JP2020024628A - 預かり荷物配送システム及び預かり荷物配送方法 - Google Patents

預かり荷物配送システム及び預かり荷物配送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】荷物の持ち主が自身の移動先に荷物を配送する場合に、配送依頼の手続的、時間的制約を軽減するとともに、荷物の配送依頼から前記移動先での受領まで、荷物の盗難を防止するシステムを提供することを目的とする。【解決手段】荷物を所定の錠手段で施錠可能に収容する場所を提供し、荷物の配送を依頼する利用者の利用者通信端末から配送先情報を送信すると、当該利用者通信端末は、前記錠手段の施解錠する鍵情報を取得するとともに、前記配送先情報を取得した配送業者通信端末も前記鍵情報を取得する。前記錠手段は、前記鍵情報を受信した前記利用者通信端末及び前記配送業者通信端末から制御信号を受信することで施解錠可能に作動する。前記利用者は、前記荷物を収容する場所に預ける前に配送を依頼し、前記鍵情報の制御信号によって施錠可能な収容場所に随時荷物を預けることができる。【選択図】図10

Description

本発明は、利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送システム及び預かり配送方法に関するものである。
近年、海外からの観光需要喚起のため、いわゆるインバウンド事業が注目されているが、旅行者がトランクなど大きな荷物を所持している場合、移動の障害になることが多い。徒歩の移動が介在する場合、歩行の障害になるのはもとより、交通機関を利用して移動する場合でも、荷物の置き場所などに苦慮することがある。
かかる問題点に対して、従来、ユーザ(旅行者などの利用者)が配送運営主の公開する集荷情報を閲覧し、該集荷情報の集荷場所及び集荷時間に到着する配送運転手が運転する車両に荷物を預け、前記配送運転手は前記利用者の指定場所に直接又は他の配送業者を介して配送を行う物流ビジネスモデルが提案されていた(例えば、特許文献1参照。)すなわち、前記利用者からの集荷は、配送運営主が指定する複数の集荷場所で行い、当該複数の集荷場所を配送運転手が所定の順路及び時間で巡回し、所定の時間に集荷場所に到着する前記配送運転手に荷物を預けるという構成になっている。この構成によれば、利用者は、都合の良い時間を選択して、最寄りの集荷場所に行けば、荷物を目的地に配送することができる。
また、配送中の荷物が不正に開けられてしまう可能性を低減するとともに、かかる事態が発生した場合には速やかに利用者等にその旨を通知するために、対象物を施錠する施錠手段と、前記施錠手段による施錠を解錠するための解錠鍵の設定指示を受け付け、解錠鍵を設定する解錠鍵設定受付手段と、前記解錠鍵を用いた解錠要求に応じて前記施錠手段による施錠を解くとともに荷送人端末に対して解錠したことを通知(解錠通知)する解錠手段とを備えた配送管理システムが提案されていた(例えば、特許文献2参照。)この構成によれば、当地に不案内な旅行者であっても、安心して荷物を預けることができる。
特開2017−191441号公報 特開2010−89850号公報
しかし、特許文献1については、利用者が所望する荷物を預ける時間と運転手が到着する時間が一致しない場合は、配送運転手の到着まで集荷場所で待機しなければならず、時間的な制約が依然として解消されていないという課題があった。
また、特許文献1の課題に対して、例えば、配送運転手を待たずに、集荷場所に荷物を預けることができれば前記時間的な制約の課題は解決するが、荷物を預けることにより、荷物の盗難等を防ぐセキュリティ上の課題が生じる。この点、特許文献2記載の技術は、荷物の送り手と受け手との間の鍵情報のやり取りに関する技術であり、上記のように、荷物の送り手と受け手が同一の場合には、不要な手続である一方、集荷場所に預けた荷物の盗難防止という前記セキュリティ上の課題を解決する手段にはならない。
ところで、前記利用者の荷物の預け場所として、ロッカーが利用されることがある。この場合、例えば、指定された集荷場所にロッカーを設置し、所定の集荷時間に配送業者がロッカーを解錠して集荷する。しかし、前記ロッカーは、所定の規格(大きさ)で形成された筐体で構成されることから、収容可能な荷物が限定される。ロッカーの大きさは、大、中、小など大まかなバリエーションはあるものの、設置場所のスペース等の制約から大きさのバリエーションを十分に揃えて設置することが困難な場合もある。特に、長期滞在型の旅行者の大型トランクは、荷物を預けるニーズが大きいにもかかわらず、かかるトランクを収容可能なロッカーは必ずしも、多数設置されていないのが現状である。一方、荷物が収容できたとしても、個々の千差万別な荷物の大きさに対応させたものではないので、荷物の収容後にデッドスペースが生じる。この結果、ロッカーの設置場所における占有スペースにおける荷物の収容率が低くなるという問題があった。
本発明は、上記課題を解消させるためのものであり、旅行者のように、荷物の持ち主が自身の移動先に荷物の配送依頼をする場合に、配送依頼の手続的、時間的制約を軽減するとともに、配送依頼する荷物を収容する十分かつ効率的なスペースを確保し、さらに、荷物の配送依頼から前記移動先での荷物の受領まで、荷物の盗難を防止するシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成させるために、本発明にかかる預かり荷物配送システムは、荷物を所定の錠手段で施錠可能に収容する場所を提供し、荷物の配送を依頼する利用者の利用者通信端末から配送先情報を送信すると、当該利用者通信端末は、前記錠手段の施解錠する鍵情報を取得するとともに、前記配送先情報を取得した配送業者通信端末も前記鍵情報を取得する。前記錠手段は、前記鍵情報を受信した前記利用者通信端末及び前記配送業者通信端末から制御信号を受信することで施解錠可能に作動する。前記利用者は、前記荷物を収容する場所に預ける前に配送を依頼し、前記鍵情報の制御信号によって施錠可能な収容場所に随時荷物を預けることができる。
すなわち、利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送システムであって、
前記荷物の配送依頼をするために、前記荷物を留置可能に収容する収容手段と、
前記留置された荷物を錠止するとともに前記収容手段に係止する錠手段と、
通信網を介して、前記利用者通信端末から、少なくとも利用者特定情報と前記収容手段及び前記錠手段を備えた前記荷物の預け場所情報と配送先情報とを含む配送先情報と、前記預け場所に前記荷物を預けて前記錠手段によって施錠されたことを通知する荷物預け情報と、配送先から前記荷物を受け取ったことを通知する受け取り情報とを受け付け、前記配送業者通信端末から、前記預け場所で前記錠手段を解錠して前記荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報と、前記配送先に前記荷物を配送したことを通知する配送完了情報と、を受け付ける受信手段と、
前記配送先情報から、前記利用者通信端末及び前記配送業者通信端末による前記錠手段の施解錠を許容する鍵情報を生成する生成手段と、
前記通信網を介して、前記利用者通信端末及び前記配送業者通信端末に、前記鍵情報と、前記配送業者通信端末に、前記荷物預け情報に基づき、前記係止された荷物の引き取り指示をする引き取り指示情報と、前記配送完了情報に基づき、前記利用者通信端末に前記配送の完了を通知する完了通知情報と、を送信する送信手段と、
を備え、
前記錠手段は、前記荷物について、鍵情報を受信した前記利用者通信端末及び前記配送業者通信端末から近距離無線通信を介して発信される前記鍵情報を受信する鍵情報受信手段と、受信した鍵情報を構成する制御信号により、錠機構の施解錠の作動の制御を行う処理手段と、前記処理手段により前記錠機構を作動させる駆動手段を有することを主要な特徴とする。
この構成によれば、利用者は、利用者通信端末から予め前記配送先情報を送信しておけば、配送業者の集荷時間に所定の場所で待機することなく、荷物を留置することができ、前記利用者通信端末に割り当てられたユニークな鍵情報により、前記錠手段により、施解錠することが可能となる。
なお、前記収容手段は、接地面に対して対向して立設された2つの側壁と、前記両側壁間で挟持固定され、前記荷物を留置可能な載置板と、前記載置板から離間して平行に前記両側壁間で挟持固定された係止バーと、から構成され、
前記錠手段は、前記係止バーの長手方向に移動自在に遊挿された係止リングと、前記係止リングに線材を介して結合され、前記荷物を錠止する馬蹄形錠とから構成されるようにすればよい。
この構成によれば、収容手段を簡易な構造とすることができるため、設置場所の自由度が高くなるとともに、利用者自ら錠止する形態であるため、利用者にとって使い勝手のよい配送サービスを提供することが可能となる。また、少なくとも、収容できる荷物の大きさについて、前記ロッカーのような制限はなく、ロッカーのようなデッドスペースも生じない。
前記受信手段は、前記利用者通信端末から、前記近距離無線通信を介して、前記錠手段に前記鍵情報が発信されることによって自動的に送信される荷物預け情報を受信し、前記配送業者通信端末から、前記錠手段に前記鍵情報が発信されることによって自動的に送信される引き取り情報を受信するようにしてもよい。
この構成によれば、鍵情報による施解錠の操作で、前記諸情報が自動的に送信されるため、利用者、配送業者の作業負荷が軽減される。
前記生成手段は、前記鍵情報として前記錠手段の共通鍵を生成し、前記共通鍵は、前記鍵情報として前記送信手段によって前記利用者通信端末と前記配送業者通信端末に送信され、前記錠手段は、前記鍵情報受信手段により前記鍵情報を受信し、前記施錠とともに前記共通鍵を保存する保存手段と、解錠用の認証情報の生成並びに登録及び生成された認証情報を前記共通鍵によって暗号化及び復号化を行う暗号化・復号化手段と、前記暗号化された認証情報を、前記近距離無線通信を介して前記利用者通信端末に送信する認証情報送信手段と、を有し、
前記受信手段は、前記認証情報を受信した前記利用者通信端末を介して、前記認証情報を受信すると、前記送信手段によって、前記引き取り指示情報とともに前記認証情報を前記配送業者通信端末に送信し、
前記暗号化・復号化手段は、前記解錠時に、前記利用者通信端末又は前記配送業者通信端末から前記鍵情報受信手段で前記認証情報を受信すると、前記保存手段から読み出した前記共通鍵によって前記暗号化された認証情報を復号化し、前記登録されている認証情報と照合し、前記照合によって一致した場合にのみ前記制御信号によって解錠するようにしてもよい。
この構成によれば、共通鍵によって、錠手段へのアクセスに、認証情報の照合を介することができ、第三者の不正な解錠を阻止することができる。
前記収容手段は、前記利用者通信端末で読み取り可能な二次元コードを有する複数の錠手段を備え、前記受信手段は、前記二次元コードを読み取った前記利用者通信端末から、前記通信網を介して、前記読み取られた二次元コードを有する錠手段の錠特定情報とともに、前記配送先情報を受信すると、前記送信手段は、前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記読み取られた二次元コードを有する錠手段の鍵情報を送信する構成としてもよい。
この構成によれば、利用者は、利用者通信端末から予め配送先情報を送信していない場合でも、収容手段、すなわち、荷物の預け場所において、利用者可能な錠手段があれば、同所から、配送先情報を送信し、使用可能な錠手段を特定することができる。
また、本発明にかかる預かり荷物配送システムの別の形態によれば、前記荷物の配送先も前記荷物の収容場所と同一の構成とし、錠手段を利用者側錠手段と配送業者側錠手段とから構成して両者を結合し、配送時には、前記結合された錠手段とともに前記荷物を配送先に配送し、前記配送業者側錠手段によって、再び配送先で荷物を係止するような構成としてもよい。
すなわち、利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送システムであって、
前記荷物の配送依頼をするために、前記荷物を留置可能に収容する収容手段と、
前記留置された荷物を錠止する利用者側錠手段と前記錠止された荷物を前記収容手段に係止する配送業者側錠手段と前記利用者側錠手段と前記配送業者側錠手段とを結合する結合手段とから構成される錠手段と、
通信網を介して、前記利用者通信端末から、少なくとも利用者特定情報と前記収容手段及び前記錠手段を備えた前記荷物の預け場所情報と前記預け場所と同一の構成を有する配送先情報とを含む配送先情報と、前記預け場所に前記荷物を預け、前記利用者側錠手段で施錠されたことを通知する荷物預け情報と、配送先から前記荷物を受け取ったことを通知する受け取り情報とを受け付け、前記配送業者通信端末から、前記預け場所で前記配送業者側錠手段を解錠し、前記荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報と、前記配送先に前記配送業者側錠手段とともに利用者側錠手段で前記錠止された荷物を配送し、前記配送業者側錠手段で前記配送先の収容手段に係止したことを通知する配送完了情報と、を受け付ける受信手段と、
前記配送先情報から、前記利用者通信端末による前記利用者側錠手段の施解錠と前記配送業者通信端末による前記配送業者側錠手段の施解錠とを各々個別に許容する利用者側鍵情報及び配送業者側鍵情報を生成する生成手段と、
前記通信網を介して、前記利用者通信端末に前記利用者側鍵情報と、前記配送完了情報に基づき、前記配送の完了を通知する完了通知情報とを送信し、前記配送業者通信端末に、前記配送業者側鍵情報と、前記荷物預け情報に基づき、前記係止された荷物の引き取り指示をする引き取り指示情報とを送信する送信手段と、を備え、
前記利用者側錠手段は、前記荷物について、前記利用者側鍵情報を受信した利用者通信端末から近距離無線通信を介して発信される前記鍵情報を受信する利用者側鍵情報受信手段と、受信した利用者側鍵情報を構成する制御信号により、利用者側錠機構の施解錠の作動の制御を行う利用者側錠処理手段と、前記利用者側錠処理手段により、前記利用者側錠機構を作動させる利用者側錠駆動手段を有し、
前記配送業者側錠手段は、前記荷物について、前記配送業者側鍵情報を受信した前記配送業者通信端末から近距離無線通信を介して発信される前記配送業者側鍵情報を受信する配送業者側鍵情報受信手段と、受信した配送業者側鍵情報を構成する制御信号により、配送業者側錠機構の施解錠の作動の制御を行う配送業者側錠処理手段と、前記配送業者側錠処理手段により、前記配送業者側錠機構を作動させる配送業者側錠駆動手段を有することを主要な特徴とする。
この構成によれば、利用者側錠手段と配送業者側錠手段とを別にすることで、前記荷物を施錠した状態のままで配送可能になるとともに、配送先でも、預け場所と同様に配送業者側錠手段によって係止されるため、セキュリティ性が向上する。
なお、この別の形態の場合、前記配送業者側錠手段は、前記係止バーの長手方向に移動自在に遊挿状態で錠止可能な馬蹄形錠から構成され、前記利用者側錠手段は、前記配送業者側錠手段と線材で結合され、前記荷物を錠止する馬蹄形錠から構成されるようにすればよい。すなわち、二つの結合された錠手段を使用し、配送業者側錠手段は、前記収容手段に係止され、利用者側錠手段は、荷物を施錠するように構成すればよい。
また、前記配送業者側錠手段は、前記受信手段で、前記利用者通信端末から、前記荷物の配送途上で位置情報要求情報を受け付けると、前記送信手段から、位置情報取得指示情報を受け付ける受付手段と、受け付けた時点の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記取得された位置情報を前記受信手段に発信する位置情報発信手段と、を備え、前記送信手段は、前記受信した位置情報を前記利用者通信端末に送信する構成とすることもできる。
この構成によれば、例えば、いわゆるGPS(Global Positioning System)を利用して、荷物の配送状況を追跡することができる。
前記生成手段は、前記利用者側鍵情報として前記利用者側錠手段の利用者側共通鍵と、前記配送業者側鍵情報として前記配送業者側錠手段の配送業者側共通鍵とを生成し、前記利用者側共通鍵は、前記利用者側鍵情報として前記送信手段によって前記利用者通信端末に送信され、前記配送業者側共通鍵は、前記配送業者側鍵情報として前記送信手段によって前記配送業者通信端末に送信され、
前記利用者側錠手段は、前記利用者側鍵情報受信手段により前記利用者側鍵情報を受信し、前記施錠とともに前記利用者側共通鍵を保存する利用者側保存手段と、解錠用の利用者側認証情報の生成並びに登録及び生成された利用者側認証情報を前記利用者側共通鍵によって暗号化及び復号化を行う利用者側暗号化・復号化手段と、前記暗号化された利用者側認証情報を、前記近距離無線通信を介して前記利用者通信端末に送信する利用者側認証情報送信手段と、を有し、
前記配送業者側錠手段は、前記配送業者側鍵情報受信手段により前記配送業者側鍵情報を受信し、前記施錠とともに前記配送業者側共通鍵を保存する配送業者側保存手段と、解錠用の配送業者側認証情報の生成並びに登録及び生成された配送業者側認証情報を前記配送業者側共通鍵によって暗号化及び復号化を行う配送業者側暗号化・復号化手段と、前記暗号化された配送業者側認証情報を、前記近距離無線通信を介して前記配送業者通信端末に送信する配送業者側認証情報送信手段と、を有し、
前記利用者側暗号化・復号化手段は、前記解錠時に、前記利用者通信端末から前記利用者側鍵情報受信手段で前記利用者側認証情報を受信すると、前記利用者側保存手段から読み出した前記利用者側共通鍵によって前記暗号化された利用者側認証情報を復号化し、前記登録されている利用者側認証情報と照合し、前記照合によって一致した場合にのみ前記制御信号によって解錠し、
前記配送業者側暗号化・復号化手段は、前記解錠時に、前記配送業者通信端末から前記配送業者側鍵情報受信手段で前記配送業者側認証情報を受信すると、前記配送業者側保存手段から読み出した前記配送業者側共通鍵によって前記暗号化された配送業者側認証情報を復号化し、前記登録されている配送業者側認証情報と照合し、前記照合によって一致した場合にのみ前記制御信号によって解錠するようにしてもよい。
この構成によれば、共通鍵によって、錠手段へのアクセスに、認証情報の照合を介することができ、第三者の不正な解錠を阻止することができる。特に、前記錠手段が一つの場合と異なり、本構成では、利用者側錠手段と配送業者側錠手段とで各々異なる認証情報の照合を必要とするため、より高度にセキュリティ性を確保することができる。
前記収容手段は、複数の錠手段を備え、前記複数の錠手段を特定する錠情報を記憶する記憶手段と、前記受信手段が、前記配送先情報を受信すると、前記記憶手段から利用可能な錠手段の錠情報を読み出して特定の錠手段を指定する指定手段と、を有し、前記指定された錠手段は、前記鍵情報を受信した利用者通信端末から、前記荷物の預け場所で前記近距離無線通信を介して発信された制御信号により、可聴情報若しくは可視情報又は可聴情報及び可視情報によって表示される表示手段を有するようにしてもよい。
この構成によれば、利用者通信端末が前記複数の錠手段に近接することにより、利用可能な錠手段を直ちに判別することが可能となる。なお、可視情報は、例えば、LEDによって点灯、点滅表示すればよく、可聴情報は、例えば、ブザー音などによって音声情報を発するようにすればよい。
また、前記錠手段が一つの場合同様、前記収容手段は、前記利用者通信端末で読み取り可能な二次元コードを有する複数の利用者側錠手段を備え、
前記受信手段は、前記二次元コードを読み取った前記利用者通信端末から、前記通信網を介して、前記読み取られた二次元コードを有する利用者側錠手段の錠特定情報とともに、前記配送先情報を受信すると、前記送信手段は、前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記読み取られた二次元コードを有する利用者側錠手段の鍵情報を送信する構成としてもよい。
前記収容手段は、電力を供給する電源手段に接続され、前記駆動手段に必要な電力をワイヤレスで給電する給電手段を有し、前記錠手段は、前記給電された電力を受電する受電手段を有している構成としてもよい。
この構成によれば、錠手段のメンテナンスとして駆動源のバッテリー交換等の作業負荷を軽減することができる。なお、前記別の形態においては、前記駆動手段のほか、前記位置情報取得手段と前記位置情報発信手段に必要な電力を供給するようにしてもよい。
本発明にかかる預かり荷物配送方法は、利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送方法であって、
通信網を介して、前記利用者通信端末から、少なくとも、利用者特定情報と前記荷物を留置可能に係止して収容し、前記留置された荷物を所定の錠で錠止する所定の預け場所情報と配送先情報とを含む配送先情報を受け付けるステップと、
前記受け付けた配送先情報から、前記所定の錠の施解錠を許容し、前記所定の錠の錠機構を駆動する制御信号を含む鍵情報を生成するステップと、
前記通信網を介して、前記生成された鍵情報を前記利用者通信端末に送信するステップと、
前記鍵情報を受信した利用者通信端末が、近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記所定の錠の錠機構を駆動し、前記荷物を施錠するとともに、前記通信網を介して、前記荷物を前記預け場所に係止したことを通知する荷物預け情報を受信するステップと、
前記通信を網介して、前記配送業者通信端末に、前記係止された荷物の引き取りを指示する引き取り指示情報とともに、前記鍵情報を送信するステップと、
前記鍵情報を受信した前記配送業者通信端末が、近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記錠機構を駆動し、前記所定の錠を解錠するとともに、前記通信網を介して、前記預け場所から前記荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報を受信するステップと、
前記通信網を介して、前記配送業者通信端末から、前記配送先に前記荷物を配送したことを通知する配送完了情報を受信するステップと、
前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記配送の完了を通知する完了通知情報を送信するステップと、
前記利用者通信端末が、前記通信網を介して、前記配送先で前記荷物を受け取った通知を受信するステップと、
を有することを特徴とする。
この構成によれば、手続のステップとして、荷物の預け場所に行く前に、配送業者への手続、すなわち、配送先情報を予め送信することができるので、荷物を預ける時点では、煩雑な手続が不要となり、また、所定の錠により、利用者は、適時荷物を預けることができるので、時間的な制約から解放される。
また、別の形態として、利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送方法であって、
通信網を介して、前記利用者通信端末から、少なくとも、利用者特定情報と、前記荷物を留置可能に係止して収容し、前記留置された荷物を利用者側錠で錠止し、前記利用者側錠で錠止されている前記荷物を前記利用者側錠に結合された配送業者側錠で係止可能な所定の預け場所情報と、前記所定の預け場所と同一の構成を有する配送先情報と、を含む配送先情報を受け付けるステップと、
前記受け付けた配送先情報から、前記利用者側錠と配送業者側錠の施解錠を個別に許容し、前記利用者側錠と配送業者側錠が個別に有する錠機構を各々駆動する制御信号を含む利用者側鍵情報と配送業者側鍵情報とを生成するステップと、
前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記生成された利用者側鍵情報を送信するステップと、
前記利用者側鍵情報を受信した利用者通信端末が、近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記利用者側錠の錠機構を駆動し、前記利用者側錠により前記荷物を施錠するとともに、前記通信網を介して、前記荷物を錠止し、前記配送業者側錠で係止されている前記預け場所に預けたことを通知する荷物預け情報を受信するステップと、
前記通信網を介して、前記配送業者通信端末に、前記係止された荷物の引き取りを指示する引き取り指示情報とともに、前記配送業者側鍵情報を送信するステップと、
前記配送業者側鍵情報を受信した前記配送業者通信端末から、近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記配送業者側錠の錠機構を駆動し、前記配送業者側錠を解錠するとともに、前記通信網を介して、前記配送業者側錠とともに前記利用者側錠に錠止されている前記荷物を前記預け場所から引き取ったことを通知する引き取り情報を受信するステップと、
前記通信を網介して、前記配送業者通信端末から、前記配送先に前記荷物を配送し、前記近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記配送業者側錠の錠機構を駆動し、配送先に施錠して係止したことを通知する配送完了情報を受信するステップと、
前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記配送の完了を通知する完了通知情報を送信するステップと、
前記利用者通信端末が、前記近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記錠機構を駆動し、前記利用者側錠を解錠するとともに、前記通信網を介して、前記配送先で前記荷物を受け取った通知を受信するステップと、
を有することを特徴とする。
この構成によれば、荷物の配送先も前記荷物の収容場所と同一の構成とし、かつ、錠を利用者側錠と配送業者側錠とを結合した構成とし、配送時には、前記結合された錠とともに荷物を配送先に配送し、前記錠により、再び配送先で荷物を係止することができる。
本発明にかかるは、預かり荷物配送システム及び預かり荷物配送方法によれば、旅行者のように、荷物の持ち主が自身の移動先に荷物を配送する場合に、配送依頼の手続的、時間的制約を軽減することが可能になるとともに、荷物の配送から前記移動先での受領まで、荷物の盗難を防止することが可能になり、観光客などの移動時の負担が軽減されるという効果を奏する。
また、セキュリティ性の高い錠手段によって荷物を安全に施錠できるので、荷物の預け場所を簡易な構造とすることが可能になり、預け場所の設置の自由度が高まる結果、荷物の配送依頼場所の自由度も高まり、旅行者などの便宜を図ることができ、インバウンド等、観光の振興に資するという効果を奏する。
さらに、荷物の収容手段は、収容できる荷物の大きさにロッカーほどの制限がなく、また、ロッカーのようなデッドスペースも生じないため、十分な収容力を有しつつ比較的狭い場所でも設置可能であるため、省スペース化を図ることができ、多様な預け場所を設けることができる結果、旅行者の便宜に資するという効果を奏する。
図1は第1実施形態にかかる預かり荷物配送システムのブロック構成図である。 図2は第1実施形態にかかる収容部の模式図であり、(a)は、荷物を収容した状態を示した図、(b)は、錠部を示した図である。 図3は第1実施形態にかかる錠本体のブロック構成図である。 図4は、第1実施形態にかかる錠本体の認証処理フロー図であり、(a)は、施錠時の処理フロー図、(b)は、解錠時の処理フロー図である。 図5は充電部の構成図である。 図6は第1実施形態にかかる預かり荷物配送方法のシーケンス図である。 図7は第2実施形態にかかる預かり荷物配送システムのブロック構成図である。 図8は第2実施形態に収容部の模式図であり、(a)は、荷物を収容した状態を示した図、(b)は、錠を示した図である。 図9は第2実施形態にかかる錠本体のブロック構成図である。 図10は第2実施形態にかかる預かり荷物配送方法のシーケンス図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態にかかる預かり荷物配送システムのブロック構成図である。1は、預かり荷物配送システムを構成する管理サーバである。本実施形態では、以下、預かり荷物配送システムの構成として、管理サーバ1を設置する例で説明するが、この構成に限定されない。したがって、いわゆるクラウドコンピューティングを利用した構成のほか、管理サーバ1の各機能を分散処理するコンピュータ群から構成されるものであってもよい。
管理サーバ1は、インターネット通信網Iを介して、利用者通信端末Tu、配送業者通信端末Tdとの間でデータ通信可能に接続されている。利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdは、例えば、インターネット通信網Iを介して無線通信によりフルブラウザによるウェブ閲覧が可能で、搭載しているオペレーティングシステム(OS)に対応するアプリケーションソフトウェアをダウンロードできるとともに、近距離無線通信、二次元コードの読み込み等の機能を備えた携帯可能な端末であればよく、具体的には、例えば、スマートフォン、タブレット端末などが好ましい。
利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdは、後述するように管理サーバ1から提供された鍵情報を利用して、利用者の荷物を留置可能に収容する収容設備2(収容手段に該当)に接続された複数の錠3(錠手段に該当)の施解錠を可能とする。錠3は、後述する通り、利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdから近距離無線通信によって前記鍵情報を受信し、施解錠の操作が行われる。錠3は、後述するように、収容設備2に留置した前記荷物を収容設備2に係止可能な構成を有する。本実施形態では、収容設備2は、複数の錠3a、3b…3nを有するが、錠3の数は、特に限定する趣旨ではない。
管理サーバ1は、利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdから、インターネット通信網Iを介して、各種情報を受信する受信部11を備える。前記各種情報は、少なくとも、以下の情報が含まれる。すなわち、利用者通信端末Tuから受信する情報としては、利用者特定情報と収容設備2と錠3とを備えた利用者の荷物の預け場所情報と配送先情報とを含む配送先情報、前記預け場所に前記荷物を預けて錠3によって施錠されたことを通知する荷物預け情報、配送先から前記荷物を受け取ったことを通知する受け取り情報などが含まれる。また、配送業者通信端末Tdから受信する情報としては、前記預け場所から錠3を解錠して荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報、前記配送先に前記荷物を配送したことを通知する配送完了情報などが含まれる。
また、管理サーバ1は、利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdに対して、インターネット通信網Iを介して、各種情報を送信する送信部12を備える。前記各種情報は、少なくとも、以下の情報が含まれる。すなわち、
利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdに送信する情報としては、後述する鍵情報が含まれ、配送業者通信端末Tdに送信する情報としては、前記係止された荷物の引き取り指示をする引き取り指示情報、利用者通信端末Tuに送信する情報としては、前記配送の完了を通知する完了通知情報などが含まれる。
さらに、管理サーバ1は、受信部11によって受信した前記配送先情報から、利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdによる錠3の施解錠を許容する鍵情報を生成する生成部13を有する。
管理サーバ1は、収容設備2が複数の錠3を備える場合、各々の錠3を特定する錠情報を記憶する記憶部14を有し、利用者通信端末Tuから、受信部11で前記配送先情報を受信すると、記憶部14から利用可能な錠3の錠情報を読み出し、特定の錠3を指定する指定部15を有する。
管理サーバ1は、例えば、インターネット通信網Iとの通信を可能とする通信機能を有し、CPU(Central Processing Unit)、RAM(メモリ)、ROM(ストレージ)及び周辺装置としてマウス、キーボード等の入力装置、ディスプレイ、スピーカ等の出力装置を備えたサーバであってもよい。そして、前記CPUは、受信部11に該当する前記通信機能で前記配送先情報を受信すると、受信した配送先情報に基づいて、記憶部14に該当するストレージから錠情報と読み出すとともに、同ストレージに格納されている前記鍵情報の生成を実行する処理プログラムを読み出し、生成部13に該当するメモリで指定部15に該当する錠3の指定処理を行う。次いで、前記指定された特定の錠3の施解錠が可能な鍵情報を生成し、送信部12に該当する前記通信機能によって、生成された鍵情報を利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdに送信する。
なお、利用者通信端末Tuが、前記近距離無線通信を介して、錠3に鍵情報を発信すると、利用者通信端末Tuから、自動的に管理サーバ1に前記荷物預け情報を送信するようにしてもよい。同様に、配送業者通信端末Tdが、前記近距離無線通信を介して、錠3に鍵情報を発信すると、配送業者通信端末Tdから、自動的に管理サーバ1に引き取り情報を送信するようにしてもよい。すなわち、前記鍵情報に、鍵情報の発信をトリガとして、利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdの通信機能を起動させ、前記荷物預け情報及び引き取り情報を送信する制御信号を持たせればよい。
次に、収容設備2及び錠3の具体的な構成例を、図2を使って説明する。図2(a)で示す通り、収容設備2は、接地面Fに対して、2枚の側板21、21(側壁)を面対向させて立設状態とし、荷物C1乃至C3を留置可能に載置する載置板22を側板21、21の下端間で挟持固定する。従って、側板21、21と載置板22とで、コの字状の筐体が形成される。側板21、21の短手方向一端側で、載置板22から離間して、載置板22と平行に係止バー23が側板21、21間で挟持固定される。載置板22の素材は、一般的な荷物の耐荷重条件をクリアできるものであればよく、特に限定されないが、例えば金属板又はグリッド状板などであればよい。また、可能であれば、設置場所において、アンカー等により、収容設備2を接地面Fに固定設置するようにしてもよい。
係止バー23には、複数の錠3が係止されている。錠3は、錠本体31と係止リング32と錠本体31及び係止リング32を結合する線材33から構成されている。錠3は、収容設備2から取り外しできないように、係止リング32によって係止バー23に遊挿されている。係止リング32の内径は、係止バー23の外径よりも、大き目に形成されているため、係止リング32は、係止バー23の長手方向に移動自在である。線材33の素材は、容易に切断できないものが好ましい。具体的には、例えば、ワイヤロープ、チェーンなどであればよい。
図2(b)は、錠3の外観を拡大表示したものである。錠本体31は、C字形に湾曲した中空管ケーシング31aと、中空管ケーシング31aの湾曲と同一曲率で、中空管ケーシング31aに摺動可能に収納された円弧状のロックバー31bとから構成された馬蹄形錠である。解錠状態では、ロックバー31bは、中空管ケーシング31a内に収納されている。ロックバー31bを中空管ケーシング31aの前記C字形を形成する対向両端開口部のうち、収納されている側から対向する受け入れ側に摺動スライドして架橋することにより、前記C字形の錠3が環状に形成され、前記受け入れ側でロックバー31bを固定する錠機構(図示せず)によって施錠状態となる。この施錠状態から解錠する場合には、例えば、ロックバー31bを固定する錠機構を開放し、弾性部材(ばね)によって前記解錠状態の位置に戻すようにすればよい。
なお、錠本体31の表面には、利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdによって読取可能な二次元コード31cが貼付されている。また、錠本体31は、利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Td近接することにより、利用可能な錠であることを点灯又は点滅表示するLEDライト31dを有する。なお、LEDライト31dによる可視情報に代えて、ブザーなど可聴情報によって表示するもの、さらには、前記可視情報と可聴情報の両者備えたものとしてもよい。
利用者は、荷物を載置板22に乗せ、係止バー23に係止リング32によって係止されている錠本体31を前記荷物の取手に通して施錠すればよい。このとき、荷物の大きさに合わせて係止リング32を係止バー23の長手方向に移動させることにより、荷物の収容スペースを確保することができる。従って、収容設備2は、収容する筐体の外形寸法が固定的に決められているロッカーなどに比べると、省スペースで高い収容力を有する構成となっている。また、構成部材も、前記の通り、側板21、載置板22、係止バー23であるため、部品点数が少なく、簡易に組み立てできるため、設置の自由度が高くなる。
図3は、錠本体31のブロック構成図である。錠3は、管理サーバ1の生成部13で生成された鍵情報を受信した利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdを介して施解錠操作が行われる。すなわち、錠本体31は、利用者通信端末Tu及び配送業者通信端末Tdから、近距離無線通信を介して発信された鍵情報を鍵情報受信部312で受信する。前記近距離無線通信の方式については特に限定しないが、想定する収容設備2の設置環境の多様性に鑑みると、消費電力、ロバスト性等の観点から、BLE(Bluetooth Low Energy)が好適である。
鍵情報には、前記施解錠操作を行うための制御信号が含まれており、処理部311において、駆動部313を起動させ、錠機構部314を作動させる。より具体的には、処理部311は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(メモリ)、ROM(ストレージ)等を有するマイクロコントローラで構成され、駆動部313は、アクチュエータ(ソレノイド)から構成される。錠機構部314は、例えば、ロックバー31bの両端を挿入端(前記受け入れ側に挿入する端部)と切り欠き部を備えた係合端で構成し、前記係合端は、さらに、弾性部に連接されている。ロックバー31bは、前記架橋状態に作動する場合、前記係合端は、前記弾性部の復元力に抗して弾性部を追動させる。そして、係合端は、中空管ケーシング31a内の周方向に摺動するが、前記架橋状態になっても、中空管ケーシング31a内に残存する。かかる移動後の残存位置で、係合端の前記切り欠き部に、前記鍵情報に基づく制御信号の作用により、係止片が作動し、係合端に当接すると、前記弾性部の付勢力を阻止し、施錠状態となる。一方、解錠する場合、前記制御信号により、前記係止片を作動させて、係合端との当接状態を開放すると、前記弾性部の付勢力により、ロックバー31bがもとの状態に戻り、解錠されることになる。
本実施の形態では、錠3を馬蹄形錠として説明したが、収容設備2で錠止可能なものであれば、これに限定する趣旨ではない。従って、U字錠、南京錠などの形態であってもよい。また、錠機構部314についても、前記説明の構成に限定する趣旨ではない。また、前記制御信号は、錠機構部314の前記一連の作用すべてを作動させるもののほか、一部の作用のみの作動(例えば、係止片の作動)を対象とするものであってもよい。この場合、制御信号による作動以外の作動は、レバー、ボタンなどを介して手動で行う機械的な構成となる。
錠本体31は、前記制御信号によって、処理部311を介してLEDライト31dを表示駆動させるための表示部315を備えた構成としてもよい。
また、利用者通信端末Tuが二次元コード31cを読み取ると、インターネット通信網Iを介して、当該二次元コード31cが貼付された錠3を特定する錠特定情報が管理サーバ1に送信される。このとき、併せて前記配送先情報も送信する。前記錠特定情報と前記配送先情報を受信した管理サーバ1から、二次元コード31cを送信した利用者通信端末Tuに鍵情報が送信され、当該鍵情報を受信した利用者通信端末Tuから、前記近距離無線通信を介して、錠3に鍵情報が発信されると、かかる鍵情報を鍵情報受信部312で受信するようにしてもよい。例えば、利用者通信端末Tuから、予め配送先情報を送信していない場合でも、収容設備2から直接鍵情報を取得して、錠3を利用することが可能となる。
ところで、錠3の駆動部313及び処理部311は、作動に必要な電力を供給する必要がある。例えば、当該電力の供給は、駆動部313に電池を搭載する構成でもよいが、電池の消耗に伴い交換作業が必要となり、本システムの運営者の作業負荷となる。そこで、駆動部313に搭載する電力の供給源を充電可能な二次電池とし、当該二次電池の充電は、ワイヤレス給電を可能とする受電部316によって行われるようにすればよい。
図5は、前記ワイヤレス給電機能を備えた収容設備2の部分拡大図である。収容設備2の係止バー23に係止されている錠3の錠本体31は、前記した通り、受電部316が内部に配設されている。一方、係止バー23の内部には、給電部24が内設されている。給電部24は、電源(商用電源)Pに接続されている。物理的に離間している給電部24から受電部316に電力が送り込まれ、前記二次電池を充電する。前記ワイヤレス給電の方式は、例えば、電磁誘導式、電磁波式、磁場共振現象を利用する電界結合式などがあるが、いずれの方式であってもよい。しかし、比較的前記離間距離が数メートルの中距離でも高い電力伝送効率を実現できることから、電界結合式が好適である。
給電部24及び受電部316は、いずれも、コイル、キャパシタを備えたLC共振回路を有し、各々の共振回路の共振周波数が一致するように各コイル、キャパシタが設定される。双方のコイルを磁場結合できる程度に近づけると、両LC共振回路間に発生する相互インダクタンスにより新たな共振回路が形成される。かかる新共振回路の共振周波数で電源Pから交流電力が給電部24に供給され、給電部24側のコイルが交流磁場を発生させると、給電部24側の共振回路と受電部316側の共振回路が同一の共振周波数で共振し、給電部24側の前記コイルから受電部316側の前記コイルにワイヤレス給電がなされる。給電された電力は、受電部316に接続された負荷、すなわち、駆動部313を構成する前記二次電池に送り込まれ、充電がなされる(以上図示せず)。
ところで、錠3は、利用者通信端末Tu又は配送業者通信端末Tdからか鍵情報を受信するが、先述した通り、近距離無線通信としてBLEを採用した場合、ブロック暗号化機能が提供されているため、通信路のセキュリティはかかる構成によって確保される。しかしながら、鍵の解錠のプロトコルが前記制御信号(ON/OFF信号)を送信するという構成では不正なアクセスを阻止できない可能性もある。そこで、本実施の形態では、錠3の解錠に際し、認証要求する機能を搭載している。
まず、管理サーバ1の生成部13において、認証情報の暗号化及び復号化を行う共通鍵を生成する。生成された共通鍵は、前記鍵情報を構成する情報として送信部12からインターネット通信網Iを介して利用者通信端末Tu又は配送業者通信端末Tdに送信され、利用者通信端末Tu又は配送業者通信端末Tdが錠3に近接すると、前記近距離無線通信を介して前記共通鍵を有するか鍵情報を鍵情報受信部312で受信する。
錠本体31は、前記受信した共通鍵を保存する保存部317と、錠3の解錠用の認証情報の生成、登録及び生成された認証情報を前記共通鍵によって暗号化・復号化する暗号化・復号化部318と、暗号化・復号化部318によって暗号化された認証情報を利用者通信端末Tuに送信する認証情報送信部319を備える。具体的には、保存部317、暗号化・復号化部318及び認証情報送信部319は、前記マイクロコントローラによって構成されてもよい。
図4を使って、錠本体31の認証処理フローを説明する。図4(a)は、施錠時の認証処理フローである。管理サーバ1から共通鍵を含む鍵情報を受信した利用者通信端末Tuが、近距離無線通信を介して錠3を施錠するとともに(S11)、前記共通鍵を錠本体31に送信する。錠本体31の鍵情報受信部312で前記共通鍵を受信すると(S12)、保存部317で保存する(S13)とともに、暗号化・復号化部318で、当該利用者通信端末Tuに固有(ユニーク)な認証情報を生成し(S14)、これを登録したうえで(S15)、前記保存された共通鍵を使って認証情報を暗号化する(S16)。なお、前記認証情報の登録は、後述する照合の際に、認証情報を読み出すためのものである。暗号化された認証情報は、認証情報送信部319から前記近距離無線通信を介して利用者通信端末Tuに送信される(S17)。
なお、前記暗号化された認証情報は、利用者通信端末Tuから、インターネット通信網Iを介して荷物預け情報とともに、管理サーバ1に送信され、管理サーバ1の送信部12から引き取り指示情報とともに配送業者通信端末Td送信される。
図4(b)は、解錠時の認証処理フローである。解錠は、前記暗号化された認証情報を受信した利用者通信端末Tu又は配送業者通信端末Tdが、近距離無線通信を介して錠3に近接することによって行われる。具体的には、前記完了通知情報を受信した利用者通信端末Tuが、配送先で解錠するときと、前記引き取り指示情報を受信した配送業者通信端末Tdが、荷物の預け場所で解錠するときである。
利用者通信端末Tu又は配送業者通信端末Tdから、錠本体31の鍵情報受信部312が、前記暗号化された認証情報を受信すると(S21)、保存部317から保存された共通鍵を読み出し、前記受信した認証情報を復号化する(S22)。次いで、暗号化・復号化部318で、登録されている認証情報を読み出し(S23)、前記受信した認証情報との照合を行う(S24)。照合処理の結果、一致した場合は(S25のY)、錠3は解錠される(S26)。一方、照合処理の結果、不一致の場合は(S25のN)、錠3のアクセスは拒否されて(S27)終了する。
以上の通り、認証情報の照合を介在させることにより、不正なアクセスを排除し、利用者は安心して荷物を預けることができる。なお、前記認証情報は、共通鍵を受信した利用者通信端末Tuが、錠3で施錠したうえで荷物を預け場所に預けてから、当該荷物を配送先で受け取るために錠3を解錠するまでの一連の流れの中で通用するワンタイムパスワードとして設定し、前記一連の流れにおける最終解錠がなされた後は、無効化処理をすればよい。
以下図1乃至図3を参照しつつ、図6のシーケンス図を使用して、第1実施形態にかかる預かり荷物配送方法を説明する。
利用者が、利用者通信端末Tuから、利用者特定情報と前記荷物を留置可能に収容し、前記留置された荷物を所定の錠で係止する所定の預け場所情報と配送先情報とを含む配送先情報を管理サーバ1に送信する(S111)。前記預け場所には、収容設備2が設置されている。前記配送先情報を受信した管理サーバ1の受信部11は、生成部13で鍵情報を生成する(S112)。鍵情報は、少なくとも、利用者と後述する配送業者に割り当てる共通の錠3を特定する錠特定情報と当該特定された錠3の施解錠の作動をさせる制御信号が含まれる。生成された鍵情報は、管理サーバ1から前記利用者通信端末Tuに送信(返信)される(S113)。
前記鍵情報を受信した利用者通信端末Tuは、前記特定された錠3にアクセスし、近距離無線通信を介して、錠3に前記制御信号を発信する(S114)。前記制御信号を含む鍵情報を鍵情報受信部312で受信した錠3は、前記制御信号により、処理部311が駆動部313を起動し、錠機構部314を駆動して前記荷物を施錠する(S115)。ここで、荷物を施錠するとは、例えば、トランク等、それ自体にロック機能を備えたものについては、取手などに錠3を通して施錠し、収容設備2に係止するこという。
錠3を施錠した利用者通信端末Tuは、前記荷物を収容設備2に係止したことを通知する荷物預け情報を管理サーバ1に送信する(S116)。
前記荷物預け情報を受信部11で受信した管理サーバ1は、送信部12から配送業者通信端末Tdに前記荷物の引き取り指示情報を送信するとともに(S117)、前記鍵情報を送信する(S118)。
前記鍵情報を受信した配送業者通信端末Tdは、前記特定された錠3にアクセスし、近距離無線通信を介して、錠3に前記制御信号を発信する(S119)。前記制御信号を含む鍵情報を鍵情報受信部312で受信した錠3は、前記制御信号により、処理部311が駆動部313を起動し、錠機構部314を駆動して前記荷物を解錠する(S120)。ここで、荷物を解錠するとは、錠3によって収容設備2に係止されている荷物を、錠3を解錠することで引き取り可能な状態にすることをいう。
配送業者通信端末Tdは、前記解錠ととともに、収容設備2から荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報を管理サーバ1に送信する(S121)。次いで、配送業者は、引き取った荷物を配送先に配送すると、配送業者通信端末Tdから、管理サーバ1に、配送完了情報を送信する(S122)。
配送完了情報を受信部11で受信した管理サーバ1は、送信部12によって、配送の完了を通知する完了通知情報を利用者通信端末Tuに送信する(S123)。完了通知情報を受信した利用者通信端末Tuは、利用者が配送先で荷物を受け取った後、受け取り情報を管理サーバ1に送信する(S124)。
第1実施形態にかかる預かり荷物配送システム及び預かり荷物配送方法によれば、予め利用者通信端末Tuにより前記配送先情報を送信した利用者(又は収容設備2において、利用者通信端末Tuにより二次元コード31cを読み込んで配送先情報を送信した利用者)は、配送業者を待たずに、都合の良い時間に収容設備2に荷物を預ければよいため、旅行などにおいて、大型の荷物持ち運び又は配送依頼に起因する時間的な制約から解放される。
また、配送先は荷物を預けることができる環境であれば、特に制約がないため、例えば、旅行者であれば、次の宿泊先まで配送が可能であり、旅行の全行程において、観光での移動時には一切大型の荷物を持ち運びする必要がなくなる。
さらに、収容設備2は、簡易な構造で設置が容易である。また、ロッカーのように、荷物個々の収容スペースが予め規格化されておらず、収容の自由度が高いため、ロッカーに比べて、設置スペース当たりの荷物の収容率が高くなる。一方、簡易な構造でありながら、利用者と配送業者でなければ錠3の施解錠ができないようになっているため、セキュリティ性も高い。従って、例えば、コンビニエンスストアなどの空きスペースなどにも設置が可能であり、利用者にとって利便性の高いシステムを提供することができる。
<第2実施形態>
続いて、本発明の前記第1実施形態に、配送先も実施形態1の収容設備2と同一構成の首脳設備を設置する構成の第2実施形態について図面を参照して説明する。図7は、第2実施形態にかかる預かり荷物配送システムのブロック構成図である。図1と同一の構成については、対応関係を説明するに止め、詳細な説明は割愛する。
管理サーバ4は、図1の管理サーバ1に対応し、各ブロック構成、すなわち、受信部41、送信部42、生成部43、記憶部44、指定部45も、図1の受信部11、送信部12、生成部13、記憶部14、指定部15に対応する。また、管理サーバ4に、インターネット通信網Iを介して、データ通信可能に接続される利用者通信端末Tu2、配送業者通信端末Td2は、図1の利用者通信端末Tu、配送業者通信端末Tdに対応し、荷物の預け場所に設置された収容設備5及び錠6(錠6a、6b…6n)は、図1の収容設備2及び錠3に対応する。
第2実施形態では、配送先も収容設備5及び錠6と同一構成の収容設備7及び錠6を備える。収容設備7の錠6は、後述する通り、荷物の預け場所の収容設備5に係止されている錠6が、荷物に施錠されたまま配送先の収容設備5に配送されるため、収容設備5の錠と同一の錠である。
従って、利用者通信端末Tu2、配送業者通信端末Td2は、近距離無線通信を介して、収容設備7においても、錠6の施解錠が可能である。
図8は、収容設備5の模式図であるが、側板51、51、載置板52及び係止バー53は、図1の側板21、21、載置板22及び係止バー23に該当する。なお、配送先の収容設備7も、収容設備5と同一構成である。
図8(b)で示す通り、馬蹄形錠の錠6の詳細も、図1の錠3と同一である。すなわち、利用者側錠本体61は、中空管ケーシング61a、ロックバー61b、二次元コード61c及びLEDライト61dは、各々図1の中空管ケーシング31a、ロックバー31b、二次元コード31c及びLEDライト31dに該当する。
一方、図1の錠3は、線材33を介して係止リング32が結合されているが、第2実施形態にかかる利用者側錠本体61は、線材63を介して利用者側錠本体61と同一の構成を有する配送業者側錠本体62(中空管ケーシング62a、ロックバー62b、二次元コード62c及びLEDライト62dから構成)が結合されている。そして、配送業者側錠本体62は、図8(a)で示す通り、係止バー53に係止される。
図9は、利用者側錠本体61及び配送業者側錠本体62のブロック構成図である。利用者側錠本体61の利用者側処理部611、利用者側鍵情報受信部612、利用者側駆動部613、利用者側錠機構部614、利用者側表示部615、利用者側受電部616、利用者側保存部617、利用者側暗号化・復号化部618及び利用者側認証情報送信部619と、配送業者側錠本体62の配送業者側処理部6211、配送業者側鍵情報受信部6212、配送業者側駆動部6213、配送業者側錠機構部6214、配送業者側表示部6215、配送業者側受電部6216、配送業者側保存部6217、配送業者側暗号化・復号化部6218及び配送業者側認証情報送信部6219とは、図3における錠本体31の処理部311、鍵情報受信部312、駆動部313、錠機構部314、表示部315、受電部316、保存部317、暗号化・復号化部318及び認証情報送信部319に該当する。なお、利用者側鍵情報受信部612は、利用者側鍵情報を受信し、配送業者側鍵情報受信部6212は、配送業者側鍵情報を受信する。また、利用者側錠本体61及び配送業者側錠本体62各々の認証処理フローも、図4で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は割愛する。
第2実施形態では、配送業者は、荷物に錠6を施錠したまま配送先に配送する。そこで、配送業者側錠本体62に通信機能を搭載し、利用者通信端末Tuから、荷物の配送途上で位置情報を確認できる機能を設けてもよい。
すなわち、位置情報取得部6221を搭載し、例えば、いわゆるGPS(Global Positioning System)を利用して、配送途上の荷物の位置を追跡することができる。まず、利用者通信端末Tuから、受付部6220で、前記荷物の配送途上で位置情報要求情報を受け付けると、GPSを利用した位置情報取得部6221により、位置情報を取得する。取得された位置情報は、位置情報発信部6223によって、前記位置情報要求情報を発信した利用者通信端末Tuに取得した前記位置情報を発信する。なお、位置情報発信部6223は、例えば、通信規格LTE(Long Term Evolution)対応可能なものであればよい。また、位置情報取得部6221及び位置情報発信部6223の作動に必要な電力は、配送業者側錠本体62の配送業者側受電部6216を介して供給されるようにすればよい。
以下図6乃至図8を参照しつつ、図10のシーケンス図を使用して、第2実施形態にかかる預かり荷物配送方法を説明する。
利用者が、利用者通信端末Tu2から、利用者特定情報と前記荷物を留置可能に収容し、前記留置された荷物を所定の錠で係止する所定の預け場所情報と配送先情報とを含む配送先情報を管理サーバ4に送信する(S211)。前記預け場所には、収容設備5が設置されている。前記配送先情報を受信した管理サーバ4の受信部41は、生成部43で利用者側鍵情報を生成する(S212)。利用者側鍵情報は、少なくとも、利用者に割り当てる錠6(利用者側錠本体61)を特定する錠特定情報と当該特定された錠6の施解錠の作動をさせる制御信号が含まれる。生成された利用者側鍵情報は、管理サーバ4から利用者通信端末Tu2に送信(返信)される(S214)。なお、生成部43は、利用者側鍵情報の生成とともに、配送業者側鍵情報も生成する(S213)。
前記利用者側鍵情報を受信した利用者通信端末Tu2は、前記特定された利用者側錠本体61にアクセスし、近距離無線通信を介して、利用者側錠本体61に前記制御信号を発信する(S215)。前記制御信号を含む利用者側鍵情報を利用者側鍵情報受信部612で受信した利用者側錠本体61は、前記制御信号により、利用者側処理部611が利用者側駆動部613を起動し、利用者側錠機構部614を駆動して前記荷物を施錠する(S216)。
利用者側錠本体61を施錠した利用者通信端末Tu2は、前記荷物を収容設備5に係止したことを通知する荷物預け情報を管理サーバ4に送信する(S217)。
前記荷物預け情報を受信部41で受信した管理サーバ4は、送信部42から配送業者通信端末Td2に前記荷物の引き取り指示情報を送信するとともに(S218)、前記配送業者側鍵情報を送信する(S219)。
前記配送業者側鍵情報を受信した配送業者通信端末Td2は、前記特定された配送業者側錠本体62にアクセスし、近距離無線通信を介して、配送業者側錠本体62に前記制御信号を発信する(S220)。前記制御信号を含む配送業者側鍵情報を配送業者側鍵情報受信部6212で受信した配送業者側錠本体62は、前記制御信号により、配送業者側処理部6211が配送業者側駆動部6213を起動し、配送業者側錠機構部6214を駆動して前記荷物を解錠する(S221)。
配送業者通信端末Td2は、前記解錠ととともに、収容設備5から荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報を管理サーバ4に送信する(S222)。次いで、配送業者は、引き取った荷物を配送先の収容設備7に配送すると、配送業者通信端末Td2から、管理サーバ4に、配送完了情報を送信するとともに(S223)、収容設備7で、配送した荷物に施錠状態で錠止されている錠6の配送業者側錠本体62にアクセスして配送業者側錠本体62の前記制御信号を発信し(S224)、収容設備7の係止バー53に施錠して係止する(S225)。
配送完了情報を受信部41で受信した管理サーバ4は、送信部42によって、配送の完了を通知する完了通知情報を利用者通信端末Tu2に送信する(S226)。完了通知情報を受信した利用者通信端末Tu2は、収容設備7に係止されている前記荷物に施錠されている錠6の利用者側錠本体61にアクセスして利用者側錠本体61の前記制御信号を発信し(S227)、収容設備7で前記荷物に施錠されている利用者側錠本体61を解錠する(S228)。利用者が配送先の収容設備7で前記荷物を受け取った後、受け取り情報を管理サーバ4に送信する(S229)。
第2実施形態では、利用者のみが施解錠できる利用者側錠本体61と配送業者のみが施解錠できる配送業者側錠本体62とを結合し、荷物を施錠状態で配送し、配送先でも荷物預け場所同様に、施錠することができる。従って、配送業者であっても、荷物側の錠の施解錠ができないため、セキュリティ性が向上する。また、収容設備に荷物を預けてから、配送先で荷物を受け取るまで、利用者、配送業者ともに、各々同じ鍵情報で施解錠操作が可能になるため、手続が簡便となる。
<変形例>
前記実施形態では、片側が係止リング32に結合された錠3に適合した収容設備2(第1実施形態)と、利用者側錠本体61と配送業者側錠本体62とを結合した錠6に適合した収容設備5、7(第2実施形態)とを別個に説明したが、例えば、収容設備の載置板2枚を等間隔で平行に側板で挟持固定し、上段を上記第1実施形態に適合するもの、下段を上記第2実施形態に適合するものというように、両実施形態混在型の収容設備を設置するようにしてもよい。このような構成にすれば、荷物の配送先の事情に応じて、利用者が自由に選択することができ、利便性が向上する。
また、収容設備に監視カメラを設置し、セキュリティ性をさらに向上させてもよい。前記監視カメラは、錠の解錠と同時に作動するようにしてもよい。
なお、例えば、収容設備を駅に設置し、預け場所、配送先の双方とも駅を指定すれば、配送に電車を利用することができ、効率よく長距離の配送も可能になる。
1、4 管理サーバ
2、5、7 収容設備
3、6 錠
11、41 受信部
12、42 送信部
13、43 生成部
14、44 記憶部
15、45 指定部
21、51 側板
22、52 載置板
23、53 係止バー
311 処理部
312 鍵情報受信部
313 駆動部
314 錠機構部
315 表示部
316 受電部
317 保存部
318 暗号化・復号化部
319 認証情報送信部
611 利用者側処理部
612 利用者側鍵情報受信部
613 利用者側駆動部
614 利用者側錠機構部
615 利用者側表示部
616 利用者側受電部
617 利用者側保存部
618 利用者側暗号化・復号化部
619 利用者側認証情報送信部
6211 配送業者側処理部
6212 配送業者側鍵情報受信部
6213 配送業者側駆動部
6214 配送業者側錠機構部
6215 配送業者側表示部
6216 配送業者側受電部
6217 配送業者側保存部
6218 配送業者側暗号化・復号化部
6219 配送業者側認証情報送信部
6220 受付部
6221 位置情報取得部
6223 位置情報発信部

Claims (16)

  1. 利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送システムであって、
    前記荷物の配送依頼をするために、前記荷物を留置可能に収容する収容手段と、
    前記留置された荷物を錠止するとともに前記収容手段に係止する錠手段と、
    通信網を介して、前記利用者通信端末から、少なくとも利用者特定情報と前記収容手段及び前記錠手段を備えた前記荷物の預け場所情報と配送先情報とを含む配送先情報と、前記預け場所に前記荷物を預けて前記錠手段によって施錠されたことを通知する荷物預け情報と、前記配送先から前記荷物を受け取ったことを通知する受け取り情報とを受け付け、配送業者通信端末から、前記預け場所で前記錠手段を解錠して前記荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報と、前記配送先に前記荷物を配送したことを通知する配送完了情報と、を受け付ける受信手段と、
    前記配送先情報から、前記利用者通信端末及び前記配送業者通信端末による前記錠手段の施解錠を許容する鍵情報を生成する生成手段と、
    前記通信網を介して、前記利用者通信端末及び前記配送業者通信端末に、前記鍵情報と、前記配送業者通信端末に、前記荷物預け情報に基づき、前記係止された荷物の引き取り指示をする引き取り指示情報と、前記配送完了情報に基づき、前記利用者通信端末に前記配送の完了を通知する完了通知情報と、を送信する送信手段と、
    を備え、
    前記錠手段は、前記荷物について、前記鍵情報を受信した前記利用者通信端末及び前記配送業者通信端末から近距離無線通信を介して発信される前記鍵情報を受信する鍵情報受信手段と、受信した前記鍵情報を構成する制御信号により、錠機構の施解錠の作動の制御を行う処理手段と、前記処理手段により前記錠機構を作動させる駆動手段を有することを特徴とする預かり荷物配送システム。
  2. 前記収容手段は、接地面に対して対向して立設された2つの側壁と、前記両側壁間で挟持固定され、前記荷物を留置可能な載置板と、前記載置板から離間して平行に前記両側壁間で挟持固定された係止バーと、から構成され、
    前記錠手段は、前記係止バーの長手方向に移動自在に遊挿された係止リングと、前記係止リングに線材を介して結合され、前記荷物を錠止する馬蹄形錠とから構成されることを特徴とする請求項1記載の預かり荷物配送システム。
  3. 前記受信手段は、前記利用者通信端末から、前記近距離無線通信を介して、前記錠手段に前記鍵情報が発信されることによって自動的に送信される荷物預け情報を受信し、前記配送業者通信端末から、前記錠手段に前記鍵情報が発信されることによって自動的に送信される引き取り情報を受信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の預かり荷物配送システム。
  4. 前記生成手段は、前記鍵情報として前記錠手段の共通鍵を生成し、前記共通鍵は、前記鍵情報として前記送信手段によって前記利用者通信端末と前記配送業者通信端末に送信され、前記錠手段は、前記鍵情報受信手段により前記鍵情報を受信し、前記施錠とともに前記共通鍵を保存する保存手段と、解錠用の認証情報の生成並びに登録及び生成された認証情報を前記共通鍵によって暗号化及び復号化を行う暗号化・復号化手段と、前記暗号化された認証情報を、前記近距離無線通信を介して前記利用者通信端末に送信する認証情報送信手段と、を有し、
    前記受信手段は、前記認証情報を受信した前記利用者通信端末を介して、前記認証情報を受信すると、前記送信手段によって、前記引き取り指示情報とともに前記認証情報を前記配送業者通信端末に送信し、
    前記暗号化・復号化手段は、前記解錠時に、前記利用者通信端末又は前記配送業者通信端末から前記鍵情報受信手段で前記認証情報を受信すると、前記保存手段から読み出した前記共通鍵によって前記暗号化された認証情報を復号化し、前記登録されている認証情報と照合し、前記照合によって一致した場合にのみ前記制御信号によって解錠することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の預かり荷物配送システム。
  5. 前記収容手段は、前記利用者通信端末で読み取り可能な二次元コードを有する複数の錠手段を備え、
    前記受信手段は、前記二次元コードを読み取った前記利用者通信端末から、前記通信網を介して、前記読み取られた二次元コードを有する錠手段の錠特定情報とともに、前記配送先情報を受信すると、前記送信手段は、前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記読み取られた二次元コードを有する錠手段の鍵情報を送信することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の預かり荷物配送システム。
  6. 利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送システムであって、
    前記荷物の配送依頼をするために、前記荷物を留置可能に収容する収容手段と、
    前記留置された荷物を錠止する利用者側錠手段と前記錠止された荷物を前記収容手段に係止する配送業者側錠手段と前記利用者側錠手段と前記配送業者側錠手段とを結合する結合手段とから構成される錠手段と、
    通信網を介して、前記利用者通信端末から、少なくとも利用者特定情報と前記収容手段及び前記錠手段を備えた前記荷物の預け場所情報と前記預け場所と同一の構成を有する配送先情報とを含む配送先情報と、前記預け場所に前記荷物を預け、前記利用者側錠手段で施錠されたことを通知する荷物預け情報と、前記配送先から前記荷物を受け取ったことを通知する受け取り情報とを受け付け、配送業者通信端末から、前記預け場所で前記配送業者側錠手段を解錠し、前記荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報と、前記配送先に前記配送業者側錠手段とともに前記利用者側錠手段で前記錠止された荷物を配送し、前記配送業者側錠手段で前記配送先の収容手段に係止したことを通知する配送完了情報と、を受け付ける受信手段と、
    前記配送先情報から、前記利用者通信端末による前記利用者側錠手段の施解錠と前記配送業者通信端末による前記配送業者側錠手段の施解錠とを各々個別に許容する利用者側鍵情報及び配送業者側鍵情報を生成する生成手段と、
    前記通信網を介して、前記利用者通信端末に前記利用者側鍵情報と、前記配送完了情報に基づき、前記配送の完了を通知する完了通知情報とを送信し、前記配送業者通信端末に、前記配送業者側鍵情報と、前記荷物預け情報に基づき、前記係止された荷物の引き取り指示をする引き取り指示情報とを送信する送信手段と、を備え、
    前記利用者側錠手段は、前記荷物について、前記利用者側鍵情報を受信した前記利用者通信端末から近距離無線通信を介して発信される前記鍵情報を受信する利用者側鍵情報受信手段と、受信した前記利用者側鍵情報を構成する制御信号により、利用者側錠機構の施解錠の作動の制御を行う利用者側錠処理手段と、前記利用者側錠処理手段により、前記利用者側錠機構を作動させる利用者側錠駆動手段を有し、
    前記配送業者側錠手段は、前記荷物について、前記配送業者側鍵情報を受信した前記配送業者通信端末から近距離無線通信を介して発信される前記配送業者側鍵情報を受信する配送業者側鍵情報受信手段と、受信した前記配送業者側鍵情報を構成する制御信号により、配送業者側錠機構の施解錠の作動の制御を行う配送業者側錠処理手段と、前記配送業者側錠処理手段により、前記配送業者側錠機構を作動させる配送業者側錠駆動手段を有することを特徴とする預かり荷物配送システム。
  7. 前記収容手段は、接地面に対して対向して立設された2つの側壁と、前記両側壁間で挟持固定され、前記荷物を留置可能な載置板と、前記載置板から離間して平行に前記両側壁間で挟持固定された係止バーと、から構成され、
    前記配送業者側錠手段は、前記係止バーの長手方向に移動自在に遊挿状態で錠止可能な馬蹄形錠から構成され、前記利用者側錠手段は、前記配送業者側錠手段と線材で結合され、前記荷物を錠止する馬蹄形錠から構成されること特徴とする請求項6記載の預かり荷物配送システム。
  8. 前記受信手段は、前記利用者通信端末から、前記近距離無線通信を介して、前記利用者側錠手段に利用者側鍵情報が発信さることによって自動的に送信された荷物預け情報及び受け取り情報を受信し、前記配送業者通信端末から、前記配送業者側錠手段に前記配送業者側鍵情報が発信されることによって自動的に送信された引き取り情報及び配送完了情報を受信することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の預かり荷物配送システム。
  9. 前記配送業者側錠手段は、前記受信手段で、前記利用者通信端末から、前記荷物の配送途上で位置情報要求情報を受け付けると、前記送信手段から、位置情報取得指示情報を受け付ける受付手段と、
    受け付けた時点の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報を前記受信手段に発信する位置情報発信手段と、
    を備え、
    前記送信手段は、前記受信した位置情報を前記利用者通信端末に送信することを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の預かり荷物配送システム。
  10. 前記生成手段は、前記利用者側鍵情報として前記利用者側錠手段の利用者側共通鍵と、前記配送業者側鍵情報として前記配送業者側錠手段の配送業者側共通鍵とを生成し、前記利用者側共通鍵は、前記利用者側鍵情報として前記送信手段によって前記利用者通信端末に送信され、前記配送業者側共通鍵は、前記配送業者側鍵情報として前記送信手段によって前記配送業者通信端末に送信され、
    前記利用者側錠手段は、前記利用者側鍵情報受信手段により前記利用者側鍵情報を受信し、前記施錠とともに前記利用者側共通鍵を保存する利用者側保存手段と、解錠用の利用者側認証情報の生成並びに登録及び生成された前記利用者側認証情報を前記利用者側共通鍵によって暗号化及び復号化を行う利用者側暗号化・復号化手段と、前記暗号化された利用者側認証情報を、前記近距離無線通信を介して前記利用者通信端末に送信する利用者側認証情報送信手段と、を有し、
    前記配送業者側錠手段は、前記配送業者側鍵情報受信手段により前記配送業者側鍵情報を受信し、前記施錠とともに前記配送業者側共通鍵を保存する配送業者側保存手段と、解錠用の配送業者側認証情報の生成並びに登録及び生成された前記配送業者側認証情報を前記配送業者側共通鍵によって暗号化及び復号化を行う配送業者側暗号化・復号化手段と、前記暗号化された配送業者側認証情報を、前記近距離無線通信を介して前記配送業者通信端末に送信する配送業者側認証情報送信手段と、を有し、
    前記利用者側暗号化・復号化手段は、前記解錠時に、前記利用者通信端末から前記利用者側鍵情報受信手段で前記利用者側認証情報を受信すると、前記利用者側保存手段から読み出した前記利用者側共通鍵によって前記暗号化された利用者側認証情報を復号化し、前記登録されている利用者側認証情報と照合し、前記照合によって一致した場合にのみ前記制御信号によって解錠し、
    前記配送業者側暗号化・復号化手段は、前記解錠時に、前記配送業者通信端末から前記配送業者側鍵情報受信手段で前記配送業者側認証情報を受信すると、前記配送業者側保存手段から読み出した前記配送業者側共通鍵によって前記暗号化された配送業者側認証情報を復号化し、前記登録されている配送業者側認証情報と照合し、前記照合によって一致した場合にのみ前記制御信号によって解錠することを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の預かり荷物配送システム。
  11. 前記収容手段は、前記利用者通信端末で読み取り可能な二次元コードを有する複数の利用者側錠手段を備え、
    前記受信手段は、前記二次元コードを読み取った前記利用者通信端末から、前記通信網を介して、前記読み取られた二次元コードを有する利用者側錠手段の錠特定情報とともに、前記配送先情報を受信すると、前記送信手段は、前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記読み取られた二次元コードを有する利用者側錠手段の鍵情報を送信することを特徴とする請求項6から請求項10までのいずれか1項に記載の預かり荷物配送システム。
  12. 前記収容手段は、複数の錠手段を備え、
    前記複数の錠手段を特定する錠情報を記憶する記憶手段と、
    前記受信手段が、前記配送先情報を受信すると、前記記憶手段から利用可能な錠手段の錠情報を読み出して特定の錠手段を指定する指定手段と、
    を有し、
    前記指定された錠手段は、前記鍵情報を受信した前記利用者通信端末から、前記荷物の預け場所で前記近距離無線通信を介して発信された前記制御信号により、可聴情報若しくは可視情報又は可聴情報及び可視情報によって表示される表示手段を有することを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の預かり荷物配送システム。
  13. 前記収容手段は、電力を供給する電源手段に接続され、前記駆動手段に必要な電力をワイヤレスで給電する給電手段を有し、前記錠手段は、前記給電された電力を受電する受電手段を有していることを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の預かり荷物配送システム。
  14. 前記収容手段は、電力を供給する電源手段に接続され、前記駆動手段と位置情報取得手段と位置情報発信手段に必要な電力をワイヤレスで給電する給電手段を有し、前記配送業者側錠手段は、前記給電された電力を受電する受電手段を有していることを特徴とする請求項6から請求項13までのいずれか1項に記載の預かり荷物配送システム。
  15. 利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送方法であって、
    通信網を介して、前記利用者通信端末から、少なくとも利用者特定情報と前記荷物を留置可能に係止して収容し、前記留置された荷物を所定の錠で錠止する所定の預け場所情報と配送先情報とを含む配送先情報を受け付けるステップと、
    前記受け付けた配送先情報から、前記所定の錠の施解錠を許容し、前記所定の錠の錠機構を駆動する制御信号を含む鍵情報を生成するステップと、
    前記通信網を介して、前記生成された鍵情報を前記利用者通信端末に送信するステップと、
    前記鍵情報を受信した前記利用者通信端末が、近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により前記所定の錠の錠機構を駆動し、前記荷物を施錠するとともに、前記通信網を介して、前記荷物を前記預け場所に係止したことを通知する荷物預け情報を受信するステップと、
    前記通信網を介して、配送業者通信端末に、前記係止された荷物の引き取りを指示する引き取り指示情報とともに、前記鍵情報を送信するステップと、
    前記鍵情報を受信した前記配送業者通信端末が、近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記錠機構を駆動し、前記所定の錠を解錠するとともに、前記通信網を介して、前記預け場所から前記荷物を引き取ったことを通知する引き取り情報を受信するステップと、
    前記通信網を介して、前記配送業者通信端末から、前記配送先に前記荷物を配送したことを通知する配送完了情報を受信するステップと、
    前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記配送の完了を通知する完了通知情報を送信するステップと、
    前記利用者通信端末が、前記通信網を介して、前記配送先で前記荷物を受け取った通知を受信するステップと、
    を有することを特徴とする預かり荷物配送方法。
  16. 利用者の荷物を利用者通信端末によって指定された預け場所から指定された配送先に配送する預かり荷物配送方法であって、
    通信網を介して、前記利用者通信端末から、少なくとも、利用者特定情報と、前記荷物を留置可能に係止して収容し、前記留置された荷物を利用者側錠で錠止し、前記利用者側錠で錠止されている荷物を前記利用者側錠に結合された配送業者側錠で係止可能な所定の預け場所情報と、前記所定の預け場所と同一の構成を有する配送先情報と、を含む配送先情報を受け付けるステップと、
    前記受け付けた配送先情報から、前記利用者側錠と配送業者側錠の施解錠を個別に許容し、前記利用者側錠と配送業者側錠が個別に有する錠機構を各々駆動する制御信号を含む利用者側鍵情報と配送業者側鍵情報とを生成するステップと、
    前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記生成された利用者側鍵情報を送信するステップと、
    前記利用者側鍵情報を受信した前記利用者通信端末が、近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により前記利用者側錠の錠機構を駆動し、前記利用者側錠により前記荷物を施錠するとともに、前記通信網を介して、前記荷物を錠止し、前記配送業者側錠で係止されている前記預け場所に預けたことを通知する荷物預け情報を受信するステップと、
    前記通信網を介して、配送業者通信端末に、前記係止された荷物の引き取りを指示する引き取り指示情報とともに、前記配送業者側鍵情報を送信するステップと、
    前記配送業者側鍵情報を受信した前記配送業者通信端末から、近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記配送業者側錠の錠機構を駆動し、前記配送業者側錠を解錠するとともに、前記通信網を介して、前記配送業者側錠とともに前記利用者側錠に錠止されている前記荷物を前記預け場所から引き取ったことを通知する引き取り情報を受信するステップと、
    前記通信網を介して、前記配送業者通信端末から、前記配送先に前記荷物を配送し、前記近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記配送業者側錠の錠機構を駆動し、前記配送先に施錠して係止したことを通知する配送完了情報を受信するステップと、
    前記通信網を介して、前記利用者通信端末に、前記配送の完了を通知する完了通知情報を送信するステップと、
    前記利用者通信端末が、前記近距離無線通信を介して発信した前記制御信号により、前記錠機構を駆動し、前記利用者側錠を解錠するとともに、前記通信網を介して、前記配送先で前記荷物を受け取った通知を受信するステップと、
    を有することを特徴とする預かり荷物配送方法。
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