができるので、ハンドル側支持部がバルブ側嵌合部48の外周と干渉することを防止できる。
また、ハンドル側嵌合部56をバルブ側嵌合部48に嵌合した後は、軸状支持部35の外周とリング状支持部52の内周との間にスペーサ36を介装することにより、リング状支持部52が軸状支持部35に対して径方向へ相対変位することはない。したがって、流路切換用ハンドル50がバルブ装置25に対して傾くことを防止できる。
また、スペーサ36を構成する筒状部材37の外周には、リング状支持部52の係止突起54を係止させることで、リング状支持部52(流路切換用ハンドル50)の相対回転可能域を規定するストッパ39が設けられている。この構成によれば、スペーサ36(筒状部材37)とは別に設けた専用部材にストッパを設ける場合に比べると、部品点数が少なくて済む。本実施例1のスペーサ36は、流路切換用ハンドル50の傾きを防止する機能と、リング状支持部52(流路切換用ハンドル50)の回動可能域を規定する機能とを兼ね備えた多機能部材である。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、流路切換用ハンドルをバルブ装置に組み付けた状態では、リング状支持部が軸状支持部の先端より更に先端側へ外れた位置にあるが、流路切換用ハンドルをバルブ装置に組み付けた状態で、リング状支持部が軸状支持部の先端より基端側の位置に配されていてもよい。
(2)上記実施例では、スペーサにリング状支持部の相対回転可能域を規定するストッパを設けたが、スペーサは、このようなストッパを有しない形態であってもよい。
(3)上記実施例では、スペーサが、流路切換用ハンドルの傾きを防止する機能と、リング状支持部の回動可能域を規定する機能とを兼ね備えているが、スペーサとは別に設けた専用部材にストッパを設けてもよい。
(4)上記実施例では、ハンドル側嵌合部がバルブ側嵌合部の内部に嵌入するようになっているが、ハンドル側嵌合部は、バルブ側嵌合部の外周に外嵌するようになっていてもよい。
(5)上記実施例では、請求項記載のハンドルが流路切換操作を行うためのものであるが、本発明は、ハンドルが温度調節を行うためのものである場合にも適用することができる。
(6)上記実施例では、水栓本体がバルブ装置とハウジングとから構成されているが、水栓本体はバルブ装置だけで構成されたものであってもよい。
A…水栓装置
P…回動軸
25…バルブ装置
35…軸状支持部
36…スペーサ
39…ストッパ
48…バルブ側嵌合部
50…流路切換用ハンドル(ハンドル)
51…操作部
52…リング状支持部
56…ハンドル側嵌合部

Claims (3)

  1. 給水機能を有するバルブ装置と、
    前記バルブ装置の一方の端部に設けられた軸状支持部と、
    前記バルブ装置の他方の端部に前記軸状支持部と同軸状に設けられたバルブ側嵌合部と、
    前記軸状支持部及び前記バルブ側嵌合部と同軸の回動軸を中心とする回動操作が可能であり、前記回動軸に沿って延びた形態の操作部を有するハンドルと、
    前記操作部の一方の端部に設けられ、前記軸状支持部に対し軸線方向への相対変位を可能に外嵌可能なリング状支持部と、
    前記操作部の他方の端部に設けられ、前記バルブ側嵌合部に対し軸線方向に嵌合されるハンドル側嵌合部とを備え、
    前記ハンドルを前記バルブ装置に取り付けた状態では、前記リング状支持部が前記軸状支持部の先端側に配されていることを特徴とする水栓装置。
  2. 前記軸状支持部の外径は前記リング状支持部の内径より小さい寸法とされ、
    前記軸状支持部の外周と前記リング状支持部の内周との間にはスペーサが介装されていることを特徴とする請求項1記載の水栓装置。
  3. 前記スペーサの外周に、前記リング状支持部の相対回転可能域を規定するストッパが設けられていることを特徴とする請求項2記載の水栓装置。
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