JP3000264U - 鋼板製防油堤 - Google Patents

鋼板製防油堤

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JP3000264U JP61394U JP61394U JP3000264U JP 3000264 U JP3000264 U JP 3000264U JP 61394 U JP61394 U JP 61394U JP 61394 U JP61394 U JP 61394U JP 3000264 U JP3000264 U JP 3000264U
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JP61394U
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Inventor
修吉 稲留
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稲留工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 家庭用油タンクから落ちた油を散逸させない
ための囲いで、かつ簡素な形態で製造基準にもなり得る
防油堤を提供すること。 【構成】 鋼板製箱形油溜め1の底板1aの上に四個の
タンク載置用束石2を固定し、その上面の基礎ボルト3
によりタンク踏板8を締め付け固定する。束石2の平ら
な下面の面積は敷地Gの強さに応じて余分な凹みを生ぜ
しめない大きさとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は家庭用油タンクから落ちた油を散逸させないための防油堤で、特に 鋼板製で底板が付いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用油タンク(500l以上、1000l未満)に防油堤を付ける条例は平 成2年から施行されたので、従来技術というほどのものは無い。消防署から出さ れた設置基準は、自治体により少し異なるが、大体、防油堤は鉄筋コンクリート でも鋼板製でも良いとし、その構造についての規定はない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、家庭用とはいえ満タン時1トン近くになる油タンクを沈下、傾斜 のおそれなく支持する部分と、そのまわりを油密にとり巻く囲い部分とを、簡素 でしかも洩れない形態にまとめ、今後の製造基準にもなり得る防油堤の開発を目 的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の鋼板製防油堤は、底板と周囲壁からなる鋼板製箱形油溜めと、据え 付ける油タンクの脚の位置に合わせて、上記底板上、四箇所に固定したタンク載 置用束石と、上記各束石の上面に突出した、タンク脚の踏板締付用基礎ボルトと を備え、上記各束石の平らな下面の面積は、その下方の敷地に余分な凹みを生ぜ しめない大きさである事を特徴とする。
【0005】
【作用】
底板も周囲壁も鋼板で作った防油堤は、タンクから落ちた油を散逸させないた めには最も優れているが、その薄い底板に1トン近い重量の油タンクの脚を載せ られない。あえて載せようとすれば、底板の下の敷地を厚い基礎コンクリートに する必要がある上、薄い底板にタンクの脚をボルト締めするのは強度上、油密構 造上、好ましくない。
【0006】 この考案は油溜めの底板の上、四箇所に束石を載せ、この束石の上面の基礎ボ ルトに油タンクの踏板をボルト締めするようにしたから、油タンクの重量は四箇 の束石を介して、油溜め底板とその下の地表を圧下する。従って、その束石の平 らな下面の面積を、敷地の強さに応じた広さにすることにより、底板や敷地に余 分な凹みを生ずる恐れなく、半永久的に油タンクを安定に支持できる。
【0007】
【実施例】
図1,2にこの考案の一実施例を示す。鋼板製箱形油溜めを1、その長方形の 底板を1a、周囲壁を1b、四個の束石を2、その上面に出た基礎ボルトを3、 油タンクを4、その脚を5、その連結梁を6、筋かいを7、踏板を8、敷地をG としている。敷地は土、砂利、コンクリートと不定である。
【0008】 油タンク4には周知の給油口9、通気管10、レベルゲージ11、ストレーナ 付き取り出し弁12、ドレン抜き13等が付いている。油溜め1は2.3mm以 上の鋼板により油洩れのないように作られ、雨水が溜ったら、側壁下部の水抜き 栓14を開いて取り出す。
【0009】 油タンク4の脚5は連結梁6と筋かい7により、十分地震に耐えられるように しているのは当然として、さらに四本の脚5相互間の間隔を不変に保つことによ り、底板1a上の各束石2が相対移動するのを防ぐ作用もある。
【0010】 束石2の上面に基礎ボルト3が出ていて、タンク脚の踏板8をナットで締め付 けるのは従来通りである。
【0011】 束石2の平らな底面の面積は、敷地が軟弱でなければ、市販の束石の底面より やゝ大きく作れば足りる。
【0012】 油溜め底板に載った束石2の固定手段は自由で、設計者の工夫に任せるが、束 石2の下面に接着剤を塗るとか、底板1aの上に突起物を溶着して、その突起物 を束石2の下面に予め作った凹みに嵌める等、容易に考えられるが、図3のよう に、束石2の下面に予めアンカーボルト15を突出させておき、その部分の敷地 Gを局部的に掘り込んだ穴に外側からコンクリートCを流し込んで固めてもよい 。束石2と底板1aとの間に洩れ止め用ゴム板パッキン16を挟んでいる。
【0013】 なお、この考案の実施態様は上記実施例に限定されるものでない。
【0014】
【考案の効果】
この考案は、通常、敷地に載せたり、埋めたりして使うタンク載置用束石を、 箱形油溜めの底板上に固定するという変わった使い方をしたが、これによって油 タンクの重量が四箇の束石の、敷地強度に応じた下面の面積に分散して底板、敷 地を圧下することになり、薄い鋼板である底板を余分に凹める恐れがなく、半永 久的に油タンクを安定に支持できるようにした。
【提出日】平成6年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は家庭用油タンクから落ちた油を散逸させないための防油堤で、特 に鋼板製で底板が付いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用油タンク(500l以上、1000l未満)に防油堤を付ける条例は平 成2年から施行されたので、従来技術というほどのものは無い。消防署から出さ れた設置基準は、自治体により少し異なるが、大体、防油堤は鉄筋コンクリート でも鋼板製でも良いとし、その構造についての規定はない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、家庭用とはいえ満タン時1トン近くになる油タンクを沈下、傾斜 のおそれなく支持する部分と、そのまわりを油密にとり巻く囲い部分とを、簡素 でしかも洩れない形態にまとめ、今後の製造基準にもなり得る防油堤の開発を目 的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の鋼板製防油堤は、底板と周囲壁からなる鋼板製箱形油溜めと、据え 付ける油タンクの脚の位置に合わせて、上記底板上、四所に固定したタンク載 置用束石と、上記各タンク載置用束石の上面に突出した、脚の踏板締付用基礎ボ ルトとを備え、上記各タンク載置用束石の平らな下面の面積は、その下方の敷地 に余分な凹みを生ぜしめない大きさである事を特徴とする。
【0005】
【作用】
底板も周囲壁も鋼板で作った防油堤は、タンクから落ちた油を散逸させない ためには最も優れているが、その薄い底板に1トン近い重量の油タンクの脚を載 せられない。あえて載せようとすれば、底板の下の敷地を厚い基礎コンクリート にする必要がある上、薄い底板にタンクの脚をボルト締めするのは強度上、油 密構造上、好ましくない。
【0006】 この考案は、鋼板製箱形油溜めの底板の上、四所にタンク載置用束石を載せ 、この各タンク載置用束石の上面の踏板締付用基礎ボルトに油タンクの踏板をボ ルト締めするようにしたから、油タンクの重量は四タンク載置用束石を介し て、底板とその下の地表を圧下する。従って、タンク載置用束石の平らな下面の 面積を、敷地の強さに応じた広さにすることにより、底板や敷地に余分な凹みを 生ずる恐れなく、半永久的に油タンクを安定に支持できる。
【0007】
【実施例】
図1,2にこの考案の一実施例を示す。鋼板製箱形油溜めを1、その長方形の 底板を1a、周囲壁を1b、四個の束石を2、その上面に出た基礎ボルトを3、 油タンクを4、その脚を5、その連結梁を6、筋かいを7、踏板を8、敷地をG としている。敷地は土、砂利、コンクリートと不定である。
【0008】 油タンク4には周知の給油口9、通気管10、レベルゲージ11、ストレーナ 付き取り出し弁12、ドレン抜き13等が付いている。鋼板製箱形油溜め1は2 .3mm以上の鋼板により油洩れのないように作られ、雨水が溜ったら、周囲壁 1b 下部の水抜き栓14を開いて取り出す。
【0009】 油タンク4の脚5は連結梁6と筋かい7により、十分地震に耐えられるように しているのは当然として、さらに四本の脚5相互間の間隔を不変に保つことによ り、底板1a上の各束石2が相対移動するのを防ぐ作用もある。
【0010】 束石2の上面に基礎ボルト3が出ていて、脚5の踏板8をナットで締め付ける のは従来通りである。
【0011】 束石2の平らな底面の面積は、敷地が軟弱でなければ、市販の束石の底面よ りやゝ大きく作れば足りる。
【0012】 鋼板製箱形油溜め1の底板1aに載った束石2の固定手段は自由で、設計者の 工夫に任せるが、束石2の下面に接着剤を塗るとか、底板1aの上に突起物を溶 着して、その突起物を束石2の下面に予め作った凹みに嵌める等、容易に考えら れるが、図3のように、束石2の下面に予めアンカーボルト15を突出させてお き、その部分の敷地Gを局部的に掘り込んだ穴に外側からコンクリートCを流し 込んで固めてもよい。束石2と底板1aとの間に洩れ止め用ゴム板パッキン16 を挟んでいる。
【0013】 なお、この考案の実施態様は上記実施例に限定されるものでない。
【0014】
【考案の効果】
この考案は、通常、敷地に載せたり、埋めたりして使うタンク載置用束石を、鋼板製 箱形油溜めの底板上に固定するという変わった使い方をしたが、これによ って油タンクの重量が四タンク載置用束石の、敷地強度に応じた下面の面積 に分散して底板、敷地を圧下することになり、薄い鋼板である底板を余分に凹め る恐れがなく、半永久的に油タンクを安定に支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案一実施例の立面図。
【図2】同上側面図。
【図3】束石固定方法の一実施例立面図である。
【符号の説明】
1 油溜め 2 束石 3 基礎ボルト
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 鋼板製防油堤
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案一実施例の立面図である
【図2】同上側面図である
【図3】束石固定方法の一実施例立面図である。
【符号の説明】 1 鋼板製箱形油溜め1a 底板1b 周囲壁 2 束石 3 基礎ボルト 油タンク 敷地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と周囲壁からなる鋼板製箱形油溜め
    と、据え付ける油タンクの脚の位置に合わせて、上記底
    板上、四箇所に固定したタンク載置用束石と、 上記各束石の上面に突出した、タンク脚の踏板締付用基
    礎ボルトとを備え、上記各束石の平らな下面の面積は、
    その下方の敷地に余分な凹みを生ぜしめない大きさであ
    る事を特徴とする鋼板製防油堤。
JP61394U 1994-01-19 1994-01-19 鋼板製防油堤 Expired - Lifetime JP3000264U (ja)

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