JP2020026312A - 燃料備蓄タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】タンク本体のどの部分が破損損傷しても噴出する燃料が外部に撒き散らされる事態を防止でき、且つ設置面積を可及的に小さくできる燃料備蓄タンクを提供する。【解決手段】タンク本体2と、タンク本体2の損傷部から流出する燃料を貯留するため底板3および縦板4から構成された防油堤5と、タンク本体2を底板3から浮かせて支持する支持脚6と、タンク本体2を間隙を隔てて覆うカバー7とを備え、カバー7と防油堤5とが接続された外殻9によってタンク本体2が内包され、タンク本体2の上部に給油口29が設けられ、カバー7の上部に給油口29の位置に合わせてハッチ30が開閉自在に設けられ、カバー7の側部に通常は閉じられタンク本体2から燃料を取り出すときに開かれる開閉扉8が設けられ、底板3に開閉扉8を開いて外殻9の内側に入れられた携行用燃料タンク12を載置する載置スペースが設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、タンク本体が破損、損傷した場合、タンク本体から流出する燃料を防油堤で貯留するようにした燃料備蓄タンクに関する。
金融機関店舗、病院、医療センター、老人ホーム、ホスピス等の公共施設においては、地震、津波、豪雨、洪水等の災害時に停電した場合、自家発電するための非常用発電機が備えられている。この種の発電機に設けられている燃料タンクは、通常70〜80リットル程度であり、例えば発電機の燃料消費量(燃料消費率)を20〔リットル/時間〕とすると、3〜4時間しか発電機を運転させることができない。このため、災害による停電が発電機の燃料タンクで対応できる時間を超えて長期間に亘った場合、或いは輪番停電となって電力が供給される時間の間隔が発電機の燃料タンク容量で対応できる時間を超える状況となった場合、自家発電を継続して施設を適切に運営するためには、燃料補助タンク(燃料備蓄タンク)が必要となる。
図1に、従来の燃料貯蔵タンクaを示す(特許文献1、2参照)。図示するように、この燃料貯蔵タンクaは、燃料を貯蔵するタンク本体bと、タンク本体bの下方に配置された防油堤cと、タンク本体bを防油堤cから浮かせて支持する支持脚dと、を備えている。タンク本体bは、500〜1000リットル程度の容量を有し、数日間の発電に対応できる。防油堤cは、タンク本体bの下方に配置された長方形状の底板c1と、底板c1の周縁から上方に延設された縦板c2とから構成されており、万一、タンク本体bが破損、損傷した場合、タンク本体bから流出する燃料を貯留するものである。支持脚dは、タンク本体bを防油堤cの底板c1から浮かせることで、防油堤cの容量をタンク本体bの容量以上に稼ぐ機能を有する。なお、タンク本体bの下部には、燃料取出管eが設けられ、タンク本体aの上部には、給油口f、通気管g、液位計hが設けられている。
このような燃料貯蔵タンクaにおいては、タンク本体bが支持脚dによって防油堤cの縦板c2の上縁より上方に浮かされているので、タンク本体bの体積によって防油堤cの容量が削減されることはなく、仮に、満タン状態のタンク本体bから全ての燃料が漏れたとしても、漏れた燃料が全て適切に防油堤cに貯留されるようになっている。
ところで、タンク本体bの下部が破損、損傷してそこから燃料が漏れ出た場合、破損損傷箇所であるタンク本体bの下部から下方に向けて燃料が噴出するので、噴出した燃料をタンク本体bの下方に配置した防油堤cで受け止めて、防油堤cに適切に貯留するとこができる。
しかし、タンク本体bの側部が破損、損傷した場合、破損損傷箇所であるタンク本体bの側部から側方に噴出する燃料が防油堤cの外方に飛び出してしまう。これでは防油堤cを設けた意味がなく、環境汚染が問題となる。
防油堤cの底板c1の面積を広げてタンク本体bの側部の破損損傷箇所から噴出した燃料を受け止めるようにすることも考えられるが、設置面積が過剰に大きくなってしまい、実用的とは言えない。
また、燃料を貯蔵するタンク本体bが剥き出しの状態となっているので、夏季等において炎天下の直射日光にタンク本体bが晒されると、タンク本体b内の燃料温度が過剰に上昇してしまい、タンク本体b内にて発生する燃料ベーパーの量が増大し、好ましくない。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、タンク本体のどの部分が破損損傷してもそこから噴出する燃料が外部に撒き散らされる事態を防止でき、且つ設置面積を可及的に小さくでき、加えて直射日光による燃料温度の上昇を抑制できる燃料備蓄タンクを提供することにある。
上記目的を達成すべく創案された本発明によれば、燃料を貯蔵するためのタンク本体と、タンク本体が損傷したとき損傷部から流出する燃料を貯留するため、タンク本体の下方に配置された底板および底板の周縁から上方に延設された縦板から構成された防油堤と、防油堤の貯留量を少なくともタンク本体の容量以上とするため、タンク本体を防油堤の底板から上方に浮かせて支持する支持脚と、支持脚によって底板から浮かせて支持されたタンク本体の上方、前方、後方、右方および左方を、間隙を隔てて覆うカバーとを備え、カバーの下縁が防油堤の上縁に接続されていて、カバーおよび防油堤から成る外殻によってタンク本体が間隙を隔てて内包された二重殻タンク構造となっている燃料備蓄タンクであって、タンク本体の上部に、タンク本体内に燃料を給油するための給油口が設けられ、カバーの上部に、カバーの外部からタンク本体の給油口に燃料を給油するため、タンク本体の給油口の位置に合わせてハッチが開閉自在に設けられ、カバーの側部に、通常は閉じられタンク本体から燃料を取り出すときに開かれる開閉扉が設けられ、防油堤の底板に、タンク本体から取り出された燃料を貯留するため開閉扉を開いて外殻の内側に入れられた携行用燃料タンクを載置する載置スペースが設けられている、ことを特徴とする燃料備蓄タンクが供給される。
本発明に係る燃料備蓄タンクにおいては、タンク本体の上部に、タンク本体内の燃料のベーパーを排出するための通気管を設け、通気管がカバーの内方から外方に貫通しており、タンク本体内の燃料のベーパーをタンク本体とカバーとの間ではなくカバーの外部に排出するようになっていてもよい。
本発明に係る燃料備蓄タンクにおいては、カバーおよび防油堤から成る外殻の内部に、カバーと防油堤とを連結切離自在に締結するボルトナットが設けられ、カバーの側部に設けられた開閉扉に鍵が設けられ、開閉扉を開いたときの開口が、外殻の外部から内部のボルトナットにアクセスするための作業口となり、カバーの側部に、外殻の内外を換気するためのルーバーがビスによって着脱自在に取り付けられており、ルーバーを取り外したときの開口が、外殻の外部から内部のボルトナットにアクセスするための作業口となるものであってもよい。
本発明に係る燃料備蓄タンクによれば次のような効果を発揮できる。
(1)タンク本体の上方、前方、後方、右方、左方がカバーで覆われ、タンク本体の下方が底板と縦板から深皿状に形成された防油堤で覆われているので、タンク本体のどの部分が破損してもそこから噴出する燃料をカバーおよび防油堤から成る外殻の内方に閉じ込めることができ、燃料が周囲に飛散する事態を防止できる。
(2)防油堤とカバーとが接続されており、防油堤およびカバーから成る外殻によってタンク本体が内包された二重殻タンク構造となっているので、タンク本体とカバーとの間隙(クリアランス)を小さくしてもタンク本体から噴出する燃料の飛散を確実に防止でき、タンク本体とカバーとの間隙を小さくすることで、全体をコンパクトに構成できる。よって、ビルの屋上等、狭いスペースにも設置できる。
(3)外殻とその内部に収容されたタンク本体との間隙が空気断熱層として機能するので、夏季等において外殻が炎天下の直射日光に晒される状況であっても、タンク本体内に貯蔵された燃料の温度上昇を抑制でき、燃料ベーパーの発生量を低減できる。
(4)二重殻タンク構造であっても、ハッチを開いてタンク本体の上部から燃料を給油口に注ぎ入れることで、燃料を押込ポンプ等を用いることなく重力の作用によってタンク本体に適切に給油できる。また、開かれた開閉扉の開口から外殻の内方に携行用燃料タンクを入れ、防油堤の内方にて携行用燃料タンクを満タン状態に給油できる。
(1)タンク本体の上方、前方、後方、右方、左方がカバーで覆われ、タンク本体の下方が底板と縦板から深皿状に形成された防油堤で覆われているので、タンク本体のどの部分が破損してもそこから噴出する燃料をカバーおよび防油堤から成る外殻の内方に閉じ込めることができ、燃料が周囲に飛散する事態を防止できる。
(2)防油堤とカバーとが接続されており、防油堤およびカバーから成る外殻によってタンク本体が内包された二重殻タンク構造となっているので、タンク本体とカバーとの間隙(クリアランス)を小さくしてもタンク本体から噴出する燃料の飛散を確実に防止でき、タンク本体とカバーとの間隙を小さくすることで、全体をコンパクトに構成できる。よって、ビルの屋上等、狭いスペースにも設置できる。
(3)外殻とその内部に収容されたタンク本体との間隙が空気断熱層として機能するので、夏季等において外殻が炎天下の直射日光に晒される状況であっても、タンク本体内に貯蔵された燃料の温度上昇を抑制でき、燃料ベーパーの発生量を低減できる。
(4)二重殻タンク構造であっても、ハッチを開いてタンク本体の上部から燃料を給油口に注ぎ入れることで、燃料を押込ポンプ等を用いることなく重力の作用によってタンク本体に適切に給油できる。また、開かれた開閉扉の開口から外殻の内方に携行用燃料タンクを入れ、防油堤の内方にて携行用燃料タンクを満タン状態に給油できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。係る実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(燃料備蓄タンク1の概要)
図2に、本発明の一実施形態に係る燃料備蓄タンク1の概要を示す。この燃料備蓄タンク1は、金融機関店舗、病院、医療センター、老人ホーム、ホスピス等の公共施設に備えられている非常用発電機用の燃料補助タンクである。一般に、これらの公共施設等においては、地震、津波、豪雨、洪水等の災害時に停電した場合、施設を適切に運営するのに必要な電力を確保するために、非常用発電機が備えられている。
図2に、本発明の一実施形態に係る燃料備蓄タンク1の概要を示す。この燃料備蓄タンク1は、金融機関店舗、病院、医療センター、老人ホーム、ホスピス等の公共施設に備えられている非常用発電機用の燃料補助タンクである。一般に、これらの公共施設等においては、地震、津波、豪雨、洪水等の災害時に停電した場合、施設を適切に運営するのに必要な電力を確保するために、非常用発電機が備えられている。
しかし、通常用いられている一般的な非常用発電機の燃料タンクの容量は大凡70〜80リットル程度と十分とは言えず、例えば発電機の燃料消費量を20〔リットル/時間〕とした場合、発電時間が数時間(3〜4時間)に限られてしまう。このため、災害による停電が発電機の燃料タンクで対応できる時間を超えて長期間に亘った場合、或いは輪番停電となって電力が供給される時間の間隔が発電機の燃料タンク容量で対応できる時間を超える状況となった場合、非常用発電機の運転を継続して施設を適切に運営するためには、非常用の燃料補助タンクが必要となる。そこで、本発明者は、以下に述べる燃料補助タンク1を開発した。
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る燃料補助タンク(燃料備蓄タンク)1は、燃料を貯蔵するためのタンク本体2と、タンク本体2が損傷したとき損傷部から流出する燃料を貯留するため、タンク本体2の下方に配置された底板3および底板3の周縁から上方に延設された縦板4から構成された防油堤5と、防油堤5の貯留量を少なくともタンク本体2の容量以上とするため、タンク本体2を防油堤5の底板3から上方に浮かせて支持する支持脚6と、を備えている。
また、この燃料補助タンク1は、支持脚6によって底板3から浮かせて支持されたタンク本体2の上方、前方、後方、右方および左方を、間隙を隔てて覆うカバー7と、カバー7の側部に設けられ、通常は閉じられタンク本体2から燃料を取り出すときに開かれる開閉扉8とを備えており、カバー7の下縁が防油堤5の上縁に接続されていて、カバー7および防油堤5から成る外殻9によってタンク本体2が間隙を隔てて内包された二重殻タンク構造となっている。以下、燃料補助タンク1を構成する各部品(要素)について詳述する。
(タンク本体2)
図2、図4に示すように、タンク本体2は、直方体形状に形成されており、容量は500〜1000リットル程度(発電機自体に備えられている通常の燃料タンクの10倍程度)に設定されている。タンク本体2の容量が500〜1000リットル程度であれば、非常用発電機の燃料消費量を20〔リットル/時間〕とした場合、数日間の発電に対応できる。タンク本体2の材質には、通常、ステンレスや鋼等の金属が用いられるが、樹脂等を用いて軽量化を図ってもよい。また、タンク本体2の形状は、直方体に限られず、立方体、球形、円筒等の形状であってもよい。
図2、図4に示すように、タンク本体2は、直方体形状に形成されており、容量は500〜1000リットル程度(発電機自体に備えられている通常の燃料タンクの10倍程度)に設定されている。タンク本体2の容量が500〜1000リットル程度であれば、非常用発電機の燃料消費量を20〔リットル/時間〕とした場合、数日間の発電に対応できる。タンク本体2の材質には、通常、ステンレスや鋼等の金属が用いられるが、樹脂等を用いて軽量化を図ってもよい。また、タンク本体2の形状は、直方体に限られず、立方体、球形、円筒等の形状であってもよい。
図4に示すように、タンク本体2の長手方向の一側面(カバー7に開閉扉8が設けられた側の面)の下部には、燃料取出管10が設けられており、燃料取出管10には、開閉弁(開閉コック)が設けられている。燃料取出管10は、本実施形態においてはタンク本体2の幅方向に間隔を隔てて2個設けられているが、1個でもよく、3個以上でも構わない。図4(a)に示すように、タンク本体2の底板は、燃料取出管10が設けられた側がその反対側よりも低くなるように、傾斜されている。タンク本体2内の燃料を全て適切に燃料取出管10から排出するためである。
図4(a)、図4(b)に示すように、タンク本体2の底板の最下部には、水抜管11が設けられており、水抜管11には、開閉コックが設けられている。水抜管11は、タンク本体2の内部の水を排出するものである。すなわち、雨天時に燃料をタンク本体2に給油する場合や、タンク本体2の内面に結露した水等によって燃料に水が混ざった場合、水は燃料よりも比重が大きいためタンク本体2の底部に貯留されるところ、その水が水抜管11から排出される。
(防油堤5)
図2、図3に示すように、タンク本体2の下方には、タンク本体2が損傷したとき損傷部から流出する燃料を貯留するため、防油堤5が設けられている。防油堤5は、タンク本体2の下方に配置された長方形状の底板3と、底板3の周縁から上方に延設された縦板4とから構成されている。防油堤5には、タンク本体2およびその内部の燃料の重量が加わるため、かかる重量を適切に支持すべく、底板3および縦板4の材質には、ステンレスや鋼等の金属が用いられている。また、防油堤5の貯留量がタンク本体2の容量以上となるように、底板3の面積および縦板4の高さが設定されている。縦板4は、防油堤5の貯留量を稼ぐため、開閉扉8が設けられたカバー8の正面側の縦板4aを除き、鉛直に形成されている。
図2、図3に示すように、タンク本体2の下方には、タンク本体2が損傷したとき損傷部から流出する燃料を貯留するため、防油堤5が設けられている。防油堤5は、タンク本体2の下方に配置された長方形状の底板3と、底板3の周縁から上方に延設された縦板4とから構成されている。防油堤5には、タンク本体2およびその内部の燃料の重量が加わるため、かかる重量を適切に支持すべく、底板3および縦板4の材質には、ステンレスや鋼等の金属が用いられている。また、防油堤5の貯留量がタンク本体2の容量以上となるように、底板3の面積および縦板4の高さが設定されている。縦板4は、防油堤5の貯留量を稼ぐため、開閉扉8が設けられたカバー8の正面側の縦板4aを除き、鉛直に形成されている。
図2、図3(a)に示すように、開閉扉8が設けられたカバー7の正面側の縦板4aは、鉛直ではなく、外側に倒れるように傾斜されている。この構成によれば、作業者は、開閉扉8の前に立った際、足のつま先を傾斜された縦板4aの下方に差し入れることで、カバー7に可及的に近付くことができる。これにより、作業者が、開かれた開閉扉8の開口19からカバー7内に携行用燃料タンク12を入れる際、或い逆に取り出す際に、作業効率が向上する。
詳述すると、図3(a)に示すように、カバー7(外殻9)内にて満タン状態に給油された携行用燃料タンク12を、開かれた開閉扉8の開口19からカバー7(外殻9)の外に取り出す際、作業者が足のつま先を傾斜された縦板4aの下方に差し入れることで、作業者の足の裏と携行用燃料タンク12との距離が、縦板4aに傾斜が無い場合と比べて小さくなる。このため、作業者は、重量のある携行用燃料タンク12を効率よく持ち上げることができる。また、持ち上げた携行用燃料タンク12の底部を傾斜された縦板4aの内面に滑らせることで、携行用燃料タンク12の重量の一部を傾斜された縦板4aに支持させることができ、作業者の作業負担が軽減される。
図3(a)、図3(b)に示すように、開閉扉8が設けられたカバー7の正面側の縦板4aの下部には、油抜管13が設けられており、油抜管13には、開閉コックが設けられている。油抜管13は、万一、タンク本体2が破損損傷してタンク本体2から燃料が流出して防油堤5に貯留された場合、防油堤5に貯留された燃料を外部に適切に排出するために設けられる。なお、図2においては、作図の都合上、油抜管13を省略している。
(支持脚6)
図2、図4に示すように、タンク本体2の底板の下面には、支持脚6が設けられている。支持脚6は、タンク本体2を防油堤5の底板3から浮かせて支持することで、防油堤5の貯留量を少なくともタンク本体2の容量以上とするために設けられる。本実施形態においては、防油堤5の貯留量は、タンク本体2の容量の110%に設定されている。但し、100%以上であれば何%でも構わない。
図2、図4に示すように、タンク本体2の底板の下面には、支持脚6が設けられている。支持脚6は、タンク本体2を防油堤5の底板3から浮かせて支持することで、防油堤5の貯留量を少なくともタンク本体2の容量以上とするために設けられる。本実施形態においては、防油堤5の貯留量は、タンク本体2の容量の110%に設定されている。但し、100%以上であれば何%でも構わない。
図4に示すように、支持脚6は、タンク本体2の底板の四辺に沿って夫々配設されたL型材から枠状に組まれた枠部材14と、枠部材14の四隅から下方に延設された脚部材15と、脚部材15の下端に加わる重量を防油堤5の底板3に伝達する面積を広げるための基礎部材16と、脚部材同士15を連結する補強部材17とを備えている。なお、図2においては、作図の都合上、枠部材14、補強部材17を省略している。
基礎部材16は、本実施形態ではコ字型材が用いられているが、耐荷重性を向上させるために中実のブロック材を用いてもよい。脚部材15および補強部材17は、本実施形態ではL型材が用いられているが、H型材や角パイプ材等を用いてもよい。また、図4(a)に示すように、枠部材14には、タンク本体2の横ずれを押さえるためのブラケット18が溶接されている。
支持脚6を構成する各部材(枠部材14、脚部材15、基礎部材16、補強部材17)は、ステンレスや鋼等の金属からなり、溶接によって一体化されている。このように一体化された支持脚6は、基礎部材16が防油堤5の底板3に溶接されることで、防油堤5の底板3に固定されている。そして、支持脚3の枠部材14の上に、タンク本体2が載置されて溶接されている。
(カバー7)
図2、図3に示すように、支持脚6によって防油堤5の底板3から浮かせて支持されたタンク本体2は、カバー7によって覆われている。カバー7は、底部が開口された略直方体形状の箱体からなり、直方体形状のタンク本体2の上方、前方、後方、右方および左方を、間隙(クリアランス)を隔てて覆うように形成されている。なお、カバー7とタンク本体2との間隙は、例えば10〜15cm程度(後述するように作業者がボルトナット24a、24bを緩める際に腕を挿入できる程度)に設定される。
図2、図3に示すように、支持脚6によって防油堤5の底板3から浮かせて支持されたタンク本体2は、カバー7によって覆われている。カバー7は、底部が開口された略直方体形状の箱体からなり、直方体形状のタンク本体2の上方、前方、後方、右方および左方を、間隙(クリアランス)を隔てて覆うように形成されている。なお、カバー7とタンク本体2との間隙は、例えば10〜15cm程度(後述するように作業者がボルトナット24a、24bを緩める際に腕を挿入できる程度)に設定される。
カバー7の材質には、本実施形態ではステンレス等の金属が用いられているが、軽量化を図るため樹脂等を用いてもよい。すなわち、カバー7には、タンク本体2およびその内部の燃料の重量が実質的に加わらないため、それらの重量が加わる防油堤5よりも軽く強度の小さい材質(樹脂、アルミ合金等)を使用することが可能となる。
(開閉扉8)
図2、図3に示すように、カバー7の側部には、通常は閉じられタンク本体2から燃料を取り出すときに開かれる開閉扉8が設けられている。開閉扉8は、防油堤5の傾斜された縦板4aが設けられた側である、カバー7の正面側の側部に設けられている。開閉扉8は、カバー7の正面側の側部に形成された開口19に蝶番20によって開閉自在に取り付けられており、開閉操作をするための開閉ハンドル21および開閉を規制する鍵22が備えられている。
図2、図3に示すように、カバー7の側部には、通常は閉じられタンク本体2から燃料を取り出すときに開かれる開閉扉8が設けられている。開閉扉8は、防油堤5の傾斜された縦板4aが設けられた側である、カバー7の正面側の側部に設けられている。開閉扉8は、カバー7の正面側の側部に形成された開口19に蝶番20によって開閉自在に取り付けられており、開閉操作をするための開閉ハンドル21および開閉を規制する鍵22が備えられている。
(外殻9)
図2、図3に示すように、カバー7の下縁が防油堤5の上縁に隙間なく液密に接続されており、カバー7および防油堤5によって、タンク本体2を間隙(クリアランス)を隔てて内包する外殻9が形成されている。すなわち、この燃料補助タンク1は、カバー7および防油堤5から成る外殻9によって、タンク本体2が間隙を隔てて内包された二重殻タンク構造となっている。また、カバー7は、防油堤5に対して、着脱自在となっており、カバー7を防油堤5から取り外すことで、タンク本体2が露出するようになっている。
図2、図3に示すように、カバー7の下縁が防油堤5の上縁に隙間なく液密に接続されており、カバー7および防油堤5によって、タンク本体2を間隙(クリアランス)を隔てて内包する外殻9が形成されている。すなわち、この燃料補助タンク1は、カバー7および防油堤5から成る外殻9によって、タンク本体2が間隙を隔てて内包された二重殻タンク構造となっている。また、カバー7は、防油堤5に対して、着脱自在となっており、カバー7を防油堤5から取り外すことで、タンク本体2が露出するようになっている。
詳しくは、図3、図4に示すように、カバー7および防油堤5から成る外殻9の内部には、カバー7と防油堤5とを接続するためのフランジ23が、接続部となる開口の周方向に沿って、カバー7および防油堤5の夫々に形成されており、フランジ23には、カバー7と防油堤5とを連結切離自在に締結するボルトナット24a、24bが、フランジ23の長手方向に間隔を隔てて複数設けられている。そして、作業者がカバー7(外殻9)の外部から内部のボルトナット24aを緩め或いは締める際には、カバー7の正面側の側部に設けられた開閉扉8を開き、その開口19に腕を差し入れることで、カバー7の内部のボルトナット24a(開閉扉8に近い側のボルトナット24a)を緩め或いは締める。すなわち、カバー7の正面側の側部に設けられた開閉扉8を開いたときの開口19が、カバー7(外殻9)の外部から内部のボルトナット24a(開閉扉8に近い側のボルトナット24a)にアクセス(到達)するための作業口となる。
(ルーバー25)
他方、図3(c)に示すように、カバー7の背面側(正面側とは反対側)の側部には、カバー7(外殻9)の内外を換気するためのルーバー25が、ビス26によって着脱自在に取り付けられている。詳しくは、カバー7の背面側の側部には、ルーバー25を取り付けるための開口27が幅方向に間隔を隔てて2個形成されており、これら開口27には、ルーバー25がビス26によって着脱自在に取り付けられている。そして、作業者がカバー7(外殻9)の外部から内部のボルトナット24bを緩め或いは締める際には、カバー7の背面側の側部に設けられたルーバー25を取り外し、その開口27に腕を差し入れることで、カバー7の内部のボルトナット24b(ルーバー25に近い側のボルトナット24b)を緩め或いは締める。すなわち、ルーバー25を取り外したときの開口27が、カバー7(外殻9)の外部から内部のボルトナット24b(ルーバー25に近い側のボルトナット24b)にアクセス(到達)するための作業口となる。
他方、図3(c)に示すように、カバー7の背面側(正面側とは反対側)の側部には、カバー7(外殻9)の内外を換気するためのルーバー25が、ビス26によって着脱自在に取り付けられている。詳しくは、カバー7の背面側の側部には、ルーバー25を取り付けるための開口27が幅方向に間隔を隔てて2個形成されており、これら開口27には、ルーバー25がビス26によって着脱自在に取り付けられている。そして、作業者がカバー7(外殻9)の外部から内部のボルトナット24bを緩め或いは締める際には、カバー7の背面側の側部に設けられたルーバー25を取り外し、その開口27に腕を差し入れることで、カバー7の内部のボルトナット24b(ルーバー25に近い側のボルトナット24b)を緩め或いは締める。すなわち、ルーバー25を取り外したときの開口27が、カバー7(外殻9)の外部から内部のボルトナット24b(ルーバー25に近い側のボルトナット24b)にアクセス(到達)するための作業口となる。
(通気管28)
図2、図3に示すように、タンク本体2の上部には、タンク本体2内の燃料のベーパー(燃料蒸気)を排出して内圧を下げるための通気管28が設けられている。通気管28は、タンク本体2からカバー7を貫通して上方に延出されており、夏季等において気温の上昇によって蒸発したタンク本体2内の燃料のベーパーを、タンク本体2とカバー7との間ではなく、カバー7の外部に排出する。これにより、タンク本体2内の内圧上昇を回避でき、且つ、タンク本体2とカバー7との間すなわち外殻9の内部に燃料のベーパーが充満することはない。
図2、図3に示すように、タンク本体2の上部には、タンク本体2内の燃料のベーパー(燃料蒸気)を排出して内圧を下げるための通気管28が設けられている。通気管28は、タンク本体2からカバー7を貫通して上方に延出されており、夏季等において気温の上昇によって蒸発したタンク本体2内の燃料のベーパーを、タンク本体2とカバー7との間ではなく、カバー7の外部に排出する。これにより、タンク本体2内の内圧上昇を回避でき、且つ、タンク本体2とカバー7との間すなわち外殻9の内部に燃料のベーパーが充満することはない。
(給油口29、ハッチ30)
図2、図3に示すように、タンク本体2の上部には、タンク本体2内に燃料を給油するための給油口29が設けられており、カバー7の上部には、タンク本体2の給油口29の位置に合わせてハッチ30が開閉自在に設けられている。この構成によれば、通常は閉じられているハッチ30を開くことで、カバー7の外部から内部のタンク本体2に燃料を給油できる。すなわち、タンク本体2がカバー7および防油堤5から成る外殻9で覆われた二重殻タンク構造であっても、カバー7のハッチ30を開くことで、タンク本体2の上部から燃料を、重力を利用してタンク本体2に適切に給油できる。なお、ハッチ30には、開閉を規制する鍵が設けられており、タンク本体2の上部には、内部に貯蔵された燃料の液位を表示する液位計31が設けられている。
図2、図3に示すように、タンク本体2の上部には、タンク本体2内に燃料を給油するための給油口29が設けられており、カバー7の上部には、タンク本体2の給油口29の位置に合わせてハッチ30が開閉自在に設けられている。この構成によれば、通常は閉じられているハッチ30を開くことで、カバー7の外部から内部のタンク本体2に燃料を給油できる。すなわち、タンク本体2がカバー7および防油堤5から成る外殻9で覆われた二重殻タンク構造であっても、カバー7のハッチ30を開くことで、タンク本体2の上部から燃料を、重力を利用してタンク本体2に適切に給油できる。なお、ハッチ30には、開閉を規制する鍵が設けられており、タンク本体2の上部には、内部に貯蔵された燃料の液位を表示する液位計31が設けられている。
(作用・効果)
図2に示すように、本実施形態に係る燃料補助タンク1によれば、タンク本体2の上方、前方、後方、右方、左方がカバー7で覆われ、タンク本体2の下方が底板3と縦板4から深皿状に形成された防油堤5で覆われているので、タンク本体2のどの部分が破損してもそこから噴出する燃料をカバー7および防油堤5から成る外殻9の内方に閉じ込めることができ、燃料が周囲に飛散する事態を防止できる。
図2に示すように、本実施形態に係る燃料補助タンク1によれば、タンク本体2の上方、前方、後方、右方、左方がカバー7で覆われ、タンク本体2の下方が底板3と縦板4から深皿状に形成された防油堤5で覆われているので、タンク本体2のどの部分が破損してもそこから噴出する燃料をカバー7および防油堤5から成る外殻9の内方に閉じ込めることができ、燃料が周囲に飛散する事態を防止できる。
また、本実施形態に係る燃料補助タンク1は、防油堤5の上縁とカバー7の下縁とが隙間なく液密に接続されており、防油堤5およびカバー7から成る外殻9によってタンク本体2を間隙(クリアランス)を隔てて内包する二重殻タンク構造となっているので、タンク本体2とカバー7(外殻9)との間隙を小さくしてもタンク本体2から噴出する燃料の飛散を確実に防止でき、タンク本体2とカバー7(外殻9)との間隙を小さくすることで、燃料補助タンク1の外形をコンパクトに構成できる。よって、ビルの屋上等、狭いスペースにも設置できる。
また、本実施形態に係る燃料補助タンク1においては、外殻9とその内部に収容されたタンク本体2との間隙が空気断熱層として機能するので、夏季等において外殻9が炎天下の直射日光に晒される状況であっても、タンク本体2内に貯蔵された燃料の温度上昇を抑制できる。よって、タンク本体2内で蒸発する燃料のベーパーの量を抑制でき、安全性が高い。なお、図3(c)に示すカバー7の背面側の下部に設けたルーバー25と同様のものを図3(b)に示すカバー7の正面側の上部にも設け、温度上昇に伴うカバー7内の空気の自然対流によって、断熱材として機能するカバー7内の空気の換気を促進してもよい。
図2〜図4に示すように、タンク本体2の通気管28がカバー7を貫通してカバー7の外に延出されているので、夏季等においてタンク本体2内の燃料の油温が上昇した際、タンク本体2内で蒸発した燃料のベーパーを、タンク本体2とカバー7との間ではなく、カバー7の外へ排出できる。よって、タンク本体2内の内圧上昇を回避でき、且つ、カバー7の内部すなわち外殻9の内部に燃料のベーパーが充満することはなく、安全性が高い。
また、タンク本体2の上部に、タンク本体2内に燃料を給油するための給油口29を設け、カバー7の上部に、タンク本体2の給油口29の位置に合わせてハッチ30を開閉自在に設けたので、ハッチ30を開くことで、二重殻タンク構造であっても、タンク本体2の上部から燃料を給油口29に注ぎ入れることで、燃料を押込ポンプ等を用いることなく重力の作用によってタンク本体2に適切に給油できる。また、ハッチ30に鍵が設けられているので、給油口29から燃料を抜き取る窃盗を防止できる。
図3、図4に示すように、カバー7と防油堤5とを連結するボルトナット24a、24bが、カバー7と防油堤5とから構成された外殻9の内部に設けられているので、外殻9の外部からは原則としてボルトナット24a、24bを緩めることができず、悪戯や燃料窃盗目的でカバー7が外される事態を未然に防止できる。
但し、図3(b)に示す開閉扉8を開き、図3(c)に示すルーバー25を取り外すことで、開閉扉8を開いたときの開口19、ルーバー25を取り外したときの開口27を通じて、外殻9の外部から内部のボルトナット24a、24bにアクセスできる。従って、必要に応じてボルトナット24a、24bを適切に緩めることができ、カバー7の取り外しが可能となる。ここで、開閉扉8には鍵22が設けられており、ルーバー25を取り外すためにはビス26を緩める必要があるので、カバー7の取り外しを制限でき、悪戯や燃料窃盗を回避できる。
このように、ボルトナット24a、24bを緩めてカバー7を防油堤5から上方に取り外すことで、タンク本体2が露出するので、タンク本体2の経年劣化などを定期的に目視チェックすることが可能となり、消防法の要請を満足できる。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。例えば、本発明は、非常用発電機用の燃料補助タンクに限られるものではなく、一般的な燃料備蓄タンクにも適用できる。
本発明は、タンク本体が破損、損傷した場合、タンク本体から流出する燃料を防油堤で貯留するようにした燃料備蓄タンクに利用できる。
1 燃料補助タンク(燃料備蓄タンク)
2 タンク本体
3 底板
4 縦板
5 防油堤
6 支持脚
7 カバー
8 開閉扉
9 外殻
19 開閉扉8を開いたときの開口
22 開閉扉8の鍵
24a ボルトナット
24b ボルトナット
25 ルーバー
26 ビス
27 ルーバー25を取り外したときの開口
28 通気管
29 給油口
30 ハッチ
2 タンク本体
3 底板
4 縦板
5 防油堤
6 支持脚
7 カバー
8 開閉扉
9 外殻
19 開閉扉8を開いたときの開口
22 開閉扉8の鍵
24a ボルトナット
24b ボルトナット
25 ルーバー
26 ビス
27 ルーバー25を取り外したときの開口
28 通気管
29 給油口
30 ハッチ
Claims (3)
- 燃料を貯蔵するためのタンク本体と、該タンク本体が損傷したとき損傷部から流出する燃料を貯留するため、前記タンク本体の下方に配置された底板および該底板の周縁から上方に延設された縦板から構成された防油堤と、該防油堤の貯留量を少なくとも前記タンク本体の容量以上とするため、前記タンク本体を前記防油堤の底板から上方に浮かせて支持する支持脚と、該支持脚によって前記底板から浮かせて支持された前記タンク本体の上方、前方、後方、右方および左方を、間隙を隔てて覆うカバーとを備え、該カバーの下縁が前記防油堤の上縁に接続されていて、前記カバーおよび前記防油堤から成る外殻によって前記タンク本体が間隙を隔てて内包された二重殻タンク構造となっている燃料備蓄タンクであって、
前記タンク本体の上部に、前記タンク本体内に燃料を給油するための給油口が設けられ、前記カバーの上部に、前記カバーの外部から前記タンク本体の給油口に燃料を給油するため、前記タンク本体の給油口の位置に合わせてハッチが開閉自在に設けられ、前記カバーの側部に、通常は閉じられ前記タンク本体から燃料を取り出すときに開かれる開閉扉が設けられ、前記防油堤の底板に、前記タンク本体から取り出された燃料を貯留するため前記開閉扉を開いて前記外殻の内側に入れられた携行用燃料タンクを載置する載置スペースが設けられている、ことを特徴とする燃料備蓄タンク。 - 前記タンク本体の上部に、前記タンク本体内の燃料のベーパーを排出するための通気管を設け、該通気管が前記カバーの内方から外方に貫通しており、前記タンク本体内の燃料のベーパーを前記タンク本体と前記カバーとの間ではなく前記カバーの外部に排出する、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料備蓄タンク。
- 前記カバーおよび前記防油堤から成る外殻の内部に、前記カバーと前記防油堤とを連結切離自在に締結するボルトナットが設けられ、
前記カバーの側部に設けられた前記開閉扉に鍵が設けられ、該開閉扉を開いたときの開口が、前記外殻の外部から内部の前記ボルトナットにアクセスするための作業口となり、前記カバーの側部に、前記外殻の内外を換気するためのルーバーがビスによって着脱自在に取り付けられており、前記ルーバーを取り外したときの開口が、前記外殻の外部から内部の前記ボルトナットにアクセスするための作業口となる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料備蓄タンク。
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2019
- 2019-06-19 JP JP2019113328A patent/JP2020026312A/ja active Pending
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