JP2020025148A - 自動組立装置および位置制御方法 - Google Patents

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雄祐 中西
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Abstract

【課題】互いに接近・離間させられる一対の可動子を備えた自動組立装置の改良であり、例えば、一対の可動子の位置精度を向上させることである。【解決手段】本自動組立装置は、互いに近接・離間することで、2本のリード線に接して折り曲げる一対の可動子を備えたクリンチユニットと、クリンチユニットを一対の基板搬送レーンの間で水平方向に移動させるユニット水平移動装置と、鉛直線周りに回転させるユニット回転装置とを含むものである。ユニット水平方向移動装置とユニット回転装置との制御により、一対の可動子の位置を精度よく制御することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、互いに接近・離間可能な一対の可動子を備えた自動組立装置、一対の可動子の位置を制御する位置制御方法に関するものである。
特許文献1には、互いに接近・離間可能に設けられた一対の測定子を用いて歯車の歯厚を測定する歯厚測定装置が記載されている。本歯厚測定装置においては、一対の測定子が1つの駆動源により直線的に接近・離間させられる。
特開平5−209703号公報
本発明の課題は、互いに接近・離間させられる一対の可動子を備えた自動組立装置の改良であり、例えば、一対の可動子の位置精度を向上させることである。
本発明に係る自動組立装置は、互いに近接・離間することで、2本のリード線に接して折り曲げる一対の可動子を備えたクリンチユニットと、クリンチユニットを一対の基板搬送レーンの間で水平方向に移動させるユニット水平移動装置と、鉛直線周りに回転させるユニット回転装置とを含むものである。ユニット水平方向移動装置とユニット回転装置との制御により、一対の可動子の位置を精度よく制御することができる。
本発明の一実施形態であるカットアンドクリンチ装置を含むリード部品装着機を示す斜視図である。本カットアンドクリンチ装置は本発明の一実施形態である対基板作業機の一例である。 上記リード部品装着機に含まれる部品挿入装置を示す斜視図である。 上記カットアンドクリンチ装置と上記リード部品装着機に含まれる基板搬送装置の斜視図である。 上記カットアンドクリンチ装置の斜視図である。 上記カットアンドクリンチ装置の要部を示す斜視図である。 上記カットアンドクリンチ装置に含まれるカットアンドクリンチユニットの一部断面図である。 上記リード部品装着機の制御装置を概念的に示すブロック図である。 (a)、(b)上記カットアンドクリンチユニットの作動図(リード線を切断して、折り曲げる状態を示す図)である。 上記カットアンドクリンチ装置の制御装置の記憶部に記憶されたずれ量取得プログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶されたカットアンドクリンチプログラムを表すフローチャートである。 上記ずれ量取得プログラムの実行により取得された設定ピッチの変化に伴うずれ量の変化を示す図である。(a)ピッチずれ量、(b)軸線ずれ角、(c)中心点ずれ量 上記ずれ量取得プログラムの実行により取得された可動子の実際の位置の目標位置からのずれ量を概念的に示す図である。 上記リード部品装着機の座標軸と前記カットアンドクランチユニットの座標軸との相対位置関係を示す図である。 上記カットアンドクリンチユニットの実際の位置と目標位置との関係を示す図である。(a) 0<θ<90°の場合、(b) θ=0の場合
以下、本発明の一実施形態を、図を参照しつつ説明する。なお、本発明は、下記実施形態の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
図1に示すように、自動組立装置(電子回路組立装置)の一種であるリード部品装着機は、(a)組立装置本体10,(b)基板搬送装置12,(c)部品供給装置14,(d)部品挿入装置16、(e)カットアンドクリンチ装置18等を含む。
基板搬送装置12は、回路基板P(以後、基板Pと略称する)を水平な姿勢で搬送して保持するものである。図1において、xは基板搬送装置12による基板Pの搬送方向であり、yは基板Pの幅方向であり、zは基板Pの厚み方向、すなわち、リード部品装着機の上下方向である。これら、x方向、y方向、z方向は互いに直交する。
部品供給装置14は、基板Pに装着される部品を供給するものであり、例えば、複数のテープフィーダを含むものとしたり、複数のトレイを含むものとしたりすること等ができる。本実施形態においては、リード線を備えた部品であるリード部品が供給される。
部品挿入装置16は、部品供給装置14において供給されたリード部品を受け取って、基板搬送装置12に保持された基板Pの予め定められた位置に設けられた貫通穴に挿入するものである。部品挿入装置16は、基板搬送装置12の上方に設けられ、図2に示すように、2つの作業ヘッド20,21および作業ヘッド移動装置22を含む。作業ヘッド移動装置22は、x方向移動装置24,y方向移動装置25およびz方向移動装置26,27を含む。作業ヘッド20,21は、x方向移動装置24およびy方向移動装置25により水平面内の任意の位置へ一体的に移動させられ、z方向移動装置26,27によりそれぞれ、個々に独立してz方向に移動させられ得る。2つの作業ヘッドのうちの一方の作業ヘッド20は、リード部品を保持する部品保持ツール28(例えば、チャックや吸着ノズル等とすることができる)を備えたものである。カメラ30は、基板Pの基準位置マーク(フィデューシャルマーク)を撮像する目的で設けられたものであり、作業ヘッド20と一体的に移動可能に設けられる。本実施形態において、カメラ30は作業ヘッド20が着脱可能に取り付けられたzスライダに固定的に取り付けられている。
カットアンドクリンチ装置18は、基板搬送装置12の下方に設けられたものであり、基板Pに形成された貫通穴に上方から挿入されたリード部品のリード線の基板Pの下方から突出した部分を所定の長さに切断するとともに、基板Pの裏面に沿って曲げることにより、リード部品を基板Pに仮止めする装置である。カットアンドクリンチ装置18は、図3〜6に示すように、カットアンドクリンチユニット34と、カットアンドクリンチユニット34を移動(直線移動と回転とを含む)させるユニット移動装置36とを含む。
カットアンドクリンチユニット34は、(a)ユニット本体38、(b)ユニット本体38に水平方向に直線的に移動可能に保持された一対の第1可動部40a,b、(c)第1可動部40a,bの各々に、水平方向に相対移動可能に保持された一対の第2可動部42a,b、(d)ユニット本体38に設けられ、一対の第1可動部40a,bを互いに接近・離間させることにより、これら一対の第1可動部40a,bの間隔(ピッチ)を変更するピッチ変更装置44等を含む。
ピッチ変更装置44は、(1)駆動源である1つのピッチ変更用モータ(以下、Pモータと略称する)46、(2)Pモータ46の回転を直線移動に変換して一対の第1可動部40a,bを直線移動させる運動変換機構47、(3)ユニット本体38に水平な方向に延びて設けられた第1ガイドレール48等を含む。運動変換機構47は、(i)右ねじ部50と左ねじ部51とを同軸に備えた雄ねじ部材52と、(ii)右ねじ部50、左ねじ部51にそれぞれ螺合された一対のナット53a,bとを含む。ナット53a,bには、第1ガイドレール48との係合部を有する第1可動部本体54a,bが一体的に移動可能に保持される。ピッチ変更用モータ46の作動により、一対の第1可動部40a,bが互いに接近・離間させられるのであり、一対の第1可動部40a,bの間のピッチが変更される。
図6に示すように、一対の第1可動部本体54a,bには、それぞれ、一対の第2可動部42a,bが、個別に水平方向に相対移動可能に、第2可動部移動装置56a,bを介して保持される。第2可動部移動装置56a,bは、(a)第1可動部本体54a,bの各々に固定的に設けられた第2可動部駆動源としてのエアシリンダ60a,b、(b)エアシリンダ60a,bの出力軸のz方向の移動を水平方向の移動に変換して第2可動部42a,bを水平方向に移動させる運動変換機構62a,b、(c)第1可動部本体54a,bの各々に水平方向に延びて設けられた第2ガイド溝63a,b等を含む。運動変換機構62a,bは、カム機構を含むものであり、第1可動部本体54a,bに設けられ、傾斜したカム溝が形成されたカム64a,bと、カム64a,bのカム溝にそれぞれ係合させられたカムフォロワとしてのローラ65a,bとを含み、ローラ65a,bに、第2ガイド溝63a,bとの係合部を有する第2可動部本体66a,bが一体的に移動可能に保持される。本実施形態においては、エアシリンダ60a,bの作動による出力軸の昇降に伴ってカム64a,bが昇降させられ、それに伴って第2可動部42a,bが互いに接近・離間させられる。
第1可動部40a,bは、鉛直方向に延びるリード線挿入穴68a,bを有する。リード線挿入穴68a,bは、第1可動部40a,bの上端面に開口を有し、その開口縁が固定刃70a,bとされる。それに対して、第2可動部42a,bの上端部は概してL字形状を成し、上方に延びた部分とほぼ直角に曲げられた部分とを有する。その直角に曲げられた部分である刃形成部74a,bは、第1可動部40a,bの上端面の上方に位置し、リード線挿入穴68a,bの開口に対向する部分に、上下方向に貫通したリード線案内穴76a,bが形成される。刃形成部74a,bのリード線案内穴76a,bの下端開口縁が可動刃78a,bとされる。
本実施形態において、第1可動部40a,bが一対の可動子に対応するが、第1可動部40a,bのうちのリード線挿入穴68a,bの開口を含む部分が可動子80a,bに対応すると考えることもできる。また、ピッチ変更装置44により、第1可動部40a,bと第2可動部42a,bとは一体的に水平方向に移動可能とされるため、第1可動部40a,bと第2可動部42a,b(特に、リード線案内穴76a,bの刃形成部74a,bの上端開口縁を含む部分)とによって可動子が構成されると考えることもできる。
ユニット移動装置36は、カットアンドクリンチユニット34を、x方向に移動させるx方向移動装置86、y方向へ移動させるy方向移動装置87、z方向へ移動させるz方向移動装置88、鉛直線回りに回転させるθ回転装置89等を含む。
x方向移動装置86は、図3,4に示すように、(1)x軸モータ90(図7参照)、(2)x軸方向に延びたx軸ガイド91、(3)x軸モータ90の回転を直線移動に変換するボールねじ機構92、(4)ボールねじ機構92のナット92Nに保持されるともにx軸ガイド91に係合させられたxスライダ93を含む。
y方向移動装置87は、xスライダ93に設けられ、(1)y軸モータ94、(2)y方向に延びたy軸ガイド95、(3)ボールねじ機構96、(4)ボールねじ機構96のナット96Nに保持されるとともに、y軸ガイド95に係合させられたyスライダ97等を含む。
z方向移動装置88は、yスライダ97に設けられ、(1)z軸モータ100、(2)z方向に延びたガイド101、(3)ボールねじ機構102、(4)ボールねじ機構102のナットに保持される一方、ガイド101に係合させられたzスライダ103等を含む。zスライダ103は、カットアンドクリンチユニット34を支持するユニット支持部材としての機能も有する。
θ回転装置89は、zスライダ(ユニット支持部材)103に設けられ、(1)カットアンドクランチユニット34を鉛直線回りに回転させる駆動用モータ104(以下、θモータ104と略称する)、(2)θモータ104の回転に伴って鉛直線回りに回転させられる回転テーブル106を含み、回転テーブル106にユニット本体38が一体的に回転可能に設けられる。
本実施形態において、θが0の場合において、カットアンドクリンチユニット34の座標系(xc、yc、zc)とリード部品装着機の座標系(x、y、z)とは一致するが、カットアンドクリンチユニット34がθ回転装置89により鉛直線回りに回転させられることにより、座標系(xc、yc、zc)が座標系(x、y、z)に対してz軸回りに回転させられる。以下、カットアンドクリンチユニット34の座標系を表す場合には、添え字cを付し、リード部品装着機の座標系と区別する。
また、カットアンドクリンチユニット34の座標系において、第1可動部40a,bの移動方向(接近・離間方向)がxc方向とされるのであり、可動子80a,bはxc軸上に位置する。
リード部品装着機全体はコンピュータを主体とするメイン制御装置140によって制御される。メイン制御装置140にはコンピュータを主体とする部品供給制御部142,基板搬送制御部144、部品挿入制御部146およびカットアンドクリンチ制御部148等が互いに通信可能に接続されている。これら制御部142,144,146,148は、前述の部品供給装置14,基板搬送装置12、部品挿入装置16、カットアンドクリンチ装置18をそれぞれ制御する。また、カットアンドクリンチ制御部148には、Pモータ46、x軸モータ90、y軸モータ94、z軸モータ100、θモータ104等が図示しない駆動回路を介して接続される。
なお、リード部品装着機において、部品供給装置14等の各装置毎に制御部が設けられることは不可欠ではなく、メイン制御装置140の指令に基づいてすべての装置が制御されるようにすることができる等、制御装置の構成は本実施形態におけるそれに限らない。
<カットアンドクリンチ装置の作動>
{ カットアンドクリンチ作動 }
本リード部品装着機においては、図8(a)、(b)に示すように、2本のリード線La,bを備えたリード部品Aが基板搬送装置12によって搬送された基板Pの予め定められた位置に装着される。
部品供給装置14によって供給されたリード部品Aは、部品挿入装置16の作業ヘッド20,21によって把持され、リード線La,bが基板Pに形成された貫通穴170a,bに挿入されることにより、基板Pに載置される。一方、カットアンドクリンチ装置18においては、リード線挿入穴68a,bが貫通穴170a,bに対向する位置(リード線La,bに対応する位置)に達するように、カットアンドクリンチユニット34がx、y方向に移動させられ、鉛直線回りに回転させられる。また、一対のリード線挿入穴68a,bの間のピッチがリード線La,bのピッチ(貫通穴170a,bのピッチ)とほぼ同じになるように、一対の可動子80a,bが接近・離間させられる。
リード線La,bは、図8(a)に示すように基板Pの貫通穴170a,b、リード線案内穴76a,bを経てリード線挿入穴68a,bに達する。この状態で、第2可動部42a,bが第1可動部40a,bに対して相対移動させられることにより、図8(b)に示すようにリード線La,bが切断されるとともに曲げられる。切断されたリード線の先端部Lad、Lbdは、通路を経て本体38に取り付けられたごみ箱172(図6参照)へ収容される。
しかし、雄ねじ部材52の加工精度の問題、ガイド48の設置誤差等に起因して、リード線挿入穴68a,bの位置がずれ、リード部品Aのリード線La,bが、貫通穴170a,bを経てリード線挿入穴68a,bに良好に挿入されない場合がある。
例えば、図14(a)に示すように、基板Pの位置R1,R2に形成された貫通穴170a,bに、リード部品Aのリード線La,bが挿入される場合には、カットアンドクリンチユニット34は、実線が示す姿勢に至るように制御される。具体的には、一対の可動子80a,bの中心点C(図5参照。リード線挿入穴68a,bの中心点の間の中心点と同じ。)が目標中心点Crefに達するように水平方向に移動させられ、一対の可動子80a,bが通る直線である軸線αが目標軸線αrefと平行となるように鉛直線回りに回転させられる。また、一対の可動子80a,bのピッチが目標ピッチPrefとなるように変更されるのである。しかし、実際には、破線が示す位置に移動させられ、中心点がC*に位置し、実際のピッチがP*となり、軸線がα*となり、一対の可動子80a,bがQ1,2に位置し、目標位置R1,2からずれる場合がある。
なお、リード部品Aの装着が行われる場合においては、目標中心点Cref、目標軸線αref、目標ピッチPrefは、リード部品Aの基板Pへの装着位置、姿勢、リード線の間隔等で決まるが、後述するように、リード部品Aの装着が行われない場合には、誤差等がないと仮定した場合の位置や値をいう。例えば、可動子80a、bが制御指令値通りに移動させられたと仮定した場合の、可動子80a、bの位置を目標位置、中心点の位置を目標中心点等と称する。
また、以下、可動子80a,bの位置とは、リード線挿入穴68a,bの中心点の位置をいい、可動子80a,bの中心点とは、リード線挿入穴68a,bの各々の中心点の間の中心点をいう。
さらに、図12(a)〜(d)、図14(a),(b)においては、理解を容易にするためにずれを大きく書いたが、実際のずれはわずかである。
一方、x軸モータ90、y軸モータ94、θモータ104が非作動状態にあり、Pモータ46のみが作動させられた場合において、誤差等がないと仮定した場合には、一対の可動子80a,bはxc軸上を直線的に互いに接近・離間させられるはずである。中心点Cは常に同じ点にあり、軸線αはxc軸と一致するはずである。しかし、実際には、図12(a)〜(d)に示すように、一対の可動子80a,bの各々の実際の位置(太線の丸で示す)が目標位置(三重丸で示す)からずれる場合がある。また、一対の可動子80a、bのずれに伴って、図12(b)、(d)に示すように、可動子80a,bの実際の中心点C*も目標中心点Crefからずれ、実際の軸線α*もxc軸に対して傾き、実際のピッチP*もPモータ46の制御指令値に応じた目標ピッチPrefとは異なる大きさとなる場合があるのである。
それに対して、ピッチ変更装置44が、第1可動部40a,bの各々に対応して駆動源を1つずつ個別に有する場合において、中心点Cがxc軸上(一対の可動子80a,bが通る軸線上)においてずれた場合には、個別の駆動源の制御により中心点Cを目標中心点Crefに近づけることが可能である。しかし、一対の可動子40a,bに対して駆動源が1つの場合に、中心点Cのずれをその1つの駆動源(Pモータ46)の制御によって修正することは困難である。また、中心点Cがxc軸線から外れてずれた場合には、個別の駆動源を備えた場合であっても、中心点Cのずれを修正することは困難である。
そこで、本実施形態においては、リード部品の基板Pへの装着が行われていない場合、換言すれば、基板Pが搬送されていない状態において、目標ピッチPrefを変化させ、Pモータ46の制御指令値を変化させつつ実際の可動子80a,bの各々の位置の目標位置からのずれ量を取得する。そして、取得された実際の可動子80a,bの各々の位置のずれ量を使って、(x)実際の中心点C*の目標中心点Crefからのずれ量(中心点ずれ量)、(y)可動子80a,bを実際に通る軸線α*と目標軸線αrefとの角度のずれ(軸線ずれ角)、(z)可動子80a,bの実際のピッチP*と目標ピッチPrefとのずれ量(ピッチずれ量)が取得され、目標ピッチ(または制御指令値)との関係がテーブル化されて(以下、これらの関係を表すテーブルをずれテーブルと称する)記憶される。そして、ずれテーブルから取得されたずれ量に基づいて補正値が取得され、補正値に基づいてx軸モータ90、y軸モータ94、Pモータ46、θモータ104等に対する制御指令値が作成される。以下、ずれテーブルを取得する際に変更させられる目標ピッチを設定ピッチと称する。実際の制御における目標ピッチと区別するためである。
なお、実際の位置と目標位置とのずれ量を取得することは不可欠ではなく、2つの可動子80a,bの実際の位置が取得されるだけでもよい。目標位置は既知であるからである。
{ ずれテーブルの取得 }
図9のフローチャートで表されるずれ取得プログラムの実行により、可動子80a、bの実際の位置と目標位置とのずれ量が取得され、ずれテーブルが取得される。本プログラムにおいて、設定ピッチPは初期値P0と最終値P(n)との間において、ΔPずつ段階的に変化させられる。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)、S2において、カットアンドクリンチユニット34は、ユニット移動装置36により予め定められた測定位置へ水平移動させられ、カットアンドクリンチユニット34の座標系(xc、yc、zc)がリード部品装着機の座標系(x、y、z)に一致するように鉛直線回りに回転させられる。S3において、設定ピッチP(j)が初期値P0とされる(j=0)。S4において、設定ピッチP(j){=P0+j・ΔP:j=0〜n}が最終値P(n){=P0+n・ΔP}以下であるか否かが判定される。最初にS4が実行される場合には判定はYESであるため、S5において、制御指令値が設定ピッチP0に応じて作成されて、Pモータ46が制御される。その状態において、S6,7において、カメラ30によって、一対の可動子80a,bの各々が実際に撮像されることによって画像データが得られる。そして、得られた画像データに基づいて可動子80a,bの各々の実際の位置の目標位置からのずれ量が取得され、S8において、設定ピッチP0と対応づけて記憶される。
詳細には、カットアンドクリンチ制御部148から「可動子80a,bの撮像指令」が出力される。部品挿入装置16において、作業ヘッド20が第1位置(可動子80a,bの一方である可動子80aを撮像可能な位置)へ移動させられて、カメラ30によって、一方の可動子80aが実際に撮像される。その後、第2位置(他方の可動子80bを撮像可能な位置)へ移動させられて、他方の可動子80bが実際に撮像される。そして、得られた画像データが部品挿入制御部146から出力され、カットアンドクリンチ制御部148において受信される。カットアンドクリンチ制御部148において、可動子80a,bの実際の(xc、yc)座標上の位置が取得され目標位置とのずれ量が取得されるのである。例えば、図12(a)に示す場合において、可動子80a,bの各々の実際の位置の目標位置からのずれ量{座標(xc、yc)上のx成分、y成分}が、可動子80a,bの各々に対して下式に示すように取得される。
da(0)={dxa(0),dya(0)}
db(0)={dxb(0),dyb(0)}
そして、S9において、設定ピッチがΔP変化させられて、S10において、jが1増加させられて、S4において、設定ピッチP(1)が最終値P(n)以下であるか否かが判定される。この場合には、判定がYESであるため、S5〜10が繰り返し実行される。以下、設定ピッチP(j)が最終値P(n)以下の間、S5〜10が繰り返し実行され、設定ピッチP(j)がΔPずつ変化させられる毎に、可動子80a,bの各々の実際の位置と目標位置とのずれ量が取得されるのである。そのうちに、設定ピッチP(j)が最終値P(n)より大きくなると、S4の判定がNOとなり、S11において、ずれテーブルが作成される。
S11において、取得された可動子80a,bの位置のずれ量{da(j),db(j)}の各々に基づき、(x)ピッチずれ量dp(j)、(y)軸線ずれ角dθ(j)、(z)中心点ずれ量dC(j)が取得されて、設定ピッチP(j)と対応づけて記憶される。例えば、図12(b)に示す場合には、ピッチずれ量dp(k-1)、中心点ずれ量dC(k-1)={dx0(k-1)、dy0(k-1)}、軸線ずれ角dθ(k-1)が取得され、設定ピッチP(k-1)と対応づけて記憶され、図12(d)に示す場合には、ピッチずれ量dp(k+1)、中心点ずれ量dC(k+1)={dx0(k+1)、dy0(k+1)}、軸線ずれ角dθ(k+1)が取得され、設定ピッチP(k+1)と対応づけて記憶される。
以上のように取得された設定ピッチP(j)とピッチずれ量dp(j)、軸線ずれ角dθ(j)、中心点ずれ量dC(j)との関係であるずれテーブルの一例を、図11(a)、(b)、(c)に示す。ずれテーブルは予め取得されてカットアンドクリンチ制御装置148の記憶部に記憶しておくことが望ましい。
なお、ΔPは正の値であっても負の値であってもよく、設定ピッチは漸増させられるようにしても漸減させられるようにしてもよい。
また、ずれテーブルを予め作成して、記憶させておくことは不可欠ではない。設定ピッチP(j)と一対の可動子80a,bの実際の位置の目標位置からのずれ量との関係がわかれば、その都度、ピッチずれ量dp、軸線ずれ角dθ、中心点ずれ量dCを取得することができるからである。
{ ずれに基づく実際の制御 }
図10のフローチャートで表されるカットアンドクリンチプログラムの実行により、リード部品Aのリード線La,bのカットアンドクリンチが行われる。
S21において基板Pが搬入され、S22においてその基板Pに挿入される複数(m個)のリード部品A(i)(i=0〜m−1)の各々に関する情報が取得される。具体的には、リード部品A(i)の各々について、リード部品A(i)が基板Pに装着される位置で決まる目標中心点Cref(i){xref(i)、yref(i)}、2本のリード線La(i),Lb(i)のピッチで決まる目標ピッチPref(i)、リード部品A(i)の基板Pに装着される姿勢で決まる目標回転角度θref(i)がそれぞれ取得される。S23において、リード部品A(i)の番号iが0(i=0)とされ、リード部品A(0)で決まる情報が読み込まれる。S24において、リード部品Aの番号iがmより小さいか否かが判定される。最初にS24が実行された場合には判定はYESであるため、S25において、目標ピッチPref(0)とずれテーブルとに基づき目標ピッチPref(0)である場合のずれが取得され、x軸モータ90、y軸モータ96、Pモータ46、θモータ104の各々について補正値が求められる。そして、S26〜28において、補正値に基づいて制御指令値が作成されて、制御される。
S25において、目標ピッチがPref(0)である場合の、ピッチずれ量dp、軸線ずれ角dθ、中心点ずれ量dCは、ずれテーブルに基づき補間法により取得される。なお、ここでは、一般的に、目標ピッチがPref(i)の場合について説明する。
(1)目標ピッチPref(i)について、式1を満たす2つの設定ピッチP(k-1)、P(k)が、図11(a)のずれテーブルに基づいて取得される。
P(k-1)≦Pref(i)<P(k)・・・(式1)
(2)そして、図11(a)、(b)、(c)のずれテーブルから、それぞれ、設定ピッチP(k-1)と関連して記憶されているピッチずれ量dp(k-1)、軸線ずれ角dθ(k-1)、中心点ずれ量{dx0(k-1),dy0(k-1)}が取得され、設定ピッチP(k)と関連して記憶されているピッチのずれ量dp(k)、軸線ずれ角dθ(k)、中心点ずれ量{dx0(k)、dy0(k)}が取得される。
(3)補間法により、目標ピッチPref(i)である場合のピッチずれ量dpref、軸線ずれ角dθref、中心点ずれ量(dxref′、dyref′)がそれぞれ取得される。
dpref=dp(k-1)+{dp(k)−dp(k-1)}・{Pref(i)−P(k-1)}/ΔP
dθref=dθ(k-1)+{dθ(k)−dθ(k-1)}・{Pref(i)−P(k-1)}/ΔP
dxref′=dx0(k-1)+{dx0(k)−dx0(k-1)}・{Pref(i)−P(k-1)}/ΔP
dyref′=dy0(k-1)+{dy0(k)−dy0(k-1)}・{Pref(i)−P(k-1)}/ΔP
(4)中心点ずれ量については、さらに、ユニット移動装置36(リード部品装着機)の座標系(x、y)とカットアンドクリンチユニット34の座標系(xc、yc)との相対位置関係が考慮される。中心点ずれ量は、カットアンドクリンチユニット34における誤差等に起因して生じたものであるが、このずれが、ユニット移動装置36の制御により修正される。そのため、座標変換により、カットアンドクリンチユニット34の座標系において生じた中心点ずれ量の、ユニット移動装置36の座標系(リード部品装着機の座標系)における値が取得される。例えば、図13に示すように、カットアンドクリンチユニット34がθref(i)回転された場合には、カットアンドクリンチユニット34における中心点ずれ量(dxref′、dyref′)が、ユニット移動装置36の座標系においては、式2,3に示す値とされる(ただし、β=θref(i)とする)。
dxref←(dxref′・cosβ+dyref′・sinβ)・・・(式2)
dyref←(−dxref′・sinβ+dyref′・cosβ)・・・(式3)
以上のように取得されたずれ量は、図14(a)、(b)に示すように、カットアンドクリンチユニット34において実線が示す位置(ずれ等がないと仮定した場合に制御指令値通りに移動させられた場合の位置)と破線が示す位置(実際の位置)との差であり、カットアンドクリンチユニット34が実線が示す位置に近づくように制御するための、制御指令値の補正値に対応する。
S26〜28において、x軸モータ90、y軸モータ94、θモータ104、Pモータ46への制御指令値が作成されて、制御される。制御指令値x*、y*、θ*、P*は、式4〜7に示すように、ずれがないと仮定した場合の制御指令値xref、yref、θref、Prefから補正値dxref、dyref、dθref、dPrefを引いた値とされる。
x*=xref−dxref
y*=yref−dyref
θ*=θref−dθref
P*=Pref−dpref
図14(b)に示す場合には、θref(i)は0であるため、θモータ104への制御指令値は(−dθref)となり、x軸モータ90、y軸モータ94に対する補正値はdxref(=dxref′)、dyref(=dyref′)となる。
なお、本実施形態において、目標移動量(回転量)を制御指令値として記載したが、実際の制御においては目標移動量等に基づいて決まる供給電流量等が制御指令値として用いられる場合等がある。
S25〜28の実行により、カットアンドクリンチユニット34はほぼ目標位置へ移動させられる。例えば、図14(a)、(b)の場合には、ほぼ実線で示す位置に移動させられるのである。S29において、カットアンドクリンチユニット34が、リード線案内穴76a,bの開口が基板Pの貫通穴170a,bに下方から近接する高さまで上昇させられる。リード部品Aのリード線La,Lbが貫通穴170a,bを経てリード線挿入穴68a,bに挿入されると、S30において、第2可動部42a,bが第1可動部40a,bに対して相対的に水平方向へ移動させられる。それにより、リード線La,bが切断されて折り曲げられる。
その後、S31において、カットアンドクリンチユニット34が基板Pから離れるまで下降させられ、S32において、リード部品Aの番号が1増加させられた後に、S24に戻される。以下、S24〜32が繰り返し実行されることにより、複数のリード部品A(i)が挿入されて、リード線La、Lbのカットアンドクリンチが行われる。そして、m個のリード部品Aのすべてが装着された後に、S24の判定がNOとなり、S33において、基板Pが搬出される。
このように、本実施形態においては、ずれテーブルが予め作成されて、記憶される。そして、実際にカットアンドクリンチが行われる場合には、目標ピッチPref(i)とずれテーブルとに基づいて補間法により補正値が作成され、x軸モータ90、y軸モータ96、θモータ104、Pモータ46への制御指令値が作成される。その結果、一対の可動子80a,bの実際の位置を目標位置に良好に近づけることが可能となるのであり、可動子80a,bの位置精度を向上させることができる。その結果、リード部品Aのリード線La,Lbが正確にリード線挿入穴68a,bに挿入されるようにすることができる。
また、S9の設定ピッチの間隔ΔPが小さくされた場合は大きくされた場合に比較して、より詳細なずれテーブルを取得することができる。ずれテーブルに基づいて正確な補正値を作成して、制御指令値を作成することができ、x軸モータ90、y軸モータ94、θモータ104、ピッチモータ46を精度よく制御することができる。その結果、可動子80a,bの位置精度をより一層向上させることができる。
さらに、一対の第2可動部42a,bの中心点も目標中心点Crefにほぼ一致させることができる。その結果、第2可動部42a,bを、目標中心点Crefに対して対称に移動させることが可能となり、2本のリード線La,Lbの各々の切断長さや曲げ角度を互いに同じとすることができる。その結果、2本のリード線La,Lbのうちの一方が曲げ不足、他方が曲げ過ぎとなることにより、基板Pに負荷がかかるという事態が起き難くすることができる。また、2本のリード線La,Lbを、それぞれの曲げ部がほぼ一直線に並ぶように曲げることができる等、良好にカットアンドクリンチを行うことができる。
本実施形態において、x軸移動装置86、y軸移動装置87等によりユニット水平移動装置が構成され、θ回転装置89によりユニット回転装置が構成される。また、カットアンドクリンチ制御部148の図9のフローチャートで表されるずれ量取得プログラム、図10のフローチャートで表されるカットアンドクリンチプログラムを記憶する部分、実行する部分、図11(a)〜(c)に概念的に表すずれテーブルを記憶する部分等により可動子位置制御部が構成される。また、可動子位置制御部のうちのS25,26を記憶する部分、実行する部分等により水平移動制御部が構成され、S25,28を記憶する部分、実行する部分等により回転制御部が構成される。さらに、可動子位置制御部のうちのS25を記憶する部分、実行する部分、ずれテーブルを記憶する部分等により中心点ずれ量取得部、ずれ角取得部が取得される。なお、S25、S26〜28を記憶する部分、実行する部分等により位置補正部が構成される。また、可動子位置制御部のうちのS1〜7を記憶する部分、実行する部分等により実位置取得部が取得され、S11を記憶する部分、実行する部分等により実中心点取得部が構成される。
なお、補間法を用いることは不可欠ではなく、ずれテーブルからPref(i)に最も近いP(k)の値を用いるだけでもよい。また、ピッチずれ量、軸線ずれ角、中心点ずれ量のうちの1つ、または2に基づいて補正値が取得されるようにすることもできる。さらに、カメラの能力によっては、カメラを移動させることなく、一対の可動子80a、bの両方を1回で撮像できる場合もある。
また、本発明は、カットアンドクリンチユニットに限らず、一対の接近・離間可能な可動子の位置制御に広く適用することができる。
18:カットアンドクリンチ装置 34:カットアンドクリンチユニット 36:ユニット移動装置 40:第1可動部 42:第2可動部 44:ピッチ変更装置 68:リード線挿入穴 72:可動子 86:x軸移動装置 87:y軸移動装置 88:z軸移動装置 89:θ回転装置 170:貫通穴

Claims (9)

  1. 複数の貫通穴が形成された回路基板を一対の基板搬送レーンにおいて水平な姿勢で搬送するとともに、前記回路基板を固定的に保持する保持機能を備えた回路基板搬送装置と、
    2本のリード線を有するリード部品を保持して移動させる作業ヘッドと、
    前記回路基板に形成された前記複数の貫通穴のうちの一対の貫通穴に挿通された前記リード部品の前記2本のリード線を折り曲げるクリンチ装置と
    を備える自動組立装置であって、
    前記クリンチ装置が、
    互いに近接・離間することで前記2本のリード線に接して折り曲げる一対の可動子を備えたクリンチユニットと
    前記クリンチユニットを、前記一対の基板搬送レーンの間において、前記回路基板が搬送される方向および前記回路基板が搬送される方向と直交する方向の各々である水平方向にそれぞれ個別のモータで移動させるユニット水平移動装置と
    前記クリンチユニットを前記水平方向と直交する方向である鉛直線周りに回転させるユニット回転装置と
    を含むことを特徴とする自動組立装置。
  2. 前記ユニット水平移動装置が、前記ユニット回転装置を前記クリンチユニットとともに前記水平方向に移動させるものである請求項1に記載の自動組立装置。
  3. 前記ユニット水平移動装置が、前記ユニット回転装置を前記一対の基板搬送レーンの間で移動させるものである請求項1または2に記載の自動組立装置。
  4. 前記クリンチ装置が、前記クリンチユニットを前記水平方向と直交する方向である垂直方向に移動させるユニット垂直移動装置を備え、
    前記ユニット垂直移動装置が、前記クリンチユニットとともに、前記ユニット水平移動装置によって前記水平方向に移動させられる請求項1ないし3のいずれか1つに記載の自動組立装置。
  5. 前記クリンチ装置が、前記クリンチユニットを前記水平方向と直交する方向である鉛直線周りに回転させるユニット回転装置と、前記垂直方向に移動させるユニット垂直移動装置とを備え、
    前記ユニット回転装置が、前記クリンチユニットとともに前記ユニット垂直移動装置によって前記垂直方向に移動させられる請求項1ないし4のいずれか1つに記載の自動組立装置。
  6. 前記ユニット回転装置が、前記クリンチユニットを前記鉛直線回りに回転させることにより、前記回路基板が搬送される方向に対する前記一対の可動子の並ぶ方向の角度を変更する変更部を含む請求項1ないし5のいずれか1つに記載の自動組立装置。
  7. 前記クリンチユニットが、前記一対の可動子を互いに接近・離間させるエア駆動装置を含む請求項1ないし6のいずれか1つに記載の自動組立装置。
  8. 複数の貫通穴が形成された回路基板を水平な姿勢で搬送するとともに固定的に保持する回路基板搬送装置と、
    2本のリード線を有するリード部品を保持して移動させる作業ヘッドと、
    (a)互いに接近・離間させることで前記回路基板に形成された前記複数の貫通穴のうちの一対の貫通穴に挿通される前記リード部品の前記2本のリード線に接して折り曲げる一対の可動子を備えたクリンチユニットと、(b)前記クリンチユニットを上下方向に移動させる上下方向移動装置と、(c)前記クリンチユニットをモータで水平方向に移動させるユニット水平移動装置とを備えたクリンチ装置と
    を含む自動組立装置において、前記クリンチユニットが備える前記一対の可動子を動作させ前記2本のリード線に接して折り曲げる前に、前記一対の可動子の水平方向の位置および上下方向の位置を制御する位置制御方法であって、
    前記一対の可動子の前記水平方向の位置および上下方向の位置を、前記作業ヘッドに保持された前記リード部品の2本のリード線が挿通される、前記回路基板搬送装置に固定的に保持された前記回路基板に形成された複数の貫通穴のうちの一対の貫通穴に近接するように、前記クリンチユニットを、前記ユニット水平移動装置で移動させたのちに前記上下方向移動装置で移動させて、前記クリンチユニットが備える前記一対の可動子の前記水平方向および前記上下方向の位置を制御する工程を含む位置制御方法。
  9. 複数の貫通穴が形成された回路基板を一対の基板搬送レーンにおいて水平な姿勢で搬送するとともに、前記回路基板を固定的に保持する保持機能を備えた回路基板搬送装置と、
    2本のリード線を有するリード部品を保持して移動させる作業ヘッドと、
    (a)互いに接近・離間させることで前記回路基板に形成された前記複数の貫通穴のうちの一対の貫通穴に挿通された前記リード部品の前記2本のリード線に接して折り曲げる一対の可動子を備えたクリンチユニットと、(b)前記クリンチユニットを鉛直線周りに回転させるユニット回転装置と、(c)前記クリンチユニットと前記ユニット回転装置とを前記一対の基板搬送レーンの間で水平方向にモータで移動させるユニット水平移動装置とを備えたクリンチ装置と
    を含む自動組立装置において、前記クリンチユニットが備える前記一対の可動子を動作させ前記2本のリード線に接して折り曲げる前に、前記一対の可動子の水平方向の位置および前記一対の可動子の並ぶ向きを制御する位置制御方法であって、
    前記一対の可動子の前記水平方向の位置および前記並ぶ向きが、前記作業ヘッドに保持された前記リード部品の前記2本のリード線が挿通される、前記基板保持装置で固定的に保持された前記回路基板に形成された複数の貫通穴のうちの一対の貫通穴の水平方向の位置に近接し、かつ前記一対の貫通穴の並ぶ向きと平行となるように、前記クリンチユニットを前記ユニット水平移動装置および前記ユニット回転装置で移動させて、前記一対の可動子の水平方向の位置、および前記並ぶ向きを制御する工程を含む位置制御方法。
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